JPH0650372A - エアダンパ - Google Patents

エアダンパ

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JPH0650372A
JPH0650372A JP5168334A JP16833493A JPH0650372A JP H0650372 A JPH0650372 A JP H0650372A JP 5168334 A JP5168334 A JP 5168334A JP 16833493 A JP16833493 A JP 16833493A JP H0650372 A JPH0650372 A JP H0650372A
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shaft
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    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/02Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F3/00Closers or openers with braking devices, e.g. checks; Construction of pneumatic or liquid braking devices
    • E05F3/02Closers or openers with braking devices, e.g. checks; Construction of pneumatic or liquid braking devices with pneumatic piston brakes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16F9/50Special means providing automatic damping adjustment, i.e. self-adjustment of damping by particular sliding movements of a valve element, other than flexions or displacement of valve discs; Special means providing self-adjustment of spring characteristics
    • F16F9/516Special means providing automatic damping adjustment, i.e. self-adjustment of damping by particular sliding movements of a valve element, other than flexions or displacement of valve discs; Special means providing self-adjustment of spring characteristics resulting in the damping effects during contraction being different from the damping effects during extension, i.e. responsive to the direction of movement
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    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷が変化する扉を閉鎖状態から静かに開放
できる様なエアダンパを従来よりコンパクトでありなが
ら長いストロークを有し、一層重い荷重に適応できるよ
うに改良する。 【構成】 内側シリンダ12を入れ子式に挿入できる外
側シリンダ48、両シリンダに内挿する第1,第2のピ
ストンヘッド、一次ばね42、二次ばね78、両シリン
ダ端に夫々スナップ係合する一次蓋、二次蓋を設ける。
第1ピストンヘッドの円板18a,18bの間には一次
リップシール20を備え、エアの流通する第1オリフィ
ス24、スロット28、第2オリフィス26を備えてい
る。第2ピストンヘッドも同様な構造になっている。例
えば本装置をグローブボックス扉が閉状態から静かに開
放され得る様に適用する際、再循環する内部空気は制御
可能な複式オリフィス装置を通過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、本体に対して
扉、灰皿、収納箱等の様な開放可能な物体の開閉を制動
するダンパ装置に関する。特に、本発明は、グローブボ
ックス扉の様な負荷が変化する開放可能な物体が閉鎖状
態から静かに開放される様に制御できる複式オリフィス
装置を備えた独特な構造の改良されたエアダンパに関す
る。
【0002】
【従来の技術】当該技術において周知の様に、開放可能
な物体がその本体に対して急に開放されれば、これ等の
間の衝撃は、恐らくこれ等の双方を破壊する損傷が発生
し得るだけではなく、開放可能な物体の中に貯蔵された
内容物を落下させて散乱させる様な振動および騒音を発
生し得る。例えば、開放可能な物体が自動車の内部に設
置されるグローブボックスの扉であるとき、該扉が急激
に開放されると、搭乗者と、車輌のシートおよび床との
上に内容物の総てが投げ出される。この型式の問題を回
避するため、本体と開放可能な物体との間に形成される
衝撃を吸収する装置が従来技術のダンパに設けられてい
る。
【0003】本出願の主題の事項に関して米国特許を調
査した結果、次の米国特許があることが解った。米国特
許第2,063,526号、同第2,881,467
号、同第3,593,367号、同第4,629,16
7号(実公昭63−23,619号)、同第4,85
6,625号(特開昭63−225,740号)、同第
4,974,285号。
【0004】米国特許第2,063,526号では、ば
ね15,16を有する管状ケーシング1と、摩擦遅延要
素21,22と、楔20とで形成される扉徐閉器が開示
されている。該ケーシングの一端は、代表的に扉フレー
ム9に保持され、他端から延びるロッド18は、代表的
に扉23に取付けられている。内部は、扉が開く際にば
ねが容易な開放のために容易に圧縮される様に配置され
る。扉が解放される際、ばねは、扉を自動的に閉じ、同
時に、摩擦要素がケーシングの拡大部分に達するまで扉
の閉鎖を遅らせる様にケーシングの内側面に当接する摩
擦要素21,22に楔20を押込む。このとき、摩擦要
素は、扉の漸進的な最終閉鎖運動を可能にする様に解放
される。
【0005】米国特許第2,881,467号では、2
つのピストン31,45と、入れ子式の延長に抵抗する
2つの圧縮ばね28,40を有し入れ子式に配置される
2つのシリンダ20,30とから本質的に成る扉徐閉器
が開示される。ピストン31,45が最初の扉開放の際
に該特許の図3に対して左へ移動されるとき、空気は、
これ等のピストンが通風口29,50を通り過ぎてシリ
ンダ20の室B及びシリンダ30の室Cの中の空気の圧
縮を開始するまで容易な最初の扉開放に寄与する様に通
風口29,50を経て押圧される。逆に、ピストン3
1,45が双方のばね28,40の反動によって該特許
の図4に対して右へ通風口29,50を通過して急速に
移動されるとき、空気は、扉の閉鎖を緩衝するためにシ
リンダ20の空気室A及びシリンダ30の空気室Dの中
に捕捉されて圧縮される。
【0006】米国特許第3,593,367号では、細
長いケーシング8と、ピストン装置とを備える扉徐閉器
が開示されている。該ピストン装置は、軸方向へ間隔を
設けた側壁を有し半径方向外方へ開口する環状チャンネ
ル28を限定するボデー構造を備えている。該ピストン
装置は、該側壁の1つに向かって又離れる様に軸方向へ
可動なシールリング38と、該側壁の他の1つと該シー
ルリングとの間に配置される多孔質潤滑リング39とを
更に備えている。双方のリングは、ピストン装置がその
中を軸方向へ可動であるケーシング8の円筒形面に摩擦
係合する。該ピストン装置は、ケーシングの一端の軸方
向外方へ延びるプランジャロッド12の内側端部に一緒
に溶接される一対の協働する要素を備えている。
【0007】米国特許第4,629,167号では、本
体1と開放可能な物体2とで対をなしているもののいず
れかの部材へ結合されるシリンダ11と、該対の他の部
材へ結合され、シリンダ11内に嵌合する様に構成され
ているピストン12とを備えるピストンシリンダ型ダン
パが開示されている。ピストン12は、開放可能な物体
2の運動によってシリンダに押込まれる際、シリンダ内
の空気がシリンダの内部から脱出し得る様に構成された
逆止弁16をその中に組込んである。他方、ピストンが
シリンダから引出されるとき、該逆止弁は、閉鎖されて
保たれ、これにより、制動作用を形成する。
【0008】米国特許第4,856,625号では、貯
蔵箱の開閉を制動するシリンダ型ダンパ装置が記載され
ている。該ダンパ装置は、空気を封入したシリンダ4
と、その中にフィルタ18を有する蓋10と、シリンダ
に往復運動可能に挿入されるロッド6とを備えている。
該ロッドの前端は、シリンダ4の内部をヘッド室4a
と、ロッド室4bとに区分するピストン5を設けてあ
る。ピストン5は、その軸方向の全長にわたって形成さ
れその軸方向の運動によってヘッド室及びロッド室の中
の空気を交換するオリフィス7を有している。又、ピス
トン5は、その軸方向の全長にわたって同様に形成され
た通気孔9を有している。逆止弁8は、ピストンの軸方
向における1つの指向的な運動によるヘッド室とロッド
室との間の空気の交換を遮断するために設けられてい
る。
【0009】米国特許第4,974,285号では、旋
回可能に装着される部材の開閉を扶助する装置が開示さ
れている。該装置は、細長いハウジング1と、該ハウジ
ング内に摺動可能に装着される円筒形スライド2と、引
込んだ位置にハウジング内でスライドを保持する様にハ
ウジングとスライドとの間に装着される螺旋ばね3と、
いずれかの方向でスライドの運動を遅らせる制動装置と
を備えている。該制動装置は、スライドがハウジングに
対して移動する際に空気が流入したり流出したりせねば
ならないハウジング1の端壁4に形成された2つの小さ
いノズル状オリフィス5を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、調査の
際に明らかになった従来技術のいずれのものも、グロー
ブボックス扉の様な負荷が変化する開放可能な物体が閉
鎖状態から静かに開放され得る制御可能な複式オリフィ
スを備えた本発明のものゝ様な独特の構造のエアダンパ
を開示していない。
【0011】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の一般的
な目的は、開放可能な物体を制動するために再循環する
内部空気のみを利用し、製造及び使用に比較的に簡単且
つ経済的である改良されたエアダンパを提供することで
ある。
【0012】本発明の一目的は、従来入手可能であるも
のよりも比較的小さい体積内で一層重い変化する荷重に
適応する様に構成された改良されたエアダンパを提供す
ることである。
【0013】本発明の他の目的は、引込めた位置では従
来入手可能なものよりもその全長が短く、しかもその延
長位置においては一層長いストローク長さを与える改良
されたエアダンパを提供することである。
【0014】本発明の更に他の目的は、負荷が変化する
開放可能な物体が閉鎖状態から静かに開放され得る様に
制御可能な複式オリフィス装置を備えた改良されたエア
ダンパを提供することである。
【0015】これ等の目標及び目的により、本発明は、
本体に対して開閉可能である、負荷が変化する開放可能
な物体の一方向の動きを制動するために再循環する内部
空気のみを利用する改良されたエアダンパの提供に関す
る。該エアダンパは、内側及び外側のシリンダと、一次
及び二次の軸と、一次及び二次の蓋と、一次及び二次の
圧縮ばねとを備えている。該内側シリンダは、閉鎖端部
と、開口端部とを有している。一次軸は、内側シリンダ
に往復運動可能に挿入され、内側シリンダを第1ヘッド
室と、第1軸室とに区分する様に内側シリンダの内側壁
において入れ子式に摺動可能な第1ピストンヘッドをそ
の前端に有している。第1ピストンヘッドは、第1ロッ
ドによって結合される一対の軸方向へ間隔を設けた第
1,第2の円板と、第1ロッドの外周面で形成される環
状溝内に摺動可能に装着される一次リップシールとで形
成される。
【0016】制御可能な第1オリフィス構造は、第1円
板の一部に形成される第1オリフィスと、第2円板の一
部に形成される第2オリフィスと、第1ロッドの周辺に
形成され軸方向へ全長にわたって延びるスロットとを有
している。一次リップシールは、第1軸方向への第1軸
の動きによって第1オリフィスを通ってのみ通過する様
に第1軸室から第1ヘッド室への空気流を制限する。一
次蓋は、内側シリンダの開口端部に強固に固定され、挿
通される一次軸を収容する開口部を有する環状フランジ
を備えている。第1圧縮ばねは、一次軸のまわりに配置
され、一次軸の突出しに抵抗する様に第2円板と一次蓋
の環状フランジとの間に保持される。
【0017】外側シリンダは、閉鎖端部と、開口端部と
を有している。二次軸として作用する内側シリンダは、
外側シリンダに往復運動可能に挿入され、外側シリンダ
を第2ヘッド室と、第2軸室とに区分する様に外側シリ
ンダの内側壁において入れ子式に摺動可能な第2ピスト
ンヘッドをその前端に有している。第2ピストンヘッド
は、第2ロッドによって結合される一対の軸方向へ間隔
を設けた第3,第4の円板と、第2ロッドの外周面で形
成される環状溝内に摺動可能に装着される二次リップシ
ールとで形成される。
【0018】制御可能な第2オリフィス構造は、第3円
板の一部に形成される第3オリフィスと、第4円板の一
部に形成される第4オリフィスと、第2ロッドの周辺に
形成され軸方向の全長にわたって延びるスロットとを有
している。二次リップシールは、第1軸方向への二次軸
の動きによって第3オリフィスを通ってのみ通過する様
に第2軸室から第2ヘッド室への空気流を制限する。二
次蓋は、外側シリンダの開口端部に強固に固定され、挿
通される二次軸を収容する開口部を有する環状フランジ
を備えている。第2圧縮ばねは、二次軸のまわりに配置
され、二次軸の突出しに抵抗する様に第4円板と二次蓋
の環状フランジとの間に保持される。
【0019】本発明のこれ等及びその他の目的及び利点
は、全体を通じて対応する部分を示す同様な符号を有す
る添付図面に関連して読むときに下記の詳細な説明によ
って一層完全に明らかになる。
【0020】
【実施例】図面を詳細に参照すると、計器盤内に装着さ
れるグローブボックスのハウジング(図示せず)の様な
本体に対して自動車輌の内部に装着されるグローブボッ
クスの扉(図示せず)の様な開放可能な物体の開放運動
を吸収ないし制動するために再循環する内部空気のみを
利用するエアダンパ10が示されている。該エアダンパ
10は、比較的小さい体積内で負荷が著しく変化しても
適応する様に構成されている。これは、その完全に引込
んだ位置のエアダンパの全長が従来入手可能なものより
も短くしかもその完全に延びた位置で一層長いストロー
ク長さを依然として与えることによる。
【0021】図1〜図5に示す様に、エアダンパ10
は、内側シリンダ12と、内側シリンダ12に往復運動
可能に挿入される一次軸14とを備えている。一次軸1
4の前端には、内側シリンダ12を第1ヘッド室Aと、
第1軸室Bとに区分し内側シリンダ12の内壁に摺動可
能な第1ピストンヘッド16が設けてある。第1ピスト
ンヘッド16は、縮小した直径のロッド19(図5)に
よって結合された一対の軸方向へ間隔を設けた第1円板
18a、第2円板18bから成っている。この両円板
は、ロッド19の外周面で形成される環状溝22内に摺
動可能に装着される一次リップシール20をそれ等の間
に収容する。
【0022】図3に示す如く第1オリフィス24は、第
1円板18aの一部に形成され、第2オリフィス26
は、第2円板18bの一部に形成されている。第2オリ
フィス26は、第1オリフィス24よりも比較的大きく
作られている。スロット28が、ロッド19の周辺に設
けられ、制御可能な第1オリフィス装置を限定するため
に第1,第2のオリフィスを結合する空気通路を設ける
様に軸方向へロッド19の全長にわたって延びている。
一次リップシール20は、第1軸方向への一次軸14の
動きによって空気が狭い第1オリフィス24のみを通過
する様に制限する。
【0023】内側シリンダ12は、閉鎖端部と開口端部
との間に延びるほゞ円筒形の形状のボデーで形成されて
いる。内側シリンダ12の開口端部は、捻れ防止用の一
次蓋30を収容する。図5,6から最も良く認められる
様に、一次蓋30は、環状フランジ32によって閉じら
れるその一端を有する円筒形に形成されている。環状フ
ランジ32は、一次軸14が内側シリンダ12に対して
回転ないし捻れるのを防止する様に捻れ防止装置を形成
するため、挿通される一次軸14を収容する独特な輪郭
の切欠き34をその中心部分に備えている。一次軸14
は、その輪郭が一次蓋30の切欠き34に合致する十字
形断面を有する。
【0024】更に、一次蓋30は、各々が弾性爪38を
有する環状縁部36を含む。弾性爪38は、一次蓋30
を内側シリンダ12へ強固に固定する様に内側シリンダ
12の開口端部に隣接して周縁部分に形成した矩形の対
向する開口部40にスナップ係合する様に構成されてい
る。比較的弱い一次圧縮ばね42は、一次軸14のまわ
りに配置され、円板18bの背面44(図5)と一次蓋
30の環状フランジ32の内側面46との間で内側シリ
ンダ12の内部に保持される。
【0025】エアダンパ10は、更に外側シリンダ48
と、外側シリンダ48に往復運動可能に挿入される二次
軸12とを備えている。内側シリンダ12は、外側シリ
ンダ48に関連して移動されるとき、二次軸として作用
する。従って、二次軸12の前端は、外側シリンダ48
を第2ヘッド室Cと、第2軸室Dとに区分する様に外側
シリンダ48の内壁に摺動可能である第2ピストンヘッ
ド50(図5)を同様に備えている。第2ピストンヘッ
ド50は、縮小した直径の第2ロッド54によって結合
された一対の軸方向に間隔を設けた第3円板52a、第
4円板52bから成る。この両円板は、第2ロッド54
の外周面で形成される環状溝58に摺動可能に装着され
る二次リップシール56をそれ等の間に収容する。
【0026】図3,図5に示す如く第3オリフィス60
は、第3円板52aの一部に形成され、第4オリフィス
62は、第4円板52bの一部に形成されている。第4
オリフィス62は、第3オリフィス60よりも比較的大
きく作られている。スロット64は、第2ロッド54の
周辺に設けられ、制御可能な第2オリフィス装置を限定
するために第3,第4のオリフィスを結合する空気通路
を与える様に軸方向へ該ロッド54の全長にわたって延
びる。二次リップシール56は、第1軸方向への二次軸
12の動きによって空気が狭い第3オリフィスのみを通
過する様に制限する。
【0027】外側シリンダ48は、閉鎖端部と開口端部
との間に延びるほゞ円筒形のボデーで形成される。外側
シリンダ48の開口端部は、二次蓋66を収容する。図
5に認められる様に、二次蓋66は、その一端が環状フ
ランジ68によって閉じられる円筒形に形成されてい
る。環状フランジ68は、挿通される二次軸12を収容
する孔70をその中心部に備えている。
【0028】更に、二次蓋66は、各々が弾性爪74を
有する環状縁部72を備えている。弾性爪74は、二次
蓋66を外側シリンダ48へ強固に固定する様に外側シ
リンダ48の開口端部に隣接する周縁部分に形成された
矩形の対向する開口部76にスナップ係合する様に構成
されている。一層強い二次圧縮ばね78は、二次軸12
のまわりに配置され、第4円板52bの背面80(図
5)と二次蓋66の環状フランジ68の内側面82との
間で外側シリンダ48の内部に保持される。
【0029】外側シリンダ48の閉鎖端部は、自動車の
計器盤のグローブボックスのハウジングの側壁に取付け
てもよい開口部86を有する平らな装着端部84に一体
に形成されている。一次軸14の外側端部は、グローブ
ボックスの扉に取付けてもよい開口部90を有する端部
88を備えている。これとは逆に外側シリンダ48をグ
ローブボックスの扉に取付け、一次軸をグローブボック
スのハウジングに取付けてもよい。この様にして、扉
は、計器盤に装着されるグローブボックスのハウジング
に対して自由に開閉可能である。
【0030】次に、このエアダンパ10の作用を図3,
4を参照して説明する。図3に示す様に、一次ばね42
は、内側シリンダ12内に一次軸14を常態で引込める
様に第1ピストンヘッド16に係合し、二次ばね78
は、外側シリンダ48内に二次軸12(内側シリンダ)
を常態で引込める様に第2ピストンヘッド50に係合す
る。従って、双方のピストンヘッド16,50は、外側
シリンダ48内に常態で引込められる。
【0031】扉のラッチが解放された後の当初のグロー
ブボックスの扉の開放運動の際、扉及びグローブボック
スのハウジング内に貯蔵された内容物の重量によって生
じる一次軸14の伸長ストローク(図3で右へ向う)
は、弱い方の一次ばね42で抵抗される。従って、一次
軸14は、二次軸12が伸長する以前に伸長ないし突出
する。第1ピストンヘッド16の左側に位置する第1ヘ
ッド室Aの内部圧力は、低減され、第1軸室Bの内部圧
力は増大する。一次軸14が右に向って移動する際、一
次リップシール20は、第1円板18aへ押付けられ、
第2オリフィス26及びスロット28を経て第1オリフ
ィス24を通るのを除いて第1軸室Bから第1ヘッド室
Aへの総ての空気流を排除し、従って負圧が生じ、一次
軸の右向きの移動が制動される。
【0032】一次軸が伸長したあとも扉が更に開かれて
行くと、二次軸12(内側シリンダ)は、扉の開放に対
して一層の抵抗を加える様に強い方の二次ばね78の圧
縮を開始する。第2ピストンヘッド50の左側に位置す
る第2ヘッド室Cの内部は減圧され、第2軸室Dの内部
圧は高まる。同様に、二次軸12が右へ向って移動する
際、二次リップシール56は、第3円板52aへ押付け
られ、第4オリフィス62及びスロット64を経て第3
オリフィス60を通るのを除いて第2軸室Dから第2ヘ
ッド室Cへの総ての空気流を排除し、従って負圧が生
じ、二次軸の右向きの移動が制動される。図4は一次軸
14と二次軸12がそれ等の完全な伸長状態で示してあ
る。
【0033】従って、このエアダンパは、扉が一層開放
される際に増大する力を加え、即ち、二次制動作用は、
扉の力が変化する際に滑らかな整合的制動作用を生じる
様に一次制動よりも大きい。圧縮ばね42,78の張力
及び空気流オリフィス24,26,60,62の寸法
は、負荷が異なって変化するのを補償する様に変更可能
である。
【0034】他方、図4の伸長位置からの扉の閉鎖の
際、上述の操作は、逆になされる。扉閉鎖の際、先ず、
圧縮された強い方の二次ばね78は、扉閉鎖運動を開始
するために蓄えた力を二次軸12に加えて二次軸を引込
める。これにより二次リップシール56は第4円板52
bに向かって移動し、狭い第3オリフィス60を有する
円板52と、二次リップシールの対向面の間隔は広くな
り、オリフィス60,62、スロット64及び隣接する
領域の総てを同時に通過する室C,D間の連通を可能に
する。従って、制動力は、左へ向うピストンヘッド50
の動きの際には作用せず、二次軸12は、滑らかに移動
する。
【0035】次に、弱い方の一次ばね42は、扉の閉鎖
を完了するために蓄えた力を一次軸14に加えて一次軸
を引込める。これにより一次リップシール20は第2円
板18bに向かって移動し、狭い第1オリフィス24を
有する第1円板18aと一次リップシール20との対向
面は広くなり、オリフィス24,26、スロット28及
び隣接する領域の総てを同時に通過する室A,Bの間の
連通を可能にする。従って、制動力は、左へ向う第1ピ
ストンヘッド16の動きには作用せず、一次軸14は、
滑らかに移動する。
【0036】次に図7を参照すると、一層早い制動作用
を可能にする様に閉鎖端部の低減された体積により再循
環する内部空気の低減された体積を有する内側シリンダ
12aの第2実施例を示す。特に、内側シリンダ12a
の閉鎖端部は、ほゞその中心部分にほゞ円錐形の中空ポ
スト92を形成する。該閉鎖端部は、それ等の間に形成
されているU形スロット96を有し間隔を設けた狭い壁
94a,94bによって限定される。該壁の内部は、内
側シリンダ12a内に弱い方の一次ばね42の一端を保
持するのに役立つ。図1〜図5の外側シリンダ48が制
動作用を容易にする様に同様な態様で形成されてもよい
ことは、明らかである。
【0037】更に、二次蓋66及び二次軸12(内側シ
リンダ)の外側端部は、二次軸が外側シリンダに対して
回転防止のために付加的な捻れ防止装置として作用する
様に図1の一次蓋30及び一次軸14と同様な係合輪郭
としてもよい。逆に第1,第2のオリフィス24,26
と、第3,第4のオリフィス60,62とを夫々の円板
上で上記とは逆に設置することにより、一次軸及び二次
軸の引込みないし短縮のストロークの際に制動力を作動
させることが可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明のエアダンパは、従来技術に優る
次の利点を有している。 (1)該ダンパは、従来入手可能なこれ等の制動装置よ
りも比較的小さい体積内で一層重い荷重に適応し、
(2)該ダンパは、その引込んだ位置で従来入手可能な
ものよりも短い全長を有しているが、しかもその延びた
位置で一層長いストローク長さを与え、(3)該ダンパ
は、負荷が変化する開放可能な物体が閉鎖状態から静か
に開放され得る様に制御可能な複式オリフィス装置を経
て再循環する内部空気のみを利用する。
【0039】従って、上述の詳細な説明により、本発明
は、グローブボックスハウジングに対して開閉可能なグ
ローブボックス扉の運動の一方向において制動するため
に再循環する内部空気のみを利用する改良されたエアダ
ンパを提供することが認められる。該エアダンパは、内
側及び外側のシリンダと、一次及び二次の軸と、第1,
第2の制御可能なオリフィス装置と、一次及び二次の蓋
と、一次及び二次の圧縮ばねとによって形成されてい
る。
【0040】本発明の好適実施例を図示説明したが、種
々な変更及び変形は、本発明の真の範囲から逸脱するこ
となく実施可能であり、又、同等なものは、該実施例の
要素に置換えられてもよいことが当該技術の熟達者によ
って認められる。更に、多くの変更は、本発明の中心の
範囲から逸脱することなく特定の状態又は材料を本発明
の教示に適合させるために実施可能である。従って、本
発明は、本発明を実施するために考えられる最良のモー
ドとして開示された特定の実施例に制限されず、又、本
発明は、添付特許請求の範囲に属する総ての実施例を包
含する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理によって構成され完全に引込めら
れた位置の構成要素を示すエアダンパの斜視図である。
【図2】図1と同様であるが完全に延びた位置の構成要
素を示すエアダンパの斜視図である。
【図3】図1の線3−3に沿う縦断面図である。
【図4】図2の線4−4に沿う縦断面図である。
【図5】本発明のエアダンパの分解斜視図である。
【図6】図5の一次蓋の拡大斜視図である。
【図7】一層早い制動作用を可能にする様に低減された
空気体積を有する内側シリンダの第2実施例の部分的な
縦断面図である。
【符号の説明】
10 エアダンパ 12 内側シリンダ(二次軸) 12a 内側シリンダ 14 一次軸 16 第1ピストンヘッド 18a 第1円板 18b 第2円板 19 ロッド A 第1ヘッド室 B 第1軸室 C 第2ヘッド室 D 第2軸室 20 一次リップシール 22 環状溝 24 第1オリフィス 26 第2オリフィス 28 スロット 30 捻れ防止一次蓋 32 環状フランジ 34 切欠き 42 一次圧縮ばね 48 外側シリンダ 50 第2ピストンヘッド 52a 第3円板 52b 第4円板 54 第2ロッド 56 二次リップシール 58 環状溝 60 第3オリフィス 62 第4オリフィス 64 スロット 66 二次蓋 68 環状フランジ 70 孔 78 二次圧縮ばね 86 開口部 90 開口部 92 中空ポスト

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに対して開閉可能で、負荷が
    変化する扉の一方向の動きを制動するためのエアダンパ
    において、閉鎖端部と、開口端部とを有する内側シリン
    ダと、該内側シリンダに往復動可能に挿入され、該内側
    シリンダを第1ヘッド室と、第1軸室とに区分する様に
    該内側シリンダの内側壁に入れ子式に摺動可能な第1ピ
    ストンヘッドをその前端に有する一次軸とを備え、該第
    1ピストンヘッドが、第1ロッドによって結合される一
    対の軸方向に間隔を設けた第1,第2の円板と、該第1
    ロッドの外周面で形成される環状溝内に摺動可能に装着
    される一次リップシールとで形成され、更に、該第1円
    板の一部に形成される第1オリフィスと、該第2円板の
    一部に形成される第2オリフィスと、該第1ロッドの周
    辺に形成され軸方向の全長にわたって延びるスロットと
    を有する制御可能な第1オリフィス装置を備え、前記一
    次リップシールが、第1軸方向への前記一次軸の動きに
    よって該第1オリフィスを通ってのみ通過する様に前記
    第1軸室から前記第1ヘッド室への空気流を制限し、更
    に、前記内側シリンダの開口端部に強固に固定され、挿
    通される該一次軸を収容する開口部を持つ環状フランジ
    を有する一次蓋と、該一次軸のまわりに配置され、該一
    次軸の突出しに抵抗する様に前記第2円板と該一次蓋の
    環状フランジとの間に保持される一次圧縮ばねと、閉鎖
    端部と、開口端部とを有する外側シリンダとを備え、前
    記内側シリンダが、該外側シリンダを第2ヘッド室と、
    第2軸室とに区分する様に該外側シリンダの内側壁に入
    れ子式に摺動可能な第2ピストンヘッドをその前端に有
    し該外側シリンダに往復運動可能に挿入される二次軸と
    して作用し、該第2ピストンヘッドが、第2ロッドによ
    って結合される一対の軸方向へ間隔を設けた第3,第4
    の円板と、該第2ロッドの外周面で形成される環状溝内
    に摺動可能に装着される二次リップシールとで形成さ
    れ、更に、該第3円板の一部に形成される第3オリフィ
    スと、該第4円板の一部に形成される第4オリフィス
    と、該第2ロッドの周辺に形成され軸方向の全長にわた
    って延びるスロットとを有する制御可能な第2オリフィ
    ス装置を備え、前記二次リップシールが、前記第1軸方
    向への前記二次軸の運動によって該第3オリフィスを通
    ってのみ通過する様に前記第2軸室から前記第2ヘッド
    室への空気流を制限し、更に、前記外側シリンダの開口
    端部に強固に固定され、挿通される該二次軸を収容する
    開口部を持つ環状フランジを有する二次蓋と、該二次軸
    のまわりに配置され、該二次軸の突出しに抵抗する様に
    該二次蓋の環状フランジと前記第4円板との間に保持さ
    れる二次圧縮ばねとを備えるエアダンパ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエアダンパにおいて、
    前記一次軸が前記内側シリンダに対して回転防止のため
    に該一次軸と、前記一次蓋の環状フランジとに形成され
    る捻れ防止装置を更に備えたエアダンパ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のエアダンパにおいて、
    前記捻れ防止装置が、その横断面においてほゞ十字形の
    形状を有する前記一次軸と、該一次軸に合致する輪郭を
    有する前記一次蓋の環状フランジの前記開口部とを含む
    エアダンパ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のエアダンパにおいて、
    前記第2オリフィスが、前記第1オリフィスよりも寸法
    において比較的大きく、前記第4オリフィスが、前記第
    3オリフィスよりも寸法において比較的大きいエアダン
    パ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のエアダンパにおいて、
    前記一次圧縮ばねが、前記二次圧縮ばねよりも比較的弱
    いエアダンパ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のエアダンパにおいて、
    前記外側シリンダが、前記ハウジングへ装着する装置を
    その閉鎖端部に隣接して設けられ、前記一次軸が、前記
    扉へ装着する装置をその外側端部に設けられるエアダン
    パ。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のエアダンパにおいて、
    前記二次軸が前記外側シリンダに対して回転防止のため
    に該二次軸と、前記二次蓋の環状フランジとに形成され
    る第2捻れ防止装置を更に備えたエアダンパ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のエアダンパにおいて、
    一層早い制動装置を可能にする様に前記内側シリンダ閉
    鎖端部内の再循環する空気の体積を低減する装置を更に
    備えたエアダンパ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のエアダンパにおいて、
    前記低減する装置が、前記内側シリンダの閉鎖端部のほ
    ゞ中心部分に形成される中空ポストを有するエアダン
    パ。
  10. 【請求項10】 主要物体に対して開閉可能である負荷
    の変化する開放可能な物体を運動の一方向において制動
    するエアダンパにおいて、閉鎖端部と、開口端部とを有
    する内側シリンダと、該内側シリンダに往復運動可能に
    挿入され、該内側シリンダを第1ヘッド室と、第1軸室
    とに区分する様に該内側シリンダの内側壁において入れ
    子式に摺動可能な第1ピストンヘッドをその前端に有す
    る一次軸とを備え、該第1ピストンヘッドが、第1ロッ
    ドによって結合される一対の軸方向へ間隔を設けた第
    1,第2の円板と、該第1ロッドの外周面で形成される
    環状溝内に摺動可能に装着される一次リップシールとで
    形成され、更に、第1軸方向への前記一次軸の運動によ
    って第1オリフィスを通ってのみ通過する様に前記第1
    軸室から前記第1ヘッド室への空気流を制限する制御可
    能な第1オリフィス装置と、前記内側シリンダの開口端
    部に強固に固定され、挿通される該一次軸を収容する開
    口部を持つ環状フランジを有する第1保持装置と、該一
    次軸のまわりに配置され、該一次軸の突出しに抵抗する
    様に前記第2円板と該第1保持装置の環状フランジとの
    間に保持される第1弾性装置と、閉鎖端部と、開口端部
    とを有する外側シリンダとを備え、前記内側シリンダ
    が、該外側シリンダを第2ヘッド室と、第2軸室とに区
    分する様に該外側シリンダの内側壁において入れ子式に
    摺動可能な第2ピストンヘッドをその前端に有し該外側
    シリンダに往復運動可能に挿入される二次軸として作用
    し、該第2ピストンヘッドが、第2ロッドによって結合
    される一対の軸方向へ間隔を設けた第3,第4の円板
    と、該第2ロッドの外周面で形成される環状溝内に摺動
    可能に装着される二次リップシールとで形成され、更
    に、前記第1軸方向への前記二次軸の運動によって第2
    オリフィスを通ってのみ通過する様に前記第2軸室から
    前記第2ヘッド室への空気流を制限する制御可能な第2
    オリフィス装置と、前記外側シリンダの開口端部に強固
    に固定され、挿通される該二次軸を収容する開口部を持
    つ環状フランジを有する第2保持装置と、該二次軸のま
    わりに配置され、該二次軸の突出しに抵抗する様に前記
    第4円板と該第2保持装置の環状フランジとの間に保持
    される第2弾性装置とを備えたエアダンパ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のエアダンパにおい
    て、前記一次軸が前記内側シリンダに対して回転防止の
    ために該一次軸と、前記第1保持装置の環状フランジと
    に形成された捻れ防止装置を更に備えたエアダンパ。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のエアダンパにおい
    て、前記捻れ防止装置が、その横断面においてほゞ十字
    形の形状を有する前記一次軸と、該一次軸に合致する輪
    郭を有する前記第1保持装置の環状フランジの前記開口
    部とを含むエアダンパ。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載のエアダンパにおい
    て、前記第1オリフィスが、前記第1ピストンヘッドに
    形成され、前記第2オリフィスが、前記第2ピストンヘ
    ッドに形成されるエアダンパ。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載のエアダンパにおい
    て、前記第1弾性装置が、前記第2弾性装置よりも比較
    的弱いエアダンパ。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載のエアダンパにお
    て、前記外側シリンダが、前記主要物体へ装着する装置
    をその閉鎖端部に隣接して設けられ、前記一次軸が、前
    記開放可能な物体へ装着する装置をその外側端部に設け
    られるエアダンパ。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載のエアダンパにおい
    て、前記二次軸が前記外側シリンダに対して回転防止の
    ために該二次軸と、前記第2保持装置の環状フランジと
    に形成された第2捻れ防止装置を更に備えたエアダン
    パ。
  17. 【請求項17】 請求項10に記載のエアダンパにおい
    て、一層早い制動作用を可能にする様に前記内側シリン
    ダの閉鎖端部内の再循環する空気の体積を低減する装置
    を更に備えたエアダンパ。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のエアダンパにおい
    て、前記低減する装置が、前記内側シリンダの閉鎖端部
    のほゞ中心部分に形成された中空ポストを有するエアダ
    ンパ。
  19. 【請求項19】 請求項10に記載のエアダンパにおい
    て、前記第1弾性装置が、第1圧縮ばねを含むエアダン
    パ。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のエアダンパにおい
    て、前記第2弾性装置が、第2圧縮ばねを含むエアダン
    パ。
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