JPH06510008A - 内部に配置された容器を有する燃料タンク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 内部に配置された容器を有する燃料タンク技術分野 本発明は請求項１の上位概念に基（燃料タンクに関する。

背景技術 既に燃料タンクは公知であり（ドイツ国特許第３９１５１８５号明細書）、この 例では、互いに間隔を置いて位置しかつその底部の上方で間隔を置いて互いに結 合された部分タンクを有している２つの燃料タンク内に、燃料戻し導管から供給 される２つのジエツトボンプが配置されている。画部分タンクの確実な排気を保 証するため、両ジェットポンプの各々は画部分ポンプの一方の中に位置している 。両ジェットポンプは一方の部分タンク内に配置された容器を充填しており、該 容器から燃料搬送装置が燃料を吸い込んでいる。しかしこのことは通常の運転条 件下の場合にのみ保証されている。

発明の開示 これに対し請求項１に記載の特徴を備えた本発明の燃料タンクは、厳しい運転条 件下においても燃料の燃料搬送装置による規則正しい供給が保証されている。

このような運転条件は、例えばタンクが殆んど空になっていたり、更に長い下り 道又は長い上り坂を乗り越えるような場合に発生する。また自動車が殆んど空タ ンクの状態で長い曲線路を走行する際にも、このような厳しい運転条件が発生す る。即ちその場合は燃料が燃料タンクの縁部領域において揺動し、その結果、ジ ェットポンプが燃料を捉えてこれを搬送することが殆んど不可能となりかつ容器 は急速に空になってしまう。このような現象は致命的な結果を膚らすおそれがあ る。

請求項２以下に述べられている手段によって、請求項１に記載の燃料タンクの更 に有利な構成及び改善が可能である。

図面の簡単な説明 本発明の実施例を図面に図示し、次にこれを詳細に説明する。その際図１は、自 動車の内燃機関のための燃料供給装置の縮尺不同の原理図を示しており、該燃料 供給装置は、断面で図示された燃料貯蔵タンクと、該タンクに配置されて断面が 示されている容器と、燃料搬送装置と、タンクと内燃機関とを接続している導管 系とを有しており、また図２は図１の線ｆｆ−ＩＩに沿った容器の拡大部分断面 図を、図３は縮尺して図示された燃料貯蔵タンクの平面図を、図４は別個に形成 された容器の図２同様の部分断面図を夫々図示している実施例の説明 図１に図示された燃料貯蔵タンク１０は、その内部に容器１２を有しており、そ の底１４は燃料貯蔵タンクｌＯの底１６に載置されている。容器１２内には燃料 搬送装置１８が配置されている。燃料搬送装置１８は、容器１２の内部から燃料 を吸い込みかつ燃料を供給導管２０を介して詳細には図示なしの自動車の内燃機 関２２に吐出している。搬送装置は内燃機関が必要とする以上の燃料を内燃機関 に供給しているため、燃料の一定の過剰量が戻し導管２４を介して再び燃料貯蔵 タンク１０に戻される。戻し導管２４は燃料貯蔵タンク１０の内部で、これから 詳細に述べようとするジェットポンプのための供給導管２６と、逃し弁３０を介 して容器１２に直接導かれているバイノくス２８とに案内されている。図１に図 示されているように供給導管２６の終端区分には３つの脇道ノズル３２，３４゜ ３６が形成されており、該ノズル３２．３４．３６は夫々１つのジェットポンプ ３８，４０．４２に所属している。脇道ノズル３２．３４．３６に配設された混 合管４４．４６及び４８は容器１２の１つの側壁５０内に形成されている。同じ 様に脇道ノズル３２．３４．３６も側壁５０内に設けられている。側壁５０の断 片だけが図１に断面で図示されている。この断片にはノエットポンプ３８，４０ ，４．２の立設された配置が示されており、そのためにその混合管４４．４６． ４８は側壁５０の１方縁部領域に開口している。つまり容器１２の壁５０は１つ の構造部材を形成し、該構造部材に３つのジェットポンプ３８，４０．４２が配 置され乃至は該構造部材内に組み込まれている。各ジェットポンプ３８，４０． ４２は吸込み導管５２，５４．５６（図３）を有し、該導管５２．５４．５６を 介して搬送されるべき燃料が、脇道ノズル３２，３４゜３６を取り囲んでいるジ ェットポンプ３８．４０．４２の混合領域に到達する。その際吸込み導管５２， ５４．５６は、その容器壁５０の反対側の開口５８，６０．６２から間隔を置い て互いに離れて位置するように案内されている。このことは特に図３に明瞭に示 されており、この場合は更に、開口５８及び６２が互いに向い合って位置するタ ンク１０の両側面領域に配置されているのが判るであろう。その際側面領域の呼 称は自動車の走行方向に関連しており、該方向は図３に矢印６３で図示されてい る。更に図３には、１つの開口６２が走行方向（矢印６３）に関して燃料貯蔵タ ンク１０の後壁６４の領域に位置しているのが図示されている。第３の吸込み導 管５４は、図１で両ジェットポンプ３８及び４２の間に位置する中央のジェット ポンプ３４に配設されていて、燃料貯蔵タンク１０の前方領域に位置する開口６ ０を有している。更に図１から判るように、容器１２の壁５０は他の３つの側壁 ６６．６８．７０よりも若干低い。その際側壁６６は逃し弁３０を備えたバイパ ス２８を有している。容器側のバイパス開口２９は、容器底１４に関して容器壁 ５０の上方縁部５１の上方に位置している。つまり開口２９は混合管４４．４６ 及び４８の開口の上方に位置している。バイパス導管２８は、バイパス導管２８ の開口２９が壁５０の上方縁部５１の混合管４４，４６．４８の開口の方へ向く 様に配向されている。図２に図示されているように、容器壁５０の外側からそら せ部材又は案内部材（付加部）７２が、断面で図示された混合管４４の開口を超 えて延びている。このような構成は夫々の混合管４４，４６．４８の近くに設け られている。これらの付加部７２は、総ての混合管４４．４６．４８に対し唯１ つの付加部７２によって形成されていても宜い。付加部７２は、少くとも混合管 ４４．４６．４８がその開口から距離を置いて覆われるようになるまでバイパス ２８の開口２９に向って延びている。更に図１に示されているように、容器１２ はタンク底１４に向って戻り突起７４を有している。容器底１４は戻り突起７４ の領域内に逆止弁７６を有し、その閉鎖ばね７８は閉鎖部材８０を最小の力だけ で閉鎖位置に保持している。

燃料供給装置は運転牛久のように作業する。

内燃機関２２の運転中搬送装置１８は、燃料を容器１２から供給導管２０を介し て内燃機関２２へ搬送している。搬送装置１８によって搬送された燃料は、（図 １に矢印８５によって示唆されているように）その約半分の量が内燃機関２２に よって消費される。残りの５０％の燃料は過剰量として（矢印９０で示唆されて いるように）戻し導管２４を介して再びタンク１２内に戻される。その際この戻 りの流れは２つの部分に分かれ、その際一方の部分は供給導管２６を介してジェ ットポンプ３８，４０．４２に供給され、他方このジェットポンプによって必要 でない燃料量は、戻し導管２４内で超過圧力を形成し、この超過圧力が逃し弁３ ０を開放せして該燃料をバイパス２８に導いている。これによってジェットポン プが必要としない燃料量は直接容器１２内に導かれるようになり、その際この燃 料は、バイパス導管２８の開口２９を介し流出して壁５０の付加部７２に衝突し 、かつその位置で混合管４４．４６．４８内へ導かれる。このことは、内燃機関 のスタートの際混合管４４．４６及び４８が吸込み導管５２．５４及び５６を介 して空運転されている場合に特に重要である。混合管４４．４６及び４８を上方 からバイパス導管２８を介して充填することによって混合管の迅速な充填が達成 され、ひいてはジェットポンプ３８．４０及び４２のポンプ作用の迅速な使用が 可能となる。付加部７２は同様の目的に役立っており、脇道ノズル３２．３４． ３６を介し上方に向って噴射された媒体の少くとも１部分が、付加部７２による 衝突作用によって再び混合管４４，４６．４８内に戻るようになっている。図２ の構成に対する代替案が図４に図示されている。この例では、付加部７２の代り にキャップ１７２が混合管４４に係止しており、その傾斜したそらせ屋根１７５ がジエツトポンブ３８によって発生した脇道ジェットを、破線１７７によって示 唆されているように偏位せしめている。つまり混合管の迅速な充填のために役立 っている。側方の窓１７９は搬送された燃料の容器１２内への移行を許容してい る。

逆止弁７６は、タンクを最初に充填する際又は僅かの燃料量で走行した後燃料ポ ンプ１８にその吸込み側１９で燃料を供給して、内燃機関が運転に入ること力（ できるようにしている。

更に付加部７２乃至そらせ屋根１７５の外面は、開口２９から流出する燃料流れ を容器１２の内部に誘導するのに役立っており、そのため戻し導管２４を介して 容器に供給される大部分の燃料量を容器１２内に到達せしめることができ、ひい ては燃料搬送装置１８を使用できる状態にしている。このことは、燃料タンク１ ０が最小の充填量しか有しておらずかつ更に自動車が長く続く昇降する坂道を走 行しなければならないような場合に、特に重要である。つまりその場合は、タン ク内に存在する残余の燃料が、タンク１０の後壁６４の領域て後方に向ってか又 はタンク１０の前壁６５において前方に向ってかのどちらかで揺動している。

しかし両場合ともその位置には、吸込み導管５６の開口６２乃至吸込み導管５４ の開口６０が位置している。これによって両場合共、このような厳しい運転条件 下にあっても容器１２への確実な充填が行われ得るようになっている。しかし自 動車が最小のタンク充填量で長く続くカーブ走行を行うような場合には、燃料は 側壁６７乃至６９の領域に押圧されるが、その位置には吸込み導管５２乃至５６ の開口５８乃至６２が存在している。つまりこのような厳しい運転条件下にあっ ても、容器１２の充填が規則正しく行われつる。

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. １．内部に配置された容器を有する燃料タンクであって、前記容器から搬送装置 が自動車の内燃機関へ燃料を吸上げるようになっており、前記容器内に該容器を 充たすために、搬送装置により燃料が供給される導管系に接続された複数のジェ ットポンプが配置されており、該ジェットポンプの混合管が前記容器に開口して いる形式のものにおいて、前記導管系（２２，２４，２６）に接続されたジェッ トポンプ（３８，４０，４２）が１つの共通の構成部材（５０）に配置されてお り、それぞれ１つの混合管（４４４６，４８）に１つの吸込み導管（５２，５４ ，５６）が通じており、該吸込み導管（５２，５４，５６）の、前記構成部材（ ５０）から離れた開口（５８，６０，６２）がタンク（１０）において互いに距 離をおいて位置していることを特徴とする、内部に配置された容器を有する燃料 タンク。
2. ２．前記構成部材が前記容器（１２）に所属する壁（５０）と不動に結合されて いる、請求項１記載の燃料タンク。
3. ３．前記構成部材が前記容器（１２）の壁（５０）によって形成されている、請 求項１又は２記載の燃料タンク。
4. ４．ジェットポンプ（３８，４０，４２）の混合管（４４，４６，４８）が前記 構成部分（５０）においてタンク底（１６）に対して立設されており、該構成部 分（５０）の上縁範囲（５１）に開口しており、前記構成部分（５０）が前記容 器（１２）への流出部を有している、請求項１から３までのいずれか１項記載の 燃料タンク。
5. ５．前記導管系に所属する導管区分（２６）が前記構成部分（５０）内で分割さ れ、それぞれジェットポンプ（３８，４０，４２）の駆進ノズル（３２，３４， ３６）に移行している、請求項１から４までのいずれか１項記載の燃料タンク。
6. ６．自動車の走行方向（矢印６３）に関して、吸込管（５２，５６）の開口（５ ８，６２）がタンク（１０）の両側部に配置されている、請求項１から５までの いずれか１項記載の燃料タンク。
7. ７．１つの吸込み管（５６）の開口（６２）が後方のタンク範囲に配置されてい る、請求項６記載の燃料タンク。
8. ８．少なくとも１つの吸込み管（５４）の開口（６０）が前方のタンク範囲に配 置されている、請求項６又は７記載の燃料タンク。
9. ９．燃料タンク（１０）か３つのジェットポンプ（３８，４０，４２）を有して いる、請求項１から８までのいずれか１項記載の燃料タンク。
10. １０．導管系の内燃機関（２２）から前貯蔵タンク（１０）へ通じる戻し導管（ ２４，２６）に属する導管区分内にジェットポンプ（３８，４０，４２）が位置 している、請求項１から９までのいずれか１項記載の燃料タンク。
11. １１．戻し導管（２４）内に、燃料の流れ方向で見てジェットポンプ（３８，４ ０，４２）の前に圧力逃がし弁（３０）が配置され、該圧力逃がし弁（３０）が 開いた場合に戻し導管（２４）を直接的に前記容器（１２）と接続する、請求項 １０記載の燃料タンク。
12. １２．圧力逃がし弁（３０）から前記容器（１２）に通じる接続導管（２８）の 、容器側の開口（２９）が、ジェットポンプ（３８，４０，４２）の混合管（４ ４，４６，４８）の開口の上側に配置されかつ該開口に向けられている、請求項 １１記載の燃料タンク。
13. １３．混合管（４４，４６，４８）の、容器側の開口がそらせ部材（７２）に向 けられている、請求項１から１２までのいずれか１項記載の燃料タンク。
14. １４．そらせ部材として各混合管（４４，４６，４８）の上に、傾斜させられた そらせ屋根（１７５）を有するキャップ（１７２）が係止されている、請求項１ ３記載の燃料タンク。
15. １５．すべての混合管（４４，４６，４８）のキャップ（１７２）が共通の構成 部材に形成されている、請求項１４記載の燃料タンク。
16. １６．容器底（１４）に、逆止弁（７６）を備えた流入開口が設けられている、 請求項１から１５までのいずれか１項記載の燃料タンク。