JPH08230079A - 断熱パネル - Google Patents

断熱パネル

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JPH08230079A
JPH08230079A JP7037036A JP3703695A JPH08230079A JP H08230079 A JPH08230079 A JP H08230079A JP 7037036 A JP7037036 A JP 7037036A JP 3703695 A JP3703695 A JP 3703695A JP H08230079 A JPH08230079 A JP H08230079A
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Masaki Negishi
正樹 根岸
Hikari Yamamoto
光 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 断熱材を注入発泡する際の空気抜き構造が
簡単に形成される断熱パネルを提供する。 【構 成】 断熱パネル(1)は、一対の面材(10)
と、面材の端部に配されるとともに面材間の隙間を閉塞
する複数の枠材(11)と、面材間の空間に充填される
断熱材(12)とを備えている。枠材の1個は、断熱パ
ネルの端面を覆う端面部(13)と、端面部に直角に形
成されている結合部(14)とからなるL枠材(L)で
ある。L枠材の端部に配されるコーナーピース(C,C
2)は、L枠材の端部を覆う結合部(31)と、この結
合部の一面に形成された係合部(33)とを具備してい
る。コーナーピースの係合部は、その表面に溝(33
d)が形成されるとともに、L枠材の端面部の内面およ
びL枠材の結合部の内面に係合している。この溝により
空気流通部が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレハブ冷凍冷蔵庫な
どのプレハブ構造物を構成する断熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の断熱パネルは、たとえば実公平
6−17527号公報(B32B3/02)などに記載
されている。そして、この断熱パネルは、一対の面材を
対向させ、その面材の各辺に沿った端部に各々枠材を配
置し、ついで、一対の面材間の内部空間に断熱材を注入
発泡させて製造されている。ところで、枠材はこのよう
に面材の各辺に沿って設けられているが、互いに隣接す
る二辺の接続部すなわち角部において、断熱材が外に漏
れないように隣接する枠材同士を接続する必要がある。
そして、断熱材が外に漏れないようにするために、枠材
の端部を複雑に切断して接続することも可能であるが、
切断に手数がかかる。そこで、上記実公平6−1752
7号公報に記載された断熱パネルにおいては、枠材の端
部は直線的に切断して、枠材同士の接続部分にコーナー
ピースを配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このコーナ
ーピースは断熱材の漏れを防止することができるが、枠
材との接続部が断面コの字の袋状をしており、断熱材の
注入発泡時における空気抜きが困難である。したがっ
て、このコーナーピースには、空気抜き孔が形成されて
いる。この空気抜き孔を形成するには、コーナーピース
を製造後、孔を穿つ必要があり、製造工数が増大し、コ
ストが上昇する。また、コーナーピースを製造する際に
同時に孔を形成することも考えられるが、コーナーピー
スを製造するための型が複雑になり、型を製造するコス
トが上昇する。また、コーナーピースを製造する工程も
複雑化することがある。
【0004】また、このコーナーピースを用いて製造さ
れた断熱パネルは、隣接する断熱パネルに連結される
が、このコーナーピースにおける隣接する断熱パネルと
の連結部が、シール構造とはなっていない。したがっ
て、プレハブ冷凍冷蔵庫などの庫内の冷気が、コーナー
ピースと断熱パネルとの連結部から漏れることがある。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、断熱材を注入発泡する際の空気抜き構造が
簡単に形成される断熱パネルを提供することを目的と
し、さらに、コーナーピースと隣接する断熱パネルとの
シールを確実に行うことできる断熱パネルを提供するこ
とを二次的目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の断熱パネル
(1,3,4)は、相互に間隔を有して配された一対の
面材(10)と、この面材の端部に係合して配されると
ともに前記面材間の隙間を閉塞する複数の枠材(11)
と、前記面材間の空間に充填される断熱材(12)とを
備えている。
【0007】そして、前記目的を達成するために、前記
枠材の少なくとも1個は、断熱パネルの端面を覆う端面
部(13)と、この端面部と略直角に形成されるととも
前記断熱パネルの一面の端部を覆う結合部(14)とか
らなる断面L字形状のL枠材(L)である。また、この
L枠材の端部に配されるコーナーピース(C,C2)
は、L枠材の端部を覆う結合部(31)と、この結合部
の一面に形成された係合部(33)とを具備している。
このコーナーピースの係合部は、その表面に空気流通用
の溝(33d)が形成されるとともに、L枠材の端面部
の内面およびL枠材の結合部の内面に係合している。前
記コーナーピースの空気流通用の溝によりコーナーピー
スの係合部とL枠材の内面との間に空気流通部が形成さ
れている。そして、隣接する断熱パネルが前記結合部に
結合される。
【0008】また、前記コーナーピースの結合部の他面
にはシール部(31c)が設けられていることが好まし
い。
【0009】
【作 用】一対の面材間に断熱材を充填する際に、L
枠材と面材との係合部の空間を介して枠材の端部から空
気抜きが行われる。また、コーナーピースの空気流通用
の溝により形成された空気流通部からも空気抜きが行わ
れる。
【0010】そして、コーナーピースの結合部の面には
シール部が設けられており、この面に隣接する断熱パネ
ルが結合される。したがって、隣接する断熱パネルとコ
ーナーピースとは密着して連結され、隣接する断熱パネ
ルとコーナーピースとの間から冷気が漏れることが減少
する。
【0011】
【実 施 例】次に、本発明における断熱パネルの一実
施例について図1ないし図8を用いて説明する。図1は
断熱パネルにより組み立てられたプレハブ冷凍冷蔵庫の
斜視図である。図2は断熱パネルの面材の一部が切り欠
かれている要部拡大斜視図である。図3は図2の平面図
である。図4は図3のIV−IV断面図である。図5は枠材
およびコーナーピースの組み立て分解斜視図である。図
6はコーナーピースの左側面図である。図7は凹枠材を
用いた断熱パネルの要部拡大斜視図である。図8は図7
の平面図である。
【0012】まず始めに、断熱パネルを用いて組み立て
られるプレハブ冷凍冷蔵庫について説明する。図1にお
いて、プレハブ構造物であるプレハブ冷凍冷蔵庫は組み
立てパネルである断熱パネル1を複数連結することによ
り構成され、この断熱パネル1にはプレハブ冷凍冷蔵庫
の側面を構成する側板パネル2と、プレハブ冷凍冷蔵庫
の天井板を構成する天井部パネル3と、床板を構成する
床板パネル4とがある。また、プレハブ冷凍冷蔵庫の前
面には断熱扉5が開閉自在に取り付けられている。
【0013】図2において、断熱パネル1は、上下一対
の略矩形の面材10と、端部に配設されている枠材11
とを備えている。そして、一対の面材10の間の内部空
間に断熱材12が注入発泡されて充填されている。そし
て、塩ビなどで形成されている枠材11は面材10の一
辺に沿って細長く配設されており、また、枠材11には
断面形状が互いに相違する凸枠材T、凹枠材OおよびL
枠材Lの3種類がある。この図2に図示する断熱パネル
1は床板パネル4であるが、右側の枠材11にはL枠材
Lが、一方、左側の枠材11には凸枠材Tが用いられて
いる。
【0014】そして、図2ないし図6において、L枠材
Lは断面L字状をしており、床板パネル4の端面を覆う
端面部13と、この端面部13と略直角に形成されると
ともに床板パネル4の一面の端部を覆う結合部14とか
らなっている。端面部13の外面には波形が形成され、
下側の端部の内面には断面L字状の係合部13aが突出
して形成されている。この係合部13aはL枠材Lの長
手方向に延在しており、図4に図示するように下側すな
わち庫外側の面材10の端部が係合する。一方、L枠材
Lの結合部14には、隣接する断熱パネル1を結合する
ための一対の凹溝14aが長手方向に延在して形成され
ている。そして、結合部14の端部には、上側すなわち
庫内側の面材10の端部が係合する係合部14bがL枠
材Lの長手方向に延在している。
【0015】また、凸枠材Tは床板パネル4の端面を覆
っており、幅方向の両端部には各々断面コの字状の係合
部21が形成されている。この係合部21は凸枠材Tの
長手方向に細長く延在しており、面材10の端部が係合
する。そして、係合部21の外側には断面円形の筒状の
シール22が一体に成形されている。また、各係合部2
1の間には、外側に凸の突出部24が一対、凸枠材Tの
長手方向に細長く形成されている。この凸枠材Tには隣
接する断熱パネル1の凹枠材Oが結合される。
【0016】これらのL枠材Lおよび凸枠材Tは、長手
方向に対して垂直に切断されており、その端部はコーナ
ーピースCに接続されている。このコーナーピースCは
L枠材Lの長手方向の端部を覆う略矩形の結合部31
と、L枠材Lの内面に係合するL枠材用係合部33と、
結合部31の下端部に形成された面材用係合部35と、
凸枠材Tに当接する当接板37とからなっている。
【0017】そして、結合部31の外側の面には凸枠材
Tの突出部24と同様な一対の突出部31aが形成され
ており、隣接する断熱パネルが結合される。また、結合
部31は前述のように略矩形であるが、その上側の辺は
L枠材Lの結合部14の形状に合わせて、凹溝14aに
対応する切り込み31bが一対形成されている。さら
に、結合部31の下辺、右辺および上辺に沿って、先端
が内側に湾曲したヒレ状のシール部31cが形成されて
いる。このシール部31cにより、隣接する断熱パネル
との隙間が密封される。なお、上辺のシール部31cの
長さは短く形成されている。
【0018】一方、結合部31の内側の面には、前述の
L枠材用係合部33、面材用係合部35および当接板3
7が突出して形成されている。このL枠材用係合部33
はL枠材Lの内面形状に略対応した形状をしており、略
水平に配置されている水平部33aと、略垂直配設され
ている垂直部33bとからなっている。この水平部33
aはL枠材Lの結合部14の内面に係合する部分であ
り、L枠材Lの凹溝14aと同様な形状をしている一対
の凹溝33cが形成されている。また、水平部33aの
上面には細い空気流通用の溝33dが結合部31の内側
の面から略垂直方向に形成されている。この溝33d
は、コーナーピースCがL枠材Lに係合した際には、L
枠材Lの長手方向に延在しており、L枠材Lの結合部1
4の平坦な内面との間に細長い空間が形成され、その空
間が空気流通路となる。
【0019】そして、コーナーピースCのL枠材用係合
部33の垂直部33bは、L枠材Lの端面部13に係合
する部分であり、平板状をしている。そして、その下側
の端部には、端面部13の係合部13aを覆うように、
L字状に折れ曲がって覆い部33eが形成されている。
【0020】さらに、面材用係合部35は、凸枠材Tの
係合部21と略同じ断面形状を有しており、断面コの字
状の係合溝が形成されている。この面材用係合部35に
下側の面材10の端部が係合する。また、結合部31の
左側側面は当接板37で覆われている。
【0021】床板パネル4を製造する際には、L枠材L
の端部の内面に、コーナーピースCのL枠材用係合部3
3を係合させる。ついで、コーナーピースCの当接板3
7の面に図4に図示するシール材51を貼付し、この当
接板37に凸枠材Tの端部を当接させる。そして、L枠
材Lの結合部14の係合部14bおよび凸枠材Tの上側
の係合部21に、上側の面材10の端部を係合させる。
一方、下側の面材10の端部を、凸枠材Tの下側の係合
部21、コーナーピースCの面材用係合部35、および
L枠材Lの端面部13の係合部13aに係合させる。ま
た、面材10の他の端部も所定の枠材で閉塞する。そし
て、この一対の面材10で形成された内部空間に断熱材
12を注入し発泡させる。この際に、面材10の端部と
枠材11の係合部13aで囲まれた空間を介して枠材1
1の長手方向端部から空気抜きが行われるとともに、面
材10とコーナーピースCとの係合部から空気抜きが行
われる。さらに、前述のように、コーナーピースCのL
枠材用係合部33には溝33dが形成されて、L枠材L
の内面とで空気流通路が形成されており、この空気流通
路からも空気抜きが行われる。
【0022】ところで、床板パネル4には、前述の凸枠
材TとL枠材Lとの組み合わせで構成されているものと
は別に、凹枠材OとL枠材Lとの組み合わせで構成され
ているものがある。これを図7および図8を用いて説明
する。なお、凸枠材TとL枠材Lとの組み合わせと同じ
構成要素には同一の符号を用い、その説明は省略する。
【0023】凹枠材Oは凸枠材Tと異なり、凸枠材Tの
突出部24に代えて、凹溝41が一対形成されている。
また、凹枠材Oには係合部21は形成されているが、シ
ール22は設けられていない。凹枠材Oとの組み合わせ
で用いられるコーナーピースC2は、コーナーピースC
の突出部31aに代えて、凹溝43が形成されている。
また、シール部31cは設けられていない。そして、凸
枠材Tに代えて凹枠材Oを、またコーナーピースCに代
えてコーナーピースC2を用いて、前述の凸枠材TとL
枠材Lとの組み合わせの床板パネル4と同様にして、凹
枠材OとL枠材Lとの組み合わせの床板パネル4は組み
立て製造される。床板パネル4などの断熱パネル1を用
いてプレハブ冷凍冷蔵庫を構築する際には、この図7に
図示する床板パネル4のコーナーピースC2の結合部3
1には、図2に図示する断熱パネルのコーナーピースC
の結合部31が結合される。
【0024】この様にして、コーナーピースC,C2の
略矩形の結合部31の一面には、2辺に沿ってL枠材用
係合部33が形成され、他の一辺に沿って面材用係合部
35が形成され、さらに、別の一辺の端面はL枠材Lで
はない他の枠材である凸枠材Tまたは凹枠材Oに当接し
ている。
【0025】前述の様に実施例においては、コーナーピ
ースCのシール部31cは、先端が内側に湾曲したヒレ
状に形成されているので、コーナーピースCの本体とと
もに簡単に一体成形することができる。このシール部3
1cを凸枠材Tのシール22のように筒状に構成する
と、コーナーピースCの型が複雑になり、コストが上昇
する。
【0026】シール部31cは、面材10の面に略垂直
な方向にも形成されているので、凸枠材Tの長手方向の
端部の密封をより確実に行うことができる。シール部3
1cを凸枠材Tの長手方向すなわち面材10の面に平行
な方向にのみ設けると、図5において右側端部から冷気
が漏れることがある。この様に、シール部31cは、コ
ーナーピースCの結合部31の外側の面において、3辺
に沿って形成されている。
【0027】コーナーピースC,C2には、外側の面材
10の端部が係合する面材用係合部35が形成されてい
るので、この面材10と面材用係合部35との間から空
気抜きが行われる。
【0028】また、凸枠材Tまたは凹枠材Oが当接する
側のコーナーピースC,C2の端部には、当接板37が
形成されているので、枠材T,Oの端面とコーナーピー
スC,C2の端面と間に隙間が発生することを防止する
ことができる。当接板37が設けられていないと、枠材
T,OとコーナーピースC,C2とを位置決めする際
に、枠材T,OまたはコーナーピースC,C2の肉厚に
相当するズレが発生すると、枠材T,Oとコーナーピー
スC,C2との間に隙間が発生し、断熱材の漏れが発生
する。
【0029】さらに、コーナーピースC,C2の結合部
31は、略矩形の形状をしており、その隣接する2辺が
L枠材の断面形状に略一致している。したがって、コー
ナーピースC,C2の大きさを小さくすることができ、
コーナーピースC,C2を製造する型の費用や材料費が
減少する。また、コーナーピースC,C2の保管スペー
スも減少することができる。さらに、コーナーピース
C,C2が小さいので、断熱材の充填の際に、コーナー
ピースの内面に空気が滞ることが減少する。
【0030】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変
更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記
に例示する。
【0031】(1)実施例においては、断熱パネル1は
100mm断熱パネルであり、突出部および凹溝は枠材
やコーナーピースに各々一対形成されているが、突出部
および凹溝の数は一個でも、また3個以上でも可能であ
る。
【0032】(2)実施例においては、枠材は塩ビ製で
あるが、他の素材たとえばアルミなどで製造することも
可能である。 (3)実施例においては、床板パネル4であるが、天井
部パネル3も同様な構成であり、上下反転して用いられ
る。また、側板パネル2として用いることも可能であ
る。
【0033】(4)実施例においては、L枠材Lの結合
部14が設けられている側を上にして説明しているが、
その向きは適宜変更可能である。なお、断熱パネル1に
おいて、L枠材Lの結合部14が設けられている側の面
が、断熱パネル1の庫内側の面となる。したがって、実
施例における下側の面材10が配置されている側の面
が、庫外側の面となる。
【0034】(5)実施例においては、細長い空気流通
用の溝33dは一本形成されているが、その本数は適宜
変更可能であり、複数本形成することもできる。また、
空気流通路を形成することができるならば、溝33dの
形状も適宜変更可能である。さらに、溝33dは水平部
33aに形成されているが、垂直部33bに形成するこ
とも可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明の枠材はL字状のL枠材で構成さ
れている。ところで、一対の面材間に断熱材を充填する
際には、枠材と面材との結合部の空間を介して枠材の端
部から空気抜きが行われる。したがって、枠材がコの字
状などの袋状ではなく、L字状であると、円滑に空気抜
きが行われる。そして、本発明のコーナーピースは、こ
の空気抜きが円滑に行われるL枠材の内面に係合してお
り、空気がコーナーピースの内部に滞ることが少なくな
る。
【0036】しかも、コーナーピースには空気流通用の
溝が形成されており、L枠材の内面とで空気流通部が形
成され、この空気流通路からも空気抜きが行われる。し
たがって、断熱パネルの内部に空気が滞り、空洞が発生
することが減少する。その結果、断熱パネルの断熱効率
が向上する。
【0037】また、この空気流通路はコーナーピースに
形成された空気流通用の溝で構成されており、溝は孔と
は異なり、コーナーピースに一体成形することが簡単に
行える。したがって、型の製作コストや製造工数が増大
することなく、空気流通路を形成することができる。
【0038】そして、コーナーピースの結合部の面にシ
ール部が設けられている場合には、隣接する断熱パネル
とコーナーピースとが密着して連結される。この様に密
着しているので、隣接する断熱パネルとコーナーピース
との間から冷気が漏れることが減少する。したがって、
断熱パネル同士を連結した後に、シール処理を行う必要
がなくなる。その結果、後処理であるシール処理が無く
なり、断熱パネル同士を連結して製造される冷却貯蔵庫
の製作工数および製造コストを減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は断熱パネルにより組み立てられたプレハ
ブ冷凍冷蔵庫の斜視図である。
【図2】図2は断熱パネルの面材の一部が切り欠かれて
いる要部拡大斜視図である。
【図3】図3は図2の平面図である。
【図4】図4は図3のIV−IV断面図である。
【図5】図5は枠材およびコーナーピースの組み立て分
解斜視図である。
【図6】図6はコーナーピースの左側面図である。
【図7】図7は凹枠材を用いた断熱パネルの要部拡大斜
視図である。
【図8】図8は図7の平面図である。
【符号の説明】
C,C2 コーナーピース L L枠材 10 面材 11 枠材 12 断熱材 13 端面部 14 結合部 31 結合部 31c シール部 33 L枠材用係合部(係合部) 33d 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25D 23/06 303 F25D 23/06 303J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に間隔を有して配された一対の面材
    と、 この面材の端部に係合して配されるとともに、前記面材
    間の隙間を閉塞する複数の枠材と、 前記面材間の空間に充填される断熱材とを備えた断熱パ
    ネルにおいて、 前記枠材の少なくとも1個は、前記断熱パネルの端面を
    覆う端面部と、この端面部と略直角に形成されるととも
    に前記断熱パネルの一面の端部を覆う結合部とからなる
    断面L字形状のL枠材であり、 このL枠材の端部に配されるコーナーピースは、前記L
    枠材の端部を覆う結合部と、この結合部の一面に形成さ
    れた係合部とを具備しており、 前記コーナーピースの係合部は、その表面に空気流通用
    の溝が形成されるとともに、前記L枠材の端面部の内面
    および前記L枠材の結合部の内面に係合しており、前記
    空気流通用の溝により前記コーナーピースの係合部と前
    記L枠材の内面との間に空気流通部が形成されており、 かつ、隣接する断熱パネルが前記コーナーピースの結合
    部の他面に結合されることを特徴とする断熱パネル。
  2. 【請求項2】 相互に間隔を有して配された一対の面材
    と、 この面材の端部に係合して配されるとともに、前記面材
    間の隙間を閉塞する複数の枠材と、 前記面材間の空間に充填される断熱材とを備えた断熱パ
    ネルにおいて、 前記枠材の少なくとも1個は、前記断熱パネルの端面を
    覆う端面部と、この端面部と略直角に形成されるととも
    に前記断熱パネルの一面の端部を覆う結合部とからなる
    断面L字形状のL枠材であり、 このL枠材の端部に配されるコーナーピースは、前記L
    枠材の端部を覆う結合部と、この結合部の一面に形成さ
    れた係合部とを具備しており、 前記コーナーピースの係合部は、前記L枠材の端面部の
    内面および前記L枠材の結合部の内面に係合しており、 また、前記コーナーピースの結合部の他面にはシール部
    が設けられており、 かつ、隣接する断熱パネルが前記コーナーピースの結合
    部の他面に結合されることを特徴とする断熱パネル。
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Cited By (3)

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