JPH09293580A - 絶縁性容器の開口封鎖用の金属封塞体の両面に金属体を取りつける方法および間隙素子 - Google Patents

絶縁性容器の開口封鎖用の金属封塞体の両面に金属体を取りつける方法および間隙素子

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JPH09293580A
JPH09293580A JP10508896A JP10508896A JPH09293580A JP H09293580 A JPH09293580 A JP H09293580A JP 10508896 A JP10508896 A JP 10508896A JP 10508896 A JP10508896 A JP 10508896A JP H09293580 A JPH09293580 A JP H09293580A
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metal
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Nobuhito Tsujikawa
信人 辻川
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West Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、絶縁性容器の開口を封鎖する肉厚
が1.5mm以下の金属材料よりなる金属封塞体の両面
に金属体を溶接するに際し、溶接部分を介してリークし
たり溶接部分の強度が低下して溶接部分が脆くならない
ように金属体を溶接して取り付ける方法、及び金属封塞
体の電極と外部リード端子の溶接部分を介してリークの
危険性が全く無い間隙素子を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 本発明は、金属封塞体の片面に少なくと
も2つの突起を設け、その突起に溶接面を接触させて金
属体を溶接し、金属封塞体の他面にリード端子を溶接す
る際には、上記2つの突起の位置と異なる対向位置に金
属体を溶接してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁性容器の開口
端を封塞する金属封塞体の両面に取り付けられる金属体
の取付け方法に関し、特に金属封塞体の肉厚が1.5m
m以下の薄いものの両面に金属体を溶接して取り付ける
方法および係る方法の活用によって製作される間隙素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁性容器の両端開口を封塞する金属封
塞体に金属体、例えば金属電極を取り付けてなるものは
多々あり、特開平4−349386号公報に記載された
内燃機関用点火装置用の定電圧放電管もその一つであ
る。このものは、図5に示すように絶縁性の容器20の
両端開口を金属封塞体21、22で封塞し、この金属封
塞体に第1と第2の主電極23、24を溶接して取り付
けている。この放電管を使用するには、図6に示すよう
に金属封塞体21、22の外面に外部リード端子24を
溶接してそのリード端子を介して電極23に電気エネル
ギーを供給するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】係る放電管の金属封塞
体は、使用面から考えれば、小型、計量化及びコスト面
より金属封塞体は厚みが薄ければ薄い方が有利であるこ
とは言うまでもない。しかし、金属封塞体の厚みが薄い
ものでは、電極23の溶接点とリード端子24の溶接点
とが相対した位置にある場合には、金属封塞体21の溶
接点の部分が極端に薄くなったり弱くなったりして、そ
の溶接部分よりリークしたり、振動・衝撃等によって溶
接部分が損傷したりする危険性を有している。
【0004】したがって、本発明は絶縁性容器の開口を
封鎖する金属封塞体の肉厚が1.5mm以下で薄くて
も、金属封塞体の両面に金属体をを溶接した場合に溶接
部分からリークしたり、溶接部分が損傷したりする危険
性の無い取り付け方法を提供するものである。又、係る
方法を活用した間隙素子を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、1.5mm以下の肉厚の薄い金属封塞体
の片面に少なくとも2つの突起を設け、その突起に接触
する面を有した第1の金属体を溶接し、金属封塞体の他
面に第2の金属体を前記突起と異なる位置に溶接してな
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、絶縁性容器の開口端を封塞し、厚さが1.5mm以
下の金属封塞体の両面に金属体を取りつける方法であっ
て、前記金属封塞体の片面に設けられる少なくとも2つ
の突起に接触する面を有した第1の金属体を前記突起に
接触させて溶接し、前記金属封塞体の他面で前記突起の
位置と異なる位置に第2の金属体を溶接して取りつけて
なる絶縁性容器の開口封鎖用の金属封塞体の両面に金属
体を取りつける方法である。金属封塞体の両面に溶接し
て取り付けられる金属体の夫々の金属封塞体との溶接点
をずらせたので、金属封塞体の金属体との溶接部分が弱
くなることはない。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、両端に
開口を有した絶縁性容器と、前記両端の開口を封鎖し厚
みが1.5mm以下の第1と第2の金属封塞体と、前記
第1と第2の金属封塞体の前記絶縁性容器内方側の片面
に設けられる少なくとも2つの突起と、前記突起に接触
する面を有し前記突起に溶接により取りつけられる第1
と第2の金属電極と、前記第1と第2の金属封塞体の他
面に取りつけられるリード端子と、前記絶縁性容器内に
封入される希ガスとからなる間隙素子であって、前記第
1と第2の金属封塞体の他面に溶接されるリード端子
は、前記第1と第2の金属封塞体の片面に設けられた前
記突起の位置と異なる位置に溶接されてなる間隙素子で
ある。
【0008】金属封塞体の厚みが1.5mm以下の薄い
ものでも、電極とリード端子の溶接点を異ならせたの
で、リークの危険性が全くないし、溶接部分が損傷した
りする恐れがない間隙素子を提供することができる。
【0009】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。 (実施の形態1)図1は、本発明の第1の実施の形態を
示す金属封塞体の両面に金属体を溶接した状態の断面図
であり、1は図示しない絶縁性容器の開口を封塞する金
属封塞体、2、3は絶縁性容器の内方側に面した金属封
塞体1の片面に設けられる突起であり、金属封塞体1の
片面における突起2、3の相対位置は図2の平面図に示
される通りである。4は金属封塞体1の突起2、3に溶
接して取り付けられる第1の金属体、5は金属封塞体1
の他面に溶接して取り付けられる第2の金属体である。
金属封塞体1は、突起2、3とともに一体成形しても良
いし、突起2、3だけを予め金属封塞体1に溶接して取
り付けておいてもよい。
【0010】それぞれの金属体の溶接は、まず第1の金
属体4を図1に示すようにその溶接面を金属封塞体1の
突起2、3に接触させて溶接すれば、金属体4は突起
2、3を除く金属封塞体1の面と溶接されることなく、
強固に突起2、3とだけで固着される。次いで、金属封
塞体1の他面で且つ金属体4の対向位置で、突起2、3
と異なる位置に例えばリード端子である金属体5を溶接
して金属体5が金属封塞体1に固着される。
【0011】以上のようにして、金属封塞体1の両面に
第1と第2の金属体4、5が溶接して固着されるが、金
属体4は突起2、3と溶接しており、金属封塞体1の面
には直接溶接の影響を及ぼすことなく、又金属封塞体1
の他面への金属体5の溶接は図2に示すように突起2、
3と異なる位置にで行うので、金属封塞体1に対する溶
接の影響を最低限度に抑えることができる。
【0012】(実施の形態2)図3は、本発明の他の実
施の形態を示す金属封要塞体の断面図であり、プレスに
よって金属封塞体に突起7、8を一体形成したものであ
り、金属封塞体6の両面における金属体の溶接は前実施
の形態と同様に行われる。
【0013】(実施の形態3)図4は、上記実施形態に
基づく金属封塞体への金属体の取り付け方法を駆使して
なる間隙素子の断面図を示す。
【0014】間隙素子は、周知のように内燃機関の点火
装置用定電圧放電管、メタルハライドランプの起動用、
避雷器用等にとその用途に応じてその仕様が決められ使
用されている。
【0015】図において、9は例えばセラミック材料で
作られる絶縁性容器、10は第1の金属封塞体、11は
第2の金属封塞体、12、13、14及び15は第1と
第2の金属封塞体10、11にそれぞれ設けられた突
起、16は第1の金属電極、17は第2の金属電極、1
8、19は第1と第2の金属封塞体10、11に取り付
けられる外部リード端子であり、又絶縁性容器9の内部
には用途に応じた希ガスが封入される。
【0016】以上の構成の間隙素子は、第1と第2の金
属封塞体10、11に取り付けられる第1と第2の金属
電極16、17、外部リード端子18、19が、前記し
たようにして溶接され、前記した取り付け方法の使用に
よって肉厚の薄い金属封塞体の使用によるリークの危険
性や溶接部分の損傷のない間隙素子にすることができ
る。
【0017】以上説明した実施形態は、金属封塞体に設
けられる突起が2個のものであるが、突起を3個にすれ
ば金属体の突起に対する溶接強度は増すし、2個の突起
よりも安定性は良く、金属体を水平に保持する点からも
有効であり、突起の数は多いほど好ましい。しかし、余
り突起の数を増やすことは、金属封塞体の成形作業上、
コスト面からも好ましくないので、溶接される金属体の
面の大きさに応じて増やすことが必要である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
1.5mm以下の薄い金属封塞体の両面に金属体を取り
付けるのに、金属封塞体の片面に設けた少なくとも2つ
の突起に金属体を溶接して取り付け、金属封塞体の他面
への別の金属体の取り付けは、突起の位置と異なる位置
に溶接するため、金属封塞体への溶接部分が極端に薄く
なることはないので、溶接部分を介してリークする危険
性がないし、また溶接部分における金属封塞体の強度が
低下することがない。また係る方法を間隙素子に用いる
ことによって、電極と外部リード端子の溶接部分を介し
て全くリークの危険性がないし、また金属封要塞体も肉
厚の薄いものを使用できるので、小型、軽量化した間隙
素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による金属封塞体の両面
に金属体を溶接した状態を示す断面図
【図2】本発明の図1にかかる溶接の状態図を上方から
見た平面図
【図3】本発明の実施の形態2による金属封塞体の断面
【図4】本発明の間隙素子の実施の形態を示す断面図
【図5】従来の特開平4−349386号公報による定
電圧放電管の後生を示す断面図
【図6】従来の金属封塞体への電極とリード端子の溶接
状態を示す断面図
【符号の説明】
1 金属封塞体 2,3 突起 4 第1の金属体 5 第2の金属体 6 金属封塞体 7,8 突起 9 絶縁性容器 10 第1の金属封塞体 11 第2の金属封塞体 12,13 14,15 突起 16 第1の金属電極 17 第2の金属電極 18,19 外部リード端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性容器の開口端を封塞し、厚さが1.
    5mm以下の金属封塞体の両面に金属体を取りつける方
    法であって、前記金属封塞体の片面に設けられる少なく
    とも2つの突起に接触する面を有した第1の金属体を前
    記突起に接触させて溶接し、前記金属封塞体の他面で前
    記突起と異なる位置に第2の金属体を溶接して取りつけ
    てなる絶縁性容器の開口封鎖用の金属封塞体の両面に金
    属体を取りつける方法。
  2. 【請求項2】両端に開口を有した絶縁性容器と、前記両
    端の開口を封鎖し厚みが1.5mm以下の第1と第2の
    金属封塞体と、前記第1と第2の金属封塞体の前記絶縁
    性容器内方に向かう側の片面に設けられる少なくとも2
    つの突起と、前記突起に接触する面を有し前記突起に溶
    接により取りつけられる第1と第2の金属電極と、前記
    第1と第2の金属封塞体の他面に取りつけられるリード
    端子と、前記絶縁性容器内に封入される希ガスとからな
    る間隙素子であって、前記第1と第2の金属封塞体の他
    面に溶接されるリード端子は、前記第1と第2の金属封
    塞体の片面に設けられた前記突起の位置と異なる位置に
    溶接されてなる間隙素子。
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