JPH0651027A - ディジタル回路装置 - Google Patents

ディジタル回路装置

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JPH0651027A
JPH0651027A JP5134310A JP13431093A JPH0651027A JP H0651027 A JPH0651027 A JP H0651027A JP 5134310 A JP5134310 A JP 5134310A JP 13431093 A JP13431093 A JP 13431093A JP H0651027 A JPH0651027 A JP H0651027A
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律郎 折橋
Kousuke Inudou
浩介 犬童
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、ディジタル回路装置におい
て、装置動作条件の変動に起因する遅延時間変動が発生
する場合にも、高精度なクロック分配が行なえるように
することである。 【構成】ディジタル回路装置において、装置動作条件の
変動に伴う遅延時間変動については、位相ずれ調整用の
遅延回路1A〜Cの遅延時間を測定する回路部10A〜
Cと、測定値より変動割合を演算する演算回路B(11
A〜C)と、各遅延回路毎に設けられ、変動割合から変
動量を算出する演算回路A(12A〜C)により補正を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロックの分配供給が
なされるディジタル回路装置に係わり、特に供給クロッ
ク各々の位相関係を高精度に保つことに好適なディジタ
ル回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル回路装置の従来技術につい
て、IC試験装置等に見られるような、周期可変のクロ
ックの発生機能を有し、この周期可変クロックを他の回
路部へ分配供給し動作するものと、マイクロプロセッサ
等のような一定周期クロックの分配供給を受け動作する
ものとに分けて、順次説明する。
【0003】一般に、被試験対象としてのICの機能の
試験は、各基本(試験)周期内で、IC試験装置からは
被試験ICに各種の試験信号が印加され、その被試験I
Cからの各種の応答信号各々はIC試験装置内に取り込
まれ、各々についての判定タイミング下にその良否判定
が行なわれることによって、ICとしての機能が正常で
あるかどうか否かが試験されるものとなっている。とこ
ろで、近年、IC類一般の高速動作化に伴い、それらI
C類を試験するに際しては、試験信号相互の位相差およ
び応答信号の判定タイミング相互の位相差は、高精度に
所望の関係を保つことが必要となっている。
【0004】図16は、このような試験に供される従来
のIC試験装置の一例を示すブロック図である。本例に
よれば、タイミング発生回路J02には、システムクロ
ックオシレータ(以下原振という)J01よりの原振ク
ロックJ18が供給され、試験周期を決定する周期クロ
ック、印加試験信号のタイミングと応答信号の判定タイ
ミングを決定するエッジクロック(以下、後者を判定ス
トローブと呼ぶ)を発生する。これらエッジクロック
は、後述のエッジクロック間の位相ずれを調整するため
の遅延回路B(J04)を経て、ピン制御部J05へ供
給され、ピン制御部内の波形生成回路J05aおよび比
較判定回路J05bにおいて、各々印加試験信号の生成
と応答信号の判定が基本周期毎に行なわれる。フェイル
メモリJ05cは、判定結果を保持記憶しておくもので
ある。ピンエレクトロニクス部J06のドライバJ06
aは波形生成回路J05aで生成された試験信号を被試
験IC(J08)の信号レベルに合致させるためのもの
であり、コンパレータJ06bはリファレンス電源J0
6cより供給される基準電圧を用いて応答信号を比較判
定回路J05bの信号レベルに合致させるものである。
また、被試験用IC電源J09は被試験IC(J08)
へ電源を供給するための可変電源であり、DC測定回路
J10は機能試験とは別途行なわれる直流試験のために
設けられている。位相ずれ調整回路J11は、各々の試
験信号間を所定の位相関係に保って印加し、また被試験
IC(J08)からの応答信号各々の判定についてもそ
れら相互間で所定の位相関係で行なわれる様に、エッジ
クロックを調整するためのものである。以上の様な一連
の試験の実行制御および試験結果の解析等は、テスト制
御部J13が、適時バスJ12を介して行なう。
【0005】さらに、タイミング発生回路J02の構成
及び位相調整の方法について、図17〜図19を用いて
詳細に説明する。図17は位相調整用の遅延回路B(J
04)と共に示したタイミング発生回路J02の一例の
ブロック図であり、図18はエッジクロック発生のタイ
ムチャート、図19は位相調整の動作タイムチャートで
ある。周期クロック発生回路K01内のカウンタ回路A
(K03)は、原振クロックJ18を計数した後、計数
出力クロックK09を遅延回路A(K04)で遅延させ
て、サイクル毎に所望の周期R(K)、R(K+1)を
有する周期クロックK10を発生する(Kはサイクル
数)。この所望の周期のことを設定周期とよび、予めデ
ータ設定回路K05内のメモリ等に設定、記憶されてお
り、必要に応じて読み出されるものである。読み出しに
必要なメモりのアドレスA(K)、A(K+1)は(図
18中には図示せず)、パターン発生回路J03から供
給される。一方、エッジクロック発生回路K02でも同
様に原振クロックJ18をカウンタ回路B(K06)で
計数し、原振の周期の整数倍の遅延量を持つ計数クロッ
クK12を作成し、これを遅延回路A(K07)により
遅延させて、図18に示すように所望の遅延量E1
(K)、E1(K+1)を持つエッジクロックK13を
発生する。このエッジクロック発生回路は複数個設けら
れるが、図18のE2(K)、E2(K+1)に示され
るように、各々には異なった遅延量が設定される場合が
ある。また、この例では、エッジクロックの遅延量が周
期クロックの設定周期を越える場合(E2(K)>R
(K))を示している。
【0006】また、各エッジクロックは、各々異なった
経路及び回路構成素子を経由して、波形生成回路J05
a、ドライバJ06aおよび比較判定回路J05bに供
給されるため、生成した試験信号間の位相関係、及び各
々の応答信号の比較判定タイミングの位相関係が所望の
ものとならずに、位相ずれが発生するため、この位相ず
れをゼロとなるように遅延回路B(J04)が位相ずれ
調整回路J11により、試験に先だって調整される。図
19は、この調整の様子を示したものであり、図17に
おけるエッジクロック発生回路1〜3に同一の設定遅延
量Ta、Tb、Tcが設定され、エッジクロック1〜3
が発生されるが、実際には、各エッジクロック発生回路
で発生する位相ずれも含まれて、A’〜C’の位置に発
生してしまう。位相ずれ調整は、このように発生された
エッジクロック1〜3を遅延回路B(J04)にてそれ
ぞれta、tb、tcだけ増減することにより、A〜C
の位置へ時間的に移動することで行なわれる(説明の便
宜上、図19では、A、B、Cで示される位置が、上述
の試験信号間及び判定タイミング間の位相ずれがゼロと
なるものとした)。
【0007】尚、この種の装置として関連する公知例と
して、特開昭58ー32178号、特開昭61ー810
26号、特開昭63ー298076号、特開平3ー13
1778号、特開平3ー135779号の各公報記載の
ものがある。
【0008】一方、マイクロプロセッサ等のディジタル
回路では、図20に示すように、原振3より、一定周期
のクロックが遅延回路1A,1B,1Cを経由して各回
路に分配供給される。分配のための回路素子(以下、分
配素子と称する)2A,2B,2Cは駆動すべき各回路
群5A,5B,5C内の各回路へクロックを分配するた
めに設けられる。この様な構成の回路装置では、論理ゲ
ートで構成される分配回路6から駆動すべき回路群5
A,5B,5Cまでの配線長や回路構成素子の遅延時間
の違いにより、クロックが原振3から各回路ブロックに
到達するまでの遅延時間に差を生じる。さらに、駆動す
べき回路群が多数となる場合には、原振3と駆動すべき
回路群の間の分配回路での遅延時間自体と、各回路に到
達するまでの遅延時間の差(位相ずれ)も大きなものと
なり、分配に要する遅延時間そのものも大きくなるた
め、例えば位相基準としての原振3からのクロックとの
位相ずれが大きくなる。遅延回路1A,1B,1Cは、
これらの位相ずれを調整して同一位相でクロックが回路
群5A,5B,5Cに入力されるように設けられてい
る。尚、調整のためには前述のIC試験装置のように、
位相ずれ調整回路等が必要となるが、図20においては
省略されたものとなっている。図21はこの調整の様子
を示したものであり、原振3から供給されるクロックと
分配されたクロックが回路群5A,5B,5Cの入力8
A,8B,8Cで同一位相となるように、予め調整され
る。即ち、原振3より供給された分配クロック7A,7
B,7Cは、それぞれ異なった遅延時間T1、T3、T
5の後、遅延回路1A,1B,1Cに到達するが、別途
設けられた位相ずれ調整回路により、遅延回路1A,1
B,1Cにおいて各々T2、T4、T6なる遅延時間が
生じるようにデータ設定レジスタ4A,4B,4Cか
ら、データ設定がなされ、原振クロックと同じ位相関係
として入力する。尚、この種の装置として関連するもの
には、アイイーイーイージャーナル オブ ソリッドス
テート サーキッツ 23巻 5号 1218頁から1
223頁(IEEE JOURNAL OF SOLI
DーSTATECIRCUITS VOL23 NO.
5 PP1218〜1223)記載のものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来IC試験装置にお
いては、信号伝達系の素子、経路長にもとずく各信号遅
延時間の不一致(位相ずれ)は是正された状態で、被試
験IC(J08)に対しては各種試験が行なわれている
が、IC試験装置の動作条件や周囲環境条件に大きな変
動が生じない場合は特に問題は生じないものとなってい
る。しかしながら、例えば周囲温度や供給電源電圧等が
試験実行中あるいはその前後に大きく変動することによ
って、エッジクロック発生回路各々における遅延回路の
遅延特性が変化すれば、その遅延回路に対する設定遅延
時間もまた、一定の割合で変動することになるが、それ
ら遅延回路各々には一般に異なる遅延時間が設定されて
いることから、それら遅延回路各々での設定遅延時間か
らの遅延時間変動分は、それら遅延回路相互間では相異
なるというものである。従って、試験信号相互間での位
相関係や判定ストローブ相互間の位相関係が正確に規定
の位相差関係にはならずに位相ずれが発生し、試験を良
好に行なえないことになるが、従来のIC試験装置では
この点が考慮されていないものとなっている。
【0010】また、マイクロプロセッサ等のディジタル
回路装置においても、IC試験装置と同様に、分配クロ
ックの位相ずれの補正が行なわれているが、回路動作中
の周囲温度や供給電源電圧の変動による、遅延回路の遅
延時間または遅延特性の変動によって、分配クロック相
互および原振クロックとの位相関係を所望の関係に保つ
ことができず、装置全体の正常な動作が行なえないこと
になるが、従来のディジタル回路装置ではこの点が考慮
されていないものとなっている。
【0011】本発明の目的は、例えばMOSLSIを用
いて作成される等により、装置自体の動作条件や周囲環
境条件に大きな変動が生じるた場合でも、装置本来の動
作である試験や、クロック分配および処理を停止するこ
となく、高い精度で試験を行なえるIC試験装置やクロ
ック分配を行なえるディジタル回路装置を供給すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるディジタル回路装置は、ある遅延回路
または遅延回路で構成される発振回路での実遅延時間に
対する変動の割合を求める回路と、この変動割合にもと
ずき、遅延時間変動補正対象である遅延回路各々での設
定遅延時間を補正する回路を設けた。
【0013】
【作用】装置動作条件等の変動に起因する位相ずれは、
遅延回路そのものまたは遅延時間変動測定用の遅延回路
での実遅延時間を測定し、ある時点での実遅延時間に対
する変動の割合を求めた上、その変動の割合にもとず
き、各々の遅延回路の設定値毎の位相ずれの補正を行な
うことで補償できる。これにより、特にIC試験装置で
は、MOSの使用による回路の高集積化が可能となり装
置小形化が図れる。
【0014】
【実施例】図1に、本発明によるディジタル回路装置を
用いたIC試験装置の要部であるタイミング発生回路の
構成を示す。図1によれば、遅延回路の分解能補正のた
めに基準クロック発生回路101、位相一致検出回路1
02、補正データ制御回路103a,103bが設けら
れ、装置の動作・環境条件変動による位相ずれの調整の
ために遅延時間測定回路105、演算回路B104、演
算回路A106a,106bが設けられる。まず、分解
能補正について説明し、その後位相ずれに調整ついて順
次説明する。
【0015】図1において、周期クロック発生回路K0
1は、所望設定周期に応じた周期クロックを出力端子J
15に発生する。エッジクロック発生回路K02a,K
02b内のカウンタ回路B(K06a,K06b)で
は、公知の様にそれぞれの設定遅延量に応じて、原振J
01から供給される原振クロックをディジタル計数し、
原振周期の整数倍を有する計数クロックを後段の遅延回
路A(K07a,K07b)へ出力するものである。カ
ウンタ回路B(K06a,K06b)では得られない微
小な遅延時間は、遅延回路A(K07a,K07b)
で、この入力された計数クロックを、それぞれの設定遅
延量に応じて、原振周期以下の遅延量で遅延させること
により得る。このようにして、所望の設定遅延量を持つ
エッジクロックを作成し、出力端子J16a,J16b
へ出力する。
【0016】遅延回路A(K07a,K07b)の分解
能精度を補償するために、本実施例では、原振J01か
らの原振クロックを入力して、基準となる高精度な分解
能を有する基準クロックを作成するための基準クロック
用カウンタ回路発生回路101内にはカウンタ回路およ
び基準遅延回路と、基準クロックを各遅延回路に選択的
に分配する分配回路が設けられ、基準クロックと計数ク
ロックとを選択的に遅延回路へ入力するための選択ゲー
ト107a,107bと、基準クロックが入力された遅
延回路Aと計数クロックが入力された遅延回路Aに接続
され、基準クロックと計数クロックとの位相一致を検出
する位相一致検出回路102、位相一致検出のための遅
延回路へのデータを設定し、位相一致が検出された時の
設定データを記憶するための補正データ制御回路103
a,103bが設けられる。
【0017】図2に、補正データ制御回路103の構成
例を示す。この補正データ制御回路103は、エッジク
ロックK13を計数するカウンタ204と、遅延回路A
(K07)の高精度分解能を保証する設定データを格納
するメモリ202と、このメモリのアドレスを出力する
アドレスカウンタ205と、カウンタ204またはメモ
リ202の出力を選択して遅延回路A(K07)へ供給
するセレクタ201、アドレスカウンタ205の出力と
演算回路A106(データ設定回路K108)からの設
定データを選択してメモリ202のアドレスとするセレ
クタ203から成る。セレクタ201、203は、図示
しない制御レジスタ等によって、遅延回路の補正設定デ
ータ決定時には、各々、カウンタ204の出力、カウン
タ205の出力を選択し、実際のIC試験時には各々、
メモリ202の出力、演算回路A106(データ設定回
路K108)の出力を選択する様に切り換え制御され
る。
【0018】以下の説明では便宜上、 出力端子J16
a、J16bから出力されるエッジクロックの分解能を
補正する場合について述べる。基準クロック発生回路1
01内のカウンタ回路はエッジクロック発生回路K02
a内のカウンタ回路B等が出力する計数クロックと同一
周期となるように設定されており、基準遅延回路は、補
正に先だって必要とされる分解能のクロックが高精度に
作成できるように事前補正されている。
【0019】このようにして作成された基準クロックは
分配回路に入力され、まず遅延回路A(K07a)には
カウンタ回路B(K06a)からの計数クロックが供給
され、遅延回路A(K07b)には分配回路から基準ク
ロックが供給されるように、カウンタ回路B(K06
b)の出力と分配回路出力111aとが共にローレベル
に制御される。この後、補正データ制御回路103aか
ら遅延回路A(K07a)へ一連の、例えばビットサー
チ用のデータ(図2ではエッジクロックK13の計数
値)を順次供給し、位相一致検出回路102により計数
クロックと基準クロックとの位相一致が検出されるま
で、遅延回路A(K07a)による計数クロックの遅延
量を変化させ、計数クロックと基準クロックとの位相一
致が検出された時の遅延回路A(K07a)へのデータ
を検知し、このデータを補正データ制御回路103aに
記憶する。即ち、図2の補正データ制御回路では、位相
一致信号108に従って、その時点のカウンタ204の
計数出力がメモリ202に格納される。これと共に、カ
ウンタ204が次のビットサーチ用データの生成ために
リセットされる。カウンタ204をリセットして再度計
数を始めるのは、後述するような低精度の遅延回路を用
いた時に、遅延回路に与える制御データの大きさと得ら
れる遅延量とは比例しないだけでなく、部分的には制御
データの増加に対して遅延量が減少するような場合も考
えられるからである。
【0020】次に、基準クロック発生回路101内の基
準遅延回路の設定遅延量を補正したい分解能の量だけ増
加して設定する。その後、前述と同様に、補正データ制
御回路103により、遅延回路A(K07a)から出力
されるエッジクロックK13の遅延量を変化させて、位
相一致検出回路102により、エッジクロックと基準ク
ロックの位相一致が検出されたときの遅延回路A(K0
7a)に与えたデータを補正データ制御回路103aに
記憶する。以降、順次同様に、基準遅延回路の設定遅延
量を所望分解能に応じて増加し、一致検出時の遅延回路
A(K07a)の設定データを記憶する動作を繰り返し
て行なうことにより、出力端子J16aより出力される
エッジクロックの分解能の補正が行なわれる。この様
に、位相一致検出時に遅延回路Aに与えた設定データを
記憶しておき、必要時にこの設定データを用いれば正確
な分解能でクロックを出力することが可能となる。
【0021】一方、遅延回路A(K07b)の分解能補
正は、遅延回路A(K07b)に計数クロックが入力さ
れ、遅延回路A(K07a)に基準クロックが入力され
るようにしておき、以上の説明と同様の手順で行なえば
よい。
【0022】次にエッジクロック発生回路の構成例につ
いて、図3〜図5を用いて説明する。発生しようとする
クロックは、図4に示す周期クロックJ15およびエッ
ジクロックJ16である。これらのクロックの発生に先
だって、周期クロックJ15では所望の設定周期R
(K)が、エッジクロックJ16では周期クロックから
の設定遅延時間E(K)が決定され、設定周期R(K)
および設定遅延時間E(K)は、予めメモリA805、
メモリB809にそれぞれ格納されている(K=1、
2、3...N...)。尚、メモリC810は、メモリA8
05と同一の内容(設定周期)が格納されているもので
ある。本例では、これら設定値R(K)、E(K)を図
5に示す様に原振周期tの任意数倍で表し、設定されて
いるものとする。なお、本実施例を、前述の分解能補正
及び装置動作条件等の変動による位相ずれ補正の実施例
と組み合せて、遅延回路A(K07)を補正しておくこ
とができるが、以下の説明では便宜的に、遅延回路A
(K07)はこれら補正の必要のない高精度なものとす
る。
【0023】図3に示すように本例では、原振J01か
らの原振クロックを計数するためのカウンタ801が設
けられ、カウンタ出力は一致回路802、一致回路81
4に入力される。一方、メモリA805では、ラッチA
804を介して設定周期が格納されてているアドレス
(図4のA(K))が供給され、このアドレスに従って
設定周期R(K)が、加算回路A806、ラッチB80
7で構成される演算回路へ読み出される。この演算回路
は、メモリA805から読み出される設定周期を順次加
算し、累積しておくためのものである。演算回路の出力
(ラッチB807)は遅延回路A(K04)の遅延量を
制御する。一致回路A802では、演算回路の出力値
(図4のC(K))とカウンタ出力値との一致が見られ
た場合に、ゲート803を開き原振クロックを通過させ
ることにより、原振周期の整数倍のクロックを作成し、
遅延回路A(K04)に入力する。遅延回路A(K0
4)では、原振周期以下の遅延量が設定されており、所
望の設定周期を有する周期クロックJ15が作成され
る。例えば、設定周期R(N)=1.75tに相当する
周期クロックを発生する場合には、演算回路の出力値C
(N)は12.25t=12t+0.25tであり、カウ
ンタ801の出力値が12となった時に一致回路802
で一致が検出され、ゲート803よりクロックパルスが
出力される。この時、遅延回路A(K04)には、0.
25tの遅延量が設定されており、この設定値に応じて
クロックパルスが遅延され、周期1.75tの周期クロ
ックJ15が出力される。
【0024】エッジクロックJ16の発生に関しては、
設定周期R(K)および設定遅延時間E(K)が格納さ
れているメモリC810、メモリB809のアドレス
が、周期クロックJ15に同期して先入れ・先出し(F
IFO)メモリ808へ書き込まれ、エッジクロックJ
16が与えるタイミングで出力され、メモリC810、
メモリB809から、設定周期R(K)及び設定遅延時
間E(K)が読み出される。加算回路B811とラッチ
C812手構成される演算回路では、前述と同様にK−
1番目までの設定周期の加算と累積が行なわれ、この累
積値が加算回路C813により設定遅延時間E(K)と
加算され、その出力値D(K)が演算回路106、補正
データ制御回路103を経て、一致回路814にてカウ
ンタ801の出力値との一致が検出される。但し、前述
のように説明の便宜上、加算回路C(K08)の出力値
D(K)は演算回路A106、補正データ制御回路10
3を経由してそのままD(K)として出力されるものと
した。ゲート815は一致が検出された時に開き、原振
J01からのクロックパルスを通過させ、原振周期の整
数倍の周期を有するクロックを作成し、遅延回路A(K
07)により原振周期以下の遅延を行なって、所望のエ
ッジクロックJ16を得る。遅延回路A(K07)の遅
延量は、加算回路C(813)の出力値D(K)により
制御される。例えば、図4、図5に示す、設定周期R
(N)=1.75tに対して設定遅延時間E(N)=2
tのエッジクロックを発生する場合には、加算回路C8
13の出力値D(N)は12.5t=12t+0.5tで
あり、カウンタ801の出力値が12となった時に一致
回路814で一致が検出され、ゲート815からクロッ
クパルスが出力される。この時、遅延回路(K07)に
は、0.5tの遅延量が設定されており、この設定値に
応じてクロックパルスが遅延され、設定遅延時間2tの
エッジクロックJ16が出力される。また、この場合に
は、エッジクロックに同期してデータ(メモリB、Cの
アドレス)を出力する先入れ・先出しメモリ808を設
けたことにより、N番目のエッジクロックの設定遅延時
間E(N)を、周期クロックJ15のN番目の設定周期
R(N)よりも大きな値な値とすることができ、N+1
番目の周期クロックよりも時間的に後ろに設定すること
が可能となっている。本例では、N番目のエッジクロッ
クの設定は、先入れ・先出しメモリの深さをM段とすれ
ば、N+Mー1番目の周期クロックよりも後ろに設定す
ることが可能である。
【0025】以上の説明における遅延回路は、例えば図
6に示される回路構成で実現できる。図6において、本
例による遅延回路には遅延されるべきパルスが、緩衝回
路である入力用インバータC01を経て次段のインバー
タC02に入力される。インバータC02のPチャネル
トランジスタ(以下、PーCHトランジスタとする)C
02aと電源VCCとの間には、それぞれ直列接続数が
1、2、3、および4であるPーCHトランジスタ列C
05、C06、C07およびC08が並列に接続された
遅延制御回路と、制御入力C09〜C12が設けられて
いる。従って、制御入力C09〜C12のいずれかにロ
ーレベル論理信号を与えることにより、対応したトラン
ジスタ列毎にオン状態とし、インバータC02と電源V
CC間を、PーCHトランジスタのオン抵抗を介して導
通状態とすることができ、ローレベル論理信号の与え方
により遅延制御回路内のオン抵抗の値を変えることが可
能である。一方、インバータC02に入力されるパルス
の遅延時間は近似的に、インバータC02のPーCHト
ランジスタと遅延制御回路と出力用インバータC03の
入力までで構成される回路の時定数に比例したものとな
るため、制御入力C09〜C12に入力するローレベル
論理信号の与え方を変えれば、異なったオン抵抗の値に
応じて、異なった遅延量を持つパルスがインバータC0
2より出力される。一例として、制御入力C12にロー
レベル論理信号を与え、制御入力C09〜C11にハイ
レベル論理信号を与えた場合には、トランジスタ列C0
8だけがオン状態となり、1つのPーCHトランジスタ
のオン抵抗をRとおくと、インバータC02と電源VC
Cは4Rの抵抗を介して接続されたことになり、インバ
ータC02のPーCHトランジスタと直列接続されるた
め、オン抵抗の総和は5Rである。これに対して、制御
入力C11だけにローレベル論理信号を入力した場合に
は、オン抵抗の総和は3R+R=4Rとなる。従って、
この2つの場合に得られる入力パルスの遅延時間の差
は、近似的にオン抵抗の変化分で決定し、5Rー4R=
Rに対応した遅延時間差が得られることになる。図7
に、本実施例で得られるオン抵抗の全ての組み合せにつ
いて示す。図7において、Aはトランジスタ列C05
を、Bはトランジスタ列C06を、Cはトランジスタ列
C07を、Dはトランジスタ列C08を表すものであ
り、A^B^C^は、トランジスタ列C05、C06、
C07がオン状態となり、並列に接続されたことを示
す。以上のようにして遅延された入力パルスは、出力回
路であるインバータC03に入力され、正規の論理電圧
レベルを有するパルスに復元され出力される。本遅延回
路は、縦続に接続するか、あるいは遅延制御回路内の直
並列に設けたトランジスタの個数を適宜変えて、より大
きな遅延時間幅またはより小さな遅延時間差を得るもの
である。
【0026】図6における第2出力用インバータC04
は、遅延制御回路内の直列トランジスタの導通を試験す
るために設けられたものである。例えば、まず制御入力
C11だけにローレベル論理信号を与えた後、入力C1
5にローレベル信号を与えた時に、出力C16がハイレ
ベルとなることによりトランジスタ列C07が導通した
ことを検知する。次に入力C15にハイレベル論理信号
を与えて、出力C16をローレベルとした後、次に制御
入力C09〜C12の全てにハイレベル論理信号を入力
し、入力C13にローレベル論理信号を入力しても、出
力C16がローレベルのままであることを確認した後
に、制御入力C12にローレベル論理信号、入力C15
にローレベル信号を順次与えて、出力C16がハイレベ
ルとなることを検知することによりトランジスタ列C0
8の導通を試験することができる。尚、本説明中の第2
出力用インバータC04は、本遅延回路が縦続に接続さ
れた際に、各遅延制御回路の導通試験を個別、並列に実
施するためのものであり、同様の試験はインバータC0
1〜C03を用いても実施可能である。
【0027】次に、装置の動作・環境条件変動等により
発生した位相ずれの調整について説明する。図1に示す
ように、本例では、各種信号相互間位相ずれ調整用遅延
回路B(J04a,J04b)での遅延時間の変動割合
にもとずき、エッジクロック発生回路K02a,K02
b各々におけるカウンタ回路B(K06a,K06
b)、遅延回路A(K07a,K07b)各々に対する
設定遅延時間が補正されるものである。即ち、エッジク
ロック発生回路K02aからのエッジクロックJ16a
は、位相ずれ調整用の遅延回路B(J04a)で遅延さ
れるが、その際での実際の遅延時間、即ち、実遅延時間
は遅延時間測定回路105で測定されるものとなってい
る。遅延回路B(J04a)へのエッジクロックK13
の出現時点と、遅延回路B(J04a)からのエッジク
ロック信号J16aの出現時点との時間差が遅延時間測
定回路105で監視検出されることで、遅延回路B(J
04a)での実遅延時間が測定されるものである。但
し、その際、遅延回路B(J04a)への遅延時間の設
定は、既述した如く、試験開始に先だって位相ずれの調
整のために既に行なわれており、試験開始後においては
その設定遅延時間値は変更されないものとなっている。
【0028】さて、試験中にIC試験装置の動作条件、
例えば周囲温度や供給電源電圧等に変動が生じたことに
よって、遅延回路B(J04a)での実遅延時間が一定
の割合で変動したとすれば、エッジクロック発生回路K
02a,K02b各々における遅延回路A(K07a,
K07b)には相異なる遅延時間が設定されていること
から、それら遅延回路A(K07a,K07b)各々で
の実遅延時間の絶対的な変動量もまた、相異なることか
ら、各種信号相互間での位相ずれを調整できなくなる
が、遅延回路J04aでの遅延時間の変動割合にもとず
き、エッジクロック発生回路K02a,K02b各々に
対する設定遅延時間が所定に補正される場合は、各種信
号相互間での位相ずれは調整できることになる。さらに
詳細に説明すれば、例えば位相ずれ調整が行なわれた時
点での遅延回路B(J04a)の実遅延時間が既に遅延
時間測定回路105によって測定された上、演算回路B
104に転送記憶されているものとして、試験実行中で
のその実遅延時間112を測定するようにすれば、演算
回路B104での演算によって実遅延時間の絶体的な変
動量と遅延時間変動割合113が求められるものであ
る。この遅延時間変動割合113は全てのエッジクロッ
ク発生回路K02a,K02b各々に設けられている演
算回路106a,106bに転送されるが、演算回路1
06a,106bでは、遅延時間変動割合にもとずきデ
ータ設定回路K08a,K08bからの設定遅延データ
を補正した後、カウンタ回路B(K06a,K06b)
および遅延回路A(K07a,K07b)へ再設定され
るものである。
【0029】以上のように、遅延時間変動割合113に
もとずきデータ設定回路K08a,K08bからの設定
遅延時間データは補正されるが、この様子をエッジクロ
ック発生回路K02a,K02bを例にとって、図8に
より具体的に説明すれば以下のようである。但し、図8
には位相ずれ調整後での試験時間実行中の各エッジクロ
ックの位相関係が示されており、遅延回路B(J04)
各々での位相ずれ調整のための設定遅延時間は図示省略
されたものとなっている。
【0030】即ち、図8には、エッジクロック発生回路
K02a,K02b各々での設定遅延時間は、各々Ta
1、Ta2、Tb1、Tb2として示されており、基本
周期毎にそれら設定遅延時間は異なるものとしてデータ
設定回路K08a,K08bより設定されるものとなっ
ている。先述の如く、それら設定遅延量はカウンタ回路
B(K06a,K06b)の設定遅延時間と遅延回路A
(K07a,K07b)への設定遅延時間との和として
表され(基本周期Tr1内でのエッジクロックJ16a
を例にとれば、Ta1=Tac1+Tad1)、このよ
うに設定されたエッジクロックJ16a,J16bはそ
れぞれ本来、位置A、Bに発生するはずであるが、動作
条件等の変動により遅延回路B(J04a)への設定遅
延時間の一定割合だけ変動する結果として、例えば位置
A’、B’に発生するようになっている。この場合での
変動割合をKとすれば、エッジクロックJ16a、J1
6b各々での変動量は各々、K・Tad1、K・Tbd
1となり、変動割合Kが一定であっても、それら変動量
は等しくならないことから、各種信号相互間の位相ずれ
を補正し得ないものとなる。その位相ずれを補正可能と
すべく、遅延時間測定回路105および演算回路B10
4では、予め位相ずれ調整時に測定されている遅延回路
J04aの実遅延時間Tsと、試験実行中に測定された
遅延回路J04aの実遅延時間Ttからは実遅延時間の
変動割合Kが、K=(Tt−Ts)/Tsとして演算さ
れた上、エッジクロック発生回路K02a内の演算回路
A(106a)に転送されるものとなっている。演算回
路A(106a)では、その変動割合Kにもとずき、デ
ータ設定回路K08aからの遅延回路A(K07a)へ
の設定遅延時間Tad1より遅延回路A(K07a)で
の変動量K・Tad1が演算された上、設定遅延時間T
a1は補正後の設定遅延時間(=Ta1−K・Tad
1)に変更設定されることによって、本来の位置Aにエ
ッジクロックJ16aを発生させる。他のエッジクロッ
ク発生回路K02bでも、同様な補正が行なわれること
によって、本来の位置BにエッジクロックJ16bが発
生されるものである。このような補正動作は基本周期が
Tr2の時でも同様であり、基本周期毎に同様な補正が
行なわれる。
【0031】図9及び図10は装置動作条件等の変動に
よる位相ずれの補正に関する他の実施例を示したもので
あり、以下順次説明する。
【0032】9は、装置動作条件等の変動による位相ず
れ補正の他の例での構成を示したものである。図示のよ
うに、本例においては、遅延回路A(K07a,K07
b)および遅延回路B(J04a,J04b)と同一遅
延特性の遅延回路504を少なくとも1回路以上用い構
成された発振回路501と、この発振回路501からの
発振出力の実周期を測定する発振周期測定回路502と
が設けられたものとなっている。試験実行に先だって、
例えば位相ずれ調整直後に、スタート制御回路より発振
回路501が発振起動されることで、実発振周期Tsが
測定される。その後は、試験実行中に実発振周期Ttが
測定されるが、演算回路B503ではそれら実発振周期
Ts、Ttより遅延回路A(K07a,K07b)での
変動割合Kが、K=(Tt−Ts)/Tsとして求めら
れるものとなっている。このようにして求められた変動
割合Kは、先述の場合と同様に、エッジクロック発生回
路K02a,K02bにおける演算回路A(106a,
106b)に転送された上、補正処理に供されているも
のである。
【0033】本実施例によれば、発振回路及び発振周期
測定回路が、エッジクロック発生回路等の試験に必要と
なる回路部とは別途、独立に設けられているため、試験
の実行如何に関わらず、常時、装置動作条件等の変動を
監視することができ、試験開始から補正処理を行なうこ
とが可能である。
【0034】図10は、装置動作条件等の変動による位
相ずれ補正の更に異なる他の例での構成を示したもので
ある。本例では、図示のように、基本周期Tr1内での
エッジクロック発生回路K02aからのエッジクロック
K13の出現時点から、基本周期Tr2内でのエッジク
ロックK13の出現時点までの時間(エッジクロックK
13の周期)Tmを測定する周期測定回路601と、基
本周期Tr1、Tr2各々でのエッジクロックK02a
への設定遅延時間Ta1、Ta2、Tad1、Tad2
とから、エッジクロック発生回路K02aでの遅延時間
の変動割合を求める演算回路B(602)が設けられた
ものとなっている。詳細な説明は省略するが、演算回路
B(602)では、変動割合Kが、K=(Tm−Tr1
+Ta1−Ta2)/(Tad2−Tad1)として求
められているものである。このようにして求められた変
動割合Kは、先述の場合と同様に、エッジクロックK0
2a,K02b各々における演算回路A(604a,6
04b)に転送された上、補正処理に供されているもの
である。尚、本例では、エッジクロック間時間Tmは隣
接する基本周期間のものとして測定されたが、2つの基
本周期との間に1以上の基本周期を介在させるようにし
て、それら2つの基本周期間のものとして測定してもよ
い。
【0035】以上、装置動作条件等の変動による位相ず
れ補正について説明したが、補正対象である遅延回路A
および、遅延時間測定回路105や発振周期測定回路5
02により変動割合が測定される遅延回路(図1の遅延
回路B(J04a)、図9の遅延回路504)が、図1
1に示す遅延回路701のように、変動特性が異なる複
数の遅延回路702、703より構成されている場合に
は、それぞれの遅延回路702、703対応に遅延時間
測定回路704、705、あるいは発振回路対応に発振
周期測定回路が設けられた上、変動が個別に測定され、
補正されるものであり、本発明の本質が遅延回路の構成
等により変わるものではない。 また、遅延時間測定回
路105や発振周期測定回路502、周期測定回路60
1の個数を1回路としたものについて説明したが、複数
個設けられる場合には、それに応じて変動割合演算用の
演算回路も複数設けられることで、同様な補正が行なえ
ることは明らかである。
【0036】図12には、一例として、図1で説明した
分解能補正と装置の動作条件等の変動による位相ずれ補
正を行なうための各種回路部を適用した場合のIC試験
装置の構成例を示す。
【0037】次に、マイクロプロセッサ等のディジタル
回路装置における、装置の動作条件変動により発生した
分配クロックの位相ずれの調整について説明する。図1
3に本発明による実施例を、図14に動作タイムチャー
トを示す。前述の様に、原振3より分配されたクロック
7A〜Cは、分配によって生じる位相ずれを無くし、例
えば原振3からのクロックと同一位相となるように、遅
延回路2A〜Cにより各々T2、T4、T6だけ遅延さ
れて、各分配素子2A〜Cに供給されている。さて、回
路装置が動作中に周囲温度や供給電源電圧等の動作条件
の変動が生じたことにより、各遅延回路2A〜Cでの遅
延時間が各々異なって変動すると、図14に示すように
分配クロック8A〜Cは、各々K1・T2、K2・T
4、K3・T6だけずれた位置に発生することになる
(但し、K1、K2、K3は変動の割合である)。この
時、各々の時間差測定回路10A〜Cでは遅延回路2A
〜Cの入力クロック7A〜Cと出力クロック8A〜Cの
時間差(位相差)が測定されており、演算回路B11A
〜Cにおいて、この測定時間差と予め測定された基準と
なる時間差(例えば、上記の分配による位相ずれの調整
時に測定された時間差)を用いて演算が行なわれ、変動
割合K1、K2、K3が求められる。この変動割合は、
IC試験装置の場合と同様に、各遅延回路毎に設けられ
ている演算回路A12A〜Cに転送され、遅延回路への
設定データが補正されて再設定され、分配クロック8A
〜Cは、原振3からのクロックと同位相となる。
【0038】図15は、他の実施例を示したものであ
り、IC試験装置の場合と同様に、位相ずれ調整用遅延
回路2A〜Cと各々同一遅延特性の遅延回路を用いた発
振回路13A〜C及び発振周期測定回路14A〜Cが設
けられ、例えば回路群5Aにおいては、変動割合K1
が、分配による位相ずれの調整時に測定した発振周期T
1sと、装置動作中に測定される発振周期T2tを用い
て、演算回路B11Aにより演算され求められる。さら
に、演算回路Aにおいて、この変動割合K1と遅延回路
2Aに設定されていたデータを用いて、回路群5Aにお
ける変動遅延量K1・T2が求められ、補正データT2
−K1・T2が遅延回路2Aに再設定される。また、他
の回路群においても、各々の変動割合K2、K3が同様
に求められ、補正が行なわれ、原振3から供給されるク
ロックと同位相で分配供給される。
【0039】本実施例によれば、マイクロプロセッサ等
のディジタル回路装置において、装置動作条件の変動に
より、原振クロック分配による位相ずれ補正のために設
けた遅延回路の遅延特性が個々に異なった変動をして、
分配クロックの位相ずれを生じた場合であっても、同一
位相で分配供給することができる。
【0040】以上、ディジタル回路装置の動作条件等の
変動による位相ずれ補正について説明したが、IC試験
装置の場合と同様に、補正対象の遅延回路および時間測
定の遅延回路の構成、個数等により本発明の本質が変わ
るものではない。
【0041】
【発明の効果】本発明によるディジタル回路装置によれ
ば、装置自体の動作条件や周囲環境条件に大きな変動が
生じた場合であっても、IC試験装置では高精度な試験
を、またマイクロプロセッサ等のディジタル回路装置に
おいては同一位相での原振クロック分配を行なうこと
が、装置本来の動作や処理を停止することなく可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル回路装置を用いたIC
試験装置におけるタイミング発生回路の一実施例であ
る。
【図2】図1に示した補正データ制御回路の一実施例で
ある。
【図3】タイミング発生回路の構成例である。
【図4】タイミング発生回路の動作タイムチャートであ
る。
【図5】図4に示すタイミング発生回路における各設定
値の説明図である。
【図6】遅延回路の構成例である。
【図7】図6に示す遅延回路における各抵抗値の説明図
である
【図8】位相ずれ調整を説明するためのタイムチャート
である。
【図9】本発明によるディジタル回路装置を用いたIC
試験装置におけるタイミング発生回路の他の一実施例で
ある。
【図10】本発明によるディジタル回路装置を用いたI
C試験装置におけるタイミング発生回路の他の一実施例
である。
【図11】遅延時間測定対象としての遅延回路が複数
の、変動特性が異なる遅延回路により構成されている場
合を説明するための図である。
【図12】本発明によるディジタル回路装置を用いたI
C試験装置の構成例である。
【図13】本発明による分配クロック補正回路付きディ
ジタル回路装置の実施例である。
【図14】図13を説明するための動作タイムチャート
である。
【図15】本発明による分配クロック補正回路付きディ
ジタル回路装置の他の実施例である。
【図16】従来のIC試験装置の構成例のブロック図で
ある。
【図17】従来のIC試験装置におけるタイミング発生
回路の構成例ブロック図である。
【図18】図17に示すタイミング発生回路の動作を説
明するためのタイムチャートである。
【図19】従来のIC試験装置における位相ずれ調整を
説明するためのタイムチャートである。
【図20】従来ディジタル回路装置のクロック分配回路
の例である。
【図21】図20に示すクロック分配回路の動作を説明
するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
J01...原振、J02...タイミング発生回路、J0
4...遅延回路B、K01...周期クロック発生回路、K
02...エッジクロック発生回路、101...基準クロッ
ク発生回路、105...遅延時間測定回路、102...位
相一致検出回路 5A〜C...回路ブロック、6...分配素子、1A〜
C...遅延回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システムクロックオシレータからの一定周
    期の共通クロックを、複数の他の回路部への駆動クロッ
    クとして、可変遅延することにより所望の位相関係およ
    び周期を保って分配供給がなされるディジタル回路装置
    において、構成要素としての遅延回路、あるいは遅延時
    間変動測定用の遅延回路での実遅延時間を、該遅延回路
    の入出力信号から直接間接に測定する手段と、測定した
    実遅延時間の、ある時点での実遅延時間に対する変動の
    割合を演算により求める手段と、該変動の割合にもとず
    き、構成要素としての遅延回路での実変動時間を求め、
    この変動を抑えて、分配供給される駆動クロックが高精
    度に所望の位相関係あるいは周期となるべく、構成要素
    としての遅延回路へ補正した上、再設定を行なう手段と
    からるディジタル回路装置。
  2. 【請求項2】被試験ICに印加される試験信号のための
    クロックと、該被試験ICからの応答信号を取り込んで
    良否を比較判定するためのクロックとを作成すべく、シ
    ステムクロックオシレータからの一定周期の共通クロッ
    クを、独立に、計数回路および第1の遅延回路により遅
    延時間可変として遅延することによって、所望周期の第
    1クロックを発生する手段と、所望の設定遅延量または
    周期を有する、上記試験信号用クロック及び良否比較判
    定用クロックとなる複数の第2クロックを発生する手段
    と、上記試験信号用クロック及び良否比較判定用クロッ
    ク相互の位相あるいはタイミングを調整するための第2
    の遅延回路とを備えたIC試験装置において、何れかの
    第2の可変遅延回路での実遅延時間を、該第2の可変遅
    延回路の入出力信号から測定する遅延時間測定回路と、
    該遅延時間測定回路からの実遅延時間の、ある時点での
    実遅延時間に対する変動の割合を求める第1の演算回路
    と、上記第1の可変遅延回路対応に設けられ、該第1の
    演算回路からの遅延時間変動割合にもとづき遅延時間の
    変動を抑えるべく、該第1の可変遅延回路への設定遅延
    時間を補正した上、再設定するための第2の演算回路と
    を少なくとも含むIC試験装置。
  3. 【請求項3】被試験ICに印加される試験信号のための
    クロックと、該被試験ICからの応答信号を取り込んで
    良否を比較判定するためのクロックとを作成すべく、シ
    ステムクロックオシレータからの一定周期の共通クロッ
    クを、独立に、計数回路および第1の遅延回路により遅
    延時間可変として遅延することによって、所望周期の第
    1クロックを発生する手段と、所望の設定遅延量または
    周期を有する、上記試験信号用クロック及び良否比較判
    定用クロックとなる複数の第2クロックを発生する手段
    と、上記試験信号用クロック及び良否比較判定用クロッ
    ク相互の位相あるいはタイミングを調整するための第2
    の遅延回路とを備えたIC試験装置において、第1の可
    変遅延回路での遅延素子と同一の遅延特性の遅延素子を
    以て構成されている発振回路と、該発振回路からの発振
    出力から実発振周期を測定する発振周期測定回路と、該
    発振周期測定回路からの実発振周期の、ある時点での実
    発振周期に対する変動の割合を求める第1の演算回路
    と、上記第1の可変遅延回路対応に設けられ、該第1の
    演算回路からの遅延時間変動割合にもとづき遅延時間の
    変動を抑えるべく、該第1の可変遅延回路への設定遅延
    時間を補正した上、再設定するための第2の演算回路と
    を少なくとも含むIC試験装置。
  4. 【請求項4】被試験ICに印加される試験信号のための
    クロックと、該被試験ICからの応答信号を取り込んで
    良否を比較判定するためのクロックとを作成すべく、シ
    ステムクロックオシレータからの一定周期の共通クロッ
    クを、独立に、計数回路および第1の遅延回路により遅
    延時間可変として遅延することによって、所望周期の第
    1クロックを発生する手段と、所望の設定遅延量または
    周期を有する、上記試験信号用クロック及び良否比較判
    定用クロックとなる複数の第2クロックを発生する手段
    と、上記試験信号用クロック及び良否比較判定用クロッ
    ク相互の位相あるいはタイミングを調整するための第2
    の遅延回路とを備えたIC試験装置において、第1クロ
    ックが規定するある基本周期内での、何れかの第1の可
    変遅延回路からの第2クロックの出現時点から、一定基
    本周期数離れた基本周期内での上記第1の可変遅延回路
    からの第2クロックの出現時点までの周期を測定する周
    期測定回路と、該周期測定回路からの実クロック周期と
    上記ある基本周期より一定基本周期数離れた基本周期で
    の上記第1の可変遅延回路に対する設定遅延時間データ
    とから、上記第1の可変遅延回路での遅延時間の変動の
    割合を求める第1の演算回路と、上記複数の第1の可変
    遅延回路対応に設けられ、該第1の演算回路からの遅延
    時間変動割合にもとづき遅延時間の変動を抑えるべく、
    該第1の可変遅延回路への設定遅延時間を補正した上、
    再設定するための第2の演算回路とを少なくとも含むI
    C試験装置。
  5. 【請求項5】一定周期のクロックを供給するシステムク
    ロックオシレータと、該クロックを複数の回路部へ分配
    する回路と、複数の回路部毎あるいは該クロックの分配
    経路毎に設けられ、各回路部への供給クロックの位相調
    整を行なうための可変遅延回路と、該可変遅延回路に所
    望の遅延量を設定するための回路とを備えたディジタル
    回路装置において、該可変遅延回路での実遅延時間を、
    該可変遅延回路の入出力信号から測定する遅延時間測定
    回路と、該遅延時間測定回路からの実遅延時間の、ある
    時点での実遅延時間に対する変動の割合を求める第1の
    演算回路と、上記可変遅延回路対応に設けられ、該第1
    の演算回路からの遅延時間変動割合にもとづき遅延時間
    の変動を抑えるべく、該第1の可変遅延回路への設定遅
    延時間を補正した上、再設定するための第2の演算回路
    と、を少なくとも含むディジタル回路装置。
  6. 【請求項6】一定周期のクロックを供給するシステムク
    ロックオシレータと、該クロックを複数の回路部へ分配
    する回路と、複数の回路部毎あるいは該クロックの分配
    経路毎に設けられ、各回路部への供給クロックの位相調
    整を行なうための可変遅延回路と、該可変遅延回路に所
    望の遅延量を設定するための回路とを備えたディジタル
    回路装置において、該可変遅延回路での遅延素子と同一
    の遅延特性の遅延素子を以て構成されている発振回路
    と、該発振回路からの発振出力から実発振周期を測定す
    る発振周期測定回路と、該発振周期測定回路からの実発
    振周期の、ある時点での実発振周期に対する変動の割合
    を求める第1の演算回路と、上記可変遅延回路対応に設
    けられ、該第1の演算回路からの遅延時間変動割合にも
    とづき遅延時間の変動を抑えるべく、該第1の可変遅延
    回路への設定遅延時間を補正した上、再設定するための
    第2の演算回路と、を少なくとも含むディジタル回路装
    置。
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