JP2001124835A - タイミング発生器 - Google Patents
タイミング発生器Info
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Abstract
構造のLSIでタイミング発生器を構成した場合に発生
する電源ノイズを低減する。 【解決手段】 CMOS回路のLSIで構成された複数
の遅延発生部12を互いに異なる位相の基準クロックR
EFCKで駆動し、電源に流れる電流を異なるタイミン
グで流れるように構成し、電源ラインに突頭値が大きい
電流が流れないようにした。
Description
積回路素子(LSI)を試験するLSI試験装置に関
し、特にタイミング発生器の改良に関する。
す。図中TESはLSI試験装置の全体を示す。LSI
試験装置TESは主制御器111と、パターン発生器1
12、タイミング発生器113、波形フォーマッタ11
4、論理比較器115、ドライバ116、アナログ比較
器117、不良解析メモリ118、論理振幅基準電圧源
121、比較基準電圧源122、デバイス電源123等
により構成される。
テムによって構成され、利用者が作成した試験プログラ
ムに従ってパターン発生器112とタイミング発生器1
13を制御し、パターン発生器112から試験パターン
データを発生させ、この試験パターンデータを波形フォ
ーマッタ114で実波形を持つ試験パターン信号に変換
し、この試験パターン信号を論理振幅基準電圧源121
に設定した振幅値を持った波形に電圧増幅するドライバ
116を通じて被試験LSI119に印加し、被試験L
SI119がメモリの場合は、この試験パターン信号を
記憶する。
号はアナログ比較器117で比較基準電圧源122から
与えられる基準電圧と比較し、所定の論理レベル(H論
理の電圧、L論理の電圧)を持っているか否かを判定
し、所定の論理レベルを持っていると判定した信号は論
理比較器115でパターン発生器112から出力される
期待値と比較し、期待値と不一致が発生した場合は、そ
の読み出したアドレスのメモリセルに不良があるものと
判定し、不良発生ごとに不良解析メモリ118に不良ア
ドレスを記憶し、試験終了時点で例えば不良セルの救済
が可能か否かを判定する。
ン発生器112から与えられるタイミング情報に従って
被試験LSI119に与える試験パターン信号の波形の
立ち上がりのタイミング及び立下りのタイミングを規定
するタイミングと、論理比較器115で論理比較のタイ
ミングを規定するストローブパルスのタイミング等を発
生する。
試験プログラムに記述され、利用者が意図したタイミン
グで被試験LSI119を動作させ、またその動作が正
常か否かを試験できるように構成されている。
め説明する。図7は一般的なタイミング発生器の概略の
構成を示す。タイミング発生器113は大きく分けると
周期発生部11と複数の遅延発生部12とによって構成
される。
を制御する周期制御信号RATEを発生し、各遅延発生
部12に周期制御信号RATEを供給する。遅延発生部
12は周期発生部11から与えられる周期制御信号RA
TEの発生周期に従って遅延時間の発生の繰返が制御さ
れ、被試験LSIの各端子に与える被試験パターン信号
の立上りのタイミング及び立下りのタイミング或いはス
トローブパルスのタイミングをそれぞれ各個に決定する
動作を実行する。
周期発生部11と遅延発生部12の構成と動作の概要を
説明する。
発生部11は周期設定データメモリ11Aと、加算演算
部11Bと、ダウンカウンタ11Cと、ゼロ検出器11
Dとによって構成される。
来るタイミングセット信号を示す。このタイミングセッ
ト信号TSはゼロ検出器11Dが出力する周期制御信号
RATEに同期して送り込まれ、周期設定データメモリ
11Aの読出アドレスとして利用される。つまり、周期
設定データメモリ11Aには、例えば16種類程度のタ
イミングデータが記憶されており、この16種類のタイ
ミングデータがタイミングセット信号TSに従って各テ
スト周期ごとに読み出される。
〜DFF1-6 、及びDFF2-3 〜DFF2-5 、DFF
3-3 〜DFF3-5 、DFF4-3 〜DFF4-7 、DFF
5-1 〜DFF5-6 はそれぞれゼロ検出器11Dが出力す
る周期制御信号RATEに同期してデータを順送りする
ための同期回路を構成している。これら各同期回路を構
成するD型フリップフロップDFF1-1 〜DFF5-6 の
クロック入力端子CKにはそれぞれに基準クロックRE
FCKが入力され、更にイネーブル端子ENにはゼロ検
出回路11Dから帰還回路11Eとアンドゲート11F
を通じて周期制御信号RATEが、またクリア端子には
クリア信号CLRが与えられる。従って、周期制御信号
RATEがH論理の状態で基準クロックREFCKの、
例えば立ち上がりのタイミングに同期して各部のデータ
が順次、次段に送られ同期化処理が実行される。またク
リア信号CLRは試験開始時に入力されて全ての状態を
リセットさせる。
回路DFF1-1 〜DFF1-6 を通過して図9に示す遅延
発生部12にタイミングセット信号TSRとして配送さ
れる。図8に示す同期発生部11ではタイミングセット
信号TSが6段のD型フリップフロップ回路DFF1-1
〜DFF1-6 を通過する間に、周期制御信号RATEの
発生処理が実行される。
設定データメモリ11Aのアドレス入力端子ADに入力
され、この周期設定データメモリ11Aから周期データ
を読み出す。周期設定データメモリ11Aには先にも説
明したように、16種類程度の周期データが予め記憶さ
れており、この16種類の周期データが各テスト周期ご
とに読み出され、各テスト周期ごとに制御信号RATE
の周期が決定される。
下の如く行われる。周期設定データメモリ11Aからは
周期制御信号RATEの周期を決定する周期データが読
み出される。この周期データは基準クロックREFCK
の整数倍の値を持つ整数データVDAT1 と、基準クロ
ックREFCKの1周期より短い値を持つ端数データM
DAT1 とから構成される。上述した周期制御信号RA
TEは整数データVDAT1 のみによって周期が決定さ
れ、端数データMDAT1 を含んでいない。つまり、こ
こで言う周期制御信号RATEは基準クロックREFC
Kの整数倍の周期で発生し、この周期制御信号RATに
よって遅延発生部12の起動・停止を制御する。
した端数値と加算し、その加算値が整数値に達すると桁
上げ信号CY1 を整数データVDAT1 に加算し、同期
制御信号RATEの値を1クロック分長くなる方向に修
正する。
図7及び図9に示した各遅延発生部12に送られる。
とはテスト周期に設定された端数値を指す。この端数デ
ータMDAT1 は桁上げした残りの端数データHDTA
として全ての遅延発生部12に送られ、各遅延発生部1
2で各テスト周期毎に発生すべき遅延時間の端数値に加
算され、次のテスト周期の開始タイミングが決定され
る。この開始タイミングを起点として次のテスト周期が
設定される。
図9を用いて説明する。遅延発生部12は遅延設定デー
タメモリ12Aと、加算処理部12Bと、ダウンカウン
タ12Cと、ゼロ検出器12Dと、端数遅延部12Eと
によって構成される。
DFF1-1 〜DFF4 、及びDFF 2-1 〜DFF2-7 、
及びDFF3-1 〜DFF3-6 とから成る同期回路が設け
られる。各同期回路に同期制御信号RATEと、タイミ
ングセット信号TSRと、端数データHDATAが入力
され、これらの信号が基準クロックREFCKに同期し
て順次次段に送られる。
同期回路を通じてダウンカウンタ12Cのロード入力端
子(書き込み入力端子)に送り込まれる。同期制御信号
RATEがH論理に立ち上がったタイミングから基準ク
ロックREFCKが4クロック分入力された次のクロッ
クのタイミングでダウンカウンタ12Cのロード端子L
Dに同期制御信号RATEが到着し、ロード端子LDに
H論理が与えられ、この状態で次の基準クロックの立ち
上がりのタイミングでデータ入力端子Dに入力されてい
る整数値データを読み込む。
入力されるタイミングでタイミングセット信号TSRも
遅延発生部12に入力される。
ロックREFCの1クロック目でD型フリップフロップ
DFF2-1 に読み込まれ、2クロック目で遅延設定メモ
リ12Aに入力される。遅延設定メモリ12Aはタイミ
ングセット信号TSRの値に従って読み出しアドレスが
決定され、記憶している遅延データを読み出す。読み出
された遅延データには被試験LSIの各ピンに設定する
タイミングの整数値と端数値を含んで記憶されている。
れた遅延データは加算処理部12Bに送られ、この加算
処理部12Bで周期発生部11から送られてくる端数デ
ータHDATAを加算する。この加算結果の中から基準
クロックREFCKの1周期分に相当する整数値をとり
だし、その整数値のダウンカウンタ12Cに送り込む。
また、残りの端数値はD型フリップフロップDF
F3-4 、DFF3-5 、DFF 3-6 を通じて端数遅延部1
2Eに送り込まれる。
データHDATAにはレジスタRG1に設定されたタイ
ミング校正用の補正データSKEW1を加算器ADD1
で加算する。このタイミング校正用の補正データSKE
W1は被試験LSIの各ピンに与える信号の位相を揃え
るためのタイミング校正用の補正データであり、このタ
イミング校正用の補正データSKEW1と端数データH
DATAの加算値が加算処理部12Bで加算され、その
加算値が基準クロックREFCKの1周期を越えるとそ
の1周期分の値を差し引き整数値を+1すると共に、そ
の残差分が端数値として端数遅延部12Eに送り込まれ
る。
値と同じ数の基準クロックREFCKをダウンカウント
する。ダウンカウンタ12Cの出力がゼロに戻ると、ゼ
ロ検出器12Dはその状態を検出し、H論理のパルスを
出力する。ゼロ検出器12Dから出力されたパルスはア
ンドゲートANで基準クロックREFCKで整時され、
端数遅延部12に入力される。
遅延時間が互いに異なる遅延素子DL1、DL2、DL
3・・・と、マルチプレクサMU1、MU2、MU3・
・・との縦続回路によって構成され、遅延素子DL1、
DL2、DL3、・・・の中のどの遅延素子をマルチプ
レクサMU1、MU2、MU3・・・によって選択する
ことによって端数遅延時間が決定される。つまり、マル
チプレクサMU1、MU2、MU3・・・・の何れを入
力端子Aに切り替えるか、入力端子Bに切り替えるかに
よって端数遅延時間が決定される。マルチプレクサMU
1、MU2、MU3・・・の制御信号は図9に示したフ
リップフロップDFF3-6 から供給される。
2の構成及びその動作説明を終了するが、ここでは周期
発生部11と遅延発生部12の大半が基準クロックRE
FCKに同期して動作する回路で構成されることが理解
されれば充分である。その他の詳細な動作説明は例えば
「特願平11−188599号」明細書を参照された
い。
試験装置では安定に高速動作させるために、図11に示
すようなECL形式の回路をLSI化して実用してい
る。ECL形式の回路はスイッチ動作時にトランジスタ
Tr1 とTr2 が互いに差動的に動作し、この差動動作
によって信号を取り出し、次段に送り込む構造のため、
図12Aに示す入力信号Vinが入力されたとき、トラ
ンジスタTr1 、Tr2 を流れる電流IaとIbは図1
2Bと図12Cに示すように差動的に変化し、全体の電
源電流Icは一定値を維持する。
D型フリップフロップによる同期回路設計が基本となる
LSIにおいても、電源を流れる電流が大きく変動する
ことがなく、安定に動作させることができる。
の電流が流れるため、電力消費量が多く、また発熱も大
きくなる欠点がある。
に消費電流が少ないCMOS構造のLSIを用いる傾向
が見られ、既に多くの部分がCMOS構造のLSIに置
き替えられている。
示すように、互いに逆極性で動作するFET1 とFET
2 を直列接続し、この直列接続されたFET1 とFET
2 の接続点に容量負荷を接続し、入力端子INにL論理
を与えたときFET1 がオンに、またFET2 がオフに
制御されてコンデンサCを充電し、出力端子OUTにH
論理を出力する。入力端子INにH論理を与えるとFE
T1 がオフ、FET2がオンに制御され、コンデンサC
の充電はFET2 を通じて放電させる動作を実行し、コ
ンデンサCの充放電電圧によって次段に信号を送り出す
構造とされる。更にFET1 とFET2 が反転する際に
瞬時ではあるがFET1 とFET2 が同時にオンの状態
となり、これにより貫通電流が流れ、この貫通電流によ
る電力消費も行われる。
力信号Vout図14Cは電源から流れ込む消費電流I
mの波形を示す。図12Cに示すように、CMOS構造
の回路ではFETが反転動作する都度間欠的に消費電流
Imが流れる。
回路構造の回路が多用されているタイミング発生器11
3をCMOS構造のLSIに置き替えた場合、基準クロ
ックREFCKに同期して多くの数のFETが一度に反
転動作するため、突頭値が大きい消費電流Imが流れ
る。特に図7に示したように、遅延発生部12は被試験
LSI119の端子の数×N倍の数が設けられるため、
その数は約100の数となり、同時に反転動作するFE
Tの数は膨大な数になる。
発生部12を同一チップ内に格納した構造のLSIとし
た場合には、そのLSIに流れ込む電源電流の突頭値は
極めて大きくなり、大きな電源ノイズが発生する。この
電源ノイズが遅延発生部12の特に後段側に配置した端
数遅延部12E(図10参照)に重畳することにより、
出力されるタミング出力信号POUT の位相を狂わせてし
まう不都合が生じる。
用者が意図したタイミングを正確例えば10ps程度の
分解能で発生することが要求されているため、この欠点
は致命的欠陥となる。以上がタイミング発生器をCMO
S構造のLSIに置き換えが難しい理由である。
よる同期化回路設計が行われているタイミング発生器を
CMOS構造のLSIで構成しても安定に動作させるこ
とができるタイミング発生器の構成を提案するものであ
る。
は、周期発生部と、この周期発生部から送り込まれる制
御信号に従って動作し、被試験LSIに与える試験パタ
ーン信号の立上り、立下りのタイミング、論理比較のタ
イミング等を発生する複数の遅延発生部とを具備して構
成されるタイミング発生器において、タイミング発生器
をCMOS構造のLSIで構成する場合に、複数の遅延
発生部を位相を異ならせた基準クロックによって駆動す
るタイミング発生器を提案する。
イミング発生器において、遅延発生部は2以上のN個と
され、これらN個の遅延発生部のそれぞれにN相に多相
化された基準クロックを印加し、N個の遅延発生部をN
相の基準クロックによって駆動するタイミング発生器を
提案する。
記載のタイミング発生器の何れかにおいて、遅延発生部
は、基準クロックの周期の整数倍の遅延時間を発生する
整数遅延発生部と、クロックの周期より短い遅延時間を
発生する端数遅延発生部とによって構成され、多相化さ
れた基準クロック相互の位相差によって発生するタイミ
ング出力信号の位相差を、端数遅延部に設定する遅延時
間によって相殺し、各遅延発生部から出力されるタイミ
ング出力信号の位相を合致させる遅延設定手段を設けた
タイミング発生器を提案する。
タイミング発生器において、遅延設定手段に設定する遅
延時間は、基準クロックの最も遅い位相の基準クロック
の位相に合致させる遅延時間に選定したタイミング発生
器を提案する。
ば、複数の遅延発生部が互いに位相が異なるクロックに
よって動作するから、各遅延発生部で消費される消費電
流は異なるタイミングで流れ、各消費電流の突頭値を抑
制することができる。
ができ、タイミング出力信号に与える影響を低減するこ
とができる利点が得られる。
発生器の一実施例を示す。この実施例では複数の遅延発
生部12を二つの群12−1と12−2に分割し、一方
の遅延発生部12の群12−1には基準クロックREF
CKをそのままの位相で供給すると共に、他方の遅延発
生部12の群12−2には基準クロックREFCKの周
期Tの約1/2の周期分遅延させた基準クロックREF
CK´を供給する。DLYはその遅延を与える遅延素子
を示す。またDFAとDFBは各信号TS、RATE、
HDATA等を伝送するD型フリップフロップを総称し
て示している。
線のように温度に対して遅延時間が安定な遅延素子によ
って構成する。遅延発生部12を二つの群に分けた場合
には一方の群12−1に供給する基準クロックREFC
Kの周期が図2Aに示すTnsであるものとすると、他
方の遅延発生部12の群12−2に与える基準クロック
REFCK´の位相は図2Aに示す位相から約(T/
2)ns遅れた位相になるように遅延素子DLYの遅延
時間を設定する。その一例としては基準クロックREF
CKの周期が8nsであった場合には、遅延素子DLY
の遅延時間を4nsに設定する。
ックREFCK´には(T/2)nsの遅延時間を与え
たから、この群12−2側の同期回路は(T/2)ns
だけ遅延して動作することになる。この結果、群12−
1から出力されるタイミング出力信号の位相と、群12
−2から出力されるタイミング出力信号の位相には(T
/2)nsの位相差が生じることになる。
基準クロックCEFCKをそのままの位相で与えた群1
2−1側の各遅延発生部12に図3に示すように、タイ
ミング校正用の補正データSKEW1を設定したレジス
タRG1(図9参照)の他に、遅延設定手段RG2を付
設し、この遅延設定手段RG2に(T/2)ns分の遅
延データSKEW2を設定し、この遅延データSKEW
2を加算器ADD2でタイミング校正用の遅延補正デー
タSKEW1に加算し、その加算結果を加算器ADD1
で周期発生部11から送られてくる端数データHDAT
Aに加え、更にその加算結果を加算処理部12Bで遅延
データ設定メモリ12Aから読み出される端数値に加え
ることにより、従来から行われているタイミング誤差の
校正と、この発明によって発生する基準クロックREF
CKとREFCKの位相差によって発生する位相差を解
消することができる。
延設定データメモリ12Aから読み出される遅延データ
の中に含まれる端数遅延値(この端数遅延時間は被試験
LSIの各ピンごとに設定されるタイミングの端数値)
と、周期発生部11から送られて来るテスト周期に設定
された端数値HDATAと、タイミング校正用の補正デ
ータSKEW1と位相補正用の補正値SKEW2とを加
算し、その加算値が基準クロックREFCKの1周期分
に達した場合は、その1周期分を整数値に加算してダウ
ンカウンタ12Cにロードする。残りの端数値はD型フ
リップフロップDFF3-4 〜DFF3-6 を通じて端数遅
延部12Eに送り込む。
生部12に設けた遅延設定手段RG2に位相補正データ
SKEW2を設定し、この位相補正データSKEW2を
端数値データHDATAに加えることにより、結果的に
端数遅延部12Eの遅延時間を増加方向に補正して位相
差を補正した場合を示す。
示す。この図4に示す実施例ではタイミング校正用の遅
延補正データSKEW1と位相補正用の遅延データSK
EW2を加えた遅延補正データを遅延設定手段RG2に
設定し、遅延設定手段RG2からこれらの遅延補正デー
タSKEW1とSKEW2を加算したデータを加算器A
DD1に与え、この加算器ADD1で端数データHDA
TAに加算する構成とした場合を示す。
と同様にタイミング誤差の校正と、基準クロックREF
CKとRDFCK´との位相差によって発生する位相の
ずれを補正することができる。
2−1と12−2に分けた場合をし説明したが、二つ以
上の数に分離することも考えられる。図5は遅延発生部
12を4つの群に分離し、この4つの群を4相の基準ク
ロックREFCK1、REFCK2、REFCK3、R
EFCK4によって駆動するようにした場合の各基準ク
ロックの波形を示す。この場合には各群に分離した遅延
発生部12には最も位相の遅い基準クロックREFCK
4の位相に合致させる位相補正データを設定する。
K1の遅延時間を0ns、基準クロックREFCK2の
遅延時間を2ns、基準クロックREFCK3の遅延時
間を4ns、REFCK4の遅延時間を6nsに設定し
たとすると、これらの各基準クロックREFCK1〜R
EFCK4が与えられる遅延発生部の群に設定する位相
補正用遅延データSKEW2−1、SKEW2−2、S
KEW2−3、SKEW2−4のそれぞれは、SKEW
2−1=6ns、SKEW2−2=4ns、SKEW2
−3=2ns、SKEW2−4=0nsに設定すればよ
い。
とにより更に一層電源ノイズを低減できる効果が得られ
る。
同期化構造の回路が多用されたタイミング発生器113
をCMOS構造のLSIによって構成しても、同期化構
造の回路部分つまり、遅延発生部12を複数の群に分離
し、この分離した各群の遅延発生部12を位相が異なる
基準クロックREFCKによって駆動することにより、
電源ラインに流れる電流の突頭値を抑えることができ、
この結果として電源ノイズのレベルを低減することがで
きるから、タイミング発生器113から出力される各タ
イミング出力信号Poutに電源ノイズが重畳して位相
がずれてしまうような不都合が発生することを阻止する
ことができる。
なく、然も正確に動作するLSI試験装置を提供するこ
とができる利点が得られ、その効果は実用に供して頗る
大である。
施例を説明するためのブロック図。
形図。
を補正する手段を説明するためのブロック図。
めのブロック図。
図。
ク図。
タイミング発生器の概要を説明するためのブロック図。
発生部の内部構造を説明するためのブロック図。
発生部の内部構造を説明するためのブロック図。
数遅延部の構成を説明するためのブロック図。
CL回路の構造を説明するための接続図。
ための波形図。
図。
る他の波形図。
Claims (5)
- 【請求項1】 周期発生部と、この周期発生部から送り
込まれる制御信号に従って動作し、被試験LSIに与え
る試験パターン信号の立上り、立下りのタイミング、論
理比較のタイミング等を発生する複数の遅延発生部とを
具備して構成されるタイミング発生器において、 上記タイミング発生器をCMOS構造のLSIで構成す
る場合に、上記複数の遅延発生部を位相を異ならせた基
準クロックによって駆動する構成としたことを特徴とす
るタイミング発生器。 - 【請求項2】 請求項1記載のタイミング発生器におい
て、上記遅延発生部は2以上のN個とされ、これらN個
の遅延発生部のそれぞれにN相に多相化された基準クロ
ックを印加し、N個の遅延発生部をN相の基準クロック
によって駆動する構成としたことを特徴とするタイミン
グ発生器。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のタイミング発生器
の何れかにおいて、上記遅延発生部は、上記基準クロッ
クの周期の整数倍の遅延時間を発生する整数遅延発生部
と、上記クロックの周期より短い遅延時間を発生する端
数遅延発生部とによって構成され、上記多相化された基
準クロック相互の位相差によって発生するタイミング出
力信号の位相差を、上記端数遅延部に設定する遅延時間
によって相殺し、上記各遅延発生部から出力されるタイ
ミング出力信号の位相を合致させる遅延設定手段を設け
た構成としたことを特徴とするタイミング発生器。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載のタイミング発生器
の何れかにおいて、上記遅延発生部は、上記基準クロッ
クの周期の整数倍の遅延時間を発生する整数遅延発生部
と、上記クロックの周期より短い遅延時間を発生する端
数遅延発生部とによって構成され、上記多相化された基
準クロック相互の位相差によって発生するタイミング出
力信号の位相差を、上記端数遅延部に設定する遅延時間
によって相殺し、上記各遅延発生部から出力されるタイ
ミング出力信号の位相を合致させる遅延設定手段と、各
遅延発生部が持つタイミング誤差を校正するタイミング
校正用の遅延データを設定する遅延データ設定手段とを
設けた構成としたことを特徴とするタイミング発生器。 - 【請求項5】 請求項2記載のタイミング発生器におい
て、上記遅延設定手段に設定する遅延時間は、上記基準
クロックの最も遅い位相の基準クロックの位相に合致さ
せる遅延時間に選定したことを特徴とするタイミング発
生器。
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JP30810999A JP4510188B2 (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | タイミング発生器 |
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JP4510188B2 JP4510188B2 (ja) | 2010-07-21 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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