JPH0658260A - 密閉形電動圧縮機 - Google Patents

密閉形電動圧縮機

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JPH0658260A
JPH0658260A JP20659992A JP20659992A JPH0658260A JP H0658260 A JPH0658260 A JP H0658260A JP 20659992 A JP20659992 A JP 20659992A JP 20659992 A JP20659992 A JP 20659992A JP H0658260 A JPH0658260 A JP H0658260A
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cluster
protection device
overload protection
glass
terminal
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JP20659992A
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Wataru Sugawara
渉 菅原
Toshio Shimada
俊雄 島田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラスタに付設された過負荷保護装置の保
護、ピン端子とピン接触片との良好なコンタクト等を図
る。 【構成】 クラスタ6には、その本体6dに穴部6a,
6b,6cが設けられ、穴部6aには、過負荷保護装置
11を介して口出線5aの先端に固着された接触部材5
a”が差し込まれ、穴部6b,6cには夫々口出線5
b,5cの先端に固着された接触部材5b”,5c”が
差し込まれる。これにより、本体6dの側面に過負荷保
護装置11が取り付けられることになる。これら接触部
材5a”,5b”,5c”のピン接触片9a,9b,9
cは穴部6a,6b,6cの奥でガラス封止端子のピン
端子が挿入される導電ピン挿入孔8a,8b,8cに対
抗して位置付けられる。クラスタ6の本体6dからL字
状の絶縁壁6eが伸長しており、過負荷保護装置11は
この絶縁壁6eと本体6dとの間に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫、空気調和機、
除湿機等に用いて好適な密閉形電動圧縮機に係り、特
に、その過負荷保護装置の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷蔵庫,空気調和機,除湿機等
密閉形電動圧縮機を用いる製品には、電動機の過熱焼損
を防止するために過負荷保護装置が設けられている。こ
の種の過負荷保護装置としては従来種々提案されている
が、その一例として特公平2−43036号公報や特開
平3−156183号公報等に開示されているものがし
られている。
【0003】まず、特公平2−43036号公報に記載
の密閉形電動圧縮機を図8乃至図10によって説明す
る。但し、図8はこの密閉型電動機圧縮機の縦断面図で
あって、1は密閉容器、2は電動機要素、3は回転圧縮
機要素、4はガラス封止端子、4a、4b、4cは導電
ピン、5a,5b,5cは口出線、6はクラスタであ
る。また、図9は図8におけるクラスタ6の構造を示す
断面図であって、7は樹脂枠、8a,8b,8cはピン
挿入孔、9a,9b,9cはピン接触片、10は空洞
部、11は過負荷保護装置、12は固定接点、13はバ
イメタル支点、14は可動接点、15はバイメタル、1
6は連絡片、17,18,19は連絡片、20a,20
b,20cは口出線接触片であり、図8に対応する部分
には同一符号を付けている。さらに、図10は図9に示
したクラスタ6を用いた図8における電動機要素2の電
気結線図であって、21は運転用キャパシタであり、図
8,図9に対応する部分には同一符号を付けている。
【0004】図8において、筒状の密閉容器1内には、
その上方に電動機要素2が、下方に回転圧縮機要素3が
配置されて収納されている。また、この密閉容器1には
ガラス封止端子4が取り付けられており、電動機要素2
の3本の口出線5a,5b,5cとガラス封止端子4内
に設けられた導電ピン4a、4b、4cとが夫々、クラ
スタ6を介して、電気的に接続されている。
【0005】クラスタ6では、図9に示すように、熱硬
化性の樹脂枠7内に3個のピン挿入孔8a,8b,8c
が夫々、ガラス封止端子4の3個の導電ピン4a、4
b、4cと対応する位置に設けられている。これらピン
挿入孔8の内側には夫々、導電性の金属板からなるピン
接触片9a,9b,9cが挿入されている。クラスタ6
は、これらピン接触片9a,9b,9cに導電ピン4
a、4b、4cが差し込まれることにより、図8に示す
ように導電ピン4a、4b、4cが電動機要素2の口出
線5a,5b,5cの外部端子となる。
【0006】樹脂枠7の一部には空洞部10が設けら
れ、そこにラインブレイクタイプの過負荷保護装置11
が収納固定されている。この過負荷保護装置11は、固
定接点12,バイメタル支点13及びバイメタル15か
らなり、このバイメタル15は一端がバイメタル支点1
3に固定され、他端には、固定接点12に対向するよう
に、可動接点14が設けられている。
【0007】固定接点12はピン接触片9aと連絡片1
6によって電気的に接続され、バイメタル支点13は口
出線5aの口出線接触片20aと連絡片19によって電
気的に接続される。ピン接触片9b,9cは夫々、連絡
片17,18により、口出線5bの口出線接触片20
b、口出線5cの口出線接触片20cと電気的に接続さ
れる。
【0008】以上のような密閉形電動圧縮機の電気結線
によると、図10に示すように、電動機要素2の主コイ
ルと補助コイルとの共通接続点と導電ピン4aとの間
に、ラインブレイクタイプの過負荷保護装置11が設け
られることになり、圧縮機外部の導電ピン4b、4c間
に運転用キャパシタ21を接続し、導電ピン4a、4c
間に交流単相電源を接続することにより、電動機要素2
を、過負荷保護装置を内蔵した単相誘導電動機として、
作動させることができる。
【0009】特開平3−156183号公報には、密閉
形電動圧縮機の過負荷保護装置の取付構造が示されてお
り、これを図11及び図12によって説明する。但し、
図11はその平面図、図12は側面図であって、22は
絶縁チュ−ブ、23,24は端子であり、図9に対応す
る部分には同一符号をつけている。
【0010】図11及び図12において、上記のように
密閉形電動圧縮機の密閉容器内に設けられた電動機要素
の口出線5a,5b,5cは夫々、クラスタ6により、
密閉容器に設けられたガラス封止端子内の導電ピンに接
続され、これら導電ピンが口出線5a,5b,5cとな
る。図11では、クラスタ6の側面に、例えば、バイメ
タルからなる過負荷保護装置11が設けられ、図12で
は、クラスタ6の上面に過負荷保護装置11が設けられ
ており、この過負荷保護装置11の外側は絶縁チュ−ブ
22で被覆されている。そして、過負荷保護装置11の
一方の端子23は口出線5aに接続されており、他方の
端子24は、連絡片16により、クラスタ6のピン挿入
孔8a内に設けられているピン接触片9aに接続されて
いる。また、他の口出線5b,5cは夫々、連絡片1
7,18により、クラスタ6のピン挿入孔8b,8c内
に設けられているピン接触片9b,9cに接続されてい
る。これらピン接触片9a,9b,9cに夫々導電ピン
が挿入される。
【0011】以上の密閉形電動圧縮機では、過負荷保護
装置は、クラスタ6が、過負荷保護装置11を取り付け
た状態で、各導電ピンをピン接触片9a,9b,9cに
挿入することにより固定される構造となっている。
【0012】図13,図14はさらに他の例を示すもの
であり、夫々図11,図12に示した例と同様の構造を
なしているが、いずれもクラスタ6と過負荷保護装置1
1とが、例えば、ポリエステル系の熱収縮性の絶縁チュ
−ブからなる絶縁材25によって一体的に被覆されてい
る点が異なる。なお、この絶縁材25には、図15に示
すように、ピン挿入孔8bと合致した位置に挿入孔26
がこのピン挿入孔8bよりも大きく穿設されており、こ
の挿入孔26を介してピン挿入孔8bに導入ピン4bが
挿入できるようになっている。
【0013】ところで、かかる過負荷保護装置が故障す
ると、電動機要素にロック電流が連続して流れ、このた
め、電動機要素の発熱によって炭化物が生じ、この炭化
物がガラス封止端子のガラス部に付着するような場合が
生じる。このような場合、ガラス封止端子内の導入ピン
間の絶縁性が低下する。
【0014】これを防止するため、特開昭63−230
972号公報には、電動機要素からの口出線が取り付け
られたクラスタに円筒部を設け、この円筒部をガラス封
止端子のカップ状の内壁に嵌合させ、ガラス封止端子の
内側をクラスタでカバーするようにして、導入ピンが露
出しないようにしたものが開示されている。
【0015】なお、上記のようなクラスタは、例えば、
ケイ砂と粘土を主成分としたセラミックス等で形成され
ている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、過負荷
保護装置が一体化されたクラスタが種々提案されている
が、これらには次のような問題がある。
【0017】即ち、上記特開平2−43036号公報に
記載のものでは、クラスタのケ−ス内に直接過負荷保護
装置を組み付けて一体化するため、 1.過負荷保護装置に冷凍機油や冷媒が侵入した場合、
この過負荷保護装置のオン、オフによって開閉接点部か
らア−クが発生すると、開閉接点部が異常に消耗するこ
とになる。 2.高温、高圧条件下に長期間さらされるので、長期に
わたって信頼性を保証するためには、熱硬化性樹脂ケ−
ス7と連絡片16(例えば図9)との間の気密保持に接
着方法あるいはインサ−ト成形方法等を用いることが考
えられるが、いずれも完全な方法とは言えず、原価高と
なるという欠点がある(特開平3−16727号公報参
照)。 3.クラスタと一体であるため、過負荷保護装置の組
立,調整を現有設備で対応させることは不可能である。
また、歩留りが大幅に低下する。 4.過負荷保護装置は、その組立,調整時、少なくとも
バイメタルの反転温度に等しい温度の油中または空気中
にさらされるため、過負荷保護装置に用いる絶縁材料と
しては、これに耐える耐熱性、耐油性の絶縁材料が要求
される。
【0018】また、上記特開平3−156183号公報
に記載ものでは、これで指摘するように、クラスタをガ
ラス封止端子に差し込むときに、過負荷保護装置に無理
な力が加わるという問題があるが、さらに、 1.図16に示すように、絶縁チュ−ブ22はフリ−状
態で過負荷保護装置を被覆しており、しかも、ガラス封
止端子4のカップ状金属外環のエッジ4dの近くにある
から、電動機の起動、停止の度に発生する機械的振動は
もとより、運転中の振動で絶縁チュ−ブ22は移動し、
そのときの加振力でガラス封止端子4のカップ状金属外
環のエッジ4dに擦られることもある。このため、比較
的薄い絶縁チュ−ブ22が摩擦し、破れて絶縁破壊が発
生する場合がある。なお、この過負荷保護装置11で
は、特開平2−227928号公報に開示されるよう
に、そのハウジングが金属製であって、バイメタルの閉
路、開路に拘らず電路の一部をなしており、一方の充電
部となっている。 2.また、万一過負荷保護装置11の導入線と導電体の
接続が弱く、使用中に外れた場合には、絶縁チュ−ブ2
2から突出した過負荷保護装置11の端子周辺と密閉形
電動圧縮機の一部とが接触し、漏電する恐れがある。
【0019】これを改善した図13,図14に示した例
では、上記2項の問題は解決できるものの、上記1項に
ついては解消できず、さらには、 1.絶縁材に設けられた挿入孔の位置合わせが上、下逆
になると、過負荷保護装置11の取付けが不可能とな
る。 2.このため、挿入孔の位置合わせの作業に注意が必要
になり、作業性が著しく低下する。 3.また、絶縁材は形状、寸法が大きなものとなるか
ら、原価高となる欠点がある。 4.熱収縮性の絶縁チュ−ブからなる絶縁材を用いるこ
とから、クラスタと過負荷保護装置とが完全に固定さ
れ、過負荷保護装置と連結している導電体の位置が定ま
り、導電ピンの寸法バラツキを他の2つの導電体で吸収
せねばならず、挿入作業性が低下するともに、接触信頼
性の低下を期たす恐れがある。
【0020】なお、導電ピンに対して導電体の嵌合部は
適度に遊びがあり、導電ピンの寸法バラツキに対して任
意に追従するものがクラスタ性能に要求されていること
は周知の通りである。これを無視すると、一部のピン接
触片に過大な応力が発生し、ピン接触片がル−ズコンタ
クトとなってこの部分の異常発熱からクラスタの焼損事
故に発展する恐れがある。また、完全オ−プンとなった
ときには、密閉形電動圧縮機自身の機能停止に至り、こ
の面から不具合を招く恐れがある。
【0021】上記特開昭63−230972号公報に記
載のものでは、クラスタ自身が耐熱性の優れたセラミッ
ク等で形成されているため、 1.ガラス封止端子に炭化物が直接付着することを防止
することはできるが、クラスタ自身に炭化物が付着成長
し、その表面の絶縁が低下して導電ピン間の絶縁性が損
なわれる。 2.換言すれば、見掛け上の絶縁距離がガラス封止端子
と比較して大きくなったにすぎず、絶縁低下後の最終故
障モ−ドはクラスタ自身のクラックに発展し、ガラス封
止端子のシ−ル効果がこの時点で失うものであることが
ある。
【0022】本発明の目的は、かかる問題を解消し、そ
の構成が簡単で、かつ安価な密閉形電動圧縮機を提供す
ることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、密閉形容器内に回転圧縮機要素とこの回
転圧縮機要素を駆動する電動機とが収納され、密閉容器
に配置したガラス封止端子と、ガラス封止端子と電動機
の口出線とを接続する接点端子を具備した絶縁材料から
なるクラスタと、クラスタの接続端子に過負荷保護装置
を付設してクラスタと一体化したクラスタ形過負荷保護
装置とを有する密閉形電動圧縮機において、 1.クラスタの側面に過負荷保護装置を配置すると共
に、クラスタの一部を延長した絶縁壁を過負荷保護装置
とガラス封止端子との間に介在させる。
【0024】2.クラスタの側面に過負荷保護装置を配
置すると共に、クラスタの一部を延長して絶縁壁を形成
し、この絶縁壁が、過負荷保護装置の周囲を囲い、過負
荷保護装置とガラス封止端子,電動機要素のエンドコイ
ルとの間に介在させる。
【0025】3.クラスタの上面に過負荷保護装置を配
置すると共に、クラスタの一部を延長して絶縁壁を形成
し、この絶縁壁が、過負荷保護装置の周囲を囲い、過負
荷保護装置と電動機要素のエンドコイルとの間に介在さ
せる。
【0026】4.過負荷保護装置の端子部をL字状に折
曲して、過負荷保護装置をクラスタの側面上方に配置す
ると共に、クラスタの一部を延長して絶縁壁を形成し、
この絶縁壁が、過負荷保護装置の周囲を囲い、過負荷保
護装置とガラス封止端子,電動機要素のエンドコイルと
の間に介在させる。
【0027】5.クラスタを熱可塑性合成樹脂で成形す
ると共に、クラスタの外周部にフランジ部を設け、この
フランジ部でガラス封止端子の金属外環を覆うようにす
る。
【0028】
【作用】
1.過負荷保護装置とガラス封止端子との間に介在した
絶縁壁により、過負荷保護装置はガラス封止端子のカッ
プ状金属外環のエッジと接触することがなく、絶縁チュ
−ブと異なりその肉厚、形状が任意に成形できるため、
耐摩擦性能が向上する。
【0029】2.クラスタをガラス封止端子に差し込む
とき、絶縁壁により、過負荷保護装置に無理な力が加わ
ることがない。
【0030】3.クラスタと過負荷保護装置を途中まで
別々に製作できるため、現有設備で対応できる。その
上、部品の位置合わせに伴なう管理上の工数増加を来す
こともない。
【0031】4.クラスタと一体にフランジ部を設ける
ことにより、ガラス封止端子に直接炭化物が付着せず、
ガラス封止端子部の絶縁劣化が発生しない。
【0032】5.クラスタを溶融適下する熱可塑性合成
樹脂で形成することにより、クラスタの表面に炭化物が
付着することがあっても、炭化物が多量に生成される高
温度の条件下では、表面に付着した炭化物が熱可塑性合
成樹脂自身の溶融適下作用により洗い流され、常に新し
い樹脂面が露出することによって絶縁が保たれる。
【0033】以上により、取付け作業性に優れ、絶縁信
頼性の高いクラスタ形過負荷保護装置を有する密閉形電
動圧縮機を提供することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は本発明による密閉形電動圧縮機の一実施例の
要部を示す縦断面図であって、6dはクラスタ6の本
体、6eは絶縁壁であり、前出図面に対応する部分には
同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0035】同図において、密閉容器1の上部に、カッ
プ状金属外環4dがこの密閉容器1内の下方に向くよう
に、ガラス封止端子4が取り付けられており、これに密
閉容器1の外部から内部に貫通するように、3本の導電
ピン端子4a,4b,4cが固定されている。そして、
クラスタ6が、先に説明した従来の密閉形電動圧縮機と
同様の方法で、ガラス封止端子4に取り付けられてい
る。
【0036】このクラスタ6には、例えば、先の特開平
2−227928号公報に開示されているような過負荷
保護装置11が取り付けられており、また、クラスタ6
の本体6dから延長してL字状をなす絶縁壁6eが設け
られている。過負荷保護装置11はかかる絶縁壁6eと
クラスタ6の本体6dとで形成される空間内に位置付け
られ、これにより、この絶縁壁6eが過負荷保護装置1
1とガラス封止端子4のカップ状金属外環4dとの間に
介在することになる。この過負荷保護装置11は、口出
線5a,5b,5cのうちの1つ、ここでは、口出線5
a、に取り付けられている。
【0037】次に、過負荷保護装置11及びクラスタ6
について説明する。図2は過負荷保護装置11と口出線
5aとの接続方法を示す図である。
【0038】同図において、過負荷保護装置11は突出
した2本の端子23,24を有しており、一方の端子2
3に、3本の口出線5a,5b,5cのうちの1つ、即
ち、口出線5aの先端に設けられた接触片5a’が溶接
等の方法によって固着され、他方の端子24に先端にピ
ン接触片9aを有する接触部材5a”が同様の方法で固
着される。即ち、過負荷保護装置11は口出線5aの先
端に取付けられることになる。かかる過負荷保護装置1
1,口出線5aと他の口出線5b,5cとがクラスタ6
に取り付けられる。
【0039】図3はクラスタ6の構造とそれへの口出線
5a,5b,5c及び過負荷保護装置11の取付け方法
を示す図である。図3(a)において、クラスタ6の本
体6aは3つの穴部6a,6b,6cを有する筐体をな
しており、その上面から夫々の穴部6a,6b,6cに
貫通するピン挿入孔8a,8b,8cが設けられてい
る。これらピン挿入孔8a,8b,8cは夫々三角形
(例えば、正三角形や二等辺三角形)の各頂点に位置付
けられており、穴部6a,6b,6cはピン挿入孔8
a,8b,8cの位置よりも若干深くなっている。ま
た、クラスタ6の本体6dの下面から延長して、途中か
ら上面側に折れ曲がったL状の絶縁壁6eが設けられて
いる。
【0040】かかるクラスタ6の穴部6aに過負荷保護
装置11が取り付けられた口出線5aの先端、より正確
には、過負荷保護装置11の端子24に固着された接触
部材5a”が、この穴部6aの底まで差し込まれる。こ
のように差し込まれた状態では、この接触部材5a”の
先端のピン接触片9aが穴部6aの奥のピン挿入孔8a
に対抗して位置付けられる。このとき、図3(b)に示
すように、過負荷保護装置11は、穴部6aの前のクラ
スタ6の本体6dと絶縁壁6eとで形成される空間内に
位置付けられる。
【0041】また、図3(a)において、他の口出線5
b,5cの先端には夫々、先端にピン接触片9b,9c
を有する接触部材5b”,5c”が固着されており、こ
れらが夫々クラスタ6の穴部6b,6cにその底まで差
し込まれる。これにより、これらピン接触片9b,9c
はこれら穴部6b,6cの奥のピン挿入孔8b,8cに
対抗して位置付けられる。換言すると、ピン接触片9
a,9b,9cをこれら穴部6a,6b,6cの奥まで
差し込んだとき、これらピン接触片9a,9b,9cが
夫々ピン挿入孔8b,8cに対抗して位置付けられるよ
うに、穴部6a,6b,6cの深さが決められている。
【0042】このようにして口出線5a,5b,5cが
取り付けられたクラスタ6(これをプラグイン形過負荷
保護装置という)のピン挿入孔8a,8b,8cに図1
における導電ピン端子4a,4b,4cを差し込むと、
これら導電ピン端子4a,4b,4cの先端がピン接触
片9a,9b,9cに挟持されることになり、口出線5
a,5b,5cが夫々導電ピン端子4a,4b,4cに
接続されてクラスタ6がガラス封止端子4に取り付けら
れることになる。
【0043】なお、クラスタ6は、ポリブチレンテフタ
レ−ト(PET),ポリアミド(PA),ポリサルホン
(PSF),ポリアリレ−ト(PAR)等の熱可塑性樹
脂で成形される。また、上記のように、プラグイン形過
負荷保護装置(クラスタ6)をガラス封止端子4に取り
付けると、電動機要素について、図10と同様の回路が
形成される。
【0044】以上の構成の実施例によると、クラスタ6
をガラス封止端子4に取り付ける際には、過負荷保護装
置11は絶縁壁6eで保護されてガラス封止端子4のど
こにも当ることがないから、過負荷保護装置11に無理
な力がかかることがなく、従って、過負荷保護装置11
の端子23,24が折れ曲がる等の事故が起るようなこ
とはない。
【0045】また、過負荷保護装置11とガラス封止端
子4のカップ状金属外環4dとの間に介在しているの
で、電動機の起動時,停止時,或いは運転中の振動で過
負荷保護装置11が揺れても、この過負荷保護装置11
がガラス封止端子4のカップ状金属外環4dに触れるこ
とがなく、過負荷保護装置11に絶縁チュ−ブのような
等肉で薄肉でない任意の肉厚設計が可能であるため、そ
の摩耗に対してもそれ相当の安全設計が可能となる。
【0046】さらに、クラスタ6の穴部6a,6b,6
c内では、これらに挿入されたピン接触片9a,9b,
9cが拘束されず、多少自由な動きをすることができ
る。このため、ピン挿入孔8a,8b,8cから挿入さ
れる導電ピン端子4a,4b,4cに寸法等のバラツキ
がある程度あっても、ピン接触片9a,9b,9cの移
動によって吸収されることになり、導電ピン端子4a,
4b,4cとピン接触片9a,9b,9cとの間でル−
スコンタクトが発生することがない。
【0047】図4はクラスタ6の他の具体例を示すもの
であって、この具体例では、クラスタ6の側面に過負荷
保護装置11を付設し、過負荷保護装置11の周囲を囲
むように、クラスタ6に絶縁壁6e’が設けられてい
る。
【0048】図5はクラスタ6のさらに他の具体例を示
すものであって、この具体例では、クラスタ6のピン挿
入孔が設けられている面とは反対側の面に過負荷保護装
置11が付設され、過負荷保護装置11の周囲を囲むよ
うに、クラスタ6に絶縁壁6e’が設けられている。
【0049】図6はクラスタ6のさらに他の具体例を示
すものであって、この具体例では、クラスタ6の側面上
方に過負荷保護装置11の端子23、24をL字状に折
曲し付設するとともに、過負荷保護装置11の周囲を囲
むように、クラスタ6に絶縁壁6e’が設けられてい
る。
【0050】なお、これら具体例においても、図1に示
したクラスタ6の場合と同様の口出線や過負荷保護装置
11のクラスタ6への取り付けがなされる。
【0051】これら図4乃至図6に示した具体例による
と、過負荷保護装置11とガラス封止端子4のカップ状
金属外環4dとの絶縁はもとより、電動機要素2のエン
ドコイル2a(図5)との間の絶縁も堅固なものとなる
し、図1に示したクラスタ6の場合と同様の効果が得ら
れる。
【0052】図7(a)は本発明による密閉形電動圧縮
機の他の実施例の要部を示す縦断面図、図7(b)は図
7(a)の矢印X方向からみた平面図であって、27は
フランジ部、27aはリング部、27bは絶縁壁であ
り、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複
する説明を省略する。
【0053】図7(a),(b)において、クラスタ6
には、ガラス封止端子4のカップ状金属外殻4dの全面
を覆い、かつ外周部にカップ状金属外殻4dを囲むよう
にリング部27aが形成されたフランジ部27が設けら
れている。また、このフランジ部27のリング部27a
が設けられている面とは反対側の面の外周側には、平板
状の絶縁壁27bがこのフランジ部27の面に垂直に設
けられており、この絶縁壁27bとクラスタ6との間の
空間に、このクラスタ6の壁面に取付けられている過負
荷保護装置11が配置される。
【0054】この実施例によると、ガラス封止端子4の
内部は、フランジ部27とリング部27aとにより、密
閉容器1内の他の部分に対して密閉された状態となり、
このため、圧縮機要素や電動機要素に異常が生じて過負
荷保護装置11が故障し、この結果、炭化物が発生して
も、ガラス封止端子4内に直接炭化物が入り込んで付着
することがなく、クラスタ6の外殻とこのフランジ部2
7に付着するだけである。電動機要素2が継続的に発熱
して炭化物が継続的に生成されると、密閉容器内の温度
も上昇し、クラスタ6の表面が溶融するが、この溶融物
と一緒に炭化物も流れ去ることになる。この結果、クラ
スタ6には常に熱可塑性合成樹脂材料の新しい表面が形
成され続け、大幅な絶縁低下を招くことがない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、 1.過負荷保護装置に直接圧力が加わることがなく、ま
た、過負荷保護装置が拘束されることがないので、その
ピン接触片に過大な応力をかけないで、過負荷保護装置
のガラス封止端子への取付けが可能となり、接触信頼性
が高まるし、 2.過負荷保護装置がガラス封止端子に取り付けられた
後でも、過負荷保護装置とガラス封止端子や電動機要素
のエンドコイルとの間に良好な絶縁が確実に得られる
し、 3.ガラス封止端子に炭化物が直接付着するのを防止で
きるので、安全性が高まるし、 4.クラスタは熱可塑性合成樹脂で形成したものである
から、合成樹脂自身の物性効果により、万一炭化物が付
着しても、クリ−ニング作用が期待できてより安全性が
高まるし、 5.従来技術と比較してクラスタと過負荷保護装置の組
立が容易であるばかりでなく、部品構成上も最小範囲で
上記の種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による密閉形電動圧縮機の一実施例の要
部を示す継断面図である。
【図2】図1における過負荷保護装置及びその口出線へ
の取付け方法を示す図である。
【図3】図1におけるクラスタ及びそれへの図2に示し
た過負荷保護装置の取付け方法を示す図である。
【図4】図1に示した実施例に用いられるクラスタの他
の具体例を示す要部断面図である。
【図5】図1に示した実施例に用いられるクラスタのさ
らに他の具体例を示す要部断面図である。
【図6】図1に示した実施例に用いられるクラスタのさ
らに他の具体例を示す要部断面図である。
【図7】本発明による密閉形電動圧縮機の他の実施例の
要部を示す継断面図である。
【図8】密閉形電動圧縮機の全体構成を示す縦断面図で
ある。
【図9】従来のクラスタの一例を示す横断面図である。
【図10】クラスタに過負荷保護装置を取付けたときの
密閉形電動圧縮機における電動機部の結線を示す回路図
である。
【図11】従来のクラスタ形過負荷保護装置の一例を示
す平面図である。
【図12】従来のクラスタ形過負荷保護装置の他の例を
示す平面図である。
【図13】従来のクラスタ形過負荷保護装置のさらに他
の例を示す平面図である。
【図14】従来のクラスタ形過負荷保護装置のさらに他
の例を示す平面図である。
【図15】図14及び図15に示したクラスタ形過負荷
保護装置に用いられる絶縁材を示す斜視図である。
【図16】従来の密閉形電動圧縮機の他の例の要部を示
す継断面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 電動機要素 2a エンドコイル 3 回転圧縮機要素 4 ガラス封止端子 4a,4b,4c ピン端子 4d カップ状金属外環 5a,5b,5c 口出線 6 クラスタ 6a,6b,6c 穴部 6d 本体 6e 絶縁壁 8a,8b,8c 導電ピン挿入孔 9a,9b,9c ピン接触片 11 過負荷保護装置 23,24 端子 27 フランジ部 27a リング部 27b 絶縁壁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に回転圧縮機要素と該回転圧
    縮機要素を駆動する電動機要素とが収納され、該密閉容
    器に配置したガラス封止端子と、該ガラス封止端子と該
    電動機要素の口出線とを接続するピン接触片を具備した
    絶縁材料からなるクラスタと、該クラスタの該ピン接触
    片に過負荷保護装置を付設して該クラスタと一体化した
    クラスタ形過負荷保護装置とを有する密閉形電動圧縮機
    において、 該クラスタの側面に該過負荷保護装置を配置するととも
    に、 該クラスタの一部を延長した絶縁壁を該過負荷保護装置
    と該ガラス封止端子との間に介在させたことを特徴とす
    る密閉形電動圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記絶縁壁の先端部に、前記過負荷保護装置を囲むよう
    にL字状立上げ部を設けたことを特徴とする密閉形電動
    圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉容器内に回転圧縮機要素と該回転圧
    縮機要素を駆動する電動機要素とが収納され、該密閉容
    器に配置したガラス封止端子と、該ガラス封止端子と該
    電動機要素の口出線とを接続するピン接触片を具備した
    絶縁材料からなるクラスタと、該クラスタの該ピン接触
    片に過負荷保護装置を付設して該クラスタと一体化した
    クラスタ形過負荷保護装置とを有する密閉形電動圧縮機
    において、 該クラスタの側面に該過負荷保護装置を配置すると共
    に、 該クラスタの一部を延長して絶縁壁を設け、該絶縁壁
    が、該過負荷保護装置の周囲を囲い、該過負荷保護装置
    と該ガラス封止端子,該電動機要素のエンドコイルとの
    間に介在したことを特徴とする密閉形電動圧縮機。
  4. 【請求項4】 密閉容器内に回転圧縮機要素と該回転圧
    縮機要素を駆動する電動機要素とが収納され、該密閉容
    器に配置したガラス封止端子と、該ガラス封止端子と該
    電動機要素の口出線とを接続するピン接触片を具備した
    絶縁材料からなるクラスタと、該クラスタの該ピン接触
    片に過負荷保護装置を付設して該クラスタと一体化した
    クラスタ形過負荷保護装置とを有する密閉形電動圧縮機
    において、 該クラスタの上面に該過負荷保護装置を配置すると共
    に、 該クラスタの一部を延長して絶縁壁を設け、該絶縁壁
    が、該過負荷保護装置の周囲を囲い、該過負荷保護装置
    と該電動機要素のエンドコイルとの間に介在したことを
    特徴とする密閉形電動圧縮機。
  5. 【請求項5】 密閉容器内に回転圧縮機要素と該回転圧
    縮機要素を駆動する電動機要素とが収納され、該密閉容
    器に配置したガラス封止端子と、該ガラス封止端子と該
    電動機要素の口出線とを接続するピン接触片を具備した
    絶縁材料からなるクラスタと、該クラスタの該ピン接触
    片に過負荷保護装置を付設して該クラスタと一体化した
    クラスタ形過負荷保護装置とを有する密閉形電動圧縮機
    において、 該過負荷保護装置の端子部をL字状に折曲して、該過負
    荷保護装置を該クラスタの側面上方に配置すると共に、 該クラスタの一部を延長して絶縁壁を設け、該絶縁壁
    が、該過負荷保護装置の周囲を囲い、該過負荷保護装置
    と該ガラス封止端子,該電動機要素のエンドコイルとの
    間に介在したことを特徴とする密閉形電動圧縮機。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5におい
    て、 前記クラスタは、前記ガラス封止端子のカップ状金属外
    環の全周に接し、前記ガラス封止端子の内部全体を覆う
    リング状フランジ部を有することを特徴とする密閉形電
    動圧縮機。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5または6にお
    いて、 前記クラスタを熱溶融する熱可塑性合成樹脂で形成した
    ことを特徴とする密閉形電動圧縮機。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記クラスタは、前記熱可塑性合成樹脂が適下溶融する
    ことによる表面のクリ−ニング作用を有することを特徴
    とする密閉形電動圧縮機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5697216A (en) * 1994-04-29 1997-12-16 Techco Corporation Method and apparatus for reduction of fluid borne noise in hydraulic systems
KR20160095817A (ko) * 2015-02-04 2016-08-12 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기용 터미널 장치

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