JPH06510561A - 室温でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋する二成分系の二つの成分の一つとしての錫化合物を含有する材料 - Google Patents

室温でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋する二成分系の二つの成分の一つとしての錫化合物を含有する材料

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 室温でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋する二成分系の二つの成分の 一つとしての錫化合物を含有する材料 米国特許(US−A)第4490500号明細書(1984年12月25日交付 、R1^、Sm1th、General Electric Co、)から、室 温でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋する二成分系の二つの成分の一 つとして錫化合物を含有する材料が、既に公知である。この種の材料は前記印刷 物によれば、例えば(1)テトラエチルシリケート−アミノプロビルトリエトキ シシラン、(3)へキサメチルジシラザンで処理しておいた高温法で製造された 二酸化珪素、(4)炭酸カルシウム及び(5)ビニル基を有するジメチルポリシ ロキサンと混合することによって製造される。
欧州特許(EP−^)第304958号明細書(1989年5月01日公開、M 、 Fukaya@aその他、Taray 5ilicone Co、)にも同 じ(、室温でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋する二成分系の二つの 成分の一つとして錫化合物を含有する材料1例えば(1) 1.2−ビス−(ト リエトキシシリル)−エタン、(2)γ−アミノプロピルートリメトキシシラン 及びγ−グリシドオキシプロビルートリーメトキシシランの反応生成物及び(3 )ジラウリン酸ジブチル錫から成る混合物が記載されている。
さて、製造に費用がかかりすぎないもので、溶剤なしで均一で、柔軟であり、安 定するまでセルフレベリング性である室温でオルガノポリシロキサンエラストマ ーに架橋する二成分系の二つの成分の一つとしての錫化合物を含有する材料を製 造するという課題が存在しており、その際、この材料は、塗布された表面上で機 械的加工なしには更に広がらず、透明から黒色であり、これら全ての特性を低い 周囲温度及び高い周囲温度で比較的長期間貯蔵した後にもなお有しており、室温 でオルガノポリシロキサンエラスマーに架橋する二成分系の他の成分と混合した 後に、天候の影響、水蒸気及び熱湯に対して特に耐性であり、前もって下塗りす ることなしに珪酸塩系、例えばガラス上だけでな(、金属及びプラスチックのよ うな種々の材料上でも非常に良好に接着するエラストマーを生じ、その際、加工 時間、即ち二つの成分相互の混合開始と著しい架橋が行われる間の時間及び混合 し、架橋が行われた後に得られるエラストマーの特性が、これらの混合前に材料 を比較的長時間貯蔵した後でも、そして架橋温度によっても全く又はご(僅かし か変化しない、この課題は本発明により解決される。
本発明の目的は、室温でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋する二成分 系の二つの成分の一つとしての錫化合物を含有する材料であり、これは、主要成 分として、 (a)末端単位としてトリオルガノシロキシ基を有するジオルガノポリシロキサ ン(ここで、有機基はハロゲン化されていてもよい炭化水素基である)、(b) 酸素を介して珪素と結合した、1僅の、場合によりアルコキシ基により置換され た炭化水素基を1分子当り少な(とも2個有するジシラアルカン又はそのオリゴ マーとジオルガノ錫ジアジレートの反応生成物(C)炭素を介して珪素と結合し たアミノ−又はイミノ基を1分子当り少なくとも1個有する有機珪素化合物、場 合により (d)填料及び場合により (e)酸素を介して珪素と結合した、1価の、場合により°アルコキシ基により 置換された炭化水素基を1分子当り少なくとも3個有するジシラアルカン及び/ 又はシラン又はそのオリゴマーを含有する。
末端単位としてトリオルガノシロキシ基を有するジオルガノポリシロキサン(a )としては、式:%式%) [式中、Rは基1個当り炭素原子1〜8個を有する同−又は具なる炭化水素基を 表わし、その際これらの基はハロゲン化されていてもよく、Yはメチル−又はビ ニル基を表わし、nはその都度使用されるジオルガノポリシロキサン(a)の平 均粘度が25℃で1000〜100000+*Pa、 s、特に25℃で100 0〜50000mPa、 sであるような値を有する正の整数を表わすコのよう なものが有利である。
ジオルガノポリシロキサン(1)中の炭化水素基、従って炭化水素基Rの例は、 アルキル基、例えば、メチル−、エチル−1n−プロピル−、イソプロとルー及 び2−エチルヘキシル基:脂肪族炭素−炭素−二重結合を冑する炭化水素基、例 えば、ビニル基ニジクロアルキル基、例えば、シクロヘキシル基及びメチルシク ロベキシル基ニアリール基、例えばフェニル基;アルカリール基1例えば、トリ ル基;及びアラルキル基、例えば、ベンジル基である。
ジオルガノポリシロキサン(a)中のハロゲン化炭素水素基、従ってハロゲン化 炭化水素基Rの例は、特に弗素化炭化水素基1例えば、3,3.3−トリフルオ ルプロピル基及びジフルオルフェニル基である。
メチル基が、ジオルガノポリシロキサン(a)中の有機基として、従って基R及 びYとして特に有利である。
ジオルガノポリシロキサン(a)は公知であり、市販されている。
本発明による材料は、1檜票のジオルガノポリシロキサン(a)を含有すること ができる。しかし、少なくとも2種項の異なる橿頂のこの檜のオルガノポリシロ キサンから成る混合物を含有することもできる。
酸素を介して珪素と結合した、1価の、場合によりアルコキシ基により置換され た炭化水素基を1分子当り少なくとも2個有するシラン又はそのオリゴマーとジ オルガノ錫ジアジレートの反応生成物及びこの種の反応生成物の製造は公知であ る。これに関しては、既に最初に記載した米国特許の他に、例えば西ドイツ特許 (DE−^S)第1167527号明細書(1964年4月9日交付、Farb enfabriken Bayer Aktiengesellschaft)  ;米国特許j[3186963号明細書(1965年6月1日交付、1.T、 [。
ewisその他、Midland 5ilicones Lim1ted) : 米国特許M3927052号明細書(1975年12月16日交付、L、 R, Vizzuraga+Fibers Industries Inc、) ;米 国特許第4102860号明細書(1978年7月25日交付、E、Wolfa hrtその他、Wacker−Chenie GmbH) ;米国特許第446 0761号明細書(1984年6月17日交付、A、5chillerその他、 Wacker−Chemie GmbH)及び米国特許第4462936号明細 書(1984年7月31日交付、W、Hechtlその他、Wacker−Ch eIIie G+*bH)を参照にされたい。
ジシラアルカン又はそのオリゴマーとジオルガノ錫ジアジレートとの本発明によ る反応生成物(b)の製造は、シラン又はそのオリゴマーとジアルガノ錫ジアク リレートとの反応生成物の前記製造と同様にして行う。
反応生成物(b)を製造するために使用される、酸素を介して珪素と結合した、 1僅の、場合によりアルコキシ基により置換された炭化水素基を1分子当り少な くとも2個有するジシラアルカンとしては、式:[式中Rは前記のものを表わし 、R1はRと同じものを表わし、R1及びR4は、1価の、場合によりアルコキ シ基により置換された、基1個当り炭素原子1〜8個を有する炭化水素基を表わ し、R1は置換されていないか又は置換された2価の、基1個当り炭素原子1〜 10個を有する炭化水素基であり、a及びbは0.1又は2、有利にはO又はl であるコのようなもの又はそのオリゴマーが有利である。
基R及びR3並びにR1及びR4は同−又は異なるものであってよい。
オルガノポリシロキサン(a)中の基Rに関する全態様及び例は、前記式中の基 R及びR1にも当てはまる。
R’及びR′が炭化水素基である場合には、有利には基1個当り炭素原子1〜4 個を有するアルキル基、例えばメチル−、エチル−5n−プロピル−、イソプロ ピル−、ローブチル−及びS−ブチル基及びこの橿原の少なくとも2種項の異な る基から成る混合物が該当する。
アルコキシ基により置換された炭化水素基R1及びR゛の例は、下記式のような ものである:CH,O(CHI)ニー、CH3CH,O(CH,)!−1CH, 0CH2(CH3)HClび CH,OCH(CH,)HIG−。
置換されていない基R1の例は、式−(CHs)z−1−(CHり3−1−(C H,)、−及び−(CHりa−のようなものである。
置換された基R1の例は、式−CH(CH+ ) CM!−。
−CHICH(CH,)CH,CH,−及び−CH,CH(CユH8) (cH i)*−である。
前記式のジシラアルカンのオリゴマーとは1例えばこの種のジシラアルカンの部 分加水分解により得られる化合物のことであり、この化合物は、シロキサン酸素 により相互に結合した珪素原子少なくとも2個及び多くとも10個及び珪素原子 1個当りRIO−及びR’O−基平均少なくとも0.5個を有する。
ジオルガノ錫ジアジレートとの反応によって反応生成物(b)を製造することが できるジシラアルカン又はそのオリゴマーの詳細な例は、1.1−ビス−(トリ メトキシシリル)−エタン、l、2−ビス−(トリメトキシシリル)−エタン、 1.1−ビス−(メチルジメトキシシリル)−エタン、1.1−ビス−(トリエ トキシシリル)−エタン、1.2−ビス−(トリエトキシシリル)−エタン、1 .2−ビス−(トリエトキシシリル)−プロパン、l−(トリエトキシシリル)  −2−(メチル−ジェトキシシリル)−エタン及び1.3−ビス=(2−トリ エトキシシリルエチル)−テトラエトキシジシロキサンである。
(b)に定義したような種類のジシラアルカン又はそのオリゴマー1111[を ジオルガノ錫ジアジレートとの反応による反応生成物(b)の製造で使用するこ とができる。しかし、この種類の少な(とも2種類の異なる珪素化合物から成る 混合物、例えば1.2−ビス−(トリエトキシシリル)−エタン及び1.2−ビ ス−(トリメトキシシリル)−エタンから成る混合物を反応生成物(b)の製造 時に使用することもできる。
ジオルガノ錫ジアジレートとしては1式:%式%) [式中、Rは前記したものを表わし、R“は基1個当り炭素原子1−12個を有 する同じアルキル基を表わす]のようなものが有利である。アルキル基Rの例は 全て基R@にも当てはまる。
(b)で前に定義した橿原のジシラアルカン及び/又はオリゴマーとの反応によ って反応生成物(b)を製造することのできる、ジオルガノ錫アシレートの詳細 な例は、ジ−n−ブチル錫ジアセテート、ジラウリン酸ジーn−ブチル錫及びジ ー2−エチルヘキシル錫ジアセテートである。
1種類のジオルガノ錫ジアジレート又は少なくとも2種票の異なる種頴のジオル ガノ錫ジアジレートから成る混合物を反応生成物(b)の製造で使用することが できる。
有利には、(b)で定義した珪素化合物、従って前記式のジシルアルカン又はそ のオリゴマーを反応生成物(b)の製造でジオルガノ錫ジアジレート1グラムモ ル当りR’O−及びR’O−基4〜25グラム当量の量で使用する。
有利には、本発明による材料は、反応生成物(b)を各材料の総重量に対して錫 0.01−1重量%、特に0゜05〜0.5重量%の量で含有する。
炭素を介して珪素と結合しているアミノ−又はイミノ−基少な(とも1個を有す る有機珪素化合物(C)としては、1分子中に炭素を介して珪素と結合している アミノ基又はイミノ基少なくとも1個及び酸素を介して珪素と結合している1価 の、場合によりアミノ−又はアルコキシ基によりI換された、炭化水素基少なく とも1個を有するシラン及び1分子当り炭素を介して珪素と結合しているアミノ −又はイミノ基を1分子中に少な(とも1個有するシロキサンが有利である。
この種の有機珪素化合物(c)は、例えば、米国特許第3678003号明細書 (1972年7月18日交付、W、Kaisarその他、Wacker−Che mie GmbH)及び米国特許第4191817号明細書(1980年3月4 日交付、A、5chillerその他、lfacker−Chemie Gmb H)から公知である0本発明による有機珪素化合物の定義に当てはまる場合には 、これらの印刷物に引用されているか又はこれら2つの印刷物に記載された式を 有する任意の有機珪素化合物を、本発明による材料の加工で使用することができ る。
前に定義した種類のシランの詳細な例は、式0式% のようなもの並びに下記名称の化合物である:γ−アミノプロピルトリエトキシ シラン、アミノメチルトリエトキシシラン、3−(2−アミノエチルアミノ)− プロピルトリーn−プロポキシシラン及びδ−アミノブチルトリエトキシシラン 。
炭素を介して珪素と結合しているアミノ−又はイミノ−基を1分子当り少なくと も1個有するオルガノポリシロキサンの重要な詳細な例は、式:%式%) のシランと25℃で粘度80mPa、 sを宥する末端単位に各々Si−結合し たヒドロキシル基1個を有するジメチルポリシロキサンとの反応生成物である。
有利には1本発明による材料は、有機珪素化合物(c)を各材料の総重量に対し て各々1〜30重量%、特に5〜20重量%の量で含有する。
本発明による材料は、補強及び/又は非補強填料(d)を含有することができる 。有利には、本発明による材料は補強填料を含有する。
補強填料(d)、即ち少なくとも50m”7gの比表面積を有する填料として、 二酸化珪素を使用するのが有利である。補強填料(d)としては、100〜40 0 m ”7g、特に120〜300m”/Hの比表面積を有する二酸化珪素を 使用するのが有利である。補強填料(d)として高熱法で製造した二酸化珪素を 使用するのが特に有利である。しかし所望の場合には、補強填料(d)として、 構造の維持下で脱水された珪酸ヒドロゲル、即ちいわゆる“アエロゲル“又は少 なくとも50m”7gの比表面積を有するその他の種類の沈降二酸化珪素を使用 することもできる。
本明細書に記載の二酸化珪素又はその他の填料の比表面積に関する値は、BET −値、即ちA S T MSpecial Technical Public ation第51号、1941年、95頁以降に記載の窒素吸収により測定した 値である。
有利には補強填料(d)をオルガノポリシロキサン(ao)の各使用量に対して 10〜50重量%の量で使用する。
補強填料、有利には少なくともSon’/Hの比表面積を有する二酸化珪素、特 に有利には高熱法で製造した二酸化珪素を、有利には本発明による材料中に使用 する前に有機珪素化合物との反応によって疎水性にする。
補強填料、特に二酸化珪素を疎水性にする有機珪素としては、式: %式%) [式中、Rは前記のものを表わし、Xはハロゲン、OH,OR’ (式中、R’ は前記のもCDを表わt) 、S、00CR’ (R’−”炭素原子1〜4個を 有する炭化水素基)又はNR’(式中R’−水素又はR′と同じものを表す)及 びmは1又は2を表わす〕のようなものが有利である。これらの化合物としては 、ヘキサメチルジシラザンが特に有利である。
補強填料(d)、特に少なくとも50m”/gの比表面積を有する二酸化珪素の 、有機珪素化合物との反応に°よる疎水化は、特に有利には末端単位としてトリ オルガノシロキシ基を有するジオルガノポリシロキサン(a)(その際、有機基 はハロゲン化されていてもよい炭化水素基である)及び水の存在で、高めた温度 で混合物の機械的な応力下で実施するが、その際、この疎水化の後に水及び疎水 化するために使用した過剰の有機珪素化合物を、疎水化で得られた混合物から除 去する。この方法は、例えば、米国特許第4101499号明細書(1978年 7月18日交付、J、Herzig、Bayer Aktiengesells chaft )から公知である。この疎水化及びこれに引き続く水及び過剰の有 機珪素化合物の除去は、もちろんその際に得られた混合物を本発明による材料の 残りの成分と混合する前に行う、疎水化に際して、水を、有利には疎水化の際に 存在したジオルガノポリシロキサン(a)の重量に対して、0.1〜20重量% 、特に2〜lO重量%の量で使用する。
本発明による材料は非補強填料を含有してもよい。
非補強填料(d)、即ちSon’/gより少ない比表面積を有する填料の例は、 カーボンブラック、石英粉末、ノイブルガ−(Neuburger )珪酸白亜 、珪藻土、珪酸カルシウム、珪酸ジルコニウム、炭酸カルシウム及び酸化アルミ ニウム(その際、この非補強填料はその表面にオルガノシリル基を有していても よいし、或はその他の方法で前処理しておいてもよい)及び繊維又は粉末形の有 機重合体、例えばポリ塩化ビニル粉末である。特に炭酸カルシウムが有利である 。
反応生成物(b)の製造で、酸素を介して珪素と結合した、1価の、場合により アルコキシ基により置換された炭化水素基を1分子当り2個のみを有するジシラ アルカン又は酸素を介して珪素と結合した、1価の場合によりアルコキシ基によ り置換された炭化水素基をジオルガノ錫ジアジレート1グラムモル当り8グラム 当量より多くはなく使用した場合には、本発明による材料は、酸素を介して珪素 と結合した、1価の、場合によりアルコキシ基により置換された炭化水素基を1 分子当り少なくとも3個を有する(e)ジシラアルヵン及び/又はシラン又はそ のオリゴマーを含有する。
反応生成物(b)を製造するために使用されるジシラアルカンの全態様及び例は 、1分子当り2個より多い疎水化可能な基を含有する限り、ジシラアルヵン(e )にも全て当てはまる。
ジシラアルカンの他に1本発明による材料は、酸素を介して珪素と結合した1価 の、場合によりアルコキシ基により置換された炭化水素基を1分子当り少なくと も3個有するシラン又はそのオルゴマ−を含有することができる0式; %式%) [式中、Rは前記したものを表わし、R’は1価の、場合によりアルコキシ基に より置換された基1個当り炭素原子1〜8個を有する炭化水素基を表わし、Cは 0又はlであるコのシラン又はそのオリゴマーが有利である。
オルガノポリシロキサン(a)中の基Rに関する全態様及び例は、前記式中の基 R及びR1にも当てはまる。
シラン又はそのオリゴマーの詳細な例は、テトラエトキシシラン、テトラ−n− ブトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ジメチルジェトキシシラン、ヘキ サエトキシジシロキサン及びS10.含量30〜45重量%を有するエトキシポ リシロキサン、例えば名称“エチルシリケート(εthylsilikat )  40”で市販されている製品である。
有利には、本発明による材料は、有機珪素化合物(e)を、各々その都度の材料 の総重量に対して5〜lO重量%、特に10〜30重量%含有する。
これに関連して、ここに記載した量範囲で実際に選択された百分率の合計は、当 然looにならねばならないことを付は加えておく。
有利には、成分(b)、(c)及び(e)中で5iOC−結合基は各々同じであ る。
成分(a)、(b)、(c)並びに有利には(d)及び(e)に加えて、本発明 による材料は、これらの物質が前記成分に対して不活性であり、添加物として錫 化合物中に含有される材料が室温でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋 する二成分系の2つの成分の一つとして好適である限り、場合によりその他の物 質を含有することができる。この種の物質の例は、特に前に(&)で定義したよ うなものであるが、しかしこれらを材料に添加する前に補強填料(d)、特に二 酸化珪素は含まない、それらの量は、その都度の材料の総重量に対して有利には 多(とも80重量%である。
本発明による材料中に付加的に存在していてもよい、本発明による材料の残りの 成分に対して不活性な物質のその他の例は、顔料、例えば、カーボンブラック、 二酸化チタン及び酸化鉄、可溶性色素、吸入剤、チオキソトロピー剤、例えば、 水素添加ひまし油及び補強填料、例えば、少なくとも50m”/gの表面積を有 する二酸化珪素であり、これは特に有利には前に(a)で定義した積項のオルガ ノポリシロキサンと混合する前に、有機珪素1例えばヘキサメチルジシラザン又 は補強填料(d)の疎水化に関して前記した式のその他の化合物と完全に反応し たので、シラノール基不含である。
室温でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋する材料を生じさせるために 、錫化合物を含有する材料と混合する錫化合物とは別の他の成分を含有する材料 は、もちろん、この種の他の成分中にこれまで存在していてもよかったと同じ成 分を含有することができる。これは特に架橋されるジオルガノポリシロキサン、 大抵は式。
HO(S i R1’ O)、H により表わされるようなものである。この式中、Rsは同−又は異なるもので、 1価の5iC−結合の有機基であり、pは少なくとも10の価の整数である。
末端単位中にに各々Sj結合のヒドロキシル基1個を有するジオルガノポリシロ キサンに関して前記した式のシロキサン鎖の内部及び/又はそれに沿って、この 種の式では一般に記載されていないが、ジオルガノポリシロキサン単位(S i  R1”O)の他になおその他のシロキサン単位が存在していてもよい、この種 のその他の、大抵は多かれ少なかれ避けがたい不純物としてのみ存在するシロキ サン単位の例は、式:R’Sio、71、R+” S i O+7=及び3 i  0+7= C式中R′は各々前記したものを表わす〕のようなものである、し かし、この種のその他のシロキサン単位の量は、このジオルガノポリシロキサン 中に存在するシロキサン単位の数の1%を越えてはならない、その他の付加的な シロキサン単位、例えば式: %式% [式中R6は前記したものを表わし、R1は2価の炭化水素基、例えばフェニレ ン基である]のようなものは比較的多い量で存在することもできる。
有機基R1の例は、炭化水素基、例えばアルキル基、例えばメチル−、エチル− 1n−プロピル−及びイソプロピル基、例えばブチル−、ヘキシル−及びオクタ デシル基;脂肪族炭素−炭素−二重結合を有する基1例えば、ビニル−、アリル −、エチルアリル−及びブタジェニル基、アリール基、例えばフェニル基、アル カリール基、例えばトリル基;及びアラルキル基、例えばβ−フェニルエチル基 である。
これらの炭化水素基は置換されていてよく、特にハロゲン化されていてよく、例 えば3,3.3−トリフルオルプロピル基、クロルフェニル基−及びブロムトリ ル基である。有機基R1のその他の例は、シアンアルキル基2例えばβ−シアン エチル基である。
末端単位中にSi結合ヒドロキシル基各々1個を有するオルガノポリシロキサン は、付加重合により重合可能な化合物からその存在で遊離ラジカルにより重合又 は共重合によって製造された重合体、例えばスチレン、酢酸ビニル、アクリル酸 、メタクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル又はアクリルニト リルとの混合物で、又は少な(とも2種類の重合性化合物から成る混合物、例え ばスチレン及びn−ブチルアクリレートから成る混合物として存在することがで きる。これらの重合体は全てジオルガノポリシロキサンとの混合物で存在しなけ ればならないとは限らない、これらはむしろ僅かな程度ジオルガノポリシロキサ ンにグラフト重合していてもよい。
基R0の少な(とも主要部分(これに重合体がグラフト重合していない限り)は 特に入手が容易であるので、有利にはメチル基から成る。場合により存在する残 りの基R1は特にビニル基又はフェニル基又はビニル−及びフェニル−基である 。
架橋すべきオルガノポリシロキサンの粘度は、有利には25℃で100〜500 00011P、L、 sである。
架橋すべきオルガノポリシロキサンは、本発明による材料と混合される前に、場 合により前記のその存在で製造された重合体だけでなく、むしろこの重合体に対 して少な(とも室温で不活性の、オルガノポリシロキサンエラストマーに硬化可 能な材料の常用成分である物質を含有してもよい、この種の物質の例は、補強填 料、非補強填料、顔料、可溶性色料、吸収剤、腐蝕防止剤、酸化防止剤、熱安定 化剤、過酸化物、(CHs ) s S i O+zニー及びS+0tz=一単 位から成るオルガノポリシロキサン樹脂(この種のすルガノポリシロキサン樹脂 は有利には架橋すべきオルガノポリシロキサンの重量に対して多(とも1重量% の量で)、ジオルガノポリシロキサンの不在下で製造した純粋な有機樹脂、例え ばポリ塩化ビニル粉末及び軟化剤、例えば(a)で前に定義したオルガノポリシ ロキサン並びにエーテル化及び/又はエステル化されていてもよいポリグリコー ル並びにオルガノシロキサン−オキシアルキレン−ブロック共重合体である。
本発明による材料と混合する前又はその際に、架橋すべきオルガノポリシロキサ ンとの混合物で存在していてもよい補強填料の例は、比表面積少なくとも50m ”7gを有する高熱法で製造した二酸化珪素、アエロゲル又は比表面積少なくと も50m”7gを有するその他の沈降二酸化珪素である。これらの填料の少なく とも一部はその表面にオルガノシリル基を宵することができる。
非補強填料の既に前記した例は全て、本発明による材料と混合する前又はその際 に、架橋すべきオルガノポリシロキサンとの混合物で存在していてもよい非補強 填料に当てはまる。
本発明による材料を、各々、室温でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋 する二成分系(その一つの成分が錫化合物を含有する)のその他の成分と、こう して得られた完成した混合物中で室温でオルガノポリシロキサンエラストマーに 架橋する二成分系(その一つの成分が錫化合物を含有する)が、前の(e)下で 定義されているように、架橋すべきオルガノポリシロキサン対化合物及び錫の通 常の比が存在するような鴬で混合するが、その際、鋤の量は元素として計算して 、各々完成した混合物の総重量に対して有利にはlO〜1000重量ppm、特 に50〜500重量ppmである。
有利には、本発明による材料は、各々その他の成分の使用量に対して1〜20重 量%、特に5〜16重量%、特に有利には10〜15重量%の量で使用する。
本発明による材料を室温でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋する二成 分系のその他の成分と混合することによって得られる材料は、任意の目的で使用 することができ、その際、その一つの成分が錫化合物を含量する室温でオルガノ ポリシロキサンエラストマーに架橋する二成分系を使用することができる。
これは、例えば、電気−1電子−1自動車−及び飛行機工業における接着剤とし て、地上−及び地下工事の接口及び原板空間を充填するため、接着したガラス化 (Structural Glazing)用に、即ち透明な又は不適合しいて いるか又は枠で結合している構造物用に、絶縁ガラス単位の製造における周縁結 合材料として及び保護被覆の製造用の使用である。
下記実施例中、他に記載のない限り、部は重量部であり、%は重量%である。
下記実施例中、記載はペーストは安定性(英語・n。
n−n−5lu properties)であり、 EN(欧州規格) 273 90による試験で、寸法(幅20鳳I±0.2鳳■、奥行110鳳鳳±0゜2厘 m)の断面を有する垂直レールから2諷鳳より多くは離れないことを意味する。
例1 a)粘度25℃で20000mPa、 sを有する、末端単位にビニル基61個 を有するジメチルポリシロキサン100部を、ムルデンニーダー(Mulden kneter)中で窒素下でヘキサメチルジシロキサン19部及び水7部と混合 し、均一な混合物を得るためにニーダ−中で室温で15分間揺動する。こうして 得られた混合物をニーダ−中で比表面積3QOm2/gを有する高熱法で気相中 で製造した二酸化珪素63部と混合する。こうして得られた混合物を先ず、室温 で1時間、次いで100℃で2時間混練する。
次いでこのニーダ−中でニーダ−からガス状内容物を吸引することによって圧力 を80ヘクトパスカル(絶対)に低下させ、残音したニーダ−内容物を140℃ に加熱し、この温度で2時間混練する。室温に冷却し、換気した後、こうして得 られた混合物100部を、粘度25℃で20000諺Pa、 sを宵する、末端 単位にビニル基61個を育するジメチルポリシロキサン30部で希釈する。
b)ビス−(トリエトキシシリル)−エタン3111S及びジ−n−ブチル錫ジ アセテート1部から成る混合物を攪拌下で6時間周囲の大気圧で120℃に加熱 する。同時に生成した酢酸エチルエステルを連続的に溜去する。その後赤外線ス ペクトルによれば41600 c m−’にあるジ−n−ブチル錫ジアセテート のカルボキシル基の原子価変動は消失している。
C)遊星形ミキサー中で、その製造がこの例のa)に前記された混合物72.2  部を、先ず、ビス−(トリエトキシシリル)−エタン18部、次いで3−アミ ノプロピルトリエトキシシラン6wA及び最後に、その製法力(この例のb)に 前記された反応生成物3.3部と、室温及び周囲の大気圧下で混合する。最後に ニーダ−中の圧力を低下させることによって、材料中に気泡を生じる材料のガス 状成分を除去する。
透明な均一で柔軟で安定なペーストが得られる。ペーストの特性は、各々気密密 閉錫チューブ中で70℃で7日間貯蔵後又は50℃で2力月間貯蔵後でも変化し ない。
例2 ゛ a)例1b)に記載の操作方法を、ビス−(トリエトキシシリル)−エタン3部 の代わりにビス−(トリエトキシシリル)−エタン4部を使用する点を変えて、 繰り返すが、その際、酢酸エチルエステルの代わIJ l二酢酸メチルエステル を溜去する。
b)遊星形ミキサー中で、粘度25℃で20000@Pa、 sを有する、末端 単位にビニル基61個を有するジメチルポリシロキサン50部を、比表面積+s m”/gを存するカーボンブラック15部と混合する0次いでビス−(トリメト キシシリル)−エタン25.5部、3−(2−アミノエチル)−アミノプロピル −トリメトキシシラン9部及びその製造をこの例のa)で記載した反応生成物0 .5部を同じく室温及び周囲の大気圧下で混入する。最後にニーダ−中の圧力を 低下させることによって、材料中に気泡を生じる材料のガス状成分を除去する。
黒色の、均一で柔軟な安定なペーストが得られる。
このペーストの特性は、各々気密密閉錫チューブ中で70℃で7日間貯蔵後又は 50℃で2力月間貯蔵後でも変化しない。
比較例Vl a)テトラエトキシシラン3.5部及びジラウリン酸ジーn−ブチル錫1部から 成る混合物を攪拌下で2時間周囲の大気圧で140℃に加熱する。その後、赤外 線スペクトルによれば、1600 c m−’にあるジラウリン酸ジーn−ブチ ル錫のカルボニル基の原子価変動は消失している。
b)遊星形ミキサー中で、粘度25℃で20000+IPa、 sを有する、末 端単位にビニル基61個を有するジメチルポリシロキサン26部に、先ず比表面 積2.5m’/gを有する炭酸カルシウム24部を1次いで比表面積140mt /g及び炭素含量2.5%を有する疎水性珪酸12gを室温及び周囲の大気圧下 で混入する。その後、同じく室温及び周囲の大気圧下で相互に、テトラエトキシ シラン12゜7部、3−アミノプロピル−トリエトキシシラン24部及びその製 造をこの例のa)に記載した反応生成物1.3部を混入する。最後にニーダ−中 の圧力を低下させることによって、材料中に気泡を生じる材料のガス状成分を除 去する。
白色に着色した、均一で柔軟で安定なペーストが得られる。この特性は、各々気 密密閉錫チューブ中で70℃で7日間貯蔵後又は50℃で2力月間貯蔵後でも変 化しない。
比較例v2 a)3−アミノプロピル−トリエトキシシラン22部及び3一グリシドオキシブ ロビルートリメトキシシラン50部を室温及び周囲の大気圧下で、均一に相互に 混合し、次いで7日間同じ条件下で密閉容器中で放置する。
b)遊星形ミキサー中で、その製法を例1のa)に記載した混合物75部を、先 ずビス−(トリメトキシシリル)−エタン17.4部、次いでその製法をこの例 のa)に記載した反応生成物7.3部、最後にジラウリン酸ジーn−ブチル錫0 .3部を室温及び周囲の大気圧下で混合する。最後にニーダ−中の圧力を低下さ せることによって、材料中に気泡を生じる材料のガス状成分を除去する。
透明な、均一で柔軟で安定なペーストが得られる。
各々気密密閉錫チューブ中で70℃で7日間貯Iii後又は50℃で2力月間貯 蔵後に、ペーストを再び観察した:その粘度は高くなっていた。更に帯黄色に変 色してしまた。
次の実施例で、その製造を例1及び2及び比較例1及び2に記載した材料を室温 でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋する二成分系中に使用することに ついて詳説する。
例3 遊星形ミキサー中で、粘度25℃で75000mPa、 sを有する、末端単位 にSi−結合のヒドロキシド基各1個を有するジメチルポリシロキサン60部を 、先ず粘度25℃で100mPa、sを冑するトリメチルシロキシ基により末端 ブロックされたジメチルポリシロキサン50部と、次いで1分子当りエチレンオ キシド単位13個を有する2、 4.6−トリーn−ブチルフェノールポリエチ レングリコールエーテル2部と、最後にその表面がステアリン酸で被覆されてい る比表面積20m’/gを有する炭酸カルシウム90部と混合する。引き続き、 ニーダ−中の圧力を低下させることによって、材料中に気泡を生じる材料のガス 状成分を除去する。
こうして得られた、室温でオルガノポリシロキサンエラストマーに架橋する二成 分系の錫化合物を含有する成分とは異なる成分は、均一で、柔軟で安定である。
このもう一方の成分各100部を、その製法が例1c)及び例2b)並びに比較 例Vl及びv2のb)に記載された。ペースト10部と混合する。
結果を下記第1表及び第2表に記載する。その際、表中の意味は下記の通りであ る: l)エラストマーの機械的値は、23℃及び空気の相対含水量50%で14日間 貯蔵後に、平滑で平らな脱脂した基板(この上にエラストマーを製造した)力1 ら除去した、各々厚さ1.5〜2.2mmのシートに対して測定した2 ) D  I N53504により規格棒53A(棒の厚さ変動;最高±0.1mm)を 用いて測定。
3 ’) D I N53505により測定。
4)23℃及び空気の相対含水量50%で。
例4 その製造が例3に記載された。エラストマーに架橋する材料を、条片形で第3表 に記載の基板上で放置架橋させるが、その際この基板は未塗装であり、条片の? 11刑の塗布前に脱脂した。基板上の接着安定性の試験結果をj[3表に記載す る。
その際、表中の意味は下記の通りである:A)基板上に条片を塗布し、引き続き こうして得られた装置を23℃で空気の相対含水量50%で貯蔵後7日間後 B)基板上に条片を塗布し、引き続きこうして得られた装置を23℃で空気の相 対含水量50%で7日間貯蔵し、引き続き装置を60℃で水下に14日間貯蔵後 C)基板上に条片を塗布し、引き続きこうして得られた装置を23℃で空気の相 対含水量50%で7日間貯蔵し。
引き続き装置を60℃で水下に28日間貯蔵後+良好な接着冒凝集引き裂きコニ ラストマー中の亀裂φ中度の接着=接着剥離及び凝集引き裂き=基板からの剥離 及びエラストマー中の亀裂 一劣悪な接着=接着剥離冨基板からの剥離第1表から第3表から9本発明による ジシラアルカンとジオルガノジアジレートとの反応生成物を含有する錫化合物を 含有する材料IC及び2bが、特に貯蔵安定性であることが明かである。
これらの材料各々10g当りその他の成分(基質) 100部を混合すると。
−特に良好な機械的強度を有し、 一熱湯及び水蒸気に対して安定であり、一種々の材料に対して熱湯作用時でも非 常に良好に接着する、 室温で架橋後にエラストマーを生じる材料が得られる。
手続補正書(0劃 平成6年5月16日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.主要成分として、 (a)末端単位としてトリオルガノシロキシ基を有するジオルガノポリシロキサ ン(ここで、有機基はハロゲン化されていてもよい炭化水素基である)、(b) 酸素を介して珪素と結合した、1価の、場合によりアルコキシ基により置換され た炭化水素基を1分子当り少なくとも2個有するジシラアルカン又はそのオリゴ マーとジオルガノ錫ジアシレートの反応生成物、 (c)炭素を介して珪素と結合したアミノ−又はイミノ基を1分子当り少なくと も1個有する有機珪素化合物、場合により (d)填料及び場合により (e)酸素を介して珪素と結合した、1価の、場合によりアルコキシ基により置 換された炭化水素基を1分子当り少なくとも3個有するジシルアルカン及び/又 はシラン又はそのオリゴマーを含有する、室温でオルガノポリシロキサンエラス トマーに架橋する二成分系の二つの成分の一つとしての錫化合物を含有する材料 。
  2. 2.成分中に(b)、(c)及び(e)を含有するSiOC−結合した有機基が 同じであることを特徴とする、請求項1に記載の材料。
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