JPH0650654A - 冷蔵庫の扉構造 - Google Patents

冷蔵庫の扉構造

Info

Publication number
JPH0650654A
JPH0650654A JP20343892A JP20343892A JPH0650654A JP H0650654 A JPH0650654 A JP H0650654A JP 20343892 A JP20343892 A JP 20343892A JP 20343892 A JP20343892 A JP 20343892A JP H0650654 A JPH0650654 A JP H0650654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
sash
inner plate
fin
urethane foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20343892A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Fukuchi
福地  栄
Akio Mizushima
昭夫 水島
Masahito Hatakeyama
雅人 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP20343892A priority Critical patent/JPH0650654A/ja
Publication of JPH0650654A publication Critical patent/JPH0650654A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】扉外板、サッシ、及び扉内板、の3者により閉
塞される空間にウレタンフォームを注入する際、サッシ
と扉内板の重ね部に介在させていたシール部材を除去し
部品構成上安価な冷蔵庫扉を提供する。 【構成】サッシ5の端部に設けられた軟質ヒレ5aは扉
の中央寄りで且つ扉内板の重ね合わせ面であるフランジ
裏面4aに向い角度θを有する。 【効果】組立の簡便さから扉内板をサッシの上に単に重
ねる組立方式とし、内部にウレタンフォームを充填して
製作する扉に於いて、前記扉内板とサッシ間のウレタン
フォーム洩れを別部材を使用することなく解消すること
が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は扉外板、サッシ、及び扉
内板の3者により閉塞される空間にウレタンフォームを
注入し扉体とする際、サッシと扉内板の重ね面よりウレ
タンフォームが外部に洩れるのを防止する為、サッシの
端面に特殊形状をした可撓ヒレを設け、該ヒレが発泡内
圧により扉内板裏面に密着して発泡洩れを防止するもの
であり、発泡洩れを防止する別部材のシール材を使用し
ないことから部品構成上安価な冷蔵庫の扉を提供するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来この種冷蔵庫の扉構造を図6、図7
に於いて説明すると20は扉外板、21は樹脂シートを
成形した扉内板である。22は押出加工により成形され
たサッシであり、扉の上下左右の折曲部20aを継続的
に鋏持している。23は前記扉外板20、サッシ22、
扉内板21で閉塞された空間に充填された断熱ウレタン
フォームである。24は前記ウレタンフォームを発泡す
る際ウレタンフォームが外部に洩れないように設けられ
た軟質シール材である。このシール材はサッシ22と扉
内板21のフランジ部21aとの間に設けられるが、こ
れは扉の製造工程に於いて組立の簡便さから扉内板21
をサッシ22の上に単なる重ね方式として組立てる為
に、ウレタンフォーム23を充填する際その発泡圧力に
対し各部を治具25で押さえるもののウレタンフォーム
洩れに対し不十分な為に介在させているものである。
【0003】尚、図7に示す如く発泡洩れ防止用軟質線
状凸起22aを設けた従来例もあるがシールを完全に行
えないのが現状である。つまり扉外板の上に注入された
ウレタンフォーム原液が空間8を埋める過程に於いて従
来構造であるとウレタンフォームの発泡先端部23aが
サッシ22より先に扉内板21の内壁に接し発泡圧を受
けるため扉内板21は治具25で押えられているものの
Sなる隙を生じ、発泡ウレタン洩れの要因を作りながら
発泡は進行され、図6の場合はシール材を必要とし、図
7については構造的に考慮はしているものの生産される
全ての数に於いてウレタンフォーム洩れを皆無にするこ
とは出来ない。
【0004】尚、この種従来例には特開平2−2752
79がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の扉構造
はウレタンフォームの発泡洩れ防止の為、24なる軟質
シール材をサッシ22と扉内板のフランジ部21aとの
間に介在させる為、その貼付作業は扉全周に及び作業の
効率が悪くシール材も長くなることから原価高となって
いた。
【0006】また、単なる軟質の線状凸起を重ね合わせ
面に設けても完全なシール対策にならない為どうしても
図6に示すシール材に頼るしかなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来例のシール材2
4を除去し、作業効率と原価低減を図る為にサッシの端
部にウレタンフォーム洩れ防止用の軟質ヒレを一体に設
け、該ヒレかが発泡圧力により前記扉内板のフランジ2
1aの内壁に密着すれば良く、その密着がウレタンフォ
ームが洩れる前に完了されていれば良い。つまりウレタ
ンフォームが発泡する過程に於いてウレタンフォーム先
端が扉内板の内壁よりも先に軟質ヒレに発泡圧力を及ぼ
し発泡圧力によりサッシと扉内板のフランジ面との間に
隙を生じようとする前に先に発泡圧を受けた軟質ヒレが
前記フランジ裏面に密着していれば良い。
【0008】
【作用】サッシの端部に設けられた可橈ヒレは扉外板内
に注入されたウレタンフォーム原液が発泡する過程に於
いて必ず扉内板のフランジ裏面より先に接触する位置に
設けると、可撓ヒレの裏面に受けた発泡圧により可撓ヒ
レはウレタンフォームが扉内板とサッシの間に侵入する
前にシール作用を完了出来る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5につい
て説明すると、1は本発明採用の冷蔵庫箱体、2は扉、
3は扉外板、4は樹脂シートを成形した扉内板である。
5は押出加工により成形されたサッシであり扉の外板3
の上下左右の折曲部3aを連続的に鋏持している。6は
箱体1と扉2との間に介在し冷気をシールするガスケッ
トである。7は扉外板3、サッシ5、扉内板4で閉塞さ
れた空間8に充填された断熱用ウレタンフォームであ
る。4aは扉内板4のフランジ裏面、9はウレタンフォ
ームを充填した際、発泡圧力により各部が変形したりシ
ール部が開いてウレタンフォームが洩れるのを防ぐ為に
各部を押さえている治具である。
【0010】図4、図5に於いて5aはサッシ5の端面
に設けられた軟質ヒレで、該ヒレは扉中央寄り(C方
向)にヒレ角度θを有しウレタンフォーム7が発泡する
過程に於いて、発泡先端7aが図5に示す如く治具9に
収納された状態で扉内板のフランジ裏面4aより先かほ
ぼ同時に接触するように角度を45度〜70度位に設定
し、発泡圧力Pにより変形し易い形状とする。このヒレ
角度が大きいと当然軟質ヒレ裏面に及ぼす発泡圧力Pは
小さくなり、またヒレ角度が小さいとフランジ裏面への
密着が悪くなる。
【0011】5bは第2ヒレであり、該第2ヒレ5bは
前記軟質ヒレ5aと第2ヒレの間に設けた第2ヒレ収納
室間部5c内にサッシ平面部5dとフランジ裏面4aが
密着した状態で変形し収納されるものである。
【0012】また、第2ヒレ収納空間部5cは第2ヒレ
5bが収納された後も更に空間部5c′を確保してい
る。尚5Eは、サッシの硬質部と軟質部の境界部であ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上説明したようにウレタンの
発泡過程に於いて発泡先端7aが扉内板のフランジ裏面
4aより先に軟質ヒレに発泡圧を及ぼし、その発泡圧に
より軟質ヒレが前記フランジ裏面4aに密着する構造の
為、従来構造の如く別部材のシール材を必要としなく安
価なシール構造が可能となる。更に第2ヒレ5bと、第
2ヒレ収納空間部5c、及び空間部5c′を併用すれば
仮に軟質ヒレ5aから外部に洩れようとしたウレタンフ
ォームは空間部5c′内に入るが通常洩れ量よりも空間
部の方が大きい為、洩れたウレタンフォームは空間部の
閉塞域を超えない。尚第2ヒレを設ければシール効果は
より安全なものとなる。尚第2ヒレ5bはサッシ平面部
5dと扉内板のフランジ裏面4aが密着した時、無理な
く第2ヒレ収納空間部5c内に完全に屈曲収納される
為、従来例に見られた発泡洩れ防止用軟質線状凸起のヒ
レの肉厚や弾性の反発によるサッシ平面板5dと扉内板
のフランジ裏面4aとの間の密着性の悪さが全く解消さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明採用の冷蔵庫斜視図である。
【図2】本発明採用の扉を示す図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明の要部断面拡大図である。
【図5】本発明の要部断面拡大で治具内収納図である。
【図6】従来の構造図である。
【図7】従来の別の構造図である。
【符号の説明】
2…扉、 3…扉外板、 4…扉内板、 4a…フランジ裏面、 5…サッシ、 5a…軟質ヒレ、 5b…第2ヒレ、 5c…第2ヒレ収納空間部、 5c′…空間部、 7…ウレタンフォーム、 9…治具。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉外板(3)と、サッシ(5)と、扉内板
    (4)とを有し、内部にウレタンフォームを充填発泡し
    て成る冷蔵庫の扉に於いて、サッシと扉内板の重ね合わ
    せ部のサッシ端部に扉の中央寄りで且つ扉内板のフラン
    ジ裏面(4a)に向かう角度θをなす軟質ヒレ(5a)
    を設けたことを特徴とする冷蔵庫の扉構造。
  2. 【請求項2】扉外板(3)と、サッシ(5)と、扉内板
    (4)とを有し、内部にウレタンフォームを充填発泡し
    て成る冷蔵庫の扉に於いて、サッシと扉内板の重ね合わ
    せ部のサッシ端部に扉の中央寄りで且つ扉内板のフラン
    ジ裏面(4a)に向かう角度θをなす軟質ヒレ(5a)
    と空間部(5c)を設けたことを特徴とする冷蔵庫の扉
    構造。
  3. 【請求項3】扉外板(3)と、サッシ(5)と、扉内板
    (4)とを有し、内部にウレタンフォームを充填発泡し
    て成る冷蔵庫の扉に於いて、サッシと扉内板の重ね合わ
    せ部のサッシ端部に扉の中央寄りで且つ扉内板のフラン
    ジ裏面(4a)に向かう角度θをなす軟質ヒレ(5a)
    を有し、更に第2ヒレ(5b)との間に空間部兼第2ヒ
    レ収納部(5c´)を設けたことを特徴とする冷蔵庫の
    扉構造。
JP20343892A 1992-07-30 1992-07-30 冷蔵庫の扉構造 Pending JPH0650654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20343892A JPH0650654A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 冷蔵庫の扉構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20343892A JPH0650654A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 冷蔵庫の扉構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0650654A true JPH0650654A (ja) 1994-02-25

Family

ID=16474105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20343892A Pending JPH0650654A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 冷蔵庫の扉構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0650654A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031447A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 ホシザキ電機株式会社 断熱パネル
CN105423686A (zh) * 2015-12-22 2016-03-23 合肥华凌股份有限公司 对开门冰箱

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031447A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 ホシザキ電機株式会社 断熱パネル
CN105423686A (zh) * 2015-12-22 2016-03-23 合肥华凌股份有限公司 对开门冰箱
CN105423686B (zh) * 2015-12-22 2019-01-22 合肥华凌股份有限公司 对开门冰箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040069789A1 (en) Heat-insulating container
JPH0650654A (ja) 冷蔵庫の扉構造
JP2000304431A (ja) 冷蔵庫
JP3201735B2 (ja) 冷却貯蔵庫のドアシール構造
JPH09101081A (ja) 断熱箱体
JP3301343B2 (ja) 冷却貯蔵庫のドアシール構造
JP3420441B2 (ja) 冷蔵庫の扉
JP3362816B2 (ja) 冷蔵庫の扉
JPH02133786A (ja) 断熱箱体
JPS6117331Y2 (ja)
JPS585855Y2 (ja) 空気調和機のキヤビネツト構造
JPH11159946A (ja) 冷蔵庫
JPH08121681A (ja) 断熱容器およびその製造方法
JPS5848533Y2 (ja) 冷蔵庫等の箱体
JPH0920375A (ja) 保冷箱
JP3426422B2 (ja) 断熱箱体
JPS6022316Y2 (ja) 冷蔵庫
JPS63183369A (ja) 冷蔵庫用断熱箱体
JPS5854623Y2 (ja)
WO2020022238A1 (ja) 冷蔵庫
JP2604936Y2 (ja) 断熱パネル構造
JP2586093Y2 (ja) 電気冷蔵庫用扉
JPH08230079A (ja) 断熱パネル
JPH09170870A (ja) 冷蔵庫の扉体
JPH0438228Y2 (ja)