JPH0649795Y2 - キャビネットシステムにおけるオールロック装置 - Google Patents

キャビネットシステムにおけるオールロック装置

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JPH0649795Y2
JPH0649795Y2 JP4032589U JP4032589U JPH0649795Y2 JP H0649795 Y2 JPH0649795 Y2 JP H0649795Y2 JP 4032589 U JP4032589 U JP 4032589U JP 4032589 U JP4032589 U JP 4032589U JP H0649795 Y2 JPH0649795 Y2 JP H0649795Y2
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JP
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cabinet
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和史 冨松
徳幸 大藤
三郎 鷲見
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キヤビネット本体を上下2段且つ左右に複数
列に配設したキヤビネットシステムにおいて、引戸を備
えた上段キヤビネット本体箇所における当該引戸を一斉
にロックできるようにしたオールロック装置の構造に関
するものである。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
従来から、上下2段且つ左右に複数列に配設したキヤビ
ネット本体のうち、上段キヤビネット本体内に多段の棚
板を設ける一方、該キヤビネット本体の前面に左右移動
自在な一対の引違いの引戸を設けて成るキヤビネットシ
ステムがある。
そして、この引違いの引戸を施錠するには、通常、左右
両引戸の合わせ部分に閂体が前後に貫通するように、前
側の引戸にシリンダ錠を取付け、このシリンダ錠にてロ
ックすることが行われている。
しかしながら、これらの引戸をキヤビネット本体側から
施錠する装置はなかった。
まして、これらの複数のキヤビネット本体における引戸
を一斉にロックする手段を設けたものはなかった。
本考案は、この課題を解決しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、上下段に積み重ね、
且つ左右に並設した複数のキヤビネット本体のうち、上
段箇所のキヤビネット本体の前面敷居部材に沿って左右
移動自在な一対の引違いの引戸又は片開きの引戸を備え
て成るキヤビネットシステムにおいて、上下段のキヤビ
ネット本体の間に配置する中間べース体には、左右並設
したキヤビネット本体に沿うように配設した作動杆と、
該中間べース体の前面の操作部からの操作にて作動杆を
左右移動させるための操作連動機構とを設け、前記上段
キヤビネット本体の引戸下部には、閂体を、その基端箇
所にて上下回動自在となるように枢着し、該閂体の先端
部を敷居部材に穿設した係合孔に落ち込み係止可能に構
成する一方、前記中間べース体には、前記敷居部材の係
合孔箇所を塞いで前記閂体の係止を解除する昇降体を昇
降動自在に設け、前記作動杆には、当該作動杆のロック
方向への移動にて前記昇降体を下降動させる係脱連動機
構を設けたものである。
〔考案の作用・効果〕
本考案におけるキヤビネットシステムは、キヤビネット
本体を上下に一対積み重ね且つ左右に複数列配設したも
のであり、そのうち、上段の一つまたは複数のキヤビネ
ット本体における前面に左右移動自在な一対の引違いの
引戸又は片開きの引戸を備えている。
そして、前記上下一対のキヤビネット本体間に配置した
中間べース体は、左右に並設されたキヤビネット本体に
沿って延びるから、この中間べース体内に左右に延びる
ように配設した作動杆も、すべてのキヤビネット本体の
下框または上框に沿って左右に沿って延びるように配設
されていることになる。
そして、上段のキヤビネット本体における引戸の下部に
は、閂体をその基端箇所にて上下回動するように枢着
し、閂体の先端部が敷居部材に穿設した係合孔に落ち込
んで係止できるように構成したものである。
他方、対応する中間べース体の箇所には、前記敷居部材
における係合孔を塞ぐ昇降体を昇降自在に設けたので、
該上昇した昇降体にて係合孔を塞いだ状態では、閂体の
先端部が係合孔に係止することなく、通過できる一方、
昇降体を下降させた状態では、前記閂体の先端部が前記
係合孔に係止して引戸を開き方向に移動できなくするこ
とができるのである。
さらに、前記作動杆には、当該作動杆のロック方向への
移動にて前記昇降体を下降動させる係脱連動機構を設け
たものであるから、前記作動杆を、前記中間べース体の
前面操作部と操作連動機構とを介してロック方向に横移
動させ、この中間べース体に設けた昇降体を、前記作動
杆に設けた係脱連動機構を介して下降動させることで、
引戸における閂体が自動的に敷居部材の係合孔に落ち込
み、当該引戸を開き引き動不能にするのであり、作動杆
をロック解除方向に横移動すれば、昇降体が上昇して、
敷居部材における係合孔を塞ぐと共に前記引戸下部にお
ける閂体を押し上げ、係合孔との係止を解除でき、当該
引戸を自由に引き開くことができる。
つまり、従来のように、引戸同士を固定するシリンダ錠
前によることなく、キヤビネット本体より外部からの操
作にて引戸をロックし、又はロック解除することができ
るのである。
さらに本考案に従えば、一本の作動杆にて、上段におけ
る一つ又は複数のキヤビネット本体箇所における引戸を
一斉にロックするいわゆるオールロック操作ができるこ
とになる。
また、このオールロック操作のための機構である操作
部、操作連動機構、作動杆、係脱連動機構及び昇降体が
中間べース体に納められているので、装置の製作も容易
でコンパクトにでき、且つ通常の形態のキヤビネット本
体内に別途のオールロック機構を設けることなく、増設
することが至極簡単に実行できるという特有の効果を奏
するのである。
〔実施例〕
次に、実施例について説明すると、第1図に示すキヤビ
ネットシステム1は、キヤビネット本体2を上下2段に
積み重ねると共に左右に複数列状に並設したものであ
り、符号3は上下段のキヤビネット本体2,2間に配設す
る中空状の中間べース体である。
また、このキヤビネットシステム1では、キヤビネット
本体2内に抽斗4を上下多段に配設したものが下段に配
置される一方、キヤビネット本体2内に棚板5等を多段
に設け、且つ前面に左右一対の観音開き式の開閉扉6,
6′を備えたものや、キヤビネット本体2内に棚板5等
を多段に設け、且つ前面に左右一対の引き違い式の引戸
7,7′を備えたものが、上段及び/又は下段に配置され
る。
また、キヤビネット本体2内に多段に配設された各抽斗
4はサスペンションを介して前後移動自在に懸架されて
おり、各抽斗4の前面を覆う跳ね上げ式の扉8は、当該
跳ね上げて略水平状態にしたままキヤビネット本体2内
に押し込むことができるように構成する。
符号10は、前記上段キヤビネット本体2における引き違
い式の引戸7,7′の下部を案内する敷居部材で、前記引
戸7,7′はその上端の吊持部材を介して図示しない鴨居
部材に左右移動自在に吊持しても良いし、敷居部材10上
のレール11に乗るコロ12を各引戸7,7′の下部に設け左
右移動自在となるように構成しても良い。
本考案のオールロック装置の主要部は、後述するように
前記中間べース体3内に配設されるものである。
即ち、前記中間べース体3内に設けるオールロック装置
は、少なくとも左右に並設したキヤビネット本体2,2
(開閉扉式や抽斗式等のキヤビネット本体2がその間に
介在していても良い)における引き違い式の引戸7,7′
や一枚の引戸を外部から同時に(一斉に)ロックし、お
よび一斉にロック解除するための装置で、中間べース体
3内にて合成樹脂製の断面ロ字状のスライダ20に摺動自
在に支持され、且つ中間べース体3の左右長手方向に沿
って延び、且つ当該中間べース体3の前面側から左右移
動操作できる作動杆21と、該作動杆21を中間べース体3
の前面側から操作できるようにする操作連動機構と、各
引戸7,7の下部に設けた上下回動自在な閂体13と、キヤ
ビネット本体2の敷居部材10に穿設して前記閂体13の先
端部が係止できる係合孔14と、該係合孔14を塞ぐように
上昇動する昇降体15と、前記作動杆21のロック方向への
移動にて前記昇降体15を下降動する係脱連動機構23とか
らなるものである。
前記作動杆21を中間べース体3の前面側から左右移動操
作する操作連動機構としての平面視扇状のリンク24は、
その基端を軸25にて左右水平回動自在に支持し、リンク
24の中途部の長溝孔26を作動杆21に突出するピン27に係
合し、該リンク24における前端に立て起こした表示板28
の前面には、中間べース体3の前板3aに穿設された横長
孔29に嵌るボタン状の操作部30を前向きに突設してあ
り、作動杆21をロック方向(矢印A方向)とロック解除
方向(矢印B方向)とに横移動させるものである。
第2図の実線で示す状態にリンク24が位置するとき(操
作部30が横長孔29の左端に位置するとき)には、前記表
示板28の前面の「LOCK」なる表示文字が見えるように構
成してあり、符号31は前記リンク24ひいては作動杆21を
ロック位置方向に付勢するばねである。
また、第2図及び第4図に示すように、中間べース体3
の前板3aに取付くシリンダ錠32後部のロック爪33は、シ
リンダ錠32への鍵(図示せず)の回動操作により回動す
るもので、前記リンク24をロック方向(第2図の左側へ
の移動時)に移動したときの当該リンク24に穿設した施
錠位置用係合孔34と、リンク24をロック解除方向(第2
図の右側への移動時)に移動したときの解錠位置用係合
孔35とに、前記ロック爪33が選択的に係合して、リンク
24ひいては作動杆21を位置保持する構成である。
なお、前記横長の中間べース体3内の作動杆21同士、ま
たは、左右に中間べース体3と共に作動杆21を左右に継
ぎ足し連結する箇所の左右連結片38には、一方の連結片
38に横長孔39を他方の連結片38には縦長孔40を穿設し
(第5図及び第6図参照)、該両長孔39,40に貫通する
ボルト36及びナット37にて作動杆21を連結するものであ
る。
また、左右に中間べース体3を隣接させ、その両中間べ
ース体3、3の端部板3b,3bを貫通するように作動杆21
を配設するに際しては、前記端部板3bにスライダ20が嵌
合できる半パンチ孔41(端部板3bにおける孔の周囲を弱
化線にて形成したもの、若しくは孔の周囲の大部分を切
線とし、適宜数箇所は連接状態にしたもの)を設けるの
である。この場合、左右に連結する中間べース体3,3の
うち一つに前記リンク24等の操作連動機構を設けるだけ
で良い。
次に前記各引戸7,7′の下部に設ける各閂体13は、第8
図〜第11図に示すように、側面視三角形状であって、該
各閂体13の基端をブラケット16に取付く枢着ピン17にて
上下回動自在に軸支し、各閂体13の先端部13aが各引戸
の下面の貫通孔18から下方に臨むように突出させる。
他方、中間べース体3内に取付く断面中空矩形状のガイ
ド体42を前記上段のキヤビネット本体2おける敷居部材
10の係合孔14の下方に配置し、該ガイド体42内に、上端
に水平支持部43を備えた昇降体15を昇降動自在に嵌挿
し、該昇降体15が上昇位置にてその水平支持部43が前記
係合孔14を塞ぐように構成する。
また、前記ガイド体42の下部にピン44枢着したてこ杆45
の一端が後述の上昇姿勢にある軸50に押圧されて回動で
きるように構成し、このてこ杆45の他端支持部45aに昇
降体15の下端を接当させ、且つてこ杆45と昇降体15と
を、昇降体15が上昇位置側でバランスするようにばね46
連結する。
前記引戸が引き違い状に左右一対に配設されているとき
には、一対の閂体13,13を一対の引戸7,7′の後部におい
て交差状に配置し、閉止位置での引戸7,7′における該
各閂体13の先端部13aが敷居部材10における平面視矩形
状の係合孔14に嵌り、閉止方向に移動した引戸7,7′が
開き方向に移動不能に係止できるように構成するもので
ある。
このとき、三角形状の各閂体13の基端(枢着ピン17側)
を引戸の閉じ移動方向寄り位置に設けることにより、開
き位置での引戸7,7′における各閂体13の先端部13aが、
当該引戸7の閉じ方向への移動(第10図矢印D方向)に
つれて係合孔14内(昇降体15は下降している)に自動的
に嵌り、且つこの引戸7を開き方向(第10図矢印C方
向)に移動するときには、前記係合孔14にて閂体13を下
向き移動勝手に押すことになり、引戸7,7′を後閉めし
て自動的にロックすることができるのである。なお、第
10図及び第11図において、引戸7と7′とは閉じ方向と
開き方向とは正反対となる。
次に、前記上段のキヤビネット本体2に対する昇降体15
を選択的に下降させる係脱連動機構23の構造について説
明すると、第9図から第12図における符号50は、断面上
向きコ字型の作動杆21から前向きに突出する軸で、該軸
50はその基端部50aを中心に上下回動できるように、い
わゆる首振り自在に連結する。
実施例では、軸50と直角に連結した丸軸状の基端部50a
を円弧状のブラケット51にて取付けてあるが、前記基端
部50aをボールとボールソケット部とにより球面対偶に
構成しても良いのである。
符号52,53は作動杆21の縦片21a,21bに設けた縦長孔、符
号54は作動杆21から前向きに突設した支持体、符号55は
支持体54と軸50とに連結して当該軸50を下向きに付勢す
る付勢ばね、符号56は前記支持体54の前端に立設する前
縦板、符号57は前記軸50の前端部が臨む縦長のガイド溝
58を有する後板、符号59は前記前縦板56と後板57とに跨
って配置され、且つ軸線回りに回動な操作軸、符号60は
操作軸59に固着したカムで、該カム60は起立状態で前述
の軸50の前端側を上向きとなるように傾斜させ、カム60
の横方向への倒伏状態で軸50の前端が下降(略水平状)
するものである。
そして、作動杆21をロック方向(矢印A方向)に移動さ
せるとき、上昇状態にある軸50にて昇降体15に対するて
こ杆45を押し回動して、該昇降体15を下降させ、該昇降
体15の水平支持部43が敷居部材10における係合孔14から
下向きに下降し、各引戸7,7′における上下回動自在な
閂体13,13の先端部13aが係合孔14内に嵌り、もってすべ
ての引戸の開き方向への移動を不能にするのである。
また前記カム60が倒伏して軸50の前端が下降している状
態では、該軸50がてこ杆45の下端より下方に位置するの
で、作動体21をロック方向に移動させても、てこ杆45を
回動させることがなく、昇降体15における水平支持部43
が敷居部材10の係合孔14を塞いだ状態を保持するから、
閂体13を下降させず、引戸をロックすることがない。
なお、上段キヤビネット本体2の敷居部材10に穿設すべ
き係合孔14及び中間べース体3に設けた昇降体15をキヤ
ビネット本体2の下框2a内から前記係合孔14に臨ませる
孔47は、半パンチ孔(該孔の周囲を弱化線にて形成した
もの、若しくは孔の周囲の大部分を切線とし、適宜数箇
所は連接状態にしたもの)にて形成すると、少しの打撃
力を半パンチの孔47、14部分に加えることで抜き孔状と
することができるので好ましい。
また、作動杆21及び軸50をロック解除方向(矢印B方
向)に移動した状態において、該軸50を昇降させるカム
60の操作軸59の前端が中間べース体3における前板3aに
穿設された操作孔62の内方に位置することにより、該操
作孔62から差し込むドライバー工具等にて操作軸59を軸
線廻りに回動させてそのカム60が起立してロック可能に
する位置(第10図参照)と、カム60が横向きに倒伏して
ロック禁止する位置(第11図二点鎖線参照)とに選択的
に切換えできるように構成すると共に、作動杆21のロッ
ク方向(矢印A方向)移動時には、前記操作軸59の前面
が前板3aにて塞がれてカム60の姿勢変更(解錠可能にす
る方向への姿勢変更)を不能にし、当該キヤビネット本
体箇所でのロック状態の引戸7,7′のオールロック解除
をできなくし、万一の盗難予防に備えている。
また、中間べース体3の前板3aには、作動杆21と一体的
に左右移動する支持体54及び前縦板56の前面に対応する
箇所に横長の表示窓63(該表示窓63の横長寸法は作動杆
21の左右移動距離に対応するものとする)を穿設し、前
記前縦板56の前面に刻印するなどした表示文字が前記表
示窓63から見ることができるように構成しておくと、操
作部に行くまでもなく各キヤビネット本体2箇所で作動
杆21がロック方向に移動しているかロック解除方向に移
動しているかを判別することができる。
この構成により、予め中間べース体3における操作部30
をロック解除方向に移動させた状態にて所定のキヤビネ
ット本体2箇所またはすべてのキヤビネット本体箇所に
対応する操作孔62からドライバー等の工具にて操作軸59
を回動してカム60を回動し、上段のキヤビネット本体に
対してカム60を起立状態にしておく。
このような操作の後、各々キヤビネット本体における引
き違い引戸7,7′を閉じ方向に移動させた後、操作部30
をロック方向に回動すると、操作連動機構のリンク24を
介して作動杆21をロック方向(矢印A方向)に距離
(H)だけ移動させるから、各係脱連動機構23における
カム60を介して姿勢を制御した軸50にててこ杆45を回動
させ、もって昇降体15を下降させて係合孔14が開くか
ら、閉止位置における引戸7,7′の閂体13,13を前記係合
孔14内に落ち込み係止させることができ、これらの引戸
が開き方向に移動するのを阻止するのである。
このようにして、ロック選択した箇所のキヤビネット本
体における引戸7,7′は一斉にロックすることができ
る。そして、前記中間べース体3の前面におけるシリン
ダ錠32に鍵を差し込み、施錠すると、ロック爪33がリン
ク24の施錠位置用係合孔34に係合して作動杆21を移動不
能にできる。
なお、リンク24前端の操作部30をロック解除方向に移動
させた状態で前記シリンダ錠32に鍵を差し込み、施錠す
ると、ロック爪33がリンク24の解錠位置用係合孔35に係
合して作動杆21を移動不能にできるので、不用意なオー
ルロックを阻止することができる。
反対に、キヤビネット本体2のうちいずれか一つまたは
複数のものの引戸7,7′のロックを禁止するように選択
するには、該当する箇所の前記カム60を横向きに倒伏状
態させておけば良く(第11図の二点鎖線参照)、中間べ
ース体3における操作孔62近傍にはONとOFFとの表示が
あるから、操作軸59の前面の工具用溝の向きを前記表示
に合せることで、誤操作することもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はキヤビネットシ
ステムの一部切欠き正面図、第2図は中間べース体の平
面図、第3図は第2図のIII-III視で示す中間べース体
の正面図、第4図は第2図のIV-IV視断面図、第5図は
作動杆の連結部を示す断面図、第6図は第5図のVI-VI
視側面図、第7図は第2図のVII-VII視側面図、第8図
は閂体及び昇降体箇所の要部斜視図、第9図は要部断面
図、第10図は第9図のX-X視断面図、第11図はカムを起
立状態にしたときの作用説明図、第12図は係脱連動機構
の斜視図である。 1……キヤビネットシステム、2……キヤビネット本
体、3……中間べース体、4……抽斗、7,7′……引
戸、10……敷居部材、11……レール、12……コロ、13…
…閂体、14……係合孔、15……昇降体、16……ブラケッ
ト、17……枢着ピン、42……ガイド体、44……ピン、45
……てこ杆、46……ばね、21……作動杆、23……係脱連
動機構、24……リンク、30……操作部、32……シリンダ
錠、33……ロック爪、34……施錠位置用係合孔、35……
解錠位置用係合孔、50……軸、54……支持体、58……ガ
イド溝、59……操作軸、60……カム、62……操作孔、63
……表示窓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下段に積み重ね、且つ左右に並設した複
    数のキヤビネット本体のうち、上段箇所のキヤビネット
    本体の前面敷居部材に沿って左右移動自在な一対の引違
    いの引戸又は片開きの引戸を備えて成るキヤビネットシ
    ステムにおいて、上下段のキヤビネット本体の間に配置
    する中間ベース体には、左右並設したキヤビネット本体
    に沿うように配設した作動杆と、該中間ベース体の前面
    の操作部からの操作にて作動杆を左右移動させるための
    操作連動機構とを設け、前記上段キヤビネット本体の引
    戸下部には、閂体を、その基端箇所にて上下回動自在と
    なるように枢着し、該閂体の先端部を敷居部材に穿設し
    た係合孔に落ち込み係止可能に構成する一方、前記中間
    ベース体には、前記敷居部材の係合孔箇所を塞いで前記
    閂体の係止を解除する昇降体を昇降動自在に設け、前記
    作動杆には、当該作動杆のロック方向への移動にて前記
    昇降体を下降動させる係脱連動機構を設けたことを特徴
    とするキヤビネットシステムにおけるオールロック装
    置。
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