JP2838832B2 - 気密容器及びその製造方法 - Google Patents

気密容器及びその製造方法

Info

Publication number
JP2838832B2
JP2838832B2 JP12759595A JP12759595A JP2838832B2 JP 2838832 B2 JP2838832 B2 JP 2838832B2 JP 12759595 A JP12759595 A JP 12759595A JP 12759595 A JP12759595 A JP 12759595A JP 2838832 B2 JP2838832 B2 JP 2838832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal cap
metal base
metal
inner diameter
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12759595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08321690A (ja
Inventor
哲志 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANSAI NIPPON DENKI KK
Original Assignee
KANSAI NIPPON DENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANSAI NIPPON DENKI KK filed Critical KANSAI NIPPON DENKI KK
Priority to JP12759595A priority Critical patent/JP2838832B2/ja
Publication of JPH08321690A publication Critical patent/JPH08321690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2838832B2 publication Critical patent/JP2838832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気密容器に関し、特に
気密端子と仮締め手段を具備した金属キャップとを使用
し、両者間のレーザ溶接を容易にした水晶振動子等の気
密容器及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気密容器を気密端子と金属キャッ
プに分解した図面によって説明する。図3は正面断面図
であり、図4は側面断面図である。図示するように、気
密端子12は、長円状の金属ベース13の長手方向の両
端近傍に設けた一対の貫通孔14にリード線15をそれ
ぞれ挿通してガラス16にて気密かつ絶縁して封着した
構成になっている。なお、気密端子12の一対のリード
線15の上端に水晶振動子片17などを固着した後、気
密端子12の外周に長円状の金属キャップ18を被せ、
フランジ部13bの位置まで挿入し、胴部13aの位置
でレーザ溶接して封止する。
【0003】ここで、金属ベース13の胴部13aの外
径と金属キャップ18の内径の関係を説明する。金属ベ
ース13の胴部13aの長径寸法をA、短径寸法をBと
した場合に、金属キャップ18の内径は、金属ベース1
3に対応して長径寸法をA+α、短径寸法をB+βとし
ている。すなわち、金属ベース13の胴部13a寸法よ
り金属キャップ18の内径を若干大きくして容易に被嵌
できるようにしている。気密端子12に金属キャップ1
8を被せた後、この両者を胴部13aの位置でレーザ溶
接している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような気密容器では、金属ベース13の胴部13a寸
法より金属キャップ18の内径を若干大きくしている
為、被嵌作業は容易になるが、一方気密端子12の外周
すなわち、金属ベース13の胴部13aに金属キャップ
18を被せた時、両者間にガタが生じて金属キャップが
外れやすく、レーザ溶接の作業性が悪くなる。従って、
金属キャップ18を金属ベース13のフランジ部13b
まで挿入した後、金属キャップ18が動かないように固
定した状態でレーザ溶接する必要があった。そこで、本
発明は上記問題点に鑑みて提案されたもので、その目的
とするところは、例えば、気密端子と金属キャップとを
レーザ溶接してなる電子部品において、気密締め金属ベ
ースの胴部の外径寸法と金属キャップの内径寸法との寸
法の選択値において仮締め手段を有し、レーザ溶接を容
易にした気密容器及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、長円状胴部と
フランジ部を有する金属ベースの長円方向の両端近傍に
設けた貫通孔にリード線を挿通してガラスにて封着して
なる気密端子と、気密端子の胴部外周に被嵌して封止す
る長円状の金属キャップと、仮締め手段とを具備した気
密容器を提供する。また、仮締め手段が、金属ベースの
胴部の外径寸法及びこれに外接する金属キャップの内径
寸法での所定の選択値であって、この金属キャップの長
径寸法を金属ベースの胴部の長径寸法より小さく、金属
キャップの短径寸法を金属ベースの胴部の短径寸法より
大きくした内径寸法である気密容器を提供する。さら
に、前記金属キャップ封止をレーザ溶接にて行なう気密
容器の製造方法を提供する。
【0006】
【作用】上記構成によれば、金属ベースの胴部の長径寸
法、短径寸法に対して、金属ベースの胴部に接する金属
キャップの内径寸法を、金属ベースの胴部の長径寸法よ
り小さく、かつ短径寸法より大きくした内径寸法にした
ことから、気密端子に金属キャップを被せた時、軽く圧
入するだけで、気密端子と金属キャップとの嵌合部にガ
タがなくなって、仮締め状態となり、金属キャップを保
持治具等の別手段により固定する必要がなくなりレーザ
溶接が容易となる。
【0007】すなわち、気密端子を形成する金属ベース
の胴部寸法と、この気密端子の外周に被せる金属キャッ
プの内径との寸法関係により、気密端子に金属キャップ
を被せた時、仮締め状態となって、レーザ溶接時に固定
する必要がなくなる。気密端子を形成する金属ベースの
胴部寸法と金属キャップの内径寸法との寸法関係が仮締
め手段となる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例、例えば気密端子を使用し、
この気密端子のリード線の上端に水晶振動子片を載置
後、金属キャャプにて封止する水晶発振器等に用いる気
密容器について、図面を参照しながら説明する。図1
は、この気密容器を分解した正面断面図であり、図2が
側面断面図を示す。図において、1は気密容器であっ
て、2は気密端子で、3は金属ベース、3a、3bが金
属ベースの胴部とフランジ部で、4は貫通孔で、5はリ
ード線で、6はガラスで、7が水晶振動子片であって、
8が金属キャップである。
【0009】図1および図2に示すように、気密端子2
は、長円状の金属ベース3の長手方向の両端近傍に設け
た一対の貫通孔4にリード線5をそれぞれ挿通してガラ
ス6にて気密かつ絶縁して封着した構成になっている。
次に、気密端子2の一対のリード線5の上端に水晶振動
子片7などを載置固着した後、気密端子2の金属ベース
3の胴部3a外周に金属キャップ8を被せ、フランジ部
3bの位置まで挿入し、胴部3aの位置でレーザ溶接し
て封止する。
【0010】ここで、金属ベース3の胴部3aの外径と
金属キャップ18の内径の関係を説明する。金属ベース
3は、従来の金属ベースを利用し、金属キャップのみを
設計変更している。金属ベース3の胴部3aの長径寸法
をA、短径寸法をBとした場合に、金属キャップ8の内
径は、金属ベース3に対応して長径寸法をA−αに設計
変更し、短径寸法は従来と同じくB+βとしている。
【0011】すなわち、金属ベース3の胴部3a寸法に
対応して、金属キャップ8の長径の内径を若干小さく
し、短径の内径を若干大きくしている。なお、αおよび
βは、電子部品の製品寸法によって異なるが、ここでは
αが0.5〜1%程度でβが3〜6%程度としている。また、
逆に金属ベース3の胴部3a寸法に対応して、金属キャ
ップ8の長径の内径を若干大きくし、短径の内径を若干
小さくすることも可能だが、仮締め手段としてはやや劣
ることが実験結果から分かっている。
【0012】次に、気密端子2に金属キャップ8を被せ
るが、金属ベース3の長径寸法に対して金属キャップ8
の内径をαだけ小さくしたことによって軽く圧入する必
要が生じる。しかし、短径の内径が金属ベース3の胴部
3aの短径寸法よりβだけ大きくしてあるため、小さな
力で容易に圧入できる。従って、気密端子と金属キャッ
プとの嵌合部は仮締め状態となり、能率よくレーザ溶接
することが可能となる。本発明は、気密端子と金属キャ
ップとを溶接して形成する比較的小さい気密容器、特に
レーザ溶接する気密容器に効果がある。
【0013】
【発明の効果】上述したように、本発明の気密容器によ
れば、気密端子を形成する金属ベースの胴部寸法と、こ
の気密端子の外周に被嵌する金属キャップの内径との寸
法関係が、仮締め手段となって気密端子と金属キャップ
との嵌合部で仮締め状態となる。従って、気密端子に金
属キャップを被せ、金属キャップを簡単に圧入するだけ
で、気密端子と金属キャップが仮締めされて、保持治具
等を用せず能率よくレーザ溶接ができ封止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による気密容器の正面断面図
【図2】 図1の側面断面図
【図3】 従来の気密容器の正面断面図
【図4】 図3の側面断面図
【符号の説明】
1 気密容器 2 気密端子 3 金属ベース 3a 胴部 3b フランジ部 4 貫通孔 5 リード線 6 ガラス 7 水晶振動子片 8 金属キャップ A 金属ベースの胴部寸法(長径) B 金属ベースの胴部寸法(短径)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長円状胴部とフランジ部を有する金属ベー
    スに、その長円方向で離間して挿通したリード線をガラ
    ス封着する気密端子と、前記金属ベースの外周に被嵌し
    て封止する長円状の金属キャップとからなり、 前記金属ベースの胴部の外径寸法及びこれに外接する金
    属キャップの内径寸法の所定の選択値であって、前記金
    属キャップの長径寸法を前記金属ベースの胴部の長径寸
    法より小さく、前記金属キャップの短径寸法を前記金属
    ベースの胴部の短径寸法より大きくした内径寸法である
    ことを特徴とする気密容器。
JP12759595A 1995-05-26 1995-05-26 気密容器及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2838832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12759595A JP2838832B2 (ja) 1995-05-26 1995-05-26 気密容器及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12759595A JP2838832B2 (ja) 1995-05-26 1995-05-26 気密容器及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08321690A JPH08321690A (ja) 1996-12-03
JP2838832B2 true JP2838832B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=14963977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12759595A Expired - Fee Related JP2838832B2 (ja) 1995-05-26 1995-05-26 気密容器及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2838832B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08321690A (ja) 1996-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005184767A (ja) 音叉型圧電振動片および音叉型圧電振動子の製造方法
JPH07114383A (ja) 圧電ブザー
JP2838832B2 (ja) 気密容器及びその製造方法
JP5207753B2 (ja) 電子素子用円筒型パッケージおよびその製造方法
JP2000165182A (ja) 気密端子およびそれを用いた電子部品
JP2001156574A (ja) 水晶振動子の構造
JP2002261566A (ja) 水晶振動子
JPS6022664Y2 (ja) 水晶振動子用保持器のステム
JPH0590870A (ja) 水晶振動子
JP2000286661A (ja) 表面実装型電子部品
JPH0112421Y2 (ja)
JP2531308Y2 (ja) 水晶振動子
JP3053662U (ja) ダイの気密封止パッケージング構造
JP3507618B2 (ja) 絶縁性容器の開口封鎖用の金属封塞体の両面に金属体を取りつける方法および間隙素子
JP3047407B2 (ja) 矩形状at振動子
JPH08307194A (ja) 振動子
JP3401775B2 (ja) モールド型水晶振動子
JPS6110348Y2 (ja)
JPH0453058Y2 (ja)
JPS58161516A (ja) 水晶振動子
JPH0414860Y2 (ja)
JP2673877B2 (ja) 管形ヒューズ
JP3027036U (ja) 水晶振動子
JPS63125010A (ja) リ−ド付圧電振動部品
JPH11154844A (ja) 水晶振動子

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees