JPH06510026A - 3−アミノフェノールの製造方法 - Google Patents
3−アミノフェノールの製造方法Info
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- JPH06510026A JPH06510026A JP4511722A JP51172292A JPH06510026A JP H06510026 A JPH06510026 A JP H06510026A JP 4511722 A JP4511722 A JP 4511722A JP 51172292 A JP51172292 A JP 51172292A JP H06510026 A JPH06510026 A JP H06510026A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C215/00—Compounds containing amino and hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
- C07C215/74—Compounds containing amino and hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having hydroxy groups and amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton
- C07C215/76—Compounds containing amino and hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having hydroxy groups and amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton of the same non-condensed six-membered aromatic ring
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称
3−アミノフェノールの製造方法
発明の分野
本発明は、多官能価の中間体である3−アミノフェノールの製造方法に係り、特
に、3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オン(ACO)を、塩基の存在する
溶媒中で、担持されたパラジウムまたはパラジウム−プラチナ触媒を用いて脱水
素して3−アミノフェノールを製造する工程を含む方法及び精製せずに3,4′
−オキシジアニリンを製造するその用途に関する。
3−アミノフェノールは、加圧下で、レゾルシノールをアンモニアで処理するか
、あるいは高温下のメタニル酸を水酸化ナトリウムを用いて融合することにより
調製される。レゾルシノールは、商業的には、複雑なスルホン化−苛性アルカリ
融解プロセスによって得られる。上記プロセスは、圧力反応器を要するか、また
は高温での高腐食化学薬品を用いるかのいずれかで、非常に大変なものである。
過剰な反応体及び溶媒の廃棄は、高価な排水ストリームの浄化を必要とする。
米国特許第4,212,823号は、社々の脱水素化触媒の存在下で、好ましく
は、副反応を防ぐために形成されるとすくに水素を吸収し得る不飽和材料等の水
素アクセプタの存在下で、150−270℃の不活性溶媒中における種々の置換
された3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オンから相応する3−アミノフェ
ノールへ脱水素化するための一般的手順が述べられている。さらに、反応は、稀
薄になり、3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オンのそれ自体に対する、ま
たは形成される3−アミノフェノールに対する中間濃度が最低限になる。上述の
特許に述べられているような3−アミノフェノールの場合は、3−アミノ−2−
シクロヘキセン−1−オン1部を、トリエチレングリコールジエチルエーテル5
0部、10%パラジウムが担持されたカーボン触媒1部を添加し、その塊を19
3−196℃に加熱したちの1部中に溶解したとき、良い収量が得られる。反応
の終りで3−アミノフェノール生成物を単離するために、蒸留により高沸点溶媒
を除去することが必要である。
カナダ国特許1,026,481号には、3−アミノ−2−シクロヘキセン−1
−オンから3−アミノフェノールを製造するための気相方法が述べられているが
、所望の反応を起こすための特別の装置及び高温が要求される。
飯田、湯銭、及び小林は、5ynthesis、471(1,982)で、沸騰
するアセトニトリル中で、等モル童の水銀(II)酢酸を用いて3−アミノ−2
−シクロヘキセン−1−オンを処理することにより、収量56%で3−アミノフ
ェノールを製造する方法を開示している。この方法は、大垣の危険な水銀副生成
物の廃棄を必要とするので、商業的見地からは非実用的であり得る。
精製された3−アミノフェノールを用いて出発する高分子合成を利用し、3−ア
ミノフェノールを3−アミノジフェニルエーテルへ転化することは、非常に多く
の特許の課題である。日本国特許 63−19−503には、非プロトン性極性
溶媒例えばジメチルホルムアミド、またはN−メチルピロリドン等の存在中、ア
ルカリ金属カーボネートの存在下で、ハロカーボンを有する共沸混合物として反
応中に存在する水を除去しながら、ニトロハロベンゼンを用いて3−アミノフェ
ノールを縮合することが開示されている。日本国特許 63017852 (8
70822)には、第四級塩存在下の同様のプロセスが開示されている。日本国
特許 62081358 (870414)は、アルカリ金属水酸化物を添加し
ながら、非プロトン性溶媒と水の中で反応を起、こす。日本国特許 60105
6749 (850611)は、縮合剤としてアルカリ金属カーボネートを用い
て上述と同様にする。
欧州特許 0145377は、相転移触媒の存在中で、p−クロロニトロベンゼ
ンを用いて3−アミノフェノールの塩を反応してエーテルを形成することを述べ
ている。強国特許3728139 (89302)は、高温加圧下で、液体アン
モニア中で、ニトロクロロベンゼンを用いて3−アミノフェノールの塩を反応し
てエーテルを形成することを述べている。
発明の概要
本発明は、担持されたパラジウム触媒と溶媒の存在下で、脱水素化する工程、及
びある量の塩基を導入し、3−アミノフ5−)−ルの収量を顕著に増加させる工
程によって、3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オンから3−アミノフェノ
ールを製造する方法に関するもので、これと同時に、反応をもたらすために必要
な溶媒及び触媒をか非常に少なく、このようにして商業的見地からこの方法を非
常に興味あるものにせしめる。溶媒が第四級アミドであるとき、反応物は、触媒
の除去後、3−アミノジフェニルエーテルの合成に直接用い多官能価の中間体、
3−アミノフェノールは、染料の製造、農業化学、薬学及び高分子中間体に重要
な中間体である。特に、この3−アミノフェノールは、アラミド(aramid
)及び他の高分子の中間体として非常に重要な3−24−オキシジアニリンの製
造に非常に興味あるものである。本発明の目的は、実用的な方法で、かつ精製せ
ずに3,4−−オキシジアニリンを製造し得る純度及び条件を有する3−アミノ
フェノールを製造することにあった。さらには、本発明の目的は、容積効率を改
良し、必要な触媒量を最低限にすることにより、生産性を最大限にせしめ、3−
アミノ−2−シクロヘキセン−1,−オンから3−アミノフェノールを得るため
の商業的方法を発展させることにあり、このようにして、得られた生成物に必要
な精製を最低限にせしめ、かつこの生成物を他の、透導体の合成に直接用いるこ
とを可能にすることにある。
本発明は、上述のように製造された3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オン
を用いて開始されることを含み、例えば、デュポンの継続中の出願である、3−
アミノ−2−シクロヘキセン−1−オンの製造方法、及び新規の配合剤、及びそ
の調製において教示されていることは、参照して結びつけられる。商業的に製造
されたどのような3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オン、またはその誘導
体でも、塩基存在下の溶媒中でパラジウム触媒を用いて十分に精製及び脱水素化
されていれば、出発反応体として使用され得ることは当業者に明らかである。塩
基の添加は、3−アミノフェノールの収率を非常に増加し、必要な溶媒及び触媒
の量を非常に少なくせしめ、このようにして、プロセスを商業的見地から見て非
常に興味あるものにせしめる。溶媒が第四級アミドであるとき、反応物は、ハロ
ニトロベンゼンを用いて直接縮合され、非常に良い収率及び品質で3′−アミノ
−4−ニトロジフェニルエーテルを製造する。これは、当業者に知られた標準的
な方法でたやすく還元され、3′4−オキシジアニリンを与え得る。
脱水素化工程における塩基の使用は、3−アミノフェノールの収量を増加する。
例えば、塩基がない場合、または塩化ナトリウムを塩として加えた場合、収量は
、18%未満である。同じ条件下で塩基を加えた場合、使用される塩基の量およ
びタイプに依存して、収量は80%以上に増加する。このことは、使用される塩
基が酢酸カリウムである場合の表1から6易に明らかである。全ての試験は、添
加される酢酸カリウムの垣か変化すること以外は、同量であった。
N−メチルピロリドン中の3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オンからの3
−アミノフェノールの収量に関する酢酸カリウムの縮合効果
KOAc (モル/ %収量
実施例 モル 3ACO) 3−アミノフェノール2 0(対照)15
3 0.0005 40
4 0.0009 74
5 0.0015 80
6 0.004 78
広い範囲ですべて増加された収率を示すけれども、表■から酢酸カリウムの最適
量は、0.001ないし0.01モル1モル 3−アミノ−2−シクロヘキセン
−1−オンの範囲である。
この方法には、種々の塩基を用い得、増加された収率を生じる。表■は、使用さ
れ得る塩基の範囲の実例を示す。全ての試験は、表Iにおけるような同様の工程
を使用し、モル3−アミノ−2−シクロヘキセン−1、−オン当たり0.004
モ′ルの塩基を用いて行われる。
表■
3−アミノフェノールの収量に関する異なる塩基の効果実施例 塩基 %収量
2(対照)15
11 なし 78
12 酢酸カリウム 66
13 酢酸ナトリウム 84
14 水酸化リチウム 78
15 水酸化カルシウム 72
16 水酸化ナトリウム 79
17 すトリウムメトキシド 77
18 水酸化アンモニウム 29
19 1.4−ジアザシクロ−
(2,2,2)オクタン 35
20 トリーブチルホスフィン
(0,0013モル)33
21 塩化ナトリウム 18
表Iおよび■から明らかなように、どのような塩基、無機、及び有機も反応収率
を改良する。実用的見地から、また、コスト及び収率の点から、より可溶性の塩
基が好ましい。
反応に選択される溶媒は、一般的に非プロトン性、及び高/lll1点であり、
反応体及び添加された塩基によい溶媒である。
これらは、第四級アミドであるN−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルアセ
トアミド、及び例えばポリグリコール、及びそれらのエーテル等の高沸点酸素化
溶媒を含む。反応の都合の良い温度は、溶媒の沸点に依存する。溶媒における添
加された塩基の効果を、表■に示す。
表■
異なる溶媒における添加された塩基(0,004モル)の効果
塩基 %収量
溶媒 温度(℃) 3−アミノフェノールNMP 208 なし 15
NMP 208 KOAc 78
DMAC165なし 31
D〜fAc 165 KOAc 59
トリグリム 195 なし 19
(Triglyme)
トリグリム 195 K OA c 503−アミノ−2−シクロヘキセン−1
−オンを還元するための触媒として、例えば活性炭上に担持されたパラジウムま
たはパラジウム−プラチナ混合物が好ましく選択される。担体上のパラジウムの
濃度は、0.1ないし20%であり得、好ましくは1ないし5%であり、プラチ
ナ濃度は、0.01ないし5%であり得、好ましくは0.05ないし1%である
。
に影響し、要する墓が少ないことは商業的プロセスに十分な反応率を達成する。
また、触媒は、活性炭上以外にも担持され得る。例えばバリウムカーボネートま
たはストロンチウムカーボネート等の塩基またはアルカリ担体が使用される。担
体は、塩基触媒として提供する。このような場合、必要な添加される塩基がない
かまたは少ないと、本発明の収率は増加する。
反応に必要な温度は130−350℃である。しかしながら、160−250°
Cが好ましい。
濾過または遠心分離により、触媒が除去された後、例えばNMPまたはDMAC
等の第四級アミド溶媒中で上記方法に一ジフェニルエーテルの合成のために、3
−アミノフェノールは精製せずに直接用いられる。例えば、DMAC中の3−ア
ミノフェノールの溶液を、p−クロロニトロベンゼンに添加し、炭酸カリウムを
添加し、170℃に加熱し、溶媒及び揮発物を除去し、冷却及び濾過により塩を
除去し、溶液中に3′−アミノ−4−二トロジフェニルエーテルが与えられる。
100ps i gにおいて、パラジウムが担持されたカーボン触媒を用いて溶
液を水素化した後、水素、溶媒及び前留分は、蒸留によって除去され、純粋な生
成物3,4′−オキシジアニリンを1.5mmHgで210°Cで蒸留する。全
ての収率は3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オンに基づいて〉60%であ
る。
3〜アミノ−2−シクロヘキセン−1−オンから製造される未精製のアミノフェ
ノールの品質が、十分に純粋でp−ニトロクロロベンゼンを用いて縮合し、相応
するエーテルを高品質で製造するために直接使用するに十分である本発明と比べ
ると、従来技術の工程の全てが、精製された3−アミノフェノールを用いて開始
する。多くのプロセスが有害な恩の副生成物を含み、さらに使用する前に除去さ
れなければならないことは、従来技術から明らかである。本願のプロセスは、複
雑で高価な精製方法によらず、さらに反応に直接用いられ得る3−アミノフェノ
ールを製造する。
以下の実施例は、本発明を説明するものであるが、本発明の範囲を限定するもの
ではない。
実施例1
表11■及び■のデータ(実施例2−21)は、以下の一般的製法によって得ら
れる。
3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オン(1,0g。
9.0ミリモル)、酢酸カリウムまたは表Hにあげられた特定のモル比の他の塩
基の一つ、及びカーボンに担持さ−ねた5%パラジウム(0,028g、0.0
13ミリモル)を、窒素流入口と、冷却器と、温度計を備えた三つロフラスコ内
のN−メチルピロリジノン(2,8g)または等量の他の溶媒の1つに添加した
。溶液を初めに窒素で15分間パージし、次に、窒素パージを続けながら加熱し
て1.5時間還流した。
その後、溶液を冷却し、トルエンを内部標準として使用してガスクロマトグラフ
ィーにより3−アミノフェノールの収量を測定した。
実施例22
カーボン上に担持された5%パラジウムの代わりにバリウムカーボネートに担持
された5%パラジウム(0,028g)を用い、N−メチルピロリジノンに塩基
を添加しないこと以外は、実施例1に述べられた反応を繰返した。61%の収率
の3−アミノフェノールが得られた。
実施例23
カーボン上に担持された5%パラジウムの代わりにバリウムカーボネートに担持
された5%パラジウム(0,028g)を用い、N−メチルピロリジノンに塩基
を添加しないこと以外は、実施例1に述べられた反応を繰返した。40%の収率
のm−アミノフェノールが得られた。
実施例24 ゛
カーボン上に担持された5%パラジウムの代わりに、カーボン上に担持された4
%パラジウム−1%プラチナ(0,028g、0.013ミリモル)を用い、N
−メチルピロリジノン(2,8g)中に塩基として酢酸カリウム(0,0038
g、0.0387ミリモル)を用いる以外は、実施例1に述へられた反応を繰返
した。58%の収旦の3−アミノフェノールが得られた。
実施例25
カーボン上にt!1持されたパラジウムの代わりに、継続中の出願番号0715
37,879に記載されたシリカ上に担持された1%パラジウム−0,05%プ
ラチナ(0,070g)として酢酸カリウム(0,0038g、0.0387ミ
リモル)を用いる以外は、実施例1に述べられた反応を繰返した。
78%の収旦の3−アミノフェノールが得られた。
実施例26
以下の実施例は、3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オンを3,4−オキシ
ジアニリンに転化することを説明する。
3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オン(1,5モル。
166.7g)、酢酸カリウム(6ミリモル、0.6g)及びカーボンに担持さ
れた5%パラジウム(4,7g、65゜5%水)を、窒素パージ、温度計、冷却
器、蒸留塔、オーバーへッドスターラ、及び加熱マントルを備え、た1リツトル
のしわ加工された(creased)丸底フラスコに入れたN。
N−ジメチルアセトアミド(475g’)溶媒に添加した。次に、溶液を、窒素
パージしながら、加熱して173℃で2時間還流した。パラジウム触媒を溶液か
ら濾過した。ガスクロマトグラフィー分析は、130.9gの3−アミノフェノ
ール(3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オンに対し、1゜2モル、80%
収鼠)を示した。
その後、未処理溶液を、上述のような装備の1リツトルの4−クロロニトロベン
ゼン(204,8g、1.3モル)及び炭酸カルシウム(124,4g、0.9
モル)に添加し、167℃で2.5時間還流した。温度を還流に近付けるとき最
明の0.5時間で水を除去した。コースフィルターを通して濾過する11jに、
溶液を120℃に冷却する。この塩を50gのN、N−ジメチルアセトアミドで
洗浄した。
カーボンに担持された5%のパラジウム0.4g(水中の65.5%)と−緒に
溶液を1リツトルのオートクレーブに入れた。オートクレーブを15分間窒素で
パージした後、1100psiの水素圧で3時間125℃にした。パラジウム触
媒を室温で濾過した。溶媒を蒸留した後、前留分を200℃、1.5mmHgの
真空度で除去し、210℃及び1.50jmHgの真空度において蒸留し、18
5.6gの純粋な3゜4−オキシジアニリン(3−アミノ−2−シクロヘキセン
−1−オンに対し、0,9モル、60%収量)を単離した。
実施例27
以下の実施例は、m−フェニレンジアミンで開始する3−アミノフェノールの全
体的なプロセスを説明する。
1リツトルの攪拌されたオートクレーブに、m−フェニレンジアミン(162,
2g、1.5モル)、酢酸(180g。
3.0モル)、水(225g)及びカーボンに担持された5%パラジウム(4,
8g、水中55%)を入れ、窒素でパーンした。水素を加え60℃で3時間14
0psigで加圧した。反応物を室温に冷却し、ガス抜きし、かつ標準的な方法
で触媒を除去した。浄化された反応物は、0℃に冷却され、粉末の水酸化カリウ
ム(177g、3.1モル)をゆっくり加えた。攪拌された混合物を、50℃に
加熱し、2時間放置した後室温に冷却した。収率は、145.1g (1,3モ
ル。
狸論値87%の3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オン)であった。この飼
料は、実施例26では精製せずに出発物質として直接使用した。添加する酢酸カ
リウムは、脱水素化に必要または不要であり得る。
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF
、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG
)、AU、 BB、 BG、 BR,CA、 C5,FI、 HU、JP。
KP、KR,LK、MG、MN、MW、No、PL、RO,SD
Claims (8)
- 1.溶媒中、遷移金属触媒の存在下、3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オ ンを水素化する工程、反応物中に触媒量の塩基を導入する工程、及びその後前記 反応物を約130℃ないし約350℃の範囲の温度で加熱する工程を含む3−ア ミノフェノールの製造方法。
- 2.前記塩基は、酢酸カルシウム、酢酸ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化 ナトリウム、ナトリウムメトキシド、水酸化アンモニウム、1,4−ジアザシク ロー(2,2,2)オクタン,及びトリ−ブチルホスフィンから選択される請求 項1に記載の方法。
- 3.前記塩基の量は、約0.001ないし約0.01モル/モル3−アミノ−2 −シクロヘキセン−1−オンの範囲である請求項1に記載の方法。
- 4.前記触媒は、活性炭に担持されたパラジウムまたはパラジウムープラチナ混 合物である請求項1に記載の方法。
- 5.前記触媒は、シリカに担持されたパラジウムープラチナ触媒である請求項1 に記載の方法。
- 6.約130℃ないし約350℃の範囲の温度で、パラジウム担持アルカリ担体 触媒の存在下、溶媒中で3−アミノ−2−シクロヘキセン−1−オンを脱水素化 する工程を含む3−アミノフェノールの製造方法において、前記アルカリ担体は 、バリウムカーボネート、またはアルカリカーボネートからなる群から選択され る方法。
- 7.前記溶媒は第四級アミドである請求項1または6に記載の方法。
- 8.前記第四級アミドは、N−メチルピロリドンまたはジメチルアセトアミドか らなる群から選択される請求項7に記載の方法。
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