JPH064969Y2 - 帯板の搬送ロ−ル装置 - Google Patents
帯板の搬送ロ−ル装置Info
- Publication number
- JPH064969Y2 JPH064969Y2 JP1987072939U JP7293987U JPH064969Y2 JP H064969 Y2 JPH064969 Y2 JP H064969Y2 JP 1987072939 U JP1987072939 U JP 1987072939U JP 7293987 U JP7293987 U JP 7293987U JP H064969 Y2 JPH064969 Y2 JP H064969Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- strip
- tie
- fixed
- strips
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は金属帯板の長距離水平方向搬送部における帯板
の蛇行を防止するサポートユニットに関する。
の蛇行を防止するサポートユニットに関する。
従来の例えば冷間圧延設備における機器の距離が長い帯
鋼搬送ラインの一例を第3図〜第5図に示す。
鋼搬送ラインの一例を第3図〜第5図に示す。
図に於て101はサポートロール,102はステアリン
グロール,103はデフレクタロール,104はブライ
ドルロールであり,これらの各ロールで構成された搬送
ライン上を帯鋼Wが図示していない機器間で走行する。
グロール,103はデフレクタロール,104はブライ
ドルロールであり,これらの各ロールで構成された搬送
ライン上を帯鋼Wが図示していない機器間で走行する。
105は横型ループカーであり,ワイヤロープ110及
びその巻取り装置106によってレール107上を図中
左右に走行することにより,前記双方の機器(図示して
いない)の処理速度の差を吸収すると共に,ラインを停
止することなく連続運転を可能にしている。ロール支持
台111に軸支されたサポートロール101は,距離の
長い水平方向パス部Lに多数配設され,帯鋼Wの走行に
従って自在に回転している。
びその巻取り装置106によってレール107上を図中
左右に走行することにより,前記双方の機器(図示して
いない)の処理速度の差を吸収すると共に,ラインを停
止することなく連続運転を可能にしている。ロール支持
台111に軸支されたサポートロール101は,距離の
長い水平方向パス部Lに多数配設され,帯鋼Wの走行に
従って自在に回転している。
ところで,上述した従来のサポートロールは直線状の一
本ロールであるため,帯鋼にセルフセンタリング効果を
出さしめる能力が無く,下流側のステアリング(センタ
リング)ロール迄の距離が長い場合は著しく蛇行する。
本ロールであるため,帯鋼にセルフセンタリング効果を
出さしめる能力が無く,下流側のステアリング(センタ
リング)ロール迄の距離が長い場合は著しく蛇行する。
そのため帯鋼のどちらかの側端面が水平方向パス部の図
示しないフレーム,ロール支持台111の軸受部111
a,その他のロール102,103,104の各軸受部
等に接触して破損し,その成品歩留りを低下したり,前
記被接触部が破損する等の不具合があった。
示しないフレーム,ロール支持台111の軸受部111
a,その他のロール102,103,104の各軸受部
等に接触して破損し,その成品歩留りを低下したり,前
記被接触部が破損する等の不具合があった。
このため本考案の帯板搬送ロール装置は,複数の搬送ロ
ールが配設された帯板略水平方向搬送ラインにおいて,
固設されたスライドベースと,該スライドベースの両側
端部に設けた固定軸と、該固定軸に一端が枢着され他端
に長穴を有したタイプレートを固着し、前記固定軸を介
して略水平方向へ旋回可能に設けた一対のロール支持台
と、該一対のロール支持台に軸着された搬送ロールとか
らなるロールユニットを前記搬送ラインに複数配置し、
該ロールユニットの双方のロール支持台のタイプレート
の長穴にタイピンを介して連結したタイバーと、該タイ
バーに搬送ラインの帯板進行方向へ駆動する駆動手段を
設けたことを特徴としている。
ールが配設された帯板略水平方向搬送ラインにおいて,
固設されたスライドベースと,該スライドベースの両側
端部に設けた固定軸と、該固定軸に一端が枢着され他端
に長穴を有したタイプレートを固着し、前記固定軸を介
して略水平方向へ旋回可能に設けた一対のロール支持台
と、該一対のロール支持台に軸着された搬送ロールとか
らなるロールユニットを前記搬送ラインに複数配置し、
該ロールユニットの双方のロール支持台のタイプレート
の長穴にタイピンを介して連結したタイバーと、該タイ
バーに搬送ラインの帯板進行方向へ駆動する駆動手段を
設けたことを特徴としている。
上述の本考案の帯板搬送ロール装置は,搬送ロール上へ
帯板を進行させるに際し,タイバーに設けた搬送ライン
の帯板進行方向への駆動手段によりタイバーを移動して
ロール支持台及び搬送ロールをスライドベース上におい
て所定の角度で回動することにより各ロールユニットの
双方の搬送ロールを帯板の種類に適合したロール角度に
制御し,双方の搬送ロールをそれぞれ対称に配置して搬
送ロール上を進行する帯板にセルフセンタリング効果を
出さしめ帯鋼に直進性を持たせるとともに帯鋼の板厚に
応じロール角度を適宜調整することにより帯鋼の長手方
向への波状変形を防ぎ従来技術のような成品歩留りの低
下や被接触部の破損等の不具合を解消するものである。
帯板を進行させるに際し,タイバーに設けた搬送ライン
の帯板進行方向への駆動手段によりタイバーを移動して
ロール支持台及び搬送ロールをスライドベース上におい
て所定の角度で回動することにより各ロールユニットの
双方の搬送ロールを帯板の種類に適合したロール角度に
制御し,双方の搬送ロールをそれぞれ対称に配置して搬
送ロール上を進行する帯板にセルフセンタリング効果を
出さしめ帯鋼に直進性を持たせるとともに帯鋼の板厚に
応じロール角度を適宜調整することにより帯鋼の長手方
向への波状変形を防ぎ従来技術のような成品歩留りの低
下や被接触部の破損等の不具合を解消するものである。
以下,図面により本考案の一実施例について説明する
と,第1図は長距離の帯鋼水平方向パスラインに多数の
サポートロールユニットが配設された平面図,第2図は
第1図のII−II矢視正面図である。第1図および第2図
において,1は一対のサポートロールであり,ロール支
持台11に軸支されている。双方のロール支持台11の
両端には,ヒンジ12及び長穴が穿設され,固設された
スライドベース5の固定軸6へヒンジ12を介して回動
自在に枢着されている。以上の部材によりロールユニッ
トAが構成されている。
と,第1図は長距離の帯鋼水平方向パスラインに多数の
サポートロールユニットが配設された平面図,第2図は
第1図のII−II矢視正面図である。第1図および第2図
において,1は一対のサポートロールであり,ロール支
持台11に軸支されている。双方のロール支持台11の
両端には,ヒンジ12及び長穴が穿設され,固設された
スライドベース5の固定軸6へヒンジ12を介して回動
自在に枢着されている。以上の部材によりロールユニッ
トAが構成されている。
水平方向パスラインには,所定の間隔で多数のロールユ
ニットAが配設され,スライドベース5にガイドされた
タイバー2が油圧アクチエータ10によってラインの帯
板進行方向へ移動自在に装設されている。そして,タイ
バー2に設けられたタイピン3へ双方のタイプレート1
3の長穴が遊嵌され,このタイバー2とタイプレート1
3とによって各々のサポートロール1が連結されてい
る。
ニットAが配設され,スライドベース5にガイドされた
タイバー2が油圧アクチエータ10によってラインの帯
板進行方向へ移動自在に装設されている。そして,タイ
バー2に設けられたタイピン3へ双方のタイプレート1
3の長穴が遊嵌され,このタイバー2とタイプレート1
3とによって各々のサポートロール1が連結されてい
る。
例えばサーボバルブを具備したような微動制御可能な油
圧アクチエータ10によって,タイバー2を帯鋼Wの進
行方向へ移動させ,各サポートロール1を軸6を中心に
回動させロール角度θを例えば5°のように適宜設定し
て帯鋼Wを走行させると,双方のサポートロール1は回
転して帯鋼の両端を互いに中央方向に寄せようとする作
用をし,その力が釣合うと帯鋼Wは直進する。このロー
ル角度θはある程度大きい方が帯鋼の直進性が優れてい
るが,帯鋼の板厚が薄い場合は,あまりロール角度θが
大きいと,その力が大きすぎて中央部が長手方向に波状
に変形する。そのため帯鋼Wが極薄板の場合は,タイバ
ー2を移動して例えば2°位の小さいロール角度θにし
て直進性を持たせると共に,その変形を防止する。
圧アクチエータ10によって,タイバー2を帯鋼Wの進
行方向へ移動させ,各サポートロール1を軸6を中心に
回動させロール角度θを例えば5°のように適宜設定し
て帯鋼Wを走行させると,双方のサポートロール1は回
転して帯鋼の両端を互いに中央方向に寄せようとする作
用をし,その力が釣合うと帯鋼Wは直進する。このロー
ル角度θはある程度大きい方が帯鋼の直進性が優れてい
るが,帯鋼の板厚が薄い場合は,あまりロール角度θが
大きいと,その力が大きすぎて中央部が長手方向に波状
に変形する。そのため帯鋼Wが極薄板の場合は,タイバ
ー2を移動して例えば2°位の小さいロール角度θにし
て直進性を持たせると共に,その変形を防止する。
このように,帯鋼Wの板厚,板幅,材質,走行速度等に
よって最適のロール角度θに制度することが可能であ
る。
よって最適のロール角度θに制度することが可能であ
る。
以上述べたように本考案の帯板搬送ロール装置によれ
ば,次に示す効果が得られる。
ば,次に示す効果が得られる。
(1)搬送ロール上を通過する帯板にセルフセンタリング
効果を与えることができ従来のように蛇行するような不
具合を解消でき,帯鋼側端部がロール支持台の軸受部そ
の他に接触して起こす破損を生ずることがない。
効果を与えることができ従来のように蛇行するような不
具合を解消でき,帯鋼側端部がロール支持台の軸受部そ
の他に接触して起こす破損を生ずることがない。
(2)種々の板厚,板幅,材質,走行速度等に応じ,それ
に最も適したロール角度をライン搬送方向に複数配置し
たロールユニットのロール支持台を、タイバーで連結し
たことにより1つのシリンダ等のアクチュエータ(駆動
手段)で同時にかつ容易に調整制御することにより,帯
鋼の直進性を保つと共に波状変形を防ぐことができる。
に最も適したロール角度をライン搬送方向に複数配置し
たロールユニットのロール支持台を、タイバーで連結し
たことにより1つのシリンダ等のアクチュエータ(駆動
手段)で同時にかつ容易に調整制御することにより,帯
鋼の直進性を保つと共に波状変形を防ぐことができる。
第1図は本考案の一実施例である帯鋼の長距離水平方向
パスラインの要部平面図,第2図は第1図のII−II矢視
平面図を示す。第3図は従来の搬送ラインの側面概念
図,第4図は第3図の要部拡大図,第5図は同左正面図
である。 1……サポートロール,2……タイバー,3……タイピ
ン,5……スライドベース,6……固定軸,10……油
圧アクチエータ,11……ロール支持台,13……タイ
プレート,A……サポートロールユニット,θ……ロー
ル角度,W……帯鋼。
パスラインの要部平面図,第2図は第1図のII−II矢視
平面図を示す。第3図は従来の搬送ラインの側面概念
図,第4図は第3図の要部拡大図,第5図は同左正面図
である。 1……サポートロール,2……タイバー,3……タイピ
ン,5……スライドベース,6……固定軸,10……油
圧アクチエータ,11……ロール支持台,13……タイ
プレート,A……サポートロールユニット,θ……ロー
ル角度,W……帯鋼。
Claims (1)
- 【請求項1】帯板を略水平方向へ搬送するラインにおい
て、固設されたスライドベースと、該スライドベースの
両側端部に設けた固定軸と、該固定軸に一端が枢着され
他端に長穴を有したタイプレートを固着し、前記固定軸
を介して略水平方向へ旋回可能に設けた一対のロール支
持台と、該一対のロール支持台に軸着された搬送ロール
とからなるロールユニットを前記搬送ラインに複数配置
し、該ロールユニットの双方のロール支持台のタイプレ
ートの長穴にタイピンを介して連結したタイバーと、該
タイバーに搬送ラインの帯板進行方向へ駆動する駆動手
段を設けたことを特徴とする帯板の搬送ロール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987072939U JPH064969Y2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 帯板の搬送ロ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987072939U JPH064969Y2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 帯板の搬送ロ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63184606U JPS63184606U (ja) | 1988-11-28 |
JPH064969Y2 true JPH064969Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=30916829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987072939U Expired - Lifetime JPH064969Y2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 帯板の搬送ロ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064969Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6347304B2 (ja) * | 2017-06-20 | 2018-06-27 | 株式会社リコー | シートを搬送する装置 |
CN109607037A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-04-12 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种带钢纠偏装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS527909Y2 (ja) * | 1972-06-30 | 1977-02-18 |
-
1987
- 1987-05-18 JP JP1987072939U patent/JPH064969Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63184606U (ja) | 1988-11-28 |
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