JPH06505149A - グルコシドのグルコシル化のための酵素処理 - Google Patents
グルコシドのグルコシル化のための酵素処理Info
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- JPH06505149A JPH06505149A JP4504136A JP50413692A JPH06505149A JP H06505149 A JPH06505149 A JP H06505149A JP 4504136 A JP4504136 A JP 4504136A JP 50413692 A JP50413692 A JP 50413692A JP H06505149 A JPH06505149 A JP H06505149A
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- C12N9/10—Transferases (2.)
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- C12N9/1051—Hexosyltransferases (2.4.1)
- C12N9/1074—Cyclomaltodextrin glucanotransferase (2.4.1.19)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
グルコシドのグルコシル化のための酵素処理技術分野
本発明はグルコシドの酵素的α−1,4グルコシル化のための処理に関する。
技術前景
グルコシドのα−1,4グルコシル化、即ち、グルコシドに1又は複数のグルコ
シル基をα−1,4結合を介して連結させる方法は、様々な有用な生成物を製造
するのに利用できる。例えば、スクロースのα−1,4グルコシル化はマルトオ
リゴシル−スクロースシロップ(いわゆるカップリングVtt>を生成せしめ、
これは低カロリー甘味料として提唱されている(GB 1,471.613)
、更に、天然の甘味料ステビオシト(stevioside)のα−1,4グル
コシル化はより好ましい甘味を有する甘味料をもたらすことが報告されている(
J。
Jpn、 Soc、 5tarch Sci、第34巻、第1号、頁75−82
(1987)) 。
酵素的α−1,4グルコシル化は、様々なバチルス属(Baci flus)の
種に由来するシクロデキストリングリコジルトランスフェラーゼ(E、C,2,
4,1,9、以降CGTaseと呼ぶ)の存在下におけるデンプン又はデンプン
加水分解物によるグリコシドのグリコジル交換(トランスグリコシレージタン)
により達成されうる(GB 1.471,613 ; J。
Jpn、 Soc、 5tarch Sci、、前掲; Handbook o
f Amylases and[1elated Enzymes + 頁22
6−228. Pergamon Press、 1988)。典型的な従来の
方法はα−アミラーゼによるデンプンスラリーの液化、加熱によるα−アミラー
ゼの不活性化、冷却、グルコシド及びCGTaseの添加、そして55〜65℃
で1〜3日間にわたる酵素的グルコシル交換を含んで成る。
本発明の目的は改善された方法の提供にある。
発明の概要
我々は、デンプンの液化及びその後のグルコシル交換のために熱安定性CGTa
seを用いる、並びにグルコシル交換を高い温度で行う方法を開発した。この方
法は従来の方法よりも簡単であり、なぜならα−アミラーゼを不活性化するため
の加熱及び液化後の酵素の添加を省くことができるからである。α−アミラーゼ
の代わりのCGTassによる液化は、液化中の還元糖の生成を回避し、そして
これはグルコース、マルトース等の生成を低めうる。更に、グルコシル交換のた
めの高めの温度は高めの反応速度をもたらし、従って反応時間を短くできる。
従って本発明はグルコシドの酵素的α−1,4グルコシル化のための方法であっ
て、
a)100°C以上での、熱安定性シクロデキストリングリコジルトランスフェ
ラーゼ(CGTase)を伴う処理による水性デンプンスラリーの液化、
b)前記液化の前又は後での前記グルコシドの添加、及びc)70−95℃での
前記CGTaseによるこの混合物の酵素的グルコシ発明の詳細な説明
グルコシド
本発明の方法はGo−G−X(マルトオリゴ糖グリコシド)(式中、Gはグルコ
ピラノシル残基であり;Xは糖又は糖でない基であり、Gにα−1又はβ−エグ
ルコシド結合によって連結しており;nは1.2又はそれより大きく;そしてこ
れらのGはα−1,4グルコシド結合によって連結している)を生成するための
、式G−Xのα−又はβ−グルコシドのα−1,4グルコシル化のために利用さ
れる。
本発明に従ってグルコシル化されうるグルコシドの例にはスクロース、ステビオ
シト、ルブソシド及びヘスベリジンジヒドロカルコングルコシドが挙げられる。
この方法はデンプンとグルコシドとの比、及びその他の反応パラメーターに依存
して、様々な値のn(グルコシル化の程度)を育する分子の混合物を一般にもた
らす、数多くの目的のため、グルコシド分子当たり1〜2個のグルコシル基の平
均組込みが適切であろう。
これは一般に1〜3のデンプングルコシル基とグルコシドとのモル比を利用して
達成されうる。スクロースのグルコシル化の場合、これは0.5〜1.5のデン
プンとスクロースとの重量比に相当する。
この反応混合物は未反応のグルコシドG−X、グルコースG及びマルトオリゴ糖
も含みうる。数多くの場合において、この反応混合物は精製後に利用されうる;
所望するならば、この混合物の成分を既知の方法によって分けてよい。
熱安定性CGTase
本発明において用いた熱安定性CGTaseば、5%のリンドナー(Lintn
er)デンプン中での、5 ppm Ca”を伴って、最適pH(例えばpH5
,0)で、95℃にて50分間のインキュベージ5ンの後に、初期活性の少なく
とも80%を保持しているものである。
好ましいCGTaseは−089703421に記載されているサーモアネロバ
クタ−(Thersoar+aerobaeter)又はサーモアネロビウム(
Theraoanaerohiu+s)の株(これら2種の属は異なるものと信
じられている)に由来するものである。特定の例は株ATCC53,627又は
株NCIB 40,053ないし株MCl840,059に由来するCGTas
eである。これらの株は−o 8910342] に記載の通り、本発明者によ
りブタペスト条約の規則に従って寄託されている。
その他の好ましいCGTaseはクロストリジウム(C1ostridiu■)
の株、例えばC,サーモアミロリチカム(C,thermoamylolyti
、cum)ATCC39,252又はC,サーモヒドロスルフリカム(C,th
ermohydro−sulfuricus) ATCC53,016に由来す
る0両株とも自由に入手できる。
US 4,578,352及びUS A、13.570はこれらの生物に由来す
る耐酸性アルファーアミラーゼ酵素について述べているが、しかし我々はこれら
2種の株により生産されたCGTaseを発見した。このCGTaseの特徴及
び生産についての更なる詳細は我々の係属中の出@ IIS O7/455、1
88及びPCT/DK90100338に示されている。
CGTase酵素は嫌気的条件のもとで、サーモアネロバクター1.サーモアネ
ロビウム又はクロストリジウムのCGTase生産株(例えば上記したもの又は
その突然変異体もしくは変異体)の嫌気的培養、又はかかる株に由来する適切な
遺伝情報を含む形質転換体の好気培養、その後のこの培養培地からのCGTas
c酵素の回収によって生産されうる。
処理条件
液化のための適切な条件は100〜115°Cで1〜60分間の反応時間である
。デンプンスラリーの加熱はジェットクツカーの中で行うのが好ましい。
グルコシル交換の反応時間は6〜48時間、好ましくは24時間以内、例えば1
2〜24時間である。温度80〜90°Cが好ましい、低めの温度は熱に不安定
なグルコシドに間して利用されうる。
サーモアネロバクター、サーモアネロビウム又はクロストリジウムに由来のCG
Taseを用いると、この処理にわたってpHは4〜7の範囲に保つのが好まし
い。液化後のpH調整は一般には必要でない。
4.0−5.5の範囲におけるpHがCGTaseのために最適であり、そして
グルコシドが十分に酸安定性ならば利用できるが、しかしながら酸不安定基質、
例えばスクロースについては、5.5〜7.0の範囲におけるpHを利用するの
が好ましい。
酵素用量は好ましくは5〜20 Phadebas単位とする(この単位はii
o 89103421に定義されている) 、CGTaseの良好な熱安定性に
基づき、液化後の酵素の再投与は一般に回避できる。必要ならば1.20〜10
0pp−のカルシウム塩を酵素安定化のためにデンプンスラリーに加えてよい。
デンプンスラリーの濃度は好ましくは15〜30乾燥物質%である。
スクロースのグルコシル化の場合、グルコシル交換中でのその濃度は30〜40
乾燥物質%であろう。
グルコシドは液化の前又は後に加えてよい、スクロースのような十分に熱安定性
な基質については、液化前にデンプンスラリ〜にグルコシドを加えることが好都
合であるやグルコシドが高温で不安定なら、好適には乾燥状態において液化の後
に加えることができる。
実施例1
10.6gのアミロペクチンを24gの脱イオン水及び5.3gのスクロースと
混ぜ合わセ・た、サーモアネロバクタ一種ATCC53,627由来のCGTa
seを加えた(14.3 Phadebas単位/デンプンg)、pHを5.0
に合わせた。混合物を」05°で14分間液化さセ、それに続いて90”Cで2
4時間のインキュベージぢンを行った。その生成物のHPLC分析は、以下のお
よそのIIS[l成の生成物を示した。
フルクI・−ス 〜2%
グルコシルスクロース −・6.5%
マノ1N・[・リオース −2%
マルトシルスクロース 〜6%
高級マルトオリゴ糖 〜40%
高級「カップリング垢1 ・・−22%国際調査報告
国際調査報告
Claims (7)
- 1.グルコシドの酵素的α−1.4グルコシル化のための方法であって、 a)100℃以上での、熱安定性シクロデキストリングリコシルトランスフェラ ーゼ(CGTase)を伴う処理による水性デンプンスラリーの液化、 b)前記液化の前又は後での前記グルコシドの添加、及びc)70−95℃での 前記CGTaseによるこの混合物の酵素的グルコシル交換、 を含んで成ることを特徴とする方法。
- 2.前記液化を100〜115℃、pH4〜7及び1〜60分間の反応時間で行 う、請求項1に記載の方法。
- 3.前記酵素的グルコシル交換をpH4〜7及び反応時間6〜48時間、好まし くは12〜24時間で行う、請求項1又は2に記載の方法。
- 4.前記酵素的グルコシル交換を、液化の後での実質的に中間的なpH調整なし で行う、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 5.前記液化において乾燥デンプンのg当たり5〜20 Phadebus単位 の酵素用量を利用し、そして前記酵素的グルコシル交換を、液化デンプンにCG Taseを再投与することなく行う、先の請求項のいずれか1項に記載の方法。
- 6.前記CGTaseが、サーモアネロバクター、サーモアネロビウム又はクロ ストリジウムの株、好ましくはサーモアネロバクタ一種ATCC 53,627 、又は NCIB 40,053〜40,059のいずれか、又はC.サーモア ミロリチカム ATCC 39,252もしくはC.サーモヒドロスルフリカム ATCC 53,016に由来する、先の請求項のいずれか1項に記載の方法 。
- 7.スクロースのグルコシル化によるマルトオリゴシルスクロースの製造のため の先の請求項のいずれか1項に記載の方法。
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