JP3401775B2 - モールド型水晶振動子 - Google Patents
モールド型水晶振動子Info
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Description
ースに収納したリード端子付き水晶振動子を表面実装型
に対応した構成とするモールド型水晶振動子の改良に関
するものである。
ード端子付き水晶振動子は気密性に優れており、これを
用いて表面実装型に対応した構成とする試みはいくつか
なされている。このような試みの従来例を図7,図8に
示す。図7は金属リードフレームにリード端子付き水晶
振動子を搭載し、樹脂モールド処理を施す状態を示す平
面図であり、図8は図7の水晶振動子の頂部近傍の拡大
断面図である。なお、この従来例は特開昭62−344
10号の一実施例を示す図である。水晶振動子1は励振
電極が形成された水晶振動子片を気密的に収納した水晶
振動子本体10と、この水晶振動子本体10底部から導
出されたリード端子11,12からなる。このような水
晶振動子1を複数個金属リードフレームに搭載する。金
属リードフレームには複数個分の外部導出端子2a,2
b,2c,2dが連続して形成され、各水晶振動子のリ
ード端子11,12はこれら外部導出端子のリード端子
接続部21,22に半田、スポット溶接等で導電接合さ
れる。また、水晶振動子の上部は円筒状の水晶振動子に
対応した断面が半円形状の位置決め部23に設置され
る。ここで金型により水晶振動子、リード端子接続部、
位置決め部等を被覆し、樹脂を注入し、外部導出端子2
a,2b,2c,2d部分を切断することによりモール
ド型水晶振動子を得ることができる。このような構成に
より、水晶振動子の位置決めが容易になるとともに、位
置決め部でアースをとることができるモールド型水晶振
動子を得ることができる。
置決め部は、搭載する水晶振動子の一部外形形状に合致
させた形状を必要とし、厚み方向への加工がなされてい
る。ゆえに複数の一連の金属リードフレームを複数枚重
ねて取り扱ったり、あるいはリール状に取り扱う場合、
この厚み方向の加工分が互いに絡み合う等、取り扱い面
で問題点があった。また、水晶振動子を位置決め部に搭
載した構成だけでは、樹脂を注入した際、水晶振動子と
位置決め部の接触が無くなってしまう等の問題があり、
この接続を確実にするには半田、導電性接合材により別
途の導電接合手段を用いなければならないことがあっ
た。
れたもので、金属リードフレームの取り扱いを容易に
し、かつ別途の導電接合手段を用いることなしに水晶振
動子の金属ケース部分のアース引き出しを確実に行うこ
とのできる、モールド型水晶振動子を提供することを目
的とするものである。
めに、請求項1記載のモールド型水晶振動子は、水晶振
動子片を金属ケースにて気密封止した水晶振動子本体か
ら少なくとも2本のリード端子を導出した水晶振動子
と、前記各リード端子と接続される複数のリード端子接
続部と前記水晶振動子本体の金属ケースと押圧接触する
少なくとも一対の対向する当接片とを有するプレス加工
による金属リードフレームからなり、リード端子接続部
から外方に続く外部接続部分と当接片から外方に続く外
部接続部分を残して金属リードフレームと水晶振動子と
を樹脂モールドしたモールド型水晶振動子であって、前
記当接片は前記水晶振動子本体の幅方向寸法より若干小
さく設定され、かつ互いに対応する方向にその幅が漸次
小さくなる構成であり、水晶振動子本体を前記当接片間
に前記プレス加工の打ち抜き方向から圧入することによ
り、当接片が撓んだ状態で水晶振動子本体を固定し、前
記金属ケースと導通をとったことを特徴としている。
記載のモールド型水晶振動子において、前記当接片が複
数対向した構成としてもよい。
り若干狭い寸法(例えば、0.5〜1.0ミリ程度狭い
寸法)に選ばれるが、この寸法は当接片の材料の特性
(柔軟性、可撓性等)、厚さ等によって適宜決定すれば
よい。例えば柔軟性があり、厚さも比較的薄ければ、よ
り狭い寸法を選ぶべきであるし、柔軟性がなければ通常
よりも広い寸法を選ぶべきである。
を圧入固定する当接片に立体的な加工がなされておら
ず、水晶振動子圧入前は金属リードフレームと同じ厚さ
であるので、複数枚重ねて取り扱ったり、あるいはリー
ル状に取り扱う場合でも、互いに絡み合う等の取り扱い
面での不都合が減少する。また、当接片が撓んだ状態で
水晶振動子本体を固定する圧入固定により水晶振動子本
体とリードフレームの一部である当接片とは機械的に強
く接触しているので、樹脂を注入した場合でもこの接触
が失われることはなく、別途の導電接合手段を用いなく
ても充分なアース接続を行うことができる。さらに、当
接片はその幅が暫時細くなる構成であるので、撓みやす
くなり安定して水晶振動子本体を挟持する。さらにリー
ドフレームのプレス加工時の打ち抜き方向から水晶振動
子を圧入することにより、プレス加工によるバリの影響
を受けることなくスムーズな圧入を行うことができる。
接片により水晶振動子を狭持固定するので、水晶振動子
が確実に固定され、また電気的接続も確実になる。
明する。図1は本発明の実施例による水晶振動子をリー
ドフレームに搭載した状態を示す斜視図、図2は水晶振
動子をリードフレームに搭載した状態を示す平面図、図
3は水晶振動子を当接片に圧入する状態を示す断面図、
図4は樹脂モールド後の水晶振動子を示す斜視図であ
る。
子本体10と、この水晶振動子本体の底部から導出され
る2本のリード端子11,12からなる。水晶振動子本
体内には、図示していないが、一対の励振電極形成され
た水晶振動子片がその振動に悪影響を与えないように収
納されており、この励振電極がリード端子11,12と
電気的に接続され、外部に導出されている。そして水晶
振動子片等を金属ケース1aにて被覆し、気密封止す
る。金属リードフレーム3は、各水晶振動子搭載部分を
複数連続して形成した構成であり、それぞれ外部導出端
子3a,3b,3c,3dを有している。外部導出端子
3a,3bの内方側はリード端子接続部31,32とな
っており、また外部導出端子3c,3dの内方側はその
先端部分が漸次細くなる形状に加工された当接片33,
34とされている。この当接片の間隔は、例えば水晶振
動子本体の幅が3.0ミリであるのに対し、2.4ミリ
に設定されており、水晶振動子本体より0.6ミリ程度
狭い寸法に設定されている。なお、この実施例では金属
リードフレームに柔軟性、可撓性に優れた厚さ0.15
〜0.25ミリ程度の42アロイを用いている。
の水晶振動子を搭載し、リード端子11,12をリード
端子接続部31,32に当接させ、かつ水晶振動子本体
の上部を当接片33,34に当接させる。図3(a)に
示すようにこの状態で水晶振動子本体に上部から圧力を
加え当接片を撓ませ、図3(b)に示すように撓んだ当
接片間で水晶振動子本体を挟持する。そして、リード端
子11,12とリード端子接続部31,32を半田、ス
ポット溶接等で導電接合する。ここで金型により水晶振
動子、リード端子接続部、当接片等を被覆し、エポキシ
系のモールド樹脂Mをこの金型内に注入し、樹脂を硬化
させた後、外部導出端子2a,2b,2c,2d部分を
切断することにより、図4に示すようなモールド型水晶
振動子を得ることができる。なお、当接片の形状は図示
していないが、水晶振動子本体に対して充分その幅が小
さい細幅の構成を採用してもよい。
して説明する。図5に示す各図は本発明の他の実施例に
よる金属リードフレームの一部平面図であり、水晶振動
子の上部に位置する当接片の変形例を示している。図5
(a)は当接片41,41の先端を2分割しており、こ
れにより水晶振動子の固定状態を確実にしている。図5
(b)は、当接片の先端を斜めに切断して、当接片間の
間隔を漸次小さくする構成としている。これにより水晶
振動子の圧入をスムーズに行うことができる。図5
(c)は、当接片43,43と当接片44,44をそれ
ぞれ対向させた構成としている。当接片の先端は先の実
施例のように漸次細くなる構成ではないが、水晶振動子
本体に対して充分その幅が小さい細幅の構成を採用して
いる。この構成により合計4点で水晶振動子本体を固定
することができ、より信頼性の高い位置決め固定を行う
ことができる。図5(d)は、漸次細くなる当接片4
5,45、当接片46,46をそれぞれ対向させた構成
とするとともに、当接片45,45間の間隔a(水晶振
動子の幅より若干小さい程度の間隔)より当接片46,
46間の間隔bを小さくしている。この構成により合計
4点で水晶振動子本体を固定することができ、より信頼
性の高い位置決め固定を行うことができるとともに、水
晶振動子の当接片への圧入を容易にすることができ、作
業性、信頼性を向上させることができる。また、図6は
図5(b)の当接片間の断面図である。通常金属リード
フレームの加工はプレス加工を用いるが、この加工時に
打ち抜き方向に応じてバリBが形成される。この打ち抜
き方向から水晶振動子を圧入することにより、よりスム
ーズな圧入が行えるとともに、バリの悪影響を受けるこ
ともなくなる。
固定する当接片に立体的な加工がなされておらず、水晶
振動子圧入前は金属リードフレームと同じ厚さであるの
で、複数枚重ねて取り扱ったり、あるいはリール状に取
り扱う場合でも、互いに絡み合う等の取り扱い面での不
都合が減少する。また、圧入固定により水晶振動子本体
とリードフレームの一部である当接片とは機械的に強く
接触しているので、樹脂を注入した場合でもこの接触が
なくなることはなく、別途の導電接合手段を用いること
なく充分なアース接続を行うことができる。さらに、当
接片は、その幅が水晶振動子本体に対して充分細幅であ
ったり、あるいはその幅が暫時細くなる構成であるの
で、撓みやすくなり安定して水晶振動子本体を挟持する
ことができ、リードフレームの弾力性による反発力によ
り水晶振動子本体をはじき出す等の問題がなくなる。さ
らにリードフレームのプレス加工時の打ち抜き方向から
水晶振動子を圧入することにより、プレス加工によるバ
リの影響を受けることなくスムーズな圧入を行うことが
できる。よって、製造時の作業性が良好で、かつ簡単な
構成で確実なアース接続を行うことのできるモールド型
水晶振動子を得ることができる。
動子を示す斜視図
部導出端子 21,22,31,32 リード端子接続部 23 位置決め部 33,34,41,42,43,44,45,46 当
接片 M モールド樹脂
Claims (2)
- 【請求項1】 水晶振動子片を金属ケースにて気密封止
した水晶振動子本体から少なくとも2本のリード端子を
導出した水晶振動子と、前記各リード端子と接続される
複数のリード端子接続部と前記水晶振動子本体の金属ケ
ースと押圧接触する少なくとも一対の対向する当接片と
を有するプレス加工による金属リードフレームからな
り、リード端子接続部から外方に続く外部接続部分と当
接片から外方に続く外部接続部分を残して金属リードフ
レームと水晶振動子とを樹脂モールドしたモールド型水
晶振動子であって、前記当接片に立体的な加工がなされておらず、また前記
当接片は前記水晶振動子本体の幅方向寸法より若干小さ
く設定され、かつ互いに対応する方向にその幅が漸次小
さくなる構成であり、水晶振動子本体を前記当接片間に
前記プレス加工の打ち抜き方向から圧入することによ
り、当接片が撓んだ状態で水晶振動子本体を固定し、前
記金属ケースと導通をとったことを特徴とする モールド
型水晶振動子。 - 【請求項2】 前記当接片が複数対向した構成であるこ
とを特徴とする請求項1記載のモールド型水晶振動子。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP09954495A JP3401775B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | モールド型水晶振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09954495A JP3401775B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | モールド型水晶振動子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08274568A JPH08274568A (ja) | 1996-10-18 |
JP3401775B2 true JP3401775B2 (ja) | 2003-04-28 |
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ID=14250134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3401775B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4600979B2 (ja) * | 2004-11-11 | 2010-12-22 | セイコーインスツル株式会社 | 水晶振動子の端子接続構造と水晶振動子の製造方法 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP09954495A patent/JP3401775B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08274568A (ja) | 1996-10-18 |
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