JP2980265B2 - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents
密閉型電動圧縮機Info
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- JP2980265B2 JP2980265B2 JP3288434A JP28843491A JP2980265B2 JP 2980265 B2 JP2980265 B2 JP 2980265B2 JP 3288434 A JP3288434 A JP 3288434A JP 28843491 A JP28843491 A JP 28843491A JP 2980265 B2 JP2980265 B2 JP 2980265B2
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- Japan
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- compressor
- lead wire
- opening
- conductive pins
- electric motor
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、密閉内部の端子部にお
ける絶縁不良を防止する密閉型電動圧縮機に関するもの
である。
ける絶縁不良を防止する密閉型電動圧縮機に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】近年、一般家庭に冷蔵庫は広く普及して
いるが、まれに絶縁劣化による短絡電流が流れ多くの危
険を招くことがある。
いるが、まれに絶縁劣化による短絡電流が流れ多くの危
険を招くことがある。
【０００３】以下図面を参照しながら、従来の密閉型電
動圧縮機（以下、圧縮機と呼ぶ）について説明する。
動圧縮機（以下、圧縮機と呼ぶ）について説明する。
【０００４】図３は特開昭６２−２７１９７５号公報に
示された圧縮機の給電用ターミナルの断面図、図４は給
電用ターミナルが固着された圧縮機の要部断面図であ
る。
示された圧縮機の給電用ターミナルの断面図、図４は給
電用ターミナルが固着された圧縮機の要部断面図であ
る。
【０００５】図４において、１は密閉容器であり、２は
前記密閉容器に収納された電動機である。前記密閉容器
１の一部に開口部３が形成され、この開口部３には給電
用ターミナル部４が設けられている。この給電用ターミ
ナル部４は、密閉容器１内に設けられている各リード線
に対応して導電ピン５を貫通保持させるものであって、
各導電５ピンは、ガラス封孔部６を介して金属外環７の
孔部８に支持され、導電ピン５は互いに電気的に絶縁さ
れている。
前記密閉容器に収納された電動機である。前記密閉容器
１の一部に開口部３が形成され、この開口部３には給電
用ターミナル部４が設けられている。この給電用ターミ
ナル部４は、密閉容器１内に設けられている各リード線
に対応して導電ピン５を貫通保持させるものであって、
各導電５ピンは、ガラス封孔部６を介して金属外環７の
孔部８に支持され、導電ピン５は互いに電気的に絶縁さ
れている。
【０００６】以上のような構成において、前記金属外環
７は前記密閉容器１の開口部３に嵌入した状態で支持
し、この金属外環７の周辺部には密閉容器１内の内部側
より絶縁劣化防止板９が当接して設けられている。この
絶縁劣化防止板９は難燃性樹脂で形成されており、圧縮
機の摺動部分である軸受けやコンロッドなどから発生し
た金属粉が絶縁劣化防止板９と金属外環７との間に侵入
するのを防止している。
７は前記密閉容器１の開口部３に嵌入した状態で支持
し、この金属外環７の周辺部には密閉容器１内の内部側
より絶縁劣化防止板９が当接して設けられている。この
絶縁劣化防止板９は難燃性樹脂で形成されており、圧縮
機の摺動部分である軸受けやコンロッドなどから発生し
た金属粉が絶縁劣化防止板９と金属外環７との間に侵入
するのを防止している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、前記金属粉の巨大分子は導電ピン５やガ
ラス封孔部６への付着は防止できるが、微細な金属粉は
容易に浸透し、導電ピン５間の絶縁劣化や、ガラス封孔
部６の表面絶縁性の低下によりリーク電流が流れて導電
ピン５を保持するガラスが溶解し、給電用ターミナル部
が破壊するという欠点を有していた。
うな構成では、前記金属粉の巨大分子は導電ピン５やガ
ラス封孔部６への付着は防止できるが、微細な金属粉は
容易に浸透し、導電ピン５間の絶縁劣化や、ガラス封孔
部６の表面絶縁性の低下によりリーク電流が流れて導電
ピン５を保持するガラスが溶解し、給電用ターミナル部
が破壊するという欠点を有していた。
【０００８】本発明は上記課題に鑑み、前記導電ピン接
続部における絶縁不良及びスパークによるターミナル部
破損などの事故を防止した圧縮機を提供することを目的
とするものである。
続部における絶縁不良及びスパークによるターミナル部
破損などの事故を防止した圧縮機を提供することを目的
とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の圧縮機は、電動機と前記電動機で駆動される
圧縮手段を密閉収納する密閉容器の一部に開口部を設
け、この開口部に前記電動機に給電するための給電用タ
ーミナル部を設け、この給電用ターミナル部は前記開口
部に嵌合する金属外環に絶縁部材を介して支持され前記
密閉容器内部からのリード線と接続される複数本の導電
ピンとを備え、前記開口部の周設にマグネット板を固着
したという構成を備えたものである。
に本発明の圧縮機は、電動機と前記電動機で駆動される
圧縮手段を密閉収納する密閉容器の一部に開口部を設
け、この開口部に前記電動機に給電するための給電用タ
ーミナル部を設け、この給電用ターミナル部は前記開口
部に嵌合する金属外環に絶縁部材を介して支持され前記
密閉容器内部からのリード線と接続される複数本の導電
ピンとを備え、前記開口部の周設にマグネット板を固着
したという構成を備えたものである。
【００１０】
【作用】本発明は上記した構成により、給電用ターミナ
ル部が嵌合する密閉容器の開口部の周設マグネット板を
固着したことにより圧縮機の摺動部分である軸受けやコ
ンロッドなどから発生した微細な金属粉をマグネットの
磁石により吸着させ、導電ピン間の絶縁不良及びスパー
クによるターミナル部破損などの事故を防止することが
できる。
ル部が嵌合する密閉容器の開口部の周設マグネット板を
固着したことにより圧縮機の摺動部分である軸受けやコ
ンロッドなどから発生した微細な金属粉をマグネットの
磁石により吸着させ、導電ピン間の絶縁不良及びスパー
クによるターミナル部破損などの事故を防止することが
できる。
【００１１】
【実施例】以下本発明による圧縮機の第１の実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。
いて図面を参照しながら説明する。
【００１２】尚、従来と同一構成については、同一符号
を付して詳細な説明を省略する。図１は、本発明の一実
施例を示す圧縮機の要部断面図である。１０は圧縮手段
駆動用の電動機から引き出された各リード線で導電ピン
５と接続されている。導電ピン５は従来例と同じく金属
外環７の孔部８にガラス封孔部６を介して絶縁保持され
て外部電源とつながり、前記電動機へ電力を供給してい
る。１１はマグネット板で密閉容器１内の開口部３の周
設に固着させている。
を付して詳細な説明を省略する。図１は、本発明の一実
施例を示す圧縮機の要部断面図である。１０は圧縮手段
駆動用の電動機から引き出された各リード線で導電ピン
５と接続されている。導電ピン５は従来例と同じく金属
外環７の孔部８にガラス封孔部６を介して絶縁保持され
て外部電源とつながり、前記電動機へ電力を供給してい
る。１１はマグネット板で密閉容器１内の開口部３の周
設に固着させている。
【００１３】以上のような本発明の構成において、密閉
容器１の内側に位置するリード線１０と導電ピン５との
接続部分やガラス封孔部６を含む給電用ターミナル部に
は、密閉容器１内に存在する圧縮機の摺動部分である軸
受けやコンロッドなどから発生した微細な金属粉をマグ
ネット板１１の磁力により吸着されるため、導電ピン５
間の絶縁不良及びスパークによってターミナル部破損な
どの事故を防止することができる。
容器１の内側に位置するリード線１０と導電ピン５との
接続部分やガラス封孔部６を含む給電用ターミナル部に
は、密閉容器１内に存在する圧縮機の摺動部分である軸
受けやコンロッドなどから発生した微細な金属粉をマグ
ネット板１１の磁力により吸着されるため、導電ピン５
間の絶縁不良及びスパークによってターミナル部破損な
どの事故を防止することができる。
【００１４】次に、本発明の圧縮機の第２の実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。尚、第１の実施例と
同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省
略する。
いて図面を参照しながら説明する。尚、第１の実施例と
同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省
略する。
【００１５】図２は、本発明の第２の実施例による圧縮
機の主要部分断面図である。１０は圧縮手段駆動用の電
動機から引き出された各リード線で導電ピン５と接続端
子（図示せず）で接続されている。１２はリード線１０
と導電ピン５との接続部に耐熱性を有する絶縁性で一体
的に覆ったクラスタである。１３はマグネット板で接続
部の反対側のクラスタ１２に固着させている。
機の主要部分断面図である。１０は圧縮手段駆動用の電
動機から引き出された各リード線で導電ピン５と接続端
子（図示せず）で接続されている。１２はリード線１０
と導電ピン５との接続部に耐熱性を有する絶縁性で一体
的に覆ったクラスタである。１３はマグネット板で接続
部の反対側のクラスタ１２に固着させている。
【００１６】以上のような構成において、密閉容器１の
内側に位置するリード線１０と導電ピン５との接続部分
やガラス封孔部６を含む給電用ターミナル部４には、密
閉容器１内に存在する圧縮機の摺動部分である軸受けや
コンロッドなどから発生した微細な金属粉をマグネット
板１３の磁力により吸着されるため、導電ピン５間の絶
縁不良及びスパークによってターミナル部破損などの事
故を防止することができる。
内側に位置するリード線１０と導電ピン５との接続部分
やガラス封孔部６を含む給電用ターミナル部４には、密
閉容器１内に存在する圧縮機の摺動部分である軸受けや
コンロッドなどから発生した微細な金属粉をマグネット
板１３の磁力により吸着されるため、導電ピン５間の絶
縁不良及びスパークによってターミナル部破損などの事
故を防止することができる。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明は、電動機と圧縮手
段を備えた圧縮機の給電用ターミナルにおいて、密閉容
器内の一部の開口部の周設にマグネット板を固着させた
ことにより、給電用ターミナル部のリード線と導電ピン
との接続部及び導電ピン間には、圧縮機の摺動部分であ
る軸受けやコンロッドなどから発生する微細な金属粉
を、マグネットの磁力により吸着されるため、導電ピン
間の絶縁不良及びスパークによってターミナル部破損な
どの事故を防止することができる。
段を備えた圧縮機の給電用ターミナルにおいて、密閉容
器内の一部の開口部の周設にマグネット板を固着させた
ことにより、給電用ターミナル部のリード線と導電ピン
との接続部及び導電ピン間には、圧縮機の摺動部分であ
る軸受けやコンロッドなどから発生する微細な金属粉
を、マグネットの磁力により吸着されるため、導電ピン
間の絶縁不良及びスパークによってターミナル部破損な
どの事故を防止することができる。
【００１８】また、本発明は、電動機から引き出された
各リード線と導電ピンとの接続部に耐熱性を有する絶縁
性で一体的に覆ったクラスタにマグネット板を固着させ
たので圧縮機の摺動部分である軸受けやコンロッドなど
から発生する微細な金属粉を吸着できる。
各リード線と導電ピンとの接続部に耐熱性を有する絶縁
性で一体的に覆ったクラスタにマグネット板を固着させ
たので圧縮機の摺動部分である軸受けやコンロッドなど
から発生する微細な金属粉を吸着できる。
【図１】本発明による第１の実施例における圧縮機の要
部断面図
部断面図
【図２】本発明による第２の実施例における圧縮機の主
要部分断面図
要部分断面図
【図３】従来の圧縮機の給電用ターミナルの断面図
【図４】従来の圧縮機の要部断面図
１ 密閉容器 ２ 電動機 ３ 開口部 ４ 給電用ターミナル ５ 導電ピン ６ ガラス封孔部 ７ 金属外環 １０ リード線 １１ マグネット板 １２ クラスタ １３ マグネット板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−125981（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F04B 39/00 106
Claims (2)
- 【請求項１】 電動機と前記電動機で駆動される圧縮機
手段を密閉収納する密閉容器の一部に開口部を設け、こ
の開口部に前記電動機に給電するための給電用ターミナ
ルは前記開口部に嵌合する金属外環と、この金属外環に
絶縁部を介して支持され前記密閉容器内部からのリード
線と接続される複数本の導電ピンとを備え、前記開口部
の周設にマグネット板を固着させてなる密閉型圧縮機。 - 【請求項２】 金属外環に絶縁部材を介して支持され前
記密閉容器内部からのリード線と接続される複数本の導
電ピンとを備え、前記複数本の導電ピンと前記リード線
との接続部に耐熱性を有する絶縁性樹脂で一体的に覆
い、この樹脂に成形したマグネット板を固着した請求項
１に記載の密閉型圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3288434A JP2980265B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 密閉型電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3288434A JP2980265B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 密閉型電動圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05126047A JPH05126047A (ja) | 1993-05-21 |
| JP2980265B2 true JP2980265B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=17730167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3288434A Expired - Fee Related JP2980265B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 密閉型電動圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2980265B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023166839A1 (ja) * | 2022-03-03 | 2023-09-07 | ダイキン工業株式会社 | 圧縮機、及び冷凍サイクル装置 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP3288434A patent/JP2980265B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05126047A (ja) | 1993-05-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |