JPH0649488Y2 - 乗用型農作業車 - Google Patents

乗用型農作業車

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JPH0649488Y2
JPH0649488Y2 JP2717889U JP2717889U JPH0649488Y2 JP H0649488 Y2 JPH0649488 Y2 JP H0649488Y2 JP 2717889 U JP2717889 U JP 2717889U JP 2717889 U JP2717889 U JP 2717889U JP H0649488 Y2 JPH0649488 Y2 JP H0649488Y2
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JP
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steering
engine
notch
work vehicle
transmission mechanism
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JP2717889U
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JPH02117255U (ja
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正継 刀祢
良造 今西
洋司 藤原
三喜雄 結城
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、操縦部の前方がわに配置したエンジンからの
出力を、機体後部に設けたミッションケースに軸伝動機
構を介して伝達するように構成した乗用型農作業車に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種の乗用型農作業車としては、例えば第6図
に示すように、ステアリングギア装置(15)を装着する
ためのステアリング受台(17)を機体フレーム(9)上
に突設した構造のものが知られており、このステアリン
グ受台(17)の突設構造を利用して、操縦部より前方が
わのエンジンからの軸伝動機構を、ステアリング受台
(17)の貫通させた状態で機体後部のミッションケース
へ連結することにより、エンジンを高く設けるようにし
て、地上高を大きく、つまり機体下腹部空間を大きくす
ることが知られていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来構造の乗用型農作業車では、ステア
リング受台(17)の前部縦壁部(19)に孔(43)を形成
して、この孔(43)に軸伝動機構の前部を通していた
が、その軸伝動機構のエンジン出力軸への連結やジョイ
ント等の組付けにおいて、軸伝動機構の部品を孔(43)
に挿通した後、ミッションケースがわと連結しなければ
ならず、組付手順が制約されるとともに、孔(43)とエ
ンジンとの間の狭い空間での組付作業であるため作業し
にくく、作業能率の向上が困難であった。
又、その分解時にも、組付時と同様な問題があった。
本考案は、上記実状を鑑みてなされたものであって、エ
ンジンを高く配設した構造で、かつステアリング受台前
部でのフレーム強度を十分確保できるものでありなが
ら、エンジンに対する軸伝動機構の組付、分解作業を容
易に能率的に行うことができる乗用型農作業車を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかる乗用型農作業車は、上記目的を達成する
ために、冒記構造のものにおいて、ステアリングギヤ装
置を装着支持するように機体フレーム上に突設したステ
アリング受台を、その前方がわで、左右一対のエンジン
支持フレームの夫々と一体に連結するとともに、前記ス
テアリング受台の前面における縦壁部に、下方がわに開
放した切欠を形成し、この切欠に前記軸伝動機構の前部
を挿通し、かつ、前記切欠の下方がわの開放箇所で、前
記ステアリング受台における前記エンジン支持フレーム
との連結部間にわたって横フレームを着脱自在に架設し
てあることを特徴構成とする。
上記特徴構成による作用・効果は以下の通りである。
〔作用〕
すなわち、エンジンに対する軸伝動機構の組付は、エン
ジン支持フレームに一体に連結したステアリング受台の
前面における縦壁部の切欠に、横フレームを外した状態
で、その開放箇所がわから入れ込むことによって容易に
行えるとともに、開放箇所があるため、連結作業も容易
である。その組付が完了した後には、横フレームを、切
欠の開放箇所で、ステアリング受台におけるエンジン支
持フレームとの連結部間にわたって架設することによ
り、ステアリング受台の前部における強度は十分確保さ
れることになる。
また、分解作業は、上記組付と逆の順序で行うことで容
易にできる。
〔考案の効果〕
従って、エンジンに対する軸伝動機構をステアリング受
台を通す構造の採用によりエンジンを高く配設できるも
のでありながら、エンジンに対する軸伝動機構の組付分
解作業が容易で、組付手順に制約がなく、作業能率の向
上を図ることができた。
その上、切欠を設けたステアリング受台でありながら、
横フレームを架設することで、そのフレーム強度は、十
分確保されたものとなっている。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図に、乗用型農作業車の一例として、芝刈作業等に
使用するローントラクタを示している。このローントラ
クタは、左右一対の前車輪(1)及び後車輪(2)を夫
々軸架した機体に操縦部としての搭乗運転部(3)を装
備するとともに、機体前部にエンジン(4)を搭載し、
このエンジン(4)からの出力を軸伝動機構(5)を介
して入力されるように、ミッションケースとしての油圧
式無段変速装置(6)(以下、HSTと略称する)が機体
後部に設けられており、機体下部にはモーア(7)を前
後車輪(1),(2)の間に配置した状態で昇降自在に
装備してある。そして、第2図に示すように、機体のメ
インフレームをなす左右一対のパイプフレーム(8),
(8)が、機体フレームとしてのデッキプレート(9)
を支持する状態で、機体前後方向に沿って配設してあ
る。デッキプレート(9)の前部には、第5図に示すよ
うに,ステアリングハンドル(10)を設けたハンドルポ
スト(11)が取付けられるとともに、ハンドルポスト
(11)右横にHST(6)と連係する調速用ペダル(12)
が前後踏換操作自在に設けられている。そして、第1図
に示すように、ステアリングハンドル(10)の操作軸
(13)を支承するとともにこの操作軸(13)下部のピニ
オンギア(14)と歯合してステアリングギア装置(15)
を構成する扇形ギア(16)を軸支するためのステアリン
グ受台(17)が、デッキプレート(9)前端部に突設さ
れている。尚、扇該ギア(16)の支軸は、図示しないピ
ットマンアームに連係している。さらに、左右一対のエ
ンジン支持フレーム(18),(18)が前記パイプフレー
ム(8),(8)の前端と連結された状態でデッキプレ
ート(9)より前方がわへ延設されているとともに、第
1図に示すように、ステアリング受台(17)の前面がわ
の縦壁部(19)下部に前方へ突設するように折曲げ形成
された断面L字形の連結部(20),(20)の両側と前記
両エンジン支持フレーム(18),(18)の対向面とを、
夫々溶接により一体に連結してある。そして、ステアリ
ング受台(17)の前面における縦壁部(19)には、軸伝
動機構(5)をなす伝動軸(21)を挿通するための切欠
(22)が、下方がわに開放した状態で、両エンジン支持
フレーム(18),(18)間の左右方向ほぼ中央に相当す
る位置に形成してある。また、この切欠(22)下部の開
放箇所の前記両連結部(20),(20)間にわたって、L
字形部材からなる横フレーム(23)がボルト連結により
着脱自在に架設してある。そして、第2図に示すよう
に、エンジン支持フレーム(18),(18)にボルト固定
で搭載されたエンジン(4)後部から突出した出力軸
(24)のフランジ(25)と、伝動軸(21)前端に連結し
たユニバーサルジョイント(26)のフランジ(27)と
を、互いに突き合わせた状態でボルト連結してあるとと
もに、伝動軸(21)後端はユニバーサルジョイント(2
8)を介して前記HST(6)の入力軸(29)に連動連結し
てある。
上記構成において、エンジン(4)の出力軸(24)と、
HST(6)とを連動連結する軸伝動機構(5)の組付け
は、エンジン(4)及びHST(6)を夫々フレームに組
付けた状態で、機体を上下反転させ、横フレーム(23)
のない状態の切欠(22)に、ジョイント(26)を連結し
た伝動軸(21)を上方から挿入して、出力軸(24)のフ
ランジ(25)とジョイント(26)のフランジ(27)とを
ボルト連結し、また、HST(6)の入力軸(29)と伝動
軸(21)とをジョイント(28)を介して連結して、その
後、横フレーム(23)を連結部(20),(20)にボルト
で架設することにより行われる。
尚、以下に、前記調速用ペダル(12)とHST(6)とを
連係する機構について説明する。
第3図及び第4図に示すように、調速用ペダル(12)の
前後踏換操作に伴って前後に押し引き移動するロッド
(30)の後端と、右がわのパイプフレーム(8)に支持
された縦軸部材(31)に形成されたベルクランク機構
(32)の機体内方横向きのアーム(33)遊端とを、縦軸
芯周りで軸支するとともに、ベルクランク機構(32)の
機体後方向きのアーム(34)遊端と、HST(6)の調速
軸(35)に一体揺動自在に設けた操作レバー(36)遊端
に前後軸芯周りで軸支した小ロッド(37)の先端部とを
縦軸芯周りで軸支してある。また、前記調速軸(35)に
は、第3図に示すように、への字を上下逆にした形状の
カム部材(38)を一体揺動自在に設けてあるとともに、
このカム部材(38)の凹角部分のカム面(38a),(38
b)に係止されるローラ(39)を遊端に設けた中立復帰
用アーム(40)を、左がわのパイプフレーム(8)に連
設した支持ステー(41)に前後軸芯周りで軸支して、か
つ、ローラ(39)が常時カム部材(38)に接当するよう
にアーム(40)遊端を調速軸(35)に向けて付勢するス
テアリング(42)を、アーム(40)と支持ステー(41)
とにわたって架設してある。この構成によって、調速操
作する機構がHST(6)の前面に沿って設けられること
になって、その設置空間を極力小さくできるとともに、
調速用ペダル(12)を踏込操作していない状態では、カ
ム部材(38)の凹角部分の中心位置にローラ(39)が自
動的に保持されることになり、HST(6)を中立状態に
する。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面中、第1図乃至第5図は本考案に係る乗用型農作業
車の実施例を示し、第1図は要部を示す斜視図、第2図
は要部を示す縦断側面図、第3図は油圧式無段変速装置
の操作系を示す正面図、第4図は油圧式無段変速装置の
操作系を示す平面図、第5図はローントラクタを示す全
体側面図である。また、図面中、第6図は従来例を示す
ものであって、ステアリング受台近傍を示す斜視図であ
る。 (3)……操縦部、(4)……エンジン、(5)……軸
伝動機構、(6)……ミッションケース、(9)……機
体フレーム、(15)……ステアリングギア装置、(17)
……ステアリング受台、(18)……エンジン支持フレー
ム、(19)……縦壁部、(20)……連結部、(22)……
切欠、(23)……横フレーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 結城 三喜雄 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (56)参考文献 実開 平1−87079(JP,U) 実開 昭60−102171(JP,U) 実開 昭61−122976(JP,U) 実開 昭63−59073(JP,U) 実公 昭58−43503(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操縦部(3)の前方がわに配置したエンジ
    ン(4)からの出力を、機体後部に設けたミッションケ
    ース(6)に軸伝動機構(5)を介して伝達するように
    構成した乗用型農作業車において、ステアリングギア装
    置(15)を装着支持するように機体フレーム(9)上に
    突設したステアリング受台(17)を、その前方がわで、
    左右一対のエンジン支持フレーム(18),(18)の夫々
    と一体に連結するとともに、前記ステアリング受台(1
    7)の前面における縦壁部(19)に、下方がわに開放し
    た切欠(22)を形成し、この切欠(22)に前記軸伝動機
    構(5)の前部を挿通し、かつ、前記切欠(22)の下方
    がわの開放箇所で、前記ステアリング受台(17)におけ
    る前記エンジン支持フレーム(18),(18)との連結部
    (20),(20)間にわたって横フレーム(23)を着脱自
    在に架設してあることを特徴とする乗用型農作業車。
JP2717889U 1989-03-08 1989-03-08 乗用型農作業車 Expired - Lifetime JPH0649488Y2 (ja)

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JPH02117255U JPH02117255U (ja) 1990-09-19
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