JPH06501732A - Cbh i型成分が欠損したセルラーゼ組成物を含有する洗浄剤組成物 - Google Patents

Cbh i型成分が欠損したセルラーゼ組成物を含有する洗浄剤組成物

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1、 産業上の利用分野 本発明は特定のセルラーゼ組成物を含有する洗浄剤組成物に関するものである。
つまり、本発明は、(a)洗浄に効果的な量の1つ以上の界面活性剤、および( b)1つ以上のエンドグルカナーゼ(EG)型成分および約5重量パーセント未 満のエキソ−セロビオヒドロラーゼ(CBH)■型成分および、好ましくは、約 5重量パーセント未満の全CBH型成分を含有するセルラーゼ組成物、を含有す る洗浄剤組成物に関するものである。さらに好ましくは、本発明の洗浄剤組成物 に用いられるセルラーゼ組成物は、CBHI型成分を全く含まず、そして好まし くはCBH型成分を全く含まない。そのような洗浄剤組成物は、柔らかさ、感触 、色彩の保持/復元、等における改善を与える。
加えて、そのようなセルラーゼ組成物かいくらかのCBHI型成分を含有する場 合、それが約5重量パーセント未満でも、増大した洗浄効果がまた観察される。
2、 従来技術 セルラーゼは、セルロース(β−1,4−グルカン環)を加水分解し、それによ りグルコース、セロビオース、セロ−オリゴ糖類等の形成を生じせしめる酵素と して従来技術において知られている。セルラーゼは菌類、細菌等中で産生(表現 )される一方、ある菌類はセルロースの結晶性形状を分解可能な完全セルラーゼ 系を産生じ、そのようなセルラーゼは、発酵工程により大量に容易に産生される ので、菌類により産生されたセルラーゼは最も注目されている。
上述点に関して、ウッドらの「酵素学における方法」160.25、頁234  (1988)は、ある菌類が、エキソ−セロビオヒドロラーゼ(EC3,2,1 ,91)(rCBHJ ) 、エンドグルカナーゼ(EC3,2,1゜4)(r EGJ )およびβ−グルコシダーゼ(EC3゜2.1.21)(rBGJ)と して同定される酵素を含むいくつかの異なる酵素分類からなる完全セルラーゼ系 を産生ずることを開示している。一方で、ある菌類は完全セルラーゼ系を産生で きない。一般的に、これらの系はCBH成分を欠いている。例えば、コーランら のセルロース分解の生化学および遺伝学、アルバートら、編集者、頁11、(ア カデミツク出版、1988);およびウッドらの、酵素学における方法、160 .25、頁87、(アカデミツク出版、ニューヨーク、1988)を参照のこと 。
同様に、細菌セルラーゼが、CBHをほとんどまたは全く含有しないとして文献 に報告されているが、細菌セルラーゼから誘導されたCBH状成分がエキソ−セ ロビオヒドロラーゼ活性を有すると報告された事例はわずがである。
CBH,EGおよびBGの菌類セルラーゼ分類はさらに拡大して、各分類内の多 重(multiple)成分を含有することができる。例えば、多重CBHおよ びEGは、2つのcBH,すなわち、CBHIおよびCBHII、および少なく とも3つのEG、すなわち、EG I、EGIIおよびEG IIIを含有する Tr i chode rma reeseiを含む様々な菌類源から単離され る。
各CBH,EGおよびBG骨分類らの成分からなる完全セルラーゼ系には、結晶 性セルロースをグルコースに効果的に転化することが要求される。単離された成 分は、結晶性セルロースを加水分解するに際して全く効果的ではない。
さらに、セルラーゼ成分の間に、特にそれらが異なる分類にある場合、相乗関係 が観察される。すなわち、完全セルラーゼ系の効果的なことは、同一の分類の単 離成分がらの貢献の合計よりも著しく大きい。この点に関して、EG酸成分よび CBH成分は相乗的に相互作用してより効果的にセルロースを分解することが従 来技術において知られている。例えば、ウッド、バイオケム、Soc、Tran s、、13、頁407−410 (1985)参照のこと。
基質特異性および異なるセルラーゼ成分の作用様式は、結合成分の相乗作用を説 明する分類に関して著しく異なる。
例えば、セルラーゼ作用の現在受は入れられている様式は、エンドグルカナーゼ 成分か、特にセルロースの低結晶度の領域における、内部β−1,4−グルコシ ド結合を加水分解し、エキソ−セロビオヒドロラーゼ成分が、セルロースの非還 元末端からのセロビオースを加水分解することである。エンドグルカナーゼ成分 の作用は、エキソ−セロビオヒドロラーゼ成分により認識される新たな鎖末端を 作成することにより、エキソ−セロビオヒドロラーゼの作用を大きく促進させる 。
β−グルコシダーゼ成分は、セロオリゴ糖類、例えば、セロビオース、のみに作 用し、唯一の産生物としてグルコースを与える。β−グルコシダーゼ成分はグル コースに対する全体的な反応を行ない、それによりCBHおよびEG成分上のセ ロビオースの阻害効果を解放するので、セルラーゼ系の必須部分であると考えら れる。
一方では、セルラーゼはまた従来技術において、組成物の洗浄能力を高める目的 の、柔軟剤としての使用の、および綿織物等の感触を改善する洗浄剤組成物に使 用されることが知られている。セルラーゼ組成物が衣類を柔軟化する正確な機構 は完全には理解されていないが、セルラーゼの柔軟化および色彩回復特性は、セ ルラーゼ組成物中のアルカリ性エンドグルカナーゼに帰する。それゆえ、例えば 、国際出願公報WO39109259号は、特定アルカリ性エンドグルカナーゼ 成分の豊富なセルラーゼ組成物を含有する洗浄剤組成物は、そのような成分が豊 富でないセルラ−ゼ組成物と比較して、処理衣類に色彩の回復および改善された 柔らかさを与えることを開示している。加えて、洗浄剤組成物中へのそのような アルカリ性エンドグルカナーゼ成分の使用は、その洗浄剤組成物のpH必要条件 を補足する。この参照文献のエンド−グルカナーゼせいぶんは、7.5から10 のアルカリ性pHで最大の活性を示し、アビセルとカルボキシメチル−セルロー ス上の活性基準を定義するものとして定義される。
一方で、セルラーゼ組成物は、綿含有織物を分解することが知られており、その 分解が減少した織物の強度損失により確証される。かわりに、そのような強度損 失は、部分的に、市販洗浄剤中のセルラーゼ組成物の不本意を説明する。
したがって、上述点に関して、完全なセルラーゼ系と比較して綿含有織物に減少 した強度損失をも与える1つ以上のエンドグルカナーゼ成分を含有するセルラー ゼ組成物は、洗浄剤組成物中の使用が特に有利である。
発明の概要 1つ以上のエンドグルカナーゼ成分を含有するセルラーゼ組成物が洗浄剤組成物 と結合して、そのような組成物を含有する洗濯媒質中で洗濯した綿含有織物に、 柔軟化、色彩保持/回復および感触の改善を与えることを発見した。
さらに、そのようなセルラーゼ組成物が約5重量パーセント未満のCBHI型成 分を含有する場合、生成した洗浄剤組成物は、そのように洗濯された綿含有織物 により少ない強度損失を与えることを発見した。
CBI(I欠損、CBHI豊富、まはEGIII豊富であるセルラーゼ組成物を 含有する洗浄剤組成物に関して、セルロースからの還元糖を産生ずるのは、セル ラーゼの量であって、特定の酵素成分の加水分解の相対比ではなく、このことは 綿含有織物に所望の洗浄剤特性、例えば、洗浄剤組成物に1つ以上の改善された 色彩回復、改善された柔軟化および改善された洗浄を与えることを発見した。
したがって、組成物の一面として、本発明は、(a)洗浄に効果的な量の界面活 性剤または界面活性剤の混合物および(b)洗浄剤組成物の重量に基づいて約0 .01から約5重量パーセント、好ましくは約0.05から約2重量パーセント の菌類セルラーゼ組成物からなる洗浄剤組成物に関し、ここで菌類セルラーゼは 1つ以上のEG型成分および約5重量パーセント未満のCBHI型成分(セルラ ーゼ組成物中の合計タンパク質に基づく)からなる。好ましい実施態様において 、洗浄剤組成物中に用いられる菌類セルラーゼ組成物は、1つ以上のEG型成分 および約5重量パーセント未満の全CBH型成分からなる。さらに好ましくは、 本発明に用いられる菌類セルラーゼ組成物は、全てのCBHI型成分を含まず、 さらにより好ましくは全CBH型成分を含まない。
別の好ましい実施態様において、セルラーゼ組成物は、いかなるCBHI型成分 およびさらに好ましくはいかなるCBH型成分、すなわち、CBHI型およびC BHII型成分を産生できないように遺伝学的に修飾された微生物から誘導され る。さらに好ましい実施態様において、セルラーゼ組成物は、いかなる異種タン パク質の表現なくして、いかなるCBHI型成分またはいかなるCBH型成分を 産生できないように遺伝学的に修飾された微生物から誘導される。
その方法の一面において、本発明は、綿含有織物の柔らかさを高める強度損失抵 抗方法に関し、その方法は、(a)洗浄に効果的な量の界面活性剤または界面活 性剤の混合物および(b)洗浄剤組成物の重量に基づいて約0.01から約5重 量パーセント、好ましくは約0.05から約2重量パーセントの菌類セルラーゼ 組成物からなる洗浄剤組成物であって、ここでセルラーゼ組成物が1つ以上のE G型成分およびセルラーゼ組成物中のタンパク質の重量に基づいた約5重量パー セント未満のCBHI型成分からなる洗浄剤組成物から誘導される洗濯媒質中で その織物を洗濯することからなる。
その方法の別な一面において、本発明は、綿含有織物の色彩を保持/回復する強 度損失抵抗方法に関し、その方法は、(a)洗浄に効果的な量の界面活性剤また は界面活性剤の混合物および(b)洗浄剤組成物の重量に基づいて約0.01か ら約5重量パーセント、好ましくは釣0. 05から約2重量パーセントの菌類 セルラーゼ組成物からなる洗浄剤組成物であって、ここでセルラーゼ組成物が1 つ以上のEG型成分およびセルラーゼ組成物中のタンパク質の重量に基づいた約 5重量パーセント未満のCBHI型成分からなる洗浄剤組成物から誘導される洗 濯媒質中で1回以上その織物を洗濯することからなる。
図面の簡単な説明 図1は、pΔCBHIpyr4の構成の概略図である。
図2は、1つのT、reesei染色体上のcbhl座でのpΔCBH1pyr 4からの大きなEcoRI断片の組込みによるT、reesei遺伝子の削除を 説明する図。
図3は、プローブとして32p標識pΔCBH1pyr4を用いたサザン分析後 のEcoRI切断pΔcBarpyr4で転換したT、reesei菌株GC6 9からのDNAのオートラジオグラフである。分子量マーカーのサイズハ、図の 左側にキロベースベアで示す。
図4は、プローブとして32p標識pIntcBHIを用いたサザン分析後のE coRI切断pΔCBHIpyr4で転換したT、reesei菌株GC69か らのDNAのオートラジオグラフである。分子量マーカーのサイズは、図の左側 にキロベースベアで示ス。
図5は、T、reeseiの野生型により、そして転換菌株により分泌されたタ ンパク質を示す等電点電気泳動ゲルである。特に、図5において、等電点電気泳 動ゲルのし−ンAはT、reeseiからの部分的精製CBHIを用いている; レーンBは野生型T、reeseiを用いている:レーンCはcbhl遺伝子が 欠失されたT、reesei菌株からのタンパク質を用いている:そしてレーン Dはcbhl遺伝子およびcbh2遺伝子が欠失されたT。
reesei菌株からのタンパク質を用いている。図5において、図の右側は、 1つ以上の分泌タンパク質に発見された単一のタンパク質の位置を示すように印 を付けたものである。特に、BGはβ−グルコシダーゼを指し、Elはエンドグ ルカナーゼIを指し、E2はエンドグルカナーゼIIを指し、E3はエンドグル ヵナーゼエIIを指し、C1はエキソ−セロビオヒドロラーゼ■を指し、そして 02はエキソ−セロビオヒドロラーゼIIを指す。
図6Aは、ゲノムDNA上の4.lkb EcoRI断片としてクローンしたT 、reesei cbh2座を示した図であり、図6Bは、cbh2遺伝子欠失 ベクターpPΔCBHIIを示した図である。
図7は、プローブとして32p標識pPΔCBHIIを用いたサザン分析後のE coRI切断pPΔCBHIIで転換したT、reesei菌株P37PΔCB HIPyr26からのDNAのオートラジオグラフである。分子量マーカーのサ イズは、図の左側にキロベースペアで示す。
図8は、プラスミドpEGIpyr4のダイヤグラムである。
図9は、40℃でのpH範囲に亘るTr i chode rma reese iから誘導された酸性EG豊富菌類セルラーゼ組成物(CBHIおよびIIを欠 失した)のRBB−CMC活性プロフィール、並びに40℃でのpH範囲に亘る Trichoderma reeseiから誘導された豊富EGIIIセルラー ゼ組成物の活性プロフィールを説明する図である。
図10は、様々な量のCBH成分を有するセルラーゼ組成物で処理した綿含有織 物のランダロメータ(1aunderometer)中の3回の洗濯後の強度損 失の結果を説明する図である。
図11は、様々なpHでの野生型Tr i chode rma reesei により分泌されたセルラーゼで処理した綿含有織物の繊維除去の結果(パネルテ ストスコアに基づく)を説明する図である。
図12は、野生型Trichoderma reeseiにより分泌された様々 な濃度のセルラーゼ(ppm)で処理した綿含有織物、およびCBHIおよびC BHIIを分泌できないように遺伝学的に設計したTr i ch。
derma reeseiの菌株により分泌されたセルラーゼで処理した綿織物 の繊維除去の結果(パネルテストスコアに基づく)を説明する図である。
図13は、CBHIおよびCBHIIを分泌できないように遺伝学的に変更した Trichoderma reeseiの菌株から誘導した様々な濃度(ppm )のEG豊富セルラーゼ組成物の柔軟さのパネルテストを説明する図である。
図14は、都合のよい制限エンドヌクレアーゼ開裂部位を生成するためにegl lおよびcbhlに作られた部位特定交代のダイヤグラムである。それぞれの場 合において、上側のラインは元のDNA配列を示し、導入された変化を中はどの ラインに示し、新たな配列は下側のラインに示す。
図15は、pcEPclから得られるより大きなEc。
RI断片のダイヤグラムである。
図16は、T、reesei RutC30の未変換菌株からの、およびT、r eeseiをEcoRI切断pCEPCIで変換することにより得られた2つの 形質転換株からのDNAのオートラジオグラフである。DNAをPstiで切断 して相補性DNA鎖が得られ、32p標識pUC4に: : cbhlで雑種形 成した。マーカーDNA断片のサイズは図の左側にキロベースの組で示す。
図17は、プラスミドpEGI I : : P−1のダイヤグラムである。
図18は、HindlllおよびBamHIで切断したpEGI I : :P −1で変換したT、reesei菌株P37PΔΔ67P1からのDNAのオー トラジオグラフである。相補性DNA鎖を調製し、DNAは、eg13遺伝子を 含有する放射線標識T、reeseiDNAの約4kb Pstl断片で雑種形 成した。ラインA、、CおよびEは、未変換株からのDNAを含有し、−万B、 DおよびFは、未変換T、reesei菌株からのDNAを含有する。
T、reeseiDNAを、ラインASBのBglllで、ラインC,DのEc oRVで、そしてラインE、FのPsloで切断した。マーカーDNA断片のサ イズは図の左側にキロベースペアで示す。
図19は、プラスミドpPΔEGI−1のダイヤグラムである。
図20は、Hindl I I切断pΔEGIpyr−3により得られた菌株G C69の形質転換株から単離したDNAの相補性DNA鎖のオートラジオグラフ である。未変換株に予期したプローブ、放射線標識pΔEGIpyr−3による 雑種形成の模様をレーンCに示す。レーンAはeq11遺伝子が分裂した形質転 換株に予期された模様を示し、レーンBはpΔEGIpyr−3DNAがゲノム 中に組込まれたがeqll遺伝子を分裂しない形質転換株を示す。
レーンDはHindl I Iで切断したpΔEGIpyr−3を含有し、適切 なサイズのマーカーを提供する。マーカーDNA断片のサイズは図の左側にキロ ベースペアで示す。
発明の詳細な説明 上述したように、本発明は全般的に、1つ以上のEG型セルラーゼ成分および約 5重量パーセント未満のCBHI型成分を含有する菌類セルラーゼ組成物を含む 洗浄剤組酸物、並びにそのようなセルラーゼ組成物を用いた方法に関するもので ある。酸性、中性またはアルカリ性のpHをと有する媒質中で用いられる場合、 そのような洗浄剤組成物は、その媒質中で洗濯される綿含有織物に、柔らかさ、 色彩保持/回復、および感触における改善を与える。さらに、そのセルラーゼ組 成物中に存在する少量のCBHI型成分のために、これらの組成物はまた、多量 のCBHI型成分金成分する組成物と比較して、減少した強度損失を与える。
しかしながら、本発明を詳細に論じる前に、以下の用語を最初に定義しておく。
「菌類セルラーゼ」という用語は、菌類から得られたセルラーゼ遺伝子の全てま たは一部を含有し表現するために遺伝学的に変更された菌類源または微生物から 誘導された酵素組成物を指す。菌類セルラーゼはセルロースまたは1つ以上のそ の分解産生物に作用し、セルロースを加水分解し、主生成物、グルコースとセロ ビオースを与える。菌類セルラーゼは、放線菌、滑走細菌(粘液細菌)および真 性細菌のような微生物を含む非菌類源から生成したセルラーゼから区別される。
ここに記載した洗浄剤組成物に用いられるセルラーゼ組成物を調製するのに都合 のよいセルラーゼを生成することのできる菌類は、英国特許第2,094,82 6号に開示されており、その開示をここに参照文献として用いる。
最良の菌類セルラーゼは一般的に、酸性または中性のpH範囲において最大の活 性を有するが、いくつかの菌類セルラーゼが、中性およびややアルカリ性の条件 下で著しい活性を有することが知られており、すなわち、例えばHumicol a 1nsolensから誘導されたセルラーゼは中性からややアルカリ性条件 下で著しい活性を有することが知られている。
菌類セルラーゼは、異なる基質特異性、酵素的作用パターン等を有するいくつか の酵素分類からなることが知られている。加えて、各分類内の酵素成分は、異な る分子量、ことなるグリコジル化度、異なる等電点、異なる基質特異性等を示し 得る。例えば、菌類セルラーゼは、エンドグルカナーゼ(EG)、エキソ−セロ ビオヒドロラーゼ(CBH)、β−クルコシダーゼ(BG)等を含むセルラーゼ 分類を含む。一方、細菌セルラーゼが、はとんどまたは全くCBH成分を含有し ないと文献に報告されているが、細菌セルラーゼから誘導されたCBH状成分が エキソ−セロビオヒドロラーゼ活性を有すると報告されたことはまれである。
自然に発生した菌類源により産生されて1つ以上のCBHおよびEG酸成分らな る菌類セルラーゼ組成物は、これらの成分それぞれが菌類源により産生された比 率で発見され、ここではときどき「完全菌類セルラーゼ系」または「完全菌類セ ルラーゼ組成物」と称され、その組成物を、そこから単離されたセルラーゼの分 類および成分から、細菌とある菌類により産生された不完全セルラーゼ組成物か ら、またはセルラーゼのCBHおよび/またはEG酸成分生産しないように、ま たは産生過剰、産生不足となるように遺伝学的に修飾した微生物から得たセルラ ーゼ組成物から区別する。
セルラーゼの産生のための菌類を培養する発酵方法は、従来技術においてそれ自 体が知られている。例えば、セルラーゼ系は、バッチ、フェト−バッチ(fed −bateh)および連続流動工程を含む固体または浸水培地のいずれかにより 産生され得る。発酵肉汁(b r o t h)からのセルラーゼ系の集積およ び精製はまた、従来技術においてそれ自体が知られている方法により達成される 。
「エンドグルカナーゼ(rEGJ )型成分」は、それら全ての菌類セルラーゼ 成分またはTr i chode rmareeseiのエンドグルカナーゼ成 分に似た洗浄剤活性特性を示す成分の組合せを示す。この点に関して、Tric hoderma reeseiのエンドグルカナーゼ成分(特に、EG I、E G II、EG III等を単一または組合せで)は、これらの成分が洗濯媒質 ちゅに含まれ、その織物がこの媒質で処理された場合、締金を織物に、柔らかさ 、色彩保持/回復および改善された感触を与える。したかって、エンドグルカナ ーゼ型成分は、これらの成分が洗濯媒質中に含まれる場合に線表類に柔らかさ、 色彩保持/回復および改善された感触を与える菌類セルラーゼ成分である。好ま しい実施態様において、本発明の洗浄剤組成物に用いられるエンドグルカナーゼ 型成分はまた、Trichoderma reeseiから誘導された完全セル ラーゼ系から生じた強度損失と比較して、綿含有織物により少ない強度損失を与 える。
そのようなエンドグルカナーゼ型成分は、伝統的な生化学活性試験を用いてエン ドグルカナーゼとして分類される成分を含まない。例えば、そのような伝統的な 活性試験は、(a)カルボキシメチルセルロース(CMC)のような溶性セルロ ース誘導体を加水分解して、それにより溶液を含有するCMCの粘度を減少せし める、(b)リン酸膨潤セルロース(例えば、ワルセスセルロース)のようなセ ルロースの水和形態を容易に加水分解する、およびセルロースのより高度な結晶 性形!!!(例えば、アビセル、ソルカフロク等)を容易ではないが加水分解す る、成分の能力に基づく。一方で、そのような活性試験により定義されるような 全てのエンドグルカナーゼ成分が、綿含有織物に、改善された柔らかさ、感触お よび色彩保持/回復を与えるわけではないと思われている。したがって、エンド グルカナーゼ型成分を、Trichoderma reeseiのエンドグルカ ナーゼ成分により所有されるような類似の洗浄剤組成物における特性を所有する 菌類セルラーゼの成分として定義することが本発明にとってより正確である。
菌類セルラーゼは1つより多いEG型成分を含有し得る。
異なる成分は一般的に、異なる等電点、異なる分子量、異なるグリコジル化度、 異なる基質特異性、異なる酵素活性パターン等を有する。成分の異なる等電点に より、イオン交換クロマトグラフィー等による分離か可能となる。実際、異なる 菌類源からの成分の単離は従来技術において知られている。例えば、ボルフらの 米国特許出願07/422,814、シュラインらの、国際出願W O8910 9259、ウッドらのセルロース分解の生化学および遺伝学、31から52 ( 198g) ;ウッドらの炭化水素リサーチ、190巻、279から2’17  (19118) ;シュライン、酵素学における方法、160巻、234から2 42(1988)等を参照のこと。これらの各参照文献の完全な開示を、ここに 引用する。
一般的に、EG型成分の組合せは、単一のEG酸成分比較して柔らかさ、色彩保 持/回復および感触を改善する際に、相乗応答を示すと考えられている。一方で は、単一のEG型成分はより安定であり、pH範囲に亘り広いスペクトルの活性 を有する。したがって、本発明に用いられるEG型成分は、単一のEG型成分ま たは2つ以上のEG型成分の組合せのいずれかである。成分の組合せが用いられ る場合、EG型成分は同一または異なる菌類源ら誘導される。
「エキソ−セロビオヒドロラーゼ型CrCBH型」)成分」は、Trichod erma reeseiのCBHIおよび/またはCBHIIセルラーゼに類似 した洗浄剤活性特性を示す菌類セルラーゼ成分を指す。この点に関して、EG型 酸成分セルラーゼ成分不在下で用いられた場合(上記定義したように)、Tri chodermareeseiのCBHIおよびCBHII酸成分みでは、その 処理した綿含有織物に、著しい色彩保持/回復および改善された感触を与えない 。したがって、EG型成分と組み合わせて用いた場合、Trichoderma  reeseiのCBHI成分は、その綿含有織物に高められた強度の損失およ び増大した洗浄効果を与える。
したがって、CBHI型成分およびCB)1 11型成分は、それぞれTric hoderma reeseiのCBHIおよびCBHII酸成分類似した洗浄 剤活性特性を示す菌類セルラーゼ成分を指す。上述したように、CBHI型成分 に関して、このことは、EG型成分の存在下で用いられる場合、綿含有織物の強 度損失を高める、および/または増大した洗浄効果を与える特性を含む。好まし い実施態様において、EG型成分の存在下で用いられる場合、CBHI成分はま た増大した柔軟化効果を与える。
そのようなエキソ−セロビオヒドロラーゼ型成分はどうしてもsTrichod erma reeseiのCBHIおよびCBHIIを特徴付けるのに用いられ たような活性試験を用いてエキソ−セロビオヒドロラーゼとして因襲的に分類さ れた成分は含まない。例えば、そのような伝統的な分類試験を用いて、そのよう な成分は、(a)セルビオースにより競争的に阻害される(Kiは約1mM); (b)カルボキシメチルセルロース等のような置換セルロースを著しくは加水分 解できない: (C)リン酸膨潤セルロースを加水分解し、高度な結晶性セルロ ースはあまり加水分解しない。対称的に、活性試験によりCBH成分として特徴 付けられたある菌類セルラーゼ成分は、洗浄剤組成物中で単独で用いられる場合 、綿含有織物に、改善された柔らかさ、感触および色彩保持/回復を提供すると 思われる。したがって、エキソ−セロビオヒドロラーゼ成分は、Trichod erma reeseiのエンドグルカナーゼ成分により所有されるような洗浄 剤組成物の類似の機能特性を所有するので、そのようなエキソ−セロビオヒドロ ラーゼをEG型成分として定義することか本発明に関してより正確であると思わ れる。
EG酸成分豊富な菌類セルラーゼは、精製技術により得られる。つまり、完全菌 類セルラーゼ系は、適切なpHでのイオン交換クロマトグラフィー、親和力クロ マトグラフィー、サイズ排他等を含む、文献中においてよく出版されている認識 された分離技術により、実質的に純粋な成分に精製できる。例えば、イオン交換 クロマトグラフィーにおいて(通常陰イオン交換クロマトグラフィー)、pH勾 配、または塩勾配、またはpHと塩の両方の勾配で溶出することにより、セルラ ーゼ成分を分離できる。
CBHI型セルラーゼ成分に対するEG型成分の必要な比率を有するセルラーゼ 成分の混合物が、その成分の単離および組換え以外の方法で調製されることも考 えられる。
この点に関して、CBH成分に対するEG酸成分比較的高い比率を与えるために 、天然微生物の発酵条件を変更することも可能である。同様に、組換え技術は、 CBH成分に対するEG酸成分比較的高い比率を有する、または全CBH成分を 含まない1つ以上のEG酸成分産生できるセルラーゼ成分の混合物を産生ずるよ うにCBH成分に対するEG酸成分相対比率を変更することもできる。
上述したことに関して、EG酸成分豊富なセルラーゼ組成物の調製に適した方法 は、1つ以上のCBH型成分を産生できないように遺伝学的に微生物を修飾する ことによるものであり、その方法はいかなる異種タンパク質も産生じない。同様 に、1つ以上のEG型成分を過剰産生ずるように遺伝学的に微生物を修飾するこ ともまた可能である。例えば、1990年10月5日に出願され、ここにその全 体を参照文献として含む米国特許出願071593.919号は、1つ以上のC BH成分を産生できないようにおよび/または1つ以上のEG酸成分過剰産生で きないように遺伝学的にTrichoderma reeseiを作成する方法 を開示している。さらに、その用途の方法は、いかなる異種タンパク質も産生し ないTrichodermareeseiを産生する。同様に、ミラーらの、r Aspergillus n1dulansにおける直接または間接置換」分子 および細胞生化学、頁1714−1721 (1985)は、5相同DNAの線 形断片を用いたDNA媒介転換によりAspergillus n1dulan S中の遺伝子を欠失する方法を開示している。ミラーらの方法は、いかなる異種 タンパク質を産生ずることなく遺伝子の欠失を達成する。
上述点に関して、CBHI型またはCBHII型セルラーゼ成分のいずれかを産 生ずる原因となる遺伝子の欠失は、セルラーゼ組成物中に存在するEG型成分の 量を豊富にする効果を有する。同様に、CBHI型およびCBHII型セルラー ゼ成分を産生ずる原因となる遺伝子の欠失は、CBH型成分を含まないセルラー ゼ組成物となる。
さらに、菌類セルラーゼ組成物は、不完全な菌類セルラーゼ組成物を産生ずる菌 類源からここに用いられる。例えば、ある菌類がCBH成分を含まないセルラー ゼ組成物を産生ずることが知られている。例えば、コーラランらの、セルロース 分解の生化学および遺伝子学、オーパートらの編集、頁1l−30(アカデミツ ク出版、1988)は、赤腐れ菌類は、明らかにCBH成分を産生じないが、こ れらの成分の1つ以上がCBHI型成分であるかのうせいもあることを開示して いる。一方、本発明の目的のために、そのような菌類により産生された十分な量 のエンドグルカナーゼがEG型成分である場合、CBHI型成分に対するEG型 成分の必要な比率を得るために豊富にすることなく、本発明の実施にそのような セルラー・ゼを用いることが可能である。
加えて、従来の方法により精製された1つ以上のCBH型成分の必要量は、1つ 以上のCBH型成分に対するEG型成分の特定比率を達成するように、CBH型 成分を産生できないように遺伝学的に作成された微生物から産生されるセルラー ゼ組成物に加えられる、すなわち、EG型成分が豊富であるように全CBE[型 成分を含まないセルラーゼ組成物は、1重量パーセントの精製CBHI型成分を セルラーゼ組成物に加えることによるだけで、1重量パーセントのCBHI型成 分を含有するように配合できる。
「β−グルコシダーゼ(BG)成分」は、BG活性を示すセルラーゼ成分を指し 、すなわちそのような成分はセロビオースの非還元末端および他のセロオリゴ糖 類(「セロビオース」)から作用し、単一産生物としてのグルコースを与える。
BG酸成分セルロース高分子上に吸着されず、または反応しない。さらに、その ようなりG成分は競争的にグルコースにより阻害される(Kiは約1mM)。厳 密な意味において、BG酸成分セルロースを分解できないので文字通りにはセル ラーゼではないが、そのようなりG成分は、これらの酵素が、CBH成分および EG酸成分結合作用により産生された阻害セルロース分解産生物(特にセロビオ ース)をさらに分解することによりセルロースの全体的な分解を促進させるため 、セルラーゼ系の定義内に含まれる。BG酸成分存在なくしては、結晶性セルロ ースの加水分解は緩やかにしかまたはほとんど生じない。BG酸成分しばしば、 p−ニトロフェノールB−D−グルコシド(PNPG)のようなアリル基質に特 徴付けられ、それゆえしばしばアリル−グルコシダーゼと呼ばれる。全てのアリ ルグルコシダーゼがBG酸成分あるわけてはなく、あるものはセロビオースを加 水分解しない。
セルラーゼ組成物中のBG酸成分存在または不在は、CBH成分の活性を調整す るのに用いられると考えられる。
つまり、セロビオースはCBH成分によるセルロース分解中に産生されるので、 そして高濃度のセロビオースがCBH活性を阻害することが知られているので、 さらにそのようなセロビオースはBG酸成分よりグルコースに加水分解されるの で、セルラーゼ組成物中のBG酸成分不在は、セロビオースの濃度が阻害水準に 達する場合にCBH活性を「消失」させる。また、1つ以上の添加剤(例えば、 セロビオース、グルコース等)を、そのセルラーゼ組成物に加えて、直接にまた は間接的に、いくらかまたは全てのCBH1型活性型皿性に他のCBH活性を効 果的に「消失」できると考えられる。そのような添加剤が用いられた場合、用い られる添加剤の量か、CBHI型活性を、ここに記載したセルラーゼ組成物を用 いることにより達成されるCBHI型活性と等しい水準、または少ない水準に低 下させるのに十分であれば、本発明への使用に適した組成物であると考えられる 。
一方、CBH成分により生成されたセロビオースの水準が、添加したBG酸成分 不在下でそのような全体の加水分解の制限となる場合、添加した量のBG酸成分 含有するセルラーゼ組成物は、セルロースの全体の加水分解を増大させる。
セルラーゼ組成物中のBG酸成分量を増加せしめるまたは減少せしめるいずれか の方法か、事務所明細書番号010055−056として1990年12月10 日に出願され、「クローニングによるセルロースの糖化およびTRI CHOD ERMAREESEIによるβ−グルコシダーゼ遺伝子の増幅」と題された米国 特許出願節07/825.140号に記載されており、ここに参照文献として含 む。
菌類セルラーゼは1つ以上のBG酸成分含有できる。異なる成分は一般的に、イ オン交換クロマトグラフィー等によりそれらの分離を可能にする異なる等電点を 有する。単体BG酸成分たはBG酸成分組合せのいずれかが用いられる。
洗浄剤組成物中で用いられる場合、BG酸成分一般的に、セロビオースにより、 CBHおよびEG酸成分そして特に、CBHI型成分の阻害を防ぐのに十分な量 で加えられる。
加えるBG酸成分量は、当業者により容易に決定される洗浄剤洗濯中に産生され るセロビオースの量に依存する。しかしながら、使用される場合、セルラーゼ組 成物中に存在するいかなるCBH型成分と比較したBG酸成分重量パーセントは 、好ましくは約0.2から約10重量パーセントであり、より好ましくは約0. 5から約5重量パーセントである。
本発明に用いられる菌類セルラーゼ組成物を調製するのに使用される好ましい菌 類セルラーゼは、Tr i choderma reeseiSTriehod erma k。
ningii、Penei 11um sp、 、Humicola 1nso lens、等から得られるものである。
ある菌類セルラーゼは市販されている。すなわち、セルキャスト(デンマーク、 コペンハーゲン、ノボインダストリー社から得られる)、ラビダーゼ(オランダ 、デルフト、N、■1、ギストブロケイド社から得られる)、サイトラーゼ12 3(カリフォルニア州、南すンフランシスコ、ジネンカーインターナショナル社 から得られる)等である。
他の菌類セルラーゼもまた、周知の発酵および単離方法により容易に単離できる 。
「綿含有織物」という用語は、綿を編んだ織物、綿ニット、綿デニム等を含む綿 ブレンドまたは純粋な綿から作られる縫った、または縫われていない織物を指す 。綿ブレンドが用いられる場合、織物中の綿の量は、少なくとも40重量パーセ ントの綿、好まl、<は約60重量パーセントより多い綿、そして最も好ましく は約75重量パーセントより多い綿である。ブレンドとして用いられる場合、そ の織物に用いられる材料は、ポリアミド繊維(例えば、ナイロン6およびナイロ ン66)、アクリル繊維(例えば、ポリアクリロニトリル繊維)、ポリエステル 繊維(例えば、ポリエチレンテレフタレート)、ポリビニルアルコール繊維(例 えば、ビニロン)、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリウレタ ン繊維、ポリ尿素繊維およびアラミド繊維のような合成繊維を含む1つ以上の綿 ではない繊維を含む。レーヨンのような再生セルロースは、綿含有織物中で綿の 代替物として用いられる。
「界面活性剤」という用語は、洗浄剤組成物中への使用としてよく知られている アニオン、非イオンおよび両性電解質界面活性剤を指す。
「洗濯媒質」という用語は、必要量の洗浄剤(界面活性剤)組成物を水に加える ことにより調製される水性洗濯溶液を指す。その洗濯媒質は一般的に、洗浄に効 果的な量の洗浄剤を含む。
洗濯媒質は、その媒質のpHが約4から約7未満である場合、「酸性洗濯媒質」 と定義される。洗濯媒質は、その媒質のpHが約7である場合、「中性媒質」と 定義される。
洗濯媒質は、その媒質のpHが7より上で約10までである場合、「アルカリ性 洗濯媒質」と定義される。好ましくは、アルカリ性洗濯媒質は、7より上で約9 まで、さらに好ましくは7より上で約8までのpHををする。本発明は、EG型 成分が、洗浄剤組成物中に用いられ、その組成物が酸性、中性またはアルカリ性 洗濯媒質中で用いられるかにかかわらす、綿含有織物の柔軟化並びに色彩保持/ 復元および感触をもたらすことかできるという発見に基づく。しかしながら、洗 浄剤組成物は一般的にアルカリ性条件において用いられるので、使用されるセル ラーゼ組成物は好ま1、 <は、そのような条件下でいくらかの活性を有するも のである。好ましいセルラーゼ組成物は、T、reeseiおよびHumico la 1nsolensから誘導されたものを含む。Humicola 1ns olensからのセルラーゼ組成物は、アルカリ性条件下で著しい活性を保持す ることか従来技術において知られている。
EG酸成分存在は色彩の保持/復元、柔軟化および改善された感触をもたらすの に必要であるか、EG型成分およびCBH型成分(CBHI型成分を含む)の特 定の混合物はまた、同一の利益またはいくらか増大した利益を示す。
つまり、EG酸成分使用はいくらかの洗浄の利益となる一方、増大した洗浄の利 益は、1つ以上のEG型成分を含み、さらにCBHI型セルラーゼ成分を含むセ ルラーゼ組成物を含む洗浄剤組成物で洗濯した綿含有織物に観察される。
加えて、EG酸成分使用は柔軟化をもたらすが、増大した柔軟化の利益は、EG 型成分とともにいくらかのCBHI型成分金成分ことにより達成される。
一方では、EG酸成分組み合わされた大量のCBHI型成分の存在は、CBHI 型成分を含まない、または減じられた量のCBHI型成分を含むのいずれかであ るセルラーゼ組成物と比較して、綿含有織物に増大した強度損失を与えることと なる。したがって、セルラーゼ含有洗浄剤組成物の強度損失特性を最小限とする ために、本発明の洗浄剤組成物は、1つ以上のEG型成分および約5重量パーセ ント未満、好ましくは約2重量パーセント未満のCBH1型成分金成分セルラー ゼ組成物を使用する。そのようなセルラーゼ組成物を含有する洗浄剤組成物は、 綿含有織物に所望の高められた質を提供するが、より多量のCBH1型成分金成 分るセルラーゼ組成物を含有する洗浄剤組成物と比較して、減少した強度損失を も提供する。
さらに上述した点に関して、本発明の洗浄剤組成物に使用する特定のセルラーゼ 組成物は、最小限のCBHI型成分の使用またはCBHI型成分を全く使用しな いことを要求する強度損失抵抗の利益に対して、いくらかのCBH1型成分金成 分により達成される増大した洗浄効果への要望を釣り合わせることにより作られ る。すなわち、セルラーゼを洗浄剤中に含む主な重点が、綿含有織物に、最小限 に可能な強度損失とともに、改善された柔らかさ、色彩保持/復元、および改善 された感触を与えるためである場合、その洗浄剤組成物中に用いられるらるは、 全てのCBHI型成分を含まない1つ以上のEG型成分からなることが好ましい 。
一方では、セルラーゼを洗浄剤中に含む主な重点が、増大した洗浄の利益ととも に、色彩の保持/復元、改善された軟らかさおよび改善された感触を綿含有織物 に与えることである場合、洗浄剤組成物中に用いられるらるは、1つ以上のEG 型成分並びにいくらかのCBHI型成分(たとえセルラーゼ組成物の合計タンパ ク質重量に基づいて約5重皿パーセント未満、好ましくは約2重量パーセント未 満でも)を含有する。
上述点に関して、本発明の洗浄剤組成物中に一般的に用いられるセルラーゼの量 は、線表類に色彩保持/復元および軟らかさを与えるのに十分な量である。好ま しくは、セルラーゼ組成物は、全洗浄剤組成物の重量に対して、約0゜01重量 パーセントから約5重皿パーセントで用いられる。
さらに好ましくは、セルラーゼ組成物は、全洗浄剤組成物の重量に対して、約0 .05重量パーセントから約2重皿パーセントで用いられる。洗浄剤組成物中に 用いられるセルラーゼの特定の濃度は、洗濯媒質への希釈において、EG型成分 の濃度が約0.5から約500ppm、好ましくは約2から約1100ppの範 囲となるように選択される。
洗浄剤組成物中に用いられるらるの特定量は1、セルラーゼ組成物中のEG型成 分の量、並びにその洗浄剤組成物が水への添加により希釈されて洗濯媒質を形成 する程度に依存する。これらの要因は、当業者により容易に確認される。
好ましくは、本発明の洗浄剤組成物中に用いられるセルラーゼ組成物は、セルラ ーゼ組成物中タンパク質の合計重量に基づいて少なくとも約2重皿パーセントの エンドグルカナーゼ型成分、さらに好ましくは、セルラーゼ組成物中タンパク質 の合計重量に基づいて少なくとも約2重皿パーセント、ざらの好ましくは、少な くとも約2重皿パーセント、最も好ましくは、少なくとも約2重皿パーセントの エンドグルカナーゼ型成分を含有する。
より低いセルラーゼ濃度では(すなわち、洗濯媒質中で約5ppm未満のEG型 成分の濃度)、本発明の洗浄剤組成物の使用により達成される軟らかさ、色彩の 保持/復元および改善された感触は、繰り返しの洗濯に亘りより明確である。よ り高い濃度では(すなわち、洗濯媒質中駒5ppmおよびそれより高いEC型成 分の濃度)、その改善は1回の洗濯において顕著である。
本発明の重要な面の1つは、1つ以上のEG型成分を含有し、最少量のCBHI 型成分を含有するようにセルラーゼ組成物を調製することにより、綿含有織物に 、減少した強度損失を達成する一方で、柔軟化、色彩保持/復元および改善され た感触の所望の効果を達成できることである。
加えて、そのように調製したセルラーゼ組成物の使用により、その洗浄剤組成物 中において低濃度のセルラーゼの使用となる。次に、洗浄剤組成物中の低濃度の セルラーゼの使用は、改善された消費者の安全性を導く。
上述したセルラーゼ組成物は、液体希釈物、粒状、乳濁液、ゲル、ペースト等の いずれかの状態で洗浄剤組成物に加えられる。そのような形状は当業者によ(知 られている。
固体の洗浄剤組成物が用いられる場合、セルラーゼ組成物は好ましくは粒剤とし て配合される。好ましくは、その粒剤は、セルラーゼ保護剤を含有するように配 合される。例えば、その明細書かここにその全体を2照文献として含まれる、1 991年1月17日に出願され、「酵素および酵素保護剤を含有する粒剤、並び にそのような粒剤を含有する洗浄剤組成物」という名称の米国特許出願節07/ 642.669号を参照のこと。同様に、その粒剤は、その粒剤の洗濯媒質中へ の溶解度を減少させる物質を含有するように配合され得る。そのような物質およ び粒剤は、その明細書がここにその全体を参照文献として含まれる、事務所番号 GCS−171−USIとして1991年1月17日に出願され、「粒剤組成物 」と称する米国特許第07/642.596号に開示されている。
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄剤組成物中への使用がよく知られているアニオン 、非イオン、両性電解質界面活性剤を含む界面活性剤を使用する。
本発明の洗浄剤組成物への使用に適したアニオン界面活性剤は、直鎖または枝別 れアルキルゼンゼンスルホン酸塩、直鎖または枝別れアルキル基またはアルケニ ル基を有するアルキルまたはアルケニルエーテル硫酸塩、アルキルまはアルケニ ル硫酸塩、オレフィン硫酸塩、アルカン−スルホン酸塩等を含む。アニオン界面 活性剤に適した対イオンは、ナトリウムおよびカリウムのようなアルカリ金属イ オン、カルシウムおよびマグネシウムのようなアルカリ土類金属、アンモニウム イオン、および炭素数2または3のアルカノール基を1から3こ有するアルカノ ールアミンを含む。
両性電解質界面活性剤は、第4級アンモニウム塩スルホン酸塩、ベタイン型両性 電解質界面活性剤等を含む。そのような両性電解質界面活性剤は、同一の分子中 に陽性および陰性に荷電した基の両者を含む。非イオン界面活性剤は一般的に、 ポリオキシ−アルキレンエーテル、並びに高級脂肪酸アルカノールアミドまはそ のアルキレン酸化物付加物、高級酸グリセリンモノエステル等からなる。
本発明への使用に適した界面活性剤は、英国特許第2゜094.826号に開示 されており、その開示をここに参照文献として含む。
そのような界面活性剤の混合物もまた用いられる。
界面活性剤または界面活性剤の混合物は一般的に、洗浄剤組成物合計の約1重皿 パーセントから約2重皿パーセントの量で、好ましくは、洗浄剤組成物合計の約 5重皿パーセントから約2重皿パーセントの量で本発明の洗浄剤組成物中に用い られる。洗濯媒質中の希釈に関して、界面活性剤の濃度は一般的に、約500p pmまたはそれ以上、好ましくは、約11000ppから15.OOOppmで ある。
セルラーゼ組成物および界面活性剤に加えて、本発明の洗浄剤組成物は必要に応 じて、1つ以上の以下の成分を含有できる: セルラーゼ以外の加水分解酵素 そのような加水分解酵素は、エステル結合に作用するカルボキシレートエステル 加水分解酵素、チオエステル加水分解酵素、リン酸塩モジエステル加水分解酵素 およびリン酸塩ジエステル加水分解酵素;グリコジル化合物に作用するグリコシ ド加水分解酵素:N−グリコジル化合物を加水分解する酵素:エーテル結合に作 用するチオエーテル加水分解酵素;ペプチド結合に作用するα−アミノ−アシル −ペプチド加水分解酵素、ペプチジル−アミノ酸加水分解酵素、アシル−アミノ 酸加水分解酵素、ジペプチド加水分解酵素、およびペプチジル−ペプチド加水分 解酵素を含む。
それらの中で好ましいものは、カルボキシレートエステル加水分解酵素、グリコ シド加水分解酵素、およびペプチジル−ペプチド加水分解酵素である。適した加 水分解酵素は、(1)ペプシン、ペプシンBルンニン、トリプシン、キモトリプ シンA1キモトリプシンB1エラスターゼ、エンテロキナーゼ、カテプシンc1 パパイン、キモパパイン、フィシン、トロンビン、フィブリノリジン、レニン、 サブチリシン、アスベルギルベブチダーゼA1コラゲナーゼ、クロストリジオペ ブチダーゼB1カリクレイン、ガストリシン、カテプシンD0、ブロメリン、ケ ラチナーゼ、キモトリプシンC1ペプシンC1アスベルギルベプチダーゼB1ウ ロキナーゼ、カルボキシ−ペプチダーゼAとB1および、アミノペプチダーゼの ようなペプチジル−ペプチド加水分解酵素に属するプロテアーゼ; (2)α− アミラーゼ、β−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、インベルターゼ、リソシーム 、ペクチナーゼ、キチナーゼおよびデキストナラーゼのようなグリコシド加水分 解酵素(本質的な成分であるセルラーゼはこの群より除外される。それらの中で 好ましいもの、α−アミラーゼおよびβ−アミラーゼである。それらは酸性から 中性系で機能し、アルカリ性系において高い活性を示す細菌から得られるものも ある: (3)カルボキシエステラーゼ、リパーゼ、ペクチンエステラーゼおよ びクロロフィラーゼを含むカルボキシレートエステラーゼ。
それらの中で特に効果的なものはリパーゼである。
市販されている製品の商標名および製造社は以下のとおりである: 「アルカラ ーゼ」、「エスペラーゼ」、「サビナーゼ」、rAMGJ、rBANJ、「フン ガミル」、「スイートザイム」、「テルマミル」 (デンマーク、コペンハーゲ ン、ノボインダストリー):「マヵスターゼ」、「高アルカリ性プロテアーゼ」 、「アミラーゼTHCJ、「リパーゼ」 (オランダ、デルフト、N、V、 、 ギストブロケード):「プロテアーゼB−400J、「プロテアーゼB−400 0J、「プロテアーゼAPJ、「プロテアーゼAP2100J (スイス、バセ ル、スイスフアーメントA、 G、); rCRDプロテアーゼ」 (ミズーリ 、セントルイス、モンサントU); 「ビオカーゼ」 (イリノイ、ミンチセロ 、ビオビン社);「プロナーゼP」、「プロナーゼASJ、「プロナーゼAFJ  (日本、カケンケミカル社); [ラビダーゼP−2000J (フランス、 セフラン、ラビダス);プロテアーゼ産生物(タイラー標準ふるい、16メツシ ユで100%通過し、150メツシユで100%残る)にューヨーク、スタンダ ードブランド社の部門、クリントンコーンプロダクッ);「タカミネ」、「ブロ メレイン1:10J、rHTプロテアーゼ200」、「酵素L−WJ (細菌で はなく、菌類から得られた)(インディアナ、エルクハート、マイルスケミカル 社);「ロザイムP−11濃縮物」、「ベクチノール」、「リパーゼB」、「ロ ザイムPFJ、「ロザイムJ−25J (CA、南すンフランシスコ、ジネンカ ー、ローム及ハース社):「アンプロザイム200J (N、J、 、ネワーク 、ノブコケミカル社に従属するジャックウルツ社); rATP40J、rAT P120J、rATP160J (フランス、セフラン、ラピダス):「オリバ ーゼ」 (日本、長潮産業)。
セルラーゼ以外の加水分解酵素が、目的により要求されるだけ洗浄剤組成物中に 含まれる。その加水分解酵素は、好ましくは、精製したものに関して、0.00 1から5重量パーセント、さらに好ましくは0.02から3重量パーセントの量 で含まれる。この酵素は、粗製酵素のみから作られた粒剤の形状で、または洗浄 剤組成物中の他の成分と組み合わされて用いられる。粗製酵素の粒剤は、精製酵 素がその粒剤中に0.001から50重量パーセントとなる量で用いられる。そ の粒剤は、0.002から20、好ましくは0.1から10重量パーセントの二 で用いられる。
セルラーゼに関して、これらの粒剤は、酵素保護剤および溶解遅延物質を含有す るように配合される。
陽イオン界面活性剤および長鎖脂肪酸塩そのような陽イオン界面活性剤および長 鎖脂肪酸塩は、飽和または不飽和脂肪酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテル カルボン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩またはエステル、アミノ酸型界面活性剤、リ ン酸塩エステル界面活性剤、3から4のアルキル置換基および1までのフェニル 置換アルキル置換基を有するものを含む第4アンモニウム塩を含む。
適切な陽イオン界面活性剤および長鎖脂肪酸塩が、英国特許第2,094,82 6号に開示されており、その開示をここに参照文献として含む。その組成物は、 そのような陽イオン界面活性剤および長鎖脂肪酸塩の約1から約20重量パーセ ントを含む。
ビルダー A、二価金属イオン封鎖剤 その組成物は、以下の化合物のアルカリ金属塩およびアルカノールアミン塩から なる群より選択される1つ以上のビルダー成分を約0から約50重量パーセント で含む:すン酸塩、ホスホン酸塩、ホスホノカルボキシレート、アミノ酸の塩、 アミノポリ酢酸塩高分子電解質、非溶解ポリマー、ジカルボン酸の塩、およびア ルミノケイ酸塩。適切な二値金属イオン封鎖剤が、英国特許第2,094,82 6号に開示されており、その開示をここに2照文献として含む。
B、アルカリまたは無機電解質 その組成物は、アルカリまたは無機電解質として以下の化合物の1つ以上のアル カリ金属塩の組成物を、約1がら約50重量パーセント、好ましくは約5から約 30重量パーセントで含む:ケイ酸塩、炭酸塩および硫酸塩、並びにトリエタノ ールアミン、ジェタノールアミン、モノエタノールアミンおよびトリイソプロパ ツールアミンのような有機アルカリ。
抗再析出剤 その組成物は、抗再析出剤として以下の化合物の1つ以上を約0. 1から約5 重量パーセントで含む:ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリ ビニルピロリドンおよびカルボキシメチルセルロース。
それらの中で、カルボキシメチルセルロースおよび/またはポリエチレングリコ ールと本発明のセルラーゼ組成物の組合せは、特に有用な泥除去組成物を提供す る。
漂白剤 過炭酸ナトリウム、過硼酸ナトリウム、硫酸ナトリウム/過酸化水素付加物およ び塩化ナトリウム/過酸化水素付加物のよにうな漂白剤または/およびスルホン 化フタロシアニンの亜鉛またはアルミニウム塩のような感光漂白染料と組み合わ せての本発明のセルラーゼの使用はさらに、洗浄効果を改善する。
青味付は剤および蛍光染料 必要であれば、組成物中に青味付は剤および蛍光染料を含有できる。適切な青味 付は剤および蛍光染料が、英国特許第2.094.826号に開示されており、 その開示をここに参照文献として含む。
固化阻害剤 以下の固化阻害剤が、粉末の洗浄剤中に含まれる:p−トルエンスルホン酸塩、 キシレンスルホン酸塩、酢酸塩、スルホサクシン酸塩、タルク、微粉砕シリカ、 粘土、ケイ酸カルシウム(ジョーンズマンビル社のミクロセルのような)炭酸カ ルシウムおよび酸化マグネシウム。
セルラーゼ活性を阻害する因子のマスキング剤本発明のセルラーゼ組成物は、銅 イオン、亜鉛イオン、クロムイオン、水銀イオン、鉛イオン、マンガンイオンま たは銀イオンもしくはその化合物の存在下においである場合には失活せしめられ る。様々な金属キレート剤および金属沈殿剤がこれらの阻害剤に対して効果的で ある。それらは、例えば、必要に応じての添加剤に関して上記に記載したような 二価金属イオン封鎖剤並びにケイ酸マグネシウムおよび硫酸マグネシウムを含む 。
セロビオース、グルコースおよびグルコノラクトンは、同時に阻害剤として作用 する。これらの糖類とセルラーゼの共存は、できる限り避けることが好ましい。
共存か不可避の場合、糖類とセルラーゼの直接の接触を、例えばそれらを被覆す ることにより避けることが必要である。
長鎖脂肪酸塩および陽イオン界面活性剤はある場合には阻害剤として作用する。
しかしながら、これらの物質とセルラーゼとの共存は、それらの直接の接触が、 タブレット化または被覆のような方法により避けられる場合、さしつかえない。
上述したマスキング剤および方法は、必要であれば、本発明に用いられる。
セルラーゼ活性剤 活性剤は、様々なセルラーゼに依存して変化する。タンパク質、コバルトおよび その塩、マグネシウムおよびその塩、カルシウムおよびその塩、カリウムおよび その塩、ナトリウムおよびその塩、またはマンノースとキシロースのような単糖 類の存在下において、セルラーゼは活性化せしめられ、その洗浄力は著しく改善 される。
抗酸化剤 抗酸化剤は、例えば、第3ブチル−ヒドロキシトルエン、4.4′ −ブチリデ ンビス(6−第3−ブチル−3−メチル−フェノール) 、2.2’−ブチリデ ンビス(6−第3−ブチル−4−メチル−フェノール)、モノスチレン化フェノ ール、ジスチレン化フェノールおよび1,1−ビス(4−ヒドロキシ−フェノー ル)シクロヘキサンを含む。
可溶化剤 可溶化剤は、例えば、エタノールのような低級アルコール、ベンゼンスルホン酸 塩、p−トルエンスルホン酸塩のような低級アルキル−ベンゼンスルホン酸塩、 プロピレングリコールのようなグリコール、アセチルベンゼンスルホン酸塩、ア セトアミド、ピリジンジカルボン酸アミド、安息香酸塩および尿素を含む。
本発明の洗浄剤組成物は、酸性からアルカリ性pHまでの広いpH範囲において 用いられる。好ましい実施態様において、本発明の洗浄剤組成物は、アルカリ性 洗浄剤洗濯媒質中、さらに好ましくは、7より上で8以下のpHを有するアルカ リ性洗浄剤洗濯媒質中で用いられる。
上述した成分は別として、所望であれば、本発明の洗浄剤組成物に、香料、緩衝 液、保存剤、染料等が用いられる。
そのような成分は、これまで従来技術において用いられている量で用いられる。
本発明に使用される洗浄剤のベースが粉末の形状である場合、吹付は一乾燥法お よび粒剤法を含む既知の調製方法により調製されるものである。特に吹付は一乾 燥法および/または吹付は一乾燥粒剤法により得られた洗浄剤ベースが好ましい 。吹付は一乾燥法により得られた洗浄剤ベースは、調製条件間して制限されない 。その吹付は一乾燥法により得られた洗浄剤ベースは、界面活性剤およびビルダ ーのような熱抵抗性成分の水性スラリーを熱した空間に吹き付けることにより得 られる中空の粒剤である。その粒剤は、50から2000マイクロメーターのサ イズを有する。吹付は一乾燥後、香料、酵素、漂白剤、無機アルカリ性ビルダー を加える。吹付は一乾燥粒剤法により得られるような高密度の粒剤洗浄剤ベース に関して、様々な製粉がそのベースの調製後に加えられる。
洗浄剤ベースが液体である場合、均質な溶液または不均質な分散物のいずれかで ある。洗浄剤中のセルラーゼによりカルボキシメチルセルロースの析出物を除去 するために、その組成物中に含有する前に、カルボキシメチルセルロースは粒剤 化または塗膜されることが望ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、工業的および家族的に、これらの環境で従来用いられ る温度および液体比率で用いられる。
洗濯洗浄剤への使用に加えて、ここに記載したセルラーゼ組成物は、色彩の保持 /復元、柔軟化および感触における所望の改善を提供する十分な活性を示す中間 のpHでの適切な溶液中での予洗工程においても用いることができる。
セルラーゼ組成物か、液体、吹付け、ゲルまたはペースト組成物のいずれかとし て、予洗(例えば、プリウォッシュ)組成物中に用いられる場合、そのセルラー ゼ組成物は、予洗組成物の合計重量に基づいて約0.01から約20重量パーセ ントで用いられる。そのような組成物に置いて、界面活性剤も必要に応じて用い られ、用いられる場合には、予洗組成物の合計重量に基づいて約0.01から約 20重量パーセントで存在する。組成物の残りは、予洗に用いられている従来の 成分、すなわちそれぞれ従来の濃度で、希釈剤、緩衝液、他の酵素(プロテアー ゼ)等からなる。したがって、そのような予洗組成物は、約0から約20重量パ ーセントの界面活性剤、および約0.01から約20重量パーセントの、1つ以 上のEG型成分と約5重量パーセント未満のCBHI型成分からなるセルラーゼ よりなる。
また、ここに記載したセルラーゼ組成物は、色褪せた織物に色彩を復元するのに 適した孤立組成物として家庭の用途で用いられる。例えば、ここにその全体を参 照文献として含む、米国特許第4,738,682号を参照のこと。
以下の実施例は本発明を説明するために提示されたものであり、その視野を限定 するように解釈されるべきではない。
実施例 実施例1−12および20−28は、1つ以上のセルラーゼ組成物を産生できな いように、または特定のセルラーゼ組成物を過剰産生ずるように、遺伝学的に設 計したTrichoderma reeseiの産生を説明する。
実施例1 Trichoderma reeseiのpyr4誘導体の選択 pyr4遺伝子は、ウリジンの生合成に必要とされる酵素である、オロチジン− 5′−モノリン酸塩デカルボキシラーゼをコードする。毒性阻害因子5−フルオ ロオロチン酸(FOA)か、野生型細胞によりウリジン中に含まれ、それゆえ細 胞を毒する。しかしながら、pyr4遺伝子中に検出される細胞はこの阻害因子 に対する抵抗を有するか、成長のためにウリジンを必要とする。それゆえ、FO Aを用いてpyr4誘導体菌株を選択することが可能である。
実際、T、reesei菌株RL−P37の芽胞(シールーニース、G、および モンテンコート、B、S、 、Apl)1、Microbiol、Biotec hnol、20、p、 46−53 (1984) )を、2mg/mlのウリ ジンおよび1.2mg/mlのFOAを含有する固体化した媒質の表面上に広げ た。3または4日以内に、自然なFOA抵抗群体が現れ、その後に、成長のため にウリジンを必要とするそれらのFOA抵抗誘導体を同定することができる。特 異的に欠損pyr4遺伝子を有したそれらの誘導体を同定するために、プロトプ ラストを産生じ、野生型pyr4遺伝子を含有するプラスミドで転換した(実施 例3および4参照)。転換に続いて、プロトプラストを、ウリジンを欠いた媒質 上に展開した。転換群体の続いての成長は、プラスミドボーン(borne)p yr4遺伝子による欠損pyr4遺伝子の補完を示した。このようにして、菌株 GC69を、菌株RL−P37のpyr4誘導体であると同定した。
実施例2 CBHI欠失ベクターの調製 CBHIタンパク質をコードするcbhl遺伝子を、既知のプローブ合成方法を 用いた、この遺伝子に関して公表された配列を元にして設計したオリゴヌクレオ チドプローブでの雌型形成により、T、reesei菌株RL−P37のゲノム DNAからクローンした(シューメーカーら、1983b )。cbhl遺伝子 は、6.5kb PstI断片上に存在し、当業者に知られた技術を用いてこの ベクターのKan’遺伝子を置換することによりPt5I切断pUC4K (N J、ビス力タウエイ、ファーマシア社から購入)中に挿入され、この技術はマニ アチスらにより述べられており(1989) 、ここに参照文献として含む。次 いで産生じたプラスミド、1)UC4に: : cbhlをHindIIIで切 断し、約6kbのより大きな断片を単離して、再結さつしてI)UC4に: :  cbhlΔH/Hを与えた(図1参照)。この方法は、完全なcbhl暗号配 列および約1゜2kb上流と1.5kb下流下流側列配除去する。元来のPst l断片のいずれかの末端からの、おおよそ1kbO側腹DNAが残る。
T、reesei pyr4遺伝子を、マニアチスらの方法に従って、pUc1 8中のゲノムDNAの6.5kbHindI I I断片としてクローンし、p Tpyr2(スミスら、1991)を形成した。プラスミドpUC4に+:cb hlΔH/HをHindIIIで切断し、その末端を子牛腸アルカリ性ホスファ ターゼで脱リンした。この末端脱リンDNAを、T、reesei pyr4遺 伝子を含有する6、5kb HindlII断片と連結し、pΔCBHIpyr 4を得た。図1はこのプラスミドの構成を説明している。
実施例3 プロトプラストの単離 500m1のフラスコ中の100m1のYEG (0,5%の酵母抽出物、2% のグルコース)を約5X10’のT6reesei GC69芽胞(pyr4誘 導体菌株)で接種することにより菌糸体を得た。次いでそのフラスコを振動させ ながら37℃で約16時間、培養した。2. 750Xgでの遠心分離により菌 糸体を収穫した。収穫した菌糸体をさらに、1.2Mソルビット溶液中で洗浄し 、5mg/mlのノボザイム234溶液(Ct、ダンバリー、ノボバイオラボか ら得られる、1.3−アルファーグルカナーゼ、1.3−ベーターグルカナーゼ 、ラミナリナーゼ、キシラーゼ、キチナーゼおよびプロテアーゼを含有する多成 分酵素系の商標である);5mg/mlのMgSO4−7H20; 0.5mg /m1の牛血清アルブミン、1.2Mソルビットを含有する40m1の溶液中に 再懸濁せしめた。
プロトプラストを、ミラクロス(CA、ラジョラ、カルビオケム社)を通じての 濾過により細胞デブリから除去し、2.000gでの遠心分離により集積した。
そのプロトプラストを、1.2Mのソルビット中で3回洗浄して、1゜2Mのソ ルビット、50mMの(aC12中で1回洗浄し、遠心分離し、]、22Mソル ビット50mMのCaC1゜のm1当たり約2X108プロトプラストの密度で 再懸濁せしめた。
実施例4 菌類プロトプラストのpΔCBHIpyr4による転換実施例3において調製し た200μlのプロトプラスト懸濁液を、20μlのTE緩衝液(10ml ト リス、pH7,4,1mM EDTA)中のEcoRI切断pΔCBH’1py r4(実施例2において調製)、および25%PEG 4000.0.6M K CIおよび50mMのCac1□を含有する50μlのポリエチレングリコール (PEG)溶液に加えた。この混合物を20分間、氷上で培養した。この培養期 間の後に、そこに上述のように同定した2、0mlのPEGを加え、その溶液を さらに混合し、室温で5分間培養した。この第2の培養後、1.2Mのソルビッ トおよび50mMのCaCl2を含有する4、0mlの溶液をそれに加え、この 溶液をさらに混合した。次いてそのプロトプラスト溶液を、追加の1%のグルコ ース、1.2Mのソルビットおよび1%のアガロースを含有するボゲルス媒質N (1リツトル当たり、3グラムのクエン酸ナトリウム、5グラムのKH2PO4 ,2グラムのNH4N03.0.2グラムのMgSO4・7H20,0,1グラ ムのCaC12” 2H20,5μgのα−ビオチン、5mgのクエン酸、5m gのZnSO4” 7H20,1mgのF e (NH4) 2 ” 6H20 ,0,25mgのCuSO4−5H20,50μgのMnSO4−4H20)の 溶解アリコートに直ちに加えた。次いでプロトプラスト/媒質混合物を、上述し た同一のボゲル媒質を含有する固体媒質上に注いだ。その媒質中にはウリジンは 全く存在せず、それゆえ、転換群体のみが、pΔCBHI、pyr4中に挿入さ れた野生型pyr4遺伝子による菌株GC69のpyr4突然変異の補完め結果 として成長することができた。これらの群体を続いて転移せしめ、添加剤として 1%のグルコースを含有する固体水ゲル媒質N上に精製し、安定な形質転換体を さらなる分析のために選択した。
この段階において、安定な形質転換体を、そのより速い成長速度およびウリジン を欠いた固体培養媒質上のぎざぎざというよりもむしろ滑らかな輪郭を有する円 形の群体の形成により不安定な形質転換体とは区別した。ある場合においては、 固体の非選択性媒質(すなわち、ウリジンを含有する)上に形質転換体を成長さ せ、この媒質から芽胞を収穫し、続いて発芽してウリジンを欠いた選択性媒質上 に成長するこれらの芽胞の百分率をめることにより、さらなる安定性の試験を行 なった。
実施例5 形質転換体の分析 形質転換体が、1%のグルコースを含有する液体水ゲル媒質N中で成長せしめら れた後に、DNAを、実施例4で得られた形質転換体から単離した。これらの形 質転換体DNA試料をさらにPstl制限酵素で切断し、アガロースゲル電気泳 動を行なった。次いでそのゲルを、ニドラン膜フイルタ上にプロットし、32p 標識pΔCBHIpyr4プローブで雑種形成した。プローブを選択して、6. 5kb Pstl断片としての天然cbhl遺伝子、転換DNA断片から誘導さ れたいかなるDNA配列および天然pyr4遺伝子を同定した。
雑種形成からの放射線活性帯は、オートラジオグラフィーにより顕像化された。
そのオートラジオグラフィーを図3に示す。上述したように5つの試料A、B、 C,DおよびEを試験した。Eは未転換菌株GC69であり、本分析において対 照として用いた。レーンAからDは、上述した方法により得られた形質転換化体 を示す。オートラジオグラフィーの横側の数は、分子量マーカーのサイズを示す 。
このオートラジオグラフィーから分かるように、レーンDは6.5kb CBH I帯を含まず、この遺伝子が全体的に、cbhl遺伝子でのDNA断片の組込み により形質転操体中に欠失されたことを示す。cbhl欠失菌株はP37PΔC BHIと呼ばれる。図2は、T、reesei染色体の1つのcbhl座でのp ΔCBHIpyr4がらのより大きなEcoRI断片の二重交さの発生を通じて の組込みによるT、reesei cbhl遺伝子の欠失の概略を示す。分析し た他の形質転換体は、未転換対照菌株と同一であると思われる。
実施例6 pIntCBHIを有する形質転換体の分析使用したプローブが32p標識pl ntcBHIプローブに代わったことを除いては、実施例5と同一の方法を本実 施例において用いた。このプローブは、pUC4に: : cbhlΔH/H中 で欠失された領域内のcbhl座からの2kb BglII断片を含有するpU C−型プラスミドである。この実施例において、対照、未転換菌株GC69であ る試料A、形質転換体P37PΔCBHIを含む2つの試料を分析した。図4か ら分がるように、6.5kbでの帯により示されるように、試料Aはcbhl遺 伝子を含有した。しかしながら、形質転換体、試料Bはこの6.5kbでの帯を 含有せず、それゆえcbhl遺伝子を含有せず、pUCプラスミドから誘導され たいがなる配列をも含有しない。
実施例7 菌株P37PΔCBHIによるタンパク質分泌産生したP37PΔCBHI菌株 からの芽胞を、1%のグルコース、0.14%の(NH4)2 SO4,0,2 %(7)KH2PO4,0,03%ノMg S O4,0,03%の尿素、0. 75%のバクトドリプトン(bactotryptone) 、0.05%のツ イーン(Tween)80.0.000016%のCu5O,・5H20,0, 001%のFeSO4”7H20,0,000128%のZnSO4・7H20 ,0,0000054%のNa2MoO4−2H20、および0.000000 7%のMnC1・4H20を含有する50m1のTr i chode rma 基礎媒質中に接種した。その媒質を振動させながら、250m1のフラスコ中、 37℃で約48時間、培養した。産生じた菌糸体わミラクロス(カルバイオヶム 社)を通過させた濾過により集積し、17mMのリン酸カリウムで2または3回 洗浄した。その菌糸体は最終的に、1mMのソフォロース(sophorose )を有する17mMのリン酸カリウム中で懸濁せしめ、さらに振動させなから3 0”Cで24時間、培養した。次いで上澄みをこれらの培養物から集積し、菌糸 体を捨てた。培養上澄みの試料を、フチーマシアファストゲルシステムおよび製 造者の指示に従ったpH3−9プレキヤストゲルを用いた等電点電気泳動により 分析した。そのゲルは銀染料で染色し、タンパク賃借を顕像化した。cbhlタ ンパク質に対応する帯は、図5に示すように、菌株P37PΔCBHIから誘導 した試料には存在しなかった。この等電点電気泳動ゲルは、T、reeseiの 異なる上澄み培養中の様々なタンパク質を示す。レーンAは部分的に精製したC BHIであり、レーンBは未転換T、reesei培養からの上澄みであり、レ ーンCは本発明の方法により産生された菌株P37PΔCBHIからの上澄みで ある。様々なセルラーゼ成分の位置を、CBHI、CB)II I、EGI、E GII、およびEGIIIで標識する。CBHIは全細胞外タンパク質の50% を構成するので、CBHIは主な分泌タンパク質であり、それゆえゲル上で最も 暗い帯となる。この等電点電気泳動ゲルは明確に、P37PΔCBHI菌株中の CBHIタンパク質の欠失を示す。
実施例8 pPΔCBHIIの調製 CBHIIタンパク質をコードするT、reeseiのcbh2遺伝子は、図6 Aの図表に示すゲノムDNAの4゜1kb EcoRI断片としてクローンしで ある(チェノら、1987、バイオテクノロジー5 : 274−278)。こ の4.1kb断片をpUC4XLのEcoRI部位の間に挿入した。後者のプラ スミドは、ここに示す順番: Ec。
RI、BamHI、Sac I、Sma I、HindIII、Xhol、Bg lII、ClaISBgllI、XhoI。
Hind I I ISSma I、Sac I、BamHI、EcoRI、で 配列した制限エンドグルカナーゼ部位の相称的な模様を有する多重クローニング 部位を含有するpUC誘導体(ジネンカーインターナショナル社のRlM、ベー カにより構成された)である。従来技術において知られている方法を用いて、プ ラスミド、pPΔCBHI I (図6B)を構成し、ここて(CBHII翻訳 開始部位の74bp3′での)HindIII部位と(CBHIIの最後のコド ンの265bり3’での)ClaI部位との間のこの遺伝子の1.7kb中央領 域を除去し、T、reesei pyr4遺伝子を含有する1、6kb Hin dlII−C1aI DNAと置換した。
T、reesei pyr4遺伝子を1.6kbNheI−5phl断片上のp Tpyr2 (実施例2参照)がら切除し、pUc219のsph IとXba 1部位との間に挿入しく実施例25参照)、9219Mを産生じた(スミスら、 1991、Curr、Genet 19p、27−33)。次いでpyr4遺伝 子を、一方の末端にDNAの7bpと、他方の末端1:DNAの6bpを有し、 pUc219多重クローニング部位から誘導されたHindlII−Clal断 片として除去し、cbh2遺伝子のHindIllおよびClal部位中に挿入 し、プラスミドpPΔCBHIIを形成した(図6B参照)。
このプラスミドのEcoRIでの切断は、一方の末端でのcbh2座からの0. 7kbの側端DNA、他方の末端でのcbh2座からの1.7kbの側端DNA および真中のT、reesei pyr4遺伝子を有する断片を雌牛ずる。
実施例9 T、reesei菌株GC69中のcbh2遺伝子の欠失実施例3および4に略 述した方法に従って、菌株のプロトプラストを産生し、EcoRI切断pPΔC BHIIで転換する。形質転換体からのDNAを、EcoRIおよびAsp71 8で切断し、アガロースゲル電気泳動を行なう。
ゲルからのDNAを膜フィルタにプロットし、実施例11の方法に従って32p 標識pPΔCBHIIで雑種形成する。
正確にcbh2座で組み込まれたpPΔCBHIIからのEcoRI断片の単一 のコピーを有する形質転換体を同定する。その形質転換体はまた、実施例7にお けるような振動フラスコ中で成長せしめられ、培養上澄み中のタンパク質は等電 点電気泳動により試験される。このようにして、CBHIIタンパク質を産生し ないT、reesei GC69形質転換体が産生される。
実施例10 P37PΔCBHIのpyr4誘導体の産生cbhl遺伝子に関して欠失された 形質転換体の芽胞(P37PΔCBHI)を、FOA含有媒質上に展開した。
続いて、実施例1の方法を用いてこの形質転換体のpyr4誘導体を得た。この pyr4菌株をP37PΔCBHIPyr26と称した。
実施例11 cbhlに関して事前に欠失した菌株中のCbh2遺伝子の欠失 菌株P37PΔCBHIPyr26を産生じ、実施例3および4において概略を 示した方法に従ってEcoTI切断pPΔCBHI Iで転換した。
精製した安定形質転換体を実施例7のように振動フラスコ中で培養し、その培養 上澄み中のタンパク質を等電点電気泳動により試験した。どのようなCBHII タンパク質も産生じなかった1つの形質転換体P37PΔΔCBH67と称する )を同定した。図5のレーンDは、本発明の方法に従って産生したcbhlおよ びcbh2遺伝子の両方を欠失した形質転換体からの上澄みを示す。
37PΔΔCBH67から抽出し、アガロースゲル電気泳動を行なった。このゲ ルからのDNAを膜フィルターにプロットし、32p標識ppΔCBHIIで雑 種形成した(図7)。図7のレーンAは、未転換T、reeseL菌株からのD NAに関して観察された雑種形成パターンを示す。
野生型cbh2遺伝子を含有する4、lkb EcoRI断片が観察された。レ ーンBは、菌株P37PΔΔCBH67に関して観察された雑種形成パターンを 示す。1つの4、lkb帯が除去され、約0,9および3.lkbの2つの帯に より置換された。これは、pPΔCBHIIからのEcoRI断片の1つのコピ ーが正確にcbh2座で組み込まれた場合に予期されるパターンである。
同一のDNA試料をまたEcoRIで切断し、サザン分析を上述したように行な った。この実施例において、プローブは32p標識plntcBHIIであった 。このプラスミドは、プラスミドpPΔCBH,II中で欠失されたcbh2遺 伝子のその断片内からのcbh2遺伝子暗号配列の一部を含む。どの雑種形成も 菌株P37PΔΔCBH67からのDNAに関して見られず、このことはcbh 2遺伝子が欠失されたこと、およびpUCプラスミドから誘導されたどの配列も この菌株中に存在しなかったことを示す。
実施例12 pEGIpyr4の構成 EGIをコードするT、reesei eqll遺伝子は、公表された配列に従 って合成されたオリゴヌクレオチドでの雑種形成による菌株RL−P37からの ゲノムDNAの4.2kb Hindlll断片としてクローンされた(ベンチ ラら、1986、遺伝子45 : 253−263 ;パンアースデルら、19 87、バイオ/テクノロジー5 : 6O−64)。3.6kb HindlI I−BamHI断片をこのクローンから取り出して、HindI I Iて切断 したpUc21.8 (pUc219と同一であるか、反対の配向において多重 クローニング部位を有する、実施例25参照)およびpTpyr2から得たT、 reesei pyr4遺伝子(実施例2参照)を含有する1、6kb Hin dlll−BamHI断片と連結し、プラスミドpEGIpyr4を得た(図8 )、pEGIpyr4のHindIIIでの切断は、T、reeseiゲノムD NA(egllおよびpyr4遺伝子)のみを含有し、2つの遺伝子の間の24 bp配列合成りNAおよび一方の末端での6bp配列合成りNAを除<DNAの 断片を雌牛ずる(図8)。
実施例13は、精製工程によるサイトラーゼ123セルラーゼ(Trichod erma reeseiから得た、CA、南すンフランシスコ、ジネンカーイン ターナショナル社から得られる完全菌類セルラーゼ組成物)の成分の単離を説明 する。
実施例13 サイトラーゼ123セルラーゼのセルラーゼ成分への精製サイトラーゼ123セ ルラーゼを以下のように分画した。
このセルラーゼ系のセルラーゼ成分の通常の分配は以下のとおりである: CBHI 45−55重量パーセント CBHII 13−15重量パーセントEG I 11−13重量パーセント EG II 8−10重量パーセント EG III 1−4 重量パーセントBG 0.5−1重量パーセント その分画は以下の樹脂を含有するカラムを用いて行なった:シグマケミカル社( MO,セントルイス)からのセファデックスG−25ゲル濾過樹脂、IBFバイ オテクニクス(MD、サバジ)からのSP)リサクリルM陽イオン交換樹脂およ びQA)リサクリルM陰イオン交換樹脂。pH6,8の10mMリン酸ナトリウ ム緩衝液とセファデックスG−25ゲル濾過樹脂で満たした3リツトルのカラム を用いてサイトラーゼ123セルラーゼ、0.5gを脱塩した。次いで脱塩溶液 をQAトリサクリルM陰イオン交換樹脂の20m1のカラムに装填した。このカ ラムに結合した分画はCBHIおよびEG 1を含有した。これらの成分を、0 から約500mMの塩化ナトリウムを含有する水性勾配を用いて勾配溶出により 分離した。このカラムに結合しなかった分画はCBHIIおよびEGIIを含有 した。これらの分画を、pH3,3の10mMのクエン酸ナトリウムで均衡化し たセファデックスG−25ゲル濾過樹脂のカラムを用いて脱塩した。次いでこの 溶液、2o。
mlを、SPトリサクリルM陽イオン交換樹脂の20m1のカラムに装填した。
CBHIIおよびEGIIを、0から約200mMの塩化ナトリウムを含有する 水性勾配を用いて別々に溶出した。
上述した実施例13の方法と類似した方法に従って、それらの成分中に分離でき る他のセルラーゼ系は、セルキャスト(デンマーク、コペンハーゲン、ノボイン ダストリーから得られる)、ラビダーゼ(オランダ、デルフト、N。
■9、ギストブロケイドから得られる)、およびTrichoderma ko ningiiSPenicillumsp、等から誘導したセルラーゼ系を含む 。
実施例14 サイトラーゼ123セルラーゼからのEGIIIの精製上述した実施例13は、 サイトラーゼ123セルラーゼからのいくつかの成分の単離を示した。しかしな がら、EG IIIはサイトラーゼ123セルラーゼ中に非常に少量した存在し ないので、この成分を単離するのに以下の方法が用いられた。
A、EGIIIセルラーゼ酵素の大規模な抽出100リツトルの細胞不含有セル ラーゼ濾液を約30℃まで加熱した。加熱した物質は、約4丸3000 (約8 000の分子量、ポリエチレングリコール)および約り0%重量/容積の無水硫 酸ナトリウムから調製された。その混合物は2相液体混合物を形成した。この相 を、5A−1ディスクスタック遠心分離機を用いて分離した。その相を、銀染色 等電点電気泳動ゲルを用いて分析した。分画および集積によりEG IIIおよ びキシラナーゼを得た。取り出した組成物は、約20から50重量パーセントの EG IIIを含有した。
上述した方法に関して、約8000未満の分子量を有するポリエチレングリコー ルの使用は分離に不適切であり、一方約8000より実質的に大きい分子量を有 するポリエチレングリコールの使用は取り出した組成物中の所望の酵素を排除す ることとなる。硫酸ナトリウムの量に関して、10%重量/容積より大きな硫酸 ナトリウムの水準は沈殿問題を引き起こし、一方丈質的に10%重R/容積未満 の硫酸ナトリウムの水準では不十分な分離または1つの相中に残留する溶液とな った。
B1分画によるEG IIIの精製 EG IIIの精製は、野生型Trichidermareeseiにより産生 される完全な菌類セルラーゼ組成物(CA,南すンフランシスコ、ジネンヵーイ ンターナショナルから市販されている、サイトラーゼ123セルラーゼ)からの 分画により行なわれる。つまり、分画は、以下の樹脂:シグマケミカル社(Mo ,セントルイス)がら得られるセファデックスG−25ゲル濾過樹脂、IBFバ イオテクニクス(MD,サバジ)からのSP)リサクリルM陽イオン交換樹脂お よびQA)リサクリルM陰イオン交換樹脂を含有するカラムを用いて行なわれる 。pH6. 8の10mMリン酸ナトリウム緩衝液とセファデックスG−25ゲ ル濾過樹脂で満たした3リツトルのカラムを用いてサイトラーゼ123セルラー ゼ、0.5gを脱塩した。次いで脱塩溶液をQA)リサクリルM陰イオン交換樹 脂の20m1のカラムに装填した。このカラムに結合した分画はCBH Iおよ びEG Iを含有した。二〇カラムに結合しない分画は、CBH II,EG  IIおよびEG 11Iを含む。これらの分画を、pH4.5の10mMのクエ ン酸ナトリウムで均衡化したセファデックスG−25ゲル濾過樹脂のカラムを用 いて脱塩した。次いでこの溶液、200m1を、SPトリサクリルM陽イオン交 換樹脂の20m1のカラムに装填した。EG IIIを、200mMの塩化ナト リウム100m1で溶出した。
EG IIIの単離能率を高めるために、EG IIIを過剰表現するようにお よび/または1つ以上のEG I。
EG II,CBH Iおよび/またはCBH II酸成分産生できないように 遺伝学的に修飾されたTr i ch。
derma reeseiを使用することが望ましい。このことは必然的に、例 えば、上述した分画および/またはPEG抽出によりEGIIIのより効果的な 単離を導く。
同様に、上述したEG III組成物をさらに精製して、実質的に純粋なEG  III組成物、すなわち、タンパク質の約80重量パーセントより多いEGII Iを含有する組成物を提供することが望ましい。例えば、そのような実質的に純 粋なEG IIIタンパク質は、方法Bの方法Aから得られた物質を用いること により得られる。さらにEG IIIを精製する1つの特定の方法は、この実施 例14のパートb)で得られたEG III試料のさらなる分画によるものであ る。さらなる分画は、モノ−8−HR515カラム(NJ,ビス力タウエイ、フ ァーマシアLKBバイオテクノロジーから得られる)を用いたFPLCシステム により行なわれる。FPLCシステムは、液体クロマトグラフィーコントローラ 、2つのポンプ、二重通路モニター、分画集積装置およびチャートレコーダー( 全てNJ、ビス力タウエイ、ファーマシアLKBバイオテクノロジーから得られ る)からなる。分画は、実施例14のパートb)で調製j7たEG III試料 、5mlを、以前にpH4の10mMクエン酸ナトリウムで均衡化した2 0  mlセファデックスG−25カラムで脱塩することにより行なわれた。次いでカ ラムを、1mlの分画に集積した試料I関して、0.5ml/分の速度でのNa Clの0−200mM水性勾配により溶出させた。EG IIIは、分画10お よび]1において取り出され、SDSゲル電気泳動により90%より純粋である と測定された。この純粋なEG IIIは、既知の技術によるN末端アミノ酸配 列の測定に適17でいる。
上述した実施例13において精製した実質的に純粋なEG III並びにEG  1およびEGII成分は、本発明の方法に単一または混合物で用いられる。こら のEG酸成分以下の特性を有する: MW pI 最適pHI EG I 〜47−49kD 4.7 〜5EGII 〜35kD5.5 〜5 EG III 〜25−28kD 7.4 〜5.5−6.01、以下の実施例 15によるRBB−CMC活性により測定された最適pH。
本発明の実施にこれらの混合物を使用すると、単一の成分と比較して、柔らかさ 、感触、外観等を改善する相乗応答が得られる。一方で、本発明の実施に単一の 成分を使用すると、より安定であるか、またはpH範囲に亘り広い活性のスペク トルを有することとなる。例えば、以下の実施例15は、EGIIIが771. カIJ性条件下のRBB−CMCに対して著しい活性を有することを示す。
実施例15 pH範囲に亘るセルラーゼ組成物の活性2つの異なるセルラーゼ組成物のpHプ ロフィールを測定するために以下の方法を用いた。第1のセルラーゼ組成物は、 CBHIおよびCBHII酸成分産生ずることがで今ないように上述した方法と 類似の方法で遺伝学的に修飾したTrichoderma reeseiがら調 製したCBHIおよびII欠失セルラーゼ組成物であった。
このセルラーゼ組成物が、一般的にTrichoderma reeseiから 誘導されたセルラーゼ組成物、約58から70パーセントからなるCBHIおよ びCBHIIを含有しない限り、このセルラーゼ組成物は、必ず実質的にCBH I型およびCBHII型セルラーゼ成分を含まず、したかってEG酸成分すなわ ち、EG I、EG ll5EG III等が豊富である。
第2のセルラーゼ組成物は、実施例14のパートb)と類似の精製方法によりT richoderma reeseiから誘導されたセルラーゼ組成物から単離 したEGIIIの純粋な分画、約20から40%であった。
これらのセルラーゼ組成物の活性を、40℃で測定し、その測定は以下の方法を 用いて行なわれた。
最終溶液中に必要な量の酵素を提供するのに十分な濃度で、適切な酵素溶液、5 から20μlを加える。pH4,5,5,5,6,6,5,7,7,5および8 の、0.05Mクエン酸塩/リン酸塩緩衝液中で2重量パーセントのRBB−C MC(オーストラリア、N、S、W、2151、ノースロック、6アルトナブレ イス、メガザイムから市販されているレマゾルブリリアントブルーR−カルボキ シメメチルセルロース)、250μmを加える。
撹拌し、40℃で30分培養する。水浴中で5から10分間、冷却する。0.3 Mの酢酸ナトリウムおよび0.02Mの酢酸亜鉛を含有するメチルセロソルブ、 1000μlを加える。撹拌し、5−10分間、放置する。遠心分離し、上澄み をキュベツト中に注ぐ。各キュベツト中の溶液の590nmでの光学濃度(OD )を測定する。より高い水準の光学濃度が、より高い水準の酵素活性に対応する 。
この分析の結果を図9に述べるが、これは、EGIIIセルラーゼ組成物と比較 したCBHIおよびII欠失セルラーゼ組成物の相対活性を説明している。この 図から、CBHIおよびCBHIIの欠失したセルラ−ゼ成物は、pH5,5あ たりでRBB−CMCに対する最適なセルロースを加水分解する活性を有し、ア ルカリ性pH1すなわち、7より上で8のpHである程度の活性を有する。
一方で、EG IIIの豊富なセルラーゼ組成物は、pH5,5−6で最適なセ ルロースを加水分解する活性を有し、アルカリ性pHで相当な活性を有する。
実施例16 セルラーゼ組成物のランダロメーター強度損失検定本実施例の目的は、異なるセ ルラーゼ組成物の綿含有織物の強度を減少せしめる能力を試験することにある。
T「ichoderma reeseiから誘導されたほとんどのセルラーゼ組 成物の活性はpH5またはそのあたりで最大であるので、強度損失は、その検定 がこのpHあたりで行なわれる場合に、最も明確になる。しかしながら、pH5 で達成された結果は、別のpHで生じる強度損失の結果と相関すると思われ、し たがって、分析したセルラーゼ成分の相対強度損失能力を示している。
つまり、この実施例において、分析した第1のセルラーゼ組成物は、野生型のT richoderma reeseiから産生された完全菌類セルラーゼ系(C A、南すンフランシスコ、ジネンカーインターナショナルから市販されているサ イトラーゼ123セルラーゼ)であり、GCOloと同定される。
分析した第2のセルラーゼ組成物は、CBHIIを表現できないように、上述し た1から12および以下の20から28の実施例と類似した方法で遺伝学的に修 飾したTrichoderma reeseiから調製したCBHII欠失セル ラーゼ組成物であり、CBHIIdと同定される。CBHIIがセルラーゼ組成 物の約15パーセントまでからなる限りは、この成分の欠失は、CBHLおよび 全てのEG酸成分豊富な水準となる。
分析した第3のセルラーゼ組成物は、CBHIおよびした方法で遺伝学的に修飾 したTrichodermareeseiから調製したCBHIおよびCBHI I欠失セルラーゼ組成物であり、CBHI/I Idと同定される。CBHIお よびCBHIIが約70%までのセルラーゼ組成物からなる限り、この成分の欠 失は、豊富な水準の全てのEG酸成分なる。
分析した最後のセルラーゼ組成物は、CBHIを表現できないように、上述した 方法と類似した方法で遺伝学的に修飾したTrichoderma reese iから調製したCBHI欠失セルラーゼ組成物であり、CBHIdと同定される 。CBHIが約55%までのセルラーゼ組成物からなる限りは、この成分の欠失 は豊富な水準のCBHIIおよび全てのEG酸成分なる。
ランプロメーター中で綿含有織物の強度損失の効果について、上述したセルラー ゼ組成物を試験した。その組成物を、等量のEG酸成分用いられるように、最初 に標準化した。各セルラーゼ組成物を加えて、pH5に滴定し、0゜5mlの非 イオン界面活性剤を含有する20mMクエン酸塩/リン酸塩緩衝液、400m1 の溶液を分離した。精製した各溶液を分離ランダロメーターキャニスターに加え た。
これらのキャニスタ−中に、強度損失を促進させるある量の大理石、並びに16 インチX20インチの綿織物(NJ08846、ミドルセックス、ブラックフォ ード通り200、テストファブリック社からのスタイル467番として得られる )を加えた。次いでそのキャニスタ−を閉じて、43℃に保持されたランプロメ ーター中に降ろした。次いでそのキャニスタ−を約1時間に亘り、1分間に少な くとも40回転(rpm)の速度で浴中で回転せしめた。その後、衣類を取り出 してよく濯ぎ、標準乾燥機中で乾燥せしめた。
強度損失結果を最大限度にするために、上述した方法をさらに2回繰り返し、3 回目の処理後、綿織物を取り出し、強度損失の分析を行なった。強度損失は、イ ンストロンテスターを用いた横方向の引張り強度(rFTsJ )を測定するこ とによりめ、その結果を、セルラーゼを加えなかったことを除いては同一の溶液 で処理した織物のFTSと比較した。この分析の結果を、以下の式によりめた強 度損失パーセントとして報告する: この分析の結果を図10に示すが、これは、CBHI。
すなわぢ全セルラーゼ(GCOIO) およびcBHI I欠失セルラーゼを含 有する組成物が最大の強度損失を有し、一方、CBHIを含有しない組成物が、 全セルラーゼおよびCBHII欠失セルラーゼと比較して著しく減少した強度損 失を有することを示す。これらの結果がら、セルラーゼ組成物中のCBHI型成 分の存在は、CBHI型成分を含有しない類似の組成物と比較して、その組成物 に増大した強度損失を与えることが分かった。
同様に、これらの結果は、CBHIIが強度損失においである役割を果たすこと を示す。
したがって、これらの結果から見て、強度損失抵抗セルラーゼ組成物は、全ての CBHI3j:!セルラーゼ成分および、好ましくは全てのCBH型セルラーゼ 成分を含まない組成物である。この点に関して、EG豊富セルラーゼ組成物は、 図10に示すpH5で観察されたそれらの結果よりもpH≧7でのより低い強度 損失となると考えられる。
実施例17 色彩の回復 綿含有織物中の色彩を回復せしめるEC豊富セルラーゼの能力を、以下の実験に おいて分析した。つまり、すり切れた綿織物の色彩復元は、ある期間に亘る織物 上の表面繊維の蓄積から生じる。これらの繊維は、織物の色褪せて纒れた外観を 生じさせ、したがって、これらの繊維の除去は、その織物に元来の鮮明な色彩を 復元させるのに必要な条件である。上記点に関して、これらの実験は、表面繊維 を除去するセルラーゼ組成物の能力を測定することにより、色彩を復元するセル ラーゼ組成物の能力を決定する。
最初の実験は、野生型Trichoderma reeseiにより産生された 完全セルラーゼ系(CA、南すンフランシスコ、ジネンカーインターナショナル から市販されているサイトラーゼ123セルラーゼ)の様々なpHに亘る綿含有 織物から表面繊維を除去する能力を測定する。
このセルラーゼを、ランプロメーター中で表面繊維を除去する能力について試験 した。最終組成物中に25ppmまたは1100ppのいずれかのセルラーゼを ていきをうする適切な量のセルラーゼは、0. 5m lの非イオン界面活性剤 を含有する20mMのクエン酸塩/リン酸塩緩衝液の分離溶液400m1に加え た。各試料を調製し、pH5、pH6、pH7およびpH7,5の試料を提供す るように滴定した。次いで生成した各溶液を、分離ランプロメーターキャニスタ −中に加えた。これらのキャニスタ−中に、繊維の除去を促進させる量の大理石 、並びにフインチ×5インチの綿織物(NJO8846,ミドルセックス、ブラ ックフォード通り200、テストファブリック社からスタイル439Wとして得 られる100%織られた綿)を加えた。次いでそのキャニスタ−を閉じて、43 ℃に保持されたランダロメーター浴中に降ろした。次いでそのキャニスタ−は、 約1時間、1分あたり少なくとも約40回転(「pm)の速度でその浴中で回転 せ12めた。その後、衣類を取り出して、よく濯ぎ、標準乾燥機中で乾燥させる 。
次いでそのように処理した織物を、パネル試験における評価により繊維の除去に ついて分析した。
特に、織物(マークせず)を6つの個々により繊維の水準に関して評価した。織 物を、表面繊維に関して視覚的に評価し、0から6のスケールで評価した。この スケールは意義のある比較を行なうために6つの標準を有する。その標準は: 評価 標準2 0 セルラーゼで処理してない織物 1、8ppmのセルラーゼで処理したゝ織物2 16ppmのセルラーゼで処理 した織物3 20ppmのセルラーゼで処理した織物4 40ppmのセルラー ゼで処理した織物5 50ppmのセルラーゼで処理した織物6 1100pp のセルラーゼで処理した織物2) 全ての標準において、織物は、NJO884 6、ミドルセックス、ブランクフォード通り200、テストファブリック社から 得た100%綿シートm準化試験織物(スタイル439W番)であった。
3) 全ての試料は同一のセルラーゼ組成物で処理した。
セルラーゼ濃縮物は合計のタンパク質であった。ランダロメーター処理条件は、 上述した実施例16中に示す。
評価する織物に、その標準の最も厳密に適合した評価を与えた。織物の完全な分 析の後に、個々の全てにより各織物に与えられた値を加え、平均値を出した。
この分析の結果を図11に示す。つまり、図11は、同一のpHにおいて、用量 依存応答が除去された繊維の量として見られることを示す。すなわち、同一のp I(において、より多いセルラーゼで処理した繊維は、より少ないセルラーゼで 処理した繊維と比較して繊維除去のより高い水準を提供した。さらに、この形の 結果は、より高いpHにおいて、繊維の除去はまだ、単により高濃度のセルラー ゼを用いることにより影響を受けることを示す。
第2に実験において、2つの異なるセルラーゼ組成物を、繊維を除去する能力に ついて比較した。つまり、分析した第1のセルラーゼは、野生型Trichod erma reeseiにより産生された完全セルラーゼ系(CA、南すンフラ ンシスコ、ジネンカーインターナショナルから市販されている、サイトラーゼ1 23)であり、GCOIOと称される。
分析した第2のセルラーゼ組成物は、その組成をCBHlおよびCBHIIを産 生できないように上述した方法と類似の方法で遺伝学的に修飾したTrieho derma reeseiにより調製されたCBHIおよびCBull欠失セル ラーゼ組成物であり、CBH型成分 I欠失として同定される。CBHIおよび CBHIIがセルラーゼ組成物の約70パーセントまでを構成する限りは、この 成分の欠失は、全てのEG酸成分豊富な水準となる。
そのセルラーゼ組成物を、同一量のEG酸成分用いられるように、最初に標準化 した。これらの組成物を、ランタロメーター中の表面繊維を除去する能力につい て試験した。
最終組成物中にEG酸成分必要な濃度を提供するのに適切な量のセルラーゼを、 0.5mgの非イオン界面活性剤を含有する20mMのクエン酸塩/リン酸塩緩 衝液400m1の分離溶液に加えた。試料を調製し、pH5に滴定した。
次いで作成した各溶液をランプロメーターキャニスタ−中に加えた。これらのキ ャニスタ−中に、繊維の除去を促進させるある量の大理石、並びにフインチ×5 インチの綿織物(NJ 08846、ミドルセックス、ブラックフォード通り2 00、テストファブリック社からのスタイル439W番として得られる、100 %織綿)を加えた。次いでそのキャニスタ−を閉じて、43℃に保持されたラン タロメーター中に降ろした。次いでキャニスタ−を、1分当たり少なくとも約4 0回転(rpm)の速度で1時間、浴中で回転せしめた。その後に衣類を取り出 して、よく濯ぎ、標準乾燥機中で乾燥せしめる。
次いでそのように処理した織物を上述したパネル試験の評価により繊維除去の分 析を行なった。この分析の結果を、図12に示す。つまり、図12は、GCOI OおよびCBHI/II欠失セルラーゼ組成物か、等量のEGが用いられた場合 に、実質的に同一の繊維除去結果を与えた。これら結果は、繊維除去を提供する のはEG酸成分あることを示唆している。図11の結果と関連したこれらの結果 は、EG酸成分アルカリ性条件下においても表面繊維を除去することを示す。
実施例18 テルゴトメーター(Tergotometer)色彩の復BH型成分が色彩の復 元に必要のないことを実証するものである。本実施例の目的は、CBH型成分の 欠失したセルラーゼ組成物の綿含有織物に対して色彩を復元する能力を調査する ことにある。Tricoderma reeseiから誘導されたほとんどのE G酸成分活性はpHでまたはそのあたりで最大であるので、色彩復元結果は、そ の検定がほぼこのpHで行なわれる場合に最も明確である。しかしながら、pH 5で達成された結果は、他のpHで生じた色彩復元の結果と相関するとおもわれ 、したがって、分析するセルラーゼ成分の相対色彩復元能力を示す。
つまり、本実施例に用いたセルラーゼ組成物は、CBHIおよびCBHIIを産 生することのできないように上述した方法と類似の方法で遺伝学的に修飾したT richoderma reeseiから調製したCBH1およびCBHII欠 失セルラーゼ組成物であった。CBHIおよびCBHIIがセルラーゼ組成物の 約70パーセントまでを構成する限りは、この成分の欠失は、全てのEG酸成分 豊富な水準となる。
検定は、十分な濃度のこのセルラーゼ組成物を50mMのクエン酸塩/リン酸塩 緩衝液に加え、500ppmのセルラーゼを提供することにより行なった。その 溶液をpH5に滴定し、0.1重量パーセントの非イオン界面活性剤(NC27 360、トーマスピル、グレスコNfg、、から市販されている、グレスコター クGL100)を含有した。10インチX10インチの色褪せた綿含有織物を、 この緩衝液の1リツトルの中に配し、ll0F’で30分間放置し、次いで30 分間、1分当たり少なくとも100回転で撹拌した。次いで織物を緩衝液から取 り出し、洗浄し、乾燥せしめた。生じた織物を次いで、処理前の織物と比較した 。この分析の結果を以下に示す: 綿含有材料 結果 すり切れた綿Tシャツ 利益が見られた新しい綿ニット 利益が見られた 「利益が見られた」という言葉は、処理織物が、非処理織物と比較して色彩の復 元(すなわち、色褪せて見えない)を示す。これらの結果は、CBB型成分成分 在が色褪せた綿含有織物の色彩復元をもたらすのに必要ないという実施例17の 結果を実証する。
そのようなセルラーゼ組成物は、織物への有害な強度損失なくして、加工中に生 成される破壊された/緩んだ繊維を除去するので、その組成物の使用は繊維加工 中に利益をもたらすと考えられる。
実施例19 柔軟さ 本実施例は、CBL型成分成分在が綿含有織物に改善された柔軟さを与えるのに 必要ないことを示す。つまり、この実施例は、その組成物が、CBHIおよびC BH11成分を産生ずることができないように上述した方法により遺伝学的に製 造したTrichoderma reeseiから誘導したものであるセルラー ゼ組成物を用いる。
このセルラーゼ組成物を、テリー織りの洗浄布を柔らかくする能力に関して試験 した。つまり、14インチX15インチの、柔軟化されていない8.5オンスの 綿テリー織り布(NJO8846、ミドルセックス、ブラックフォード通り20 0、テストファブリック社からのスタイル42ONS番として得られる)を、フ インチ×7.5インチの切れ端に切断した。
上述したセルラーゼ組成物を、ランノロメーター中でこれらの切れ端を柔らかく する能力について試験した。つまり、最終セルラーゼ組成物中に500ppm、 250ppms 1100pp、50ppm、および10ppmのセルラーゼを 提供するように、適切な量のセルラーゼを、0゜025重量パーセントの非イオ ン界面活性剤(トリトンX114)を含有する20mMクエン酸塩/リン酸塩緩 衝液400m1の分離溶液に加えた。加えて、同一の溶液を含有するが、セルラ ーゼの加えられていないブランクを作成した。そのように調製した試料を、pH 5に滴定した。次いで作成した各溶液を分離ランダロメーターキャニスターに加 えた。これらのキャニスタ−中に、柔軟さを促進させる量の大理石、並びに上述 した綿の切れ端を加えた。全ての条件は、キャニスタ−ごとに2つの切れ端で3 重に行なった。次いでそのキャニスタ−を閉じて、37℃に保持されたランノロ メーター中に降ろした。次いてキャニスタ−を、1分当たり少なくとも約40回 転(rpm)の速度で1時間、浴中で回転せしめた。その後に衣類を取り出して 、よく濯ぎ、標準乾燥機中で乾燥せしめた。
次いでその切れ端を、選択試験における評価により柔軟さについて試験した。つ まり、6人のパネリストに、各自の一連の切れ端を与え、全体の織物の柔軟性の ような柔軟の判定基準に基づいた柔軟さに関してその切れ端を評価するように指 示した。5つの異なる酵素濃度での処理により得られた切れ端とブランクをスク リーンの背後に配し、パネリストは最も柔らかくないものから最も柔らかいもの まで順番に並べるように指示した。他の切れ端に対するその順番に基づいて各切 れ端にスコアを付けた;5が最も柔らかく、0が最も柔らかくない。各パネリス トからのスコアを累積して、平均した。
この平均の結果を図13に示す。つまり、これらの結果は、濃度が高ければ高い ほど、改善された柔軟さが得られることを示す。この改善された柔軟化は、セル ラーゼ組成物中にCBHIまたはIIのいずれかの存在なくして達成されること が分かる。
これらの結果に関して、セルラーゼ組成物のより低い濃度においても、改善され た柔軟化が繰返しの洗濯に亘り明確になる。
実施例16から19に関して、Tr i code rmareesei以外の 微生物から誘導されたEG型成分の豊富なセルラーゼ組成物は、これらの実施例 に記載したセルラーゼ組成物と置き換えて用いられる。特に、EG型成分の豊富 なセルラーゼ組成物の供給源は、本発明にとって重要ではなく、EG型成分の豊 富などのような菌類セルラーゼ組成物も用いられる。例えば、本発明に用いられ る菌類セルラーゼ組成物を調製するのに使用する菌類セルラーゼは、Trich oderma koningi tSPencillum sp、等から得られ 、または市販されているセルラーゼ、すなわち、セルクラスト(デンマーク、コ ペンハーゲン、ノボインダストリーから得られる)、ラビダーゼ(オランダ、デ ルフト、N、V、 、ギストブロケードから得られる)等が用いられる。
実施例20 プラスミドpEGIpyr4を含有するTr i choderma rees eiの転換 実施例1に概略を示した方法により、T、reesei菌株Ru t C30の pyr4欠損誘導体(シールニースおよびモンテンコート、(1984) 、A pp 1. Mi c robiol、 Bioteehnol、 20: : 46−53)を得た。この菌株のプロトプラストを、未切断pEGIpyr4で 転換し、安定形質転換体を精製した。
これらの形質転換体の5つ(EP2、EP4、EP5、EP6、EPIIと称す る)、奈良真備に未転換RutC30を、250m1の振動フラスコ中の50m 1のYEG媒質に接種【7.2日間、28℃で振動させながら培養した。
生成した菌糸体を無歯水で洗浄し、50m1のTSF媒質(0,05Mのクエン 酸−リン酸緩衝液、pH5,0;アビセルミクロ結晶性セルロース、10g/l  ;KH2PO4,2,0g/l; (NH4)2SO4,1,4g/l;ブロ テオースベブトン、1.0g/l;尿素、0.3g/l ;MgSO4’ 7H 20,0,3g/l ;CaCl2.0.3g/l ; Fe3O4・7H20 ,5,0mg/l;MnSO4・H20s 1.6mg/l ;ZnSO4,1 ゜4mg/l ;COCl2.2.0mg/l ;0.1%ツイーン80)に加 えた。これらの培養物はさらに28℃で4日間、振動させながら培養した。これ らの培養物から上澄み試料を採取し、タンパク質およびエンドグルカナーゼ活性 の合計量を測定するだめの検定を以下に記載するようにして行なった。
エンドグルカナーゼ検定は、レマゾールブリリアントブルーカルボキシメチルセ ルロース(オーストラリア、N5W1ノースロツク、メガザイムから得られる、 RBB−CMC)からの溶性染色オリゴ糖類の解放により行なわれる。
2gの乾燥RBB−CMCを80m1の激しく撹拌し沸騰したでの脱イオン水に 加えることにより媒質を調製した。
室温まで冷却したときに、5mlの2M酢酸ナトリウム緩衝液(pH4,8)を 加え、pHを4.5に調整した。脱イオン水により、その容積を最終的に100 m1に調節し、0.02%の最終濃度までナトリウムアジ化物を加えた。
T、reesei対照培養物、pEGIpyr4形質転換体培養物上澄みまたは ブランクとしての0.1M酢酸ナトリウム(10−20μl)のアリコートを、 管中に配し、250μlの媒質を加え、その管を37℃で30分間培養した。そ の管を氷上に10分間配し、1mlの冷たい沈殿剤(3,3%の酢酸ナトリウム 、0.4%の酢酸亜鉛、HClによるpH5,76%エタノール)を加えた。そ の管に渦を生じさせ、約13,000Xgでの3分間の遠心分離の前に、5分間 放置した。光学濃度を、590−600nmの波長で分光測光的に測定した。
使用したタンパク質検定は、米国イリノイ州、ロックフォード、ピアースから得 られた試薬を用いたBCA (ビシンクロニック酸)検定であった。標準は、子 牛血清アルブミン(BSA)であった。BCA試薬は、1部の試薬Bと50部の 試薬Aとの混合により調製した。1mlのBCA試薬を50μlの適切に希釈し たBSAまたは試験培養上澄みと混合した。培養は37℃で30分間行ない、光 学密度は最終的に562nmの波長で光学測光的に測定した。
上述した検定結果を表1に示す。産生じた形質転換体のいくつかは、未転換菌株 RutC30と比較してエンドグルカナーゼ活性の量を増加せしめたことが明確 である。未転換T、reeseiにより産生されたエキソ−セロビオヒドロラー ゼおよびエンドグルカナーゼは、分泌されたタンパク質の合計量のそれぞれ70 および20パーセントを構成すると思われる。それゆえ、菌株RutC30より もほぼ4倍のエンドグルカナーゼを産生ずるEP5のような形質転換体は、はぼ 等量のエンドグルカナーゼ型およびエキソ−セロビオヒドロラーゼ型タンパク質 を分泌すると予期される。
本実施例に記載した形質転換体は、完全なpEGIpyr4を用いて得られ、p UCプラスミドから誘導されたゲノム中に組み込まれるDNA配列を含有する。
転換の前に、HindlllでpEGIpyr4を切断し、T、reesei  DNAのみを含有するより大きなりNA断片を単離することが可能である。T、 reeseiの、DNAのこの単離断片による転換により、EGIを過剰産生じ 、図8に示す合成りNAの2つの短片を除いた異種DNA配列をまったく含まな い形質転換体の単離ができる。また、pEGIpyr4を用いて、cbhl遺伝 子、またはcbh2遺伝子、または両方の遺伝子が欠失した菌株を転換すること も可能である。このようにして、EGIを過剰産生し、制限範囲のエキソ−セロ ビオヒドロラーゼを産生じ、またはエキソ−セロビオヒドロラーゼを全く産生じ ない菌株が構成される。
実施例20の方法は、他のセルラーゼ組成物、キシラナーゼ成分またはT、re eseLにより通常産生される他のタンパク質のいずれかを過剰に産生するT、 reesei菌株を産生ずるのに用いられる。
表 1 エンドグルカナーゼの活性 タ ンパク質菌株 (590nm での光学潴f)  (sg/sl) A / BRutC300,324,10,078BP2  0.70 3.7 0.189EP4 0.76 3.85 0.208EP5  1.24 4.1 0.302EP6 0.52 2.93 0.177EP II O,994,110,241上述した結果は、合計タンパク質に対するE GI成分の産生過剰を示す目的にために提示したものであって、産生過剰の度合 いを示す目的のためではない。この点に関して、産生過剰は各実施例に関して変 わるものと思われる。
実施例21 pcEPclの構成 プラスミド、pcEPclを構成した。ここでEGIの暗号配列は、cbhl遺 伝子からのプロモーターに機能的に融合された。これは、それぞれの翻訳開始部 位の5′(上流)の都合のよい制限エンドヌクレアーゼ開裂部位を生成するため にcbhlおよびegll遺伝子のDNA配列を変更する、生体外の部位特異性 突然誘発を用いて行なわれる。DNA配列分析を行なって、2つのDNA断片の 間の接合部での予期した配列を確認した。行なわれた特異的な変更を図14に示 す。
pcEPclを形成するように結合されたDNA断片は、pUC4にのEcoR I部位の間に挿入され、これは以下のようであった: A) cbhl座の5′側腹領域からの2.1kb断片。
これはプロモーター領域を含み、製造したBe11部位に延び、cbhl暗号配 列を含まない。
B) 製造したBamH1部位を有する5′末端で開始し、翻訳停止コードンの 向こうに約0.5kbを含むeg11座からのゲノムDNAの1.9kb断片。
その断片の3′末端にはpUc218多重クローニング部位から誘導された18 bpがあり、15bp合成オリゴヌクレオチドがこ?断片を以下の断片と連結さ せるのに用いられる。
C) cbhl翻訳停止コードンの約1kb下流の位置から約2.5kb下流に 延びる、cbhl座の3′側腹領域からのDNAの断片。D)pTpyr2から 得られたT。
reeseL pyr4遺伝子(実施例2)を含有し、pUC18多重クローニ ング部位から誘導された1末端でのDNAの24bpを有するDNAの3.lk b NheO−8phI断片を、断片(C)のNheI部位中に挿入した。
プラスミド、pcEPclを、EGI暗号配列がcbhl座で組み込まれ、いか なる異種DNAをも宿主菌株中に導入せずにCBHIの暗号配列を置換するよう に設計した。
このプラスミドのEcoRIによる切断は、cbh1プロモーター領域、egl l暗号配列および転写終止領域を含む断片、T、reesei pyr4遺伝子 およびcbhl座の3′ (下流)側腹領域からのDNA断片を雌牛ずる(図1 5参照)。
実施例22 pcEPcI DNAを含有する形質転換体T、reesei RutC30の pyr4欠損菌株(シールーニース、前述)を、実施例1に概略を説明した方法 により得た。この菌株は、EcoRIで切断されたpCEPCIにより転換され た。安定な形質転換体を選択し、続いて実施例20に記載したようにセルラーゼ 産生のために振動フラスコ中で培養した。セルラーゼタンパク質を視覚化するた めに、実施例7に記載した方法を用いてこれらの培養物からの試料上に等電点電 気泳動ゲルの電気泳動を行なった。この方法により分析した合計23の形質転換 体のうち12が、CBHIタンパク質を全く産生じないことカ分カリ、:tLは cbhlElc’(7)pcEPcI DNA(7)組込みの予期した結果であ る。サザン法分析を用いて、統合がこらの形質転換体のうちのいくつかのcbh l座で完全に生じたこと、および細菌プラスミドベクター(pUC4K)から誘 導された配列か全く存在しないこと(図16参照)を確証した。この分析に関し て、形質転換体からのDNAを、電気泳動を行ない、膜フィルターにプロットす る前に、PstIで切断した。生成したサザンプロットは、放射性標識プラスミ ドpUC4K : : cbhlでプローブした(実施例2)。そのプローブは 、未転換対照培養物か成した(図16、レーンA)。cbhl座でのDNAのp CEPCI断片の組込みは、この6.5kb帯の損失およびほぼ1.0kb、2 .Okbおよび3.OkbのDNA断片と対応する3つの他の帯の外観となると 思われる。これは、図16、レーンCに示した形質転換体に観察される正確な模 様である。また図16に示すように、レーンBは、pcEPclの多重コピーが cbhl座以外のゲノム中の部位で組み込まれた形質転換体の実施例である。
試料中のタンパク質濃度が約0.03と0.07mg/mlの間にあるように、 エンドグルカナーゼ活性検定を、未転換培養物、および試料が検定の前に50倍 に希釈されたことを除いて実施例20に記載したように形質転換体、からの培養 上澄みの試料に行なった。未転換対照培養物および4つの異なる形質転換体(C EPCI−101゜CEPCI−103、CEPCI−105およびCEPCI −112と称する)に行なった検定の結果を表2に示す。形質転換体CEPCI −103およびCEPCI−112は、CEPCI断片の統合がCBHI産生の 損失となった実施例である。
表 2 エンドグルカナーゼの活性 タ ンパク質菌株 (590n11 での先学1り  (mg/++l) A/BRutC3000,0372,380,018CE PCI−1010,0822,720,030CEPCI−1030,0991 ,930,051CEPCI−1050,0332,070,0LBCEPCI −1120,0931,720,054上述した結果は、合計タンパク質に対す るEGI成分の産生過剰を示す目的にために提示したものであって、産生過剰の 度合いを示す目的のためではない。この点に関して、産生過剰は各実施例に関し て変わるものと思われる。
pcEPclに類似するが、eg11遺伝子を置換する他のT、reesei遺 伝子を有するプラスミドを構成することか可能である。このようにして、他の遺 伝子の表現過剰およびcbhl遺伝子の同時の欠失を達成できた。
また、事前に他の遺伝子、例えばcbh2が欠失したT。
reeseiのpyr4誘導体菌株をpcEPclで転換し、例えば全くエキソ −セロビオヒドロラーゼを産生ぜず、エンドグルカナーゼを過剰表現する形質転 換体を構成することも可能である。
pcEPclに類似の構成物を用いるか、T、reeseiの別の座からのDN Aをcbhl座からのDNAと置換する場合、T、reeseiゲノム中の別の 座での別のプロモーターの制御下で遺伝子を挿入することも可能である。
実施例23 pEGII : :P−1の構成 EGIIをコードする(以前に他者によりEGIIIと称された)eg13遺伝 子が、T、reeseiからクローンされ、そのDNA配列が公表された(サロ ヘイモら、1988、遺伝子63 :1l−21)。菌株RL−P37から、p Uc219のPst1部位およびXhoI部位の間に挿入されたゲノムDNAの 約4kb Pstl−Xhol断片として遺伝子を得た。ベクターpUc219 は、BglIISClaIおよびXholの制限部位を含むように多重クローニ ング部位を広げることによりpUc219から誘導される(ウィルソンらにより 1989年に記載された、遺伝子77 : 69−78)。従来技術において知 られている方法を用いて、ゲノムDNAの2.7kb 5all断片上に存在す るT、reesei pyr4遺伝子を、EG11暗号配列内の5a11部位中 に挿入し、プラスミドpEGI I : : P−1を産生じた(図17)。こ れは、どの配列を欠失することがないがEGII暗号配列の分断となった。プラ スミド、pEGI I : : P−1は、HindIIIおよびBamHIで 切断でき、その両者がpUc219の多重クローニング部位から誘導された、一 方の末端の5bp上、および他方の末端の16bpを除いたT、reeseiか ら排他的に誘導されたDNAの線形断片を産生できる。
実施例24 EGIIを産生できない菌株を産生ずるためのT、reesei GC69のp EGI I : :P−1による転換T、reesei閑株GC69は、以前に HindIllおよびBamHIで切断されたpEGI I : :P−1で転 換され、安定な形質転換体が選択される。全DNAはそれらの形質転換体から単 離され、サザン法分析が、これらの形質転換体を同定するのに用いられ、ここで pyr4およびeg13遺伝子を含有するDNAの断片がeglB座で組み込ま れ、その結果としてEGII暗号配列を分断した。その形質転換体はEGIIを 産生ずることができない。
また、pEGI I : : P−1を用いて、cbhl遺伝子、cbh2遺伝 子、またはegll遺伝子のいずれか、または全てが欠失された菌株を転換する こともできる。このようにして、あるセルラーゼ成分を産生じ、EGII成分を 全く産生じない菌株を構成できた。
実施例25 CBHISCBHI I、およびEGIIを産生ずることのできない菌株を産生 ずるためのT、reeseiのpEGII::P−1による転換 実施例1に概略を示した方法により、菌株P37PΔΔCBH67のpyr4欠 損誘導体(実施例11から)を得た。この菌株P37ΔΔ67P1は、以前にH indIllおよびBamHIで切断したpEGI I : :p−1で転換さ れ、安定な形質転換体が選択された。全DNAはそれらの形質転換体から単離さ れ、サザン法分析が、これらの形質転換体を同定するのに用いられ、ここでpy r4およびeg13遺伝子を含有するDNAの断片がeglB座で組み込まれ、 その結果としてEGII暗号配列を分断した。
図18に説明したサザンプロットを、pUc18のPst1部位中にクローンさ れ、続いて再単離されたeg13遺伝子を含有するT、reeset DNAの 約4kb Pstl断片でプローブした。菌株P37ΔΔ67P1から単離した DNAを、サザン法分析のためにPstIで切断した場合、eg13座は続いて オートラジオグラフ上の単一4kb帯として視覚化された(図18、レーンE) 。しかしながら、eg13遺伝子が分断された形質転換体に関より置換された( 図18、レーンF)。DNAがEcoRVまたはBglIIで切断された場合、 eg13遺伝子に対応する帯のサイズは、未転換P37ΔΔ67P1菌株(レー ンAおよびC)とeg13が分断した形質転換体(図18、レーンBおよびD) との間の約2. 7kb (挿入pyr4断片のサイズ)により増加した。図1 8に示した分断eg13遺伝子を含有する形質転換体(レーンB1DおよびF) は、A22と称した。図18において同定した形質転換体は、CBHI、CBH IIまたはEGIIを産生できない。
実施例26 pPΔEGI−1の構成 実施例12に記載したように、T、reesei菌株RL−P37のegll遺 伝子を、ゲノムDNAのHind111断片として得た。この断片をpUclo oのHindllI部位に挿入した(pUc18の誘導体、ヤニシューベロンら 、1985、遺伝子33:BglllSClalおよびXholの制限部位を加 える多重クローニング部位中に挿入されたオリゴヌクレオチドを有する103− 119)。従来技術において知られている方法論を用いて、EGI暗号配列の中 央に近い位置からその暗号配列の3′末端を超えた位置に広がる約1kb Ec oRV断片を除去し、pyr4遺伝子を含有するT、reesei DNAの3 ゜5kb 5cal断片により置換した。作成したプラスミドをpPΔEGI− 1と称した(図19参照)。
プラスミドppΔEG I−1は、Hindl I Iで切断され、いずれの末 端にもegll遺伝子の断片およびその中央でEGI暗号配列の一部を置換する pyr4遺伝子を有するT、reeseiゲノムDNAのみからなるDNA断片 を放出てきる。
適切なT、reesei pyr4欠損菌株のHi ndIIIで切断したpP ΔEGI−1による転換は、形質転換体のある割合においてegll座にこのD NAを組み込むことを導く。このようにして、EGIを産生できない菌株が得ら れる。
実施例27 pΔEGIpyr−3の構成およびT、reeseiのpyr4欠損菌株の転換 EGI遺伝子を、実施例26に概説した方法を用いて不活化できるという予想が 本実験により増強される。この場合、プラスミド、Aspergillus n igerpyr4遺伝子が選択可能マーカーとしてのT、reesei pyr 4遺伝子を置換することを除いてpPΔEGI−1に類似であるpΔEG1py r−3を構成した。この場合、egll遺伝子は、pUclooのHindI1 1部位に挿入された4、2kb Hindlll断片として再度存在した。pP ΔEGI−1の構成中に(実施例28参照)、同一の内部1kb EcoRV断 片を除去したが、この場合、その断片はクローンされたA、nigerpyrG 遺伝子を含有する2、2kb断片により置換された(ウィルソンら、1988、 Nucl、Ac1ds Res、16p、2339)、りΔEGIpyr−3を 有するT、reeseiのpyr4欠損菌株(菌株GC69)の転換は、その菌 株がHindI I Iで切断されていずれの末端のegll座から側腹領域を 有するpy rG遺伝子を含有する断片を放出した後に、egll遺伝子か分断 された形質転換体に導かれた。これらの形質転換体は、Hindlllで切断さ れ、放射線標識pΔEGIpyr−3でプローブされた形質転換体DNAのササ ン法分析により認識された。T、reeseiの未転換菌株において、eg11 遺伝子は、DNAの4.2kb HindIII断片上に存在し、この雑種形成 のパターンは、図20、レーンCとして表される。しかしながら、pΔEGIp yr−3からの所望の断片の組込みによるegLl遺伝子の欠失に従って、この 4.2kb断片は消失し、より大きなサイズの約1.2kb、図20.レーンA の断片により置換された。また図20に示すように、レーンBは、pΔEGIp y「−3の単一コピーの組込みがegll座以外のゲノム中の部位で生じた形質 転換体の実施例である。
実施例28 CBHI、CBHI I、EGIおよびEGIIを産生できない菌株を産生ずる T、reeseiのpPΔEGI−1による転換 実施例1に概説した方法により、菌株A22(実施例25から)のpyr4欠損 菌株を得る。この菌株は、以前にHindl I Iで切断され、pyr4遺伝 子により置換されたEGI暗号配列の一部を有するいずれかの末端でeg11遺 伝子の断片を有するT、reeseiゲノムDNAのみからなるDNA断片を放 出するpPΔEGt−1により転換される。
安定なpyrJ+形質転換体を選択し、全DNAをその形質転換体から単離され る。DNAは、形質転換体を同定するためにサザン法分析後に32p標識pPΔ EG I−1でプローブされる。ここで、pyr4遺伝子およびegll配列を 含有するDNAの断片は、egll座で組み込まれ、結果としてEGI暗号配列 を分断する。同定された形質転換体は、CBHISCBHI L EGIおよび EGIIを産生することができない。
FIG、−2 24 bp右べDNA FIG、−8 el 16 () Hロ +/l ou”> ロ! 史 c′! 〜 へ ―  = O oo ロ ロ ロ 。 ロ 。
如Jは 棗nユ FIG、 14 EcoR工τ力eiht=J’l PCEPCI からイ扁、9に7= DNA  171 jJth断t”)FIG、 15 AS C FIG−ts eglU 遵イ云う−の Bglll 3 ’ イII q(/シトへDIAGRAM OF pEGII ::P−1FIG、 17 BCDEF FIG−ts egll aイi!引の FIG、 19 FIG−2゜ 国際調査報告 フロントページの続き (51) Int、 C1,S 識別記号 庁内整理番号Cl2S 11100 (C12N 9/42 C12R1:885) (C12N 15156 C12R1:885) (72)発明者 ワイス、ジェフリー エルアメリカ合衆国 カリフォルニア州 94117 サンフランシスコ ブエナ ヴイスタ アヴエニュ−457 I (72)発明者 レアナス、ニドマント エイアメリカ合衆国 カリフォルニア 州 94038 モス ビーチ ネヴアダ 301(72)発明者 シューメイカー 、シャロン ピーアメリカ合衆国 カリフォルニア州 94533 フェアフィールド バーバンクドライヴ 3173

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)洗浄に効果的な量の界面活性剤または界面活性剤の混合物、および (b)洗浄剤組成物の重量に基づいて約0.01から約5重量パーセントの菌類 セルラーゼ組成物からなる洗浄剤組成物であって、該セルラーゼ組成物が、1つ 以上のEG型成分、および該セルラーゼ組成物中のタンパク質の重量に基づいて 約5重量パーセント未満のCBHI型成分からなることを特徴とする洗浄剤組成 物。
  2. 2.前記セルラーゼ組成物が、前記洗浄剤組成物の約0.05から約2重量パー セントを構成することを特徴とする請求の範囲第1項記載の洗浄剤組成物。
  3. 3.前記セルラーゼ組成物が全てのCBH I型成分を含まないことを特徴とす る請求の範囲第1項記載の洗浄剤組成物。
  4. 4.前記セルラーゼ組成物が全てのCBH型成分を含まないことを特徴とする請 求の範囲第3項記載の洗浄剤組成物。
  5. 5.前記セルラーゼ組成物が、いかなるCBH I型成分も表現できないように 、および/または1つ以上のEG型成分を過剰表現できるように遺伝学的に修飾 された微生物から誘導されることを特徴とする請求の範囲第4項記載の洗浄剤組 成物。
  6. 6.前記セルラーゼ組成物が、いかなるCBH型成分も表現できないように遺伝 学的に修飾された微生物から誘導されることを特徴とする請求の範囲第1項記載 の洗浄剤組成物。
  7. 7.前記セルラーゼ組成物がいかなる異種タンパク質も含まないことを特徴とす る請求の範囲第6項記載の洗浄剤組成物。
  8. 8.綿含有織物の軟らかさを高める方法であって、該方法が、(a)洗浄に効果 的な量の界面活性剤または界面活性剤の混合物、および(b)洗浄剤組成物の重 量に基づいて約0.01から約5重量パーセントの菌類セルラーゼ組成物からな り、ここで前記セルラーゼ組成物が、1つ以上のEG型成分、および該セルラー ゼ組成物中のタンパク質の重量に基づいて約5重量パーセント未満のCBH I 型成分からなる洗浄剤組成物から誘導された洗濯媒質中で前記織物を洗濯するこ とからなることを特徴とする方法。
  9. 9.前記セルラーゼ組成物が、前記洗浄剤組成物の約0.05から約2重量パー セントを構成することを特徴とする請求の範囲第8項記載の方法。
  10. 10.前記セルラーゼ組成物が全てのCBH I型成分を含まないことを特徴と する請求の範囲第8項記載の方法。
  11. 11.前記セルラーゼ組成物が全てのCBH型成分を含まないことを特徴とする 請求の範囲第10項記載の方法。
  12. 12.前記セルラーゼ組成物が、いかなるCBH I型成分も表現できないよう に、および/または1つ以上のEG型成分を過剰表現できるように遺伝学的に修 飾された微生物から誘導されることを特徴とする請求の範囲第8項記載の方法。
  13. 13.前記セルラーゼ組成物が、いかなるCBH型成分も表現できないように遺 伝学的に修飾された微生物から誘導されることを特徴とする請求の範囲第8項記 載の方法。
  14. 14.前記セルラーゼ組成物がいかなる異種タンパク質も含まないことを特徴と する請求の範囲第13項記載の方法。
  15. 15.綿含有織物の色彩を保持/復元する方法であって、該方法が、(a)洗浄 に効果的な量の界面活性剤または界面活性剤の混合物、および(b)洗浄剤組成 物の重量に基づいて約0.01から約5重量パーセントの菌類セルラーゼ組成物 からなり、ここで前記セルラーゼ組成物が、1つ以上のEG型成分、および該セ ルラーゼ組成物中のタンパク質の重量に基づいて約5重量パーセント未満のCB H I型成分からなる洗浄剤組成物から誘導された洗濯媒質中で1回以上前記織 物を洗濯することからなることを特徴とする方法。
  16. 16.前記セルラーゼ組成物が、前記洗浄剤組成物の約0.05から約2重量パ ーセントを構成することを特徴とする請求の範囲第15項記載の方法。
  17. 17.前記セルラーゼ組成物が全てのCBH I型成分を含まないことを特徴と する請求の範囲第15項記載の方法。
  18. 18.前記セルラーゼ組成物が全てのCBH型成分を含まないことを特徴とする 請求の範囲第17項記載の方法。
  19. 19.前記セルラーゼ組成物が、いかなるCBH I型成分も表現できないよう に、および/または1つ以上のEG型成分を過剰表現できるように遺伝学的に修 飾された微生物から誘導されることを特徴とする請求の範囲第15項記載の方法 。
  20. 20.前記セルラーゼ組成物が、いかなるCBH型成分も表現できないように遺 伝学的に修飾された微生物から誘導されることを特徴とする請求の範囲第15項 記載の方法。
  21. 21.前記セルラーゼ組成物がいかなる異種タンパク質も含まないことを特徴と する請求の範囲第20項記載の方法。
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