JP2001135455A - サージアブソーバ - Google Patents

サージアブソーバ

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JP2001135455A
JP2001135455A JP31768899A JP31768899A JP2001135455A JP 2001135455 A JP2001135455 A JP 2001135455A JP 31768899 A JP31768899 A JP 31768899A JP 31768899 A JP31768899 A JP 31768899A JP 2001135455 A JP2001135455 A JP 2001135455A
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JP
Japan
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surge
absorbing element
tube
surge absorbing
discharge
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JP31768899A
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Inventor
Shinichi Suzuki
伸一 鈴木
Shinji Mizuno
伸二 水野
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Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サージ吸収素子を確実に管の中央に保持する
ことができ、放電によるダメージを管に与えることのな
いサージアブソーバを提供すること。 【解決手段】 サージ吸収素子15を、不活性ガスを充
填した管40内に収容し、管40の端部を封止電極5
0,50で封止するとともに封止電極50,50をサー
ジ吸収素子15の端部に接続してなるサージアブソーバ
10である。その中央でサージ吸収素子15の端部を保
持する導電性でリング状の素子支持部材70,70の外
周を管40の内周に係合することでサージ吸収素子15
を管40内に支持する。素子支持部材70,70の内周
部分近傍には、サージ吸収素子15の端部から内側に向
かって突出する放電用突出部71を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サージ吸収素子を
管内に封止してなるサージアブソーバに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器には、雷等によるサージ
電流が侵入してこれを破壊する恐れがある。このためこ
のサージ電流を放電によって逃がすためサージアブソー
バが取り付けられ、電子機器の保護が図られている。
【0003】このサージアブソーバは、図9に示すよう
に、サージ吸収素子100を不活性ガスを充填したガラ
ス管110内に収容し、管110の両端を封止電極12
0,120で封止するとともに封止電極120,120
をサージ吸収素子100の両端に取り付けた端子電極1
08,108に当接して構成されている。
【0004】サージ吸収素子100は、棒状の絶縁体1
01の表面に導電性皮膜103を形成し、その中央に導
電性皮膜103を分割する放電トリガーギャップ105
を設け、さらに両端にキャップ状の端子電極108,1
08を取り付けて構成されている。
【0005】そして封止電極120,120に取り付け
たリード端子121,121間にサージ電流が印加され
ると、まず放電トリガーギャップ105において放電が
生じて管110内の絶縁が破壊され、両端子電極10
8,108間で放電が開始する。
【0006】ところでこのサージアブソーバの組み立て
方法は、図10に示すようにカーボンヒータ60の凹部
61内にガラス管110を挿入し、その中に予めリード
端子121を取り付けた一方の封止電極120と、サー
ジ吸収素子100と、リード端子121を取り付けた他
方の封止電極120をこの順番で挿入した後、周囲の雰
囲気を真空排気し、次に不活性ガスを導入し、カーボン
ヒータ60を加熱することでガラス管110を封止電極
120,120の外周に溶着して封止することによって
行われる。
【0007】しかしながら上記方法によってサージアブ
ソーバを組み立てると、サージ吸収素子100を凹部6
1内へ挿入する際にガラス管110内で位置決めできな
いため、必ずしもガラス管110の中央に位置せず、ガ
ラス管110内においてサージ吸収素子100が一方の
側に移動した状態や傾いてしまってガラス管110の内
壁に接触した状態で密封されてしまう場合が多かった。
図11はサージ吸収素子100が傾いて密封されたとき
の状態を示す図である。このようにガラス管110の内
壁に端子電極108が接触してしまうと、サージ吸収時
に同図に示すようにガラス管110の内壁に沿うように
放電光が放電され、ガラス管110にダメージを与えて
しまう。このため繰り返してサージ電流を印加している
とガラス管110が破損してしまうという欠点があっ
た。
【0008】またサージ吸収素子100をガラス管11
0内の中央に確実に位置せしめるため、図12に示すよ
うに、端子電極108につば部111を設け、このつば
部111の外周をガラス管110の内周面に係合するよ
うに構成することもできる。しかしながらこのように構
成しても、つば部111の外周から放電されることがあ
り、やはりガラス管110にダメージを与える恐れがあ
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、サージ吸収素子を
確実に管の中央に保持することができ、また放電による
ダメージを管に与えることのないサージアブソーバを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、絶縁体の表面に放電トリガーギャップを有
する導電性皮膜を形成してなるサージ吸収素子を、不活
性ガスを充填した管内に収容し、管の端部を封止電極で
封止するとともに封止電極をサージ吸収素子の端部に接
続してなるサージアブソーバにおいて、前記サージ吸収
素子の端部を保持する導電性の素子支持部材の外周を、
管の内部に固定することでサージ吸収素子を管内で支持
したことを特徴とする。ここで前記素子支持部材はその
中央に前記サージ吸収素子の端部を挿入・保持する穴を
設け、一方その外径を管の内径とほぼ同じにすることが
好ましい。また前記素子支持部材のサージ吸収素子の端
部を保持した部分近傍には、サージ吸収素子の端部から
内側に向かって突出する放電用突出部を設けることが好
ましい。また前記放電用突出部は、サージ吸収素子の周
囲を囲むように軸対称に形成されていることが好まし
い。また前記素子支持部材は、リング状金属であること
が好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るサージア
ブソーバ10を示す断面図である。同図に示すようにサ
ージアブソーバ10は、円柱状セラミック素体からなる
絶縁体20の表面(周面)に導電性皮膜30を形成する
とともに、導電性皮膜30を分割する放電トリガーギャ
ップ31を設け、絶縁体20の両端に一対のリング状の
素子支持部材70,70を取り付けることでサージ吸収
素子15を構成し、このサージ吸収素子15を、アルゴ
ンガス等の不活性ガスを充填したガラス製の管40内に
収容し、管40の両端を封止電極50,50で封止し、
その際封止電極50,50を素子支持部材70,70に
当接(接続)して構成されている。
【0012】前記封止電極50,50は、ガラスとの密
着度の高い特殊な金属(銅被覆鉄ニッケル合金線)であ
るジュメット線によって構成されている。また素子支持
部材70,70は例えばステンレスによって構成されて
いる。
【0013】素子支持部材70は導電性材料によって構
成され、具体的には図2に示すように、リング形状に形
成された金属(この実施形態ではステンレス)によって
構成されている。そして中央に設けた穴75の内周近傍
部分には、一方の面側に向かって突出するリング形状の
放電用突出部71が設けられている。この放電用突出部
71はその外周先端辺に鋭角(直角)な凸部からなる放
電部(エッジ部)73が設けられている。素子支持部材
70の外径は管40の内径よりもやや小さい寸法に形成
され、また穴75の内径はサージ吸収素子15の外径と
ほぼ同一に形成されている。
【0014】次にこのサージアブソーバ10の製造方法
を説明する。まず図3に示すように、素子支持部材7
0,70の穴75,75に絶縁体20の端部外周を圧入
することで、絶縁体20の両端に素子支持部材70,7
0を取り付けてサージ吸収素子15を構成する。このと
き両素子支持部材70,70の放電用突出部71は、サ
ージ吸収素子15の端部から内側に向かって、つまり両
放電用突出部71,71が対向するように取り付けられ
る。
【0015】次に図4に示すように、カーボンヒータ6
0の凹部61内に、管40と、一方の封止電極50と、
サージ吸収素子15と、他方の封止電極50とをこの順
番で収納する。封止電極50,50の外側の面の中央に
は予めリード端子55,55がスポット溶接によって取
り付けられている。
【0016】そして凹部61の開口を図示しない蓋によ
って閉じ、周囲の雰囲気を真空排気し、次にアルゴンガ
ス等の不活性ガスを導入し、その雰囲気内でカーボンヒ
ータ60を所定時間加熱する(例えば700℃)。これ
によって管40が軟化して収縮し封止電極50,50と
溶着し、管40の両端が封止され、サージ吸収素子15
は外部から完全に遮断され密封され、図1に示すサージ
アブソーバ15が完成する。なおサージアブソーバ15
の製造は、素子支持部材70,70の両端に予め溶接に
よって封止電極50,50を取り付けたものと管40と
を、カーボンヒータ60内に挿入することで行っても良
い。
【0017】以上のようにして構成されたサージアブソ
ーバ15に、サージ電流が印加されると、まず放電トリ
ガーギャップ31において放電が生じて管40内の絶縁
が破壊され、両素子支持部材70,70間で放電が開始
する。図5にその放電光を示す。
【0018】このときサージ吸収素子15は、両端に取
り付けた素子支持部材70,70によって確実に管40
の中心位置に設置されている。従って前記図11に示す
ようにサージ吸収素子100が管110内で傾くことは
なく、放電は正常に行われる。特にこの実施形態の場
合、素子支持部材70,70の対向する面側に放電用突
出部71,71を設けているので、両素子支持部材7
0,70が最も接近している放電用突出部71,71
間、特に電界が集中する鋭角な放電部73,73間にお
いて放電が起こり、このため管40に近い部分での放電
が生じず、管40にダメージを与えることがない。よっ
てサージ寿命を向上できる。特に放電用突出部71,7
1は、サージ吸収素子15の周囲を囲むように軸対称に
形成されているので、放電がサージ吸収素子15の周囲
でほぼ均一に生じ(一点に集中せず)、この点からもサ
ージ寿命を向上できる。
【0019】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や材質であっても、本
願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思
想の範囲内である。
【0020】例えば上記実施形態ではサージ吸収素子1
5の端部に直接素子支持部材70を取り付けたが、図6
に示すようにサージ吸収素子15の端部に金属性のキャ
ップ形状の端子電極23,23を取り付け、その外周に
素子支持部材70を取り付けても良い。
【0021】また上記実施形態では管40の内周に素子
支持部材70,70の外周と封止電極50,50の外周
とを接触せしめたが、図7に示すように管40との間に
円筒状でガラス製のスペーサ80,80を介在させても
良い。
【0022】上記実施形態では素子支持部材70に貫通
する穴75を設けたが、図8に示すように有底の穴75
であっても良い。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。サージ吸収素子
の端部を保持する導電性の素子支持部材の外周を、管の
内部に固定することでサージ吸収素子を管内で支持した
ので、サージ吸収素子を確実に管の中央に保持すること
ができ、従って放電は常に正常に行われる。
【0024】素子支持部材のサージ吸収素子の端部を
保持した部分近傍に放電用突出部を設けたので、この放
電用突出部において放電が起こり、このため例え管と素
子支持部材が接触していても、管に近い部分での放電が
生じず、管にダメージを与えることなく、サージ寿命が
向上する。
【0025】放電用突出部は、サージ吸収素子の周囲
を囲むように軸対称に形成されているので、放電がサー
ジ吸収素子の周囲でほぼ均一に生じて一点に集中せず、
この点からさらにサージ寿命を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサージアブソーバ10を示す断面
図である。
【図2】素子支持部材70を示す斜視図である。
【図3】サージアブソーバ10の製造方法を示す図であ
る。
【図4】サージアブソーバ10の製造方法を示す図であ
る。
【図5】サージアブソーバ10の動作説明図である。
【図6】他のサージアブソーバ10を示す断面図であ
る。
【図7】他のサージアブソーバ10を示す断面図であ
る。
【図8】他のサージアブソーバ10を示す断面図であ
る。
【図9】従来のサージアブソーバを示す断面図である。
【図10】従来のサージアブソーバの製造方法を示す図
である。
【図11】従来のサージアブソーバの問題点を示す断面
図である。
【図12】他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 サージアブソーバ 15 サージ吸収素子 20 絶縁体 30 導電性皮膜 31 放電トリガーギャップ 40 管 50 封止電極 55 リード端子 60 カーボンヒータ 70 素子支持部材 71 放電用突出部 73 放電部(エッジ部) 75 穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体の表面に放電トリガーギャップを
    有する導電性皮膜を形成してなるサージ吸収素子を、不
    活性ガスを充填した管内に収容し、管の端部を封止電極
    で封止するとともに封止電極をサージ吸収素子の端部に
    接続してなるサージアブソーバにおいて、 前記サージ吸収素子の端部を保持する導電性の素子支持
    部材の外周を、管の内部に固定することでサージ吸収素
    子を管内で支持したことを特徴とするサージアブソー
    バ。
  2. 【請求項2】 前記素子支持部材はその中央に前記サー
    ジ吸収素子の端部を挿入・保持する穴を設け、一方その
    外径を管の内径とほぼ同じにしたことを特徴とする請求
    項1記載のサージアブソーバ。
  3. 【請求項3】 前記素子支持部材のサージ吸収素子の端
    部を保持した部分近傍には、サージ吸収素子の端部から
    内側に向かって突出する放電用突出部を設けたことを特
    徴とする請求項1又は2記載のサージアブソーバ。
  4. 【請求項4】 前記放電用突出部は、サージ吸収素子の
    周囲を囲むように軸対称に形成されていることを特徴と
    する請求項3記載のサージアブソーバ。
  5. 【請求項5】 前記素子支持部材は、リング状金属であ
    ることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4記載の
    サージアブソーバ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103069671A (zh) * 2010-08-10 2013-04-24 三菱综合材料株式会社 电涌吸收器及其制造方法
KR101261183B1 (ko) 2012-01-26 2013-05-09 스마트전자 주식회사 서지흡수기
KR101409352B1 (ko) * 2012-10-31 2014-06-18 송종복 지하철 변전소에 사용되는 기기의 전원 공급용 써지 보호 회로를 구비한 전원 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103069671A (zh) * 2010-08-10 2013-04-24 三菱综合材料株式会社 电涌吸收器及其制造方法
KR101261183B1 (ko) 2012-01-26 2013-05-09 스마트전자 주식회사 서지흡수기
KR101409352B1 (ko) * 2012-10-31 2014-06-18 송종복 지하철 변전소에 사용되는 기기의 전원 공급용 써지 보호 회로를 구비한 전원 장치

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