JPH065177U - 放電管 - Google Patents

放電管

Info

Publication number
JPH065177U
JPH065177U JP1508492U JP1508492U JPH065177U JP H065177 U JPH065177 U JP H065177U JP 1508492 U JP1508492 U JP 1508492U JP 1508492 U JP1508492 U JP 1508492U JP H065177 U JPH065177 U JP H065177U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating tube
tube
electrodes
discharge
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1508492U
Other languages
English (en)
Inventor
誠一 若林
孝 平野
雪夫 曽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1508492U priority Critical patent/JPH065177U/ja
Priority to CA 2064942 priority patent/CA2064942C/en
Priority to DE1992607798 priority patent/DE69207798T2/de
Priority to EP19920105798 priority patent/EP0507330B1/en
Publication of JPH065177U publication Critical patent/JPH065177U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】端子板と絶縁管との封着部の密着性を高め、ガ
ス漏れ等のない信頼性の高い放電管を提供する。 【構成】加圧した不活性ガスが封入された絶縁管2内
に、金属薄板からなる一対の電極4.4′を対向して配
設し、上記絶縁管の両端部に封着される端子板5,5′
で、上記電極のフランジ部4a,4a′を挟持してなる
放電管1において、上記絶縁管の両端部に、上記電極の
フランジ部が配設される切欠き部9,9′を形成し、上
記端子板を平板状に形成する構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は放電管に係り、特にガス漏れ等のない信頼性の高い放電管に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、不活性ガスを封入した絶縁管内に一対の電極を対向して配設し、電極 間に電圧を印加して放電間隙において放電が生ずるようにした放電管は、様々な 分野で広く用いられており、特に、電極を所謂平等電界形成電極形状として、そ の放電を安定させるようにしたものが知られている。
【0003】 図2はこのような従来の放電管1を示したもので(実開平3−22388号参 照)、アルミナセラミックス等で形成された中空円筒状の絶縁管2の両端開口部 3,3には、平等電界形成電極形状であるロゴウスキー電極形状に孔明きの金属 薄板を成形してなる一対の電極4,4が対向して配設されており、この各電極4 の基端フランジ部4aが上記各開口部3の周縁部3aと係合するようになってい る。また、上記絶縁管2の両端開口部3,3を外側から覆うように中ぐりされた 蓋状の端子板5,5が設けられており、この各端子板5が上記絶縁管2の開口周 縁部3aとの間に上記電極4の基端フランジ部4aを挟み込むようになっている 。そして、上記端子板5の端面5aが上記絶縁管2の各端面に形成されたメタラ イズ面6にろう付け等で封着されることで、絶縁管2内に一対の電極4,4が封 止されるようになっている。
【0004】 また、上記端子板5の一方には、絶縁管2内にアルゴン等の不活性ガスを封入 するための封入パイプ7が設けられており、この封入パイプ7は、ガス封入後に 所定の封止材で封止されるようになっている。
【0005】 斯かる放電管1においては、端子板5,5間に所定の電圧が印加されることで 、対向する電極4,4の先端間である放電間隙Gにおいて平等電界が形成される ようになり、斯かる放電間隙Gにおいて安定した放電が生ずるようになっている 。
【0006】 ここで、上記電極4を孔明きの金属薄板で成形しているのは、斯かる孔8によ り微視的には電極4の表面に多数の凹凸部を形成した状態にして、電極4の表面 を不平等電界に近似した状態にし、上記したように電極4を平等電界形成電極形 状とすることにより、放電が安定する反面放電がしにくくなる点を改善するよう にするためである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の放電管1においては、上記したように中ぐりされた蓋状の 端子板5を用いているので、斯かる端子板5を形成する上で、端面5a部分の平 面度を高精度に管理することが難しく、斯かる端子板5の端面5aを絶縁管2の 端面に形成されたメタライズ面6に封着するようにしているので、上記端面5a とメタライズ面6との密着性が十分でない場合があり、このよう場合に放電管1 内に高圧の不活性ガスを封入すると、上記端子板5と絶縁管2との封着部分から ガス漏れが生じ、所望の放電特性が得られなくなるという不都合がある。
【0008】 本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、端子板と絶縁管との封着部の密 着性を高め、ガス漏れ等のない信頼性の高い放電管を提供することを目的とする 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案に係る放電管は、不活性ガスが封入された絶縁 管内に、金属薄板からなる一対の電極を対向して配設し、上記絶縁管の両端部に 封着される端子板で、上記電極のフランジ部を挟持してなる放電管において、上 記絶縁管の両端部に、上記電極のフランジ部が配設される切欠き部を形成し、上 記端子板を平板状に形成したことをその特徴とするものである。
【0010】
【作用】
本考案によれば、絶縁管の両端部に、電極のフランジ部が配設される切欠き部 を形成すると共に、端子板を平板状に形成しているので、従来の端子板と比して 、端子板の平面度を高精度に管理することができ、斯かる端子板が電極のフラン ジ部を挟持して絶縁管に封着されることで、端子板と絶縁管との封着を確実に行 うことができるものである。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1を参照して説明する。 図1は本考案に係る放電管1の一実施例を示したもので、アルミナセラミック ス等で形成された中空円筒状の絶縁管2には、一端部が開放して大径の開口部3 が形成されると共に、他端部が絞り込まれて小径の開口部3′が形成されるよう になっており、上記各開口部3,3′には、各開口部の径に合わせて一対の電極 4,4′が対向して配設されるようになっている。ここで、上記各電極4,4′ は、平等電界形成電極形状であるロゴウスキー電極形状となっており、放電特性 の良好な材質である孔明きの所定の金属薄板をプレス成形することで、形成され るようになっている。
【0012】 また、上記各開口部3,3′の周縁部には、それぞれ、切欠き部9,9′が形 成されており、この切欠き部9,9′の端面部9a,9a′に、上記開口部3, 3′内に配設される上記各電極4,4′の基端フランジ部4a,4a′が係合さ れるようになっている。また、上記切欠き部9,9′の外周側の絶縁管端面には 、それぞれ、メタライズ面6,6′が形成されている。
【0013】 また、上記電極4,4′が配設された絶縁管2の各開口部3,3′を外側から 覆うように、絶縁管2の両端面には、平板状の端子板5,5′が配設されており 、この各端子板5,5′の平板状の端子面が上記切欠き部の端面部9a,9a′ との間に上記電極の基端フランジ部4a,4a′を挟み込むようになっている。 そして、上記各端子板5,5′の周縁平板部5b,5b′が絶縁管2の両端面の メタライズ面6,6′に密着されてろう付け等で封着されることで、絶縁管2内 に電極4,4が封止されるようになっている。
【0014】 ここで、上記端子板5には、上記絶縁管2と熱膨張係数が近い材料が好ましく 、本実施例では、42%Ni−Fe合金である42アロイが用いられている。
【0015】 また、上記一方の端子板5の中央部には、ガス置換孔10が形成されており、 このガス置換孔10は、上記絶縁管2内にアルゴン等の不活性ガスを導入後に溶 封されるようになっている。
【0016】 斯かる放電管1においては、端子板5,5′間に所定の電圧が印加されること で、対向する電極4,4′の先端間である放電間隙Gにおいて平等電界が形成さ れるようになり、斯かる放電間隙Gにおいて安定した放電が生ずるようになって いる。
【0017】 従って、本実施例においては、絶縁管2の両端部に、電極の基端フランジ部4 a,4a′が係合される切欠き部9,9′を形成すると共に、絶縁管2の両端部 に封着される端子板5,5′を平板状に形成して、電極の基端フランジ部4a, 4a′を挟持した状態で端子板5,5′を絶縁管2のメタライズ面6,6′に封 着するようにしているので、従来の端子板と比して、上記メタライズ面6に密着 される端子板5,5′の端子面の平面度を高精度に管理することができ、斯かる 端子板5のメタライズ面6への密着性が十分に高まることで、端子板5を絶縁管 2に確実に封着することができ、ガス漏れ等のない所望の放電特性を有する信頼 性の高い放電管を得ることができる。
【0018】 また、上記絶縁管2の切欠き部9に電極の基端フランジ部4aを係合させて、 斯かるフランジ部4aを端子板5で挟持することで、放電管1の電極部を電極4 と端子板5との2部品構造とすることができ、平等電界形成電極形状のように、 電極と端子板とが一体のものでは成形が不可能な形状に電極4を形成したり、電 極4と端子板5との材質を変えることで、絶縁管2の熱膨張率等を考慮したより 封着性に優れた放電管を設計することができ、より放電特性に優れた信頼性の高 い放電管を得ることができる。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係る放電管は、絶縁管の両端部に、電極のフランジ 部が配設される切欠き部を形成すると共に、端子板を平板状に形成しているので 、従来の端子板と比して、端子板の平面度を高精度に管理することができ、斯か る端子板が電極のフランジ部を挟持して絶縁管に封着されることで、端子板と絶 縁管との封着を確実に行うことができ、ガス漏れ等のない所望の放電特性を有す る信頼性の高い放電管を得ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る放電管の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】従来の放電管を示す断面図である。
【符号の説明】
1 放電管 2 絶縁管 3 開口部 4 電極 5 端子板 6 メタライズ面 9 切欠き部 G 放電間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性ガスが封入された絶縁管内に、金
    属薄板からなる一対の電極を対向して配設し、上記絶縁
    管の両端部に封着される端子板で、上記電極のフランジ
    部を挟持してなる放電管において、 上記絶縁管の両端部に、上記電極のフランジ部が配設さ
    れる切欠き部を形成し、上記端子板を平板状に形成した
    ことを特徴とする放電管。
JP1508492U 1991-04-05 1992-03-23 放電管 Withdrawn JPH065177U (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1508492U JPH065177U (ja) 1992-03-23 1992-03-23 放電管
CA 2064942 CA2064942C (en) 1991-04-05 1992-04-02 Gas filled discharge tube having a gas filling bore formed and closed by a laser beam
DE1992607798 DE69207798T2 (de) 1991-04-05 1992-04-03 Gasgefüllte Entladungsröhre
EP19920105798 EP0507330B1 (en) 1991-04-05 1992-04-03 A gas-filled discharge tube

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1508492U JPH065177U (ja) 1992-03-23 1992-03-23 放電管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH065177U true JPH065177U (ja) 1994-01-21

Family

ID=11878984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1508492U Withdrawn JPH065177U (ja) 1991-04-05 1992-03-23 放電管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH065177U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960701483A (ko) 모놀리식의 프리스트레스된 세라믹소자 및 그 제조방법(monolithic prestressed ceramic devices and method for making same)
JP4352098B1 (ja) 放電素子及びその製造方法
JP2717076B2 (ja) 表面実装超小型電流ヒューズ
JPH0661708A (ja) マイクロ波用非可逆回路素子
JPH065177U (ja) 放電管
US7137412B2 (en) Relay
JPS62232839A (ja) 平形画像再生装置の制御電極
JPH0654288U (ja) 放電管
JP3134905B2 (ja) サージアブソーバ
JP3724633B2 (ja) セラミックレゾネータ
JPH057835B2 (ja)
KR950015705A (ko) 박막 정전기 웨이퍼 척
JP3660613B2 (ja) チップ型サージ吸収素子の製造方法
JP3107194B2 (ja) 平面型蛍光灯
JPH0253313A (ja) 振動子
JPH0275184A (ja) 絶縁性薄板によるサージ吸収素子
JPH06164211A (ja) 非可逆回路素子
JP3952267B2 (ja) 非可逆回路素子
JPH0946104A (ja) 非可逆回路素子
JPH0445233Y2 (ja)
JP3507618B2 (ja) 絶縁性容器の開口封鎖用の金属封塞体の両面に金属体を取りつける方法および間隙素子
JPS62262384A (ja) 避雷器
JPH0324291U (ja)
JPS5836999Y2 (ja) 同軸真空端子付きピラニ真空ゲ−ジ
JPH02263402A (ja) ガラス封入サーミスタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950713