JP2000285969A - 電池保護装置を備えた電池 - Google Patents

電池保護装置を備えた電池

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JP2000285969A JP11088502A JP8850299A JP2000285969A JP 2000285969 A JP2000285969 A JP 2000285969A JP 11088502 A JP11088502 A JP 11088502A JP 8850299 A JP8850299 A JP 8850299A JP 2000285969 A JP2000285969 A JP 2000285969A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過充電や過放電等から二次電池を保護する電
池保護装置を二次電池と一体に構成した電池保護装置を
備えた電池を提供する。 【解決手段】 二次電池10上に接続板11、スペーサ
12、13、回路基板9を配設して二次電池10の正極
入出力端子25に接続板11を接合し、接続板11を回
路基板9に接続する。回路基板9上には電池保護回路が
形成され、カバーキャップ15はこれらの構成要素を内
包して二次電池10の側周面に接合される。二次電池1
0の負極入出力端子とする電池缶26はカバーキャップ
15から回路基板9に接続され、二次電池10と回路基
板9とは一体化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウムイオン二
次電池等の二次電池に電池保護装置を設け、電池自体で
過充電や過放電等から保護する機能を備えて構成したも
ので、特に扁平形電池に適用できるようにした電池保護
装置を備えた電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二次電池は、この二次電池を使用する機
器の電池周辺回路の短絡、正負電極間の短絡、過充電や
過放電等の異常使用による電池の損傷を防止するために
さまざまの保護機能が設けられている。短絡等による過
大放電電流を阻止するPTC素子や過充電に伴う電池内
圧の異常上昇により通電回路を遮断して内圧を放出する
安全弁等がそれであり、これらの保護機能は二次電池自
体が装備する機能として周知のところである。また、リ
チウムイオン二次電池では過充電や過放電等を防止する
ために保護回路が設けられ、この保護回路は一般的にパ
ック電池の形態として、リチウムイオン二次電池と共に
パック電池のケース内に収容して一体化される。このよ
うな電池と保護回路とをケース内に収容して一体化した
「パック電池」の形態のものは、リチウムイオン二次電
池等の二次電池を使用する携帯電話機等の携帯機器の電
池電源装置として多く用いられていることは周知のとこ
ろである。
【0003】前記保護回路は、前述の過充電や過放電の
防止の他、過大電流の遮断、電池温度モニター等の機能
を備えることができ、これを二次電池自体と一体に取り
付けることができれば、パック電池を構成することなく
保護回路を備えた二次電池を形成することができ、汎用
性の高い二次電池を提供することができる。電池と保護
回路とを一体に構成した二次電池は、特開平11−26
029号公報等に開示されたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二次電
池に電池保護装置を一体化させるとき、二次電池の形態
を損なうことなく、また外形寸法の増大を抑えて構成す
ることが課題であり、特に扁平形の二次電池は、携帯機
器等の小型機器に適用させるため薄型に構成されてお
り、これに電池保護装置を一体化するには、配置スペー
スが少なく外形寸法の増加を抑えて電池保護装置を一体
化することが困難であった。前述の特開平11−260
29号公報に開示された電池においても、形態的には電
池と一体となっているが、電池上にコンパクトに電池保
護装置を取り付けたパック電池の形態であり、本発明が
目的とする電池保護装置を内装した電池として、電池単
体で使用できるものではなかった。また、前記従来例の
電池では、電極部を露出させるために回路基板に開口部
が形成されるため、回路基板のスペースが減少する無駄
があった。また、携帯電話機等の電波発信機器に適用さ
せるには、電池保護装置の電波障害による誤動作を防止
するために回路基板に金属基板やシールド処理された絶
縁基板を用いる必要があった。
【0005】本発明が目的とするところは、扁平形二次
電池に適用できる構造により、二次電池の外形寸法の増
加を抑えて構成され、パック電池の形態を不要にして電
池単体で使用できる電池保護装置を備えた電池を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、有底筒状の容器内に発電要素を収容した電
池缶と、この電池缶の開口端を封口する封口板上に電池
缶と絶縁して設けられた突出端子とに、電池の正極また
は負極がそれぞれ設定されてなる二次電池に、この二次
電池を過充電、過放電等から保護する電池保護装置を一
体的に取り付けてなる電池保護装置を備えた電池におい
て、前記電池缶の封口側に、前記突出端子に接合した接
続板、電池保護回路を構成した回路基板、この回路基板
と電池缶との間を離隔するスペーサを配設し、前記接続
板を回路基板の所定位置に接続し、回路基板上に設けら
れた複数の入出力端子を外部に露出させた状態にして回
路基板、スペーサ及び接続板を内包すると同時に電池缶
の周側部に被覆させてカバーキャップを配し、このカバ
ーキャップを回路基板の所定位置に接続して構成されて
なることを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、二次電池と回路基板と
は、二次電池の正負両極が接続板とカバーキャップとに
より電気的な接続がなされ、カバーキャップにより一体
化される。回路基板上に設けられた入出力端子は外部に
露出しているので、電池保護装置を内装して一体化され
た電池は、電池単体と同様の扱いで使用することができ
る。
【0008】上記構成において、カバーキャップは、電
池缶の周側部の全面を覆って配設することができ、電池
保護装置と二次電池との一体化を強固に維持することが
できる。
【0009】また、カバーキャップの周側部に切り出し
部を少なくとも1つ形成し、これを内方に折り曲げて電
池缶の上端辺に当接させ、折り曲げ後の周側部に少なく
とも1つの開口部を形成することにより、二次電池に対
するカバーキャップの固定が強化されると同時に、二次
電池の封口部に通じる開口部が形成され、二次電池の異
常内圧を放出するガス抜き穴が形成される。
【0010】また、複数の入出力端子を非対称に配置す
ることにより、電池の逆装填が防止される。
【0011】また、回路基板の外面側は、入出力端子上
を開放した窓を設けたカバープレートで被覆することが
でき、回路基板の保護がなされる。
【0012】また、回路基板の内面側に配設されたIC
の装着部位の外面側は、カバープレートとの間に少なく
とも0.1mmの間隔を設けて構成することにより、外
部からの加圧がICに加わることによる電気的影響を防
止することができる。
【0013】また、二次電池の突出端子上に接続板を配
設し、この接続板もしくは接続板とスペーサとにより回
路基板の下面側を支持して、この上面側に入出力端子を
形成することにより、機器側から接触圧が加わる入出力
端子は下面から支持されるので、安定した接続がなされ
る。
【0014】また、スペーサに二次電池に対する位置決
め部を形成することにより、二次電池上への配設が容易
となる。
【0015】また、スペーサに、カバーキャップに形成
された切り出し部に対応する位置に切り欠き部を形成す
ることにより、二次電池から切り出し部によって形成さ
れる開口部に通じるガス抜き通路を確保することができ
る。
【0016】また、回路基板上の電池保護回路ICの配
設位置の少なくとも外面側に接地電位に接続された導体
パターンを形成することにより、導体パターンによるシ
ールド効果がもたらされ、機器側から放射される電磁波
によるICの電気的影響を防止することができる。
【0017】また、回路基板の内面側に配設されたサー
ミスタに、電池保護回路ICの直下に形成された導体パ
ターンを近接位置で接続することにより、導体パターン
を伝熱するICの温度をサーミスタで検出することがで
き、回路基板の内面側にあって二次電池の発熱を検出す
るサーミスタはICの熱にも感応することになり、二次
電池とICとの温度検出に対応することができる。
【0018】また、接続板は、突出端子との接合部位が
突出端子と回路基板との間の距離に対応する厚さに形成
され、この両端から回路基板への接続リードを形成する
ことにより、接続板により回路基板の中央部を支持する
ことができる。
【0019】また、側周面を電気絶縁性のシートで被覆
することにより、電池の一方の極性端子が露出している
側周面を絶縁被覆して、不測の短絡を防止することがで
きる。
【0020】また、シートのカバーキャップに形成され
た開口部に対応する位置に、開口部を囲むミシン目を形
成することにより、ガス抜きのための開口部を封じてし
まうことがなく、ガス放出時にはミシン目から破断す
る。
【0021】また、接続板、入出力端子板、カバーキャ
ップの少なくともいずれか1つ、好ましくは全てをニッ
ケル銅合金で形成することにより、ハンダ付けやスポッ
ト溶接等の接合に対する適合性がよく、接続部位に適用
する接合手段の種類に対する適合が良好となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0023】以下に示す実施形態は、扁平形のリチウム
イオン二次電池に、この二次電池を過充電、過放電等か
ら保護する電池保護装置を一体に取り付け、外観上で
も、また、使用上でも二次電池そのものでありながら、
パック電池と同様に電池保護装置の機能を有する電池に
構成したものである。
【0024】図1において、本実施形態に係る電池1
は、その上面にプラス端子板4、マイナス端子板5及び
温度検出端子板6を露出させ、側周部は絶縁ラベル7で
覆われ、この筐体内に二次電池と電池保護装置とが一体
に組み込まれている。図2は、その内部構造を分解して
示すもので、偏平型のリチウムイオン二次電池として構
成された二次電池10、この二次電池10の正極入出力
端子(突出端子)25に接合される接続板11、この接
続板11の上面に配設されて回路基板9の中央部の座面
を提供する中央スペーサ12、長円形のリング状に形成
されて二次電池10と回路基板9との間を離隔すると共
に回路基板9に座面を提供する周囲スペーサ13、電池
保護回路や温度検出回路等を構成すると共にプラス端子
板(入出力端子)4及び温度検出端子板(入出力端子)
6を形成した回路基板9、この回路基板9上に形成され
たプラス端子板4及び温度検出端子板6を外部に露出さ
せるプラス端子窓18及び温度検出端子窓19を設けて
樹脂成形により形成されたカバープレート14、これら
二次電池10上に配設された各構成要素を内包し、二次
電池10の負極入出力端子となる電池缶26に接触し
て、この電池缶26の外周面を覆うカバーキャップ15
が設けられている。これらの各構成要素は、図3に断面
図として示すように、二次電池10上に組み立てられ
る。
【0025】まず、二次電池10の正極入出力端子25
に接続板11を接合し、この接続板11の両端側から延
出形成されたリード11a、11aを開口部12a、1
2aに通して中央スペーサ12が接続板11上に配置さ
れる。次に、周囲スペーサ13を二次電池10の周辺部
上に配設したとき、前記中央スペーサ11と周囲スペー
サ13との上面高さが一致するので、この上に回路基板
9を安定して配設することができる。図4は回路基板9
の内面側(a)と外面側(b)の構成を示すもので、前
記接続板11のリード11a、11aは、回路基板9に
形成されたリード通し穴23、23を通して回路基板9
の外面側で折り曲げ、導体パターンにハンダ付けによっ
て固定される。
【0026】回路基板9の内面側には、図4(a)に示
すように、過充電及び過放電から二次電池10を保護す
る電池保護回路を構成したIC16、過大電流を阻止す
るPTC素子(Positive Temperrat
ure Coefficient)17、二次電池10
及びIC16の温度を検出するサーミスタ20等が配設
されている。また、回路基板9の外面側には、図4
(b)に示すように、基板上に形成された導体パターン
に接合してプラス端子板4と、温度検出端子板6とが配
設されている。この回路基板9の外面側に形成された導
体パターンと下面側に形成された導体パターンの間は、
要所に設けられたスルーホール21によって互いに接続
される。また、前記IC16の配設位置には、外面側及
び内面側に接地電位にある導体パターンが形成されてい
るので、IC16を導体パターンによってシールドした
状態が得られ、当該電池1を携帯電話機等に使用した場
合にも、電波かぶり等のような電磁波によるIC16の
誤動作の発生を低減させることができる。
【0027】また、回路基板9の外面側には、前記プラ
ス端子板4及び温度検出端子板6に対応する位置に、プ
ラス端子窓18及び温度検出端子窓19を開口させたカ
バープレート14が配設される。このとき、内面側に配
設されたIC16の反対面、即ち外面側は、図3に示す
ように、カバープレート14と回路基板9との間に少な
くとも0.1mmの隙間gを設ける。これは電池1に振
動や衝撃等の外部からの加圧が加わったとき、加圧がI
C16に及ばないようにするもので、加圧によるIC1
6の変形に伴う電気的性能の変化を隙間gを設けること
によって防止することができる。
【0028】このカバープレート14の周囲を覆い、回
路基板9を内包してカバーキャップ15が被せられ、カ
バーキャップ15は二次電池10の周側面を覆って全体
に被覆する。図2に示すように、カバーキャップ15の
上辺に形成された4か所の接続片27は、回路基板9の
外面側に形成された4か所の導体パターン28にハンダ
付けされ、二次電池10の負極入出力端子である電池缶
26に導通するカバーキャップ15が回路基板9の接地
電位に接続される。この接続構造により、カバーキャッ
プ15の上面端部はマイナス端子板5として機能する。
【0029】また、図2に示すように、カバーキャップ
15の長手側面の両側にそれぞれ2か所に形成された切
り出し片29は、内方に折り曲げることにより二次電池
10の上周辺に当接してカバーキャップ15の二次電池
10との嵌着構造を安定させると同時に、切り出し片2
9を折り曲げた後の開口部は、二次電池10の異常内圧
を放出するためのガス抜き穴として機能する。このガス
抜き穴は側部に開口するので、万が一二次電池10から
ガスが噴出しても噴出方向に直交する方向の開口部から
噴出して噴出圧力が弱められる。この切り出し片29に
よる開口部は、カバーキャップ15の側周面が絶縁ラベ
ル7で被覆されたときには絶縁ラベル7に隠されるが、
図1に示すように、絶縁ラベル7の切り出し片29に対
応する位置にミシン目33を入れて、万が一のガス噴出
のときにはミシン目33から破断するように構成され
る。また、前記切り出し片29の内方への折り曲げに対
応できるように、周囲スペーサ13には4か所の切り欠
き31が形成され、ガス抜きの流路が確保される。
【0030】前記周囲スペーサ13と中央スペーサ12
とは、図5に示すように、両者を一体にしてスペーサ2
2に構成することもできる。このスペーサ22の中央下
面には、同図(b)に示すように、二次電池10の正極
入出力端子25に嵌合する位置決め突起32aと、二次
電池10の上面周囲のカシメ辺に嵌合する位置決め突起
32bとが形成されているので、二次電池10上へのス
ペーサ22の位置決めが容易である。
【0031】上記のように構成された電池1は、図1に
示したように、二次電池10の高さ寸法を少し延長した
だけで電池保護装置が内装され、この状態で機器にセッ
トすると、自らが電池保護機能を備えて信頼性の高い電
池使用が可能となる。また、上面に配置されたプラス端
子(+)、マイナス端子(−)、温度検出端子(T)は
左右非対称に配置されているので、機器への逆装填が防
止できる。
【0032】図6は、以上説明した本実施形態に係る電
池1を電気回路構成として示すもので、要部を抽出して
示している。この電気回路と図1〜図4に示した構造と
を対比して、この電池1の電気的な構造を以下に説明す
る。
【0033】二次電池10の負極入出力端子を構成する
電池缶26はカバーキャップ15に接続されてマイナス
端子板5として電池1の上面端部に露出される。一方、
二次電池10の正極入出力端子25は、接続板11によ
って回路基板9に接続され、回路基板9上に配設された
PTC素子17に接続され、IC16内に構成されたF
ET34を経てプラス端子板4に接続される。前記PT
C素子17はその正特性の温度−抵抗変化により過大電
流によって自己発熱し、温度上昇により抵抗値が増大し
て過大電流を阻止する。また、前記FET34は過充電
や過放電の状態を検出する制御回路35によりON−O
FF制御され、過充電や過放電時にプラス回路を遮断し
て二次電池10を過充電や過放電から保護する。
【0034】また、図4に示すように、回路基板9の内
面側、即ち二次電池10側に配設されたサーミスタ20
は温度検出端子板6に接続され、二次電池10の温度変
化に反応して、その抵抗値を変化させるので、この電池
1を使用する機器で温度検出端子板6に接続すると、二
次電池10の温度を検出して異常な温度上昇に対応する
ことができる。また、前記サーミスタ20は、図4
(a)に示すように、IC16が配設された位置のIC
下導体パターン30に接続されているので、IC16の
温度変化はIC下導体パターン30を伝熱してサーミス
タ20に温度変化を与え、その抵抗値を変化させるの
で、IC16の温度変化も検出でき、機器側で二次電池
10の温度上昇に併せてIC16の異常温度上昇を検出
することができる。
【0035】以上説明した電池1の構成における接続板
11、カバーキャップ15、プラス端子板4、温度検出
端子板6は、ニッケル銅合金を用いて形成することによ
り、ハンダ付けやスポット溶接等の接合に好適である。
前記接続板11は二次電池10の正極入出力端子25に
スポット溶接あるいは超音波溶接によって接合され、そ
の両端から延出形成されたリード11aは回路基板9の
導体パターンにハンダ付けされるが、このような1つの
部材の部分によって異なる接合方法が用いられる場合で
も、ニッケル銅合金はそのいずれの接合方法にも対応で
き、良好な接合状態が得られる。また、カバーキャップ
15においても、接続片27の回路基板9へのハンダ付
けと、二次電池10の電池缶26への超音波溶接もしく
はスポット溶接とを行うときにも、そのいずれの接合方
法にも適合させることができる。また、プラス端子板
4、温度検出端子板6及びカバーキャップ15の上面端
部に形成されたマイナス端子板5は、この電池1を使用
する機器の接続プローブが導通接触する接続接点となる
が、ニッケル銅合金は接触抵抗の少ない導通接触を得る
ことができる。
【0036】また、二次電池10の正極入出力端子25
を回路基板9に接続するための接続板11と中央スペー
サ12との組み合わせ構造は、図7(a)(b)に示す
ような接続板36、37として構成することにより、回
路基板9の中央部を支持する中央スペーサ12を廃止し
て接続板36、37に、その支持機能を所持させること
ができる。接続板36、37は、それぞれの台面部36
b、37bを正極入出力端子25と回路基板9との間の
間隔に対応させた厚さに形成し、その両端からそれぞれ
リード36a、37aを延出形成する。この接続板36
もしくは接続板37を正極入出力端子25上に接合し、
この上に回路基板9を配設することによって、回路基板
9の中央部は安定した状態に支持されるので、回路基板
9の中央部に配設されたプラス端子板4に接触接続する
機器側の接続プローブの接触圧にも良好に対応すること
ができる。
【0037】以上説明した本発明の構成において、前記
接続板11、36、37は、これらをPTC素子によっ
て構成することにより、回路基板9上に配設されたPT
C素子17を廃して回路基板9上のスペースの増加を図
ることができ、より小型の二次電池10に適用するのに
好適である。
【0038】また、本実施形態に適用した二次電池10
は、封口部に正極入出力端子25、電池缶26を負極入
出力端子としたリチウムイオン二次電池の例を示した
が、封口部側に負極、電池缶側に正極が設定された二次
電池であっても、接続の変更により同様に実施できるこ
とは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、二次
電池に電池保護装置が一体に構成されるので、パック電
池の構成を設けることなく電池のみを機器に装填する感
覚で使用することができ、二次電池を電源として使用す
る機器の小型化、軽量化に寄与できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る電池の外観を示す斜視図。
【図2】各構成要素を分解して組み立て構造を示す斜視
図。
【図3】二次電池上に構成された電池保護装置の構造を
示す断面図。
【図4】回路基板の構成を示す(a)は下面側、(b)
は上面側の平面図。
【図5】スペーサの変形例を示す(a)は斜視図、
(b)はA−A線矢視断面図。
【図6】実施形態に係る電池の電気的構成を示す回路
図。
【図7】接続板の変形例を(a)(b)に示す斜視図。
【符号の説明】
1 電池 4 プラス端子板 5 マイナス端子板 6 温度検出端子板 7 絶縁ラベル 9 回路基板 10 二次電池 11、36、37 接続板 12 中央スペーサ 13 周囲スペーサ 14 カバープレート 15 カバーキャップ 16 IC 18 プラス端子窓 19 温度検出端子窓 20 サーミスタ 22 スペーサ 25 正極入出力端子(突出端子) 26 電池缶 29 切り出し片 30 IC下導体パターン 31 切り欠き 32a、32b 位置決め突起 33 ミシン目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 CB01 CC02 FA03 FA04 GA01 5H011 AA04 BB03 KK01 5H022 AA09 CC02 CC09 CC12 KK01 KK04 5H030 AA03 AA04 BB01 BB21

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状の容器内に発電要素を収容した
    電池缶と、この電池缶の開口端を封口する封口板上に電
    池缶と絶縁して設けられた突出端子とに、電池の正極ま
    たは負極がそれぞれ設定されてなる二次電池に、この二
    次電池を過充電、過放電等から保護する電池保護装置を
    一体的に取り付けてなる電池保護装置を備えた電池にお
    いて、 前記電池缶の封口側に、前記突出端子に接合した接続
    板、電池保護回路を構成した回路基板、この回路基板と
    電池缶との間を離隔するスペーサを配設し、前記接続板
    を回路基板の所定位置に接続し、回路基板上に設けられ
    た複数の入出力端子を外部に露出させた状態にして回路
    基板、スペーサ及び接続板を内包すると同時に電池缶の
    周側部に被覆させてカバーキャップを配し、このカバー
    キャップを回路基板の所定位置に接続して構成されてな
    ることを特徴とする電池保護装置を備えた電池。
  2. 【請求項2】 カバーキャップが、電池缶の周側部の全
    面を覆って配設されてなる請求項1記載の電池保護装置
    を備えた電池。
  3. 【請求項3】 カバーキャップの周側部に切り出し部を
    少なくとも1つ形成し、これを内方に折り曲げて電池缶
    の上端辺に当接させ、折り曲げ後の周側部に少なくとも
    1つの開口部が形成されてなる請求項1または2記載の
    電池保護装置を備えた電池。
  4. 【請求項4】 複数の入出力端子が非対称に配置されて
    なる請求項1〜3いずれか一項に記載の電池保護装置を
    備えた電池。
  5. 【請求項5】 回路基板の外面側に、入出力端子上を開
    放した窓を設けたカバープレートが配設されてなる請求
    項1〜4いずれか一項に記載の電池保護装置を備えた電
    池。
  6. 【請求項6】 回路基板の内面側に配設されたICの装
    着部位の外面側は、カバープレートとの間に少なくとも
    0.1mmの間隔が設けられてなる請求項5記載の電池
    保護装置を備えた電池。
  7. 【請求項7】 二次電池の突出端子上に接続板を配設
    し、この接続板もしくは接続板とスペーサとにより回路
    基板の下面側を支持して、この上面側に入出力端子が形
    成されてなる請求項1〜6いずれか一項に記載の電池保
    護装置を備えた電池。
  8. 【請求項8】 スペーサに二次電池に対する位置決め部
    が形成されてなる請求項1〜7いずれか一項に記載の電
    池保護装置を備えた電池。
  9. 【請求項9】 スペーサに、カバーキャップに形成され
    た切り出し部に対応する位置に切り欠き部が形成されて
    なる請求項1〜8いずれか一項に記載の電池保護装置を
    備えた電池。
  10. 【請求項10】 回路基板上の電池保護回路ICの配設
    位置の少なくとも外面側に接地電位に接続された導体パ
    ターンが形成されてなる請求項1〜9いずれか一項に記
    載の電池保護装置を備えた電池。
  11. 【請求項11】 回路基板の内面側に配設されたサーミ
    スタに、電池保護回路ICの直下に形成された導体パタ
    ーンが近接位置で接続されてなる請求項1〜10いずれ
    か一項に記載の電池保護装置を備えた電池。
  12. 【請求項12】 接続板が、突出端子との接合部位が突
    出端子と回路基板との間の距離に対応する厚さに形成さ
    れ、この両端から回路基板への接続リードが形成されて
    なる請求項1〜11いずれか一項に記載の電池保護装置
    を備えた電池。
  13. 【請求項13】 側周面が電気絶縁性のシートで被覆さ
    れてなる請求項1〜12いずれか一項に記載の電池保護
    装置を備えた電池。
  14. 【請求項14】 シートのカバーキャップに形成された
    開口部に対応する位置に、開口部を囲むミシン目が形成
    されてなる請求項13記載の電池保護装置を備えた電
    池。
  15. 【請求項15】 接続板、入出力端子板、カバーキャッ
    プの少なくともいずれか1つがニッケル銅合金で形成さ
    れてなる請求項1〜12いずれか一項に記載の電池保護
    装置を備えた電池。
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