JPH0649142Y2 - 集草容器の満杯検出機構 - Google Patents

集草容器の満杯検出機構

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JPH0649142Y2
JPH0649142Y2 JP1988102323U JP10232388U JPH0649142Y2 JP H0649142 Y2 JPH0649142 Y2 JP H0649142Y2 JP 1988102323 U JP1988102323 U JP 1988102323U JP 10232388 U JP10232388 U JP 10232388U JP H0649142 Y2 JPH0649142 Y2 JP H0649142Y2
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grass
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ventilation
transport
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JP1988102323U
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JPH0223422U (ja
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善一郎 日高
繁 森田
照隆 武井
川原  好博
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器本体に集草ダクトを接続するとともに、
防塵網を備えた開口を形成し、集草ダクトを通して風搬
送されてくる刈芝を集草し、搬送風のみを開口の防塵網
を通して外部に排出するように構成してある集草容器の
満杯検出機構に関する。
〔従来の技術〕 この種の満杯検出機構としては、特開昭61−205420号で
開示されているように、刈刃ハウジングの周壁部に通気
口を形成するとともに、この通気口に連通する通気管を
外部に立姿勢で設け、この通気管内に浮き部材を内装し
た構造のものがあった。この満杯検出機構では、集草容
器内が満杯になって搬送風の排風路が塞がれると、刈刃
ハウジング内の風圧が高まり、通気管内の浮き部材が浮
き上がるようになっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記引例に挙げた集草容器の満杯検出機構で
は、刈刃ハウジング内の風圧が高まった際に、搬送風と
共に刈芝が通気口を通して通気管内に入り込むことがし
ばしばあった。そして通気管内の刈芝が溜まってくる
と、浮き部材が通気管内を移動しにくくなり、作動不良
を起こす虞れがあった。
本考案では、このような通気管への刈芝の侵入を阻止
し、満杯検出機構が常に正常に作動できる集草容器の満
杯検出機構の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかる集草容器の満杯検出機構は、上記目的を
達成するために、容器本体に集草ダクトを接続するとと
もに、防塵網を備えた開口を形成し、集草ダクトを通し
て風搬送されてくる刈芝を集草し、搬送風のみを開口の
防塵網を通して外部に排出するように構成してある集草
容器の満杯検出機構において、 (イ)前記容器本体における前記集草ダクトと連通する
刈芝供給口が設けられた集草容器壁に対向する壁側に前
記搬送風を排出するための出口を設け、 (ロ)前記防塵網を通過した搬送風を前記出口へ導く排
風路の周壁部に通気口を形成するとともに、この通気口
に連通する通気管を立設し、この通気管内に浮き部材を
入れ、防塵網を通過した搬送風の風圧によって浮き部材
が通気管の上部に押し上げられるように構成し、 (ハ)前記通気口よりも排風方向の下手がわに、風の下
流側への直進移動に抵抗を与えて前記排風路内の圧を高
める吹抜け防止板を配設してあることを特徴構成とす
る。
かかる特徴構成による作用及び効果は次の通りである。
〔作用〕
集草ダクトを通して風搬送されてくる刈芝は集草容器に
集草され、搬送風のみが防塵網を通って、刈芝供給口と
対向する壁に向かう排風路を通って出口より外部に排出
される。その際、搬送風の風圧によって排風路内の空気
圧が高まり、さらに吹抜け防止板でその空気圧の高まり
を助長するので、通気管内の浮き部材は浮き上がってい
る。そして、集草容器内が刈芝で満杯になってくると、
刈芝によって排風路が塞がれて搬送風が遮断されるの
で、排風路内の空気圧が低くなって通気管内の浮き部材
は沈む。
〔考案の効果〕 本考案に係わる満杯検出機構では、搬送風が防塵網によ
って濾過されるので、刈芝が通気管に入り込むことがな
い。従って、刈芝による作動不良を起こすことがない。
さらに、排風路は刈芝供給口と対向する壁に設けた出口
に向かうように設けることで風路向きが余り大きく変化
することなく排風がなされるので円滑な排風がなされ、
かつ、排風路の出口が広くても吹抜け防止板で通気管近
くの排風路内の圧が高められるから、満杯検出を良好に
行えるに至った。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図と第4図に、乗用型芝刈機が示されている。この
乗用型芝刈機では、走行機体(A)の前部に芝刈り用の
モーア(M)を設けるとともに、後部に刈芝を集草容器
(1)を搭載したフロントモーアタイプになっている。
前記走行機体(A)の運転部(2)の下方に動力部
(3)を配置してあり、この動力部(3)から前方に出
力軸(4)を突出してある。この出力軸(4)の前端に
は、動力部(3)から出力された動力を前方のモーア
(M)へ送るため、ジョイント付の伝動軸(5)を連結
してある。
前記モーア(M)は、縦軸芯(P)周りで回転する2枚
のブレード(6),(6)をハウジング(7)内に横配
列状に設けて構成してある。これらブレード(6),
(6)の回転軸(8),(8)は一本の横伝動軸(9)
によって連動連結してあり、この横伝動軸(9)に前記
伝動軸(5)の前端をベベルギヤ連結してある。そして
伝動軸(5)に連動して横伝動軸(9)が回転し、2枚
のブレード(6),(6)がそれぞれ内向き(矢符号で
示される方向)に同時に回転するようにしてある。
前記ハウジング(7)の後部中央には、刈った芝を排出
するための排出口(10)を設けてあり、この排出口(1
0)には集草ダクト(11)を接続してある。集草ダクト
(11)は、左右に前車輪(12)の間から走行機体(A)
の下部を通してあり、集草容器(1)の刈芝供給口(1
B)に接続してある。
このような構成によってこの芝刈機では、前記ブレード
(6),(6)を回転駆動して芝刈りを行うと同時に、
その回転によって刈芝排風を発生する。この刈芝排風が
刈芝をハウジング(7)内の左右両側から前部中間に案
内し、合流させながら後部の排出口(10)へ送ってい
く。そして刈芝排風と共に排出された刈芝を集草ダクト
(11)を通して後上方に送り、刈芝供給口(1B)から集
草容器(1)内へ供給していくのである。
前記集草容器(1)は板金製であり、第1図に示すよう
に、箱形をしたケース本体(1A)に開口(13)を形成
し、この開口(13)に防塵網(14)を着脱自在に設け、
そしてこの防塵網(14)の上方を覆うように開閉自在な
カバー(15)を設けた構造になっている。前記防塵網
(14)とカバー(15)との間には十分な大きさの空間を
形成してあり、この空間を搬送風を導く排風路(16)と
してある。また、カバー(15)の後端辺を下方に屈曲し
てあり、この屈曲部(15a)の下側に形成される細長い
開口を排風路(16)の出口(18)としてある。従って、
第1図に示すように、この出口(18)は、前記刈芝供給
口(1B)を設けた集草容器壁に対向する壁側に設けられ
ている。
このような構成により、この集草容器(1)にあって
は、刈芝が刈芝供給口(1B)から内部に供給されてくる
と、刈芝は集草容器(1)内に集草され、搬送風のみが
防塵網(14)を通って排風路(16)へ抜け、更に後方に
出口(18)から後下方に排出される。
前記カバー(15)の上部には、集草容器(1)内の刈芝
が満杯になったか否かの検出するための満杯検出機構
(S)を設けてある。この満杯検出機構(S)は、球形
の浮き部材(19)を収めた通気管(20)をカバー(15)
の上面に立設し、この通気管(20)を通気口(21)を介
して排風路(16)に連通した簡単な構造のものである。
前記通気管(20)は円筒形をしており、外部からでも浮
き部材(19)の上下位置を容易に確認できるよう透明な
素材を使っている。通気管(20)の上部には、浮き部材
(19)の沈みを検出するためのリミットスイッチ(SW)
を設けてある。このリミットスイッチ(SW)はハンドル
塔(22)に備えられた警報ブザー(BZ)に接続してあ
る。また、刈芝供給口(1B)に近い出口(18)の一部に
は、刈芝供給口(1B)からの搬送風が出口(18)に直接
抜け出るのを防止し、排風路(16)内の圧を高めるため
吹き抜け防止板(23)を設けてある(第2図参照)。
前記集草容器(1)に余裕がある場合には、搬送風は防
塵網(14)を通って排風路(16)に向かい外部に排出さ
れるので、搬送風の風圧によって排風路(14)内の空気
圧が高くなり、通気管(20)内の浮き部材(19)は浮き
上がった状態に保たれる。それによってリミットスイッ
チ(SW)も切りになっている。そして集草容器(1)が
満杯になってくると、排風路(16)が刈芝によって塞が
れて防塵網(14)を通過した搬送風が遮られ、排風路
(16)内の空気圧が低くなって浮き部材(19)が沈む。
それによってリミットスイッチ(SW)が入り、警報ブザ
ー(BZ)が鳴り出すのである。
以上説明してきたように、当該満杯検出機構(S)は、
防塵網(14)によって濾過された搬送風のみが通気管
(20)に入り込む構造になっているので、通気管(20)
内に刈芝が溜まって浮き部材(19)の移動が妨げられ、
それが原因で作動不良を起こすことがない信頼性の高い
ものになっている。
〔別実施例〕
第5図に示すように、エアーホース(24)を接続するこ
とによって、満杯検出機構(S)をハンドル塔(22)の
前方に配備してもよい。この場合、作業者が後ろを振り
向かなくても浮き部材(19)の上下位置を監視できる利
点がある。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にするために符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る集草容器の満杯検出機構の実施例を
示し、第1図は集草容器の縦断側面図、第2図は後面
図、第3図乗用型芝刈機の側面図、第4図は同平面図で
あり、第5図は別実施例を示す側面図である。 (1A)……容器本体、(1B)……刈芝供給口、(11)…
…集草ダクト、(13)……開口、(14)……防塵網、
(16)……排風路、(18)……出口、(19)……浮き部
材、(20)……通気管、(21)……通気口、(23)……
吹抜け防止板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 川原 好博 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭61−205420(JP,A) 実開 昭62−119728(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体(1A)に集草ダクト(11)を接続
    するとともに、防塵網(14)を備えた開口(13)を形成
    し、集草ダクト(11)を通して風搬送されてくる刈芝を
    集草し、搬送風のみを開口(11)の防塵網(14)を通し
    て外部に排出するように構成してある集草容器の満杯検
    出機構であって、 前記容器本体(1A)における前記集草ダクト(11)と連
    通する刈芝供給口(1B)が設けられた集草容器壁に対向
    する壁側に前記搬送風を排出するための出口(18)を設
    け、 前記防塵網(14)を通過した搬送風を前記出口(18)へ
    導く排風路(16)の周壁部に通気口(21)を形成すると
    ともに、この通気口(21)に連通する通気管(20)を立
    設し、この通気管(20)内に浮き部材(19)を入れ、防
    塵網(14)を通過した搬送風の風圧によって浮き部材
    (19)が通気管(20)の上部に押し上げられるように構
    成し、 前記通気口(21)よりも排風方向の下手がわに、風の下
    流側への直進移動に抵抗を与えて排風路(16)内の圧を
    高める吹抜け防止板(23)を配設してある集草容器の満
    杯検出機構。
JP1988102323U 1988-08-01 1988-08-01 集草容器の満杯検出機構 Expired - Lifetime JPH0649142Y2 (ja)

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JPH0223422U JPH0223422U (ja) 1990-02-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61205420A (ja) * 1985-03-11 1986-09-11 株式会社クボタ 芝刈り機
JPH0418349Y2 (ja) * 1986-01-22 1992-04-23

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JPH0223422U (ja) 1990-02-16

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