JP3575981B2 - 圧力センサとその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圧力センサに係わり、内部が気密に遮蔽されるケース内部の圧力が上昇したときにケースの歪みを検出して安全性を確保するために用いられる圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば電池ケースの内部に有機溶媒系電解液を注入して密閉したリチウム電池やリチウム二次電池などが、時計やカメラ等の携帯用機器の電源として、再充電により繰り返し使用することができるので、広く用いられている。
ところが、このような電池に再充電するときに過充電を行ったり、規定された電流よりも大きな電流で充電を行ったりすると、電池に異常が生じて電池内に気体が発生し、電池内の圧力が上昇して、電池の膨張、さらには電池ケースに亀裂等が発生し、内部の電解液が外部ににじみ出して、電池が組み込まれた周囲の機器等に悪影響を与えることがあった。
また、これに至らなくてとも、前述したような異常状態のままで、電池の使用を継続すると、電池の膨張が進行し、電池ケースが破裂したりする危険性があり、異常が生じた電池は速やかに使用を中止する必要があった。
【0003】
そのために、前述したような電池においては、電池ケースの外部表面に圧力センサを取り付け、電池の内部圧力が上昇して電池ケースに膨らみ等が生じて電池ケースの外部表面が歪むと、この歪みを前記圧力センサが検出し電池外部の充電回路を遮断して、電池の充電を停止して、電池内部の気体発生を止めて、電池の内圧が上昇するのを防ぐことができる圧力センサが知られている。
このような従来の圧力センサ1を、図4に示すように、例えば角形の電池に用いたもので説明する。
【0004】
まず、角形の電池1は周囲が周囲が電池ケース2で覆われ、上方が蓋体3で内部が遮蔽されて密閉されている。そして、蓋体3には陽極端子4と陰極端子5とが設けられている。
前記電池ケース2の外部表面の側面2aには圧力センサ6が接着剤等で取り付けられている。この圧力センサ6は歪み抵抗素子等から成り、取り付け面である電池ケース2の側面2aが、電池1の内部圧力の上昇で歪むと、圧力センサ6も歪み圧力センサ6の抵抗値が変化するようになっている。
このような圧力センサ6の両端部からは、リード7、8が引き出されて外部の充電回路(図示せず)にそれぞれ接続されて、圧力センサ6の抵抗変化が充電回路(図示せず)に伝達されるようになっている。
【0005】
この図示しない充電回路には、可変抵抗器等から成る基準抵抗部材(図示せず)とスイッチ回路(図示せず)とが組み込まれており、リード7、8から伝達される歪みにより変化した圧力センサ6の抵抗値が、前記基準抵抗部材(図示せず)の抵抗値より大きくなると、スイッチ回路が遮断されるようになっている。
このスイッチ回路が遮断されることで、電池の充電がストップされ、電池内部の気体の発生を停止させることでき、電池の破裂を未然に防ぐことができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のような従来の圧力センサ6は、2本のリード線7、8をそれぞれ外部の充電回路(図示せず)まで引き回して、半田付け等で電気的に接続しなければならなかったので組立性が悪かった。
また、圧力センサ6を電池ケース2の側面2aに接着剤で接着しているので、接着剤の塗布バラツキ等で圧力センサ6の全面に接着材が塗布されないことがあり、電池ケース2と圧力センサ6との接着力が部分的にバラツキ、電池ケース2の歪みに追従して、圧力センサ6が確実に歪むことができなくて、電池ケース2の歪み正確に検出できないことがあった。
また、前記充電回路(図示せず)側に組み込まれている基準抵抗部材は、バラツキのない所定の抵抗値が必要なため、可変抵抗器を用いて所定の抵抗値になるように調整していたので、充電回路側がコストアップになっていた。
本発明は前述のような問題を解決し、組立性が良くて、且つ高性能の圧力センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の解決手段として本発明の圧力センサは、内部が気密に遮蔽された導電性のケースと、このケースの外部表面の一部に形成した絶縁膜と、この絶縁膜上に設けた圧力検出素子とを備え、前記ケースの外部表面の一部に接続電極を形成し、この接続電極を前記圧力検出素子まで延長して形成し、この接続電極で前記圧力検出素子の一端と前記ケースの外部表面の一部とを接続した構成とした。
【0008】
また、前記課題を解決するための第2の解決手段として、前記ケースには、一部を薄肉に形成した薄肉部を設け、この薄肉部上、または、前記薄肉部を含む前記薄肉部上の周辺に前記絶縁膜と、前記圧力検出素子と、前記接続電極とを配設した構成とした。
【0009】
また、前記課題を解決するための第3の解決手段として、前記ケースの外部表面の一部に前記ケースから絶縁された基準抵抗部材を配設し、この基準抵抗部材を前記ケースの外部表面の一部に接続した構成とした。
【0010】
また、前記課題を解決するための第4の解決手段として、前記絶縁膜上に抵抗素子から成る前記圧力検出素子と前記基準抵抗部材とを形成し、前記圧力検出素子と前記基準抵抗部材とを、それぞれ分離させて配設した構成とした。
【0011】
また、前記課題を解決するための第5の解決手段として、前記ケースの一部を構成する蓋体を備え、この蓋体に前記薄肉部を形成した構成とした。
【0012】
また、前記課題を解決するための第6の解決手段として本発明の圧力センサの製造方法は、導電性のケースの外部表面の一部に形成した絶縁膜と、この絶縁膜上に形成した圧力検出素子と、前記ケースの外部表面の一部に接続電極とを形成し、この接続電極と前記圧力検出素子とを接続して構成される圧力センサを、前記絶縁膜と前記圧力検出素子を印刷で形成し、前記接続電極を前記圧力検出素子まで延長して印刷で形成して、前記ケースの外部表面の一部と前記圧力検出素子の一端とを接続するようにした構成とした。
【0013】
また、前記課題を解決するための第7の解決手段として、前記ケースの一部を構成する蓋体の一部に、研削加工、またはプレス加工で薄肉部を形成し、この薄肉部上に前記絶縁膜と前記圧力検出素子と、あるいは前記接続電極とを印刷形成した構成とした。
【0014】
また、前記課題を解決するための第8の解決手段として、前記絶縁膜上に前記圧力検出素子と基準抵抗部材とを分離させて同時に印刷形成し、前記基準抵抗部材の一端と前記蓋体の外部表面とを接続する導電電極を印刷形成した構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の圧力センサの実施の形態について説明する。図1は本発明の圧力センサを取り付けた電池の要部断面図、図2は本発明の圧力センサの第1の実施の形態を説明する部分拡大図、図3は本発明の圧力センサの第2の実施の形態を説明する要部断面側面図である。
【0016】
本発明の圧力センサSを用いた例えば角形状の電池11は、金属板等から成る導電性で電池11の陰極を兼ねたケース12が略立方体に形成され、このケース12の上方にはケース12の一部を構成する蓋体13が、例えばケース11と同材質の金属板で形成されてケース12の内部を気密に遮蔽するように、カシメ、あるいは溶接等で取り付けられている。
前記蓋体13には、絞り加工等でケース12の内部側に凹ませた端子取付部13aが形成され、この端子取付部13aの下方側に開口部が形成されている。
前記端子取付部13aには絶縁部材から成る封口ガスケット14が取り付けられて端子取付部13aの内部が絶縁されている。この内部が絶縁された端子取付部13aには、金属製でボタン状の陽極端子15が、前記端子取付部13aの下方側の開口部にカシメ等で取り付けられて、ケース12の内部が気密に遮蔽されている。
【0017】
この気密に遮蔽されたケース12の内部には、電解液と複数の電極板等から成る発電要素16が封入されている。前記陽極端子15はケース12にカシメ付けた内部のカシメ部分に、導電性のリードタブ17の一端が溶接等で取り付けられ、このリードタブ17の他端は発電要素16の陽極電極と接続されて、陽極端子15と発電要素16とが電気的に接続されている。
【0018】
本発明の圧力センサSの第1の実施の形態を図2に基づいて説明する。
前述した構成の電池11のケース12の一部を構成する蓋体13の内面13bの一部には、研削加工、またはプレス加工等で薄肉に形成された薄肉部13cが設けられている。
この薄肉部13c上、または、薄肉部13cを含む薄肉部13c上の周辺の蓋体13の外部表面13dには、ガラス樹脂等から成る絶縁性の絶縁膜18が印刷等で略矩形に形成されている。
この絶縁膜18上には印刷等で所定の厚さの抵抗素子から成る圧力検出素子19が形成され、ケース12の内圧が上昇して蓋体13に歪みが発生すると、圧力検出素子19が追従して歪み、圧力検出素子19の抵抗値が変化することができるようになっている。
また、圧力検出素子19の外形の大きさは、絶縁膜18の面積より小さくて、絶縁膜18からはみ出さない範囲で、略矩形の横長に形成されている。
【0019】
また、蓋体13の外部表面13dの一部で絶縁膜18近傍に、導電性部材から成る接続電極20が印刷形成されている。この接続電極20は絶縁膜18の端部上を経由して圧力検出素子19の一端側の上部まで延長されて形成されて、圧力検出素子19の一端と蓋体13の外部表面13dの一部とが電気的に接続されている。
また 圧力検出素子19の他端にはリード線21が半田付け等で電気的に接続され、このリード線21は、電池11の外部に形成された図4に示すような充電回路に接続されるようになっている。
【0020】
このような構成の本発明の第1の実施の形態の圧力センサSの動作は、電池11内部に何らかの異常が発生して、電池11の内圧が上昇すると、前記ケース12の一部を構成する蓋体13が歪み、この蓋体13の歪みにより圧力検出素子19も歪み、圧力検出素子19の抵抗値が変化する。この圧力検出素子19の抵抗値の変化がリード線21を介して図4に示す充電回路の制御部にに伝達される。充電回路には、所定の抵抗値に調整されている可変抵抗器等から成る基準抵抗部材22が配設されおり、この基準抵抗部材22の抵抗値に対して、圧力検出素子19の抵抗値が所定値より変化すると、内部にスイッチ回路を有する充電回路の制御部が作動して、内部のスイッチ回路が遮断される。
このスイッチ回路が遮断されることで、電池11の発電要素16への電流の流れがストップされ、電池11内部の気体の発生を停止させることでき、電池11の破裂を未然に防ぐことができる。
【0021】
また、本発明の圧力センサSの製造方法を説明すると、ケース12の一部を構成する蓋体13の一部には陽極端子15を取り付けるための端子取付部13aが絞り加工等で形成されている。
この蓋体13の内面13cの一部に研削加工、またはプレス加工等で所定の厚さの薄肉部13cを形成する。そして、端子取付部13aに封口ガスケット14を挿入して、端子取付部13aの内部を絶縁する。この内部が絶縁された端子取付部13aに陽極端子15を挿入して、先端部をカシメ付けて蓋体13に陽極端子15を取り付ける。
次に、蓋体13の薄肉部13c上、または薄肉部13cを含む薄肉部13c上の周辺に絶縁膜18を印刷形成し、この絶縁膜18の上に抵抗素子から成る圧力検出素子19を印刷形成する。
次に、蓋体13の外部表面13dの一部から、絶縁膜18の端部を含んで圧力検出素子19の一端まで延長させて導電性の接続電極20を印刷形成する。
【0022】
こような絶縁膜18、圧力検出素子19、接続電極20が印刷形成された蓋体13を、ケース12の内部を気密に遮蔽した状態で、カシメ、あるいは溶接等でケース12の上方の開口を蓋閉して電池11が構成されている。
そして、ケース12に一体化されて取り付けられた蓋体13の、圧力検出素子19の他端側に、リード線21の一端を半田付け等で接続し、他端を図示しない充電回路側に接続して、本発明の圧力センサSの製造方法で形成した圧力センサSを用いた電池11の組立が完了する。
【0023】
また、本発明の圧力センサの第2の実施の形態を図3に基づいて説明する。まず、蓋体13の薄肉部13c上、または薄肉部13cを含む薄肉部13c上の周辺に、前述の第1の実施の形態の絶縁膜18より横長の絶縁膜23が印刷形成され、この絶縁膜23の上面の、例えば図示左側の一端側に第1の実施の形態で説明した圧力検出素子19が印刷等で形成されている。
この圧力検出素子19の一端には、蓋体13の外部表面13dの一部から延長させて形成した導電性の接続電極20が印刷等で設けられて、蓋体13と圧力検出素子19とが電気的に接続されている。
また、前記圧力検出素子19から所定の間隔を有して絶縁膜23の他端側上面には、前記抵抗検出素子19と同じ材料から成る基準抵抗部材24が、所定の抵抗値で印刷形成されている。この基準抵抗部材24の他端には蓋体13の外部表面13dの一部から延長させて形成した導電性の接続電極25が印刷等で設けられて、蓋体13と基準抵抗部材24とが電気的に接続されている。
また、基準抵抗部材24の一端側にはリード線26が半田付け等で接続され、このリード線26は外部の制御部に接続されて、本発明の第2の実施の形態の圧力センサSが構成されている。
【0024】
即ち、本発明の第2の実施の形態は、ケース12の一部を構成する蓋体13の外部表面13dの一部に、蓋体13から絶縁された抵抗素子から成る基準抵抗部材24を配設し、この基準抵抗部材24を蓋体13の外部表面13dの一部に接続したものである。また、絶縁膜23上に抵抗素子から成る圧力検出素子19と基準抵抗部材24とを形成し、圧力検出素子19と基準係検出素子24とを、それぞれ分離させて配設した構成になっている。
このような第2の実施の形態の圧力センサSは、基準抵抗部材24と圧力検出素子19とを、同じ材料の抵抗素子で形成しているいるので、基準抵抗部材24と圧力検出素子19とを、同時に印刷形成することができ、抵抗値のバラツキが小さい基準抵抗部材24を得ることができる。
そのために、従来の技術、あるいは前記第1の実施の形態では、基準抵抗部材に可変抵抗器を用い、所望の抵抗値に調整していたが、本発明の第2の実施に形態では、基準抵抗部材24の調整が不要になる。
このような本発明の圧力センサの第2の実施の形態の回路図は、図4に示す第1の実施の形態の一点鎖線で囲んだ部分のみが異なるので、この部分だけを図5に示す。
本発明の第1と第2の実施の形態の説明では、圧力センサSを蓋体13側に形成した物で説明したが、ケース12の側面に形成したものでもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明の圧力センサは、ケースの外部表面の一部に接続電極を形成し、この接続電極を圧力検出素子まで延長して形成し、この接続電極で前記圧力検出素子の一端と前記ケースの外部表面の一部とを接続したので、圧力検出素子を印刷形成することができる、低コストの圧力センサを提供することができる。
また、圧力検出素子は絶縁膜の上に形成されているので、絶縁膜が接着剤の働きをして、圧力検出素子を強固にケースの外部表面に密着させて形成することができ、ケースの小さな歪みにも確実に追従して歪むことができる高性能の圧力センサを提供できる。
また、圧力検出素子の一端が接続電極でケースに接続されされているので、圧力検出素子には1本のリード線を充電器側に半田付けするだけでよく組立作業性が良い。
【0026】
また、ケースには、一部を薄肉に形成した薄肉部を設け、この薄肉部上、または、前記薄肉部を含む前記薄肉部上の周辺に前記絶縁膜と、前記圧力検出素子と、前記接続電極とを配設したので、前記薄肉部により小さい電池の内圧の上昇でもケースを歪ませることができ、この歪みを高精度に圧力検出素子が検知して、充電器側のスイッチ回路を遮断することができる。そのために、電池の異常を早期に高精度で発見することができ、電池が破裂等で使用不可能になるのを未然に防ぐことができ、安全性の高い圧力センサを提供できる。
【0027】
また、ケースの外部表面の一部に前記ケースから絶縁された基準抵抗部材を配設し、この基準抵抗部材を前記ケースの外部表面の一部に接続したので、基準抵抗部材をケース側に印刷等で形成することができ、低コストの基準抵抗を提供できる。
【0028】
また、絶縁膜上に抵抗素子から成る前記圧力検出素子と前記基準抵抗部材とを形成し、前記圧力検出素子と前記基準抵抗部材とを、それぞれ分離させて配設したので、基準抵抗部材を前記圧力検出素子と同時に印刷等で形成できる。そのために、抵抗値のバラツキの小さな基準抵抗部材を得ることができ、基準抵抗部材の抵抗値を調整する必要がなく、組立性がよい。
【0029】
また、ケースの一部を構成する蓋体を備え、この蓋体に前記薄肉部を形成したので、電池内圧の微小な上昇でも蓋体を容易に前記薄肉部から歪ませることができ、高精度の圧力センサを提供できる。
【0030】
また、本発明の圧力検出センサの製造方法は、導電性のケースの外部表面の一部に形成した絶縁膜と、この絶縁膜上に形成した圧力検出素子と、前記ケースの外部表面の一部に接続電極とを形成し、この接続電極と前記圧力検出素子とを接続して構成される圧力センサを、前記絶縁膜と前記圧力検出素子を印刷で形成し、前記接続電極を前記圧力検出素子まで延長して印刷で形成して、前記ケースの外部表面の一部と前記圧力検出素子の一端とを接続するようにしたので、圧力検出素子をケースの外部表面の一部に、絶縁膜を介して剥がれ難く密着させた状態で形成することができ、圧力検出素子が形成された部分のケースの歪みを正確の検出することができる。また、絶縁膜、圧力検出素子、接続電極等を印刷形成するので、圧力検出素子を接着材等を用いて接着しなくて良いので、組立工数を低減することができる。そのために、本発明の圧力検出センサの製造方法は、低コストで高性能の圧力センサを製造することができる。
【0031】
また、前記ケースの一部を構成する蓋体の一部に、研削加工、またはプレス加工で薄肉部を形成し、この薄肉部上に前記絶縁膜と前記圧力検出素子と、あるいは前記接続電極とを印刷形成したので、薄肉部を容易に形成することができると共に、この薄肉部で蓋体を容易に歪ませて、この歪みを圧力検出素子に確実に伝達することができる。
【0032】
また、前記絶縁膜上に前記圧力検出素子と基準抵抗部材とを分離させて同時に印刷形成し、前記基準抵抗部材の一端と前記蓋体の外部表面とを接続する導電電極を印刷形成したので、圧力検出素子と基準抵抗部材とを一回の印刷で形成することができ、印刷工程を短縮することができる。また、圧力検出素子と基準抵抗部材との印刷を、1枚のマスクを用いて印刷することができ、圧力検出素子と基準抵抗部材との抵抗値の相互のバラツキを小さくすることができ、基準抵抗部材の抵抗値をトリーミング等で調整する必要がなく、組立工数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力センサを取り付けた電池の要部断面図である。
【図2】本発明の圧力センサの第1の実施の形態を説明する部分拡大図である。
【図3】本発明の圧力センサの第2の実施の形態を説明する要部断面側面図である。圧
【図4】本発明の圧力センサの第1の実施の形態を説明する回路図である。
【図5】本発明の圧力センサの第2の実施の形態を説明する要部回路図である。
【図6】従来の圧力センサを取り付けた電池の概略斜視図である。
【符号の説明】
S 圧力センサ
11 電池
12 ケース
13 蓋体
13a 端子取付部
13b 内面
13c 薄肉部
13d 外部表面
14 封口ガスケット
15 陽極端子
16 発電要素
17 リードタブ
18 絶縁膜
19 圧力検出素子
20 接続電極
21 リード線
22 基準抵抗部材
23 絶縁膜
24 基準抵抗部材
25 接続電極
26 リード線

Claims (8)

  1. 内部が気密に遮蔽された導電性のケースと、このケースの外部表面の一部に形成した絶縁膜と、この絶縁膜上に設けた圧力検出素子とを備え、前記ケースの外部表面の一部に接続電極を形成し、この接続電極を前記圧力検出素子まで延長して形成し、この接続電極で前記圧力検出素子の一端と前記ケースの外部表面の一部とを接続したことを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記ケースには、一部を薄肉に形成した薄肉部を設け、この薄肉部上、または、前記薄肉部を含む前記薄肉部上の周辺に前記絶縁膜と、前記圧力検出素子と、前記接続電極とを配設したことを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  3. 前記ケースの外部表面の一部に前記ケースから絶縁された基準抵抗部材を配設し、この基準抵抗部材を前記ケースの外部表面の一部に接続したことを特徴とする請求項1、または2記載の圧力センサ。
  4. 前記絶縁膜上に抵抗素子から成る前記圧力検出素子と前記基準抵抗部材とを形成し、前記圧力検出素子と前記基準抵抗部材とを、それぞれ分離させて配設したことを特徴とする請求項3記載の圧力センサ。
  5. 前記ケースの一部を構成する蓋体を備え、この蓋体に前記薄肉部を形成したことを特徴とする請求項1、2、3、または4記載の圧力センサ。
  6. 導電性のケースの外部表面の一部に形成した絶縁膜と、この絶縁膜上に形成した圧力検出素子と、前記ケースの外部表面の一部に接続電極とを形成し、この接続電極と前記圧力検出素子とを接続して構成される圧力センサを、前記絶縁膜と前記圧力検出素子を印刷で形成し、前記接続電極を前記圧力検出素子まで延長して印刷で形成して、前記ケースの外部表面の一部と前記圧力検出素子の一端とを接続するようにしたことを特徴とする圧力センサの製造方法。
  7. 前記ケースの一部を構成する蓋体の一部に、研削加工、またはプレス加工で薄肉部を形成し、この薄肉部上に前記絶縁膜と前記圧力検出素子と、あるいは前記接続電極とを印刷形成したことを特徴とする請求項6記載の圧力センサの製造方法。
  8. 前記絶縁膜上に前記圧力検出素子と基準抵抗部材とを分離させて同時に印刷形成し、前記基準抵抗部材の一端と前記蓋体の外部表面とを接続する導電電極を印刷形成したことを特徴とする請求項7記載の圧力センサの製造方法。
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