JPH06500470A - メチロトローフ酵母細胞におけるインスリン様成長因子の産生 - Google Patents

メチロトローフ酵母細胞におけるインスリン様成長因子の産生

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JPH06500470A JP3516963A JP51696391A JPH06500470A JP H06500470 A JPH06500470 A JP H06500470A JP 3516963 A JP3516963 A JP 3516963A JP 51696391 A JP51696391 A JP 51696391A JP H06500470 A JPH06500470 A JP H06500470A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、fJ請求項に記載の酵母宿t、m胞を、IGF−1が発現され且つ細胞外培 地中に10mg/mlまたはそれ以上の濃度で分泌される条件下で培養すること を含む、IGF−1を製造する方法。
4、DNA構築物であって、 (a)インスリン様成長因子−1(IGF−1)をコードするDNA。
(b)IGF−1をコードする該DNAに対して操作可能に結合したメチロトロ ーフ酵母のメタノール応答性遺伝子からのプロモーター領域:(c)S、セレビ シェ(cerevisiae>α交配因子(crMF)ブレ10配列をコードす るDNA。
(d)TGF−1をコードする該DNAに対して操作可能に結合したメチロトロ ーフ酵母宿主細胞の転写ターミネータ−機能を含み、 該ルグロ配列をコードするDNAが、Iys−argおよび13’s−arg− (glu−ala) Xがら成る群より選択される1が所またはそれ以上のプロ セッシング部位をコードするDNAによって、IGF−1をコードするDNAに 対して操作可能に結合しており: Xは、glu−ala配列の反復数であり且つ不適当に開裂したlG1−1を細 胞外培地中に生じる反復数未満である、発現カセットを含む上記のD N A構 築物。
5、xが1.2または3である請求項4に記載のDNA構築物。
6、 少なくとも1種類の選択可能なりA識遺伝子および細菌性の複製起点を更 に含む請求項4に記載のDNA構築物。
7、 請求項6に記載のDNA構築物を含むプラスミド。
8、plGF201.plGF202、pIGF204、pIGF206および pIGF816から成る群より選択される請求項7に記載のプラスミド。
9、 IGF−1ペプチドをコードする前記のDNAか、図1に示した配列を有 する請求項4に記載のDNA構築物。
10、プロモーターが誘導される前記のメチロトローフ酵母が、ピキア・バスト リス(Pichia pastoris)菌株である請求項4に記載のDNA構 築物。
11、メチロトローフ酵母の前記のメタノール応答性遺伝子および転写ターミネ ータ−が双方ともP、パストリスAOXI遺伝子から誘導される請求項1oに記 載のDNA構築物。
12、構築物の3′末端および5′末端が、#母宿主の標的遺伝子への該構築物 の組込みを指示された部位に作用するのに十分に該標的遺伝子と相同である請求 項11に記載のDNA構築物。
13、前記の発現力セントの多数のコピーを含む請求項12に記載のDNA構築 物。
14、構築物の3′末端およびう′末端が、酵母宿主の標的遺伝子への該構築物 の組込みを指示された部位に作用するのに十分に該標的遺伝子と相同である請求 項4に記載のDNA構築物。
Iう、前記の発現カセv(−の多数のコピーを含む請求項4に記載のI)NAW s築掬。
16、前記の発現カセットの多数のコピーが頭−尾(head−t、o −ta le)配向で配向されている請求項1′:)に記載のDNA構築物。
17、前記の構築物か、p[GF201、ρIGF202、p IGF204、 pIGF206およびpIGF816から成る群より選択されるプラスミドでD NAに含まれている請求項4に記載のDNA構築物。
18、請求項4に記載のDNA構築物を含むメチロトローフ酵母細胞。
19、請求項9に記載のDNA構築物を含むメチロトローフ酵!細胞。
20、前記の酵母かピキア・バストリス菌株である請求項18に記載のメチロト ローフ酵母細胞。
21、請求項15に記載のDNA構築物を含むメチロトローフ酵母細胞。
22 請求項12に記載のDNA構築物を含むピキア・パストリス細胞。
23 前記の細胞が、菌株G、−IGF201S1.G+IGF816S1、G +IGF816S2、MrTGF816S1およ乙(C±I GF816 S  1から成る群より選択される請求項22に記載のP、パストリス細胞。
24、請求項13に記載のDNA411築鞠を含むP、パストリス細胞。
25 前記の細胞か、菌株G+IGF206S2、G+GF816S9、G+I GF816S11、G+GF816S9およびG+IGF816S11.G十l MB202S2、G−IMB204S14、c+lMB206s1、G+IMB  206 S 2、G−IMB206S3、G−1MB206S1、G+IGF 816S9、G+IGF81651 L M+IGF816S4およびMTI  MB 20651から成る群より選択される請求項24に記載のP、パストリス 細胞。
26、前記の細胞か、菌株GTIGF206S2、G−IMB206S3、G− 1MB206S1.GrIMB202S2およびG+lMB204S14から成 る群より選択される請求項24に記載のP、パストリス細胞427 請求項18 に記載の酵母細胞を含む生育しうるメチロトローフ酵母細胞の培養。
28、請求項22に記載の#t411I胞を含む生WしうるP、バストリス#胞 の培養。
29、請求項23に記載の酵!細胞の単一種類の菌株を含む生育しうるP、パス トリス細胞の培養。
30、請求項24に記載の酵母細胞を含む生育しうるP、パストリス細胞の培養 。
31、請求項25に記載の酵母細胞の単一種類の菌株を含む生育しうるP、パス トリス細胞の培養。
32、請求項18に記載の細胞を、該細胞が成熟IGF−1ベグチドを発現し且 つ培地中に分泌する条件下で培養することを含む、インスリン様成長因子(IG F−1)を製造する方法。
33、前記のメチロトローフ酵母がピキア・バストリス菌株である請求項32に 記載の方法。
34、前記の細胞を、炭素源としてメタノールを含む培地中で培養する請求項3 2に記載の方法。
35、前記の細胞かMutT表現型を有する請求項32に記載の方法。
36、前記の細胞がMut−表現型を有する請求項32に記載の方法。
37、細胞がタンパク質分解によって損なわれいないし、そして培地のpHか約 2〜約4である請求項32に記載の方法。
38、pHが約3未満である請求項37に記載の方法。
39、前記の細胞がプロテアーゼ欠失であり且つ培地のpHが約2〜5である請 求項32に記載の方法。
40、請求項21に記載の細胞を、該細胞が成!!!IGF−1ペプチドを発現 し且つ培地中に介接する条件下で培養することを含む、インスリン様成長因子( ■GF−1)を製造する方法。
41、前記のメチロトローフ酵母がピキア・バストリス菌株である請求項40に 記載の方法。
42、前記の細胞を、炭素源としてメタノールを含む培地中で増殖させる請求項 40に記載の方法。
43、前記の細胞がMut、’表現型を有する請求項40に記載の方法。
44、前記の細胞がMut−表現型を有する請求項40に記載の方法。
45、細胞がタンパク質分解によって損なわれていないし、そして培地のPHか 約2〜約4である請求項40に記載の方法。
46、pHが約3未満である請求項40に記載の方法。
47、前記の細胞がプロテアーゼ欠失であり且つ培地のpHが約2〜うである請 求項40に記載の方法。
48、前記の菌株がプロテアーゼ欠失であり且つ該欠失が、前記のプロセンシン グ部位を認識する少なくとも1種類の10テアーセに影響を及ぼさない請求項2 0に記載の菌株。
49、前記の欠失が、プロテイナーゼA、カルボキシペプチダーゼYおよびプロ テイナーゼBから成る群より選択される1m類またはそれ以上のプロテイナーゼ の不存在または濃度の減少を引き起こす請求項48に記載の菌株。
50、M+lMB206S1、M+IGF816S1.M士IGF816S4ま たはC+IGF816S1である請求項49に記載の菌株。
明 細 書 メチロトローフ酵母細胞におけるインスリン様成長因子の産生関連出願 本出願は、1990年9月4日出願のブリアリ−(Brierley)らによる 一部継続の米国特許出願第071578.728号明細書、「メチロトローフ酵 母細胞におけるインスリ7機成長因子の産生(PRODUCTION 0FIN SULIN−LIKE GROWTHFACTOR−I INMETHYLOT ROPHICYEAST CELLS)Jである0本出願の内容は、更に、19 91年4月1日出願のグリーソン(Gleeson)らによる米国特許出願第0 7/678.916号明細書、「ピキア・バストリスのタンパク質分解活性に影 響を及ぼす遺伝子およびそれらの使用(GENESWHICHINFLUENC E PICHIA PASTORISPROTEOLYTICACTIVITY 、AND USESTHEREFOR)Jに関する。米国特許出願第07157 8.728号明細書および同第07/678.916号明細書は、それらに対す る参考文献として完全に本明細書中に包含される。
発明の分野 ここにおいて、本発明は、ピキア・バストリス(Pichiapastoris >(P、バストリス)などのメチロトローフ酵母宿主細胞を用いて、正しく折り たたまれた生物学的に活性のインスリン様成長因子(IGF−1)を生産する方 法に関する。更に、本発明は、IGF−1を産生ずるメチロトローフ酵母、IG F−1をコードするDNAを含み且つメチロトローフ酵f&細胞を形質転換する のに用いられる発現ベクターを製造するためのDNA断片、発現ベクターおよび 形質転換した酵tl!ll胞を含む培養物に関する。
発明の背景 インスリン様成長因子−1は、インスリンの生物学的および化学的性質のいくつ かに関与するがインスリンとは抗原性によって興なる異種の系列のペプチドに属 する。現在利用可能な実験的根拠により、IGF−1は成長ホルモンの作用を仲 介することによって成長を促進することが示唆される9例えば、骨格の成長、細 胞複製および他の成長関連過程などの過程はIGF−1濃度によって影響される 。IGF−1の生理学的濃度は、甲状腺疾患、糖尿病および栄養失調などの症状 によって影響を受けることが分かった(プリース(Preece)(1983) Horm、Blood、4:108を参照されたい)、更に、IGF−1は、例 えば、軟組織および間葉組織創傷の治癒を促進する場合(リンチ(Lynch) ら(1989)J、C1tn、Periodontol、、工6:545:およ びリンチら(1987)Proc、Nat 1.Acad、Sc i、USA、 84 ニア696を参照されたい)および血清不合組織培養培地中において哺乳 動物細胞の増殖を増大させる場合(バーレイ(Burleigh)ら(1986 )American Biotech、Lab、、4:48を参照されたい)に 、他の成長因子との相乗作用によって作用することか分かった。
IGFIの多数の臨床および研究用途を考慮すると、IGF−1の容易な供給は 、医学および生物工学の分野に対して大きな価値があるであろう、天然源からの 単離は技術的に難しく、高価でそして時間を浪費するので、最近の研究は、IG F−1の生産に有効な組換え体力法の開発に的がしぼられてきた。
異種のタンパク質の生産に用いられてきた宿主細胞の中で、大腸菌(Ecoli )およびサツカロミセス・セレビシェ(Saccharomycescervi siae)(パン酵i)がおそらく最も特徴付けられてt)る、インスリン様成 長因子−1(IGF−1)は70個のアミノ酸を有する分子量が7648ダルト ンのポリペプチドであり、3個の鎖内ジスルフィド橋を育する1本鎖タンパク質 である。これらのジスルフィド結合は、多数の水素結合および親水性相互作用と 一緒にこの分子の緻密な三次構造を保持している。しかしながら、大腸菌はタン パク質中にジスルフィド結合を生じる能力を有して覧)なし)ので、IGF−1 などのジスルフィド結合を含むタンパク質は、大腸菌においてクローン化され且 つ発現される場合、不安定で且つ不活性複合体に凝集しがちであることカイ多い 、更に、大腸菌において生じたIGF−1は、酸化剤で抽出し且つ処理してジス ルフィド結合を生じさせなければならない、還元および再酸化の際に、細胞方墳 およびあまりに急速なジスルフィド結合の形成により不規則なジスルフィド結合 が結果として生じるので、IGF−1は種々の方法で再度折りたたまれて15種 類はどのモノマー性立体配置を形成する(メング(Meng)ら(1988)J 、Chrom、、土工旦:183)、生物学的に活性のIGF−1を生産するた めに、得られた15種類の種々の形態のIGF−1の混合物を分離しなければな らない、したがって、精製された生産物の収率は極めて低い(プロシアン(Gr ossgian)(1985)Gene、18:199)。
更に、大腸菌は原核生物であるので、真のN末端グリシンを含み且つ主要な翻訳 生成物に存在する開始メチオニンを含まないIGF−1分子を生産するには、I GF−1を大腸菌において融合タンパク質として発現させる必要があるl初に生 じた融合タンパク質からの成熟IGF−1の開裂には、生産過程において更に別 の工程を必要とする。したがって、このペプチドを大腸菌宿主発現システムにお ける組換え手段によって生産する試みは、更に用いるために分離されなければな らない複雑な混合物の生産物形態を結果として生じる。(プロシアン(1985 )Gene、18:199を参照されたい)。
したがって、酵母細胞を含む真核宿主細胞は、多数の真核性タンパク質の発現用 に選択できる宿主細胞である。酵母宿主細胞は、異種タンパク質の生産において 、ブレプロ異種タンパク質を適切に処理し且つ異種蛋白を培地中に分泌するそれ らの能力を含む細菌にまさる明らかな利点を与える。細胞からのタンパク質の分 泌は、分泌された生成物がより高度の初期純度で得られ、そして更に、分泌され た生成物の精製が細胞破片の不存在によって一層容易になるという理由で、細胞 質中でのタンパク質の生産よりら優れていることが多い、更に、細胞の分泌軽路 および細胞外培地は、多数のタンパク質を適当に折りたたむのに必要なジスルフ ィド結合の形成を支持する酸化状態になりがちであるが(スミス(Smithl ら(1985)Science 229:1219):411I胞質はジスルフ ィド結合を形成しない還元性環境である。したがって、正しい三次構造を維持す るのにジスルフィド結合に頼るスルフヒドリルに富むタンパク質の生産に対して は、このようなタンパク質を培地中に分泌することができる真核性宿主を発育さ せる抗しがたい必要性がある。したがって、適切に形成されたジスルフィド結合 を含むIGF−1などのスルフヒドリルに富むタンパク質の生産は、分泌経路を 経ることによって達成することができる。
IGF−1は、自律複製する染色体外要素にIGFIをコードするDNAを導入 することによってS、セレビシェ(cerevisiae)宿主細胞を用いてク ローン化され且つ発現された。シェラ−フォース(Gellerfors)らN 1989)J、Biol、Chem、、264+11444〜11449)は、 S、セレビシェアクチンプロモーターの制御条件下におけるS、セレビシェでの IGF−1の生産を記載している。IGF−1生成物は、自律複製するプラスミ ド由来のDNAによってコードされる。同様の研究において、ベイン(Bayn elら((1988)Gene 66:235〜244)は、S、セレビシェα 交配因子プロモーターの制御下のS、セレビシェにおけるIGF−1の生産を記 載している。しかしながら、後者は発酵ブイヨン1すyトル当りのIGF−1が わずか約2mgのIGF−1収率を報告している。
この低収率および自律性プラスミドに基づく酵母システムにおける異種タンパク 質の生産の拡大に関して一般的に遭遇される問題、例えば、プラスミド保持のた めの選択の失敗並びにプラスミド分布、コピー数および高細胞密度で操作された 発酵槽中の安定性に関する間趙を考慮して、生物学的に活性のIGF−1を多量 に製造するための一層有効な手段を開発する必要がある。
したがって、本発明の目的は、IGF−1を安定して発現し且つ高濃度の生物学 的に活性のIGF−1を分泌する宿主細胞および発現ベクターを提供することで ある。
本発明のもう一つの目的は、高濃度の生物学的に活性のIGF−1を分泌するの みならす、このようなrGF−1を多量に製造するように容易に拡大することが できる、生物学的に活性のIGF−1の製造用発現システムを提供することであ る。
発明の概要 メチロトローフ酵母宿主細胞を用いる生物学的に活性のインスリン機成長因子− 1(IGF−1>の製造用発現システムを用いる発現システムおよび方法を提供 する。その製造方法は、IGF−1生産性を損なうことなく、しかも形質転換株 の増殖用に用いられた発酵粂件を大きく変化させることを必要とすることなく、 振どうフラスコ培養から大規模な発酵槽まで容易に拡大される。IGF−1生成 物の単離および精製方法を更に提供する。
本明細書中において提供した発現システムおよび方法により、高水準の発現は宿 主細胞中へのマルチコピー1ラスミドの導入によってしか達成することができな いという、S、セレビシェでの異種タンパク質発現で遭遇した問題が避けられる 。
本明細書中に記載した発現システムは、IGF−1の発現用に、例えば、P。
パストリスなどのメチロトローフ酵母宿主細胞を用いる。システムの重要な特徴 としては、IGF−1をコードするDNA並びにIGF−1の分泌および10セ ツシングを支配するシグナルをコードするDNAの多重コピーを安定して組込み 且つ発現する能力並びに発現された前駆体IGF−1から成熟IGF−1を適当 に処理し且つ得られた成熟IGF−1生成物を分泌する能力がある。
システムのもう一つの特徴は、IGF−1をコードするD N Aの発現を制御 するのに用いられてきたプロモーターの選択にある。プロモーターはメチロトロ ーフ酵母のメタノール応答性遺伝子、例えば、AOXlから誘導され、厳格に調 節されており且つその制御下に置かれた遺伝子の高水準で調節された発現を提供 する(例えば、1986年6月4日に第0183071号として公開され米国に おいて米国特許第4.855.231号明細書として現在発行の欧州特許出願第 85113737.2号明細書を参照されたい)。
高濃度のIGF−1ペプチドの発現および分泌は、IGF−1をコードするDN Aのコピーを6個程度またはそれ以上含んでよいが少なくとも1個のコピーを含 み、そこにおいてそのDNAが、IGF−1ペプチド生成物の10セツシングお よび分泌を支配するのに有効であるシグナル配列をコードするDNAと機能的に 結合しているDNAWA築鞠を用いてメチロトローフ酵母宿主を形質転換するこ とによって達成されてきた。そのDNA構築物は、更に、シグナル配列およびI GF−1ペプチドをコードするDNAの発現を支配するプロモーター領域並びに メチロトローフ酵母における転写ターミネータ−機能を含む。
ここで提供されたDNA構築物は、更に、安定して組込みを行うのに、メチロト ローフ酵母宿主細胞ゲノム中の標的遺伝子と十分に相同であるヌクレオチド配列 を含む0組込みは標的遺伝子の部位での付加および置換によって生じる。或いは 、DNA構築物は、宿主とプラスミド配列との相同部位での付加によって組込む 環状プラスミドの一部分であることかできる。
別の実施!rs様により、発現カセットの少なくとも1個のコピーを含むDNA 構築物を有する発現ベクターを提供する。前述。
らう一つの態様により、前記に記載したDNA断片の少なくとも1個のコピーを それらのゲノム中に含む新規のメチロトローフ酵母細胞を提供する。好ましい実 施g様において、細胞は、IGF−1の前駆体の適当な開裂に不可欠ではない1 種類またはそれ以上のプロテアーゼを欠いている。
好ましい実施態様において、宿主細胞はP、パストリスであり、そのプロモータ ーはAOX1プロモーターであり、そしてシグナル配列は、式1ys−arg− (glu−ala) (式中、Xは0〜3であるのが好ましい)を有するプロセ ッシング配列を含むS、セレビシェα交配因子(αMF)プレプロ配列である。
このDNA構築物の少なくとも1個のコピーが導入されたメチロトローフ酵母細 胞は、生物学的に活性のIGF−1ベグチドを効率よく生産し且つ培地中に分泌 する。好ましい実施態様において、IGF−1は、メチロトローフ酵母であるP 。
パストリスにおいて極めて効率よく生産され且つそこから分泌された。
メチロトローフ宿主細胞によって生産されたポリペプチド生成物は、培地中に高 濃度で分泌され:そのIGF−1ベグチド分泌濃度は、S、セレビシェからのI GFIの分泌に関して報告されている濃度の数倍である(例えば、ベインら(1 988)Gene、66:235〜244を参照されたい)、IGF−1ペアチ ドは、メチロトローフ酵母のメタノール応答性遺伝子のプロモーター領域の調節 下において、プレプロタンパク質からの成熟IGF−1の適当なタンパク質分解 開裂に十分であるlys−argなどの少なくとも1か所の部位を含むS。
セレビシェα交配因子(αMF)プレプロ配列などのシグナル配列をコードする DNAと機能的に結合したIGF−1ペプチドを機能的にコードするDNA配列 の1個またはそれ以上のコピーをゲノム中に含んでいるメチロトローフ#母#l 胞によって生産される。更に、シグナル配列をコードするDNAは、適当な10 セツシングを支配するのにも役立つ1個またはそれ以上のglu−ala配列を コードすることができる。glu−ala配列の数は0〜3個であるのが好まし いが、更に多くのコピーを含んでいてよい、コピー数は、選択された宿主のプレ プロタンパク質を適当に処理する能力によって制限される。
また更に別の実施態様により、S、セレビシェαMFプレ10配列をコードする DNAと機能するように連結されたIGF−1ペプチドをll能的にコードする DNA配列の少なくとも1個のコピーをゲノム中に含んでいるメチロトローフ酵 母形質転換細胞を増殖させることによってIGF−1ペプチドを生産する方法を 提供する。このブレ10配列はグロセヅシング配列1ys−argを含み、そし て更に、0〜3個のglu−alalミスペーサ−を含むことができる。シグナ ルをコードするDNAおよびIGF−1ペプチドをコードするDNA双方の転写 は、メチロトローフ酵母のメタノール応答性遺伝子のプロモーター領域の調節下 にある。プロモーターを誘導する条件下において、DNAの転写は、前駆体IG F−1の発現およびグロセッシング並びにrGF−1ペプチドの培地中への分泌 の結果として誘導される。
IGF−1ペプチドを生産することができる生存しうるメチロトローフ#t41 1胞の培養もまた、本発明の範囲内である。好ましい実施態様において、IGF −1を発現し且つ分泌する酵母宿主細胞は、宿主細胞10テア一ゼ発現に直接的 にまたは間接的に影響を及ぼす1種類またはそれ以上の宿主細胞遺伝子の分断に よって修飾された。この分断の結果として、宿主細胞のある種のプロテアーゼ活 性、例えば、プロテアーゼAおよびカルボキシペプチダーゼY活性の低下が起こ る。
P、パストリス発酵ブイヨンからIGF−1ペプチドを回収し且つ精製する好虚 しい方法は、米国特許出顯第07/641,430号明細書に記載されている。
IGF−1の好ましい形態は、承認された生物検定法(例えば、タカノ(Tak ano)ら(1976)Acta Endocr、82;449〜459;シェ ーニ−(Schoenie)ら(1982)Nature 296:252〜2 53;コブランド(Cope l andlら(1983)Am、J。
Primatolo 旦:161〜169およびプール・オファース(Buul −Offerslら(1986)Ped、Res、20:825〜827を参照 されたい)で測定された場合に、天然のインスリン機成長因子−1と実質的に同 一の生物学的活性を示すポリペプチド生成物であり、配列表において配列番号1 である天然のIGF−1と実質的に同一のアミノ酸配列を有する。1個若しくは それ以上のアミノ酸を欠いているかまたは追加のアミノ酸を含んでいるようにア ミノ酸配列に若干の変化を有する、或いは若干の1換アミノ酸を有するポリペプ チドは、これらのペプチドか既知の生物検定法によってIGF−1の機能活性を 示すという粂件付きで本発明の範囲内であることは理解される。このようなrG F−1としては、正しく折りたたまれたIGF−1のみならず、IGF−1受容 体に対して検出可能に結合する能力を示し且つIGF−1に関係した少なくとも 1種類の生物活性を実証する誤って折りたたまれたおよびマルチマーの形態のI GF−16挙げることができる。更に、生物学的に不活性の形態は、還元および 酸化によって活性形態に変換することができる。
図面の簡単な説明 図1は、合成インスリン様成長因子遺伝子のヌクレオチド配列を提供する。
図2は、プラスミドρIGF201の制限地図である。
図3は、プラスミドρIGF202の制限地図である。
図4は、プラスミドplGF204の制限地図である。
図5は、グラスミドP IGF206の制限地図である。
図6は、プラスミドρAO815の制限地図である。
発明の詳細な説明 定義: 特に定義しない限り、本明細書中で用いた技術的および科学的用語はいずれも本 発明の属する当該技術分野の技術者によって一般的に理解されるのと同一の意味 を有する0本明細書中で言及した印刷物はいずれも参考として包含される。本明 細書中で言及した米国特許明細書はいずれも参考として完全に包含される。
本明細書中で用いられるIGF−1またはIGF−1ペプチドは、IGF−1の 対立遺伝子変種を全て含むことを意味する。更に、天然に存在する生成物のアミ ノ酸配列の単純な修飾によって、例えば、特定部位の突然変異誘発または池の標 準法によって得られた誘導体は本発明の範囲内に包含される。天然に存在するI GF−1と同様の生物学的活性を示すIGF−1の形態もまた、本発明によって 包含される。IGF−1とは、培地中に存在するIGF−1の形態を全て包含す ることを意味する。このようなIGF−1はいくつかの異なる三次元形態の混合 物であってよい、完全でモノマー性の正しく折りたたまれた材料である真のIG F−1に加えて、他の形態はIGF−1を発現する宿主+iiB胞の細胞外培地 中に存在することができ、例えば、誤って折りたたまれたタンパク質、ダイマー およびトリマーなどのマルチマー形態である1本明細書中で用いられるIGF− 1ペプチドとは、IGF−1受容体に結合する能力を有し、そして標準的な活性 検定ランドら(1983)Am、J、Primatolo 旦:161〜169 およびプール・オファースら(1986)Ped、Res、20:825〜82 7を参照されたい)において、細胞増殖若しくは細胞成長を促進する能力などの IGF−1の生物学的活性に関係している少なくとも1種類の活性を示すペプチ ドをいずれも含むということを意味する。
本明細書中で用いられる生物学的活性を有するIGF−1ペプチドとは、標準検 定法によって検出されたようにIGF−1受容体に特異的に結合し、そして承認 された検定法において測定されたようにIGF−1に関係した生物学的活性を示 すペプチドである。このような検定法は当業者に知られている。
本明細書中で用いられる真のIGF−1とは、ジスルフィド結合を、それらが天 然に存在するIGF−1中に存在しているように含むIGF−1を意味する。
真のIGF−1は、P、バストリス発酵ブイヨンから効率よく回収し且つ精製す ることかできる。
本明細書中で用いられる成熟IGF−1とは、シグナル配列およびプロセッシン グ配列か開裂された被処理IGF−1を意味する。成熟rGF−1としては、培 地中に分泌されている真のIGF−1および被処理IGF−1の任意の他の形態 がある。IGF−1とは、lG1−1受容体に結合し且つ当業者に知られている 任意の手段によって測定される細胞成長または増殖を促進するペプチドを包含す ることを意味する。
本明細書中で用いられるプレプロIGF−1とは、前記の宿主の細胞外空間中へ の成熟IGF−1の分泌をもたらすリーダーまたはシグナル配列およびプレプロ lG1−1のグロ七ンシングを支配して成熟IGFiを生産するIP11類また はそれ以上の10センシング配列を含むポリペプチドを意味する6本明細書中で 用いられる分泌されたIGF−1とは、シグナルまたはリーダー配列を含んでい ない被処理IGF−1を意味する。被処理rGF−1または被処理タンパク質と は、リーダーシグナルが削除されたIGF−1またはタンパク質を意味する。
本明細書中で用いられるシグナルまたはリーダー配列という表現は交換可能に用 いられ、細胞膜を介する結合したポリペプチドの輸送をもたらすアミノ酸の配列 を意味する。シグナル配列とは、それが結合しているタンパク質のアミン末端に ある疎水性アミノ酸の配列を意味する。シグナル配列をコードするDNAは1、 へTG開始コドンから下流(転写方向の3′)および構造遺伝子をコードするD NAから上!(5′)に位置する。更に、シグナル配列は、シグナル配列とタン パク質との間に挿入されたプロセッシング部位である、1種類またはそれ以上の 宿を細胞プロテアーゼによって認識されるアミノ酸の1種類またはそれ以上の配 列を含み、それによってシグナルの除去を行うことができる。シグナル配列、プ ロセッシング部位およびタンパク質をプレプロタンパク質と称する。
ここにおいて使用が考えられたシグナル配列およびプロセッシング部位は、P、 パストリスなどのメチロトローフ酵母宿主細胞のItM胞膜を介するIGF−1 の輸送をもたらすものである。好ましい実施1[において、lys−argおよ び(glu−ala) (式中、Xは整数であり、好ましくは0〜3である)で あるシグナル配列およびプロセッシング部位はS、セレビシェαMF遺伝子から 誘導される。当業者に知られているメチロトローフ宿主の細胞外空間中に成熟I GF−1を分泌するのに有効であるシグナル配列およびプロセッシング部位はい ずれも用いることができる。好ましい実施態様において、シグナル配列は、メチ ロトローフ宿主細胞の発酵ブイヨンの細胞密度が約300g/L (MeOH) であり且つ少なくとも約Long/mlの真のIGF−1をブイヨン中に分泌す るように選択される。IGF−1とコードするDNAに対して結合した適当なシ グナル配列およびプロセッシング部位をコードするDNA構築物は、当業者に知 られている方法または本明細書中に記載された方法によって製造し且つメチロト ローフ宿主のゲノム中に導入し、そして培地中への成熟IGF−1の分泌を支配 するそれらの能力について試験することができる。比較的高濃度の、好ましくは 、10mg/m+を越える成熟IGF−1を分泌させるシグナル配列はいずれも 、ここでの使用が考えられる。
本明細書中で用いられる異種DNAとしては、それか存在しているゲノムの一部 分として天然に存在していないまたはそれが天然に存在しているのとは興なるゲ ノム中の1か所または複数の位1で見出されるDNAがある。異種DNAは、通 常、それが導入される細胞が内在しないものであり、別の細胞から得られたもの である。概して必然的ではないが、このようなりNAは、それが発現されている 細胞によって通常は生じないRNAおよびタンパク質をコードする。異種DNA は他種DNAと称することもできる0発現させる細胞に対して当業者が異種また は他種として認識しまたは見なすであろうDNAはいずれも、本明細書中では異 種DNAに包含される。異種DNAの例としては制限されないが、IGF−L転 写および翻訳調節配列、選択可能なまたは由来のわかる標識タンパク質、例えば 、薬剤耐性を与えるタンパク質をコードするDNAがある。
本明細書中で用いられる発現カセットとは、IGF−1の発現および分泌双方に 対して配列機能を有するDNA構築物を意味する。したがって、発現カセットは 、ブロモ−ター領域をコードするDNA、転写終結領域をコードするD N A 、発現されたペプチドの翻訳、分泌および適当なプロセッシングに十分な配列を 含む、更に、好ましい実施!9様において、発現カセットは、宿主細胞ゲノム中 の標的遺伝子座から誘導され、それによって宿主細胞中に導入する際に発現カセ ットが宿主細胞ゲノム中に安定して組込まれる5′および3′末端の配列かある 。
本明細書中で用いられるDNA構築物という用語は発現カセットを包含し、更に 、1種類以上の発現カセットを含むDNA断片を含む。
本明細書中で用いられる機能的結合または機能的に連結したという用語は、DN A構築物の要素間の関係を意味し、ここにおいて要素は、ヌクレオチドのタンパ ク質−またはペプチドコード配列を含む構築物におけるDNAの発現を直接的に または間接的に調節する構築物の一部分であるヌクレオチドのこのような調節配 列に配置されている。
本明細書中で用いられる7IGF−1ペプチドを機能的にコードするDNA断片 」という用語は、IGF−1または前記に定義の任意の他のrIGF−1ペプチ ド」をコードするDNA断片を含む、IGF−1をコードするDNAは当該技術 分野において知られており、そして化学的合成法によってまたはIGF−1に対 応するメンセンジャーRNA (mRNA)の相補的DNA(cDNA)への転 写によって得られ且つ後者を二本gcDNAに変換することことができる。ヒト IGF−1に関する遺伝子の化学的合成法は、例えば、ニワ(Niwa)ら(1 85)Nucleic Ac1ds Re5earch、上3:1923〜19 38に開示されている。更に一必要なり N A配列は、例えば、IGF−1遺 伝子を保持している既知のベクターの制限酵素消化によって取り出すことかでき る。
このようなベクターの例およびそれらの製造手段は当業者に周知である0例えば 、Nucleic Ac1ds Re5earch、上3:1923〜1938 を参照されたい0本発明によって用いられた現在のところ好ましいIGF−1遺 伝子のヌクレオチド配列を図1に図示し、更に実施例において説明する。
本明細書中で用いられる発現ベクターという用語は、選択された宿主細胞中のプ ロモーター配列などの発現をもたたらずことができる池の配列と機能的に連結さ れている、DNAを発現することができるベクターを含むことを意味する。一般 的には、組換えDNA技術において通常用いられる発現ベクターは、環状の二本 HDNAループの染色体外要素である「1ラスミド」の形であることが多い。
本明細書中で用いられる「ベクター」および「プラスミド」という用語は交換可 能に用いられ、そして制限されないか、異種DNAを特定の宿主細胞において発 現させる発現ベクターまたは手段を全て含むことを意味する。
本明細書中で用いられる「培養」という用語は、細胞の増殖を導く培地中でのそ れらの増殖およびそれらの継代培養全部を意味する。「継代培養」という用語は 、問題の継代培養および培養源間で行われた継代培養回数にかかわりなく、別の 培養(培養源)の細胞から増殖した細胞の培養または培養源の任意の継代培養を 意味する。
明細書中に示したアミノ酸の各種配列で見られるアミノ酸は、当該技術分野にお いて日常的に用いられるそれらの通常の三文字および一文字略語を有する。
二9/敢 隻語 し−アラニン Ala A し一アルギニン Arg R し一アスパラギン Asn N L−アスパラギン酸 Asp D L−システィン Cys C L−グルタミン Gln Q L−グルタミン酸 Glu E し一グリシン GIy G L−ヒスチジン His H L−インロイシン Ile T L−ロイシン Leu L L−メチオニン Met、 M L−フェニルアラニジ Phe F L−1−リプトファン T r p W宿主細胞 本発明の実施において使用が考えられた酵母種はメチロトローフであり、すなわ ち、メタノールを炭素源として増殖することかできる種である。メタノールの利 用に不可欠の生化学的経路を有する種は、カンジダ属(Candi da)、ハ ンセヌラ属(Hansenu Ia)、ピキア属(Ptchia)およびトルロ プシス属(Toru tops is)の4種類の属に分けられる。これらの内 、ハンセヌラ・ポリモルフy(Hansenula polymorpha)お よびピキア・バストリス種の構成要素の分子生掬字についての実質的な量の知見 が存在する。
P、パストリスは現在のところ好ましい#母種である。P、バストリスは、メタ ノールを堆−の炭素源およびエネルギー源として効率よく利用することができる 既知の工業用酵母菌株である。
DNA構築物 メチロトローフ#f&細胞を形質転換するのに用いられたDNA構築物または発 現カセットは、メチロトローフ酵母遺伝子からのメタノール応答性プロモーター 、IGF−1−(IGF−1遺伝子)をコードするDNA、遺伝子に関する読み 取り枠内のシグナル配列をコードするD N Aおよびメチロトローフ酵母の転 写ターミネータ−機能を含む、シグナル配列は、酵母宿主細胞からの分泌および そこでのIGF−1の適当なプロセンシングを支配するように機能するような任 意の配列であることかできる。S、セレビシェαMFプレグロ配列は好ましいシ グナル配列である。αMFプレプロ配列としては、プロセッシング配列1ys− argおよび(glu−ala) スペーサー配列(式中、Xは0.1.2また は3である)をコードするDNA配列かある。
S、セレビシェアルファ交配因子は、「アルファ」交配型の細胞によって分泌さ れた13残基ベグチドであり、対する1″a、交配型の細胞に対して、2穆頚の の細胞型間の有効な接合を促進し、それによって「a−アルファj二倍体細胞を 形成するように作用する(トーナー(Thorner)ら(1981)TheM olecular Biolo the YeastSaccharom ce s、コールド・スプリング・ハーバ−・ラボラトリ−(Cold Spring  Harbor Laboratory)、コールド・スプリング・ハーバ−0 NY、143)、α因子は、83残基リーダーおよび4つのα因子ペプチド領域 を含む165アミノ酸長さの前駆体として合成される。
各領域は、配列:Iys−arg glu−ala−asp−ala−glu− ala; !ys−arg−(glu−ala>3またはl ys−arg − (g 1uala)2の短いスペーサーベグチドを上流に有する。リーダーおよ びスペーサーは、タンパク質分解グロセッシングおよび分泌のためのアミノ酸配 列を含む(例えば、ブレイク(Brakelら、Proc、Nat 1.Aca d。
Set、USA、81 :4642 (1984)を参照されない)。
メチロトローフ酵母には多数のメタノール応答性遺伝子が存在している。それぞ れの発現は、プロモーターとら称されるメタノール応答性調節領域によって制御 されている。このようなメタノール応答性プロモーターはいずれもDNA構築物 で用いるのに適当である。具体的な調節領域の例としては制限されないが、ピキ ア・パストリスAOX1からの第一アルコールオキシダーゼ遺伝子のプロモータ ー、ピキア・バストリスAOX2からの第二アルコールオキシダーゼ遺伝子のプ ロモーター、ピキア・パストリスからのジヒドロキシアセトンシンターゼ遺伝子 (DAS)のプロモーター、ピキア・バストリスからのP40遺伝子の10モ− ター、ピキア・パストリスからのカタラーゼ遺伝子のプロモーターがある。適当 なプロモーター領域および他の調節領域の選択は、この開示の観点から当該技術 分野の技術水準の範囲内である。
IGF−1遺伝子発現を誘導するのに用いられた現在のところ好ましい10モー ター鎖域は、P、パストリスのメタノール調節アルコールオキシダーゼ遺伝子か ら誘導される。P、パストリスは、2種類の官能性アルコールオキシダーセ遺伝 子、すなわち、アルコールオキシダーゼI(AOXI)およびアルコールオキシ ダーゼI I (AOX2)遺伝子を含むことが知られている。2種類のAOX 遺伝子のコーディング部分は、DNAおよび予測されたアミノ酸配列双方の段階 で密接に相同であり且つ共通の制限部位を共有している。2種類の遺伝子から発 現されたタンパク質は同機の酵素特性を有するが、AOX1遺伝子のプロモータ ーはより有効であり且つ高水準の遺伝子発現を提供し、したがって、その使用は IGF−1発現に好適である。そのプロモーターを含むAOX1遺伝子は単離さ れ且つ完全に特徴付けられた。プレス(Ellis)ら(1985)Mol。
Cel 1.Biol、5:1111および米国特許第4.855.231号明 細書を参照されたい。
メチロトローフ酵母細胞中に導入されているDNA構築物は、メチロトローフ酵 母遺伝子のメタノール応答性プロモーター並びにIGF−1−読み取り枠シグナ ルおよびプロセッシング配列をコードするDNAおよび読み取り枠内シグナルお よびプロセッシング配列をコードするDNAの他に、メチロトローフ酵母の転写 ターミネーター機能を含む、ここで用いたメチロトローフ酵母の転写ターミネー タ−機能は、(a)転写物におけるポリアデニル化シグナルおよびポリアデニル 化部位をコードするサブセグメントおよび/または(b)発現カセットで用いら れるプロモーターからの転写のための転写終結シグナルを与えるサブセグメント を有する。完全な転写ターミネータ−は、プロモーター源である遺伝子と同一で あってよいしまたは興なっていてよいタンパク質コード遺伝子から得られる。
DNA構築物は、更に、選択可能な標識遺伝子を含むことができる。この目的に 対しては、メチロトローフ酵母の選択可能な標識遺伝子機能をいずれも用いるこ とができ、制限されないか、メチロトローフ酵母に対してこのような酵tAII I胞が大多数の非形質転換細胞の中から識別され且つ選択的に増殖することを許 す選択可能な表現型を与える任意の遺伝子がある。適当な選択可能なm識遺伝子 は、例えば、栄養要求性突然変異体P、バストリス宿主菌株および宿主の欠点を 相補する野生型生合成遺伝子であろう0例えば、S、セレビシェまたはP、バス トリスHIS4遺伝子を用いてHis4 P、バストリス菌株を相補することが できるし、またはS、セレビシェARG4遺伝子若しくはP、バストリスARG 4遺伝子を用いてArg4−突然変異体を相補することができる。
更に、DNAm築物は1細菌の機能である選択可能な標識遺伝子を付加的に含む ことかできる0例えば、細菌に対して、形質転換した細菌細胞が大多数の非形質 転換細胞の中から識別され且つ選択的に増殖することを許す表現型を与える任意 の遺伝子を用いることができる。この追加の選択可能な41mは、このようなり NAが大腸菌などの細菌宿主細胞中に導入され且つそこで増幅することを許す。
適当な選択可能な標識遺伝子としては、アンピシリン耐性遺伝子(Amp )、 テトラサイクリン耐性遺伝子(Tc’)等がある。
DNA構築物は、細菌、特に大腸直での複製および選択を可能にする配列を含む ことができる。特に、DNA構築物はグラミド中に挿入することができるしまた はそれを環状化して、細菌での複製および染色体外保持のための配列を含むプラ スミドを生成することができる。この方法において、多量のDNA断片を、細菌 における複製によって製造することができる。このような増幅が望まれる場合、 DNA構築物は細菌性の複製起点を含んで、細菌の世代から世代へのDNA構築 物の維持を確実にすべきである。典型的な細菌性の複製起点としては、fl−o ri、コリシン、colElおよびその他の当業者に知られているものまたは当 業者によって識別されることができるものがある。
DNA構築物は、シグナルおよび10セツシングシグナル並びに他の転写調節シ グナルに対して機能的に結合したIGF−1をコードするDNAの多重コピーを 含むことができ、すなわち、DNA構築物は、発現カセットの多重コピーを含む ことができる。
DNA構築物によるメチロトローフ酵母宿主細胞の形質転換メチロトローフ酵母 、例えば、P、パストリスなどを形質転換する方法並びにそれらのゲノム中に異 種タンパク質をコードする遺伝子を含むメチロトローフ酵m細胞を培養するため の方法は、概して、当該技術分野において知られている。
発現カセットは、当業者に既知の任意の方法によってメチロトローフ酵母細胞中 に導入することができる。好ましい方法としては、フレラグ(Cregglら( 1985)Mo1.Cel 1.Biol、5:3376および米国特許第4゜ 879.231号明細書に記載されたスフェロプラスト技術、および全細胞塩化 リチウム酵母形質転換システム(イト−(Ito)ら(1984)Δ五二土立よ りiol Chem、48: 341)にP、パストリスなどのメチロトローフ 酵母に適応させるのに必要な修飾を伴うものがある(欧州特許出膨第312.9 3・4号明細書:米国特許第4.929.535号明細書としても入手可能を# 照されたい)。
P、パストリス遺伝子のプロモーター領域の調節下において、IGF1遺伝子を 含む1lta状D N A断片並びにプロセンシングおよび分泌に必要なαMF プレプロ配列をコードするDNAによって#母宿主を形質転換する場合、発現カ セットは、何等かの当該技術分野において知られている遺伝子置換技術によって 、例えば、一段遺伝子置換(例えば、ロスティン(Rothstein)(19 83)Methods Enz mol、101:202;フレラグら(198 7)Bio/Teehnolo 旦: 479 ;および米国特許第4.882 ,279号明細書を参照されたい)によってまたは二段遺伝子置換法(例えば、 シエーラー(Scherer)およびディビス(Davis)(1979)Pr oc。
Nat 1.Acad、Sc i、USA、ヱ6:4951を参照されたい)に よって宿主ゲノム中に組み込まれる。線状DNA断片は、DNA1!lr片か中 に組込まれるのに十分に標的遺伝子と相同であるD N A配列の側面に位置す ることよって標的遺伝子に対して向けられている。一段遺伝子分断は、導入され るDNAが、標的遺伝子の断片遺伝子座と0.2kb程度の小さい相同性を有す る場合に成功するのが一般的であるが:しかしながら、効率のためには相同の程 度を最大限にするのか好ましい。
好ましい実施態様において、これらの発現カセットの多重コピーは一つのDNA 断片上に、好ましくは、頭−尾(head−to−talel配向で含まれる。
DNA断片が環状プラスミド中に含まれる場合、そのプラスミドは遺伝子分断よ りもむしろ付加によってゲノム中に組込まれることかできる。プラスミドの1個 またはそれ以上のコピーは、ゲノムの同一または異なる遺伝子座に組込まれるこ とができる。ゲノム中への組込みは、適当な制限エンドヌクレアーゼによるプラ スミドの線状化によって促進される。
1種類または複数の発現力セントを有するDNA断片は、互いに「機能的に連結 」しているといわれる、IGF−1ペプチドをコードするDNA配列は、10モ ーター、S、セレビシェαMFプレグロ配列をコードするDNA配列および転写 ターミネータ−に関して機能的に位置し且つ配向している。したがって、ポリペ プチドコードセグメントはプロモーター領域の調節下において転写されて、翻訳 の際に望ましいポリペプチドを提供することができる転写物になる。αMFグレ グロ配列の存在ゆえに、発現されたIGF−1生成物は培地中に分泌される。
発現力セントの種々のセグメントの適当な読み取り枠位置決定および配向は、当 業者の知識の範囲内であり二更に詳細を実施例で与える。
陽性の形質転換細胞は、例えば、DNA組込み部位を決定するサザンプロット分 析法(マニアテイス(Maniatis)ら(1982)MolecularC lonin :A Laborator Manual、=r−ルド・スプリン グ・ハーバ−・ラボラトリ−・プレス、コールド・スプリング・ハーバ−。
ニューヨーク、米国):例えば、メタノール応答性IGF−1遺伝子発現を確証 するノザンブロント(マニアティスら(19821MolecularCIon in :A Laborator Manual、=7−ルド・スプリング・ハ ーバ−・ラボラトリ−・プレス、コールド・スプリング・ハーバ−、ニューヨー ク、米国、R,S、シト7−(Zitomer)およびB、D、ホール(Hal I)(1976)J、Biol、Chem、、251:6320);および増殖 培地中の分泌されたIGF−1ペプチドの存在を検出するための生成物分析法を 含む当業者に既知の任意の方法によって単離し、同定し且つ特徴付けることがで きる。
多数の発現カセットによって形質転換するための現在のところ好ましい宿主細胞 は、形質転換するDNA断片上に存在する標識遺伝子によって相補することがで きる少なくとも1種類の突然変異を有するP、パストリス細胞である。好ましく は、His4 (GS115)またはArg4 (GS190)栄養要求突然変 異体P、バストリス菌株を用いる。l&も好ましい菌株は、選択されたリーダー 配列の適当なプロセンシングに必要とされない1種類またはそれ以上のプロテア ーゼの発現か更に欠けている。その欠失は、プロテアーゼをコードする遺伝子ま たはプロテアーゼをコードする遺伝子の発現を直接的に若しくは間接的に変調す る遺伝子での点突然変異、挿入または欠失による1種類またはそれ以上のプロテ アーゼの活性の不存在または低下として明示することができる。
好ましい実施態様において、111類またはそれ以上の発現力セントを含むDN A断片を、宿主の欠点を相補する標識遺伝子を含み、場合により追加の配列、例 えば細菌の標識遺伝子、ベクター組込みを支配する酵母配列等を含むベクター中 に挿入する。pBR322に基づくプラスミド、例えば、pAO815はベクタ ーとして好ましい。IGF−1発現/分泌カセyトのlfl!]またはそれ以上 のコピーを親プラスミドpA0815に挿入することにより、ρ1.GF201 、PIGF202、pIGF204、plGF206およびpIGF816など のプラスミドが生じる。
pep4−またはρep4 prb 1=菌株として知られ、以下および米国特 許出願第07/678.916号明細書に記載されているP バストリスのプロ テアーゼ欠失菌株は好ましい宿主細胞に含まれる。プロテアーゼ欠失P、バスト リス薗株は、細胞のプロテアーゼ活性に直接的にまたは間接的に影響を及ぼすタ ンパク質をコードするPEP4遺伝子またはPRB−1遺伝子などのP、パスト リス遺伝子の分断によって生じる。この分断は、IGF−1の発現のための構築 物に対して無関係の追加のプラスミドをPEP4遺伝子またはPRB−1遺伝子 中に挿入することによって達成されるのが好ましい、この分断の結果、細胞中の ある種の10テアーゼ活性、例えば、10テイナーゼA、グロテイナーゼBおよ びカルボキシベブチダーセY活性などが低下する。この宿主細胞菌株は、更に、 以下の実施例で論及されるように、発現カセット上に保持された標識遺伝子によ って相補することができる突然変異を有するのが好ましい。
好ましい宿主細胞は、P、パストリスのMut−発現菌株を生じるために、宿主 細胞ゲノムにおいて標的とされる特定の部位に導入されている発現ベクターによ って形質転換することかできる。rMuJとは、メタノール利用(methan ol−uti I 1zation)表現型を意味する。ある穆の実施!g様に おいて、選択された発現ベクターを適当な酵素で最初に消化して、AOX1遺伝 子の5′および3′末端と相同の末端を有する線状DNA断片を生じることによ ってMut−菌株を製造する0次に、181類または複数の線状化DNA構築物 発現力セントを、一段選伝子1換技術によってAOX1部位で宿主ゲノム中に組 込む、AOXlの遺伝子置換の結果としてMut−菌株が得られる。Mut−菌 株において、メタノールを利用する菌株の能力は低下する。メタノール上での菌 株の遅い増殖速度は、AOX2遺伝子生成物の発現によって保持されている。特 定部位の組換えによって発現カセットがAOX1遺伝子座に組込まれた形質転換 細胞は、発現カセットに存在する相補性標識遺伝子の存在に関して最初にスクリ ーニングすることによって同定することができる。これは、相補性遺伝子生成物 を欠いている培地中で細胞を増殖させ且つ相補性遺伝子の発現によって増殖する ことができるこれらの細胞を同定することによって達成されるのが好ましい0次 に、選択された細胞のrMuJ表現型表現−て、メタノール存在下でそれらを増 殖させ且つそれらの増殖速度を暫視することによってスクリーンする。
Mut−表現型のメタノール上での成長は親菌株よりもはるかに遅い。
Mut”IGF−1発現菌株を発育させるために、1種類またはそれ以上の発現 カセットを有する断片を、DNA構築物を有する環状グラスミドまたは線状化1 ラスミドによる宿主の形質転換によって宿主ゲノム中に組込む0組込みは、断片 中に存在する1種類またはそれ以上の配列と相同である1個または複数個の遺伝 子座での付加による。
陽性の形質転換細胞は、mlえば−DNA組込みの部位を確認するサザン分析法 によって:例えば、メタノール応答性IGF−1遺伝子発現を検出するノザン分 析法によって:および増殖培地中の分泌されたIGF−1ペプチドの存在と検出 する生成物分析法によって特徴付けることができる8DNA構築物を保持してい る形質転換#母宿主細胞の培養形質転換した宿主細胞を、IGF−1、シグナル およびプロセッシングシグナルをコードするDNAを発現させ、グレプロペプチ ドを処理し且つ分泌させる条件下において培養する。望ましい表現型および遺伝 子型を有する形質転#IA菌株は一当業者に知られている任意の手段によって多 量に増殖することかできる。好ましい実施態様において、菌株を発酵槽中で培養 する。メチロトローフ酵母での組換えDNAに基づいた生成物の大規模な生産に 対しては、通常、三段階の高細胞密度供給パンチ発酵システムが、用いられた好 ましい発酵プロトコルである。
最初に、すなわち増殖段階において、制限されないかグリセロールなどの過剰の 非誘導性炭素源を含む規定の最小培地中で発現宿主を培養する。このような炭素 源上で増殖させた場合、異種遺伝子発現は完全に抑制され、異種タンパク質発現 不存在での細胞壇の発生を可能にする。この増殖段階中に培地のpHを約5で保 持することは現存のところ好適である。第二段階は制限条件下の増殖期間と称さ れ、短期間の非誘導性炭素源制限増殖を意味する。この段階において細胞塊は増 加し続け、そしてメタノール応答性プロモーターは抑制解除される。約5のpH はP バストリスのi&適増殖に好適であるか、完全にpH5で培養されるタン パク質分解によって損なわれていないIGF−1発現菌株によって検出不能また は低濃度のIGF−1が分泌される。しかしながら、高濃度のIGF−1は、こ の制限増殖期間中の培地のPHを約4またはそれ未満に、好ましくは、約2〜3 .5の範囲に調整する場合に生じる。このpHは生産期間中保持される。
プロテアーゼ欠失菌株からのIGF−1の発現は、タンパク質分解によって損な われていない菌株からの発現よりもPHに対する感受性が小さい、プロテアーゼ 欠失菌株は完全にpH5で培養することができる。或いは、そして好ましくは、 プロテアーゼ欠失菌株を最初の2段階中にpH3で培養した後、第三段階の際に pHを約2.5〜約3.0に低下させる。
第三段階である生産段階において1本明細書中において・″メタノール過剰供給 バッチ様式、と称するメタノール単独かまたは本明細書中において1混合栄養供 給パンチ様式」と称する制限量の非誘導性炭素源を加えたメタノールを発酵槽に 加える。メタノールの添加は、メタノール応答性プロモーターと操作上結合して いるIGF−1などの遺伝子の発現を誘導する。
好ましい実施1g様により、IGF−1生産用に用いられた異檜タンパク質発現 システムは、厳重に調節されていて且つ遺伝子発現を前動にするP、パストリス のメタノール調節AOX1遺伝子から誘導されたプロモーターを利用する。この 遺伝子は同様に転写ターミネータ−源であることができる。現在のところ好まし い発現力セントは、互いに操作上関連しているP、バストリスAOX170モー ター、プロセンシング配列1ys−arg−(glu−ala) (式中、Xは O〜3であることができる)をコードするD N A配列を含むS、セレビシェ αMFプレグロ配列をコードするDNA、IGF−1ポリペプチドをコードする DNA配列およびP、バストリスAOXI遺伝子由来の転写ターミネータ−を含 む。
好ましくは、2種類またはそれ以上のこのような発現カセyl□は頭−尾配向で DNA断片上に含まれていて、革−の連続DNA断片上に多数の発現力セントを 生じる。
望ましい遺伝子型および表現型を有する選択されたメチロトローフ酵母形質転換 細胞を、IGF−1が発現され且つ培地中に分泌される条件下において発酵槽中 で培養する。前記に記載された三段階生産工程を用いるのが現在のところ好まし い、培地中に分泌されたIGF−IJ度は、IGF−1標準との比較において抗 IGF−1抗血清を用いる培地のウェスタンブロンド分析法によってニラジオイ ムノアッセイ(RIA)によって:放射性受容体検定法によって:または培地を 適当に前処理した後の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によって決定す ることができる。
前述のように、本明細書中で用いられるIGF−1とは、IGF−1の対立遺伝 子変種全部を包含することを意味する。更に、前述のように、天然に存在する生 成物のアミノ酸配列の単純な修飾によって、例えば、特定部位の突然変異誘発ま たは池の標準的な方法によって得られた誘導体も本発明の範囲内に包含される。
天然に存在するIGF−1と同機の生物学的活性を示す宿主細胞のタンパク質分 解によって生じたIGF−1の形態も、本発明によって包含される。
下記の実施例は例示の目的にのみ包括され、本発明の範囲を制限するためのもの ではない。
実施例 P、バストリスを本明細書中においてメチロトローフ酵母宿主を用いるためのモ デルシステムとして記載する。4種類の属、すなわち、カンシタ属、ハンセヌラ 属、ピキア属およびトルロプシス属がらのメチロトローフ酵母宿主細胞を更に用 いることができる。曜−の炭素栄養としてのメタノール上で実証できるように増 殖する任意の種からの宿主細胞を用いることができる(例えば、グリーマン<G leesonlら〈1988)Yeast 4:1を参照されない)、P。
バストリスに関して本明細書中に記載したこのような種を用いることができる。
実施例I IGF−IQ現ベクターの製造において用いられるピキア・バストリス発現ベク ターの構築。
A、プラスミドpAO203の構築。
グラスミドpAO203はαMFプレ10領域をコードする5′EcoRI−3 ′HindI I IのDNA断片、10テア一ゼプロセツシング部位のアミノ 酸である+ys−argおよび(glu−ala) 2並びにAOX1転写ター ミネータ−を含む。
AOX1転写ターミネータ−はpPG2.0がら単離された。プラスミドρPG 2.0は、AOX1タ−ミ*−9−’r有するpG4.0 (NRRLIう86 8)のBamHI−HindI I I断片をpBR322に挿入することによ って製造された。pPG2.0の20μgを5tuIで消化した後、5alIリ ンカ−(GGTCGACC)0.2ttgを加えた。プラスミドを引き続きHi ndIIIで消化し、そして350bpのHindIII−5alI断片を10 %アクリルアミドゲルから単離し、そしてHindIIIおよび5alIで消化 されたρtJct8(ベーリンガー・マンハイム(BoehringerMan nhe im)>にサブクローン化した。連結反応混合物でJM103細胞を形 質転換し、そしてAmpRコロニーを選択した。HlndIIIおよびSaI■ 消化によって350bpの断片を生じた正しい横築物を確認し、pAO201と 称しな。
pA0201の5μgをHindIIIで消化し、大腸菌DNAポリメラーゼI クレノウフラグメントを用いて平滑末端とし、そしてBglIIリンカ−(GA GATCTC)0.1Mgを加えた。過剰のBgllIリンカ−の消化後に、プ ラスミドを再度閉鎖し且つMC1061+I胞を形質転換した。AmpR細胞を 選択し、DNAを調製し、そしてBglII、Salに重消化によって予想され る350bρの断片を生じ且っH+ndllT消化によってHindIII部位 の欠失を示した正しいプラスミドを確認した。このプラスミドをpAO202と 称した。
アルファ因子−〇RF融合物を、PYSV201からの360bpのBamHl −Pst1部分消化物として単離した。1ラスミドpYSV201は、欧州特許 出即第206,783号明細書に記載されているGRF−E−3のEcoRI− BamHIl!7i片をM13mp18にュー・イングランド・バイオラプズ( New England Biolabs))に挿入することによって製造され た。pYsV201プラスミド20ttgをBamHIで消化し且つPstlで 部分的に消化した。下記のオリゴヌクレオチドをこの部分消化物に加えた。
s IxxrrccxTcxcxTTTccTTcxxrrrrrxcrccx  :l l (配列番号8)3’ GCTACTCTAAAGGAAGTTAA AAATに 5’ (配列番号g)オリゴヌクレオチドのアンチセンス鎖のみを キナーゼで標識して、オリゴヌクレオチドが5′末端で重合しないようにした。
350bpの断片を、電気溶出に続いてアクリルアミドゲル電気泳動く10%) によって単離した。この385bpのEcoRI−BamHI断片を、EcoR IおよびBamHIで切断されたpA0202にクローン化した。MC1061 1SIll胞を形質転換し、そしてAmp MR胞を選択した。得られたプラス ミドpA0203は、EcoRIおよび8g1lTで切断して700bρより大 きい断片を生じたことによって確認された4 B プラスミドpAO807の!f4築6!、fl−orb)NAの製造。
バクテリオ7F−シfl DNA(うOμglをRsaIおよびDraI50単 位で消化して、f1?!製起点(ori)を含む約4う8bpのDNA1!?i 片を放出させた。消化混合物を等量のフェノール、クロロホルム(V′〜′)で 抽出した?負、水性層を等量のクロロホルムで抽出し、そしてIi&後に、Na C1濃度を0.2MにtANし且つ2,5容量の無水アルコールを加えることに よって水性相中のDへAを沈殿させた。混合物を水h(4’C)に10分間放置 し、そしてDNA沈殿を、4°Cでのミクロフユーシ中においてto、OOOX gで30分間遠心分離することによって集めた2 DNAペレットを70%水・件エタノールで2回洗浄した6洗浄したベレットを 真空乾燥し且つTE榎to?t(0,OIM (pH7,4) トリス緩衝液中 1.0mM−EDTA)25μl中に溶解させた。このDNAを1.59≦アガ ロースゲルFで電気泳動させ、約458bpのfl−oril!!i片を含むゲ ル部分を切取り、そしてそのゲル中の]) N A !−丁)E8](ワットマ ン(Whatman))ペーパー上に電気溶出し且つIM−NaCl中において ベーパーから溶離した。DNA溶液を前記に詳述しt:ように沈殿させ、そして DNA沈殿をTE綬?jjI液25μl中に溶解させた(fl−ori断片)。
2、pBR322のDra1部位へのfl−artのクローニング。
グラスミドpBR322(2μg)をDraI2単位で部分的に消化した0反応 はフェノール7/クロロホルム抽出に続いて前記の工程1に記載のDNA沈殿に よって終結した。DNANレベレIトをTE[*i20μm中に溶解させた。こ のDNA約1100nを、連結反応用W1mm 2 Ott I中においてT4 DNA1.Jガーゼ1単位と一緒に14°Cで一晩中インキユベートすることに よってfl−ort断片(工程1)100ngと連結させた。連結反応を70° Cまで10分間加熱することによって終結させた後、大腸菌菌株JM103(ジ ャニシュ・ベロン(Janisch−Perronlら(198319ene  22:l03)を形質転換するのに用いた。形質転換細胞AmpRを集め且つヘ ルパーファージR408で重感染させた。1本鎖ファージを培地から単離し且つ 用いてJM103に再感染させた。形質転換細胞AmpRは、ρBR322のD raI部位(ヌクレオチド3232位および3251位)にクローン化されたf l−oriを含むpBRfl−oriを含んでいた。
3、プラスミドpAO807の構築。
グラスミドpBRf 1−ori (10μg)をPstIおよびNdelそれ ぞれ10単位を用いて37℃で4時間消化しな、消化したDNAを、前記の工程 1に詳述したように、フェノール:クロロホルムで抽出し、沈殿させ、そしてT EMm液25μl中に溶解させた。この材料を162%アガロースゲル上で電気 泳動させ、そしてfl−oriを含むNdeI PstI断片(約0.8kb) を前記の工程1に詳述したように単離し且つTEI!衝液20μl中に溶解させ た。
このDNA約1100nを、1989年5月18日公開の国際特許出顧第WO3 9104320号明細書および下記に記載されたように製造され、そしてPst IおよびNdeIで消化され且つホスファターゼ処理されたpAO804の11 00nと混合した。この混合物を、連結反応用緩衝液20μ!中においてT4D NAリガーゼ1単位と一緒に14℃で一晩中インキユベートすることによって連 結させた。連結反応を70℃で10分間加熱することによって終結させた。この DNAを用いて大腸菌菌株JM103を形質転換してPAO807を得た。
C,プラスミドpAO804の横築: 1ラミドpA0804は、1989年5月18日公開の(!lWA特許出膨第W O39104320号明細書に記載された。このプラスミドの構築では下記の工 程を行った。
プラスミドpBR322を以下のように修飾してECoRI部位を除去し且つB g111部位をPvu I I部位に挿入した。グラスミドpBR322をEc 。
RIで消化し、突き出た末端を大腸菌D N AポリメラーゼIのクレノウフラ グメントにより平滑末端とし、そして得られたDNAを、T4リカーセを用いて 再度環化した。再環化されたDNAを用いて大腸菌MC1061をアンピシリン 耐性に形質転換し、そして形質転換細胞を、EcoRI部位不合で大きさが約4 .37kbpのプラスミドを有することに関してスクリーンした。このような形 質転換細胞を一つ選択し且つ培養して、EcoR4部位か配列5 ′−GAAT TAATTC3’ 3′−CTTAATTAAG−5′ で1換したpBR322て゛ある、pBR322ΔR1と称するプラスミドを生 じた。
プラスミドpBR322ΔR,IをPvuIIで消化し、そして配列5’ −C AGATCTG−3’ 3’ −GTCTAGAC−5’ を有するリンカ−を、得られたプラント末端に対してT4リカーセを用いて連結 した。得られたDNAを、T4り力−セを更に用いて再度環化した後、BglI Iで消化し、そしてT4リカーゼを用いてもう一度再環化して、PVLJIIで 開裂されたp BR,322ΔRIに対する1個以上のリンカ−の連結に起因す る多数のBgllI部位を除去した。S数のBglII部位を除去するように処 理されたDNAを用いて大、MiliMC1061をアンピシリン耐性に形質転 換した。形質転換細胞を、BgllI部位を含む約4.38kbpのプラスミド に関してスクリーンした。このような形質転換M3胞を一つ選択し且つ培養して 、pBR322ΔRIBGLと称する更に先の作業用のグラスミドを生じた。プ ラスミドρBR322ΔRIBGLは、ρBR322ΔRIBGLか、pBR3 22ΔRIのPVIJII部位の代わりに配列 5’ CAGCAGATCTGCTG 3” (配列番号11)3′−GTCG TCTAGACGAC−5′ (配列番号12)を有することを除き、pBR3 22ΔRIと同一である。
プラスミドp Ba322ΔRI BGLを5alIおよびBglIIで消化し 、大型の断片(約2.97kbρ)を単離した。ρ1えば、欧州特許出顆第02 26752号明細書に記載されているプラスミドpBsAGI5IをBglII およびXhoIで完全に消化し、そしてAOX1遺伝子転写ターミネータ−から 下流の(AOXIプロモーターからの転写方向に対して)P、パストリスAOX 1遺伝子座の領域からの約850bpの断片を単離した。pBsAGI 5Iか らのBgllI−XhoI断片およびPBR322ΔRIBGLからの約2.9 7kbPのSal I−Bgl T I断片を組合わせ且つT4リカーセを用い て連結反応を行った。連結反応混合物を用いて大腸菌MC1061をアンピシリ ン耐性に形質転換し、そして形質転換細胞を、BglII部位を含む予想された 寸法(約3.8kbp)のプラスミドに間してスクリーンした。このプラスミド をPAO801と称した。pBR322ΔRIBGL断片からの5ail部位の 突き出た末端を、850bpのpBsAGI51上のXho1部位の突き出た末 端に連結させ、そしてその工程において、pAO801の5ail部位およびX ho I部位双方を除去した。
次に、プラスミドpBsAGI5IをCIaIで消化し、約2.0kbPの断片 を単離した。2.0kbρの断片は、P、バストリスAOX1プロモーターおよ び転写開始部位を含む約1.0−kbpのセグメント、B型肝炎ウィルス表面抗 原(HBsAg)をコードする約700bpのセグメント並びにP、パストリス AOX1遺伝子ポリアデニル化シグナルおよび部位コードセグメントおよび転写 ターミネータ−を含む約300bpのセグメントを有する。2.0kbpの断片 のHBsAgコーディングセグメントは、EcoRI部位によってAOXIプロ モーターを含む1..0kbpのセグメントに隣接する末端でおよび3tuI部 位によってAOX1転写ターミネータ−を含む300bpのセグメントに隣接す る末端で終結し、そして操作上、AOXIプロモーターからの転写の際にHBs Agを発現させるために、1.0kbpのプロモーター含有セグメントおよび3 oobpの転写ターミネータ−含有セグメントに関して配関し且つ位!しなHB sAgをコードするそのサブセグメントを有する。HBsAgコーディングセグ メントに対してプロモーターセグメントを結合しているEcoRI部位は、Ao X1プロモーターの転写開始シグナルコードトリプレYトからすぐ上流に(AO XIグロモプローからの転写方向に関して)存在する。
グラスミドpAO801をC1aIで切断し且つT4リガーゼおよびρBSAG I51からの約2.okbpのClaI部位で終結した断片と一緒に混合した。
連結反応混合物を用いて大腸菌MC1061をアンピシリン耐性に形質転換し、 そして形質転換細胞を、CIaIおよびBglllでの消化によって約2.32 kbp (複製起点およびpBR322からのアンピシリン耐性遺伝子を含む) 並びに約1.9kbp、1.48kbpおよび1oobpの断片を生じた予想さ れた寸法(約5.8kb)のプラスミドについてスクリーンしな、BglIIお よびEcoRIによる消化の際に、プラスミドは1.へ〇X1遺伝子からの30 0bpのターミネータ−セグメントおよびHBsAgコーディングセグメントを 含む約2.48kbpの断片、AOX1遺伝子座における。AOX1遺伝子のA OXIタンパク質コードセグメントの上流からのセグメントを含む約9oobp の断片:並びに複製起点およびp Ba322からのアンピシリン耐性遺伝子お よび、AOX1遺伝子座(fi初に記述した900bPのEcoRI−BglI  IセグメントよりもAOXIコードセグメントから更に上流)の約100bP のCI a I−BgIIIセグメントを含む約2.42kbPの断片を生じた 。このようなプラスミドは望ましい配向で挿入されたpBsAGI5TからのC 1aI断片を含んでいた。それか反対の望ましくない配向で挿入されたならば、 約3.3kbp、2゜38kbpおよびc+oobpのEcoRI−Bgl I  I断片か存在したであろう。
pAO802と称する望ましいプラスミドを保持している形質転換細胞の一つを 更に先の作業用に選択し且つ培養してそのプラスミドを生成した。
次に、グラスミドpAO802を処理して、EcoRI部位および5tuI部位 て・終結したHBsAgコーディングセグメントを除去した。プラスミドをSt u Iて゛消化し、そして配列 5’ −GGAATTCC−3′ 3’ −CCTTAAGG−ラ゛ を有するリンカ−を、T4リカーセを用いて平滑末端に連結させた0次に、混合 物をEcoRIで処理し、そして再度T4リカーセを用いて連結反応を行った。
連結反応混合物3用いて大腸菌MC1061をアンピシリン耐性に形質転換し、 形質転換細胞を、約L 78kbp、900bpおよび2.42kbpのEc。
R1−Bglll断片並びに約100bp、2.32kbρ、l 48kbpお よび1.2kbPのBgl I I−CIaI断片を含む予測された寸法(5, 1kbp)のプラスミドについてスクリーンした。望ましいプラスミドを含む形 質転換細胞を更に先の作業用に選択し且つ培養してpAO803を生成した。
プラスミドpAO804は、pA0803中のpBR322からのBamHI部 位に、P、パストリスHIS4遺伝子からの約2.75kbpのBglII断片 を挿入することによってpAO803から製造された0例えば、フレラグら(1 985)Mo1.Cel 1.Bio!、5.3376並びに欧州特許出願第1 80.899号明細書および同第188,677号明細書を参照されたい、プラ スミドpAO803をBamHIで消化し且つBglII部位で終結したフラグ メントを含むHIS4遺伝子と組合わせ、そしてその混合物にT4リカーゼを用 いて連結反応を行った。連結反応混合物を用いて大腸菌MC1061をアンピシ リン耐性に形質転換し、そして形質転換細胞を、5ailによって切断される予 測された寸法(7,85kbp)の1ラスミドに関してスクリーンした。このよ うな形質転換細胞の一つを更に先の作業用に選択し、それが保持しているプラス ミドをpAO804と称しな。
プラスミドρAO804は、一方が約1.5kbpでもう一方が約5.Okbρ の5ail−C1aI断片および1.3kbpのC1aI−C1aI断片を有し 、プラスミド中のHIS遺伝子の転写の方向がアンピシリン耐性遺伝子の転写方 向と同一であり且つAOXIプロモーターからの転写方向と反対であることが示 される6 pAO804でのHIS4遺伝子の配向は、プラスミドまたは、AOXIグロモ プローおよびターミネータ−断片間のEcoRI部位に挿入された異種DNA断 片を含む任意の誘導体の機能に対して重要ではない。したがって、ρA0804 中のHIS4遺伝子の配向と反対の配向にあるHIS4遺伝子を有するプラスミ ドをρAO804の代わりに用いることができる。
D、7ラスミドpAO815の構築 プラスミドρAO815は、プラスミドpAO807を突然変異誘発してpA0 807中のAOX1転写ターミネータ−がら下流のCIaI部位をBamHI部 位に変更することによって構築された。pAO807を突然変異誘発するのに用 いたオリゴヌクレオチドは下記の配列5’−G入CGTT CGT TTに T GCGG入 TCCAAT GCG にTA GTT TAT7コ+(配列番号 10)を有した。
突然変異誘発プラスミドをρAO807−Bamと称した。プラスミドpA。
804(前記および国際特許出顧第WO39104320号明細書に記載された )を8g+1rで消化し、そして2400bpの断片25ngを、Bgllrで 消化されたpAO807−Bamからの5400bpのBglll断片250n gに連結させた。連結反応混合物でMC1061細胞を形質転換し、そして正し い構築物をPstI/BamHIでの消化によって確認して6100および21 00bpの寸法のバンドを同定しな、正しい構築物をPAO815と称した。
発現ベクターρA○815の制限地図を図7に示す。
実施例2 P パストリスにおけるIGF−1の発現用のベクターの構築。
発現ベクター構築を、例えば、マニアティスらN1982)MolN1982)  C1onin :A LaboratorManual、コールド・スプリン グ・ハーバ−・ラボラトリ−・プレス、コールド・スプリング・ハーバ−、ニュ ーヨーク、米[1)およびディビスら((1986)Basic Method s in Mo1ecularBio±ff1=エルセヴイア・サイエンス・パ ブリッシング・インコーホレーテッド(Elsevier 5cience P ublishing、Inc、)、ニューヨーク)によって記載されたように、 標準法を用いて行った。
A、aMFブレプo−1ys−arg−ICF−1をコードするDNA’!−含 む発現ベクターの構築。
IGF−1遺伝子発現カセゾトである5’AOX1−αMFブレプローIys− arg−IGF−1−3’ AOXIの1個のまたは多重コピーを含み、aMF アレ10コード要素はαMFプレプロ〜Iys−argを含むが、glu−al alミスペーサ−コードヌクレオチドいている発現ベクターを製造した。
1、発現カセットの単コピーを含むpIGF201の構築。
図1にHindI T T−BamHI断片として示したヒトIGF−1をコー ドする合成遺伝子を、ベクターpUc18中に組込み且つ用いて大腸菌菌株MC l061を形質転換した。アンピシリン耐性形質転換細胞は、IGF−1遺伝子 に対して予測された寸法である約240bρのHindl I I−BamHI 挿入断片の存在に関する制限酵素消化DNA試験によって選択され且つスクリー ンされた。この寸法の挿入断片を有する形質転tfl細胞の一つを用いてprG Flolと称するプラスミドDNAを製造した。
ICF−1遺伝子を有する、PIOFIOIから単離された240bP/)Hi ndI I I−BamHI断片(250ng)を、5′末端のEcoRI部位 をコードするDNA、αMFグレア0領域、続いて、3が所のプロセッシング部 位のアミノ酸をコードするヌクレオチド、Iys−argおよび(glu−al a)2を含み且つ3′末端のHindI11部位を含んでいるプラスミドI)A ○203のHindr T I−BamH1部位(10ng)に挿入した。得ら れたプラスミドを用いて大腸菌MC1061細胞を形質転換した。アンピシリン 耐性コロニーを選択し且つIGF−1遺伝子の配列162〜132に相補的なオ リゴヌクレオチドである配列番号1を用いてスクリーンした。このスクリーンに おいて正であるコロニーを一つ選択し、そしてそのグラスミドをpIGF102 と称した。
αMFグレ10領域およびタンパク質分解プロセ・yシング部位を含むρIG’ F102からのEcoRI−BamHI断片(250ng)並びにIGF−1遺 伝子をMl 3mp19 (10ng)にクローン化し且つ用いて大腸菌JM1 03細胞を形質転換した。得られた形質転換細胞を、制限酵素消化DNAの分析 によってスクリーンし、正しい寸法の挿入断片(480bpのEcoRI−Ba mHI断片)を含むクローン<pIGF103)を一つ用いて、特定部位の突然 変異誘発のための1本M D N Aを製造した。1本、flIDNAの特定部 位の突然変異誘発を行って、(g l IJ−a l a) 2スペ一サ一部位 、HindlIIクローニング部位、合成遺伝子に結合したポリリンカーおよび IGF−1の最初のメチオニンに対するコドンを除去した。突然変異誘発は、! を準法および下記の配列を有するオリゴヌクレオチドを用いて達成された。
突然変3に誘発用オリゴヌクレオチド(配列番号2):5’−GTATCTTT GGAT入A入AGAGGACCGGAGACGCTCTGC−3’スクリーニ ング用オリゴヌクレオチド(配列番号3):5’−人TAAAAGAC;GAC CGGA−3’。
前述の配列の除去により、αMFプレプロ領域およびIGF−1遺伝子のコーデ ィング領域に直接融合したlys−argプロセッシング部位をコードするDN Aを含む融合遺伝子を生じた。
pTGF104と称する選択されたクローンを配列順序決定して変化を確認した 擾、第二の特定部位の突然変異誘発を行って、EcoRI部位の直後にTGF− 1遺伝子の転写終結コドンを挿入した。以下のような配列を有するオリゴヌクレ オチドをこの突然変異誘発において用いた。
突然変異誘発用オリゴヌクレオチド(配列番号4):5’−AGTCAGCTT GATAAGAATTCAAATGAGTCに^CCTGCAGGC−3’スク リーニング用オリゴヌクレオチド(配列番号5):5’−T大入GAATTC入 入λTにAG?−41。
突然変異誘発クローンをplGF105と称した。
第二の突然変異誘発をD N Aの配列順序決定によって確証した後、αMF− IGFI遣f云子触合体を450bpのEcoRI断片上に単離し、次に、この EcoRIl!l’i片250ngを、予約250nスファターゼで処理された P,パストリス発現ベクターpAO815のLong中に挿入した.得られた単 コピー発現ベクターであるpIGF201は、ピキア・バストトリスAOX1プ ロモーターおよび調節領域、更にはAOX1転写終結およびポリアデニル化シグ ナルの転写制御下においてαMFーIGFー1融合遺伝子の1個のコピーを含む .更に、ベクターは、His−宿主の選択に用いられたピキア・パストリスHI S4遺伝子および宿主ゲノムへのベクターの組込みを支配するのに用いることが できるおよび追加の3’AOX1配列を含む.プラスミドplGF201を図2 に示す。
完全なαMFーIGFー1融合遺伝子並びにそれぞれ約50ヌクレオチドのPT GF201のプロモーターおよび終結領域を配列順序決定して、クローニング工 程中にヌクレオチド配列が変更されなかったことを確認した。
2、発現カセットの多重コピーを含む発現ベクターPIGF202、PIGF2 04およびpIGF206の構築。
AOXIプロモーターおよび調節領域含金む発現カセyト、αMFーIGFー1 1a合遺伝子並びにAOX1転写終結およびポリアデニル化シグナルを、PIG F201から1700bpのBg I I T−BamH I断片として単離し た.BgIII−BamHI発現カセット<250ng)を、pTGF201の 独特のBamHI部位(BamHrで消化した子ウシアルカリ性ホスファターゼ 処理済みPIGF201の10ng)に挿入し戻した0MC1061細胞を連結 反応によって形質転換しな.AmpRコロニーを選択し、そしてグラスミドを制 限消化によって特徴付けた.得られたプラスミドである図3に示したplGF2 02の制限酵素消化分析により、二つの発現カセットは、逆方向反復単位よりも むしろ縦列反復単位として結合したことが確認され、すなわち、5a11消化物 は約2100、1750および6100bpバンドを生じ;C1an/BamH I消化物は約3800および6450bpバンドを生じた。
発現力セントの2個のコピーを含む、プラスミドplGF202からのBglT T−BamHT断片を単離しく250ng)且つ子ウシアルカリ性ホスファター ゼ処理済みplGF202 (Long)中の独特のBamHI部位に挿入し戻 して1発現カセットの4個のコピーを含む図4に示したベクターp IGF20 4を生じた0MC1061細胞を連結反応によって形質転換した,AmpRコロ ニーを選択し、そしてグラスミドを制限消化によって特徴n’4すた.正しいグ ラスミドは、CIaIおよびE3amHIでの消化により、約6600および6 900bPバンドを実証した。
発現カセットの6個のコピーを含む発現ベクターPIGF206を構築するため に、plGF202からのBgl I I−BamHT断片(250ng)を、 ρIGF204のBarnHI部位(p rGF204は子ウシアルカリ性ホス ファターゼで予め処理された:10ng)にクローン化した0MC1061細胞 を連結反応によって形質転換した A m p Rコロニーを選択し、そしてグ ラスミドを制限消化によって特徴付けた。ベクターDNAの制限消化を実験して 、発現カセットの数および発現カセットが縦列反復単位として結合していたこと を確認した。
正しいプラスミドは、CIaTおよびBamHIでの消化により、−6600お よび10300bpのバンド3生じた。グラスミドρIGF206を図5に示す 。
B、(2MFプレグロー1ys−arg−glu−ala IGF−1を含む発 現ベクターの構築。
lys−argおよび1個のglu−alaプロセyシング配列を含み、IGF コーディング配列に融合したαMFプレプロ配列をコードするDNAを含む■G F−1発現ベクターを、M13mp19中にαMFプレブ” ly3−arg− TGF−1融合遺伝子を含むplGF105から製造した(実施例2.A、1を 参照されたい)、plGF105からの1本9 D N Aの特定部位の突然変 異誘発を行って、glu−alalミスペーサ−に対するコドンをαMFブレブ ローlys−argおよびIGF lDNA配列間に挿入した。突然変異誘発は 標準法および下記の配列を有するオリゴヌクレオチドを用いて達成された。
突然変異誘発用オリゴヌクレオチド(配列番号6):5’−TCTTrGGAT AAAGAGAGGCTにGACCC;CAGACCCTC−コ響スクリーニン グ用オリゴヌクレオチド(配列番号7):5 ’ −AAAAGAGAGにCT GGACCGC−3’ 。
選択されたクローン分配列順序決定して、glu−ala残基をコードするDN Aが正しく加えられたことを確認した。αMFプレプロー1 ys−arg−g  IIJ ala IGF 1遺伝子融合体を、465bpのEcoRI断片上 の選択されたクローンから革離し、そしてEcoRTで消化されたアルカリ性ホ スファターゼ処理済みベクターpAO815に連結した。得られた単コピー発現 ベクタp T G F 816は、P、バストリスAOXIプロモーターおよび 調節領域、更にはAOX1転写終結およびポリアデニル化シグナルの転写制御下 においてαMFプレプO−1ys−arg−glu−ao−1ys−ar遺伝子 融合体の1個のコピーを含む、更に、ベクターはHis−宿主の選択のためのP 、バストリスHIS4遺伝子および追加のAOX1配列を含む、完全なαMFプ レプロー1ys−arg−glu−ala−IGF−1遺伝子融合体並びにそれ ぞれ約30ヌクレオチドのpIGF816のブロモ−ターおよび終結領域を配列 順序決定して、クローニング工程中に配列が変更されなかったことを確認した。
αMFプレプロー1ys−arg glu−ala−TGF−1遺伝子カセ・y トの2個またはそれ以上のコピーを含む発現ベクターは、αMFプレグロー1y s−arg−IGF−1遺伝子発現カセットの多重コピーを含むベクターの構築 に関して記載されたように製造することができる(実施例2.A、2を参照され たい)。
実施例3 IGF−1発現ベクターからの発現ベクターのピキア・バストリス菌株への導入 。
A、Mut 菌株 発現ベクターPIGF201、PTGF202、PIGF204、pIGF20 6およびρI GF816を用いて、ピキア・バストリスのIGF−1発現性M ut=菌株を発育させた。M+】を表現型とは、菌株のメタノール利用能力を意 味する0Mut+菌株は野生型菌株の場合と同様の速度でメタノールを消費する 。
ピキア・バストリスのHIS4突然変具体であるGSl 15 (ATCC番号 20864)を、スフェロプラスト法によって(米国特許第4,879.231 号明細書に記載されたように行った)かまたは全細胞塩化リチウム酵母形質転換 細胞システム(イト−(Itolら(1984)A ric、Blol、che m。
48:341)によって、P、バストリスなどのメチロトローフ酵母に適合させ るのに必要な修飾を伴って(欧州特許出即第312.934号明細書;米国特許 第4.929.535号明細書としても入手可能を参照されたい)達成された全 部の形質転換のための宿主として用いた。
M IJ t、菌株は、付加物相同組換え結果による宿主ゲノムのAOXlかま たはHIS4遺伝子座への完全な発現ベクターの組込みによって生じた。プラス ミドpIGF201でG5115を非消化環状ベクターとして形質転換し且つプ ラスミドに含まれた配列と相同の5′か若しくは3′領域のAOX1遺伝子座に またはHI34遺伝子座に無作為に組込ませた。H1s遺伝子座に対する特定部 位への付加に対しては、多重コピー発現ベクターp IGF202、ρIGF2 04およびpIGF206並びに単コピーベクターρIGF816を、HI34 頭域内のベクターを切断することによってプラスミドを線状化する3 t、 I J I ″C’消化した。
AOXlかまたはHI34遺伝子座での付加物組込みはAOXI遺伝子を妨げな い。
無作為に(ρIGF201)かまたは特定部位(p IGF202、ρIGF2 04、plGF206およびplGF816)による発現プラスミドの付加物組 込みから得られたMut 形質転換細胞を、ヒスチジン原栄養体性に関して最初 にスクリーンした。4種類のプラスミドそれぞれを用いるG5115の個別の形 質転換によって生じた原栄養体菌株を更に先の分析用に選択した。
pIGF201を用いるG5115の形質転換から得られた10種類のH45− 形質転換細胞を、サザンブロヅトハイプリダイセーションによって分析して、発 現グラスミドの組込み部位および組込まれたプラスミドのコピー数を確認した。
10種類の形質転換細胞からの染色体DNAをEcoRIおよびBglIIで個 別に消化し、アガロースゲル電気泳動によって分離し、そしてニトロセルロース に移した。EcoRT消化物を、AOX15’および3′領域かまたはピキア・ バストリスHIS4遺伝子を含むpBR322由来の1ラスミドを用いてグロー ブした。BglII消化物をIGF−1遺伝子と相同のオリゴヌクレオチドを用 いてプローブした。
plGF202を用いるG5115の形質転換によって生じた16種類のHis +形質転換紀胞、plGF204を用いる形質転換によって生じた16種頭およ びpIGF206を用いる形質転換によって生じた26種類をサザンブロソトハ イプリダイセーションによって更に分析して、多重コピー発現ベクターの組込み 部位および完全性を確認した。染色体DNAをBglTIで消化し且つAOXl 5’および3′領域かまたはピキア・バストリスHIS4遺伝子を含むグラスミ ドを用いてプローブし、そして更に、Stu Iで個別に消化し且つIGF−1 コーディング配列と相同のオリゴヌクレオチドを用いてプローブした。
サザンプロットハイプリダイセーションによる10種類のpIGF201形質転 #fA細胞からのDNAの分析により、4種類の形質転換細胞はAOX1遺伝子 座に組込まれた発現ベクターの単コピーを含み且つ2ai類の形質転換細胞はH IS4遺伝子座に組込まれたプラスミドの多重コピーを含むことが示された。4 a類の他の菌株は未知の遺伝子座に組込まれたプラスミドを含んでいた。HIS 4に組込まれたグラスミドの正確なコピー数と決定することは不可能であった。
DNAのサザン分析法により、10種類のρIGF202形質転換細胞、9種類 のpIGF204形質転換細胞および26種類のp IGF206形質転ll! 1ISI胞の内の13樫順は、HIS4T組込まれたそれぞれの発現ベクターの 単コピーを含んでいることが示された。池の形質転換細胞は未知の遺伝子座に組 込まれたプラスミドを含んでいた。
ベクターplGF201、pIGF202、pIGF204またはpIGF20 6を用いるG5115の形質転換によって生じた下記の代表的な菌株を更に先の 分析用に選択した。
菌株名称 組込まれた 組込み部位 組込まれた 発現カセットプラスミド グ ラスミド数 コピー数 G+IGF201Sl p工GF201 AQlu l lG十工GF206S 2 p工GF206 圧「A 1 6G+lMB202S2p工GF202 1 1m1 1 2G+1MB204S14 p工にF204 比話4 1 4G+ lMB206S1 pIGF206 比■4 1 6+IGF816S1.G+ IGF816S2、G+IGF816S9およびG+IGF816S11を一1 リットルの発酵槽中で更に増殖させる際に更に分析した。
を分断する。したがって、Mut、−菌株はMut”菌株よりもはるかに遅い速 度でメタノールを消費する。
Mut−菌株を生じさせるために、プラスミドpIGF206をBgIIIで消 化した。これにより、6種類のIGF−1発現カセット、選択のためのHIs4 遺伝子およびAOXIの3′領域から成る断片が遊離する。この断片の両末端は 、AOX1遺伝子座の5′および3′末端と相同である長い配列を有する。Bg lII末端付き断片を用いるG5115宿主の形質転換の際に、相同組換えによ るAOX1遺伝子座への組込みは、AOXI構造遺伝子のためのBglII末端 付き断片の1換を引き起こす、陽性の形質転換細胞は、それらのHis−表現型 によっておよびメタノール上での増殖を遅らせるそれらのMut−表現型によっ て選択された。11!択は、最小グルコース(2%)マスターグレート上のHi s−形質転換細胞をプレートして革細胞由来のコロニーを得ることによって達成 される。30℃で一晩中インキユベーションした後、マスターを最小グルコース グレートおよびメタノールかg気相で加えられた炭素源不合グレートに対してレ プリカ平板培養した。これは、メタノール約200μlを番付ベトリ皿の上部の 裏側に加えることによって達成される。プレートを30℃で4〜6日間、2日毎 に羞気相で加えられる追加のメタノールと一緒にインキュベートした。可視の増 殖を示すコロニーをM 1.J t、とじて計数し、不可視または遅い増殖のも のをMutメタノール利用およびヒスチジン原栄養体性に関する最初のスクリー ニングに続いて、3種類のMut−形質転換細胞からの染色体DNAを3種類の 異なるサザンプロットによって分析して、プラスミド組込みの部位および組込ま れたコピー数を確認しな。
Mut−形質転換細胞からの染色体DNAをEcoRIで消化し、そしてAOX lの5′および3′領域かまたはピキア・パストリスHIS4遺伝子を含むpB R322基剤プラスミドを用いてプローブした。BglIIで消化したDNAに ついての追加のプロットを、IGF−1遺伝子を含むグラスミドを用いてプロー ブした。プラスミドPIGF206を用いて生じた3種類のMut−形質転換細 胞のサザン分析により、3a!類全部が、AOX1遺伝子座での置換によって組 込まれた6種類の発現カセットを含むBg I T lltfi片の基コピーを 含むことが示された。
菌株は下記のように特徴付けられた。
菌株名称 組込み部位 組込まれた 発現力セントースど コー G−IMB206SI AOXl 1 6G−IMB206S2 Aoxll  6G−IM へ X C,IGF−1の発現および分泌のためのプロテアーゼ欠失菌株の製造。
P、パストリスプロテアーゼによる分解に対して感受性の異種タンパク質の組換 え体発現に関するP、バストリス宿主のプロテアーゼ欠失菌株の使用は、米国特 許出V第07/678.916号明細書に記載されている。プロテアーゼ欠失P 、パストリス菌株は、細胞のプロテアーゼ活性にili[接的または間接的に影 響を及ぼすタンパク質をコードするPEPおよびPRB−1などのP、バストリ ス遺伝子を分断することによって生じた。これらの遺伝子の分断により、プロテ アーゼA、カルボキシペプチダーゼYおよびプロテアーゼB活性を含む細胞中の プロテアーゼ活性の少なくとも一部分の低下が生じる。P、バストリスの組換え 体Pep4 (pep4とも称する)およびPep4 Prb−1(pep4p rb−1とも称する)IGF−1分泌性菌株を製造した。
P バストリスの4種類のプロテアーゼ欠失IGF−1発現性菌株である菌株M ”−IMB206S1、M+IGF816S1.M+IGF816S4およびC +IGF816S1を、2種類の異なる方法を用いて生じさせた。菌株M+lM B206S1を、P E P 4遺伝子分断ベクターpDR421を用いるαM Fプレ10−1 ys−arg−IGF−1遺伝子発現カセy l−の6個のコ ピーを含むP。
バストリス菌株(菌株Q t I M B 206 S 1 、実施例3.Aを 参照されたい)の形質転換によって発育させた。ベクターPDR421(以下お よび米国特許出願第07.、/678.916号明細書に詳細に記載された)は 、P E、 P 4遺伝子座の宿主ゲノム中に組込支れてPEP4遺伝子の2個 の不完全で且つ非機能性コピーを生じるP、パストリスPEP遺伝子の内在部分 を含む。
菌株M−!−IGF816S1、M→−IGF816S4およびC+IGF81 6S1を、αMFプレプo−1ys−arg−glu−ala−IGF−1遺伝 子構築物を用いてプロテアーゼ欠失P バストリス宿主菌株を形質転換すること によって生じさせた。菌株M〒IGF816S1およびM+IGF816S4は 、Pep4宿主の形質転換によっておよびC+IGF816S]はpep4、p rb−1宿主の形質転換によって生じた。
1、P パストリスPEP4遺伝子分断ベクターpDR421の構築。
プラスミドpDR,421を、不完全なPEP4遺伝子の内因性PEP遺伝子座 への付加によって宿主PEP4遺伝子が分断されているP、バストリスのPEP 4欠失(P e p 74 )菌株の製造において用いるために構築した。1ラ スミドpRD421は、PEP4遺伝子座で宿主ゲノム中に導入された場合にP EP4遺伝子の2種類の不完全で且つ非機能性コピーを生じるPEP4遺伝子の 内在部分を含む。
pDR421を構築するために、P、バストリスのURA3遺伝子をベクターp EP205にクローン化した。プラスミドρEP205は、PUC19配列およ びpEP202由来の約450t)pのBamHI断片によってコードされたP EP4遺伝子の一部分を含む、プラスミドpEP202は、EcoRIで消化さ れたP、パストリスゲノムDNAの、相同のS、セレビシェPEP遺伝子をグロ ーブとして用いるサザンブロットハイプリダイセーションによってPEP遺伝子 を含むと同定されたP パストリスゲノムの10.6kbのEcoRI断片をp UC19へ挿入することによって製造された。 1o、 6kbの断片を単離し 、その約200ngを、EcoRIで切断され且つ脱リン酸化された等量のPU CI9と連結させた。連結反応混合物を用いて大腸菌菌株MC1061を形質転 換した。アンピシリン耐性コロニーは、特徴的な10.6kbのEcoRI断片 の存在により、コロニーDNAの制限酵素消化の分析によって選択し且つスクリ ーンしな、大規模なグラスミド製造は、pEP202と称する正しいプラスミド を有するコロニーから製造された。プラスミドpEP202は完全なP、バスト リスPEP4を含む。
URA3遺伝子を、2kbの断片としての5pel/5phl消化pPU205 から単離し且つAbaI/5phI消化pEP205に連結させ、そして大腸菌 菌株MC1061をアンピシリン耐性に形質転換するのに用いた。AmpRコロ ニーを、BamHI/5phl消化コロニーDNAの、2.7kb、0.4kb およびi、9kbの断片の存在に対する分析によってスクリーンした。正しいプ ラスミド構築物を含む選択された形質転換細胞を同定し、そのプラスミドをPD R421と称した。
2、M+lMB206S1の製造 pep4 10F 1発現性菌株であるM+lMB206S1は、aMFプレプ o−1ys arg−IGF−1楕築物の6個のコピーを含むpep4 P。
バストリス菌株を、P、パストリスPEP4遺伝子の内在部分を含み且つPEP 遺伝子座で宿主ゲノム中に組込まれることによって、遺伝子の2個の不完全で且 つ非機能性のコピーを生じることによる遺伝子の発現を分断するPEP4分断ベ クターpDR421を用いて形質転換することによって生じた。
pDR421を取込んだ形質転換細胞の同定を容易にするために、栄貢要求性標 識選択システムを形質転換前の菌株G↑lMB206SLにおいて確立した。
これは、自然突然変異によってウラシルに対して栄養要求性(Ura−)となっ たG+lMB206S1のコロニーの単離によって達成された。pDR421は 、PEP4断片の他にP、パストリスURA31m遺伝子を含むので、PDR4 21を取込んだG+lMB206S1のUra−誘導体のこれらの細胞をウラシ ル原栄養体性基準で選択することが可能であった。PEP4 IGF−1発現性 P。
パストリス菌株を生じさせる場合のUra IGF 1発現性P、バストリス閏 株の単離およびその使用をこの項に記載する。
a、Ura IGF−1発現性菌株IGF−Uの単離。
5−フルオロ−オロト酸(5−FOA+に対する耐性を、菌株G+lMB206 51のUra−誘導体を同定する手段として用いた。5−FOAは、LiraT 薗株によ菌株代謝された場合に毒性化合物を生じるウラシル生合成経路中間体の 類似体である。したかって、Ura+菌株は5−FOA含有含有上地上存するこ とができない、これに対して、LJra−菌株のウラシル生合成経路はある種の 段階で阻止され、そしてこのような菌株は5−FOAを代謝しないし且つその毒 性作用によって影響されない、したがって、5−FOA含有含有上地上胞を平板 培養することは、自然突然変異によって生!二たUra−菌株を検出する方法と して用いることかできる。
IGF−1生産性菌株Q−i−IMB206S1のUra−誘導体は、ウラシル を補給した5−FOA含有培地(酵母窒素塩基0.67%、アガロース2%、グ ルコース2%、5−FOA750mg/Lおよびウラシル45mg/Ll中に細 胞約5X107個を直接平板培養することによって単離された。30℃で1週間 のインキュベーション後、プレート上で増殖しているコロニーをjlL離した。
増殖するのにウラシルを必要としたこのコロニーはピキア・バストリスのura 3菌株を相補することができなく、これをIGF−1と称した。
b、pDR421を用いるIGF−Uの形質転換プラスミドpDR421はピキ ア属URA、3遺伝子およびピキア属PEP4遺伝子の小部分を含む、Bgll l消化プラスミドPDR421を用い、捩準的なスフェロプラスト形質転換法を 用いてTGF−Uを形質転換した。BglIIを用いるpDR421の消化は、 PEP遺伝遺伝子断片へクターを開裂することによってそれを線状化した。した がって、得られた線状DNAは、PEP4遺伝子およびURA3遺伝子からの、 5′および3′末端を含む配列を有した。このBglII断片の両末端はPEP 4遺伝子の隣接する配列と相同であるので、IGF−Uのゲノムでの断片の組込 みは、PEP4遺伝子座の分断を引き起こした相同組換えによってPEP4部位 において行われた。M込まれたDNA断片のURA3遺伝子は、形質転換された 菌株に対して標識を与えた形質転換細胞にUra’表現型全現型た。
引き続き、Ura”形質転換細胞を、カルポキシペプチダーセY (CPY)活 性に関してコロニーオーバーレイ比色スクリーニング法(ジョーンズ(Jone s)、E、(1977)Genetics 8旦:23〜33)を用いて分析し た。この検定結果に基ついて低カルボキシペプチダーゼY (CPY)活性を有 することが分かったコロニーを単離し、継代培養した陵、オーバーレイ検定法を 用いて再度スクリーンした。これらの菌株の一つをM+lMB206S1と称し た。
3、M*lMB206S1およびM+lMB206S4の製造aMFプレプ0− [y5−arg−glu−ala−IGF−1遺伝子発現カセットの1個または それ以上のコピーを有するプロテアーゼ欠失菌株は、MGP21と称するP、バ ストリスのPep4 His4−菌株の、pIGF816を用いる形質転換によ って生じな。
a、MGP21の生産 プロテアーゼ欠失宿主菌株MGP21を、米国特許出膨第678,916号明細 書に記載されたように、PEP遺伝子を欠陥PeP4遺伝子に1換する遺伝子置 換法によって生じさせた。簡単には、5−FOA上に平板培養されたHi s4 −菌株(GSl、15)の細胞から選択されたHis4 Ura P、パストリ ス菌株(GS4−2)を、pDR602と称するPEP4分断ベクターの線状断 片を用いて形質転換しな(米国特許出願第07/678,916号明細書を参照 されたい)、pDR602の線状断片は、P、バストリスPEP4遺伝子の一部 分をコードするDNAと一緒に各側面に位1したP、パストリスURA3遺伝子 から成った。断片の両末端とG54−2の内因性PEP4遺伝子との相同性は、 pep4遺伝子を含む欠陥URA3か内因性PEP4遺伝子に入れ替わる遺伝子 置換を引き起こすPEP遺伝子座での断片の組込みを刺激した。得られた@aM GP21はHis4 Ura−Pep4−である。
b、MGP21の形質転換 菌株MGP21を、塩化リチウム法によってStu I消化plGF816を用 いて形質転換した。5tuIはHI34遺伝子のpIGF816を開裂するので 、線状断片は菌株MGP21のh i s 4遺伝子座に組込まれた。得られた 形質転換細胞をヒスチジン原栄貢体性に関してスクリーンした。211t類の菌 株をM −r I GF816S1およびM+IGF816S4と称した。
4、菌株C+IGF816S1の製造 aMFプレグo−1ys−arg−glu−ala−IGF−1発現カセットの 1個のコピーを有するP バストリスのpep4 prb−I IGF−1発現 性菌株は、MG18と称するpep4 prb−L Ura3 his4 P。
バストリス宿主菌株の、plGF816を用いる形質転換によって生じた。
a、MG18の生産 菌株MG18を、pep4 Ura3 his4 P、パストリス菌株G54− 2521−4−5のPRB−1遺伝子の分断によって生じさせた(中間体菌株G 54−2521−4によるUra3 his4菌株G54−2からのG54−2 521−4−5の生産についての詳細な説明に関しては米国特許出即第07/6 78.916号明細書を参照されたい)、これは、PRB−1分断ベクターpD R911を用いるGS4 2521 4 5の形質転換によって達成された。
ベクターPDR911(米国特許出願第678.916号明細書に記載された) は、PバストリスのPRB−1旦株を形質転換するのに用いられた場合にPRB −1遺伝子座で宿主ゲノムに組込まれてPRB−1遺伝子の2個の不完全で且つ 非機能性コピーを生しるP パストリスPRB−1遺伝子の内在部分を含む、更 に、ベクターpDR911は、P バストリスのura3宿主菌株、例えば、G 54−2321−4−5において選択しうる標識として用いるための完全な機能 的P、バストリスURA3遺伝子を含む。
プラスミドPDR911は、PRB−1遺伝子の断片内でプラスミドを切断する BglIIによる開裂によって線状化された。線状DNAを用いて、スフェロプ ラスト法によってG54−2521−4 5を形質転換した。この線状DNAの 両末端はPRB−1遺伝子の隣接する配列と相同であるので、G54−2521 −4−5のゲノムへのDNAの組込みは、PRB−1遺伝子座の分断を引き起こ す相同組換えによってPRB−1部分において行われた1組込まれたDNA断片 のURA3遺伝子は、形質転換された菌株に対して標識を与えた形質転換細胞に Ura−表現型を与えた。ウラシルを欠いている培地上で生存することができた 形質転換細胞からのゲノムDNAをサザンブロントハイプリダイセーシゴンによ って分析した。D N AをEcoRVで消化し、0.7う%アカロースゲル上 での電気泳動によって分離し、そしてニトロセルロースに移した。フィルターを ランダムアライムド(random−primed)pDR911を用いてプロ ーブした。PRB−1遺伝子が分断された菌株に関して予想されたバンドパター ンは、内因性非分断PRB−1遺伝子を示す5kbの断片の喪失およびうkbの 線状ベクターDNApDT911を加えた内因性の5kbのPRB−1断片を示 す約10kbの断片の男現であった。40種類の形質転換細胞の内の3種類から のDNAかこのバンドパターンを示した。これらの菌株の一つがMG18であっ た。
b、pIGF816を用いるMG18の形質転換P、バストリスのpep4 p rb−1旦株を発育させるために、菌株MGI8を、塩化リチウム法によってS tu I消化pIGF816を用いて形質転換しな。5tuIはHIS4遺伝子 のPIGF816を開裂するので、線状断片は、菌株MG18のhis4遺伝子 座に組込まれた。′4られな形質転換細胞をヒスチジン原栄費体性に関してスク リーンIJ:、菌株の一つをC−IGF816S1と称した。
実施例4 1リツトルおよび10リツトルの発酵での菌株の増殖。
本明細書中に記載した発酵において用いた培地は下記の組成を有した。
A、10χ基礎塩類 化T嬰品 グラム、/リンドル リン酸、85% 42.0ml 硫酸カルシウム・2820 1.8 硫酸カリウム 286 硫酸マグネシウム・7H2023,4 水酸化カリウム 6.5 B、PTM1微量塩類 化学薬品 グラム/リットル 硫酸第二銅・5H206,0 ヨウ化ナトリウム 0.08 硫酸マンガン・H2O3,0 モリブデン酸ナトリウム・2H200,2ホウ#!j 0102 塩化コバルト 0.5 塩化亜鉛 20.0 硫酸第一鉄・7H2065,0 ビオチン 0.20 硫酸 5.0m1 A、1リツトルの発酵 IGF−1の発現および分泌を最大にするために、1リンドルの発酵でのIGF −1生産に対するグリセロール濃度およびPHの効果を研究した。
1、Mut”プロトコル:メタノール供給バッチ発酵。
Mut+発酵プロトコルとしては三つの別個の段l@かあつ、すなわち、(1) 最初に、細胞をパンチ様式においてグリセロール上で培養し: (2)グリセロ ールの消耗に続いて、限定されたグリセロール供給を開始してグリセロールが蓄 積しないようにし、AOX1プロモーターを抑制解除し、そして細胞塊か増加し :そして(3)メタノール供給バッチ様式でのW!穆タンパク質の生産用にメタ ノール供給を開始する。
使用前に発酵槽を、10X基礎塩類培地(fi終基礎塩頚濃度5X、前記を参照 されたい)500mlおよびグリセロール30〜50gを含む培地的1すyトル と一緒にオートクレーブ処理しな、滅菌後、PTM11!i量塩類(前記を参照 されたい)4mlを発酵槽に加え、そしてpHを1NH40Hで5に調整した。
pHを5で保持した実験において、pHは0.1%ストラクトル(Strukt o l )J673消泡剤を含む50%N)(40Hの添加によって調整された 。溶解酸素を、撹拌および通気を調節することによってまたは酸素を用いる空気 供給を補給することによって20%を越える飽和に保持した。pHを2.8〜3 .5で保持しな低PH発酵において、pHf制御器を、限定されたグリセロール 供給の開始時かまたはメタノール供給の開始時に望ましいPHに調整した後、細 胞性代謝によって望ましいPHまで低下させた。
接種材料を、緩衝されたYNBグリセロールプレートから調製し且つ2%グリセ ロール含有リす酸緩衝YNB(KHPO11,5g/L、K2HPO42,66 g/L、0.67%酵母窒素塩基、pH6)中において30℃で一晩中増殖させ た。0D6ooか1〜6になるまで増殖したこれらの培養された細胞を発酵槽に 接種し、そしてバッチ増殖管理法を18〜24時間続けた。増加した溶解酸素に よって示されたグリセロール消耗の時点で、グリセロール供給(P T M 1 12 m l / lを加えた50%グリセロール)を約5〜20m1/時の範 囲の速度で開始した。限定されたグリセロール上でのこの増殖時間は、約40〜 300m1の供給の全量が発酵槽に加えられるまで続けた。グリセロール供給の 添加後、メタノール供給(P T M 112 rn I / Lを加えた10 0%メタノール)を開始した。メタノール添加の初期速度は約1〜2ml/時で あった。メタノール供給量を3〜8時間で5〜6ml/時まで増加させた。若干 の発酵槽においては、メタノール供給の3時間後に供給量を6m1/時の速度ま で直線的に増加させた。メタノール誘導を開始して40〜95時間後に容器から 採取した。
2、Mut−プロトコルメタノール供給バッチ発酵(実験657)。
Mut−菌株のタメノール供給パンチ発酵の最初の二段階は、実施例4(A)( 1)にMut−菌株発酵に関して記載されたように行った。しかしながら、Mu t+およびMuf、−発酵プロトコルのメタノール誘導段階は、メタノール供給 が培w物に加えられるという方法の点て異なった。Mut−菌株の標準的な発酵 において、メタノール供給量は、03%を越えない(ガスクロマトグラフィーに よって決定される)培地中の過剰のメタノールを保持するように調製された。
メタノール供給を1 m I /′時で開始し、そして2時間t◆には、30分 毎に10°6増加量て゛、発酵時間中保持される3ml、時の速度まで増加させ た0次に、メタノール上での菌株の増殖の101時間後に容器から採取!7た。
8.10リツトルの発酵 1、供給バッチ a、瞭卓メタノール供給量(実験843.959.960.962.968およ び999)。
水を加えることによって全量5.5リツトルにされたIOX基礎塩類3.5す・ 1トルおよびグリセロール220gか入っている15リツトルの発酵槽を滅菌し た6発酵槽を冷却した後、PTM 1微量塩類24m1を加え、そしてpHを2 8%水酸化アンモニウムの添加によって5.0に調整した8発酵のpHは同溶液 の添加によって調製され、そして発泡はストラフトルJ 673の5%溶液の添 加によって制御された。温度を30℃で保持し、そして溶解酸素を、撹拌、通気 および反応器圧力を調節することによってまたは酸素を用いる空気供給を補給す ることによって20%を越える飽和に保持した。
接種材料を、2%グリセロールを含む緩衝されたYNB(KH2PO411−5 g / L 、 K 2 HP O42−66g / L、酵母窒素塩基6.7 g/L、pH61中で一晩中増殖させた細胞から調製した。0D6ooが2〜8 の濃度まで増殖した培養細胞う00〜700m1を発酵槽に接種し、そしてパン チ増殖管理法を、グリセロールが消耗されるまで18〜24時間続けた。溶解酸 素の増加によって示されたグリセロール消耗の時点で、グリセロール供給(PT M112ml/Lを加えた50%w/vグリセロール)を100m1/時で開始 した。4時間後にグリセロール供給?終結し、そしてメタノール供給(P T  M 112 m 1/Lを加えた100%メタノール)を20 m l 、′時 の速度で開始した。メタン−ルを供給して3〜4時間後に、メタノール供給量を 60m1/時まで増加させ、そしてこの速度で残りの発酵の間保持した。メタノ ール供給の開始の約72時間後に容器から採取した。
PH5の発酵において、培養物のpHを発酵の間中5で保持した。低PH発酵( すなわち、pH2,8〜3.0)において、pH制御器の設定値を目的pHに調 整し、そして培養物のPHを、細胞性代謝の結果としての新規の設定値まで低下 させた。若干の発酵においては、pH制御器の設定値をグリセロール供給の開始 時に調整したか、他の発酵においては、pH設定値をメタノール供給の開始まで 低下させなかった。
b、メタノール供給量の変更(実験789.810および906>。
更に別の10リツトルの発酵を、メタノール供給量が変更されたことを除き、本 質的には実施例4.B、1.a、に記載されたように行った。実験789におい ては、メタノール供給量を、発酵中にAft胞密度か増加するのと同様に一定に 増加させた。メタノールを20m1/時で供給する最初の3時間後に、供給量を 30m1/時まで増加させた0次に、供給量を、細胞塊の増加に比例して一日に 2回増加させた。
実wI1810においては、メタノール供給量を、20m1/時での最初の4時 間後に60m1/時まで増加させた。メタノールを供給して21時間後に、供給 量を100m1/時まで増加させ、そしてその速度で残りの発酵の間(51時間 )保持した。
実験906においては、40m1/時のメタノール供給量を最初の60時間の供 給の間保持した後、残りの発酵の間に(全90時間)60ml/時まで増加させ た。
2、連続培養(実験929)。
実験929において、メタノールを供給して20時間後に、発酵工程を供給バッ チから連続様式に切り換えた。これは、メタノール供給と一緒に3X基礎塩類供 給を開始し且つ全ブイヨン(4[[1胞を含む)の連続除去によって発酵槽中に おいて一定の容量を保持することによって達成された。メタノール供給を70m 1/時の一定速度で保持し、そして基礎塩型供給量を全供給(すなわち、基礎塩 類を加えたメタノール)量の70%に設定した。したがって、30%メタノール を含む230m1/時の全供給を、一定の全容量8リツトルで発酵槽中に供給し た。
連続培養を139時間実施した(メタノール上で全159時間)。
C結果 発酵槽培養物の試料(1,5m!アリコート)を、発酵過程中の各種時間に発酵 槽から取出した。各試料のアリコートを6500Xgで5分間遠心分離してブイ ヨンおよび細胞を分離した。NH40H2消泡剤、グリセロールおよびメタノー ル容器の量をこれらの時点で記録した。上澄み中のメタノールおよびエタノール 濃度を、ボラバク(PorapakQlカラム(オールチク(Alltech) 、ディアフィールド、11)を用いるガスクロマトグラフィーによって決定した 。
更に、培養物の湿量を、発酵層中の細胞増殖の指標として決定した。この目的の ために、発酵槽培養物の1mlアリコートをミクロフユージで4分間遠心分離し 、上澄みを炉温し、そしてa潤ベレットを秤量した。
細胞不合ブイヨンのIGF−1a度pRIA、定量的イムノプロットまたは逆相 HPLCによって決定した(これらの各方法の説明に関しては実施例5を参照さ れたい)、P、パストリスのIGF−1発現性菌株の発酵の結果を表I〜表Vに 揚洪する。
表1 1リソ1−ル発酵からの細胞不合ブイヨンの定量的イムノプロット分析の結果a pHは一メタノール上での増殖の26時間擾に5〜3,5に低下した。
bpHは、グリセロール供給バッチ段階の開始時に5〜指示PHに低下した。
表IT 1リットル発酵からの細胞不合ブイヨンのインクスター(I n c S t、  a r )抗血清基刑RIAsの結果1リットル発酵からの細胞不合ブイヨン のニコルス(Nichols)RTAsの結果表IV lリットル発酵からの細胞不合ブイヨンのHPLC分析の結果8a細胞不合ブイ ヨンを、HPLCによる分析の前に、陽イオン交換クロマトグラフィーに通過さ せた〈実施例4Cを参照されたい)。
6真のIGF−1の1度(すなわち、完全な、正しく折りたたまれたモノマー性 TGF−1)。
6ごれらの菌株に含まれた発現カセットの数はIGF−1発現濃度に基づいて推 定される。
表V 10リットル発酵 apHは、グリセロール供給バッチ段階開始時に5〜2.8に低下した。
5連続培養。
cMA胞不含ブイヨンのニコルスRIAによって決定された(実施例5Aを参照 されたい)。
6予め処理された細胞不合ブイヨンのHPLC分析によって決定された真のIa F−ta度(実施例5Aを参照されたい)。
6pHは、メタノール供給バッチ段階の開始時に5〜指示PHに低下しな。
表■〜表Vに示されたように、IGF−1fi度を測定するのに用いた4種類の 検定法により矛盾した結果が生じた。実施例5で検反されるように2種々の検定 法は、おそらく、P、パストリスブイヨン中に様々な濃度で存在するI GF− 1のいくつかの種間、すなわち、真のIGF−1と称する完全な、正しく折りた たまれたモノマー性IGF−1:マルチマー性IGF−1;切断されたIGF− 1+および誤って折りたたまれたIGF−1を含む種々の組合わせを検出し、そ れによってブイヨンのIGF−14度に興なる値を与えていると考えられる。し がしながら1種々の発酵のIGF−1a度を同一の検定法によって測定する場合 にそれらを比較することは可能である。このような分析により下記の結論が得ら れる。
6コビ一薗株GIGF206S2 (実験576.578.596.598およ び613)および1コピ一薗株G+IGF201S1 (実験573および6゜ 5)の発酵の定量的イムノプロット分析の結果を表Iに示す、イムノプロットに よって定量された試料全部が、マルチマー性IGF−1または切断されたIGF −1を互いに保持しているジスルフィド結合を分断するジチオトレイトール(D TT)によって最初に還元された。したがって、IGF−1標準と一緒に同時移 動するタンパク質のみがこの検定で定量されたことがら(実施例5Aを参照され t:い)、この方法は、真のモノマーIGF−1を区別しなかったが、誤って折 りたたまれたモノマーIGF−1およびマルチマーIGF−1を検出しな0表■ に示された結果により、発現カセットコピー数はブイヨン中に含まれた免疫反応 性IGF−1の濃度に影響を与え、IGF−1濃度は、菌株に含まれた発現カセ ットのコピー数か増加するにつれて増加することが実証される(1コピ一薗株の 実験605(21mg、/l)および6コビ一菌株の実験613 (489mg 、/ I )を比較されたい)、pH5で完全に行われた発酵(実験573およ び576)がらのブイヨンのIGF−14度と、グリセロール供給の開始時(実 験598.605および613)かまt:はメタノール供給バッチ段階中(実験 578)に更に低いpH(5から3〜35まで低下したpH)で行われた発酵か らの濃度との比較により、免疫反応性IGF−1の最大量は、一層低いPHで発 酵か行われた場合に得られたことが示される。更に、PHを5〜≦3.5に低下 させた時点もIGF−1濃度に影響を与える。一層低いIGF−1a度は、発酵 のpHを発酵の後の方で、すなわち、メタノール供給バッチ段階中に低下させた 場合に得られた(実wI1598および578を比較されたい)、同一のプロト コル(グリセロール150gの添加、メタノール供給60〜70時間、そしてグ リセロール供給の開始時にpHを5〜3に低下させる)にしたがって行われた6 コビ一菌株のいくつかの発酵の結果は、全部の発酵が典型的に約350〜480 mg/′lを生じたことから、IGF−1生産工程の再現性を実証した。
6コビ一菌株G+lMB206S1 (実験661)−4コピ一菌株G±lMB 204314 (実験691)、2コピ一薗株G+lMB202S2 (実験6 80)および1コピ一薗株G+IGF201S1 (実9605)の発酵による ブイヨンのインクスター(Incst、ar)抗血清に基づ<RIAの結果(表 ■■:この検定の説明に関しては実施例5Aを参照されたい)は、P、パストリ スによるIGF−1発現に対する発現カセットコピー数の劇的な効果を例示して いる。4コピーおよび6コピ一菌株は、同機の濃度のRIA反応性IGF−1( それぞれ1400mg/Iおよび1280mg/l)並びに2コピーおよび1コ ピ一菌株(それぞれ740mg/Iおよび167mg/’ l )よりも2倍お よびほぼ10倍大きいIGF−1を生産した。更に、Mut+6コピー菌株G+ lMB206S1は、IGF−1生産能力に関してMut 6コピ一菌株(G− IMB206S3)より優れていると考えられた(実1M661および657を 比較されたい)。
実験661および694(菌株G〒lMB206S1)からのブイヨンのインク スター抗血清に基づ<RIAは、PH5の発酵が低PH発酵よりも有意に低い濃 度のIGF−1を生じたという発見と一致した。
ニコルスRIAは、IGF−1発現濃度に関してインクスター抗血清基剤RIA よりも低い値を一貫して生じたか、ニコルスRIAによって測定される種々の発 酵からの相対IGF−IJ度は、インクスター抗血清に基づ<RIAによって測 定されるものと一致しな0例えば、それぞれ、G+lMB202S2 (実験6 80)= G+lMB204S14 (実験691)およびG+lMB206S 1(実験661)である2コピー、4コピーおよび6コビ一菌株の発酵について 、ニコルスRIAによって決定されるIGF−1濃度の比較は、更に、I GF −1発現濃度に対する発現カセットコピー数の効果を実証した。更に、ニコルス RIAによって決定されたIGF−1生産物の濃度は、より低いpHで行われた 発酵においては有意に一層高いものであった。実験694 (pH5; 15m g/l )と実験661 (pH3; 140mg/I)と実験776 <pH 2,8;355mg/l)とを比較されたい、最後に、グリセロールパンチおよ び供給バッチ段階中に加えられたグリセロールの量の変更は、4コピーおよび6 コピ一菌株の発酵からの最終IGF−11度にほとんど影響を与えなかったと考 えられる(双方が約345m gy’Iを生じた実@772(加えられたグリセ ロール85g)および実験776(加えられたグリセロール45g)を比較され たい:更に、250〜300mg、/lを生じた実験756.756.757. 773および775(加えられたグリセロールは40〜175gに達した)を更 に比較されたい)。
発酵ブイヨンのHPLC3+析(実施例5Cを参照されたい)は、ブイヨン中に 存在するIGF−1の各S!類の区別および正確な測定を可能にした。表IVに 、P、パストリスのIGF−1発現性菌株のlすlトル発酵によるブイヨンの逆 相)(PLCによって決定される真のIGF−1の1度を示す、これらめHPL C分析の結果は、種々の条件下で増殖した種々の菌株からのブイヨン中の相対I GF″′la度に関して、ブイヨンのRIAおよびイイムノブロッ1〜分析の結 果と一致する1表IVに示されたように、発現カセットコピー数は、IGF−1 発現1度に明らかに影響を与える(1コピ一菌株、G+IGF201S1 (1 4mg/I、実験605)、2コピ一菌株 G+lMB202S2 (39mg /L実験680)、(4コピ一菌株、G±lMB204S14 (101mg/ l、実験691)および6コビ一菌株、G+lMB206SL (121mg/ l、実験772)からのブイヨンのIGF−1a度を比較されたい)、更に、表 IVの結果は、PパストリスにおけるIGFIの生産に対するPHの効果を実証 しておつ:pH5で行われた菌株G+lMB206S1およびG+lMB204 S1の発酵(それぞれ実験694および943)は、真のIGF−14または任 意の形態のIGF−1)を全く生じなかったか;これらの菌株の低PH発酵にお いて、IGF−1fj−121mg、、’!および74mg/I生じたくそれぞ れ実験772および757、pHはグリセロール供給バッチ段階開始時に5〜2 ,8に低下した)0発酵槽に加えられたグリセロールの量が40〜175gに変 化した菌株G−!−IMB204S14の数種類の低PH発酵によるブイヨンの HPLC分析の結果により、この範囲のグリセロール量はIGF−1め生産に対 して影響を与えないという発見が確証され:全部の発酵か70〜110mg/I を生じた。
プロテアーゼ欠失(pep4)菌株M+lMB206S1の1リットル発酵から のブイヨンをHPLCによって更に分析した6表IVに示されたように、この菌 株のpH5および低PH発酵(それぞれ実験935および934)は、同様の高 濃度(それぞれ167mg/lおよび139mg/′l)の真のIGF−1を生 じな、更に、菌株G+lMB206s1のこれらの発酵において生産された真の IGF−1の1度は、4コピ一菌株PEP4 G+lMB204S14のPH2 ,8の発#(実験757 : 74mg/l )において生じた濃度よりも約6 0%高く且つ6コビ−PEP4m株G+lMB206S1のpH2,8の発#( 実験772 ; 121mg/I )において生じた濃度よりも約15%高かっ た。
1個またはそれ以上のαMFブレプo−1ys−arg−glu−ala−IG F−1発現カセットを有する菌株の1リットル発酵によるブイヨンのHPLC分 析の結果を更に表IVに示す、これらの菌株は2種類の異なる濃度のIGF−1 発現を示した。菌株G+IcF816S1およびG+IGF816S2は、2種 類の同一の発酵(実験1039および1048)において同様の濃度の真のIG F−1を生じた(約16mg/I)、これに対して、菌株G+IGF816S9 およびGT−IGF816S11は、実験1049および1050において3倍 以上の真のIGF−1を生じた(約45mg/l )、したかって、菌株G−: IGF816S9およびG−i−IGF816S11は72MFプレプロー1y s−arg−glu−ala−IGF−1発現カセットの2〜3個のコピーをそ れらのゲノム中に偶然に取込んだと考えられるが:菌株G+IGF816S1お よびG−i−IGF816S2は明らかに発現カセットの基コピーを含んでいる 。
1個またはそれ以上のaMFプレグロー1ys−arg−glu−ala−IG F−1発現力セントを含む10テア一ゼ欠失菌株M+IGF816S1 (ρe p4)、M=IGF816S4 (pep4)およびC+IGF816S1 ( pep4 ρrb−1)(実施例2Cを参照されたい)の発酵によるブイヨンを 更にHPLCによって分析した。菌株M+IGF816S4の低pH発酵(実験 1053.33mg/l)からのブイヨンの場合と比較される菌株M+IGF8 16S1およびC+IGF816S1の低PH発酵(実験1047および105 う、16〜20mg/l )からのブイヨンの真のIGF−14度に基づいて、 菌株M↑IGF816S1およびC+IGF816S1は発現力セントの1個の コピーを含むが;M+IGF816S4は2fl&lまたはそれ以上の発現カセ ットを含むと考えられる。これらの菌株のPH5の発酵(実験1066および1 067)が少なくともこれらの菌株の低PH発酵と同程度に5蓋の真のIGF− 1を生じたことは注目すべきである。これに対して、αMFグレ10−1 ys −arg−g 1u−a I a −IGF−1発現力セントの多重コピーを含 むPEP4菌株のpH5の発酵(実験1069)は真のIGF−1を生じなかっ た。
表Vに示されたように、P、パストリスによる高1度のIGF−1生産は、最大 10リツトルまでの発酵水準に容易に拡大された。メタノール供給速度を変更し て行われた4コピ一菌株G+lMB204S14の低pHの10リットル発酵( 実験789.810.843および906)の比較により、同様の濃度の真のI GF−1生産が示された。真のIGF−1の有意の濃度(54mg/l)は、p ep4菌株M+lMB206S1のPH5,0の10リッル発酵(実験959) において生じた。この濃度は、pH5で開始された後に完全メタノール供給バン チ段階中にpH2,8または3.0で行われたこの菌株の10リンドル発酵(そ れぞれ実験960および999)において増加された。菌株G+lMB204S 14の同様の発酵(実験962)は、開始pH5をグリセロール供給パンチ段階 の開始によって2.8に低下させた発酵(実験789.810.843および9 06)において得られた4度に等しいIGF−1濃度を生じた。菌株G+lMB 204S14の連続培養(実験929)は、培地230m1/時の速度で真のI GF−1を55〜70mg/l生産した。したがって、連続培養発酵の生産性は 供給バッチ発酵の場合よりも僅かに高かった。
実施例5 培地中のIGF−La度の測定 A、RIA検定法。
最終稀釈度1.3000のウサギ抗ヒトIGF−1抗血/*(インクスター抗ソ 12ラ マトメジンC抗体、カタログ# 22275 )、 I−IGF−1(インクス ターカタログ;22303)10.000〜12.000cpmおよび種々の稀 釈度の組換え体ヒトIGFI標準(イムセラ(Imcera)から購入され且つ アミノ酸分析によって定量された)または未知のブイヨンmMを、12X75m mのポリスチレン試験管中の最終容量015m1中において4℃で一晩中インキ ユベートした。インキュベーションの最後に、パンソルビン(Pansorbi n)(使用稀釈度1 :40)100μ+を試験管に加え且つ室温で15分間イ ンキュベートした。RIA[衝R(50rn M N a P O4,0,1% BSA、0.1%NaN3および0.1%トリトン(Triton)X−100 ,pH7,4)2ミリリツトルを各試験管に加えた後に、ベックマン(Beck man> J6M遠心分M機中4℃において3200rpmで68分開運心分離 した。遠心分離に続いて、上澄みを傾瀉し、そしてベレyト化された材料に関す る放射能をガンマ計数器で決定した。
或いは、ある種の試料を市販のRIA にニコルス・インステイトウ−1−・ダ イアグノスティック(Nicols In5titute Diagnosti c):サン・ファン・カビストラノ、CA)を用いて検定しな、ニコルス検定法 は、IGF−1に関して前記に記載したRIAよりも低い濃度を一貫して測定し た(実験661.680.691および694による前記のデータを参照された い)、この明らかな不一致は、おそらく、前記に記載したRIAで用いた抗体は モノマーおよびマルチマー双方のIGF−1を検出するが、ニコルス検定法で用 いた抗体はおそらくはモノマーIGF−1のみを検出すると考えられるために生 じると考えられる。
B、ウェスタンプロット P、バストリス発酵ブイヨンのイムノプロット分析を用いて、P、パストリスに おけるIGF−1の生産を定性的におよび定量的に評価した。
数種類の稀釈度の組換え体ヒトIGF−1標準(イムセラ)並びにピキア・パス トリスのMut’およびMut IGF−1発現性菌株の選択された発酵の終了 時に得られた細胞不合ブイヨンの試料を定量的ウェスタンプロットによって分析 して、ブイヨン中に含まれた免疫反応性IGF−1の量を推定した。タンパク質 をトリシン(Tr i c i ne ) 5DS−PAGE (シエガー(S chegger)、H,および7オン・ヤゴウ(von Jagow)、G。
(1987)An、il、Biochem、+ 17:304〜310)によっ て最初に分離した潰、タウビン(Towbin)[@l’lt(25mMトリス −HCl、pH8,3,190mMグリジン、20%メタノール)の溶液中にお いて20V/”’Cmで少なくとも90分間のエレクトロプロットによって0. 1μmのニトロセルロースに移動させた。タンパク質をニトロセルロース上に移 動させ、そのフィルターをプロlキング緩衝液(025%ゼラチン、リン酸緩衝 溶液、0.05°≦1〜ウイーン(Twe e n ) 20.0,02%アジ 化ナトリウム)中において1時間インキュベートした。ウサギ抗IGF−1抗血 清10Aを10y−1rング1衝液で1:2000に稀釈し且つフィルターと一 緒に最低2時間インキュベートした。抗体10Aは、ヒトα−グロブリンに結合 したヒトIGF−1のカルボキシ末端の最後の14個のアミノ酸に対応する合成 ペプチドに対抗して増加した。抗血清を使用前にヒトα−グロブリンに吸着させ た。フィルターをプロlキング緩衝液で1時間洗浄し且つ1.25 r−プロテ ィンA(0,02μCi/mりと一緒に45汁間インキュベートしな、ブロッキ ングW衝液で洗浄して1時間後に、フィルターを自然乾燥させ注つ増感スクリー ンを一75°Cで用いてX線フィルムに感光させた。ブイヨンのTGF−1含量 を推定するために、ブイヨンを含むレーン中のIGFIに対応するバンド強度を 、種々の既知量のIGF−1標準に対応するバンド強度と比較した。オートラジ オグラフを鋳型として用い、ハンドに対応するゲルの一部分を切り取り、そして バンドの放射能をシンチレーション計数計で計数した。既知量のIGF−1を含 むバンドのcpmをIGF−La度に対してプロソトすることによって@準曲線 を作成し、そしてブイヨンのIGF−1含量を標準曲線上の比較によって推定し た。
C1定量的逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)1、HPLCシステム ウォーターズ(Waters)(ベッドフォード、MA)600溶媒送達システ ム、ウォーターズ481型ラムダ・マックス(Lambda Max)可変波長 検出器、ウィスグ(Wisp)710Bオートインジエクターおよびシマズ・ク ロム・バク(Shimadzu Crom−Pac1M分器(コール・サイエン ティフィック(Cafe 5cientificiムーアパーク、CA)でHP LCシステムを構成した。カードカラムと備えたヴイダク(Vydac)C4カ ラム(0,46X5cmlを用いてピキア・パストリスにより生産されたIGF −1標品の成分を分離した。以下の実施例6.C,2,に記載したように前処理 されたブイヨン試料を流量1ml/分でカラムに充填し且つトリフルオロ酢酸( TFA)/アセトニトリル〜TFA勾配で溶離しな、溶離液を移動相A(0,1 %TFA)を用いることによって調製して移動相B(アセトニトリル95%、水 5%、TFAo、1%)を稀釈した。1%/分勾配の25%〜42%移動相Bを 、流量1m!/分で17分間カラムに通過させて、カラムに充填された材料と溶 離した6次に、カラムを、100%移動相Bを流、12m1/分で4分間に続い て25%移動相Bを2m1/分で4分間用いて再生した1次に、流量を1 m  l /分まで減少させ、そしてカラムを最初の開始条件(2う%移動相B)で、 別の分析される試料を再注入する前の2分間平衡させた。検出器を0,05吸光 単位現寸で設定し、そして21うnmの波長を最大感度に対して用いた。
2、粗製発酵ブイヨンの前処理。
P、パストリスにより生産されたIGF−1は、IGF−1発現性P、バストリ ス菌株の発酵ブイヨン中に数種類の形態で存在している。IGF−1発現性P。
パストリス菌株の発酵による粗製細胞不合ブイヨンのHPLC分析は、様々なI GF−1種を適切に分離しない、これらのIGF−1種をHPLCによって区別 するために、真のP、パストリスタンパク質を、小規模の陽イオン交換クロマト グラフィ一工程によってブイヨンから除去しなければならない、数種類の陽イオ ン交換システムをこの目的のために試験しな、スルフィル10リル陽イオン交換 カプセル(FMC(パインプルツク、NJ)およびクツ(Cuno)(メリデン 、CT)並びに、組込まれた10m1の容器を備えた2mlの使い捨てボリプロ ビレンカラム(0,8X4cm、バイオラド(BioRad))中でのバルク陽 イオン交換体(例えば、S−セファロース・ファスト・フロー(Sepharo se Fast Flow)(ファーマシア(Pharmac i a)+ウプ サラ、スウーデン)、SP−スフyoテクス(Spherodex)(IBF、 コoンヒア、MD)またはトヨパール(Toyopear I )SP650M および5P550C()−ソー/”t−ス(Toso Haas)、ウーバーン 、MA)の使用、これらのシステムノイすれもが満足な結果を生じた。IGF− 1a度の定量的HPLC分析用の粗製ブイヨンを前処理するのに日常的に用いら れた2種類のシステムは、カラム形式でのクツ陽イオン交換カプセルまたはSP −スフェロデクス若しくはSP5”50C陽イオン交換体を用いた。粗製ブイヨ ンを陽イオン交換クロマトグラフィーによって清浄にし且つHPLCカラムに直 接注入した。得られたクロマトグラムはブイヨン中の種々のIGF−1欅を明確 に分離した。
a、陽イオン交換カプセルを用いる前処理。
クツ陽イオン交換カプセルは25mmディスクである。fk初に、それを0.2 M酢酸4mlで&浄した後、0.02M#酸4mlで平衡させた。一定容量の粗 製ブイヨン(1〜10m1)を0.02M酢酸で1:2に稀釈し且つディスクに 充填した。充填後、ディスクを0.02M#酸1.5ml’″C″&浄し、そし てIGF−1を、LM NaC1を加えたpH5,5の0.02M#酸ナトリウ ム4ml ad!した。iMJの最初の1.5mlは全IGF−1の75〜80 %を含んでおり、通常、集められた唯一の溶離量であった9次に、カプセルを1 00%メタノール4mlで洗浄することによって再生することができた。
b、カラム形式のバルク陽イオン交換体を用いる前処理。
使い捨てカラムに対して、予め水和した陽イオン交換体0.25m1を加えた。
最初に、吸着剤を0 、2 M#@2 m lで洗浄した後、0.02M酢酸2 mlで平衡させた。一定容量のブイヨン(1ml)をカラムに充填した後、それ を0.02M#酸1mlで洗浄した。llj液およびブイヨン全部を、カラム床 を分断させることかないように注意深くカラムに加えた0通常、カラムに液体を 加える際に吸着剤の若干の@濁液が生じなが、それは試料の結合またはfjMに 対して有害ではなかった。ブイヨン試料およびH8tnを、カラムを介して重力 によって流動させた。IGF−1を、1M−NaC1を含むpH5,5の0.0 5%M酢酸ナトリウム2mlで71離した。?gMHの最初のミリリットルは全 IGF−1の80〜90%を含み、/sM綬衝12m1で溶離された0周期的に (約5〜10個の試料毎に)、50%メタノール洗浄による塩のfjM後にカラ ムを再生した。あまり頻繁ではないか、更に、カラムを0.5M NaOHで再 生しな、これらのカラムは多数の連続使用の間それらの選択的結合性を保持する 。
3、IGF−1J度の測定。
とキア属により生産されたIGF−1の濃度をHPLCによって測定するために 、既知量の標準IGF−1(アムゲン(Amgen) 、サウザンド・オーク、 CA)および、米国特許出V第07/641,430号明細書に記載されたよう に精製され且つアミノ酸組成分析によって定量された真のピキア属により生産さ れたIGF−1をHPLCカラムに注入し、そしてそのクロマトグラムでの対応 するピーク下の面積を測定した。HPLCカラムに充填されたIGF 1のマイ クログラムに対して面積をプロy卜することによって標準曲線が作成された。H PLCクロマトグラムのピーク下の面積をI GF−1i!1度に変換する場合 に用いるための換算係数を標準曲線から計算した。この情報を用いて、試料のH PLC分析によるクロマトグラムでの対応するピーク下の面積を測定することに よって前処理されたブイヨン試料中の真のIGF−1の濃度を決定することが可 能であった。この変換係数を更に用いて、他のIGF−1種の適切な濃度も同様 に推定した。しかしながら、これらの他の種それぞれの絶対濃度は、それらの特 定の換算係数の差に応じて変化することがある。
実施例6 培地中に分泌されたIGF−1の濃度 とキア属により生産されたIGFIを、イムノプロット、5DS−PAGE、H PLCおよびタンパク質配列分析によって特徴付けた。これらの方法およびこれ らの分析結果をこの実施例に記載する。
A、イムノプロット分析 IGF−1発現性P、パストリスの発酵において生産されたIGF−1のいくつ かの特徴を、ブイヨンの還元(ジチオトレイトール(DTT)を加えることによ る)および非還元(DTTを加えない)試料のイムノプロット分析(実施例5B に記載されたように実施された)から確認した。
第一に、ブイヨン試f+を電気泳動の前に還元しなかった場合、IGF−1は、 TGF−1のモノマー、ダイマーおよび種々のマルチマーであると考えられるい くつかの形態として移動しな6分泌されたrGF−1のモノマーからマルチマー までの形態の比率よf:はプロフィールがコピー数によって影響されるとは考え られなかった。第二に、還元試料のイムノプロットは非還元ブイヨン試料にお〜 )て明らかであった高分子量免疫反応性種の大部分の不存在を示し且つIGF− 1標準(モノマー)と−緒に同時移動するタンパク質、更には標準IGF−1の 位置より1かに下の位置に移動する免疫反応性タンパク質の存在を示した。この 低分子量免疫反応性種のN末端タンパク質配列分析(実施例6.d、)により、 それは成熟しトIGF−1の残基2うで開始しており、したがって、IGF−1 のタンパク質分解断片であるということか実証された。この低分子量種は非還元 性条件下では見ちれないので、IGF−1分子は、残基24および25の間での み切断することかできる、すなわち、アミノ酸1〜24および25〜70を一緒 Gこ含むペプチド断片を保持しているIGF 1のCys−6,・’Cys−4 8およびCys−187’Cys−61でのジスルフィド結合に関して完全に断 片に分けることはできない、更に、減少したグリセロール発酵(実験75う)は 全く完全なIGF−1分子(非分解)を生産したか、拡大されたグリセロール供 給発酵〈実験756 )は低濃度の分解生産物を実証した1分解は、4コピ一菌 株く実験775)に関するより66コビ一菌株(実験776)に関して僅かに高 髪)と考えられた。
6コビ−Mut−菌株の発酵(実験657)において生産されたIGF−1を、 5DS−PAGEおよびウェスタンプロ・1トによって更に分析した。6コビ− Mut−菌株の発酵による還元および非還元ブイヨンのIGF−4/<ンドノ( ターンは、Oコピーおよび4コピ−Mut−菌株の発酵による還元および非還元 ブイヨンのIGF−1パン・ドパターンと同様て゛ある。
B 定量的HPLC分析 粗製P、バストリス発酵ブイヨンをHP L Cによって更に分析した(この分 析において用いたHPLCシステムの説明に関しては実施例う、C,1,を参照 されたい)、HPLCカラムへの粗製ブイヨンの直接注入では、明瞭なピークを 有するクロマトグラムが得られなかった。粗製ブイヨンの成分をHPLCによっ て分析するために、実施例う、C8に記載の小規模の陽イオン交換クロマトグラ フィーを用いてブイヨンから内因性P、パストリス不純物を除去することが必要 であった。
P、パストリスのIGF−1発現性菌株の低pH発酵による細胞不合ブイヨンの 小規模の陽イオン交換クロマトグラフィー後に得られた溶離液は、実施例5Cで 記載されたHPLCプロトコルによって分離することができる切断された、誤っ て折りたたまれた、マルチマーのおよび真のIGF−1を含むIGF−1ポリマ ー全部を含む、陽イオン交換クロマトグラフィーを施されたブイヨンのHPLC 分析によるクロマトグラムにおいて検出された種々のピークは、組換え体P。
バストリス発酵において生産されたIGF−1の種々の形態に対応する。これら のピークに対応するタンパク質の識別点は、HPLC,5DS−PAGE、イム ノプロット、ゲル濾過、陽イオン交換および疎水性相互作用クロマトグラフィー において決定された(米国特許出U第641.430号明細書に記載されたよう に行った)。
IGF−1発現性P、パストリス菌株の発酵によるブイヨンのHPLC分析(実 施例5Cに記載されたように行った)からのクロマトグラムは、HPLCカラム から約10分でmMされたタンパク質に対応するピークを含み、それは正しく折 りたたまれた完全なIGF−1モノマーを示している。このタンパク質の識別点 は、標準の組換え体IGF−1(アムゲン、サウザンド・オークス、CA)の場 合と同一であるHPLCでのそのaM時間基準で最初に確証された。更に、溶離 時間が約10分のタンパク質を精製しく米国特許出願第641.430号明細書 を参照されたい)、そして更に別の分析を行った。精製されたタンパク質の還元 および非還元試料の5DS−P、AGE分析は同一の結果を生じ、それが、■G F−1標準と一緒に同時移動する7、7kDaの完全なタンパク質であるという ことを示した。精製されたタンパク質のイムノプロット分析は、それが、IGF −1の最後の14個のアミノ酸に対して生じた抗体と反応性であるということを 実証した。精製されたタンパク質のゲル濾過クロマトグラフィーは、それが、正 しい寸法のIGF−1モノマーに対して予想されたように溶離するということを 示した。最後に、アミノ酸分析により、精製されたタンパク質のアミノ酸比率は III*IF−1のそれに対応するということが確証された。タンパク質配列分 析により、精製されたタンパク質の完全なアミノ酸配列は真のIGF−1のそれ と同一であることが分かった。
HPLCカラムから約8.6分て゛溶離するタンパク質を、誤って折りたたまれ たIGF−1として仮説的に同定した。このタンパク質をHPLCおよび疎水性 相互作用クロマトグラフィーによってJIIML且つ5DS−PAGE、イムノ プロットおよびタンパク質配列分析によって特徴付けた。このタンパク質の還元 および非還元試料の5DS−PAGE分析は、この形態か真のモノマー性IGF −1と一緒に移動することおよびそれはIGF−1の切断された形態ではないこ とを実証した。IGF−1のC末端に対して向けられた抗体を用いるこのタンパ ク質のイムノプロット分析により、それは免疫反応性であるということが分かっ た。
このタンパク質のアミン末端のタンパク質配列順序決定により、】種類のアミン 末端の配列なりを同定することかできたので、その分子は完全て゛あることが更 に確証された。これらの結果は、この形態がIGF−1の誤って折ったたまれた 種であることを示唆している。
HP L Cカラムから10.5〜115分で溶離するタンパク質をI GF− 1の切断されたまたは分解された形態(すなわち、1個またはそれ以上のペプチ ド結合の開裂によって生じ且つジスルフィド結合によって互いに保持された2種 類またはそれ以上のペプチド断片を含むIGF−1分子)として同定した。清浄 されたブイヨンのHPLC分析によって、切断れさたIGF−1に対応する少な くとも2個のピークか存在すると考えられる。主要ピークによって示されたタン パク質(107分で溶離)を、IGF−1精製処理のS−セファロース陽イオン 交換T稈の際に単離した(米国特許出願第641,430号明細書を9照された い)、この単離された種の非還元試料の5DS−PAGE分析は、それがIGF −1標準と一緒に同時移動し且つ単一バンドとして現われるということを示した 。
しかしながら、このタンパク質の還元試料のゲルは、それぞれ約3〜4kDa( 完全なIGF−1の寸法の約半分)の2種類のペプチドを示す二重線を示した。
この二重線のゲルにおける位1は、粗製ブイヨンの還元試料のゲルにおいて完全 なIGF−1を示すバンドより下に検出された2本のバンドの内の下方の位1に 対応した。これらの結果により、この分子は、開裂または切断され且つジスルフ ィド結合によって互いに保持されたモノマー性IGF−1であるということが示 される。タンパク質のアミン末端のタンパク質配列分析により、その分子はIG F−1の残基40の前で切断されていることか確証された。この単離された切断 IGF−1分子の還元および非還元試料のイムノプロット分析により、それは、 IGF−1のC末端に対して向けられた抗体との反応性か完全なIGF−1より も小さいということが示された。
更に別の切断された2種を、精製処理の最初の陽イオン交換クロマトグラフィ一 工程から回収されたIGF−1のタンパク質配列分析において同定した(米国特 許出願筒641.430号明細書を参照されたい)、これらの種のいずれかまた は双方が、清浄された細胞不含ブイヨンのHPLCクロマトグラムにおける小さ いほうのピーク(11分で溶離するタンパク質)に対応することかできた。これ らの切断された分子の一つのC末端断片のアミン末端は、IGF−1の残基25 で開始している。ブイヨン中で検出された他の切断された種のC末端のアミノ末 端はIGF−1の残基14で開始している。
HPLCカラムから11.5〜16分後に溶離する、細胞不合ブイヨンのHPL C分析において検出された最後の組のタンパク質は、ジスルフィド結合したマル チマー形態のIGF−1であると考えられる。ジスルフィド結合した[GF−1 マルチマーのP、パストリスブイヨン中の存在は、ブイヨンの5DS−PA’G E分析およびゲルのイムノプロットにおいて示された。推定上のマルチマーはI GF−1タイマーおよびトリマーとして非還元5DS−PAGEゲル上を移動し 且つIGF−1のC末端に対して向けられた抗体と反応性であった。これらのマ ルチマーを還元した場合、それらは5DS−PAGEゲルにおいて標準モノマー IGF−1と一緒に同時移動して、それによってジスルフィド結合したIGF− 1モノマー?古むという二とか示される。ゲルて#離されたダイマーのタンパク 質配列分析において生じたアミノ酸配列は、真のIGF−1のN末端と同一であ った。更に、マルチマー[GF−1(見かけ上のダイマーおよびトリマー穐)を ゲル濾過カラムて゛単ML且つHPLCによって分析した。単離されたマルチマ ーは、IGFiのマルチマーであると考えられたブイヨン中のタンパク質の溶に 時間に対応する12〜14分て゛カラムからMWした。
実施例7 精製された真のピキア・バストリス産生IGF−1の特性表示。
ML<折りたたまれた完全なモノマー性rGF−1(真のI GF−1)を、I GF−1発現性菌株G+TMB204S14およびMTINB206S1のブイ ヨンから、陽イオン交換クロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィ ーおよびゲル濾過クロマトグラフィー法の組合わせを用いてI製した。精製方法 は米国特許出願第07.・641.430号明細書にR[に記載されている。精 製された材料をHPLC、ゲル濾過クロマトグラフィー、5DS−PAGEおよ びイムノプロット分析並びにアミノ酸組成および配列分析によって特徴付けた。
、A、HPLC分析 精製された調製試料のいくつかの異なる稀釈液に実施例うCで記載したシステム および操作を用いてHPLCを行った。得られたタロマドグラムにおいて、溶離 時間かIGF−1tj卓のそれと同一であるタンパク質を示す単一の主要ピーク を検出した。
B ゲル濾過クロマトグラフィー 1、操作 比容量か24m1 (10X300mm)のスーパーチフス(Superdex )75HR10・30ゲル瀘過カラム(ファーマシア)を、寸法基準でIGF− 1を特徴付けるゲル濾過クロマトグラフィー法において用いた。実施例うCで記 載したHPLCシステムと、このカラムと一緒に用いるために変更した。検出器 を波長280nmおよび感度0.02AUFSに設定した。0.05M酢酸アン モニウム、pH6のM@iを含むゲル濾過クロマトグラフィーカラムMWtHを 流量0.5ml/分でカラムを介して流動させた。
2、結果 精製されたIGF−1の200μgについてのゲル濾過クロマトグラフィー分析 によるクロマトグラムは、IGF−1標準と一緒に同時f!離したタンパク質を 示す単一ピークを生じた。
C,5DS−PAGEおよびイムノプロット分析。
精製材料を、実施例5Bに記載の5DS−PAGEおよびイムノプロット法によ って実験した。1μgまたはそれ未満のタンパク質を含む材料の還元および非還 元試料の銀染色ゲルおよびイムノプロット双方において、単一バンドのみが検出 された。このタンパク質はIGF−1標準と一緒に同時移動した。
D、アミノ酸組成 精製IGF−1を酸加水分解し、そしてそのアミノ酸をべ/クマン(パロ・アル ド、CA)6300アミノ・アシド・アナライザー(Amino Ac1dAn alyzer)で特徴付けた。IGF−1タンパク質を酸加水分解するために、 注意深く測定された容量の精製IGF−1溶液を、6X50mmガラス試験管に 加え且つサヴアント(Savant)(ファーミンデール、NY)スピード・ヴ アク(Speed Vac)中で乾燥させた。これらの試験管を、6N−HCI 約0.5mlか入っている反応フラスコに入れた。l112化反応は真空を適用 し且つフラスコを密封することによって最小限にされた。フラスコを110°C のオーブン中に一晩中入れ、そしてタンパク質をHCx蒸気によって加水分解し た。
加水分解に続いて、反応フラスコを室温まで冷却し、そして加水分解物を取出し た。試験管中で凝縮したかもしれないHCIを全て、スピードヴアク中で試験管 を乾燥させることによって除去した。遊離アミノ酸は、分析器の50μIルーグ での充填用に、ベンクマン・アミノ・アシド・サンプル・ディル−ジョン・バッ ファー(Beckman Am1no Ac1de SampleDiluti on Buffer)Na−3の最小量100μl中に溶解した。
ネルソン(Nelson)(キュバーチイノ、CA)3000系クロマトグラフ イー・データ・システム(Chromatography DataS y s  t、 e m )を用いて、アミノ酸襟章溶冴と再懸濁された加水分解試t1 との完全なりロマトグラムを比較することによって4度を測定した。
表Vlに、精製IGF−iに対して推定されたアミノ酸比率およびヒトIGF〜 1に関して実際に公表されたアミノ酸比率を示す、推定された比率および公表さ れた比率はぴったりと一致し、推定された組成および公表された組成における1 かな尚早はこの分析の予想限界内である。
表III 精製rGF−1のアミノ酸組成分析データE、アミノ酸配列 l 操作 菌株M+lMB206SIのブイヨンから精製されたIGF−1のN末端のアミ ノ酸配列を決定するために、この材料の試料をアプライド・バイオシステムズ( Applied niosystems)(フォスター・シティ−1CA)47 0/120カス・フェーズ・プロティン・シークエンサー(GasPhase  Protetn 5equencer)に直接充填した。配列順序決定は、バン カピラー(Hunkapi l Ier)およびフッド(Hc+od)菌株G+ lMB204S14のブイヨンから精製されたIGF−1の完全なアミノ酸配列 を決定するために、材料をN末端のアミノ酸からできるだけ多くの残つのタンパ ク質配列まで配列順序決定した。この分析により、精製タンパク質の最初の59 残基の配列が得られた。残基59のアミノ酸はメチオニン残基であり、しかも臭 化シアンはメチオニン残基の後でタンパク質を切断するので、精製材料のタンパ ク質配列分析を完成するのに用いるための精製IGF−1のC末端の11個のア ミン#(残基60)70)を含むペプチドを単離することは可能であった。精製 IGF−1のC末端の11個のアミノ酸は、実施例5Cに記載されたのと同一の 04カラムを用いるHPLCによって、臭化シアン処理されたIGF−1から単 離されたペプチド断片として得られた。この断片をタンパク質配列決定装置に充 填して、C末端のアミノ酸(アミノ酸60〜70)の配列を生じた。
菌株G+IGF816S1およびG+IGF816S11の発酵ブイヨンからの 真のIGF−1のN末端のアミノ酸配列も同様に決定しな、ブイヨンを実施例5 Cに記載されたように前処し、そしてHPLC(同様に実施例5Cに記載の)を 行った。溶離時間が?jA準IGF−1のそれと同一の、HPLCカラムから5 離された両分をSP−スフェロデクスカラムに適用してHPL(J4j(アセト ニトリルおよびTFA)を除去した0次に、IGF−1を含む溶出液画分をタン パク質配列決定装置に直接充填した。
2、結果 菌株M+lMB206S1のブイヨンから精製されたIGF−1の最初の30個 のアミノ酸および菌株GelMB204S14のブイヨンから精製されたIGF −1の完全なアミノ酸配列は、配列番号1であるヒトIGF−1の対応するアミ ノ酸と同一であった。
同様に、菌株G−IGF81651およびG−+IGF816S11のブイヨン からのIGF−1の最初の15個のアミノ酸は、ヒトIGF−1の対応するアミ ノ酸と同一て゛あった。二1tらの結果は、成熟IGF−1が、P、パストリス におけるaMFプレプO−1ys−ao−1ys−arまたはαMFブレプO− 1ys−arg−0−1ys−ar[GF−1前駆物質から正しく処理されてい ることを確証する。
このような修飾は当業者に明ちかて゛あつ、本発明は請求の範囲の範囲によって のみ制限されることを意味する。
配列表 配列番号 1 配列の長さ 240 配列の型 核酸 鎖の数 二本鎖 トポロジー 不明 配列の種類:cDNA 配列の特徴 存在位置:14..232 配列 ^AGCTTACCT GCCATG GGA CCG GAG ACG CT CTGCGGG GCT GAG CTCGTG 4911et Gly Pr o Glu Thr Leu Cys Gly Ala Glu Leu Va 1GAT GCT CTG CAG TrCGTG TGT GGA GACA GG GGCm TAT TTCAACAAG 97Asp Ala Leu  Gin Phe Val Cys Gly Asp Arg Gly Phe  Tyr Phe Asn LysCCCACA GGG TAT GGCTCC AGCAGrCGA CGG GCG CCT CAG ACA GGCATC 145Pro Thr Gly Tyr Gly Ser Ser Ser A rg Arg Ala Pro Gin Thr Gly l1eGTG GA TGAG TGCTGCTTCCGG AGCTGTGAT CTA AGG  AGGCTCGAG ATG 19311al Asp Glu Cys Cy s Pbe Arg Set Cys Asp Leu Arg Arg Le u Glu Me■ TAT TGCGCA CCCCTCAAG CCT GCCAAG TCA  GCT TGA TAAGGATCCG 239Tyr Cys Ala Pr o Leu Lys Pro^la Lys Ser Ala 審A240 配列番号:2 配列の長さ二36 配列の型 核酸 鎖の数、−木調 トポロジー、不明 配列の種類ニゲノミツクDNA 配列 GTATCTrTGG ATAAAAGAGG ACCGGAGACG CTC TGC36配列番号・3 配列の長さ=16 配列の型、核酸 鎖の数−一本鎖 トポロジー・不明 配列の種類ニゲノミツクDNA 配列 ATAAAAGAGG ACCGGA 16配列番号:4 配列の長さ=40 配列の型:核酸 鎖の数・−木調 トポロジー 不明 配列の種類 ゲノミックDNA 配列 配列の長さ 17 配列の型、核酸 鎖の数・−木調 トポロジー二不明 配列の種類ニゲノミツクDNA 配列 TAAGAATrCA AATGAGT 17配列番号=6 配列の長さ・35 配列の型・核酸 鎖の数ニ一本鎖 トポロジー、不明 配列の種類、ゲノミックDNA 配列 TCmGGATA AAGAGAGGCT GGACCGCAGA CGCTC 35配列番号ニア 配列の長さ=18 配列の型:核酸 鎖の数ニ一本鎖 トポロジー二不明 配列の種類ニゲノミツクDNA 配列 AAAAGAGAGG CTGGACCG 18配列番号−8 配列の長さ、33 配列の型、核酸 トポロジー 不明 配列の種類、ケノミックDNA 配列 ^ATrCGATGA GAmCCTrCAATrTrTACT GCA 33 配列番号 9 配列の長さ・25 配列の型 核酸 鎖の数・−木調 トポロジー 不明 配列の種類ニゲノミツクDNA 配列 GTAAA^ATrG AAGGAAATCT CATCG 25配列番号 1 0 配列の長さ 36 配列の型、核酸 鎖の数・−木調 トポロジー・不明 配列の種類 ゲノミックDNA 配列 GACGTrCGTT TGTGCGGATCCAATGCGGTA GmAT  36配列番号 11 配列の長さ 14 配列の型 核酸 鎖の数 −木調 トポロジー 不明 配列の種類、ゲノミックDNA 配列 CAGCAGATCT GCTG 14配列番号−12 配列の長さ、14 配列の型、核酸 鎖の数 −木調 トポロジー8不明 配列の種類、ゲノミックDNA 配列 CAGCAGATCT GCTG 14成熟IGF−1の最初のアミノ酸 ATTC coRI AAG 図1 図3 図も 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成 5年 3月 4日4

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.DNA構築物であって、 (a)インスリン様成長因子−1(IGF−1)をコードするDNA;(b)I GF−1をコードする該DNAに対して操作可能に結合したメチロトローフ酵母 のメタノール応答性遺伝子からのプロモーター領域;(c)メチロトローフ酵母 宿主細胞からのIGF−1の細胞外分泌をもたらすアミノ酸のシグナル配列をコ ードするDNAを含み、 該シグナル配列をコードするDNAが、メチロトローフ酵母細胞プロテアーゼに よって認識され且つ開裂される1か所またはそれ以上のプロセツシング部位をコ ードするDNAによって、IGF−1をコードするDNAに対して操作可能に結 合している上記のDNA構築物。
  2. 2.メチロトローフ酵母宿主細胞であって、前記のDNA構築物が該宿主細胞の ゲノム中にある請求項1に記載のDNA構築物を含む上記のメチロトローフ酵母 宿主細胞。
  3. 3.請求項2に記載の酵母宿主細胞を、IGF−1が発現され且つ細胞外培地中 に10mg/mlまたはそれ以上の濃度で分泌される条件下で培養することを含 む、IGF−1を製造する方法。
  4. 4.DNA構築物であって、 (a)インスリン様成長因子−1(IGF−1)をコードするDNA;(b)I GF−1をコードする該DNAに対して操作可能に結合したメチロトローフ酵母 のメタノール応答性遺伝子からのプロモーター領域;(c)S,セレビシエ(c erevisiae)α交配因子(αMF)プレプロ配列をコーKするDNA; (d)IGF−1をコードする該DNAに対して操作可能に結合したメチロトロ ーフ酵母宿主細胞の転写ターミネーター機能を含み、 該ブレブロ配列をコードするDNAが、1ys−argおよびlys−arg− (glu−ala)xから成る群より選択される1か所またはそれ以上のプロセ ッシング部位をコードするDNAによって、IGF−1をコードするDNAに対 して操作可能に結合しており; xは、glu−aIa配列の反復数であり且つ不適当に開裂したIGF−1を細 胞外培地中に生じる反復数未満である、発現カセットを含む上記のDNA構築物 。
  5. 5.xが1、2または3である請求項4に記載のDNA構築物。
  6. 6.少なくとも1種類の選択可能な標識遺伝子および細菌性の複製起点を更に含 む請求項4に記載のDNA構築物。
  7. 7.請求項6に記載のDNA構築物を含むプラスミド。
  8. 8.pIGF201、pIGF202、pIGF204、pIGF206および pIGF816から成る群より選択される請求項7に記載のブラスミド。
  9. 9.IGP−1ペプチドをコードする前記のDNAが、図1に示した配列を有す る請求項4に記載のDNA構築物。
  10. 10.ブロモ−ターが誘導される前記のメチロトローフ酵母が、ビキア・バスト リス(Pichiapastoris)菌株である請求項4に記載のDNA構築 物。
  11. 11.メチロトローフ酵母の前記のメタノール応答性遺伝子および転写ターミネ ーターが双方ともP.バストリスAOX1遺伝子から誘導される請求項10に記 載のDNA構築物。
  12. 12.構築物の3′末端および5′末端が、酵母宿主の標的遺伝子への該構築物 の組込みを指示された部位に作用するのに十分に該標的遺伝子と相同である請求 項11に記載のDNA構築物。
  13. 13.前記の発現カセットの多数のコピーを含む請求項12に記載のDNA構築 物。
  14. 14.構築物の3′末端および5′末端が、酵母宿主の標的遺伝子への該構築物 の組込みを指示された部位に作用するのに十分に該標的遺伝子と相同である請求 項4に記載のDNA構築物。
  15. 15.前記の発現カセットの多数のコピーを含む請求項4に記載のDNA構築物 。
  16. 16.前記の発現カセットの多数のコピーが頭−尾(head−to−tale )配向で配向されている請求項15に記載のDNA構築物。
  17. 17.前記の構築物が、pIGP201、pIGF202、pIGF204、p IGF206およびpIGF816から成る群より選択されるブラスミドでDN Aに含まれている請求項4に記載のDNA構築物。
  18. 18.請求項4に記載のDNA構築物を含むメチロトローフ酵母細胞。
  19. 19.請求項9に記載のDNA構築物を含むメチロトローフ酵母細胞。
  20. 20.前記の酵母がビキア・バストリス菌株である請求項18に記載のメチロト ローフ酵母細胞。
  21. 21.請求項15に記載のDNA構築物を含むメチロトローフ酵母細胞。
  22. 22.請求項12に記載のDNA構築物を含むビキア・バストリス細胞。
  23. 23.前記の細胞が、菌株G+IGF201S1、G+IGF816S1、G+ IGF816S2、M+IGF816S1およびC+IGF816S1から成る 群より選択される請求項22に記載のP.バストリス細胞。
  24. 24.請求項13に記載のDNA構築物を含むP・バストリス細胞。
  25. 25.前記の細胞が、菌株G+IGF206S2、G+GF816S9、G+I GF816S11、G十GF816S9およびG十IGF816S11、G+I MB202S2、G†IMB204S14、G+IMB206S1、G+IMB 206S2、G−}MB206S3、G−IMB206S1、G+IGF816 S9、G+IGF816Sl1、M+IGF816S4およびM+IMB206 S1から成る群より選択される請求項24に記載のP.バストリス細胞。
  26. 26.前記の細胞が、菌株G+IGF206S2、G−IMB206S3、G− IMB206S1、G+IMB202S2およびG+IMB204S14から成 る群より選択される請求項24に記載のP.バストリス細胞。
  27. 27.請求項18に記載の酵母細胞を含む生育しうるメチロトローフ酵母細胞の 培養。
  28. 28.請求項22に記載の酵母細胞を含む生育しうるP.バストリス細胞の培養 。
  29. 29.請求項23に記載の酵母細胞の単一種類の菌株を含む生育しうるP.バス トリス細胞の培養。
  30. 30.請求項24に記載の酵母細胞を含む生育しうるP.バストリス細胞の培養 。
  31. 31.請求項25に記載の酵母細胞の単一種類の菌株を含む生育しうるP.バス トリス細胞の培養。
  32. 32.請求項18に記載の細胞を、該細胞が成熟1GF−1ペプチドを発現し且 つ培地中に分泌する条件下で培養することを含む、インスリン様成長因子(IG F−1)を製造する方法。
  33. 33.前記のメチロトローフ酵母がビキア・バストリス菌株である請求項32に 記載の方法。
  34. 34.前記の細胞を、炭素源としてメタノールを含む培地中で培養する請求項3 2に記載の方法。
  35. 35.前記の細胞がMut+表現型を有する請求項32に記載の方法。
  36. 36.前記の細胞がMut−表現型を有する請求項32に記載の方法。
  37. 37.細胞がタンパク質分解によって損なわれいないし、そして培地のpHが約 2〜約4である請求項32に記載の方法。
  38. 38.pHが約3未満である請求項37に記載の方法。
  39. 39.前記の細胞がプロテアーゼ欠失であり且つ培地のpHが約2〜5である請 求項32に記載の方法。
  40. 40.請求項21に記載の細胞を、該細胞が成熟1GF−1ペプチドを発現し且 つ培地中に分泌する条件下で培養することを含む、インスリン様成長因子(IG F−1)を製造する方法。
  41. 41.前記のメチロトローフ酵母がビキア・バストリス菌株である請求項40に 記載の方法。
  42. 42.前記の細胞を、炭素源としてメタノールを含む培地中で増殖させる請求項 40に記載の方法。
  43. 43.前記の細胞がMut+表現型を有する請求項40に記載の方法。
  44. 44.前記の細胞がMut−表現型を有する請求項40に記載の方法。
  45. 45.細胞がタンパク質分解によって損なわれていないし、そして培地のpHが 約2〜約4である請求項40に記載の方法。
  46. 46.pHが約3未満である請求項40に記載の方法。
  47. 47.前記の細胞がプロテアーゼ欠失であり且つ培地のpHが約2〜5である請 求項40に記載の方法。
  48. 48.前記の菌株がプロテアーゼ欠失であり且つ該欠失が、前記のプロセッシン グ部位を認識する少なくとも1種類のプロテアーゼに影響を及ぼさない請求項2 0に記載の菌株。
  49. 49.前記の欠失が、プロテイナーゼA、カルボキシベブチダーゼYおよびプロ テイナーゼBから成る群より選択される1種類またはそれ以上のプロテイナーゼ の不存在または濃度の減少を引き起こす請求項48に記載の菌株。
  50. 50.M+IMB206S1、M+IGF816S1、M+IGF816S4ま たはC+IGP816S1である請求項49に記載の菌株。
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