JPH06503721A - 避妊ワクチン - Google Patents

避妊ワクチン

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JPH06503721A
JPH06503721A JP4503159A JP50315992A JPH06503721A JP H06503721 A JPH06503721 A JP H06503721A JP 4503159 A JP4503159 A JP 4503159A JP 50315992 A JP50315992 A JP 50315992A JP H06503721 A JPH06503721 A JP H06503721A
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dna
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プリマコフ,ポール
マイルズ,ダイアナ・ジー
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ユニバーシテイ・オブ・コネチカツト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 避妊ワクチン !二 精子全細胞の抽出物を用いて雄及び雌の動物を免疫化すると下前を起こすことが 知られている(Tung、 K、 、et al、 、J、 ofReprod uctive Immunol、、1:145−158(1979)及びMen ge、A、、et al、、Biol、 ofReproduction、λO :931−937 (1979))。
又、自然に抗精子抗体を製造する男性及び女性は下前であるが他の点では健康で ある(Bronson、R,et al、、Fert。
and 5teri1.、旦:171−183 (1984)’)、決定(cr itical)精子抗原は未知であるが、これらの観察により精子タンパク質が 避妊ワクチンの開発に有用であるかも知れないという提案が導かれた。
哺乳類の種の場合、精子タンパク質は卵子の透明帯への精子の接着における役割 を有すると提案された。マウスの場合、精子表面ガラクトシルトランスフェラー ゼが接着タンパク質であり、透明帯への光体−保存(intact)精子結合に おいて機能することが示された(S h u r。
B、E、、Ga1actosyl transferase as areco gnition molecule during fertilizatio n and development、於: The Mo1ecular B iology of Fertilizat ion、” Eds、5chat  ten、H,、and 5chatten、G、、Academic Pre ss、pps、37−71(1989))。ラット精子の場合、肝アシアログリ コプロテインレセブターに関連するガラクトースレセプター、(RTG−r)が あり、それがそのレクチン性を介して透明帯オリゴ糖との精子結合において機能 することができる(Abdullah、M、、and Kierszenbau m、A、L、、J、Ce1l Biol、、上08:367−375 (198 9))。ガラクトシルトランスフェラーゼと異なる雌豚精子形質膜タンパク質( AP、)、及びうさぎ精子タンパク質も精子−透明帯接着に役割を持つと報告さ れている(Peterson、R,N。
and Hunt、W、P、、Gam、Res、、23:103−118 (1 989)及び0°Rand、M、G、、et al、、Dev。
Biol、、129:231−240 (1988))。
モルモット精子表面タンパク質PH−20は、受精に必要な第1段階である卵子 の細胞外皮膜(透明帯)への精子接着に必要な機能を有することが示された。P H−20で免疫化した雄及び雌のモルモットの場合、効率100%の避妊が得ら れた。免疫化した雌からの抗血清は、高力価で特異的に認識される精子抽出物中 のPH−20を有し、試験管内で卵子の透明帯への精子接着を阻害する。避妊効 果は長期継続的であり、可逆的であり;免疫化の後6−15カ月の間隔をおいて 結婚した免疫化された雌は、漸増的に好性(fertility)を回復した。
避妊免疫原として調べた他の精子タンパク質には、精子の酵素ヒアルロニダーゼ 、アクロンン及びラクテートデヒドロゲナーゼC−4が含まれる。これらの酵素 で雌の動物を免疫化すると、好性への効果がないか、又は好性への部分的効果を 有し、それはこれらのタンパク質を避妊薬として適したものとするのに十分な程 大きくなかった。モルモットにおけるPH−20の高い避妊効果は、それが精子 表面に存在すること、その強い免疫原性及び受精におけるその不可欠な役割など を含むいくつかのその特殊な性質に依存していると思われる。
哺乳類の精子−透明帯接着はほとんどの場合、種特異的である。他の哺乳類の種 からの精子は、それらが光体反応の前又は後に透明帯と結合することができる点 でモルモット精子と似ている。モルモット以外の種における受精に不可欠な精子 表面タンパク質の同定及び単離は、その種を有効に免疫化し、長期継続的避妊を 与えるためのワクチンの開発に有用であろう。精子接着タンパク質の候補の生化 学的同定、単離及びクローニングがされていないことが、科学者によるヒト及び 他の哺乳類の種のための有効な避妊ワクチンの開発を妨げてきた。
発明の概略 本発明は哺乳類の精子上に存在する表面タンパク質の全体又は一部をコードする 単離DNAに関する。この精子の表面タンパク質は哺乳類における受精に不可欠 である。表面タンパク質はタンパク質PH−20であることが好ましい。そのよ うなりNA配列は発現可能な形態でDNA発現ベクターに挿入し、DNA発現構 築物を創造することができる。そのような構築物を用い、避妊免疫化に用いるた めのPH−20タンパク質を製造することができる。
避妊の現在の方法には、避妊手術及び雌のホルモンの製造を変えて生殖サイクル を妨害する薬剤処置などの物理学的及び化学的方法が含まれる。これらの種類の 方法はそれぞれ固有の明確な欠点を与える。外科手術を必要とする避妊は永久的 避妊を起こし、一般に1回行われたら変えることができない。遮蔽法は理論的に 効果が低く、実際にも効果が低(、多くの潜在使用者に受容されない。化学的方 法は一時的避妊を与え、ある年齢前層の女性の場合癌の危険が増すと報告された 。それらは有効性を確実にするために繰り返し摂取しなげければならず、実際に 又は認識された副作用があり、多(の女性に受容できないものとなっている。化 学的方法は男性に使用することができず、他の哺乳類に使用することはできない 。
本発明は、まだ避妊手術の場合のような避妊の永久的形態ではない経口避妊薬よ り長期継続的な避妊ワクチンとして、避妊のための代わりの方法を提示する。従 って本発明は、他の避妊法と同等か又はそれ以上に有効であり、より簡単であり 、広く受容されている予防接種という医療的実行を用いている。さらにそれは長 期継続的であるが永久的ではないという点で、他の種々の代替え法より適してい る。
図面の簡単な説明 図1は、モルモットPH−20タンパダ質をコードするDNAの部分的制限地図 及び5個のcDNAクローンの相対的位置を示す線図である。
図2は、PH−20タンパク質をコードするモルモットcDNA配列、及び−文 字コードで表したモルモットPH−20タンパク質の推定アミノ酸配列を示す線 図である。
図3は、PH−2Qタンパク質をコードするマウスDNA配列を示す線図である 。
図4は、ヒトPH−20タンパク質の1つの形態をコードするヒトDNA配列及 び3文字コードで表した推定アミノ酸配列を示す線図である。
図5は、ヒトP)(−20タンパク質の2番目の形態の一部をコードするヒトD NA配列及び3文字コードて表した推定アミノ酸配列を示す線図である。
発明の詳細な説明 PH−20遺伝子は精子細胞の表面上にあり、受精に不可欠なタンパク質をコー ドする。本発明は一部に哺乳類PH−20タンパク質をコードするDNAの単離 及びクローニング、及びある哺乳類の種におけるPH−20をコードするDNA が調べた池のすべての哺乳類がらのゲノムDNAと交差反応性(すなわちハイブ リッド可能)であることの発見に基づく。哺乳類の精子−透明帯接着がほとんど の場合種特異的なので、他の哺乳類の種におけるこれらの相同染色体(homo logues)の存在は予想外であった。
精子表面タンパク質 本発明で有用な精子表面タンパク質は、受精に不可欠な表面タンパク質を含む。
精子表面タンパク質は、タンパク質に対するモノクロナール抗体又は精製タンパ ク質に対して誘起されたポリクロナール抗体が精子と結合した時に試験管内又は 生体内受精あるいは試験管内受精のいずれかの段階を阻害したら、受精に不可欠 であると定義される。受精の過程は、2個の配偶子(精子及び卵子)の結合又は 融合、及びそれに続く新しい生物のゲノムの形成のためのそれらの核の融合とし て定義される。
表面タンパク質は、精子の形質膜及び/又は内部光体膜中に位置することができ る。それはタンパク質又は糖タンパク質であることができる。
免疫化に用いられる単離表面タンパク質は、表面タンパク質全体又はタンパク質 の免疫原性のある一部(細胞の外部)を含むことができる。好ましい精子表面タ ンパク質はP H−20表面タンパク質である。
免疫原の製造及び精製 避妊免疫原として用いるための精子表面タンパク質の製造の好ましい方法は、組 み替えDNA法による。この方法を用いてタンパク質を製造するために、タンパ ク質又はその免疫原性部分をコードするクローンDNAを単離する必要がある。
当該技術における熟練者は、問題の遺伝子のクローニングを行うのに用いること ができる多様な方法を熟知している。しかし単離された問題のタンパク質以外に 何もないので、そのような試みの成功を理論的確実性を以て予想することはでき ない。
下記の実施例1で、出願人等はモルモットPH−20遺伝子をコードするDNA の単離及びクローニングを報告する。PH−20遺伝子の3′部分をコードする DNAの単離に用いた方法は、PH−20タンパク質と反応性のポリクロナール 血清を用いたcDNA発現ライブラリのスクリーニングを含んだ。遺伝子の5′ 部分の単離に固定PCRを用いた。
実施例2は、広範囲の哺乳類ゲノムDNAが、記載のハイブリッド形成条件下で モルモットPH−20配列とハイブリッド形成できるDNA配列を含むという驚 くべき発見を報告している。実際に分析した哺乳類の試料のそれぞれにおいて交 差反応性配列が同定された。
実施例1及び2に提示された情報により、当該技術における熟練者はいずれかの 哺乳類の種からのPH−20遺伝子を単離し、クローニングすることができる。
例えば問題の哺乳類(例えばネコ、ウマ、イヌ、ランなど)から単離された精巣 又は精原細胞からのcDNAライブラリが用意される。これは時間のかかる過程 であるが技術的には簡単である。
当該技術における熟練者は、この仕事で高い確率で成功することができる。
その後そのようなcDNAライブラリを、例えば標識モルモットPH−20DN Aプローブを用いてスクリーニングする。PH−20の全体又は一部をコードす るDNAは、実施例2に記載のようなハイブリッド形成条件下でそのようなプロ ーブ配列とハイブリッド形成する能力により特徴づけられる。標識の方法及びハ イブリッド形成によるスクリーニングの方法は、当該技術において周知である。
陽性のクローンを分析し、従来の方法で全長遺伝子を構築する。分析した7種類 の哺乳類のそれぞれが交差−ハイブリッド形成配列を含むという出願人等の記載 を見ると、当該技術における熟練者はすべての哺乳類が交差〜ハイブリッド形成 片を含むことを予想するであろう。下記に詳細に記載する通り、出願人等がマウ ス及びヒトPH−20遺伝子を単離しクローニングすることを可能にしたのはこ の方法である。
PH−20タンパク質の免疫原性領域をコードするクローニングされた遺伝子又 はその一部は、コード領域を発現ベクターに挿入して発現構築物を製造すること により発現することができる。そのような発現ベクターの多(が当該技術におけ る熟練者に既知である。これらのベクターは問題の遺伝子のためのプロモーター ならびに加えられた転写及び翻訳シグナルを含む。真核宿主細胞及び原核宿主細 胞の両方のための発現ベクターを広く用いることができる。DNA発現構築物を 用いて適した宿主細胞を形質転換する。
真核、特に哺乳類宿主細胞が精子表面タンパク質の発現に好ましい。
例えば真核タンパク質は原核細胞中で発現すると多(の場合、折り畳みの問題を 示す。さらにクローニングされたD N Aから真性の生物学的活性真核タンパ ク質を製造するには、多くの場合ジスルフィド結合形成、グリコリル化、リン酸 化又は細菌細胞中では行われない特異的タンパク質分解的分裂過程などの翻訳後 修飾が必要である。これは特に膜タンパク質の場合特に言える。精子表面タンパ ク質は、宿主細胞の転写及び翻訳成分を用いて製造する。適した成長及び発現期 間の後、宿主細胞培養物を溶菌し、精子表面タンパク質をライセードから精製す る。溶菌緩衝液は典型的に非−イオン性界面活性剤、キレート剤、プロテアーゼ 阻害剤などを含む。
超遠心、カラムクロマトグラフィー、高性能液体クロマトグラフィー、電気泳動 などの物理的及び生化学的方法により、可溶化細胞抽出物から精子表面タンパク 質を精製し、単離することができる。代わりの方法として精子表面タンパク質を モノクロナール又はポリクロナール抗体を用いたアフィニティークロマトグラフ ィーにより単離することができるためのそのような方法は当該技術における熟練 者に周知である。
上記の通り、全長タンパク質の他に精子表面タンパク質の抗原性部分は、免疫原 として有用である。抗原性フラグメントは、例えば全長タンパク質のタンパク質 分解的消化及びそれに続(所望のフラグメントの単離により製造することができ る。別の場合化学的合成を用い、モノマーアミノ酸残基を用いて出発して所望の フラグメントを生成することができる。
精子表面タンパク質が製造され、精製されたら、精子表面タンパク質を免疫化の ために患者に投与するのに適した担体と合わせることによりワクチンを製造する ことができる。ワクチンは1種類か又はそれ以上の精子表面タンパク質を含むこ とができる。本発明の精子表面タンパク質は、免疫系の非特異的刺激剤を含むア ジュバントと合わせることができる。アジュバントの適した使用により異種抗原 (すなわち精子表面タンパク質)に対する強い抗体応答を誘起することができる 。アジュバントの作用は十分に理解されていないが、はとんどのアジュバントに は2成分が組み入れられている。1つは異化作用から抗原を保護する付着物を形 成するように設計された物質である。付着物形成の2つの方法は鉱油又は水酸化 アルミニウム沈澱物を用いる方法である。フロインドアジュバントなどの鉱油を 用いた場合、免疫原は油−中一水型乳液中で調製する。水酸化アルミニウムの場 合、免疫原は予備形成沈澱物に吸着させるか、又は沈澱の間に捕獲される。別の 供与系はリポソーム又は合成界面活性剤を含む。リポソームは免疫原が外部脂質 層中に挿入されている場合にのみ有効であり;捕獲された分子は免疫系に見られ ない。
有効なアジュバントに必要な第2の成分は、免疫系を非特異的に刺激する物質で ある。これらの物質はリンフ才力インとして知られる可溶性ペプチド因子の大き な組みの製造を刺激する。今度はリンフ才力インが抗原−プロセシング細胞の活 性を直接刺激し、注射の部位で局所的炎症反応を起こす。リピドAとして知られ るリポ多糖の成分が通常用いられる。リビドAは多数の合成及び天然の形態で入 手することができ、リポ多糖よりずっと毒性が低いが、リポ多糖分子の所望のア ジュバント性のほとんどをまだ保持している。リピドA化合物は多くの場合リポ ソームを用いて与えられる。非特異的刺激剤としてアジュバント中で通常用いい る場合、これらは使用前に熱−不活化しなければならない。百日咳菌の免疫調節 媒介物(immunomodulatory mediator)は、リポ多糖 成分及び百日咳毒を含む。百日咳毒は精製されて商ルジベブチドに集中し、それ は多数の形態で入手できる。
免疫化(接種及び追加免疫(booster 5hot))免疫化する患者は受 容能力のある免疫系を有するいずれの哺乳類であることもできる。患者としての 哺乳類の例には、ヒト及び家畜(例えばイヌ、ネコ、ウシ、ウマなど)、ならび に実験又は他の目的のための動物(例えばマウス、ラット、うさぎなど)が含ま れる。
−次免疫化のための適した投薬量の決定の場合に考慮するべき2つの異なる基準 が重要である。第1に最強の応答を得るための最適投薬量及び第2に有用なポリ クロナール抗体の製造を誘起する最小投薬量である。
注射された物質の多くは異化され、適した標的免疫細胞に達する前にクリアラン スされる。この過程の効率は宿主由来のタンパク質性補助因子、注射の経路、ア ジュバントの使用及び注射された表面タンパク質の固有の性質と共に変化する。
従って免疫系に与えられる有効投薬量は、導入された投薬量とほとんど関連性が なく、従って必要投薬量は実験的に決定しなければならない。これらの決定は当 該技術における熟練者により容易に行うことができる。二次注射及び後の追加免 疫は一次注射と同様か又はそれ以下の量で与えることができる。
注射の経路は3つの実行上の決定に支配される。1)どのくらいの体積を与えな ければならないか:2)免疫原と共にいずれの緩衝液及び他の成分を注射しなけ ればならないか:及び3)免疫原をどのくらい迅速にリンパ系又は循環系に放出 しなければならないか。例えばうさぎの場合、通常多数の皮下部位に大量の注射 を与える。マウスの場合、腹腔内注射を用いないと大量は不可能である。アジュ バント又は粒子状物質が注射内に含まれる場合、免疫原は静脈内に与えてはなら ない。接種材料をゆっくり放出することが望ましい場合、注射は筋肉内又は皮肉 で行うべきである。直後の放出の場合は静脈内注射を用いる。
多くの場合、特に異化され易く溶解性の抗原の場合−次抗体応答は非常に弱い。
従って一次免疫化の後に二次又は追加の注射が必要である。
準備された患者にタンパク質を再導入する前に猶予が必要である。最低2−3週 間が薦められるが、もっと長い間隔も可能である。二次及びその後の注射への抗 体応答はずっと強い。より高い力価の抗体が得られるが、より重要なことに血清 中に存在する抗体の性質及び量が変化する。
これらの変化が親和性の高い抗体を与える。二次、三次及びその後の注射の間隔 も変えることができるが、通常長くして新しく注射された抗原の急速なりリアラ ンスを防ぐのに十分な程抗体の循環量を下げることが必要である。
減少した循環抗体を避妊の継続のために増加させるために、続いて追加免疫注射 が必要であろう。これらの注射の実際の間隔は、種により異なる。しかし精子表 面タンパク質抗体のために血清量を監視することにより、当該技術における熟練 者が間隔を決定することができる。
池の具体化において、精子表面タンパク質に対するアロ抗血清又はモノクロナー ル抗体を患者に投与して避妊を行うことができる。アロ抗血清は同種の別の患者 中で誘起され、患者の血清から単離され、受容患者中に注射するために適した担 体中で調製される。当該技術における熟練者は投与のためのモノクロナール抗体 の調製及び配合法を熟知している。
以下の実施例にて本発明をさらに説明する。
衷塵男 実施例10モルモットPH−20をコードするDNAの単離ライブラリ構築及び スクリーニング パーコール勾配(Percoll gradient)上で積厚細胞に関して濃 縮されたモルモット精巣細胞の集団を用いて積厚細胞完全RNAを単離した。ペ レット化した細胞を、lQmMのトリス(pH8゜6)、0.5%のNP−40 ,0,14MのNaC1,1,5mMのMgc12及び10mMのVRCを含む 0.5−1.0mlの溶液中にてバナジル−リポヌクレオシド複合体(VRC) の存在下で界面活性剤を用いて溶菌した。細胞破片を平板培養した後、2Xプロ テイナーゼに緩衝液(2X=0.2Mのトリス(pH7,5) 、25mMのE DTA(pH8,0) 、0.3MのNaC1及び2.0%の5DS)及び20 0μg/mlのプロテイナーゼKを上澄み液に加えた。オリゴ−dTセルロース クロマトグラフィーにより完全RNAからポリA+RNAを精製した。標準的方 法を用いてcDNAを合成した。AmershamCorporat ionか らのキット及び案を用いてサイズ選択cDNA (0,5−7kb)をラムダg tllアームと連結し、ラムダコートタンパク雪中にパッケージングした。
非増幅(unamp l i f 1ed)ライブラリをスクリーニングのため に20.000プラ一ク/150mm平板にて平板培養した。各平板からの単一 のニトロセルロース濾過を、うさぎ抗−PH−20ポリクロナール抗血清を用い て免疫黒染しくimmunoblot ted) 、アフィニティー−精製PH −20タンパク質に対して誘起しくPrimaり質を含むTBST (10mM のトリス(pH8,0) 、0.15MのNaC]、0.05%のTween− 20)中に11500で希釈した。
大腸菌タンパク質は、Y1090細胞の終夜培養物を平板培養し、細胞を最小体 積のTBSTに再懸濁し、液体窒素中で凍結することにより調製した。解凍した 細胞を音波処理し、BCA試薬(Pierce Chemical)を用いてタ ンパク質濃度を決定した。抗−うさぎIgGアルカリホスファターゼ−共役第2 抗体(Promega BioteC)を用いて6個の陽性のプラークを検出し た。プラーク−精製陽性クローンにより製造した融合タンパク質の大きさを、融 合タンパク質を含む大腸菌抽出物の5DS−PAGE上における分析により決定 して118−157kDで変化するとした。6個の陽性クローンからの挿入断片 をpUc19中にサブクローニングし、少なくとも部分的に配列決定した。
挿入断片の2つは、その誘導アミノ酸配列中に2個のPH−20トリプシンペプ チドの配列を突き止めることにより、PH−20タンパク質をコードすることが 確かめられた。これらの挿入断片の両方共(gpPH−20−4、ヌクレオチド (n t)1016−2152及びg p P H−20−2、ntlolo− 2125、図1及び2)長い読み取り枠、停止コドン、3′非翻訳領域及びポリ A尾部を含む。従ってこれらの2つの挿入断片はPH−20のcDNAの3′末 端を与えると結論された。
他の4つの抗体−陽性ラムダクローンはPH−20と関連性がなかった。
9002 (1988))の案に従って固定PCRを用いてクローニングした。
積厚細胞からのポリA+RNA (10μlのdH20中の2μg)を65℃に 3分間加熱し、その後4μIの10XRTC緩衝液(LX緩衝液は50mMのト リス(pH8,3) 、50mMのKCI、4mMのジチオトレイトール、lQ mMのM g C] zである)、及び合計体積40u1中の各dNTPのlQ mMの保存液を4μl(最終的に1mM)、2μlの80mMナトリウムピロホ スフェート(最終的に4mM)、1μI (40単位)のRNアシン(Prom ega Biotec)、40ピコモルのPH−20特異的プライマー(PH− 20−RT) 、18単位のAMV逆転写酵素(Life 5ciences) 及び40μCiの32P−dCTPを加えることにより逆転写した。42℃で1 時間培養した後、1μlの逆転写酵素を追加し、次の1時間培養を続けた。
PH−20−RTプライマーは17ヌクレオチド(nt)オリゴマー(n t  1242−1258、図2)であり、挿入gpPH−20−1(図1)の5°末 端から一250塩基下流である。
カラムクロマトグラフィーにより過剰のPH−20−RTから一重鎖cDNAを 分離し、ポリAを用いて尾部形成しくtailed)、1、Qmlに希釈した。
第2の鎖合成及びPCR増幅を、10 tt Iの逆転写生成物、20ピコモル の(dT)17アダプター、50ピコモルのアダプター及び50ピコモルのPH −20−AMPプライマーを含む100μ+の反応液中でGeneAmp キッ ト(Perkin Elmer Cetus)を用いて行った。PH−20−A MPプライマーは17ntオリゴ7− (nt1202−1218、図2)であ り、PH−20−RTプライマーから上流に位置する。スピンカラムクロマトグ ラフィー(カラムはBoehringer−Mannheimから)により、非 挿入プライマー及び遊離のヌクレオチドからPCR生成物を精製した。続いてそ れをHg1A I及びSat Iを用いて消化し、ゲル精製し、Pst I及び Sal Iで消化したpBluescript中に連結した。主要PCR生成物 は1.2kbであり、サザン分析によりこのバンドが標識挿入gpPH−20− 1とハイブリ・ソド形成することが確認された。3回の別々の反応からの主要P CR生成物をクローニングし、3回の反応それぞれからの1個の挿入断片を配列 決定した(gpPH−20−3、ntl−1175、gpPH−20−4、nt 24−1175及びgpPH−20−5、nt295−1175)。
側鎖上でその全体を配列決定した5個のcDNA挿入断片から完全CDNA配列 及び推定アミノ酸配列を得た(図2)。cDNA配列は354ntの5゛非翻訳 領域、1590ntの読み取り枠、及び208ntの3゛非翻訳領域を含む。誘 導アミノ酸配列は、精製PH−20から得られるすべてのトリプシンペプチド配 列を含み、cDNA力慣性PH−20クローンであることを確証した。/%(ブ 1ルソド形成実験は、モルモットゲノムDNAがPI−1−20に関する単一の 遺伝子を有することを示した。コンピューター探索により、モルモットPH−2 0アミノ酸配列と池の既知の配列に有意な相同性は明らかにされなかった。
実施例2・他の哺乳順接におけるPH−20相同染色体他の種のゲノムDNA中 にPH−20遺伝子の相同染色体があるかどうかを決定するために、種交差(c ross 5pecies)サザン法を行った。界面活性剤溶菌−プロテイナー ゼに消化により、モルモット、ラット、うさぎ、マウス及びハムスターの肺臓か らゲノムDNAを単離した。他のDNA試料(すなわちヒト、さる及び鶏)は、 University of Connecticut Health Cen terで他の研究者から得た。鮭の精子及びウシ胸腺からのDNAはSigma から購入し、TE(10mMのトリス(pH8,0) 、1mMのEDTA ( pH8,0) )中に1mg/mlで再構成した。すヘテノ種のDNA(10μ g)を制限酵素で切断し、1%アガロースゲル上で分離した。ナイロン膜上への 毛管転移によりサザン法を行った。膜は、6XSSC,LXXシンート溶液、2 50mg/mlの鮭精子DNA、1%のSDS及び50mMのNa2PO4(p H7,4)を含む溶液中で65℃にて1−2時間予備ハイブリッド形成した。予 備ハイブリッド形成緩衝液及び2x10’cpm/m+のプローブ中で55℃に て終夜、膜をハイブリッド形成させた。プローブはランダムヘキサマー法(ra ndom hexamer method)により調製した。黒染を室温にて2 XSSC+l、Q%SDS中で3x5分間、50℃にて2XSSC+0.1%S DS中で2×10分間、及び60℃にてlX5SC十領 1%SDS中で2×1 0分間洗浄した。黒染をプラスチックの覆いで包み、−70℃にて強調スクリー ンを用いてフィルムに露光した。
黒染を、標識gpPH−20−3及びgpPH−20−2の混合物を用いて調べ た。ササン法は、鶏のDNAの場合に一10kbにて弱い/Xイブリッド形成ハ ンドを示し、マウス、ラット、ハムスター、うさぎ及びヒトDNAに場合に強い ハイブリッド形成バンドを示した。さらにウシ及びさるのDNAを用いてもハイ ブリッド形成が観察された。
実施例3・マウスPH−20をコードするDNAの単離従来の方法を用いてマウ ス円形精子細胞からポリA十RNAを単離し、ラムダJにおけるcDNAライブ ラリの製造に用いた。ライブラリを、標識全長モルモットPH−20cDNAプ ローブを用いてスクリーニングした。プローブはモルモットポリA+RNAの最 初の単離により製造した。オリゴ−dTプライマーをポリ(A)領域にハイブリ ッド形成し、逆転写酵素を用いて第1cDNA鎖を生成した。第1オリゴヌクレ オチドがモルモットPH−20の5°非翻訳領域の一部と相補的であり、第2オ リゴヌクレオチドが3°非翻訳領域と相補的である2つのオリゴヌクレオチドを 反応混合物に加え、コード領域全体を含む全長二重鎖DNA配列をポリメラーゼ 連鎖反応により生成した。この反応の生成物は1.5−1.6kbの二重鎖DN Aフラグメントであった。フラグメントをクローニングし、クローニングされた フラグメントを分析してそれが実際にモルモットPH−20タンパク質をコード することを確かめた。
従来の方法によりこのクローンから標識プローブを生成した。
上記のモルモットプローブを用いてマウスcDNAライブラリをスクリーニング した。2つの陽性のクローンが同定された。クローンのいずれもcDNAの5° 部分からの配列を含んでいなかった。陽性のクローンのひとつの5°末端と相補 的な1組のプライマーを用いた固定PCRを用い、マウス遺伝子の5′末端をク ローニングした。DNA配列を図ラムダgtllにおいてヒト精巣ライブラリを スクリーニングすることによりヒトPH−20をコードするDNAを単離し、ク ローニングした。ライブラリを90mmの平板当たり約3,000プラークの密 度で平板培養した。ファージプラークを二重フィルターに移し、2つの放射線標 識DNAプローブ、マウスPH−20cDNA及びモルモットPH−20cDN Aの混合物を用いてスクリーニングした。さらに特定するとモルモットプローブ は上記の標識全長モルモットPH−20プローブであり、マウスクローンはマウ スcDNAの5′末端からの配列を欠いた2つのマウスクローンの1つである。
2つのプローブの混合物とハイブリッド形成した陽性のプラークを取り上げ、精 製した。cDNA挿入断片をサブクローニングし、標準的方法を用いてDNA配 列を決定した。2つのcDNAクローンが得られた。
2つのそれぞれは異なる形態のヒトPH−20をコードする。1つのヒトクロー ンをH2S(図4)と称し、1つをH2C(図5)と称する。
H2Sは510アミノ酸の読み取り枠及び短い5′ならびに3′非翻訳領域を含 む全長クローンである。H2Sの読み取り枠においてコードされるタンパク質は 、モルモットPH−20と59%同一であり、74%類似である(同類置換を含 む)。
H2CはヒトPH−20のカルボキシル末端半分をコードする部分長クローンで ある。H2Cのヌクレオチド1は、H2Sのヌクレオチド814に対応する。H 2Cのヌクレオチド1−781の配列は、H2Sのヌクレオチド814−159 4の配列と同一であり:ヌクレオチド782で始まりヌクレオチド1675に続 くH2Cの配列は、ヌクレオチド1595で始まりヌクレオチド1696に続く H2Sの配列と異なる。コードされたPH−20に関して、H2Cによりコード される部分的タンパク質はH2Sによりコードされるタンパク質のアミノ酸23 6−496と同一である(アミノ酸の番号はH18配列に基づく)。その後H1 6はアミノ酸497−5i1をコードし、H2Sはアミノ酸497−510をコ ードし、配列は各残基において異なる。
ター1:+MAL−D及びpMAL−c (New Engl and Bi。
tabs、Beverly、MA)中にサブクローニングした。両ベクター中で PH−20は融合タンパク質として作られ、N−末端融合パートナ−は木星堕の マルトース結合(MBP)タンパク質である。pMAL−pの場合、コードされ るMBP(通常はべりブラズムタンパク質)は通常のシグナル配列を有しており 、その結果MBP−PH−20融合体は細胞周辺に向かう。細胞周辺への輸出に 成功することができた融合タンパク質の場合、この位置がジスルフィド結合が形 成されて(ヒトPH−20中に12個のシスティンが存在する)おそらく免疫原 性のより強いタンパク質を与えるという利点を有する。pMAL−cの場合、M BPに関するシグナル配列が存在せず、融合タンパク質は細胞質中で見いだされ 、ジスルフィドを形成しない。ヒトPH−20はpMAL−1)及びpMAL− cの両方から製造される。しかしひずみを有するpMAL−pの場合hPH−2 0の製造量は低いが、ひずみを有するpMALGc″rTTλCTGT GAG GT’rにCTr GTkCATTGkT TτTCC入GTTC’!’CTT AAGAAT CTGTGfCτTG Figure 2 Figure 2 (e口nt、) Figure 2(cant、) Figure 3 マウスPH−20cDNAの配列 翻訳開始及び停止に下線を引く Flgure 4A DIIA 配列 16軸す、p、II;CAAttCAT’TCC、、、σπC C1:AATTC直線状Figur@5 Figure 5 (cont、) 補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8)平成5年6月11日

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.哺乳類の精子中に存在し、哺乳類の受精に不可欠な表面タンパク質全体又は その一部をコードする単離DNA。
  2. 2.表面タンパク質がPH−20である、請求の範囲第1項記載の単離DNA。
  3. 3.哺乳類PH−20精子表面タンパク質全体又はその一部をコードする単離D NA。
  4. 4.単離DNAがヒトPH−20精子表面タンパク質をコードする、請求の範囲 第3項記載の単離DNA。
  5. 5.ヒトPH−20タンパク質全体又はその一部をコードするDNAが、図4又 は図5のDNA配列から選ばれるDNA配列とハイブリッド形成する能力により 特徴づけられる、請求の範囲第4項記載の単離DNA。
  6. 6.哺乳類PH−20タンパク質全体又はその一部をコードするDNAを発現可 能な形態で含むDNA発現構築物。
  7. 7.コードされるPH−20タンパク質がヒトPH−20タンパク質である、請 求の範囲第6項記載のDNA発現構築物。
  8. 8.ヒトPH−20タンパク質全体又はその一部をコードするDNAが、図4又 は図5のDNA配列から選ばれるDNA配列とハイブリッド形成する能力により 特徴づけられる、請求の範囲第7項記載のDNA発現構築物。
  9. 9.発現可能な形態のPH−20タンパク質をコードするDNA発現構築物を用 いて細胞を形質転換する段階を含む組み替えPH−20タンパク質の製造法。
  10. 10.PH−20がヒトPH−20タンパク質である、請求の範囲第9項記載の 方法。
  11. 11.ヒトPH−20タンパク質全体又はその一部をコードするDNAが、図4 又は図5のDNA配列から毒ばれるDNA配列とハイブリッド形成する能力によ り特徴づけられる、請求の範囲第10項記載の方法。
  12. 12.哺乳類PH−20タンパク質をコードするDNAを発現可能な形態で含む DNA発現構築物を用いて細胞を形質転換することにより製造されたPH−20 タンパク質。
  13. 13.哺乳類PH−20タンパク質がヒトPH−20タンパク質である、請求の 範囲第12項記載の哺乳類PH−20タンパク質。
  14. 14.ヒトPH−20タンパク質をコードするDNAが、図4又は図5の配列か ら選ばれるDNA配列とハイブリッド形成する能力により特徴づけられる、請求 の範囲第12項記載のヒトPH−20タンパク質。
  15. 15.単離DNAが図2、図3、図4及び図5のDNA配列から成る群より選ば れるDNA配列とハイブリッド形成する能力により特徴づけられる、PH−20 又はその一部をコードする基本的に純粋な哺乳類DNA。
  16. 16.同一種の哺乳類の精子中に存在し、該種の受精に不可欠な単離表面タンパ ク質を含む組成物を用いた該哺乳類の能動免疫化の段階を含む、非モルモット哺 乳類の避妊法。
  17. 17.該表面タンパク質が精子−卵子接着に不可欠である、請求の範囲第16項 記載の方法。
  18. 18.哺乳類がヒト、イヌ、ネコ及びウシである、請求の範囲第16項記載の方 法。
  19. 19.予防接種する哺乳類と同一種の精子中に存在し、該種における受精に不可 欠の単離表面タンパク質を含む組成物を含む、非モルモット哺乳類において避妊 を起こすためのワクチン。
  20. 20.哺乳類がヒト、イヌ、ネコ及びウシから成る群より選ばれる、請求の範囲 第19項記載のワクチン。
  21. 21.該単離表面タンパク質をアジュバントと組み合わせる、請求の範囲第19 項記載のワクチン。
  22. 22.哺乳類の同一種の精子中に存在し、該種における受精に不可欠の表面タン パク質に対するアロ抗血清を用いて該哺乳類を受動免疫化することを含む、非モ ルモット哺乳類のための避妊法。
  23. 23.哺乳類がヒト、イヌ、ネコ及びウシから成る群より選ばれる、請求の範囲 第22項記載の方法。
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