JP2865231B2 - 放電管 - Google Patents

放電管

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JP2865231B2
JP2865231B2 JP4107661A JP10766192A JP2865231B2 JP 2865231 B2 JP2865231 B2 JP 2865231B2 JP 4107661 A JP4107661 A JP 4107661A JP 10766192 A JP10766192 A JP 10766192A JP 2865231 B2 JP2865231 B2 JP 2865231B2
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    • H01T4/10Overvoltage arresters using spark gaps having a single gap or a plurality of gaps in parallel
    • H01T4/12Overvoltage arresters using spark gaps having a single gap or a plurality of gaps in parallel hermetically sealed

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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放電管に係り、特に放電
を安定させるのに好適な放電管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、絶縁管内に放電気体を封入
し、絶縁管の両端部に封着した放電電極間に電圧を印加
して放電させるようにした放電管は、様々な分野で広く
用いられている。
【0003】図4はこのような従来の放電管1を示した
もので、アルミナセラミックス等で形成され、両端部が
内方に絞り込まれた中空円筒状の外囲器としての絶縁管
2を有しており、この絶縁管2は、本体部2aと蓋体部
2bとをガラスフリット3等の接着材で接合することに
より形成されるようになっている。また、上記絶縁管2
の両端絞り込み部に形成された開口部4には、平等電界
形成電極形状であるロゴスキ電極、ハリソン電極等の形
状に孔明きの金属薄板をプレス成形してなる一対の電極
5が配設されており、この各電極5の基端フランジ部
5′が上記開口部4の周縁部4′と係合するようになっ
ている。
【0004】また、上記電極5が配設された絶縁管2の
両端開口部4を外側から覆うように導電性の金属板から
なる蓋状の電極基台6が設けられており、この電極基台
6が上記絶縁管2の開口周縁部4′との間に上記電極5
の基端フランジ部5′を挟み込むようになっている。そ
して、上記電極基台6の端面6′が上記絶縁管2の端面
に形成されたメタライズ面7にろう付け等で溶着される
ことで、上記電極基台6により電極5が保持されると共
に、電極5が配設された開口部4が封止されるようにな
っている。
【0005】また、上記電極基台6の一方には、絶縁管
2内に高圧のアルゴン等の放電気体を封入するための封
入パイプ8が設けられており、この封入パイプ8は、放
電気体封入後に封止されるようになっている。
【0006】斯かる放電管1においては、放電電極を構
成する電極基台6間に所定の電圧が印加されることで、
対向する電極5の先端間である放電間隙Gにおいて平等
電界が形成されるようになっており、斯かる放電間隙G
において安定した放電が生ずるようになっている。
【0007】また、上記絶縁管2の両端絞り込み部によ
り、一方から他方の電極5までの絶縁管2の内壁面に沿
った距離が長くなっており、絶縁管2の内面に沿った沿
面放電の発生を防いで、上記放電間隙Gにおいて十分な
放電開始電圧をもって放電が生ずるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の放
電管1においては、放電気体が封入された絶縁管2の内
部空間に電極5全体が突出して配設されているので、放
電管1の近傍に所定電位の導体が位置する場合には、こ
の導体による電界の影響を強く受けて放電開始電圧が大
きく変動することがあり、上記した放電管外部の影響に
より安定した放電が得られなくなるという不都合を有し
ている。
【0009】また、上記電極5が平等電界形成電極形状
であるロゴスキ電極、ハリソン電極等の形状となってい
るので、その表面加工等に精密な加工技術が要求され、
その製造が極めて困難であり、製造コスト等が極めて嵩
んでしまうという不都合を有している。
【0010】さらに、図5は各種の平等電界形成電極の
断面形状を示したもので、図5に示したように、ロゴス
キ電極においては、放電間隙Gにより異なるが、120
゜ロゴスキ電極においては放電間隙Gの約10倍、90
゜ロゴスキ電極においては放電間隙Gの約6.5倍、平
等電界を形成する最もよい電極とされているハリソン電
極においても、放電間隙Gの約5.6倍の大きさの直径
を有する電極が必要となり、放電管1全体の直径寸法が
極めて大きくなってしまい、反対に、限られた直径の電
極においては、その直径の約1/10〜1/5.6の放
電間隙Gしか得られず、所望の放電開始電圧を得るため
には、極めて高圧の放電気体を封入しなければならなく
なっている。また、その曲面形状は極めて精密な加工を
必要とし、僅かな曲率の相違でも平等電界でなくなり、
その付近が高電界となり、その部分で放電し放電が安定
しないという不都合を有している。
【0011】一方、上記放電管1は、本体部2aと蓋体
部2bとをガラスフリット3等の接着材で接合すること
により、上記両端部が絞り込まれた絶縁管2が形成され
るようになっており、また、本体部2a及び蓋体部2b
の電極5が配設された開口部4が、絶縁管2の両端絞り
込み部に溶着される電極基台6で封止されるようになっ
ているので、絶縁管2内に封入される高圧の放電気体の
圧力が封止部である上記電極基台6に作用することで、
上記蓋体部2bにも作用するようになり、斯かる圧力に
対して本体部2aと蓋体部2bとの接着力が十分でない
場合には、接着部が破損してガス漏れ等が生じるおそれ
があり、所望の放電特性が得られなくなるという不都合
を有している。
【0012】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、本発明の第1の目的は、製造の困難な電極形状によ
らずとも安定した放電を得ることができる放電管を提供
することにあり、また、本発明の第2の目的は、ガス漏
れ等のない信頼性の高い放電管を提供することにある
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明に係る放電管は、絶縁
物よりなる筒状の外囲器の内部に保持され、該外囲器の
内周寸法よりも小さい外周寸法で、且つ、上記外囲器の
両端間の寸法よりも小さい両端部間寸法で形成された中
空の閉塞筒体と、上記閉塞筒体の両端部外面に各々形成
された一対の導電面と、上記閉塞筒体の両端部に各々形
成されて該閉塞筒体の内部と外部とを連通させる一対の
開口部と、上記閉塞筒体の外部から該閉塞筒体の両端部
の各開口部に各々挿入されて、該各開口部の内側開口端
又は該内側開口端よりも前記各開口部の外側開口端寄り
箇所に先端が各々配置される一対の電極突起と、上記各
電極突起を各々支持すると共に上記閉塞筒体の各端部外
面に各々取着されて上記各端部の上記開口部を各々封止
する、導電性の一対の電極基台とを備え、上記閉塞筒体
の両端部のうち一方の端部と、上記一対の電極基台のう
ち上記一方の端部に対応する一方の電極基台とは、上記
閉塞筒体のうち上記一方の端部を除く閉塞筒体部分が上
記外囲器の内部に保持された状態で、該閉塞筒体部分に
対して各々着脱可能に構成されており、上記閉塞筒体の
上記一方の端部と上記一方の電極基台とが上記閉塞筒体
部分に対して各々取着され、上記閉塞筒体の各端部の上
記開口部が各々封止された状態で、上記閉塞筒体の内部
に放電気体が封入されることをその特徴とするものであ
る。
【0014】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明に係る放電管は、請求項1記載の
放電管において、上記閉塞筒体の上記一方の端部及び上
記一方の電極基台のうち少なくとも一方と、上記閉塞筒
体部分とに導電面が各々形成されており、上記閉塞筒体
の上記一方の端部及び上記一方の電極基台のうち少なく
とも一方の上記導電面と、上記閉塞筒体部分の上記導電
面とがろう付けにより電気的に接続されることで、上記
閉塞筒体の上記一方の端部及び上記一方の電極基台のう
ち少なくとも一方が上記閉塞筒体部分に対して取着され
ことをその特徴とするものである。さらに、請求項3
記載の本発明に係る放電管は、請求項1又は2記載の放
電管において、上記閉塞筒体の上記一方の端部は端部側
接合部を有しており、上記閉塞筒体部分は、上記閉塞筒
体の上記一方の端部が上記閉塞筒体部分に対して取着さ
れた状態で、上記端部側接合部と接合する閉塞筒体側接
合部を有しており、上記端部側接合部及び上記閉塞筒体
側接合部のうちいずれか一方の接合部は係合凸部を有し
ており、上記端部側接合部及び上記閉塞筒体側接合部の
うちいずれか他方の接合部は、上記係合凸部と係合可能
な係合凹部を有していることをその特徴とするものであ
る。
【0015】またさらに、上記第1の目的を達成するた
めに、請求項4記載の本発明に係る放電管は、請求項1
記載の放電管において、上記閉塞筒体の両端部のうち他
方の端部と、上記一対の電極基台のうち上記他方の端部
に対応する他方の電極基台とは、上記閉塞筒体のうち上
記一方の端部及び上記他方の端部を除く閉塞筒体中間部
分が上記外囲器の内部に保持された状態で、該閉塞筒体
中間部分に対して各々着脱可能に構成されており、上記
閉塞筒体の上記一方の端部と上記一方の電極基台とが上
記閉塞筒体中間部分に対して各々取着されると共に、上
記閉塞筒体の上記他方の端部と上記他方の電極基台とが
上記閉塞筒体中間部分に対して各々取着 され、上記閉塞
筒体の各端部の上記開口部が各々封止された状態で、上
記閉塞筒体の内部に放電気体が封入されることをその特
徴とするものである。また、上記第2の目的を達成する
ために、請求項5記載の本発明に係る放電管は、請求項
4記載の放電管において、上記閉塞筒体の上記一方の端
部及び上記一方の電極基台のうち少なくとも一方と上記
閉塞筒体中間部分とに第1導電面が各々形成されてお
り、上記閉塞筒体の上記一方の端部及び上記一方の電極
基台のうち少なくとも一方の上記第1導電面と、上記閉
塞筒体中間部分の上記第1導電面とがろう付けにより電
気的に接続されることで、上記閉塞筒体の上記一方の端
部及び上記一方の電極基台のうち少なくとも一方が上記
閉塞筒体中間部分に対して取着されると共に、上記閉塞
筒体の上記他方の端部及び上記他方の電極基台のうち少
なくとも一方に第2導電面が形成され、且つ、上記閉塞
筒体中間部分に上記第1導電面に対して絶縁された第2
導電面が形成されており、上記閉塞筒体の上記他方の端
部及び上記他方の電極基台のうち少なくとも一方の上記
第2導電面と、上記閉塞筒体中間部分の上記第2導電面
とがろう付けにより電気的に接続されることで、上記閉
塞筒体の上記他方の端部及び上記他方の電極基台のうち
少なくとも一方が上記閉塞筒体中間部分に対して取着さ
れることをその特徴とするものである。
【0016】さらに、請求項6記載の本発明に係る放電
管は、請求項5記載の放電管において、上記閉塞筒体の
上記一方の端部は第1端部側接合部を有しており、上記
閉塞筒体中間部分は、上記閉塞筒体の上記一方の端部が
上記閉塞筒体中間部分に対して取着された状態で、上記
第1端部側接合部と接合する第1閉塞筒体側接合部を有
しており、上記第1端部側接合部及び上記第1閉塞筒体
側接合部のうちいずれか一方の接合部は第1係合凸部を
有しており、上記第1端部側接合部及び上記第1閉塞筒
体側接合部のうちいずれか他方の接合部は、上記第1係
合凸部と係合可能な第1係合凹部を有していると共に、
上記閉塞筒体の上記他方の端部は第2端部側接合部を有
しており、上記閉塞筒体中間部分は、上記閉塞筒体の上
記他方の端部が上記閉塞筒体中間部分に対して取着され
た状態で、上記第2端部側接合部と接合する第2閉塞筒
体側接合部を有しており、上記第2端部側接合部及び上
第2閉塞筒体側接合部のうちいずれか一方の接合部は
第2係合凸部を有しており、上記第2端部側接合部及び
上記第2閉塞筒体側接合部のうちいずれか他方の接合部
は、上記第2係合凸部と係合可能な第2係合凹部を有し
ていることをその特徴とするものである。またさらに、
請求項7記載の本発明に係る放電管は、請求項1、2、
3、4、5又は6記載の放電管において、上記閉塞筒体
の上記一方の端部の上記開口部に連通する通孔が上記一
方の電極基台に形成されており、該通孔を介して上記閉
塞筒体の内部に上記放電気体が封入されると共に、該閉
塞筒体の内部への上記放電気体の封入後に上記通孔が封
止されることをその特徴とするものである。 また、請求
項8記載の本発朋に係る放電管は、請求項1、2、3、
4、5、6又は7記載の放電管において、上記電極突起
を高融点金属で構成したことをその特徴とするものであ
る。
【0017】
【作用】請求項1記載の本発明に係る放電管と、請求項
4記載の本発明に係る放電管によれば、いずれも、閉塞
筒体の両端部の各開口部に各電極突起が各々挿入された
状態で、各電極突起の先端が各開口部の内側開口端又は
この内側開口端よりも各開口部の外側開口端寄り箇所に
各々配置されることから、閉塞筒体の内部空間に各電極
突起の先端が突出することなく、各電極突起の全体が各
端部の開口部の内側開口端から外側開口端までの内周部
分で覆われるようになり、放電管の外部の電界等の影響
を受けて放電が安定しなくなる等の事態を防ぐことがで
き、安定した放電を得ることができるものである。しか
も、各電極突起とこれに各々対応する各電極基台とによ
り放電電極が形成されて、これらの全体により形成され
る電界によって各電極突起先端部付近の電界が形成され
るため、各電極突起単独で放電電極を形成する場合に比
べて、閉塞筒体の両端部から閉塞筒体の内部に各電極突
起の先端を突出させず、これにより、各電極突起の先端
部間の間隔が広くなったとしても、大きい寸法の放電電
極を構成して各電極突起先端部付近の電界をより平等電
界に近い電界にすることができ、これにより安定した放
電を得ることができるものである。その上、閉塞筒体の
外側に絶縁物よりなる筒状の外囲器が位置することにな
るため、この外囲器が外部沿面放電を防止する筒体とし
て機能することになり、従って、放電の安定性をより一
層向上させることができるものである。尚、請求項1記
載の本発明に係る放電管のように、閉塞筒体の両端部の
うち一方の端部とこれに対応する一方の電極基台とに限
って着脱可能とするか、或は、請求項4記載の本発明に
係る放電管のように、閉塞筒体の両端部とこれに対応す
る両電極基台とをいずれも着脱可能とするかは、任意で
ある。
【0018】また、請求項2記載の本発明に係る放電管
によれば、閉塞筒体の一方の端部及び一方の電極基台の
うち少なくとも一方が、閉塞筒体部分に対してろう付け
により取着されることから、閉塞筒体の一方の端部及び
一方の電極基台のうち少なくとも一方の閉塞筒体部分に
対する取着が強固となり、従って、閉塞筒体内に封入し
た放電気体の封入圧がこの取着部分に加わったとして
も、この取着部分の破損によるガス漏れ等を確実に防
ぎ、信頼性の高い放電管を得ることができるものであ
る。 同様に、請求項5記載の本発明に係る放電管によれ
ば、閉塞筒体の一方の端部及び一方の電極基台のうち少
なくとも一方が、閉塞筒体中間部分に対してろう付けに
より取着されると共に、閉塞筒体の他方の端部及び他方
の電極基台のうち少なくとも一方が、閉塞筒体中間部分
に対してろう付けにより取着されることから、閉塞筒体
の一方の端部及び一方の電極基台のうち少なくとも一方
の閉塞筒体中間部分に対する取着と、閉塞筒体の他方の
端部及び他方の電極基台のうち少なくとも一方の閉塞筒
体中間部分に対する取着とが、各々強固となり、従っ
て、閉塞筒体内に封入した放電気体の封入圧がこれらの
取着部分に加わったとしても、これらの取着部分の破損
によるガス漏れ等を確実に防ぎ、信頼性の高い放電管を
得ることができるものである。
【0019】さらに、請求項3記載の本発明に係る放電
管によれば、閉塞筒体の一方の端部と閉塞筒体部分との
接合が、それらの接合部のうち一方の係合凸部と他方の
係合凹部との係合によりなされるので、閉塞筒体の一方
の端部と閉塞筒体部分とが強固に接合されるようにな
り、これにより、閉塞筒体内に封入した放電気体の封入
圧がこの接合部分に加わったとしても、この接合部分の
破損によるガス漏れ等を確実に防ぎ、信頼性の高い放電
管を得ることができるものである。 同様に、請求項6記
載の本発明に係る放電管によれば、閉塞筒体の一方の端
部の第1端部側接合部と閉塞筒体中間部分の第1閉塞筒
体側接合部との接合が、それらの接合部のうち一方の係
合凸部と他方の係合凸部との係合によりなされると共
に、閉塞筒体の他方の端部の第2端部側接合部と閉塞筒
体中間部分の第2閉塞筒体側接合部との接合が、それら
の接合部のうち一方の係合凸部と他方の係合凹部との係
合によりなされるようになり、これにより、開塞筒体内
に封入した放電気体の封入圧がこれらの接合部分に加わ
ったとしても、これらの接合部分の破損によるガス漏れ
等を確実に防ぎ、信頼性の高い放電管を得ることができ
るものである。
【0020】また、請求項7記載の本発明に係る放電管
によれば、一方の電極基台の通孔と閉塞筒体の一方の端
部の開口部とを介して閉塞筒体の内部への放電気体の封
入がなされるので、閉塞筒体の一方の端部とこれに対応
する一方の電極基台の取着を終えた後であっても閉塞筒
体の内部に放電気体を封入し、その後、一方の電極基台
の通孔を封止することで、放電気体を封入した閉塞筒体
の内部を封止状態にすることができるものである。 さら
に、請求項8記載の本発明に係る放電管によれば、電極
突起を高融点金属で構成することにより、電極基台に対
する取り付けに際してろう付け等の溶着を用いたとして
も、それによるスラグの発生、即ち、スパッタリングを
防止して、放電の安定性が損なわれるのを防ぐことがで
きるものである。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図3を参照
して説明する。図1は本発明に係る放電管1の第1の実
施例を示したもので、アルミナセラミックス等の絶縁物
からなる円筒体11(外囲器に相当)が設けられてお
り、この円筒体11の内面には、内方に絞り込み形成さ
れると共に、円筒体11の一側に膨出形成された隔壁部
12が一体に設けられている。また、上記隔壁部12の
他側には、切欠き部13が形成されており、この切欠き
部13には、上記円筒体11の他側に絞り込みながら膨
出形成された上記隔壁部12とは別体で、同様の絶縁物
からなる蓋体部14がガラスフリット3等の接着材を介
して接合されるようになっている。尚、本実施例におい
ては、隔壁部12と蓋体部14とにより請求項中の閉塞
筒体が構成されており、また、蓋体部14が請求項中の
閉塞筒体の一方の端部に相当している。
【0022】また、上記隔壁部12の一側外表面には、
その周縁平面部12aから中央膨出部12b(閉塞筒体
の他方の端部に相当)にわたって、メタライズ等の手段
により金属化された導電面15a(閉塞筒体の他方の端
部の導電面に相当)が形成されており、上記隔壁部12
の他側外表面にも、上記切欠き部13を除いた周縁平面
部12cに導電面15bが形成されている。また、上記
蓋体部14の外表面にも、同様な導電面16(閉塞筒体
の一方の端部の導電面に相当)が形成されている。な
お、上記隔壁部12の導電面15aを、その周縁平面部
12aの導電面15a′と、その中央膨出部12bの導
面15a″とに分離形成してもよく、これらの導電面
15a′,15a″が導通状態にあればよい。
【0023】また、上記隔壁部12及び蓋体部14の各
膨出部分中央には、後述する電極5が配設される開口部
4a,4bがそれぞれ形成されている。そして、上記隔
壁部12側の開口部4aが、隔壁部12の膨出部分12
bの導電面15aにろう材17を介して溶着される金属
板からなる電極基台6a(他方の電極基台に相当)で封
止されるようになっており、また、上記蓋体部14側の
開口部4bが、上記隔壁部12の他側の導電面15b及
び蓋体部14の導電面16の一部にろう材17を介して
封着される電極基台6b(一方の電極基台に相当)で封
止されるようになっている。なお、上記隔壁部12の他
側の導電面15bと上記蓋体部14の導電面16とが所
定の手段で導通状態にあれば、上記電極基台6bの封着
箇所は、隔壁部12側の導電面15bだけでよい。そし
て、本実施例では、電極基台6bのうち、隔壁部12の
他側の導電面15 b及び蓋体部14の導電面16の一部
にろう材17を介して封着される電極基台6b部分が、
請求項中の一方の電極基台の導電面に相当し、また、こ
の電極基台6b部分がろう材17を介して封着される隔
壁部12の他側の導電面15bの一部が、請求項中の閉
塞筒体部分の導電面に相当している。
【0024】また、上記隔壁部12の両側に封着された
上記各電極基台6a,6bの内面には、タングステン、
モリブデン等の高融点金属であるスパッタ防止金属材か
らなる電極5a,5b(電極突起に相当)が溶接等によ
り固着されており、この各電極5a,5bが上記各開口
部4a,4b内にそれぞれ配設されて、各電極の先端面
5a′,5b′が隔壁部12及び蓋体部14の各内端面
12d,14aよりそれぞれ相手電極から遠ざかる位置
に位置するようになされている。そして、各電極5a,
5b全体がそれぞれ隔壁部12及び蓋体部14で覆われ
るようになっている。
【0025】また、上記一方の電極基台6bには、その
電極5bで孔全部が覆われない位置に封入孔18(通孔
に相当)が形成されており、さらに、上記電極基台6b
の外面には、上記封入孔18と連通した封入パイプ8が
固着されるようになっている。
【0026】本実施例の放電管1においては、上記隔壁
部12及び蓋体部14が従来の放電管(図4)の絶縁管
2として機能し、隔壁部12が絶縁管2の本体部2a、
蓋体部14が絶縁管2の蓋体部2bとして機能するよう
になっており、上記隔壁部12と蓋体部14とで形成さ
れる空間が、隔壁部12及び蓋体部14に相対向して配
設された電極5a,5bの放電間隙Gの周囲に形成され
る放電空間Sとなるようになっている。また、上記隔壁
部12及び蓋体部14の各膨出部分が、従来の絶縁管2
の両端絞り込み部に相当するようになっている。さら
に、上記各電極基台6及びそれに固着される各電極5に
より、上記絶縁管2の両端部に封着される各放電電極が
構成されるようになっており、上記一方の電極基台6b
に設けられた封入パイプ8及び封入孔18を介して、放
電管内に高圧の放電気体が封入されるようになってい
る。
【0027】従って、本実施例においては、隔壁部12
と蓋体部14とで形成される放電空間S内に各電極5
a,5bが突出せずに、各電極5a,5b全体がそれぞ
れ隔壁部12及び蓋体部14で覆われるようになってお
り、放電管1の外部の電界等の影響を受けて各電極5
a,5bにおける放電が安定しなくなる等の事態を防ぐ
ことができ、安定した放電を得ることができる。
【0028】また、本実施例においては、上記電極基台
6a,6b間に電圧を印加すると、上記隔壁部12の周
縁平面部分の両側に相対向して形成された導電面15a
(15a′),15b間に電位が与えられるようにな
り、斯かる導電面15a(15a′),15b間の隔壁
部分に平等電界に近似した電界が形成されるようになっ
ており、また、上記隔壁部12の膨出部分12b及び蓋
体部14に相対向して形成された導電面15a(15
a″),16間にも電位が与えられるようになり、少な
くとも上記放電空間Sに対応した範囲の導電面15a
(15a″),16が平行平板状に形成されることで、
放電空間S内に平等電界に近似した電界が形成されるよ
うになっている。
【0029】そして、上記隔壁部12の周縁平面部分及
び放電空間Sに形成される平等電界同士が協働し合うこ
とで、平等電界領域が広い放電管1を得ることができ、
従来のように、電極の形状をその製造が困難な平等電界
形成電極形状であるロゴスキ電極、ハリソン電極等の形
状とすることなしに、即ち、その先端表面形状を特殊な
曲面形状とすることなく、例えばその先端部の断面を四
分円状に面取りを行っただけでも、相対向する電極5
a,5b間の放電間隙Gにおいて安定した放電が行われ
るようにすることができる。
【0030】また、上記したように、蓋体部14の開口
部4bの封止を、大部分が隔壁部12側に封着される電
極基台6bで行っており、この電極基台6bが蓋体部1
4側にはほとんど封着されていないので、上記放電管1
内に封入される高圧の放電気体の圧力が封止部である上
記電極基台6bに作用しても、斯かる圧力が蓋体部14
にはほとんど作用しないようになり、斯かる圧力により
蓋体部14と隔壁部12との接着部が破損するおそれが
少なくなる。このため、絶縁管の本体部として機能する
隔壁部12と、絶縁管の蓋体部として機能する蓋体部1
4との接着部がガス圧で破損して、ガス漏れ等が生じる
おそれがなくなり、ガス漏れ等により所望の放電特性が
得られなくなることを防いで、安定した性能が得られる
信頼性の高い放電管を得ることができる。
【0031】なお、上記したように、電極5a,5bを
スパッタ防止材で形成することにより、陰極となる一方
の電極5a又は5bのスパッタリングを防ぐことがで
き、また、特定の平等電界形成電極形状ではない、即
ち、その先端表面形状が特殊な曲面形状ではない上記電
極5a,5bの先端角部を面取りするようにすれば、斯
かる角部において局部的に強電界となって放電開始電圧
のばらつきが大きくなることを防ぐことができる。
【0032】また、上記円筒体11が放電管1の外部沿
面放電を防止する筒体として機能し、これにより、より
安定した放電を得ることができる。
【0033】また、図2は本発明に係る放電管1の第2
の実施例を示したもので、上記隔壁部12の他側に嵌着
される上記蓋体部14の形状を、上記した円筒体11の
他側に絞り込みながら膨出形成された形状とせずに、ほ
ぼ平板状の形状としたものである。また、上記隔壁部1
2の他側(閉塞筒体側接合部に相当)には、その内周部
分に円筒体11の軸方向に突出する係合凸部12eが形
成されており、上記平板状の蓋体部14の嵌着面(端部
側接合部に相当)には、上記係合凸部12eと係合する
係合凹部14bが形成されている。また、上記隔壁部1
2の他側外表面には、上記係合凸部12eを除いた周縁
平面部12cにメタライズ等の手段により金属化された
導電面15bが形成されており、上記蓋体部14の外表
面にも同様の導電面16(閉塞筒体の一方の端部の第1
導電面に相当)が形成されており、さらに、上記蓋体部
14の嵌着面にも、上記導電面16と導通状態にある導
電面19(閉塞箇体中間部分の第1導電面に相当)が形
成されている。
【0034】そして、上記隔壁部12の係合凸部12e
と蓋体部14の係合凹部14bとを係合させて、隔壁部
12の導電面15bと蓋体部14の導電面19とをろう
材17を介して溶着すると共に、上記係合凸部12eと
係合凹部14bとの間にガラスフリット3等の接着材を
充填することで、上記隔壁部12に蓋体部14が強固に
嵌着、接合されるようになっている。
【0035】また、本実施例においては、上記したよう
に隔壁部12の導電面15bと蓋体部14の導電面19
とが封着されており、隔壁部12と蓋体部14との接合
が極めて強固になされているので、上記第1の実施例の
ように蓋体部14側の電極基台6bが隔壁部12側に封
着されることなく、蓋体部14の導電面16に直接封着
されるようになっている。
【0036】なお、図中符号20は外部接続電極であ
り、また、上記隔壁部12及び蓋体部14の各開口部4
a,4b内に配設される各電極5a,5bの先端面5
a′,5b′が隔壁部12及び蓋体部14の各内端面1
2d,14aよりそれぞれ相手電極から遠ざかる位置に
位置して、各電極5a,5b全体が隔壁部12及び蓋体
部14で覆われるようになされている点等、その他の構
成は上記第1の実施例と同様である。
【0037】従って、本実施例においても、各電極5
a,5b全体がそれぞれ隔壁部12及び蓋体部14で覆
われるようになっており、放電管1の外部の電界等の影
響を受けて各電極5a,5bにおける放電が安定しなく
なる等の事態を防ぐことができ、安定した放電を得るこ
とができる。
【0038】また、上記隔壁部12の周縁平面部分と、
隔壁部の膨出部分12b及び蓋体部14とに形成される
平等電界同士が協働し合うことで、平等電界領域が広い
放電管1を得ることができ、放電間隙Gにおいて安定し
た放電が行われるようにすることができる。
【0039】さらに、上記隔壁部12の係合凸部12e
と蓋体部14の係合凹部14bとが係合し、係合凸部1
2eと係合凹部14bとの間に接着材が充填された状態
で、隔壁部12の導電面15bと蓋体部14の導電面1
9とが封着されるようになっているので、隔壁部12に
蓋体部14が極めて強固に嵌着、接合されるようにな
り、ガス漏れ等のない信頼性の高い放電管1を得ること
ができ、また、上記係合凸部12eと係合凹部14bと
の係合により、斯かる部分に僅かな間隙21が形成され
るようになり、これにより、放電管1の内部沿面距離を
長くすることができ、内部沿面放電の発生を抑えて、よ
り放電を安定させることができる。なお、上記間隙21
部分に上記したように接着材が充填されていなくても、
内部沿面防止という点では同様の効果が得られる。
【0040】またさらに、上記蓋体部14がほぼ平板状
に形成されているので、斯かる部分をアルミナセラッミ
クス等の絶縁物で形成する際の加工性が向上し、かつ、
加工精度を高めることができ、これにより、上記隔壁部
12に蓋体部14を組み付ける際の位置精度を高精度に
保持することができ、量産に適した構造とすることがで
きる。
【0041】さらに、図3は本発明に係る放電管1の第
3の実施例を示したもので、上記円筒体11の隔壁部1
2の両側部分においてそれぞれ内方に絞り込み形成され
た部分をともに平板状の蓋体部22,14(閉塞筒体の
一方の端部及び他方の端部に相当)で形成し、この各蓋
体部22,14が上記隔壁部12(閉塞筒体中間部分に
相当)に嵌着、接合されるようにしたものであり、その
他の構成は、上記第2の実施例と同様の構成となってい
る。
【0042】本実施例においても、上記第2の実施例と
同様の効果を得ることができ、また、上記平板状の蓋体
部22,14を採用することで、より量産性を高めるこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の本発
明に係る放電管によれぼ、絶縁物よりなる筒状の外囲器
の内部に保持され、該外囲器の内周寸法よりも小さい外
周寸法で、且つ、上記外囲器の両端間の寸法よりも小さ
い両端部間寸法で形成された中空の閉塞筒体と、上記閉
塞筒体の両端部外面に各々形成された一対の導電面と、
上記閉塞筒体の両端部に各々形成されて該閉塞筒体の内
部と外部とを連通させる一対の開口部と、上記閉塞筒体
の外部から該閉塞筒体の両端部の各開口部に各々挿入さ
れて、該各開口部の内側開口端又は該内側開口端よりも
前記各開口部の外側開口端寄り箇所に先端が各々配置さ
れる一対の電極突起と、上記各電極突起を各々支持する
と共に上記閉塞筒体の各端部外面に各々取着されて上記
各端部の上記開口部を各々封止する、導電性の一対の電
極基台とを備え、上記閉塞筒体の両端部のうち一方の端
部と、上記一対の電極基台のうち上記一方の端部に対応
する一方の電極基台とは、上記閉塞筒体のうち上記一方
の端部を除く閉塞筒体部分が上記外囲器の内部に保持さ
れた状態で、該閉塞筒体部分に対して各々着脱可能に構
成されており、上記閉塞筒体の上記一方の端部と上記一
方の電極基台とが上記閉塞筒体部分に対して各々取着さ
れ、上記閉塞筒体の各端部の上記開口部が各々封止され
た状態で、上記閉塞筒体の内部に放電気体が封入される
構成とした。
【0044】また、請求項4記載の本発明に係る放電管
によれば、請求項1記載の放電管において、上記閉塞筒
体の両端部のうち他方の端部と、上記一対の電極基台の
うち上記他方の端部に対応する他方の電極基台とは、上
記閉塞筒体のうち上記一方の端部及び上記他方の端部を
除く閉塞筒体中間部分が上記外囲器の内部に保持された
状態で、該閉塞筒体中間部分に対して各々着脱可能に構
成されており、上記閉箇体の上記一方の端部と上記一
方の電極基台とが上記閉塞筒体中間部分に対して各々取
着されると共に、上記閉塞筒体の上記他方の端部と上記
他方の電極基台とが上記閉塞筒体中間部分に対して各々
取着され、上記閉塞筒体の各端部の上記開口部が各々封
止された状態で、上記閉塞筒体の内部に放電気体が封入
される構成とした。
【0045】このため、いずれも、閉塞筒体の両端部の
各開口部に各電極突起が各々挿入された状態で、各電極
突起の先端が各開口部の内側開口端又はこの内側開口端
よりも各開口部の外側開口端寄り箇所に各々配置される
ことから、閉塞筒体の内部空間に各電極突起の先端が突
出することなく、各電極突起の全体が各端部の開口部
内側開口端から外側開口端までの内周部分で覆われるよ
うになり、放電管の外部の電界等の影響を受けて放電が
安定しなくなる等の事態を防ぐことができ、安定した放
電を得ることができる。しかも、各電極突起とこれに各
々対応する各電極基台とにより放電電極が形成されて、
これらの全体により形成される電界によって各電極突起
先端部付近の電界が形成されるため、各電極突起単独で
放電電極を形成する場合に比べて、閉塞筒体の両端部か
ら閉塞筒体の内部に各電極突起の先端を突出させず、こ
れにより、各電極突起の先端部間の間隔が広くなったと
しても、大きい寸法の放電電極を構成して各電極突起先
端部付近の電界をより平等電界に近い電界にすることが
でき、これにより安定した放電を得ることができる。そ
の上、閉塞筒体の外側に絶縁物よりなる筒状の外囲器が
位置することになるため、この外囲器が外部沿面放電を
防止する筒体として機能することになり、従って、放電
の安定性をより一層向上させることができる。
【0046】尚、請求項1記載の本発明に係る放電管の
ように、閉塞筒体の両端部のうち一方の端部とこれに対
応する一方の電極基台とに限って着脱可能とするか、或
は、請求項4記載の本発明に係る放電管のように、閉塞
筒体の両端部とこれに対応する両電極基台とをいずれも
着脱可能とするかは、任意である。
【0047】また、請求項2記載の本発明に係る放電管
によれば、請求項1記載の放電管において、上記閉塞筒
体の上記一方の端部及び上記一方の電極基台のうち少な
くとも一方と、上記閉塞筒体部分とに導電面が各々形成
されており、上記閉塞筒体の上記一方の端部及び上記一
方の電極基台のうち少なくとも一方の上記導電面と、上
記閉塞筒体部分の上記導電面とがろう付けにより電気的
に接続されることで、上記閉塞筒体の上記一方の端部及
び上記一方の電極基台のうち少なくとも一方が上記閉塞
筒体部分に対して取着される構成とした。
【0048】このため、閉塞筒体の一方の端部及び一方
の電極基台のうち少なくとも一方が、閉塞筒体部分に対
してろう付けにより取着されることから、閉塞筒体の一
方の端部及び一方の電極基台のうち少なくとも一方の閉
塞筒体部分に対する取着が強固となり、従って、閉塞筒
体内に封入した放電気体の封入圧がこの取着部分に加わ
ったとしても、この取着部分の破損によるガス漏れ等を
確実に防ぎ、信頼性の高い放電管を得ることができる。
【0049】しかも、一方の電極基台を閉塞筒体部分に
対してろう付けにより取着する構成とした場合には、一
方の電極基台を閉塞筒体の一方の端部に取着する構成と
した場合に比べて、閉塞筒体内に封止した放電気体の封
入圧が一方の電極基台と閉塞筒体の一方の端部との間で
はなく、閉塞筒体の一方の端部よりも構造的に強度の高
い閉塞筒体部分と一方の電極基台との間にかかることに
なるので、一方の電極基台と閉塞筒体の一方の端部との
間にかかる放電気体の封入圧が、閉塞筒体の一方の端部
と閉塞筒体部分との間にかかる放電気体の封入圧に上乗
せされるのを防ぎ、閉塞筒体の一方の端部と閉塞筒体部
分との取着部分の破損によるガス漏れ等のない、所望の
性能が得られる信頼性の高い放電管を得ることができ
る。
【0050】さらに、請求項3記載の本発明に係る放電
管によれば、請求項1又は2記載の放電管において、上
記閉塞筒体の上記一方の端部は端部側接合部を有してお
り、上記閉塞筒体部分は、上記閉塞筒体の上記一方の端
部が上記閉塞筒体部分に対して取着された状態で、上記
端部側接合部と接合する閉塞筒体側接合部を有してお
り、上記端部側接合部及び上記閉塞筒体側接合部のうち
いずれか一方の接合部は係合凸部を有しており、上記端
部側接合部及び上記閉塞筒体側接合部のうちいずれか他
方の接合部は、上記係合凸部と係合可能な係合凹部を有
している構成とした。
【0051】このため、閉塞筒体の一方の端部と閉塞筒
体部分との接合が、それらの接合部のうち一方の係合凸
部と他方の係合凹部との係合によりなされるので、閉塞
筒体の一方の端部と閉塞筒体部分とが強固に接合される
ようになり、これにより、閉塞筒体内に封入した放電気
体の封入圧がこの接合部分に加わったとしても、この接
合部分の破損によるガス漏れ等を確実に防ぎ、信頼性の
高い放電管を得ることができ、また、外囲器を組み立て
る際の寸法精度が出し易くなり、量産性をより高めるこ
とができる。
【0052】また、請求項5記載の本発明に係る放電管
によれば、請求項4記載の放電管において、上記閉塞筒
体の上記一方の端部及び上記一方の電極基台のうち少な
くとも一方と上記閉塞筒体中間部分とに第1導電面が各
々形成されており、上記閉塞筒体の上記一方の端部及び
上記一方の電極基台のうち少なくとも一方の上記第1導
電面と、上記閉塞筒体中間部分の上記第1導電面とがろ
う付けにより電気的に接続されることで、上記閉塞筒体
の上記一方の端部及び上記一方の電極基台のうち少なく
とも一方が上記閉塞筒体中間部分に対して取着されると
共に、上記閉塞筒体の上記他方の端部及び上記他方の電
極基台のうち少なくとも一方に第2導電面が形成され、
且つ、上記閉塞筒体中間部分に上記第1導電面に対して
絶縁された第2導電面が形成されており、上記閉塞筒体
の上記他方の端部及び上記他方の電極基台のうち少なく
とも一方の上記第2導電面と、上記閉塞筒体中間部分の
上記第2導電面とがろう付けにより電気的に接続される
ことで、上記閉塞筒体の上記他方の端部及び上記他方の
電極基台のうち少なくとも一方が上記閉塞筒体中間部分
に対して取着される構成とした。
【0053】このため、閉塞筒体の一方の端部及び一方
の電極基台のうち少なくとも一方が、閉塞筒体中間部分
に対してろう付けにより取着されると共に、閉塞筒体の
他方の端部及び他方の電極基台のうち少なくとも一方
が、閉塞筒体中間部分に対してろう付けにより取着され
ることから、閉塞筒体の一方の端部及び一方の電極基台
のうち少なくとも一方の閉塞筒体中間部分に対する取着
と、閉塞筒体の他方の端部及び他方の電極基台のうち少
なくとも一方の閉塞筒体中間部分に対する取着とが、各
々強固となり、従って、閉塞筒体内に封入した放電気体
の封入圧がこれらの取着部分に加わったとしても、これ
らの取着部分の破損によるガス漏れ等を確実に防ぎ、信
頼性の高い放電管を得ることができる。
【0054】しかも、電極基台を閉塞筒体中間部分に対
してろう付けにより取着する構成とした場合には、電極
基台を閉塞筒体の端部に取着する構成とした場合に比べ
て、閉塞筒体内に封止した放電気体の封入圧が電極基台
と閉塞筒体の端部との間ではなく、閉塞筒体の端部より
も構造的に強度の高い閉塞筒体中間部分と電極基台との
間にかかることになるので、電極基台と閉塞筒体の端部
との間にかかる放電気体の封入圧が、閉塞筒体の端部と
閉塞筒体中間部分との間にかかる放電気体の封入圧に上
乗せされるのを防ぎ、閉塞筒体の端部と閉塞筒体中間部
分との取着部分の破損によるガス漏れ等のない、所望の
性能が得られる信頼性の高い放電管を得ることができ
る。
【0055】さらに、請求項6記載の本発明に係る放電
管によれば、請求項5記載の放電管において、上記閉塞
筒体の上記一方の端部は第1端部側接合部を有してお
り、上記閉塞筒体中間部分は、上記閉塞筒体の上記一方
の端部が上記閉塞筒体中間部分に対して取着された状態
で、上記第1端部側接合部と接合する第1閉塞筒体側接
合部を有しており、上記第1端部側接合部及び上記第1
閉塞筒体側接合部のうちいずれか一方の接合部は第1係
合凸部を有しており、上記第1端部側接合部及び上記第
1閉塞筒体側接合部のうちいずれか他方の接合部は、上
記第1係合凸部と係合可能な第1係合凹部を有している
と共に、上記閉塞筒体の上記他方の端部は第2端部側接
合部を有しており、上記閉塞筒体中間部分は、上記閉塞
筒体の上記他方の端部が上記閉塞筒体中間部分に対して
取着された状態で、上記第2端部側接合部と接合する第
2閉塞筒体側接合部を有しており、上記第2端部側接合
部及び上記第2閉塞筒体側接合部のうちいずれか一方の
接合部は第2係合凸部を有しており、上記第2端部側接
合部及び上記第2閉塞筒体側接合部のうちいずれか他方
の接合部は、上記第2係合凸部と係合可能な第2係合凹
部を有している構成とした。
【0056】このため、閉塞筒体の一方の端部の第1端
部側接合部と閉塞筒体中間部分の第1閉塞筒体側接合部
との接合が、それらの接合部のうち一方の係合凸部と他
方の係合凹部との係合によりなされると共に、閉塞筒体
の他方の端部の第2端部側接合部と閉塞筒体中間部分の
第2閉塞筒体側接合部との接合が、それらの接合部のう
ち一方の係合凸部と他方の係合凹部との係合によりなさ
れるようになり、これにより、閉塞筒体内に封入した放
電気体の封入圧がこれらの接合部分に加わったとして
も、これらの接合部分の破損によるガス漏れ等を確実に
防ぎ、信頼性の高い放電管を得ることができ、また、外
囲器を組み立てる際の寸法精度が出し易くなり、量産性
をより高めることができる。
【0057】また、請求項7記載の本発明に係る放電管
によれば、請求項1、2、3、4、5又は6記載の放電
管において、上記閉塞筒体の上記一方の端部の上記開口
部に連通する通孔が上記一方の電極基台に形成されてお
り、該通孔を介して上記閉塞筒体の内部に上記放電気体
が封入されると共に、該閉塞筒体の内部への上記放電気
体の封入後に上記通孔が封止される構成とした。
【0058】このため、一方の電極基台の通孔と閉塞筒
体の一方の端部の開口部とを介して閉塞筒体の内部への
放電気体の封入がなされるので、閉塞筒体の一方の端部
とこれに対応する一方の電極基台の取着を終えた後であ
っても閉塞筒体の内部に放電気体を封入し、その後、一
方の電極基台の通孔を封止することで、放電気体を封入
した閉塞筒体の内部を封止状態にすることができる。
【0059】さらに、請求項8記載の本発明に係る放電
管は、請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の放電
管において、上記電極突起を高融点金属で構成するもの
とした。
【0060】このため、電極突起を高融点金属で構成す
ることにより、電極基台に対する取り付けに際してろう
付け等の溶着を用いたとしても、それによるスラグの発
生、即ち、スパッタリングを防止して、放電の安定性が
損なわれるのを防ぐことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電管の第1の実施例を示す断面
図である。
【図2】本発明に係る放電管の第2の実施例を示す断面
図である。
【図3】本発明に係る放電管の第3の実施例を示す断面
図である。
【図4】従来の放電管を示す断面図である。
【図5】各種平等電界形成電極における放電間隙と直径
との関係を示す図である。
【符号の説明】
S 放電空間 G 放電間隙 1 放電管 2 絶縁管 3 ガラスフリット 4,4a,4b 開口部 5,5a,5b 電極 6,6a,6b 電極基台 8 封入パイプ 11 円筒体 12 隔壁部 12a,12c 隔壁部の周縁平面部 12b 隔壁部の中央膨出部 12d 隔壁部の内端面 12e 隔壁部の係合凸部 13 切欠き部 14,22 蓋体部 14a 蓋体部の内端面 14b 蓋体部の係合凹部 15a 導電面 15a′,15b 第1の導電面 15a″,16 第2の導電面 17 ろう材 18 封入孔 19 第3の導電面 20 外部接続電極 21 係合凸部と係合凹部との係合部分に
形成される間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−167388(JP,A) 特開 平2−94280(JP,A) 特開 平5−174704(JP,A) 特開 平3−53481(JP,A) 実開 平4−31292(JP,U) 実開 平3−32393(JP,U) 実開 平3−22389(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01T 14/00 H01T 4/12 H01T 21/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁物よりなる筒状の外囲器の内部に保
    持され、該外囲器の内周寸法よりも小さい外周寸法で、
    且つ、上記外囲器の両端間の寸法よりも小さい両端部間
    寸法で形成された中空の閉塞筒体と、 上記閉塞筒体の両端部外面に各々形成された一対の導電
    面と、 上記閉塞筒体の両端部に各々形成されて該閉塞筒体の内
    部と外部とを連通させる一対の開口部と、 上記閉塞筒体の外部から該閉塞筒体の両端部の各開口部
    に各々挿入されて、該各開口部の内側開口端又は該内側
    開口端よりも前記各開口部の外側開口端寄り箇所に先端
    各々配置される一対の電極突起と、 上記各電極突起を各々支持すると共に上記閉塞筒体の各
    端部外面に各々取着されて上記各端部の上記開口部を各
    々封止する、導電性の一対の電極基台とを備え、 上記閉塞筒体の両端部のうち一方の端部と、上記一対の
    電極基台のうち上記一方の端部に対応する一方の電極基
    台とは、上記閉塞筒体のうち上記一方の端部を除く閉塞
    筒体部分が上記外囲器の内部に保持された状態で、該閉
    塞筒体部分に対して各々着脱可能に構成されており、 上記閉塞筒体の上記一方の端部と上記一方の電極基台と
    が上記閉塞筒体部分に対して各々取着され、上記閉塞筒
    体の各端部の上記開口部が各々封止された状態で、上記
    閉塞筒体の内部に放電気体が封入される、 ことを特徴とする放電管。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の放電管において、上記閉
    塞筒体の上記一方の端部及び上記一方の電極基台のうち
    少なくとも一方と、上記閉塞筒体部分とに導電面が各々
    形成されており、上記閉塞筒体の上記一方の端部及び上
    記一方の電極基台のうち少なくとも一方の上記導電面
    と、上記閉塞筒体部分の上記導電面とがろう付けにより
    電気的に接続されることで、上記閉塞筒体の上記一方の
    端部及び上記一方の電極基台のうち少なくとも一方が上
    記閉塞筒体部分に対して取着されることを特徴とする放
    電管。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の放電管において、
    上記閉塞筒体の上記一方の端部は端部側接合部を有して
    おり、上記閉塞筒体部分は、上記閉塞筒体の上記一方の
    端部が上記閉塞筒体部分に対して取着された状態で、上
    記端部側接合部と接合する閉塞筒体側接合部を有してお
    り、上記端部側接合部及び上記閉塞筒体側接合部のうち
    いずれか一方の接合部は係合凸部を有しており、上記端
    部側接合部及び上記閉塞筒体側接合部のうちいずれか他
    方の接合部は、上記係合凸部と係合可能な係合凹部を有
    していることを特徴とする放電管。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の放電管において、上記閉
    塞筒体の両端部のうち他方の端部と、上記一対の電極基
    台のうち上記他方の端部に対応する他方の電極基台と
    は、上記閉塞筒体のうち上記一方の端部及び上記他方の
    端部を除く閉塞筒体中間部分が上記外囲器の内部に保持
    された状態で、該閉塞筒体中間部分に対して各々着脱可
    能に構成されており、上記閉塞筒体の上記一方の端部と
    上記一方の電極基台とが上記閉塞筒体中間部分に対して
    各々取着されると共に、上記閉塞筒体の上記他方の端部
    と上記他方の電極基台とが上記閉塞筒体中間部分に対し
    て各々取着され、上記閉塞筒体の各端部の上記開口部が
    各々封止された状態で、上記閉塞筒体の内部に放電気体
    が封入されることを特徴とする放電管。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の放電管において、上記閉
    塞筒体の上記一方の端部及び上記一方の電極基台のうち
    少なくとも一方と上記閉塞筒体中間部分とに第1導電面
    が各々形成されており、上記閉塞筒体の上記一方の端部
    及び上記一方の電極基台のうち少なくとも一方の上記第
    1導電面と、上記閉塞筒体中間部分の上記第1導電面と
    がろう付けにより電気的に接続されることで、上記閉塞
    筒体の上記一方の端部及び上記一方の電極基台のうち少
    なくとも一方が上記閉塞筒体中間部分に対して取着され
    ると共に、上記閉塞筒体の上記他方の端部及び上記他方
    の電極基台のうち少なくとも一方に第2導電面が形成さ
    れ、且つ、上記閉塞筒体中間部分に上記第1導電面に対
    して絶縁された第2導電面が形成されており、上記閉塞
    筒体の上記他方の端部及び上記他方の電極基台のうち少
    なくとも一方の上記第2導電面と、上記閉塞筒体中間部
    分の上記第2導電面とがろう付けにより電気的に接続さ
    れることで、上記閉塞筒体の上記他方の端部及び上記他
    方の電極基台のうち少なくとも一方が上記閉塞筒体中間
    部分に対して取着されることを特徴とする放電管。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の放電管において、上記閉
    塞筒体の上記一方の端部は第1端部側接合部を有してお
    り、上記閉塞筒体中間部分は、上記閉塞筒体の上記一方
    の端部が上記閉塞筒体中間部分に対して取着された状態
    で、上記第1端部側接合部と接合する第1閉塞筒体側接
    合部を有しており、上記第1端部側接合部及び上記第1
    閉塞筒体側接合部のうちいずれか一方の接合部は第1係
    合凸部を有しており、上記第1端部側接合部及び上記第
    1閉塞筒体側接合部のうちいずれか他方の接合部は、上
    記第1係合凸部と係合可能な第1係合凹部を有している
    と共に、上記閉塞筒体の上記他方の端部は第2端部側接
    合部を有しており、上記閉塞筒体中間部分は、上記閉塞
    筒体の上記他方の端部が上記閉塞筒体中間部分に対して
    取着された状態で、上記第2端部側接合部と接合する第
    2閉塞筒体側接合部を有しており、上記第2端部側接合
    部及び上記第2閉塞筒体側接合部のうちいずれか一方の
    接合部は第2係合凸部を有しており、上記第2端部側接
    合部及び上記第2閉塞筒体側接合部のうちいずれか他方
    の接合部は、上記第2係合凸部と係合可能な第2係合凹
    部を有していることを特徴とする放電管。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    放電管において、上記閉塞筒体の上記一方の端部の上記
    開口部に連通する通孔が上記一方の電極基台に形成され
    ており、該通孔を介して上記閉塞筒体の内部に上記放電
    気体が封入されると共に、該閉塞筒体の内部への上記放
    電気体の封入後に上記通孔が封止されることを特徴とす
    る放電管。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6又は7記
    載の放電管において、上記電極突起を高融点金属で構成
    したことを特徴とする放電管。
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