JP2015105497A - 隅部用見切部材 - Google Patents

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貴男 中村
Takao Nakamura
貴男 中村
宏之 桜井
Hiroyuki Sakurai
宏之 桜井
正彦 増村
Masahiko Masumura
正彦 増村
康平 宮本
Kohei Miyamoto
康平 宮本
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Abstract

【課題】入隅や出隅の角度に誤差が発生した場合であっても、ベース部材とカバー部材を確実に係合することができる隅部用見切部材を提供する。【解決手段】隅部用見切部材は、ベース部材10が、入隅に沿って取り付けられるベース基板部11と、ベース基板11の角部11eから並んで立ち上がる一対の保持板部16と、一対の保持板部16のそれぞれの内面16cに形成された保持係合部17と、一対の保持板16の基端同士を連結する架橋部19と、を有し、カバー部材20が、一対のサイディング材の端部をそれぞれ覆うカバー基板部21と、ベース基板21の角部から立ち上がる挿入板部26と、挿入板部26の外面にそれぞれ形成された挿入係合部27と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、隅部用見切部材に関する。
建築物や構造物等の外壁には、外装化粧材としてサイディング材が取り付けられることが多い。サイディング材としては、耐久性に優れ、塩害による錆や、凍結と融解の繰り返しによるひび割れが生じ難く、撥水性や耐衝撃性にも優れており、また軽量で施工性も良好な点から、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂によって形成される合成樹脂系サイディング材が広く用いられている。
合成樹脂製のサイディング材は特定の大きさのものが量産され、通常、建築物等の外壁に複数のサイディング材が並べて取り付けられる。
壁体の入隅や出隅で生じる、一対のサイディング材同士の隙間には、この隙間を隠す見切部材が配設される。隅部用見切部材は、壁体に取り付けられるベース部材と、このベース部材に装着されるカバー部材と、から構成される。
ベース部材には、内面に鋸歯状の突条が形成された一対の板体を対向配置した保持部が設けられる。カバー部材には、両面に鋸歯状の突条が形成された一枚の板体からなる挿入部が設けられる。そして、ベース部材の保持部にカバー部材の挿入部を挿入して係合させることにより、ベース部材にカバー部材が連結される(特許文献1)。
特許第3421682号公報
入隅や出隅は、設計上は直角であるが、実際には直角よりも大きくなったり、小さくなったりする。入隅が直角よりも大きくなった場合や、出隅が直角よりも小さくなった場合には、樹脂製の隅部用見切部材では、ベース部材とカバー部材の係合(連結)が不安定になるという問題がある。
例えば、入隅が直角よりも大きくなった場合に、壁体の入隅にベース部材を固定すると、保持部が弾性変形して一対の板体が離間するように開いてしまう。このため、保持部にカバー部材の挿入部を挿入しても、保持部と挿入部の突条同士が噛み合わなくなる。したがって、ベース部材とカバー部材の係合が不安定になったり、係合がはずれてカバー部材がベース部材から脱離したりするという問題がある。
入隅が直角よりも小さくなった場合にも、同様の現象が発生する。
本発明は、入隅や出隅の角度に誤差が発生した場合であっても、ベース部材とカバー部材を確実に係合することができる隅部用見切部材を提供する。
本発明の第一実施態様に係る隅部用見切部材は、壁体の入隅又は出隅に取り付けられた一対のサイディング材同士の隙間に設置される隅部用見切部材であって、前記入隅又は前記出隅に固定されるベース部材と、前記ベース部材に装着されて前記一対のサイディング材同士の隙間を覆うカバー部材と、を備え、前記ベース部材は、前記入隅又は前記出隅に沿って取り付けられる角壁状のベース基板部と、前記ベース基板の角部から並んで立ち上がり、前記ベース基板部の長手方向に沿う一対の保持板部と、前記一対の保持板部のそれぞれの内面に形成された保持係合部と、前記一対の保持板の基端同士を前記ベース基板部の長手方向に沿って連結する架橋部と、を有し、前記カバー部材は、前記一対のサイディング材の端部をそれぞれ覆う角壁状のカバー基板部と、前記ベース基板の角部から立ち上がり、前記カバー基板部の長手方向に沿う挿入板部と、前記挿入板部の両外面にそれぞれ形成された挿入係合部と、を有する。
本発明の第二実施態様に係る隅部用見切部材は、第一実施態様において、前記架橋部は、前記カバー基板部の長手方向の全長に亘って設けられる。
本発明の第三実施態様に係る隅部用見切部材は、第一又は第二実施態様において、前記架橋部は、前記一対の保持板の基端同士の間隙を充填するように設けられる。
本発明は、隅部や出隅の角度に誤差が発生した場合であっても、ベース部材とカバー部材を確実に係合することができる隅部用見切部材を実現できる。
本発明の実施形態に係る隅部用見切部材1を示す斜視図である。 ベース部材10を示す図であって、(a)前面図、(b)側面図、(c)断面である。 カバー部材20を示す図であって、(a)後面図、(b)側面図、(c)断面図である。 ベース部材10にカバー部材20を装着した状態を示す断面図である。 ベース部材10(架橋部19)の変形例を示す図である。
本発明の実施形態に係る隅部用見切部材1について詳細に説明する。
壁体60の入隅61には、一対のサイディング材50の端部52同士がほぼ直角に対向するように取り付けられる。そして、この端部52同士の間に、隙間51が形成される。
隅部用見切部材1は、入隅61で生じるサイディング材50同士の隙間51を隠す目的で用いられる。
隅部用見切部材1(ベース部材10及びカバー部材20)が延在する方向を長手方向という。
隅部用見切部材1の厚み方向(保持板部16及び挿入板部26の立設方向)のうち、屋外を向く方向を前、壁体60を向く方向を後という。
隅部用見切部材1の幅方向のうち、入隅61に背を向ける方向を外、隙間51を向く方向を内という。
隅部用見切部材1は、壁体60の入隅61における一対のサイディング材50同士の隙間51を覆うように、壁体60に設置される。
隅部用見切部材1は、ベース部材10とカバー部材20を備える。ベース部材10は、壁体60の入隅61に取り付けられる部材である。カバー部材20は、一対のサイディング材50の端部52を覆う部材であり、ベース部材10に装着される。ベース部材10及びカバー部材20は、入隅61及び隙間51に沿って配置される。
(ベース部材)
ベース部材10は、ベース基板部11及び保持部15を有する。
ベース基板部11は、長手方向に延びる角壁状の部位である。保持部15は、カバー部材20に連結する部位である。
ベース基板部11は、一対の平板が約90°の角度で交差する形状を有する。ベース基板部11の前面11a側が約90°の角度で交差する。
ベース基板部11は、壁体60の入隅61に沿って取り付けられる。ベース基板部11の幅及び長さは、適宜設定できる。
ベース基板部11には、幅方向の両側に、複数の取付孔12が長手方向に沿ってそれぞれ配置される。取付孔12を利用してネジ止め、くぎ打ち等を行うことで、ベース部材10が壁体60の入隅61に固定される。
ベース基板部11の前面11aには、幅方向の両側に、複数の突条部13が長手方向に沿ってそれぞれ設けられる。複数の突条部13は、保持部15と取付孔12の間に配置される。突条部13同士の間には、凹条の溝部14が長手方向に沿って形成される。
突条部13及び溝部14を設けることにより、サイディング材50と隅部用見切部材1との間に浸入してきた雨水等が、突条部13や溝部14に沿って流れ、外部に排出されやすくなる。
夏冬の温度差に伴うサイディング材50の伸縮に対応するために、保持部15に最も近い溝部14とサイディング材50の端部52を揃えることが好ましい。保持部15に最も近い突条部13は、サイディング材50の端部52の配置限界線である。
保持部15は、ベース基板部11の前面11aの角部11eから立ち上がるように形成された部位である。
保持部15は、保持板部16、保持係合部17、突条部18及び架橋部19からなる。保持板部16は、僅かな隙間を隔てて平行に向き合う一対の平板形の部位である。保持係合部17と突条部18は、この一対の保持板部16の前端側にそれぞれ設けられる。架橋部19は、一対の保持板部16の後端側に設けられる。
一対の保持板部16は、それぞれベース基板部11の前面11aの角部11eから並んで立ち上がる。保持板部16は、ベース基板部11に対してそれぞれ約45°の角度で交差するように形成される。
一対の保持板部16同士の間には、数ミリメートルの隙間が形成される。この隙間には、カバー部材20の挿入板部26が挿入される。
一対の保持板部16同士の間隔(隙間)は、挿入板部26が安定して固定されるように適宜設定すればよい。一対の保持板部16同士の間隔は、前端側から後端側まで同じであることが好ましい。カバー部材20のズレや外れが生じ難くなる。しかも、カバー部材20の装着容易性と安定性の両立を実現できる。
保持係合部17は、一対の保持板部16同士の間にカバー部材20の挿入板部26を挿入したときに、挿入係合部27と係合して、カバー部材20がベース部材10から脱離することを抑制する役割を果たす。
各保持係合部17は、保持板部16のそれぞれの内面16cの前端側に、長手方向に沿って並行に連続して設けられる。
各保持係合部17は、二つの板状の部材であり、保持板部16の内面16cから平行に突出し、ベース基板部11に向かって傾斜して折り返すよう形成される。
保持係合部17の保持板部16に対する傾斜角は、15〜60°が好ましく、25〜50°がより好ましい。
保持係合部17の厚さは、保持係合部17の形成に用いる樹脂の種類等にもよるが、0.5〜3mmが好ましく、0.8〜1.5mmがより好ましい。
保持係合部17同士の間隔は、カバー部材20の挿入係合部27の厚さに対して、1.05〜1.3倍が好ましく、1.1〜1.2倍がより好ましい。
一対の保持板部16には、保持係合部17よりも後端側に、内面16cから垂直に立ち上がる板状の押さえ突条部18がそれぞれ設けられる。押さえ突条部18は、長手方向に沿って形成される。一対の押さえ突条部18同士が僅かな隙間を隔てて向き合う。
一対の押さえ突条部18の先端部分は、一対の保持板部16の間に挿入された挿入板部26にそれぞれ接触する。これにより、一対の保持板部16の間に挿入された挿入板部26が動き難くなり、その結果、ベース部材10に装着されたカバー部材20がより安定する。
一対の保持板部16には、押さえ突条部18よりも後端側に、保持板部16同士を連結する架橋部19が設けられる。架橋部19は、長手方向に沿って形成される。
架橋部19は、ベース基板部11の変形に伴って、一対の保持板部16同士が離間する方向に開くように変形することを防止する役割を果たす。
壁体60の入隅61が90°以上の角度に形成された場合には、ベース部材10を入隅61に固定すると、ベース基板部11は入隅61に密着して90°以上に開くように変形する。
ベース基板部11が開くように変形すると、角部11eの角度も大きくなる。このため、一対の保持板部16同士は、角部11eの角度拡大に伴って、離間する方向に開いてしまう。そして、一対の保持板部16同士が離間する方向に開くと、保持係合部17同士の間隔が大きくなり、挿入係合部27との係合が不安定になってしまう。最悪の場合には、ベース部材10からカバー部材20が脱落してしまうおそれがある。
これに対して、ベース部材10は、一対の保持板部16同士を架橋部19で連結することにより、一対の保持板部16同士が離間する方向に開くことを抑止する。
ベース基板部11が開くように変形して、角部11eの角度が拡大したとしても、一対の保持板部16同士が架橋部19を介して連結されているので、一対の保持板部16同士の姿勢(角度)は変化しない。
このため、保持係合部17と挿入係合部27との係合が不安定になることがなく、ベース部材10からカバー部材20が脱落することもなくなる。
(カバー部材)
カバー部材20は、カバー基板部21及び挿入部25を有する。
カバー基板部21は、長手方向に延びる角壁状の部位である。挿入部25は、ベース部材10に連結する部位である。
カバー基板部21は、一対の平板が約90°の角度で交差する形状を有する。カバー基板部21の前面21a側が約90°の角度で交差する。
カバー基板部21は、ベース基板部11に対向する。カバー基板部21の幅及び長さは、適宜設定できる。
カバー基板部21は、一対のサイディング材50の端部52を覆うように配置される。ベース部材10にカバー部材20を装着すると、カバー基板部21がサイディング材50に接する。これにより、雨水等がカバー基板部21とサイディング材50の間から浸入し難くなる。
挿入部25は、カバー基板部21の後面21bの角部21eから上がるように形成された部位である。
挿入部25は、挿入板部26及び挿入係合部27からなる。挿入部25は、角部21eに沿う平板形の部位である。挿入係合部27は、この挿入板部26の前端側に設けられる。
挿入板部26は、カバー基板部21の後面21bの角部21eから立ち上がる。挿入板部26は、カバー基板部21に対して約135°の角度で交差するように形成される。
挿入板部26は、ベース部材10の保持部15(一対の保持板部16の間)に挿入される。
挿入係合部27は、一対の保持板部16同士の間に挿入されたときに、保持係合部17と係合して、カバー部材20がベース部材10から脱離することを抑制する役割を果たす。
挿入係合部27は、挿入板部26の2つの外面26dの前端側に、長手方向に沿って並行に連続して設けられる。二つの挿入係合部27は、板状の部材であり、挿入板部26の外面26dからそれぞれ突出し、カバー基板部21に向かって傾斜して折り返すよう形成される。
挿入係合部27の挿入板部26に対する傾斜角は、15〜60°が好ましく、25〜50°がより好ましい。
挿入係合部27の厚さは、挿入係合部27の形成に用いる樹脂の種類等にもよるが、0.5〜3mmが好ましく、0.8〜1.5mmがより好ましい。
挿入係合部27同士の間隔は、ベース部材10の保持係合部17の厚さに対して、1.05〜1.3倍が好ましく、1.1〜1.2倍がより好ましい。
(製造方法)
ベース部材10及びカバー部材20の製造方法は、特に限定されず、例えば押出成形が挙げられる。
ベース部材10の成形材料は、例えば、例えば、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂、アクリロニトリル・エチレンプロピレン系ゴム・スチレン(AES)樹脂、アクリロニトリル・スチレン(AS)樹脂、アクリロニトリル・アクリルゴム・スチレン(AAS)樹脂等のアクリル系樹脂等である。
ベース部材10の成形材料は、加工性に優れ、自己消化性があり、強度が高く、低コストな点から、塩化ビニル樹脂が好ましい。
ベース部材10の成形材料には、必要に応じて、充填剤、強化材、顔料、加工助剤、熱安定剤、紫外線吸収剤等の添加剤を配合してもよい。
カバー部材20の成形材料は、ベース部材10で挙げたものと同じものが挙げられる。特に、カバー部材20の成形材料は、加工性や耐候性に優れる点から、アクリル系樹脂が好ましい。
カバー部材20の成形材料には、必要に応じて、充填剤、強化材、顔料、加工助剤、熱安定剤、紫外線吸収剤等の添加剤が配合されてもよい。
カバー部材20の表面には、エンボス加工や装飾を施したフィルムをラミネート加工してもよく、塗料で加飾してもよい。
(施工方法)
隅部用見切部材1の施工は、以下の手順で行われる。
まず、壁体60の入隅61に沿ってベース部材10を固定する。ベース基板部11に設けられた取付孔12にネジやくぎを通して、ベース部材10を壁体60に固定する。これにより、保持部15が入隅61に沿って配置される。
次いで、一対のサイディング材50を壁体60に取り付ける。サイディング材50の端部52同士が、ベース部材10の保持部15を挟んで向き合うように取り付ける。
サイディング材50の端部52が、保持部15に最も近い溝部14に位置するように、サイディング材50を壁体60に取り付ける。夏冬の温度差に伴うサイディング材50の伸縮に対応するためである。保持部15に最も近い突条部13は、サイディング材50の端部52の配置限界線である。
これにより、ベース部材10の複数の突条部13は、サイディング材50の後面に接触する。また、壁体60の入隅61に一対のサイディング材50同士の隙間51が形成されると共に、この隙間51に沿ってベース部材10の保持部15が露出する。
次いで、ベース部材10に対してカバー部材20を装着する。カバー部材20の挿入部25をベース部材10の保持部15に挿入する。カバー部材20の挿入板部26がベース部材10の一対の保持板部16同士の間に挿入されるように、カバー部材20をベース部材10に向けて押し込む。
これにより、カバー部材20の挿入係合部27とベース部材10の保持係合部17が係合する。また、ベース部材10にカバー部材20を装着すると、カバー基板部21がサイディング材50に接触する。
保持係合部17と挿入係合部27を係合させると、挿入板部26の後端が、カバー部材20の一対の押さえ突条部18に挟持される。接これにより、一対の保持板部16の間に挿入された挿入板部26が動き難くなり、その果、ベース部材10に装着されたカバー部材20がより安定する。
(作用効果)
隅部用見切部材1は、ベース部材10の一対の保持板部16同士を連結する架橋部19を有する。このため、壁体60の入隅61が90°以上の角度に形成された場合であっても、保持部15と挿入部25との係合が不安定になることがない。
すなわち、入隅61に密着固定されたベース基板部11の変形に伴って、角部11eの角度が拡大したとしても、一対の保持板部16同士が架橋部19を介して連結されているので、一対の保持板部16同士の姿勢(角度)は変化しない。このため、保持係合部17同士の間隔は不変であり、保持係合部17と挿入係合部27との係合も不安定にならない。したがって、ベース部材10からカバー部材20が脱落することもない。
(他の実施形態)
架橋部19は、任意の形状等に変更可能である。
図5に示すように、架橋部19は、一対の保持板部16の基端同士の間隙を充填した形状であってもよい。
架橋部19は、長手方向の全長に亘って配置される場合に限らず、長手方向の複数箇所に配置する場合であってもよい。
上記実施形態では、壁体60の入隅61が90°以上の角度に形成された場合について説明したが、これに限らない。
壁体60の入隅61が90°以下の角度に形成された場合においても、同様の効果が得られる。すなわち、ベース基板部11の変形に伴って、角部11eの角度が縮小したとしても、一対の保持板部16同士が架橋部19を介して連結されているので、一対の保持板部16同士の姿勢(角度)は変化しない。このため、保持係合部17同士の間に、挿入板部26を安定して挿入することができる。
上記実施形態では、隅部用見切部材1を入隅61に取り付ける場合について説明したが、これに限らない。
隅部用見切部材1を出隅に取り付ける場合であってもよい。この場合には、ベース基板部11とカバー基板部21は、前面11a,21a側が約270°の角度で交差するように形成される。
ベース部材10に挿入部25を設け、カバー部材20に保持部15を設けるようにしてもよい。
1 隅部用見切部材 10 ベース部材 11 ベース基板部 11e 角部 16 保持板部 16c 内面 17 保持係合部 19 架橋部 20 カバー部材 21 カバー基板部 21e 角部 26 入板部 26d 外面 27 挿入係合部 50 サイディング材 51 隙間 52 端部 60 壁体 61 入隅

Claims (3)

  1. 壁体の入隅又は出隅に取り付けられた一対のサイディング材同士の隙間に設置される隅部用見切部材であって、
    前記入隅又は前記出隅に固定されるベース部材と、
    前記ベース部材に装着されて前記一対のサイディング材同士の隙間を覆うカバー部材と、
    を備え、
    前記ベース部材は、
    前記入隅又は前記出隅に沿って取り付けられる角壁状のベース基板部と、
    前記ベース基板の角部から並んで立ち上がり、前記ベース基板部の長手方向に沿う一対の保持板部と、
    前記一対の保持板部のそれぞれの内面に形成された保持係合部と、
    前記一対の保持板の基端同士を前記ベース基板部の長手方向に沿って連結する架橋部と、
    を有し、
    前記カバー部材は、
    前記一対のサイディング材の端部をそれぞれ覆う角壁状のカバー基板部と、
    前記ベース基板の角部から立ち上がり、前記カバー基板部の長手方向に沿う挿入板部と、
    前記挿入板部の両外面にそれぞれ形成された挿入係合部と、
    を有する隅部用見切部材。
  2. 前記架橋部は、前記カバー基板部の長手方向の全長に亘って設けられる請求項1に記載の隅部用見切部材。
  3. 前記架橋部は、前記一対の保持板の基端同士の間隙を充填するように設けられる請求項1又は2に記載の隅部用見切部材。
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