JP2017053594A - 断熱パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤を用いることなく、枠材を構成する部材同士を連結することが可能な断熱パネルを提供する。【解決手段】互いに間隔を保ちつつ対向配置された一対の表面板23と、一対の表面板23の周縁部を取り囲む枠材30と、一対の表面板23及び枠材30により囲まれた内部空間27に充填される断熱材25と、を備え、枠材30は、互いに組み付けられるコーナー部材31及び第1外周枠材40を少なくとも備え、コーナー部材31は、凹部35を有し、第1外周枠材40は、凹部35に嵌合される凸部43を有し、凸部43の側面43Bには、凹部35の表面35Bに向かって突出する突起部45が設けられ、凹部35の表面35Bには、突起部45が嵌合される嵌合部35Dが凹設されていることに特徴を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、断熱パネルに関する。
従来、複数の断熱パネルを互いに組み付けることで箱形をなすプレハブ式貯蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の貯蔵庫に使用されている断熱パネルは、互いに間隔を保ちつつ対向配置された一対の表面板と、その周縁部に配される合成樹脂製の枠材とからなる外殻体によって形成された内部空間に断熱材が発泡充填されることで形成されている。そして、プレハブ貯蔵庫を組み立てる際には、これらの枠材を介して断熱パネル同士が互いに連結されることで、箱形に形成されている。また、枠材は、複数の部材を組み合わせることで構成されている。
特開2015−31447号公報
上記構成において、枠材を構成する複数の部品(枠材構成部品)同士を連結するために、ホットメルト等の接着剤が用いられる場合がある。この場合、接着剤の塗布作業やこれを行うための設備、さらには接着剤が硬化するための時間などが必要となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、接着剤を用いることなく、枠材を構成する部材同士を連結することが可能な断熱パネルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の断熱パネルは、互いに間隔を保ちつつ対向配置された一対の表面板と、前記一対の表面板の周縁部を取り囲む枠材と、前記一対の表面板及び前記枠材により囲まれた内部空間に充填される断熱材と、を備え、前記枠材は、互いに組み付けられる2つの枠材構成部品を少なくとも備え、前記2つの枠材構成部品のうち一方の枠材構成部品は、凹部を有し、前記2つの枠材構成部品のうち他方の枠材構成部品は、前記凹部に嵌合される凸部を有し、前記凸部の側面、及び前記側面と対向配置される前記凹部の内面のうち、いずれか一方の面には、他方の面に向かって突出する突起部が設けられ、前記他方の面には、前記突起部が嵌合される嵌合部が凹設されていることに特徴を有する。
本発明によれば、嵌合部に対して突起部が嵌合することで、一方の枠材構成部品の凹部から他方の枠材構成部品の凸部が抜ける事態を抑制することができる。これにより、接着剤を用いることなく、枠材構成部品同士の組み付けを行うことができる。
また、前記突起部は、前記凸部が有する一対の前記側面にそれぞれ設けられ、前記一対の側面に設けられた一対の前記突起部は、その突出方向が互いに反対方向となる形で設けられ、前記突起部における前記凸部の突出側の面は、前記凸部の突出方向に対して傾斜する傾斜面とされ、前記一対の前記突起部が有する一対の前記傾斜面は、前記凸部の突出方向に向かうにつれて、互いに接近する方向に傾斜するものとされ、前記嵌合部は、前記凹部の内面において、前記一対の前記突起部と対向する箇所にそれぞれ設けられているものとすることができる。
一対の突起部を一対の嵌合部にそれぞれ嵌合させることで、凹部から凸部が抜ける事態をより確実に抑制することができる。また、一対の突起部は、凸部の突出方向に向かうにつれて、互いに接近する方向に傾斜する一対の傾斜面を有している。これにより、突起部が、凹部内に侵入する際の傾斜面と凹部の内面との摺動抵抗を減らすことができ、作業性をより高くすることができる。
本発明によれば、接着剤を用いることなく、枠材を構成する部材同士を連結することが可能な断熱パネルを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るプレハブ式冷蔵庫の外観斜視図 枠材のコーナー部分を示す分解斜視図 第1外周枠材及びコーナー部材を示す断面図(図2のIII−III線で切断した図に対応) サイドパネルを示す断面図 第2外周枠材及びコーナー部材を示す断面図(図2のV−V線で切断した図に対応) 第2外周枠材及びコーナー部材が組み付けられた状態を示す断面図 コーナー部材の変形例1を示す斜視図 コーナー部材の変形例2を示す斜視図 枠材構成部品の変形例1を示す斜視図 枠材構成部品の変形例2を示す斜視図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。本実施形態では、断熱パネルとしてプレハブ式冷蔵庫を構成するものを例示する。プレハブ式冷蔵庫の冷蔵庫本体10は、図1に示すように、複数の断熱パネル20を組み付けることで箱形に形成されている。冷蔵庫本体10の前面壁には、出入口となる開口部(図示せず)が形成され、開口部は、扉12によって開閉可能となっている。断熱パネル20としては、例えば、冷蔵庫本体10の天井を構成するルーフパネル15、冷蔵庫本体10の底部を構成するベースパネル16、冷蔵庫本体10の側壁を構成するサイドパネル17、平面視(上方から視た状態)における外周壁の角部を構成するコーナーパネル19などを例示することができる。なお、断熱パネル20の使用枚数や配置態様は、図1で例示したものに限定されず適宜変更可能であり、断熱パネル20の枚数や配置態様を変更することで、様々な大きさの冷蔵庫本体を構成することが可能である。
(断熱パネル20)
次に、断熱パネル20の構成についてサイドパネル17を例示して説明する。断熱パネル20(サイドパネル17)は、図4に示すように、内側に内部空間27(中空部)が形成される外殻体21と、内部空間27に発泡充填される硬質ポリウレタンなどの発泡樹脂(ウレタンフォーム)からなる断熱材25と、を備えている。外殻体21は、互いに間隔を保ちつつ対向配置される一対の金属製の表面板23,23と、例えば硬質塩化ビニル等の合成樹脂成形品からなり、表面板23の周縁部に装着される枠材30と、を備えている。
(枠材30)
枠材30は、一対の表面板23,23の周縁部を取り囲む矩形状をなしている。図2は、枠材30のコーナー部分を示す分解斜視図である。枠材30は、図2に示すように、断熱パネル20の一辺を構成する長手状の第1外周枠材40と、断熱パネル20の他辺を構成する長手状の第2外周枠材60と、断熱パネル20のコーナー部を構成するコーナー部材31と、を備えている。また、コーナー部材31は、第1外周枠材40と第2外周枠材60とを連結する連結部材である。なお、枠材30には、断熱材25を注入するための注入孔(図示しない)が設けられている。また、以下の説明では、枠材30を構成する各部品において断熱材25側を裏側(枠材30の内側)と呼び、断熱材25と反対側を表側(枠材30の外側)と呼ぶものとする。
コーナー部材31によって連結された第1外周枠材40と第2外周枠材60は、両板面が直交する形で設けられている。なお、第1外周枠材40及び第2外周枠材60は、それぞれ一対設けられ、コーナー部材31は、4つ設けられている。また、第1外周枠材40及び第2外周枠材60は、例えば押出成形にて成形され、コーナー部材31は、例えば射出成形によって成形される。なお、第1外周枠材40、第2外周枠材60、コーナー部材31の成形方法は上述したものに限定されない。
第1外周枠材40における両側縁部には、図4に示すように、第1外周枠材40の長手方向に沿って延びる取付溝40Aがそれぞれ形成されている。表面板23の周端部23Aは、表面板23の主面に対して裏側に折り曲げられており、取付溝40Aに挿入されている。また、第2外周枠材60における両側縁部には、図6に示すように、第2外周枠材60の長手方向に沿って延びる取付溝60Aがそれぞれ形成されている。取付溝60Aには、取付溝40Aと同様に表面板23の周端部が挿入されている。
図2に示すように、コーナー部材31は、正面視(図2のX軸方向に沿う方向から視た状態)L字形状をなすコーナー部材本体部32と、コーナー部材本体部32から第1外周枠材40側に延び、第1外周枠材40に対して裏側から嵌り込む第1延出部33と、コーナー部材本体部32から第2外周枠材60側に延び、第2外周枠材60に対して裏側から嵌り込む第2延出部36と、を備えている。
(コーナー部材31及び第1外周枠材40の組付構造)
次に、コーナー部材31及び第1外周枠材40(2つの枠材構成部品の一例)の組付構造について説明する。第1外周枠材40は、図2及び図3に示すように、凹凸を有する板状をなしており、表側から他の断熱パネル20の枠材が凹凸嵌合される。これにより、隣り合う断熱パネル20同士が連結される構成となっている。
コーナー部材本体部32は、図2に示すように、X軸方向(断熱パネル20の板厚方向)に沿って並ぶ一対の凸部32A,32Aを有しており、この凸部32A、32Aが、第1外周枠材40における一対の凸条部41,41と連なる構成となっている。また、第1延出部33は、その表面がコーナー部材本体部32の表面よりも一段低い位置に配されている。これにより、第1延出部33に対して第1外周枠材40を組み付けた際に、コーナー部材本体部32の表面と第1外周枠材40の表面が面一となる。
第1外周枠材40は、図3に示すように、裏側(第1延出部33側)に開口する一対の凹部42,42と、裏側に突出する凸部43(他方の枠材構成部品の凸部)と、を有している。凹部42及び凸部43は、それぞれ第1外周枠材40の長手方向に沿って延びる形状をなしている。凸部43は、第1外周枠材40における幅方向(X軸方向)の中央部に配され、凸部43の両側に凹部42がそれぞれ配されている。
第1外周枠材40に対する取付片部である第1延出部33は、凹部42,42及び凸部43と嵌合される凹凸を有する板状をなしている。具体的には、第1延出部33は、表側(第1外周枠材40側)に突出する一対の凸部34,34と、表側に開口する凹部35(一方の枠材構成部品の凹部)と、を有している。凹部35は、第1延出部33における幅方向(X軸方向)の中央部に配され、凹部35の両側に凸部34がそれぞれ配される。
図4に示すように、第1外周枠材40の各凹部42に対して、第1延出部33の各凸部34がそれぞれ嵌合され、第1延出部33の凹部35に対して、第1外周枠材40の凸部43が嵌合される。これにより、第1延出部33と第1外周枠材40が互いに組み付けられる構成となっている。
図3に示すように、第1外周枠材40の凸部43は、一対の側壁部43A,43Aと、側壁部43Aの先端同士を連結する連結部43Dと、を有している。側壁部43Aは、隣接する凹部42の底壁部42Aから裏側に立ち上がる形で設けられている。また、側壁部43Aは、段差形状をなしている。側壁部43Aの表面(凸部43の側面43B)には、突起部45が設けられている。
図4に示すように、凹部35を構成する側壁部35Aの表面35B(凹部の内面)は、凸部43の側面43Bと対向配置されている。突起部45は、図4に示すように、表面35Bに向かって突出されており、表面35Bに凹設された嵌合部35Dに嵌合されている。突起部45は、凸部43が有する一対の側面43B,43Bにそれぞれ設けられている。一対の突起部45,45は、その突出方向が互いに反対方向(図4ではX軸方向の両方向)となる形で設けられている。また、嵌合部35Dは、凹部35の内面において、一対の突起部45,45と対向する箇所にそれぞれ設けられている。
突起部45における凸部43の突出側の面は、凸部43の突出方向に対して傾斜する傾斜面45Aとされる。傾斜面45Aは、裏側(凸部43の突出方向、凹部35に対する凸部43の挿入方向)に向かうにつれて凸部43の内側(X軸方向における中央側)に傾斜するものとされる。言い換えると、一対の突起部45,45が有する一対の傾斜面45A,45Aは、凸部43の突出方向に向かうにつれて、互いに接近する方向に傾斜するものとされる。
また、第1外周枠材40の幅方向(X軸方向)において一方の突起部45の突出端から他方の突起部45の突出端までの長さは、同じ方向における凹部35の入口部分の幅よりもわずかに大きい値で設定されている。このため、凹部35に対して凸部43を挿入する際(コーナー部材31と第1外周枠材40の組み付け方向がZ軸方向に沿う場合)には、一対の突起部45,45の各傾斜面45Aが凹部35の開口縁を押圧する。この結果、凹部35の開口幅がわずかに広くなるように第1延出部33が弾性変形する。これにより、一対の突起部45,45が凹部35に侵入可能となる。なお、一対の突起部45,45が凹部35の開口縁を押圧する結果、一対の突起部45,45が中央側に向かうように第1外周枠材40が弾性変形する構成としてもよい。また、第1延出部33及び第1外周枠材40の双方が弾性変形する構成としてもよい。
そして、突起部45が嵌合部35Dに達した時点で、第1延出部33(又は/及び第1外周枠材40)が弾性復帰し、凹部35の開口幅が自然状態に復帰する。これにより、一対の突起部45,45が一対の嵌合部35D,35Dに嵌合することで、凹部35に対して凸部43が抜け止めされる。具体的には、突起部45における表側の面45Bが嵌合部35Dの内面に対して裏側(図4の下側)から係止することで凹部35に対して凸部43が抜け止めされる。また、第1延出部33(又は/及び第1外周枠材40)が弾性復帰する際には、表面35Bと側面43Bとが衝突し、音が発生する。作業者は、この衝突音を聞くことで、突起部45が嵌合部35Dに嵌合されたことを確認することができる。なお、コーナー部材31と第1外周枠材40との組み付け方向は、上述したZ軸方向に限定されず、例えば、Y軸方向としてもよい。しかしながら、第1外周枠材40は比較的サイズの大きい部材(Y軸方向に長い部材)であるから、組み付け方向をZ軸方向(板厚方向)とした方が組み付け作業が容易となる。
なお、一対の傾斜面45A,45Aのなす角度D1(図3参照)は、例えば、64°で設定されている。角度D1を小さい値で設定すれば、傾斜面45Aが凸部43の挿入方向に近づくことになり、第1延出部33に対する傾斜面45Aの摺動抵抗を減らすことができるから、凸部43を挿入する作業が容易となる。しかしながら、角度D1を小さくすると、突起部45の突出量が小さくなり、突起部45が嵌合部35Dから外れ易くなる。このような事情から、角度D1は上述した角度(64°)で設定されている。また、角度D1が大き過ぎると、突起部45に対応した形状である嵌合部35Dの開口方向が表側に向き易くなり、突起部45が嵌合部35Dから抜け易くなることが懸念される。このため、角度D1は、例えば、90°以下で設定することが好ましい。なお、角度D1の値や範囲は上述したものに限定されず、例えば、突起部45の大きさや枠材30の材質などに応じて適宜変更可能である。
また、凸部43の連結部43Dには、表側に突き出す凸条部43Eと、裏側に突き出す凸条部43Fが形成されている。凸条部43Fには、裏側に開口された溝部43Gが形成されている。この溝部43Gには、図4に示すように、コーナー部材31における凹部35の底壁部に形成された凸条部35Gが嵌合される。
(コーナー部材31及び第2外周枠材60の組付構造)
次に、コーナー部材31及び第2外周枠材60(2つの枠材構成部品の一例)の組付構造について説明する。第2外周枠材60は、図2及び図5に示すように、凹凸を有する板状をなしており、表側から他の断熱パネル20の枠材が凹凸嵌合される。これにより、隣り合う断熱パネル20同士が連結される構成となっている。
コーナー部材31のコーナー部材本体部32は、図2に示すように、X軸方向(断熱パネル20の板厚方向)に沿って並ぶ3つの凸部32Bを有しており、各凸部32Bが、第2外周枠材60における凸条部61と連なる構成となっている。また、第2延出部36は、その表面がコーナー部材本体部32の表面よりも一段低い位置に配されている。これにより、第2延出部36に対して第2外周枠材60を組み付けた際に、コーナー部材本体部32の表面と第2外周枠材60の表面が面一となる。
第2外周枠材60は、図5に示すように、裏側(第2延出部36側、図5の下側)に突出された一対の凸部62,62と、裏側に開口する凹部63(一方の枠材構成部品の凹部)と、を有している。凸部62及び凹部63は、それぞれ第2外周枠材60の長手方向に沿って延びる形状をなしている。凹部63は、第2外周枠材60における幅方向(X軸方向)の中央部に配され、凹部63の両側に凸部62がそれぞれ配される。
第2外周枠材60に対する取付片部である第2延出部36は、凸部62及び凹部63と嵌合される凹凸を有する板状をなしている。具体的には、第2延出部36は、表側(第2外周枠材60側)に開口する一対の凹部37,37と、表側に突出する凸部38(他方の枠材構成部品の凸部)と、を有している。凸部38は、第2延出部36における幅方向(X軸方向)の中央部に配され、凸部38の両側に凹部37がそれぞれ配される。
図6に示すように、第2外周枠材60の凹部63に対して、第2延出部36の凸部38が嵌合され、第2延出部36の各凹部37に対して、第2外周枠材60の各凸部62がそれぞれ嵌合される。これにより、第2延出部36と第2外周枠材60が互いに組み付けられる構成となっている。
図5に示すように、第2延出部36の凸部38は、一対の側壁部38A,38Aと、一対の側壁部38A,38A同士を連結する突出端部38Dと、を有している。側壁部38Aは、隣接する凹部37の底壁部37Aから表側に立ち上がる形で設けられている。側壁部38Aの表面(凸部38の側面38B)には、突起部39が設けられている。
図6に示すように、凹部63を構成する側壁部63Aの表面63B(凹部の内面)は、側壁部38Aの側面38Bと対向配置されている。突起部39は、図6に示すように、表面63Bに向かって突出されており、表面63Bに凹設された嵌合部63Dに嵌合されている。突起部39は、凸部38が有する一対の側面38B,38Bにそれぞれ設けられている。一対の突起部39,39は、その突出方向が互いに反対方向となる形で設けられている。また、嵌合部63Dは、凹部63の内面において、一対の突起部39,39と対向する箇所にそれぞれ設けられている。
突起部39における凸部38の突出側の面は、凸部38の突出方向に対して傾斜する傾斜面39Aとされる。傾斜面39Aは、表側(凸部38の突出方向、凹部63に対する凸部38の挿入方向)に向かうにつれて凸部38の内側(X軸方向における中央側)に傾斜するものとされる。言い換えると、一対の突起部39,39が有する一対の傾斜面39A,39Aは、凸部38の突出方向に向かうにつれて、互いに接近する方向に傾斜するものとされる。
また、第2延出部36の幅方向(X軸方向)において一方の突起部39の突出端から他方の突起部39の突出端までの長さは、同じ方向における凹部63の入口部分の幅よりもわずかに大きい値で設定されている。このため、凹部63に対して凸部38を挿入する際には、一対の突起部39,39の各傾斜面39Aが凹部63の開口縁を押圧する。この結果、凹部63の開口幅がわずかに広くなるように、第2外周枠材60が弾性変形する。これにより、一対の突起部39,39が凹部63に侵入可能となる。なお、一対の突起部39,39が凹部63の開口縁を押圧する結果、一対の突起部39,39が中央側に向かうように第2延出部36が弾性変形する構成としてもよい。また、第2延出部36及び第2外周枠材60の双方が弾性変形する構成としてもよい。
そして、突起部39が嵌合部63Dに達した時点で、第2外周枠材60(又は/及び第2延出部36)が弾性復帰し、凹部63の開口幅が自然状態に復帰する。これにより、一対の突起部39,39が一対の嵌合部63D,63Dに嵌合することで、凹部63に対して凸部38が抜け止めされる。具体的には、突起部39における裏側の面39Bが嵌合部63Dの内面に対して表側(図6の上側)から係止することで凹部63に対して凸部38が抜け止めされる。また、第2外周枠材60(又は/及び第2延出部36)が弾性復帰する際には、側面38Bと表面63Bとが衝突し、音が発生する。作業者は、この衝突音を聞くことで、突起部39が嵌合部63Dに嵌合されたことを確認することができる。
なお、一対の傾斜面39A,39Aのなす角度D2(図5参照)は、例えば、30°で設定されている。上述した一対の傾斜面45A,45Aのなす角度D1と同様、角度D2を小さい値で設定すれば、第2外周枠材60に対する傾斜面39Aの摺動抵抗を減らすことができ、凸部38を挿入する作業が容易となる。しかしながら、角度D2が小さすぎると、突起部39の突出量が小さくなり、突起部39が嵌合部63Dから外れ易くなる。このような事情から、角度D2は上述した角度(30°)で設定されている。また、角度D2が大き過ぎると、突起部39に対応した形状である嵌合部63Dの開口方向が裏側に向き易くなり、突起部39が嵌合部63Dから抜け易くなることが懸念される。このため、角度D2は、例えば、90°以下で設定することが好ましい。なお、角度D2の値や範囲は上述したものに限定されず、例えば、突起部39の大きさや枠材30の材質などに応じて適宜変更可能である。
また、凹部63を構成する底壁部には、表側に突き出す凸条部63Eが形成されている。この凸条部63Eは、コーナー部材本体部32に設けられた凸条部32Eと連なる形で配される。また、凸部62の突出端面には、裏側に突き出す凸条部62Bが形成されている。この凸条部62Bは、凹部37の底壁部37Aに形成された溝部37Bに嵌合される。
次に本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、嵌合部35Dに対して突起部45が嵌合することで、コーナー部材31の凹部35から第1外周枠材40の凸部43が抜ける事態を抑制することができる。これにより、接着剤などを用いることなく、コーナー部材31と第1外周枠材40の組み付けを行うことができる。また、本実施形態によれば、嵌合部63Dに対して突起部39が嵌合することで、第2外周枠材60の凹部63からコーナー部材31の凸部38が抜ける事態を抑制することができる。
また、一対の突起部45,45を一対の嵌合部35D,35Dにそれぞれ嵌合させることで、凹部35から凸部43が抜ける事態をより確実に抑制することができる。また、一対の突起部45,45は、凸部43の突出方向に向かうにつれて、互いに接近する方向に傾斜する一対の傾斜面45A,45Aを有している。これにより、突起部45が凹部35内に侵入する際の傾斜面45Aと凹部35の内面との摺動抵抗を減らすことができ、作業性をより高くすることができる。また、一対の突起部39,39を備えることで、凹部63から凸部38が抜ける事態をより確実に抑制することができ、一対の傾斜面39A,39Aを有することで、突起部39が凹部63内に侵入する際の摺動抵抗を減らすことができる。
また、一対の突起部45,45を第1外周枠材40における幅方向の中央部に設ける構成としてある。これにより、作業者は、第1外周枠材40における一対の突起部45,45付近を片手で押圧することができ、凸部43を凹部35に挿入する作業をより容易に行うことができる。また、一対の突起部45,45の各々に対して確実に力を作用させることができるから、一対の嵌合部35D,35Dに対して、一対の突起部45,45をより確実に嵌合させることができる。また、一対の突起部39,39は、第2延出部36における幅方向の中央部に設けてあるから、作業者は、一対の突起部39,39の各々に対して確実に力を作用させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、突起部及び嵌合部を備える断熱パネルとして、サイドパネルを例示したが、これに限定されない。また、上記実施形態では、プレハブ式冷蔵庫の断熱パネルを例示したが、これに限定されない。例えば、プレハブ式冷蔵庫以外の他の収納庫を構成する断熱パネルであってもよい。
(2)上記実施形態で説明した断熱パネルのサイズ、数、形、組み合わせの構成は一例に過ぎず、他のサイズ、数、形、組み合わせの構成であってもよい。
(3)上記実施形態では、凸部38(又は凸部43)に突起部が設けられ、凹部35(又は凹部63)の内面に嵌合部が設けられた構成を例示したが、これに限定されない。例えば、凸部の側面に嵌合部が設けられ、凹部の内面に突起部が設けられていてもよい。
(4)上記実施形態では、L字状をなすコーナー部材31を例示したが、コーナー部材の形状はこれに限定されない。例えば、図7に示すように、平板状のコーナー部材本体部132を備えるコーナー部材131を例示することも可能であり、コーナー部材本体部132の外周端部に第1延出部33(又は第2延出部36)が設けられていてもよい。また、図8に示すコーナー部材231のように、平板状のコーナー部材本体部232の外周端部に第1延出部33が設けられている構成としてもよい。なお、コーナー部材131及びコーナー部材231は、例えば、コーナーパネル19の上面(又は下面)における角部を構成するものである。
(5)上記実施形態では、枠材構成部品として、コーナー部材や外周枠材を例示したが、これに限定されない。枠材構成部品として、嵌合部335Dが形成された凹部335を有する弁部材340(図9参照)や、突起部439が形成された凸部438を有する弁部材440(図10参照)を例示することができる。上記弁部材340,440は、外殻体の内部空間に断熱材を注入するためのものである。弁部材340,440は、断熱材を注入するためのノズルが挿入される注入孔341,441を有しており、注入孔341,441を開閉可能な弁体(図示せず)を備えている。なお、弁部材340,440は、例えば、外周枠材の内側に対して、凹部335や凸部438が嵌合する形で取り付けられる。
20…断熱パネル、23…表面板、25…断熱材、27…内部空間、30…枠材、31…コーナー部材(一方の枠材構成部品又は他方の枠材構成部品)、35,63…凹部、35B…表面(凹部の内面)、35D,63D…嵌合部、38,43…凸部、38B…側面(凸部の側面)、39,45…突起部、39A,45A…傾斜面、40…第1外周枠材(他方の枠材構成部品)、43B…側面(凸部の側面)、60…第2外周枠材(一方の枠材構成部品)、63B…表面(凹部の内面)、131,231…コーナー部材(一方の枠材構成部品)、340…弁部材(一方の枠材構成部品)、440…弁部材(他方の枠材構成部品)

Claims (2)

  1. 互いに間隔を保ちつつ対向配置された一対の表面板と、
    前記一対の表面板の周縁部を取り囲む枠材と、
    前記一対の表面板及び前記枠材により囲まれた内部空間に充填される断熱材と、を備え、
    前記枠材は、互いに組み付けられる2つの枠材構成部品を少なくとも備え、
    前記2つの枠材構成部品のうち一方の枠材構成部品は、凹部を有し、
    前記2つの枠材構成部品のうち他方の枠材構成部品は、前記凹部に嵌合される凸部を有し、
    前記凸部の側面、及び前記側面と対向配置される前記凹部の内面のうち、いずれか一方の面には、他方の面に向かって突出する突起部が設けられ、
    前記他方の面には、前記突起部が嵌合される嵌合部が凹設されている断熱パネル。
  2. 前記突起部は、前記凸部が有する一対の前記側面にそれぞれ設けられ、
    前記一対の前記側面に設けられた一対の前記突起部は、その突出方向が互いに反対方向となる形で設けられ、
    前記突起部における前記凸部の突出側の面は、前記凸部の突出方向に対して傾斜する傾斜面とされ、
    前記一対の前記突起部が有する一対の前記傾斜面は、前記凸部の突出方向に向かうにつれて、互いに接近する方向に傾斜するものとされ、
    前記嵌合部は、前記凹部の内面において、前記一対の前記突起部と対向する箇所にそれぞれ設けられている請求項1に記載の断熱パネル。
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