JP2529807Y2 - X線防護カバーにおけるドアロック機構 - Google Patents

X線防護カバーにおけるドアロック機構

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JP2529807Y2
JP2529807Y2 JP1990118744U JP11874490U JP2529807Y2 JP 2529807 Y2 JP2529807 Y2 JP 2529807Y2 JP 1990118744 U JP1990118744 U JP 1990118744U JP 11874490 U JP11874490 U JP 11874490U JP 2529807 Y2 JP2529807 Y2 JP 2529807Y2
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JP
Japan
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door
protective cover
support plate
ray
lock mechanism
Prior art date
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JP1990118744U
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JPH0474899U (ja
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俊明 加藤
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Jeol Ltd
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Jeol Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばX線回折装置のようなX線装置に使
用して有効なX線防護カバーにおけるドアロック機構に
関する。
[従来の技術] X線回折装置では測定時に試料及びその周囲の部材に
X線が照射されるが、そこから更に散乱X線が発生し、
外部へ出る恐れがある。そのためX線回折装置の全体を
X線防護カバーで囲むことが行われている。特にX線回
折装置においては、アタッチメントを幾つも組み込む関
係上、前記防護カバーが大型化する。そこで防護カバー
を取り外すことなく試料の交換やアタッチメントの調整
を行うため、カバーにドアが設けられている。このドア
の種類には引戸式と引上げ式があるが、引上げ式はドア
が重く大型の物には不向きなため引戸式が一般的となっ
ている。そして、防護カバーのドアは安全を考慮してド
アスイッチが付けられ、測定中ドアを開けるとX線源の
シャッタを閉じるか、或いはX線発生電源を切る等の安
全装置が取り付けられている。
[考案が解決しようとする課題] この様に間違ってドアを開けてしまった場合、安全装
置が働いてしまうため、安全ではあるがそれと同時に測
定も中断され、せっかくの一連のデータが無意味なもの
になってしまうことがある。そこで、近年では誤操作な
どによる測定の中断を防止するため、測定中(X線源の
シャッタが開いている間)はドアをロックして開けられ
ない機構を更に付加する方式が望まれている。しかしな
がら、前述した引上げ方式の場合はドアが1枚であるた
め容易に取り付けられるが、引戸方式ではドアの数が複
数となり各ドアにロック機構を付けると機構が複雑にな
るため、要望に反して実際に取り付けられている装置は
ない。
そこで、本考案はこの引戸方式における単純で低コス
トなドアロック機構を提供することを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のX線防護カバー
におけるドアロック機構は、測定装置を囲うX線防護カ
バーと該防護カバーの開口部に設けられた複数のドアか
らなる引戸式ドアと、該ドアの閉鎖時に各ドアに係合す
るように配置された複数の係止部材と、全係止部材を一
体に固定した支持板と、該支持板を上下動或いは回動さ
せるための駆動手段を備え、前記支持板を駆動すること
によりドアの固定と解除を行うことを特徴としている。
[作用] 複数のドアからなる引戸式ドアが閉じられた時に各ド
アの一端に係合するように、複数の係止部材が設けら
れ、該係止部材を一体的に固定した支持板を上下動或い
は回動させることによって、ドアの固定と解除を行うよ
うにしている。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例装置の外観図、第2図は動
作を説明するための図、第3図は第2図の要部平面断面
図である。
第1図乃至第2図において、1はX線回折装置から放
射される散乱X線を遮断するために装置全体を覆うよう
に設けられたX線防護カバーである。該防護カバーの前
面に位置する開口部には、3枚の引戸式ドア2a,2b,2cの
端部が重なるように並んで配置され、上下端部はそれぞ
れX線防護カバーに固定されたレール3a,3bによって嵌
合保持されている。前記ドアとレールとの嵌合部分には
円滑に可動するようにローラー4が組み込まれ、ドア2
a,2b,2cはレール3a,3bに沿って開口部の側面両端部に位
置する枠5a及び5b間を水平移動する。
6は前記レールの下部に設けられた支持板であり、回
転軸7を中心としてX線防護カバーに回動可能に保持さ
れている。該支持板6には3枚のドアを固定するために
ピン8a,8b,8c,8dがそれぞれ取り付けられている。また
支持板6にはレバー9が取り付けられ、X線防護カバー
に固定されたソレノイド10の可動鉄芯11に連結されてい
る。該レバー9とソレノイド10の間には、スプリング12
が取り付けられている。
かかる構成に於て、測定を開始するために、まずレー
ル3bの下部に設けられたドアスイッチ13によってドア2
a,2b,2cの閉鎖確認が行われる。この時、ドアが閉鎖さ
れていないとドアスイッチが入らず測定は開始されな
い。そして、ドアスイッチが入り閉鎖が確認されると、
次に、ソレノイド10に通電される。すると、可動鉄芯11
が本体に引き込まれ、支持板6が回転軸7を中心に点線
の位置まで旋回してピンが上昇する。これによって、ピ
ンはレール3aに開けられた穴を通って突出し、ピン8a及
び枠5aによりドア2aが、ピン8b及び8cによりドア2bが、
ピン8d及び枠5bによりドア2cがそれぞれ固定される。こ
の時、支持板の回動によって、その後部に設けられたロ
ックスイッチ14が入る。こうして、前記ドアスイッチ13
とロックスイッチ14の両方でロック状態が確認される
と、X線源のシャッターが開かれ、測定が開始される。
そして、測定が終了するとシャッターが閉まり、ソレノ
イド10への通電が停止され、可動鉄芯11がスプリングの
力でソレノイドから出る。そのため、支持板が押し下げ
られ全てのピンが外れるため、ロックが解除される。
尚、このロック機構はシャッターが開いている間中働い
ているため、シャッターが閉じるまではドアを開けるこ
とができない。これにより、誤操作を防止することがで
きる。
尚、上記実施例では支持板の移動方式は支点を中心と
した旋回運動となっているが、これに限ることなく平行
に移動するようにしてもよい。
また、上記実施例ではドアを固定するためにピンを用
いたが、これに限られることなく係止のできる突起物で
あれば、どの様なものを用いてもよい。
[効果] 以上、詳述したように本考案によれば、複数の係止部
材を支持板に取り付け、これを一つのソレノイドで駆動
しているため構成部材が少なくてすみ、引戸方式におけ
るドアロック機構を低コストに実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例装置の外観図、第2図は動作
を説明するための図、第3図は第2図の要部平面断面図
である。 1:X線防護カバー、2a,2b,2c:引戸式ドア 3a,3b:レール、4:ローラー 5a,5b:枠、6:支持板 7:回転軸、8a,8b,8c,8d:ピン 9:レバー、10:ソレノイド 11:可動鉄芯、12:スプリング 13:ドアスイッチ、14:ロックスイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線防護カバーと該防護カバーの開口部に
    設けられた複数のドアからなる引戸式ドアと、該ドアの
    閉鎖時に各ドアに係合するように配置された複数の係止
    部材と、全係止部材を一体に固定した支持板と、該支持
    板を上下動或いは回動させるための駆動手段を備え、前
    記支持板を駆動することによりドアの固定と解除を行う
    ことを特徴とした、X線防護カバーにおけるドアロック
    機構。
JP1990118744U 1990-11-13 1990-11-13 X線防護カバーにおけるドアロック機構 Expired - Lifetime JP2529807Y2 (ja)

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JPH0474899U JPH0474899U (ja) 1992-06-30
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