JPH0622946Y2 - ガス入り放電管 - Google Patents
ガス入り放電管Info
- Publication number
- JPH0622946Y2 JPH0622946Y2 JP8224589U JP8224589U JPH0622946Y2 JP H0622946 Y2 JPH0622946 Y2 JP H0622946Y2 JP 8224589 U JP8224589 U JP 8224589U JP 8224589 U JP8224589 U JP 8224589U JP H0622946 Y2 JPH0622946 Y2 JP H0622946Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- filled
- discharge tube
- tube
- electrode base
- Prior art date
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電圧制御用放電管、とくに自動車エンジン等の
点火装置におけるシリーズギャップ用として用いられる
ガス入り放電管に関する。
点火装置におけるシリーズギャップ用として用いられる
ガス入り放電管に関する。
自動車エンジン等における点火装置は点火プラグに高電
圧を印加して火花を発生させるようになっているが、点
火時のくすぶりの発生を防いで点火時期を正確に制御す
るために、点火プラグと直列に放電間隙を設けた、所謂
シリーズギャップ付点火装置が提案されている。そし
て、このようなシリーズギャップ形成用として、筒体の
両端に放電電極を設けかつ不活性ガスを封入した放電管
が知られている。
圧を印加して火花を発生させるようになっているが、点
火時のくすぶりの発生を防いで点火時期を正確に制御す
るために、点火プラグと直列に放電間隙を設けた、所謂
シリーズギャップ付点火装置が提案されている。そし
て、このようなシリーズギャップ形成用として、筒体の
両端に放電電極を設けかつ不活性ガスを封入した放電管
が知られている。
ところで、シリーズギャップ用放電管を用いて点火プラ
グの点火時期を正確に制御しようとすると、放電管の放
電開始電圧が点火プラグに較べてある程度高い必要があ
る。そして、放電管の形状を小型に保ったまま放電開始
電圧を高くするためには、封入される不活性ガスの圧力
を高める方法があることも知られている。
グの点火時期を正確に制御しようとすると、放電管の放
電開始電圧が点火プラグに較べてある程度高い必要があ
る。そして、放電管の形状を小型に保ったまま放電開始
電圧を高くするためには、封入される不活性ガスの圧力
を高める方法があることも知られている。
従来、このような放電管の組立に当たっては、高電圧に
耐える電気絶縁性の材料、たとえばガラスやセラミック
スなどで形成された筒体と、金属製の電極端子とを気密
に接合するのに、ガラスフリットまたは金属鑞などを用
いて融着する方法が採用されているが、かかる工程は放
電管の品質を確保するために真空電気炉内で実施される
のがよいとされていた。これに対し、ガス入り放電管を
組み立てようとすると電気炉内の雰囲気を真空からガス
雰囲気に変える必要があるが、高圧ガスを封入しようと
すると更に電気炉の耐圧化も必要となり、組立装置が大
型で複雑なものとなるばかりでなく工数も増加し経済的
でない。
耐える電気絶縁性の材料、たとえばガラスやセラミック
スなどで形成された筒体と、金属製の電極端子とを気密
に接合するのに、ガラスフリットまたは金属鑞などを用
いて融着する方法が採用されているが、かかる工程は放
電管の品質を確保するために真空電気炉内で実施される
のがよいとされていた。これに対し、ガス入り放電管を
組み立てようとすると電気炉内の雰囲気を真空からガス
雰囲気に変える必要があるが、高圧ガスを封入しようと
すると更に電気炉の耐圧化も必要となり、組立装置が大
型で複雑なものとなるばかりでなく工数も増加し経済的
でない。
一方、自動車エンジン等における点火装置には常時強い
振動が加わっているため、点火プラグに対して高電圧を
供給する高圧ケーブル装置は振動に耐える必要があり、
また高圧ケーブル装置に組み込まれるシリーズギャップ
用放電管自体およびその接続装置も振動に耐えることが
要求されている。
振動が加わっているため、点火プラグに対して高電圧を
供給する高圧ケーブル装置は振動に耐える必要があり、
また高圧ケーブル装置に組み込まれるシリーズギャップ
用放電管自体およびその接続装置も振動に耐えることが
要求されている。
上述のような事情のもとで、本考案はシリーズギャップ
用に適した振動に強いガス入り放電管を提供しようとす
るものである。
用に適した振動に強いガス入り放電管を提供しようとす
るものである。
このような本考案の目的は、電気絶縁性筒体の両端に一
対の電極を備えかつガスを封入した放電管において、電
極台を貫通して設けたガス封入管に筒状の保護端子が被
着され、該電極および該ガス封入管と該保護端子とはこ
れらの間隙に充填された導電性接合剤によって結合され
ていることを特徴とするガス入り放電管によって達成さ
れる。
対の電極を備えかつガスを封入した放電管において、電
極台を貫通して設けたガス封入管に筒状の保護端子が被
着され、該電極および該ガス封入管と該保護端子とはこ
れらの間隙に充填された導電性接合剤によって結合され
ていることを特徴とするガス入り放電管によって達成さ
れる。
本考案のガス入り放電管は、たとえば真空中で組み立て
たのち、電極台を貫いて設けたガス封入管を通じて内部
に所望組成のガスを所望圧力となるよう導入し、次いで
ガス封入管を封止して製造されるので、その封止端は電
極台の外方端面より突出している。ここには筒状の保護
端子が被着されて電極台とも結合されているので、たと
えば点火プラグに装着する高圧ケーブル装置にシリーズ
ギャップ用などとして組み付けるに当たって、確実で振
動に強い組付けができる。
たのち、電極台を貫いて設けたガス封入管を通じて内部
に所望組成のガスを所望圧力となるよう導入し、次いで
ガス封入管を封止して製造されるので、その封止端は電
極台の外方端面より突出している。ここには筒状の保護
端子が被着されて電極台とも結合されているので、たと
えば点火プラグに装着する高圧ケーブル装置にシリーズ
ギャップ用などとして組み付けるに当たって、確実で振
動に強い組付けができる。
本考案のガス入り放電管の例を図によって説明する。
第1図において、1a,1bはたとえばセラミックス製
の絶縁筒体の構成部材であり、2,2は多孔金属板をプ
レスして形成された電極である。また、3a,3bはそ
れぞれ電極2,2を取り付けてあって絶縁筒体のそれぞ
れの構成部材1a,1bに気密に接合固定された電極台
である。
の絶縁筒体の構成部材であり、2,2は多孔金属板をプ
レスして形成された電極である。また、3a,3bはそ
れぞれ電極2,2を取り付けてあって絶縁筒体のそれぞ
れの構成部材1a,1bに気密に接合固定された電極台
である。
電極台3bの軸位置の貫通孔にはガス封入管4が気密に
取り付けられており、内部空間5に所望組成のガスを所
望圧力となるように導入したのちガス封入管4を押し潰
し、また金属鑞などの封止材6を併用するなどして封止
してある。このガス封入管4の封止部は電極台3bから
突出しているが、これには筒状の保護端子7が被せてあ
る。更に保護端子7内のガス封入管4周囲の空間には、
たとえば銀鑞、ハンダその他の金属鑞や導電性エポキシ
接着剤などの導電性接合剤8が充填してあって、電極2
と保護端子7との導通を確保するようにしている。
取り付けられており、内部空間5に所望組成のガスを所
望圧力となるように導入したのちガス封入管4を押し潰
し、また金属鑞などの封止材6を併用するなどして封止
してある。このガス封入管4の封止部は電極台3bから
突出しているが、これには筒状の保護端子7が被せてあ
る。更に保護端子7内のガス封入管4周囲の空間には、
たとえば銀鑞、ハンダその他の金属鑞や導電性エポキシ
接着剤などの導電性接合剤8が充填してあって、電極2
と保護端子7との導通を確保するようにしている。
このような保護端子7はガス封入管4に外力が直接に加
わることを防ぐとともに封入ガスの漏洩の発生を予防
し、また他の部品などの接続端子などと結合して、放電
管自身を支持するに利用される。
わることを防ぐとともに封入ガスの漏洩の発生を予防
し、また他の部品などの接続端子などと結合して、放電
管自身を支持するに利用される。
本考案のガス入り放電管は、電気絶縁性筒体の端部に取
付けた電極台にガス封入管を設け、更にその上に筒状の
保護端子を被せて導電性接合剤で接合固定したもので、
封入するガスの組成や圧力が容易に調整できるから、品
質の揃ったものが経済的に得られる。そしてまた、各種
の装置への組み込みに際しては、装着操作が容易である
のみならず振動によって装着のゆるみやガス漏洩などを
起こす心配がない。
付けた電極台にガス封入管を設け、更にその上に筒状の
保護端子を被せて導電性接合剤で接合固定したもので、
封入するガスの組成や圧力が容易に調整できるから、品
質の揃ったものが経済的に得られる。そしてまた、各種
の装置への組み込みに際しては、装着操作が容易である
のみならず振動によって装着のゆるみやガス漏洩などを
起こす心配がない。
第1図は本考案のガス入り放電管の構造を示す 断面図である。 1a,1b……絶縁筒体構成部材、2……電極、3a,
3b……電極台、4……ガス封入管、5……内部空間、
6……封止材、7……保護端子、8……導電性接合剤。
3b……電極台、4……ガス封入管、5……内部空間、
6……封止材、7……保護端子、8……導電性接合剤。
Claims (1)
- 【請求項1】電気絶縁性筒体の両端に一対の電極を備え
かつガスを封入した放電管において、電極台を貫通して
設けたガス封入管に筒状の保護端子が被着され、該電極
台および該ガス封入管と該保護端子とはこれらの間隙に
充填された導電性接合剤によって結合されていることを
特徴とするガス入り放電管。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8224589U JPH0622946Y2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | ガス入り放電管 |
US07/548,521 US5166574A (en) | 1989-07-14 | 1990-07-05 | High-tension cable device |
CA002020587A CA2020587C (en) | 1989-07-14 | 1990-07-06 | Gas-filled discharge tube and high-tension cable device |
EP90113165A EP0407975B1 (en) | 1989-07-14 | 1990-07-10 | High tension cable device |
DE69031520T DE69031520T2 (de) | 1989-07-14 | 1990-07-10 | Hochspannungskabel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8224589U JPH0622946Y2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | ガス入り放電管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0322389U JPH0322389U (ja) | 1991-03-07 |
JPH0622946Y2 true JPH0622946Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31628883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8224589U Expired - Fee Related JPH0622946Y2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | ガス入り放電管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622946Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2579926Y2 (ja) * | 1991-11-29 | 1998-09-03 | 川崎重工業株式会社 | シールド掘進機におけるシールドジャッキの支持装置 |
JP6372822B2 (ja) * | 2014-10-31 | 2018-08-15 | 岡谷電機産業株式会社 | 放電管の製造方法及び放電管 |
-
1989
- 1989-07-14 JP JP8224589U patent/JPH0622946Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0322389U (ja) | 1991-03-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |