JP3507618B2 - 絶縁性容器の開口封鎖用の金属封塞体の両面に金属体を取りつける方法および間隙素子 - Google Patents

絶縁性容器の開口封鎖用の金属封塞体の両面に金属体を取りつける方法および間隙素子

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JP3507618B2 JP10508896A JP10508896A JP3507618B2 JP 3507618 B2 JP3507618 B2 JP 3507618B2 JP 10508896 A JP10508896 A JP 10508896A JP 10508896 A JP10508896 A JP 10508896A JP 3507618 B2 JP3507618 B2 JP 3507618B2
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信人 辻川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁性容器の開口
端を封塞する金属封塞体の両面相対位置に取り付けられ
る金属体の取付け方法に関し、特に金属封塞体の肉厚が
1.5mm以下の薄いものの両面相対位置に金属体を溶
接して取り付ける方法およびかかる方法の活用によって
製作される間隙素子に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁性容器の両端開口を封塞する金属封
塞体に金属体、例えば金属電極を取り付けてなるものは
多々あり、特開平4−349386号公報に記載された
内燃機関用点火装置用の定電圧放電管もその一つであ
る。このものは、図5に示すように絶縁性の容器20の
両端開口を金属封塞体21、22で封塞し、この金属封
塞体に第1と第2の主電極23、24を溶接して取り付
けている。この放電管を使用するには、図6に示すよう
に金属封塞体21、22の外面に外部リード端子24を
溶接してそのリード端子を介して電極23に電気エネル
ギーを供給するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる放電管の金属封
塞体は、使用面から考えれば、小型、計量化及びコスト
面より金属封塞体は厚みが薄ければ薄い方が有利である
ことは言うまでもない。しかし、金属封塞体の厚みが薄
いものでは、電極23の溶接点とリード端子24の溶接
点とが相対した位置にある場合には、金属封塞体21の
溶接点の部分が極端に薄くなったり弱くなったりして、
その溶接部分よりリークしたり、振動・衝撃等によって
溶接部分が損傷したりする危険性を有している。
【0004】 したがって、本発明は絶縁性容器の開口
を封鎖する金属封塞体の肉厚が1.5mm以下で薄くて
も、金属封塞体の両面相対位置に金属体をを溶接した場
合に溶接部分からリークしたり、溶接部分が損傷したり
する危険性の無い取り付け方法を提供するものである。
又、かかる方法を活用した間隙素子を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、1.5mm以下の肉厚の薄い金属封塞体
の片面に少なくとも2つの突起を設け、その突起に接触
する面を有した第1の金属体を溶接し、金属封塞体の他
面に第2の金属体を前記突起と異なる位置に溶接してな
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、絶縁性容器の開口端を封塞し、厚さが1.5mm以
下の金属封塞体の両面相対位置に金属体を取りつける方
法であって、前記金属封塞体の片面に設けられる少なく
とも2つの突起に接触する面を有した第1の金属体を前
記突起に接触させて溶接し、前記金属封塞体の他面で前
記突起の相対位置と異なる位置に第2の金属体を溶接し
て取りつけてなる絶縁性容器の開口封鎖用の金属封塞体
の両面に金属体を取りつける方法である。金属封塞体の
両面相対位置に溶接して取り付けられる金属体の夫々の
金属封塞体との溶接点をずらせたので、金属封塞体の金
属体との溶接部分が弱くなることはない。
【0007】 本発明の請求項2に記載の発明は、両端
に開口を有した絶縁性容器と、前記両端の開口を封鎖し
厚みが1.5mm以下の第1と第2の金属封塞体と、前
記第1と第2の金属封塞体の前記絶縁性容器内方側の片
面に設けられる少なくとも2つの突起と、前記突起に接
触する面を有し前記突起に溶接により取りつけられる第
1と第2の金属電極と、前記第1と第2の金属封塞体の
他面に対して前記第1と第2の金属電極と相対位置に
りつけられるリード端子と、前記絶縁性容器内に封入さ
れる希ガスとからなる間隙素子であって、前記第1と第
2の金属封塞体の他面に溶接されるリード端子は、前記
第1と第2の金属封塞体の片面に設けられた前記突起の
相対位置と異なる位置に溶接されてなる間隙素子であ
る。
【0008】 金属封塞体の厚みが1.5mm以下の薄
いものでも、電極とリード端子の溶接点を相対位置より
異ならせたので、リークの危険性が全くないし、溶接部
分が損傷したりする恐れがない間隙素子を提供すること
ができる。
【0009】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。 (実施の形態1)図1は、本発明の第1の実施の形態を
示す金属封塞体の両面に金属体を溶接した状態の断面図
であり、1は図示しない絶縁性容器の開口を封塞する金
属封塞体、2、3は絶縁性容器の内方側に面した金属封
塞体1の片面に設けられる突起であり、金属封塞体1の
片面における突起2、3の相対位置は図2の平面図に示
される通りである。4は金属封塞体1の突起2、3に溶
接して取り付けられる第1の金属体、5は金属封塞体1
の他面に溶接して取り付けられる第2の金属体である。
金属封塞体1は、突起2、3とともに一体成形しても良
いし、突起2、3だけを予め金属封塞体1に溶接して取
り付けておいてもよい。
【0010】 それぞれの金属体の溶接は、まず第1の
金属体4を図1に示すようにその溶接面を金属封塞体1
の突起2、3に接触させて溶接すれば、金属体4は突起
2、3を除く金属封塞体1の面と溶接されることなく、
強固に突起2、3とだけで固着される。次いで、金属封
塞体1の他面で且つ金属体4の相対位置で、突起2、3
の各相対位置と異なる位置に例えばリード端子である金
属体5を溶接して金属体5が金属封塞体1に固着され
る。
【0011】 以上のようにして、金属封塞体1の両面
相対位置に第1と第2の金属体4、5が溶接して固着さ
れるが、金属体4は突起2、3と溶接しており、金属封
塞体1の面には直接溶接の影響を及ぼすことなく、又金
属封塞体1の他面への金属体5の溶接は図2に示すよう
に突起2、3の各相対位置と異なる位置に行うので、
金属封塞体1に対する溶接の影響を最低限度に抑えるこ
とができる。
【0012】(実施の形態2)図3は、本発明の他の実
施の形態を示す金属封要塞体の断面図であり、プレスに
よって金属封塞体に突起7、8を一体形成したものであ
り、金属封塞体6の両面における金属体の溶接は前実施
の形態と同様に行われる。
【0013】(実施の形態3)図4は、上記実施形態に
基づく金属封塞体への金属体の取り付け方法を駆使して
なる間隙素子の断面図を示す。
【0014】間隙素子は、周知のように内燃機関の点火
装置用定電圧放電管、メタルハライドランプの起動用、
避雷器用等にとその用途に応じてその仕様が決められ使
用されている。
【0015】図において、9は例えばセラミック材料で
作られる絶縁性容器、10は第1の金属封塞体、11は
第2の金属封塞体、12、13、14及び15は第1と
第2の金属封塞体10、11にそれぞれ設けられた突
起、16は第1の金属電極、17は第2の金属電極、1
8、19は第1と第2の金属封塞体10、11に取り付
けられる外部リード端子であり、又絶縁性容器9の内部
には用途に応じた希ガスが封入される。
【0016】以上の構成の間隙素子は、第1と第2の金
属封塞体10、11に取り付けられる第1と第2の金属
電極16、17、外部リード端子18、19が、前記し
たようにして溶接され、前記した取り付け方法の使用に
よって肉厚の薄い金属封塞体の使用によるリークの危険
性や溶接部分の損傷のない間隙素子にすることができ
る。
【0017】以上説明した実施形態は、金属封塞体に設
けられる突起が2個のものであるが、突起を3個にすれ
ば金属体の突起に対する溶接強度は増すし、2個の突起
よりも安定性は良く、金属体を水平に保持する点からも
有効であり、突起の数は多いほど好ましい。しかし、余
り突起の数を増やすことは、金属封塞体の成形作業上、
コスト面からも好ましくないので、溶接される金属体の
面の大きさに応じて増やすことが必要である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
1.5mm以下の薄い金属封塞体の両面相対位置に金属
体を取り付けるのに、金属封塞体の片面に設けた少なく
とも2つの突起に金属体を溶接して取り付け、金属封塞
体の他面への別の金属体の取り付けは、突起の位置の相
対位置と異なる位置に溶接するため、金属封塞体への溶
接部分が極端に薄くなることはないので、溶接部分を介
してリークする危険性がないし、また溶接部分における
金属封塞体の強度が低下することがない。またかかる
法を間隙素子に用いることによって、電極と外部リード
端子の溶接部分を介して全くリークの危険性がないし、
また金属封要塞体も肉厚の薄いものを使用できるので、
小型、軽量化した間隙素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による金属封塞体の両面
に金属体を溶接した状態を示す断面図
【図2】本発明の図1にかかる溶接の状態図を上方から
見た平面図
【図3】本発明の実施の形態2による金属封塞体の断面
【図4】本発明の間隙素子の実施の形態を示す断面図
【図5】従来の特開平4−349386号公報による定
電圧放電管の後生を示す断面図
【図6】従来の金属封塞体への電極とリード端子の溶接
状態を示す断面図
【符号の説明】
1 金属封塞体 2,3 突起 4 第1の金属体 5 第2の金属体 6 金属封塞体 7,8 突起 9 絶縁性容器 10 第1の金属封塞体 11 第2の金属封塞体 12,13 14,15 突起 16 第1の金属電極 17 第2の金属電極 18,19 外部リード端子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性容器の開口端を封塞し、厚さが1.
    5mm以下の金属封塞体の両面相対位置に金属体を取り
    つける方法であって、前記金属封塞体の片面に設けられ
    る少なくとも2つの突起に接触する面を有した第1の金
    属体を前記突起に接触させて溶接し、前記金属封塞体の
    他面で前記突起の相対位置と異なる位置に第2の金属体
    を溶接して取りつけてなる絶縁性容器の開口封鎖用の金
    属封塞体の両面相対位置に金属体を取りつける方法。
  2. 【請求項2】両端に開口を有した絶縁性容器と、前記両
    端の開口を封鎖し厚みが1.5mm以下の第1と第2の
    金属封塞体と、前記第1と第2の金属封塞体の前記絶縁
    性容器内方に向かう側の片面に設けられる少なくとも2
    つの突起と、前記突起に接触する面を有し前記突起に溶
    接により取りつけられる第1と第2の金属電極と、前記
    第1と第2の金属封塞体の他面に対して前記第1と第2
    の金属電極と相対位置に取りつけられるリード端子と、
    前記絶縁性容器内に封入される希ガスとからなる間隙素
    子であって、前記第1と第2の金属封塞体の他面に溶接
    されるリード端子は、前記第1と第2の金属封塞体の片
    面に設けられた前記突起の相対位置と異なる位置に溶接
    されてなる間隙素子。
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