JPH065086U - 電磁継電器のカード駆動構造 - Google Patents

電磁継電器のカード駆動構造

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JPH065086U
JPH065086U JP046273U JP4627392U JPH065086U JP H065086 U JPH065086 U JP H065086U JP 046273 U JP046273 U JP 046273U JP 4627392 U JP4627392 U JP 4627392U JP H065086 U JPH065086 U JP H065086U
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JP
Japan
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card
movable
electromagnetic relay
sets
movable iron
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JP046273U
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English (en)
Inventor
茂光 青木
芳憲 桜井
Original Assignee
株式会社高見澤電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、モータの正逆回転やプランジャー
の正逆動作を行う自動車電装部品等の制御に好適な電磁
継電器のカードを提供することにある。 【構成】 本発明は、2組のコイル部と、このコイル部
の励磁により個別に動作する2組の可動鉄心と、磁気回
路を形成するように配置された2個の継鉄と1個の磁極
片および永久磁石を備え、前記2組のそれぞれの可動鉄
心に固着した2組のカードと連動して動作する可動接点
を備えた2組の可動接点ばねと、前記可動接点を挟んで
ベースブロック上に対向して配設した固定接点部とを有
し、前記2組の接点の開閉を個別に動作させる電磁継電
器のカード駆動構造に関する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータの正逆回転やプランジャーの正逆動作に伴う自動車電装部品 に使用する電磁継電器において、電磁石による可動鉄心の動作をカードを利用し て可動接点ばねの制御をするのに好適なカード駆動構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の高級化に伴い各種の自動車電装部品が開発されているが、これ らの自動車電装部品の基本的な機構は、モータを正逆回転したり、プランジャー を正逆動作させて制御するもので、2個の電磁継電器を一体化したもの、あるい はその部品を一部共通化した構成のものがある。そして、これに使用する従来の カードは、図4に示すようにカードが可動鉄心の先端近傍に1個所で貫挿装着さ れて可動接点ばねを動作させており、カードの可動鉄心との固着部と可動接点ば ねとの着力点が異なるため可動鉄心とカードの固着部に曲げモーメントが生じ、 カードの装着強度不足でガタが生じ、カードと連動する可動接点ばねのゲージン グが変化し、動作電圧が変化してしまう欠点があった。また、補強のため可動鉄 心とカードとを接着剤で固着する必要があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はカードの一端部で可動鉄心を挟持し、可動鉄心の回転の中心位置にカ ードの支点を設けて2点支持することを特徴とし、その目的は可動接点ばねによ り発生する曲げモーメントを無くし、電磁石による可動鉄心の動作をカードと該 可動鉄心との挟持部のガタを生じ難くして電磁継電器の動作を安定させることに ある。 また、従来は前記のガタを無くすため、その補強のために接着剤を使用してい たが、それを不要とし、小形で経済的な電磁継電器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案を実施例に基づいて詳細に説明すると、図1は本考案のカードを使用し た電磁継電器の実施例を示す組立斜視図で、図2は図1の構成を示す分解斜視図 である。図3は本考案の他の実施例を示す部分分解斜視図である。図4は従来の 電磁継電器を一部切断して示す組立斜視図である。 図中1はベースブロックで2組の接点ばね組、すなわち可動接点ばね2,2’ 、ブレーク固定接点ばね3,3’およびメーク固定接点ばね4,4’が植設固定 されている。5は継鉄で4個のL字形の先端部5cと孔5aを有し、該先端部5 cをベースベロック1に設けた4個の孔1aに挿通し、またコイル7,7’を巻 回したコイル部6,6’の突出部6a,6a’をベースブロック1の孔1bに嵌 挿し、コイル部6,6’の突出部6a,6a’をベースブロック1の底面より突 出した部分をかしめる等によりベースブロック1にコイル部6,6’の端子部も 継鉄5およびベースブロック1に設けられた孔1a,1bを通してベースブロッ ク1の底面に導出される。
【0005】 次に、コイル7,7’を巻回したコイル部6,6’の鍔部の上側に配設した突 出部6b,6b’にカード8,8’の端部に設けた孔8a,8a’を軸支し、か つカード8,8’に設けたU溝8b,8b’が前記可動接点ばね2,2’に嵌合 するように装着する。次に可動鉄心9,9’をコイル部6,6’の中心空洞6d ,6d’のコイル端子6c側より挿入貫通して装着される。
【0006】 次に、永久磁石10および磁極片11をベースブロック1、継鉄5およびコイ ル部6,6’の鍔部で形成された所定の位置に配設し、ベースブロック1の裏面 よりコイル部6,6’の突出部6a,6a’を熱かしめまたは接着剤のいづれか 一方、または両方で固着し、また接着剤を使用する場合はコイル端子6cおよび 各ばね端子の端子孔を封止することにより各端子をベースブロック1に固着して 、図1に示すように本考案の電磁継電器は組立られる。
【0007】 次に、本考案を図5(a),(b)に示す構造図に基づいて、その動作を説明 すると、図5の(a)はコイル7,7’が両方とも無励磁の状態を示すもので、 永久磁石10により可動鉄心9,9’は磁極片11に吸引された状態になってい る。
【0008】 図5の(b)はコイル7’を励磁した状態で、この励磁により可動鉄心9’と 磁極片11間に流れる永久磁石10の磁束を打ち消すようにコイル7’の磁束が 流れるので継鉄5側に吸引される。そのため可動鉄心9’に永久磁石10による 磁束が流れなくなる。そして、コイル7’の励磁を解けば図5(a)の状態に復 帰する。
【0009】 本考案のカードは、図1に示すようにカード8,8’の一端部を可動鉄心9, 9’に固着させ、他端部の孔8a,8a’をコイル部6,6’の凸部6b,6b ’に貫挿軸支させ、同時にカード8,8’の側面に設けたU溝8bに可動接点ば ね2,2’の中心を貫挿させる。また、前記カード8a,8a’の他端部および コイル部6,6’の凸部の形状は図3に示すようにカード8a,8a’の他端部 を凸部の形状とし、コイル部6,6’を凹部の形状としてもよい。
【0010】 可動鉄心9,9’が磁極片11に吸引され可動接点ばね2,2’はカード8, 8’により、ブレーク固定接点3a,3a’に押さえ付けられ、可動接点2a, 2a’に接触し、ブレーク状態となる。
【0011】 図5(b)はコイル7’側が働作の状態を示す。コイル7’の励磁により前記 の可動鉄心9’の一端部が他端部を支点として回動し、継鉄5に吸引され、前記 可動鉄心9’と連動してカード8’が動作することにより、可動接点ばね2’が メーク側に押され、可動接点2a’はメーク接点に接触し、メーク状態となる。
【0012】 図7(a)は、可動接点ばね2,2’がカード8,8’に加わるモーメントを 示す図で、A点は可動鉄心9,9’との固着点である。B点は可動鉄心9,9’ の回転の中心位置に支持したカード支点。C点はカード着力点である。A点とB 点との長さ(L×2)のカード8,8’のC点に可動接点ばね2,2’による力 PをカードA−Bに垂直に加えた場合、C点での曲げモーメントM1cは、M1 c=PL/2となるものの、カード8,8’の固着点および支点となるA点およ びB点での曲げモーメントM1A,M1Bは、M1A=M1B=0(零)となる 。
【0013】 図7(b)は、可動接点ばね2,2’による従来のカードに加わるモーメント を示す図で、A点は可動鉄心9,9’との固着点で、C点はカード着力点である 。A点とB点との長さLのカード8,8’のC点に可動接点ばね2,2’による 力Pを、カードA−Cに垂直に加えた場合に、固着点となるA点での曲げモーメ ントM2Aは、M2A=PLとなる。
【0014】 以上のとおり、本考案のカード構造は従来のカード構造に対して、可動鉄心の 回転の中心位置にカードの支点を設け、2点支持することにより可動接点ばねに より発生する曲げモーメントを零にすることにより、電磁石の動作を繰り返して も、カードと可動鉄心との挟持部にガタが生じ難くなり、電磁継電器の動作が安 定する。
【0015】
【考案の効果】
以上詳細に述べたように、本考案によれば、電磁継電器のカード駆動として、 カードの一端部で可動鉄心を挟持し、可動鉄心の回転の中心位置にカードの支点 を設ける2点支持とすることにより、可動接点ばねにより発生するモーメントに 対する強度が増加し、電磁石の動作によるカードと可動鉄心との挟持部にガタが 生じ難くしたので電磁継電器の動作が極めて安定する。また、補強のための接着 剤が不要となり、小形で経済的な電磁継電器を提供することができる。
【提出日】平成4年10月27日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 次に、本考案を図5(a),(b)に示す構造図に基づいて、その動作を説明 すると、図5の(a)はコイル7,7’が両方とも無励磁の状態を示すもので、 永久磁石10により可動鉄心9,9’は磁極片11に吸引された状態になってい る。可動接点ばね2,2’はカード8,8’により、ブレーク固定接点3a,3 a’に押さえ付けられ、可動接点2a,2a’に接触し、ブレーク状態となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 図5の(b)はコイル7’を励磁した状態で、この励磁により可動鉄心9’と 磁極片11間に流れる永久磁石10の磁束を打ち消すようにコイル7’の磁束が 流れるので継鉄5に吸引される。。そして、コイル7’の励磁を解けば図5(a )の状態に復帰する。コイル7’の励磁により前記の可動鉄心9’の一端部が他 端部を支点として回動し、継鉄5に吸引され、前記の可動鉄心9’連動してカー ド8’が動作することにより、可動接点ばね2’がメーク側に押され、可動接点 2a’はメーク接点に接触し、メーク状態となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 本考案のカードは、図1に示すようにカード8,8’の一端部を可動鉄心9, 9’に固着させ、他端部の孔8a,8a’をコイル部6,6’の凸部6b,6b ’に貫挿軸支させ、同時にカード8,8’の側面に設けたU溝8bに可動接点ば ね2,2’の中心を貫挿させる。また、前記カード8a,8a’の他端部および コイル部6,6’の凸部の形状は図3に示すようにカード8a,8a’の他端部 を凸部の形状とし、コイル部6,6’を凹部の形状としてもよい。また、カード の支点は、コイル部6,6’からでなく、ベースブロック1に設けてもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 図7(b)は、可動接点ばね2,2’による従来のカードに加わるモーメント を示す図で、A点は可動鉄心9,9’との固着点で、C点はカード着力点である 。A点とC点との長さLのカード8,8’のC点に可動接点ばね2,2’による 力Pを、カードA−Cに垂直に加えた場合に、固着点となるA点での曲げモーメ ントM2Aは、M2A=PLとなる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【考案の効果】
以上詳細に述べたように、本考案によれば、電磁継電器のカード駆動として、 カードの一端部で可動鉄心を挟持し、可動鉄心の回転の中心位置にカードの支点 を設ける2点支持とすることにより、可動接点ばねにより発生するモーメントに 対する強度が増加し、電磁の動作を繰り返してもカードと可動鉄心との挟持部に ガタが生じ難くしたので電磁継電器の動作が極めて安定する。また、補強のため の接着剤が不要となり、小形で経済的な電磁継電器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す組立斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す組立斜視図である。
【図4】従来のカードを使用した電磁継電器の組立斜視
図である
【図5】本考案のカードを使用した電磁継電器の動作状
態を示す。
【図6】従来のカードを使用した電磁継電器の動作状態
を示す。
【図7】可動接点ばねによるカードに加わるモーメント
を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・・ベースブロック 2,2’・・・可動接点ばね 3,3’・・・ブレーク固定接点ばね 4,4’・・・メーク固定接点ばね 5・・・・・・継鉄 6,6’・・・コイル部 7,7’・・・コイル 8,8’・・・カード 9,9’・・・可動鉄心 10・・・・・永久磁石 11・・・・・磁極片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動鉄心の動作と連動しているカードによ
    り可動接点ばねを動作させる電磁継電器において、カー
    ドの一部で可動鉄心を挟持し、可動鉄心の回転の中心位
    置にカードの他端部を支持し、前記カード他端部を支点
    に回動することを特徴とする電磁継電器カード駆動構
    造。
JP046273U 1992-05-19 1992-05-26 電磁継電器のカード駆動構造 Pending JPH065086U (ja)

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JP046273U JPH065086U (ja) 1992-05-26 1992-05-26 電磁継電器のカード駆動構造
US08/000,038 US5264812A (en) 1992-05-19 1993-01-04 Small, economical and stable polarized electromagnetic relay having two groups of electromagnetic relay portions
TW082100033A TW230818B (ja) 1992-05-19 1993-01-05
DE69313721T DE69313721T2 (de) 1992-05-19 1993-01-08 Polarisiertes elektromagnetisches Relais
EP93300116A EP0571064B1 (en) 1992-05-19 1993-01-08 Polarized electromagnetic relay
KR1019930000268A KR970004308B1 (ko) 1992-05-19 1993-01-11 2조의 전자계전기부를 갖는 소형, 경제적이고 안정한 유극전자계전기
HK98100052A HK1001600A1 (en) 1992-05-19 1998-01-05 Polarized electromagnetic relay

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JP046273U JPH065086U (ja) 1992-05-26 1992-05-26 電磁継電器のカード駆動構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599456B2 (ja) * 1978-03-24 1984-03-02 ベロイト コ−ポレ−ション 紙匹張出しおよび案内装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599456B2 (ja) * 1978-03-24 1984-03-02 ベロイト コ−ポレ−ション 紙匹張出しおよび案内装置

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