JPH08121681A - 断熱容器およびその製造方法 - Google Patents

断熱容器およびその製造方法

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JPH08121681A
JPH08121681A JP6252557A JP25255794A JPH08121681A JP H08121681 A JPH08121681 A JP H08121681A JP 6252557 A JP6252557 A JP 6252557A JP 25255794 A JP25255794 A JP 25255794A JP H08121681 A JPH08121681 A JP H08121681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
lid
container body
heat insulating
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP6252557A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamazaki
洋 山崎
Tadao Yamaji
忠雄 山路
Masanobu Morimoto
眞布 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器本体の開口部を蓋で閉じるようにした断
熱容器の前記開口部における熱ロスを低減する。 【構成】 開口部12を有する箱状に形成された容器本
体11と、開口部12を閉じることができる蓋17とを
備え、開口部12またはその近傍に、蓋17に密着可能
なテーパを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空断熱容器などの断
熱容器およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】真空断熱容器として、図10および図11に
示される構成のものが知られている。ここで1は容器本
体で、開口部2を有する箱状体により構成され、この箱
状体は、内壁3と外壁4との間に真空断熱部5が形成さ
れた構成となっている。開口部2では、内壁3と外壁4
とは、薄肉の接合部6によって互いに接合されている。
それぞれの材料には、オーステナイト系ステンレス鋼な
どの金属材料が使用される。開口部2およびその近傍は
蓋7により覆われ、この蓋7により開口部2が密閉され
ることで、断熱状態の閉じた空間が形成されることにな
る。蓋7は、通常の断熱体や、容器本体1と同様の真空
断熱体などによって構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、容器本体1
に蓋7を被せる必要上、この容器本体1よりも蓋7の方
が若干大きくなるように形成されるのが通例であり、そ
うすると蓋7と容器本体1との間に隙間8が生じ、両者
間の密着性が悪くなる。たとえば図示のように蓋7が開
口部2の近傍における容器本体1の外側部分を覆う場合
には、蓋7の内面と外壁4との間に隙間8が生じる。
【0004】そして、このような隙間8が生じると、開
口部2およびその近傍で熱ロスが大きく、容器全体の断
熱性能の低下の原因になるという問題点がある。このた
め、所要の断熱性能を得る目的で、隙間8に断熱材やク
ッション材を詰めなければならないという問題点もあ
る。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、この種の断熱容器の容器本体の開口部における熱ロ
スを低減できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、開口部を有する箱状に形成された容器本体
と、前記開口部を閉じることができる蓋とを備えた断熱
容器において、前記開口部またはその近傍に、前記蓋に
密着可能なテーパが形成されているようにしたものであ
る。
【0007】
【作用】このような構成によれば、蓋はテーパの長さ方
向におけるいずれかの位置においてこのテーパに密着す
るため、開口部およびその近傍に隙間のない構造とな
る。このため、その部分での断熱性能の低下はなく、熱
ロスの発生が防止される。また断熱材やクッション材の
詰め込み作業も不要となる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例にもとづく真空断熱
容器の断面図を示す。ここで11は容器本体で、図11に示
したものと同様に開口部12を有する四角い箱状体により
構成され、この箱状体は、内壁13と外壁14との間に真空
断熱部15が形成された構成となっている。開口部12で
は、内壁13と外壁14とは、薄肉の接合部16によって互い
に接合されている。17は蓋で、開口部12およびその近傍
を外側から覆うように断面凹字状に形成されている。こ
の蓋17も、断面凹字状の内壁18と外壁19との間に真空断
熱層20が形成された構成であり、これら内壁18と外壁19
との端部どうしは接合部21によって互いに接合されてい
る。
【0009】容器本体11の外壁14は、この容器本体11の
底部から開口部12に向かうにつれて徐々に先細り構造と
なるように、全体にわたってテーパ状に形成されてい
る。このような構成によれば、容器本体11の外壁14がテ
ーパ状に形成されているため、この容器本体11の外寸と
蓋17の内寸とにある程度の差があっても、容器本体11の
外壁14と蓋17の内壁18とが必ず一か所で密着し、このた
め容器本体11と蓋17との間に隙間が生じることが防止さ
れる。その結果、これら容器本体11と蓋17との間での断
熱性能の低下はなく、その部分での熱ロスの発生が防止
される。また隙間が生じないことから、従来のような断
熱材やクッション材の詰め込み作業も不要である。
【0010】なお、容器本体11の断熱厚さをTとし、蓋
17における容器本体11を覆う部分の長さをLとし、さら
にA=5〜20として、外壁14におけるテーパの勾配は、
T/(AL)を目安とするのが適当である。
【0011】容器本体11は真空断熱体により構成するの
がきわめて好ましいが、蓋17は、上述のように真空断熱
体で構成するほかに、一般の断熱材によって構成するこ
とも可能である。これにより、保温容器、断熱ボック
ス、保冷庫、冷凍・冷蔵庫、特殊用途の角形容器などの
用途に供することができる。
【0012】このように断熱容器の外壁14をテーパ状に
形成するためには、図2(a)に示すように板材の折り
曲げによって底部25と四方の側部26とを形成し、これら
側部26の端縁27の先端部どうしの間に隙間28が形成され
るように、これら側部26の端縁27に傾斜をつけた板取り
とする。そして、図2(b)に示すように、各側部26の
端縁27どうしを互いに溶接すればよい。29はその溶接部
である。
【0013】図3および図4は、本発明の他の実施例に
もとづく真空断熱容器を示す。ここでは容器本体11は図
1のものよりも深めに形成され、外壁14は開口部12およ
びその近傍においてのみテーパ状に形成されている。31
はそのテーパ部である。
【0014】図5は、本発明のさらに他の実施例にもと
づく真空断熱容器を示す。ここでは、図3および図4の
ものと同様に外壁14は開口部12の近傍においてのみテー
パ状に形成されている。さらに、この実施例では、蓋17
の内壁18が、容器本体11の開口部12のテーパ部31に密着
するテーパ状に形成されている。32はそのテーパ部であ
る。
【0015】図6および図7は、本発明のさらに他の実
施例にもとづく真空断熱容器を示す。ここでは、容器本
体11の外壁14に代えて内壁13が、この容器本体11の底部
から開口部12に向かうにつれて徐々に末広がり構造とな
るように、全体にわたってテーパ状に形成されている。
蓋17は、容器本体11の開口部12における内壁13の内部に
入り込んでこの内壁13に密接可能なように、断面凸字状
に形成されている。
【0016】図8および図9は、本発明のさらに他の実
施例にもとづく真空断熱容器を示す。ここでは、容器本
体11の内壁13が開口部12およびその近傍においてのみテ
ーパ状に形成されている。33はそのテーパ部である。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、箱状
の容器本体の開口部またはその近傍に、この開口部を閉
じることができる蓋に対し密着可能なテーパを形成した
ため、この蓋はテーパの長さ方向におけるいずれかの位
置においてこのテーパに密着することになり、このため
開口部およびその近傍を隙間のない構造とすることがで
き、その部分での断熱性能の低下をなくすことができて
熱ロスの発生を防止でき、しかも断熱材やクッション材
の詰め込み作業を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にもとづく真空断熱容器の断
面図である。
【図2】図1に示された外壁の製造方法を示す図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例にもとづく真空断熱容器の
断面図である。
【図4】図3に示された外壁の斜視図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例にもとづく真空断熱
容器の断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例にもとづく真空断熱
容器の断面図である。
【図7】図6に示された内壁の斜視図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例にもとづく真空断熱
容器の断面図である。
【図9】図8に示された内壁の斜視図である。
【図10】従来の真空断熱容器の外観を示す斜視図であ
る。
【図11】図10の真空断熱容器の断面図である。
【符号の説明】
11 容器本体 12 開口部 13 内壁 14 外壁 15 真空断熱部 17 蓋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する箱状に形成された容器本
    体と、前記開口部を閉じることができる蓋とを備えた断
    熱容器であって、前記開口部またはその近傍に、前記蓋
    に密着可能なテーパが形成されていることを特徴とする
    断熱容器。
  2. 【請求項2】 容器本体は、内壁と外壁との間に断熱部
    が形成された構成であり、前記内壁と外壁とのうちの蓋
    と係り合う方が全体にわたってテーパ状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の断熱容器。
  3. 【請求項3】 容器本体は、内壁と外壁との間に断熱部
    が形成された構成であり、前記内壁と外壁とのうちの蓋
    と係り合う方が、開口部およびその近傍においてのみテ
    ーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の断熱容器。
  4. 【請求項4】 開口部側のテーパに密着するテーパが蓋
    に形成されていることを特徴とする請求項1から3まで
    のいずれか1項記載の断熱容器。
  5. 【請求項5】 請求項1から3までのいずれか1項記載
    の断熱容器を製造するための方法であって、容器本体は
    内壁と外壁との間に断熱部が形成された角箱状体にて構
    成され、前記内壁と外壁とのうちの蓋と係り合う方のも
    ののコーナー部に傾斜をつけるように、これら内壁や外
    壁を構成するための板材の板取りを行い、そのように板
    取りが行われた板材どうしを互いに接合することを特徴
    とする断熱容器の製造方法。
JP6252557A 1994-10-19 1994-10-19 断熱容器およびその製造方法 Pending JPH08121681A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335399A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Seven Seven:Kk 耐断熱性収納容器
JP2006335390A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Seven Seven:Kk 耐断熱性収納容器
JP2007008530A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Seven Seven:Kk 耐熱性収納容器
JP2017125225A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 高周波熱錬株式会社 冷却ジャケット及び複合コイル
CN113478184A (zh) * 2021-07-27 2021-10-08 永康市超朗工贸有限公司 一种生产异形双层金属真空保温杯的工艺

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