JPH05144494A - 気密端子および密閉型電動圧縮機 - Google Patents
気密端子および密閉型電動圧縮機Info
- Publication number
- JPH05144494A JPH05144494A JP30156491A JP30156491A JPH05144494A JP H05144494 A JPH05144494 A JP H05144494A JP 30156491 A JP30156491 A JP 30156491A JP 30156491 A JP30156491 A JP 30156491A JP H05144494 A JPH05144494 A JP H05144494A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- terminal pin
- glass
- pin
- outer ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、気密端子のガラス表面，端子ピン
に熱収縮性チューブを装着し、端子の破損を防止するこ
とを目的としたものである。 【構成】 ガラス５の表面より端子ピン６の外周に熱収
縮性チューブを装着した構成となっている。
に熱収縮性チューブを装着し、端子の破損を防止するこ
とを目的としたものである。 【構成】 ガラス５の表面より端子ピン６の外周に熱収
縮性チューブを装着した構成となっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は密閉型圧縮機の気密端子
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に密閉型圧縮機に使用される気密端
子は、密閉容器内において冷媒や油で浸されるため、耐
冷媒性や耐油性に優れ、しかも端子ピンを強固に支持す
ることができる絶縁体としてガラスを使用している。具
体的には、特開昭６２−２７１９７５号公報等に記載さ
れ図３に示すように、１は気密端子本体である。２は本
体に形成した透孔、３は金属外環で、透孔２をそれぞれ
囲む筒状部４を有する。５はガラスであり、６は端子ピ
ンで、筒状部４のほぼ中央にガラス５によって気密絶縁
的に封着されている。７は密閉型圧縮機の密閉容器で、
気密端子１は密閉容器７に溶接されている。しかし上記
の気密端子では以下に説明する問題がある。つまり、密
閉容器７内の冷媒や油中には容器の溶接時やピストンの
摺動磨耗等で生ずる鉄粉や銅粉等の金属が混在してい
る。そしてこれらの金属粉は冷媒によって容器内の各部
に運ばれて付着し、気密端子のガラス５表面にも付着す
る。ガラス５表面に付着する金属粉の量が多くなり、し
かも圧縮機の再始動時等に端子に大きな電圧が印加され
ると、付着した金属粉を介して端子ピン６と筒状部４の
間でスパークが飛び、漏電や端子の破損といった事故に
なる。
子は、密閉容器内において冷媒や油で浸されるため、耐
冷媒性や耐油性に優れ、しかも端子ピンを強固に支持す
ることができる絶縁体としてガラスを使用している。具
体的には、特開昭６２−２７１９７５号公報等に記載さ
れ図３に示すように、１は気密端子本体である。２は本
体に形成した透孔、３は金属外環で、透孔２をそれぞれ
囲む筒状部４を有する。５はガラスであり、６は端子ピ
ンで、筒状部４のほぼ中央にガラス５によって気密絶縁
的に封着されている。７は密閉型圧縮機の密閉容器で、
気密端子１は密閉容器７に溶接されている。しかし上記
の気密端子では以下に説明する問題がある。つまり、密
閉容器７内の冷媒や油中には容器の溶接時やピストンの
摺動磨耗等で生ずる鉄粉や銅粉等の金属が混在してい
る。そしてこれらの金属粉は冷媒によって容器内の各部
に運ばれて付着し、気密端子のガラス５表面にも付着す
る。ガラス５表面に付着する金属粉の量が多くなり、し
かも圧縮機の再始動時等に端子に大きな電圧が印加され
ると、付着した金属粉を介して端子ピン６と筒状部４の
間でスパークが飛び、漏電や端子の破損といった事故に
なる。
【０００３】また、上記の問題に対処するものとして、
実公昭５１−９６９７号公報に記載されているものがあ
る。図４を用いて説明する。密閉容器３０の内部に露出
するガラス３１の表面と、金属外環３２の内面とにエポ
キシ樹脂のコーティング層３３を形成したものである。
これはコーティング層３３をエポキシ樹脂とすることに
よりその表面をなめらかにすることができ、金属粉の付
着量を減少させることができ、上記したスパークを防止
している。
実公昭５１−９６９７号公報に記載されているものがあ
る。図４を用いて説明する。密閉容器３０の内部に露出
するガラス３１の表面と、金属外環３２の内面とにエポ
キシ樹脂のコーティング層３３を形成したものである。
これはコーティング層３３をエポキシ樹脂とすることに
よりその表面をなめらかにすることができ、金属粉の付
着量を減少させることができ、上記したスパークを防止
している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構造は、エポキシ樹脂のコーティング層３３はガラス
３１の表面のみに密着しているため、金属外環３２の筒
状部３４と端子ピン３５との絶縁距離はあまり変わら
ず、端子ピン３５と金属外環３２との間で生ずるスパー
クを確実に防止できるとはいえない。
の構造は、エポキシ樹脂のコーティング層３３はガラス
３１の表面のみに密着しているため、金属外環３２の筒
状部３４と端子ピン３５との絶縁距離はあまり変わら
ず、端子ピン３５と金属外環３２との間で生ずるスパー
クを確実に防止できるとはいえない。
【０００５】本発明は従来の課題を解決するもので、端
子ピンと金属外環との間で生ずるスパークの発生、これ
による漏電や端子の破損を防ぐ気密端子を提供すること
を目的とする。
子ピンと金属外環との間で生ずるスパークの発生、これ
による漏電や端子の破損を防ぐ気密端子を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の気密端子は、端子ピンを支持するガラス表面よ
り端子ピンの外周面に密着した熱収縮性チューブを装着
したものである。
本発明の気密端子は、端子ピンを支持するガラス表面よ
り端子ピンの外周面に密着した熱収縮性チューブを装着
したものである。
【０００７】また、密閉容器の内側の端子ピンとガラス
保持部にかかって熱収縮性チューブを設けるものであ
る。
保持部にかかって熱収縮性チューブを設けるものであ
る。
【０００８】
【作用】本発明の気密端子は、端子ピンに熱収縮性チュ
ーブを装着することにより、金属外環と端子ピンとの間
の絶縁距離を長くして、金属外環と端子ピンとの間で生
ずるスパークやこれによる漏電や端子の破損を防止する
のである。
ーブを装着することにより、金属外環と端子ピンとの間
の絶縁距離を長くして、金属外環と端子ピンとの間で生
ずるスパークやこれによる漏電や端子の破損を防止する
のである。
【０００９】さらに、密閉容器内で発生する金属粉が端
子ピンと外環とをシートすることがない。
子ピンと外環とをシートすることがない。
【００１０】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。なお、従来と同一構成については、同
一符号を付して詳細な説明を省略する。
ながら説明する。なお、従来と同一構成については、同
一符号を付して詳細な説明を省略する。
【００１１】図１，図２において、１は気密端子であ
る。端子ピン６と筒状部２の間にガラス５を封着するこ
とにより、端子ピン６を気密絶縁的に支持している。そ
してこの気密端子が内部に圧縮要素１０と電動要素９を
備える密閉容器７に溶接されるが、溶接前に３つの端子
ピン６およびガラス５に熱収縮性チューブ８を装着す
る。また、電動要素９と端子ピン６とはクラスタ１１に
て接続している。そして溶接時の熱により熱収縮チュー
ブ８が端子ピン６およびガラスに密着することにより、
金属外環３と端子ピン６との絶縁距離を長くし、金属外
環３と端子ピン６との間で生ずる密閉容器の内部で発生
する金属粉によるスパークやこれによる漏電や端子の破
損を防止するのである。
る。端子ピン６と筒状部２の間にガラス５を封着するこ
とにより、端子ピン６を気密絶縁的に支持している。そ
してこの気密端子が内部に圧縮要素１０と電動要素９を
備える密閉容器７に溶接されるが、溶接前に３つの端子
ピン６およびガラス５に熱収縮性チューブ８を装着す
る。また、電動要素９と端子ピン６とはクラスタ１１に
て接続している。そして溶接時の熱により熱収縮チュー
ブ８が端子ピン６およびガラスに密着することにより、
金属外環３と端子ピン６との絶縁距離を長くし、金属外
環３と端子ピン６との間で生ずる密閉容器の内部で発生
する金属粉によるスパークやこれによる漏電や端子の破
損を防止するのである。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明の気密端子は、端子
ピンを支持するガラス表面より端子ピン外周面に熱収縮
性チューブを装着することにより、金属外環と端子ピン
との絶縁距離を長くし、金属外環と端子ピンとの間で生
ずるスパークやこれによる漏電や端子の破損を防止する
ものである。
ピンを支持するガラス表面より端子ピン外周面に熱収縮
性チューブを装着することにより、金属外環と端子ピン
との絶縁距離を長くし、金属外環と端子ピンとの間で生
ずるスパークやこれによる漏電や端子の破損を防止する
ものである。
【００１３】また、さらに本発明の気密端子を密閉型圧
縮機に装着することにより、密閉型圧縮機の信頼性を向
上させることができる。
縮機に装着することにより、密閉型圧縮機の信頼性を向
上させることができる。
【図１】本発明の気密端子の断面図
【図２】本発明の気密端子を装着した密閉型圧縮機の断
面図
面図
【図３】従来の気密端子の断面図
【図４】従来の気密端子の断面図
１ 気密端子 ５ ガラス ６ 端子ピン ７ 密閉容器 ８ 熱収縮性チューブ ９ モータ
Claims (2)
- 【請求項１】 略カップ状の本体と、前記本体を貫通す
る端子ピンと、前記端子ピンを前記本体に絶縁保持する
ガラス保持部と、前記端子ピンのモータ側と前記ガラス
保持部にかかる熱収縮性チューブとを装着した気密端
子。 - 【請求項２】 内部に圧縮要素と電動要素とを有した密
閉容器と、この密閉容器に取付けられた略カップ状の本
体と、この本体を貫通する端子ピンと、この端子ピンを
前記本体に絶縁保持するガラス保持部と、前記端子ピン
の密閉容器内側と前記ガラス保持部にかかって設けた熱
収縮性チューブと、前記電動要素と端子ピンとを接続す
るクラスタとからなる密閉型電動圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30156491A JPH05144494A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 気密端子および密閉型電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30156491A JPH05144494A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 気密端子および密閉型電動圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05144494A true JPH05144494A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=17898458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30156491A Pending JPH05144494A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 気密端子および密閉型電動圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05144494A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1122679A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-01-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉型圧縮機 |
| JP2013245555A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Panasonic Corp | 電動圧縮機 |
| JP2014508600A (ja) * | 2011-02-24 | 2014-04-10 | ボストン サイエンティフィック ニューロモデュレイション コーポレイション | 回路基板及びコネクタを備えた埋込み可能な神経刺激器 |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP30156491A patent/JPH05144494A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1122679A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-01-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉型圧縮機 |
| JP2014508600A (ja) * | 2011-02-24 | 2014-04-10 | ボストン サイエンティフィック ニューロモデュレイション コーポレイション | 回路基板及びコネクタを備えた埋込み可能な神経刺激器 |
| US9907966B2 (en) | 2011-02-24 | 2018-03-06 | Boston Scientific Neuromodulation Corporation | Implantable medical device for providing stimulation therapy |
| US10279188B2 (en) | 2011-02-24 | 2019-05-07 | Boston Scientific Neuromodulation Corporation | Implantable medical device for providing stimulation therapy |
| JP2013245555A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Panasonic Corp | 電動圧縮機 |
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