JPH04645Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH04645Y2
JPH04645Y2 JP1984193898U JP19389884U JPH04645Y2 JP H04645 Y2 JPH04645 Y2 JP H04645Y2 JP 1984193898 U JP1984193898 U JP 1984193898U JP 19389884 U JP19389884 U JP 19389884U JP H04645 Y2 JPH04645 Y2 JP H04645Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grass
bent pipe
outside air
grass clippings
mower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984193898U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61108131U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984193898U priority Critical patent/JPH04645Y2/ja
Publication of JPS61108131U publication Critical patent/JPS61108131U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH04645Y2 publication Critical patent/JPH04645Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は集草機に関する。
〔従来の技術〕
集草機としては、トラクタ等の走行車体に装着
されたモーアと集草部とを、曲がり管を有する刈
草給送路により連結し、吸引手段により起生され
た気流によつて、モーアにより刈取られた刈草を
集草部に給送するものがある。
ところで、上記の場合、モーアと集草部の取付
位置や取付スペースの制限上、上記両者を連結す
る刈草給送路を真直管だけで構成することは因難
であつて、刈草給送路にどうしても曲がり管を備
える必要があつた。
而して、上記のように、曲がり管を備えた場合
には、気流が曲がり管を通過する際に、その流れ
の方向を強制的に変えられるので、曲がり管内部
の外周部側には、気流の停滞や渦の発生等の気流
の澱みができるが、従来においては、上記気流の
澱みを防止するような手段は何等備えられていな
かつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このため、従来においては、曲がり管の外周部
側内面に刈草が付着堆積し易く、これにより、曲
がり管が刈草により詰つて、刈草を集草部に良好
に給送できなくなると云う問題があつた。そし
て、その刈草の詰まりは、モーアの刈草放出口近
傍に位置する曲がり管の外周部に多く発生してい
た。
そして、背の高い草が密集状となつた作業地域
での刈草作業時には、モーアから刈草が大きな塊
となつて放出されるので、上記問題が顕著となつ
ており、更に、刈草に水分が多い場合には、モー
アから刈草が大きな塊となつて放出されると共
に、多量の水分によつて刈草が曲がり管の外周部
側内面に付着し易いことから、上記問題が特に顕
著なものとなつていた。
本考案は、曲がり管の外周部側内面への刈草の
付着堆積を防止できて、刈草を集草容器に良好に
給送できる集草機を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記を達成するために、本考案の特徴とする処
は、曲がり管53の外周壁部には、外気を曲がり
管53内部に吸入して、該曲がり管53内部での
空気流の澱みを防止すると共に刈草を浮かせる外
気吸入口58を下端部にのみ曲がり管53長手方
向に複数個備えた点にある。
〔作用〕
本考案によれば、刈草作業時には、吸引手段5
2により起生された気流によつて、モーア7によ
り刈取られた刈草は、曲がり管53を有する刈草
給送路を介して、集草容器15に給送される。
この場合において、曲がり管53の外周壁部の
下端部に形成された外気吸入口58から、吸引手
段52による吸引によつて、曲がり管53内部に
外気が吸入されて、曲がり管53内部の外周部側
での気流は良好且つ正常なものとなり、上記外周
部側での気流の澱みの発生が防止されて、刈草が
浮かせられる。特に外気吸入口58は外周壁部の
下端部にのみあり、他の部位にはないので、外気
の吸入効率が良く、しかも吸入した外気の気流が
刈草を浮かせるために確実に寄与する。
従つて、曲がり管53の外周部側内面に刈草が
付着堆積して、曲がり管53が刈草により詰るこ
とはなく、刈草は集草容器15に良好に給送され
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基き説明す
る。
第2図乃至第4図において1は小型トラクタの
車体で、前輪2及び後輪3を有し、その後輪3に
対応して後輪フエンダー4が設けられている。5
はハンドル、6は運転用の座席である。
7はモーアで、車体1下腹部に吊下げ機構を介
して装着されて、モーアデツキ8の下側に3組の
カツター9を回転自在に配置して成り、刈取つた
刈草をカツター9のブレードに形成された起風板
側9aの作用によつて、第1図に示すモーアデツ
キ8右側の放出口8aに放出するように構成され
ている。またモーアデツキ8の前端左右と中央と
にリミツトゲージ輪10がブラケツト11を介し
て取付けられ、後端左右に高さ調整ゲージ輪12
がブラケツト13を介して取付けられている。
15は集草容器として示す集草箱で、モーア7
により刈取られた刈草を貯留するもので、車体1
後部に着脱自在に装着されている。
集草箱15は、集草箱15前部下部に位置する
フレーム16と、フレーム16から前方に突設さ
れた左右一対の板状装着体17と、フレーム16
後面側に固設される集草箱本体18と、蓋体19
等を備えている。
装着体17は車体1後部に取付台20を介して
装着されている。
集草箱本体18は集草箱15を主構成するもの
で、後部上部の側壁部が網により構成されると共
に、後壁部の上部が傾状とされている。尚、上記
側壁部を網により構成せずともよい。又、第6図
にも示すように本体18の後部の下部には、後方
斜め下方及び両側方に開口する排出口29が形成
されている。
蓋体19は排出口29を開閉するもので、側面
視扇形状とされ、左右一対の側壁部30と、両側
壁部30の後端縁部を連結する後壁部31とから
成る。
蓋体19は集草箱本体18に後方側から外嵌さ
れて、両側壁部30の前端部が本体18の両側壁
部に左右方向の支軸32により枢支されること
で、蓋体19は本体18に回動自在に備えられ、
蓋体19は第2図及び第4図の実線で示すよう
に、その後壁部31で排出口29を閉鎖する閉鎖
位置と、第4図の仮想線で示すように、閉鎖位置
よりも上方側回動位置で排出口29を開放した開
放位置変更自在とされている。
ところで、蓋体19の支軸32の位置は蓋体1
9が閉鎖位置にある状態で、後壁部31の上端部
と略同じ高さ位置で且つ側面視において後壁部3
1の上下端部から等距離離れた位置とされると共
に、後壁部31は支軸32を中心とする円弧状と
されており、蓋体19を閉鎖位置から開放位置に
回動した際に、蓋体19が後方側には少しも移動
しないようにされている。
従つて、集草箱15内部の刈草を排出口29か
ら排出する際に、集草箱15の後方に、蓋体19
を回動させるための大きなスペースを確保する必
要がない。
それ故、排出口29を壁等の障害物に接近させ
た状態で、集草箱15内部の刈草を排出できると
共に狭いスペースでの集草箱15からの刈草の排
出作業も容易に行える。
尚、蓋体19が閉鎖位置にある状態では、排出
口29の開口縁部は蓋体19の後壁部31に近接
状とされており、蓋体19の開放操作時に、排出
口29の上側開口縁部は、後壁部31に付着した
刈草を掻き落とす。
34は蓋体19の操作レバーで、その下端部が
支軸35の一側端部に固設されて、座席6の側方
に配設されている。
支軸35は左右方向に配置されて、集草箱本体
18の前面下部に回動自在に支持されている。支
軸35の両側端部には作動レバー36が固設され
て、該作動レバー36に枢結された連動リンク3
7が蓋体19の各側壁部30に枢結されており、
操作レバー34の回動により、支軸35を介して
作動レバー36、連動リンク37が作動して、排
出口29が蓋体19により開閉される。
33は弾機で、蓋体19の側壁部30の前端部
から前方側に突設された突設板38と、集草箱本
体18の前部下部間に弾引状に介装されて、蓋体
19を上方側に付勢して、蓋体19の開閉操作を
容易に行えるようにしている。
第5図にも示すように、39は取付板で、集草
箱本体18の側壁部の排出口29よりも後方側部
分の下端部から下設され、該取付板39に、ロツ
ク片40が左右方向の支軸41により回動自在に
枢支され、蓋体19の後壁部31の下端部に固設
された係合軸部42が係脱自在に係合されること
で、蓋体19は閉鎖位置にロツクされる。
43は操作レバー34上端部に備えられた回動
レバー、44は回動レバー43により操作される
ボーデンワイヤで、そのアウタワイヤ45の一端
側が操作レバー34上端部側に固設されると共
に、他端側が取付板39から突設された支持板4
6に固設されている。又、ボーデンワイヤ44の
インナワイヤ47一端部は回動レバー43に連結
され、他端部はロツク片40に連結され、回動レ
バー43の回動により、ロツク片40と係合軸部
42との係合を解除できる。
48は弾機で、インナワイヤ47における支持
板46とロツク片40間に弾発状に介装されて、
ロツク片40を係合軸部42に対する係合方向に
付勢している。
49はストツパで、ロツク片40の弾機48に
よる所定以上の回動を阻止するものである。
尚、ロツク片40の後端部は、前傾状のカム面
50とされ、ロツク片40をストツパ49に当て
た状態で蓋体19を開放位置から閉鎖位置に回動
した際には係合軸部42がカム面50に接当して
ロツク片40を回動させ、これにより、自動的に
係合軸部42がロツク片40と係合する。
52は給送装置で、モーア7により刈取られた
刈草を集草箱15に給送するもので、ブロワ52
と、金属製第1・第2ダクト53,54と、可撓
性第1・第2ホース55,56とを備えている。
ブロワ52は、フレーム16下部右側面に着脱
自在に備えられて、モーア7に、第1ホース55
及び第1ダクト53を介して連結され、又集草箱
15に第2ホース56及び第2ダクト54を介し
て連結されている。上記ダクト53,54とホー
ス55,56により刈草給送路が構成されてい
る。
ブロワ52は、吸引手段を構成するもので、こ
の吸引手段により起生された気流により刈草が集
草箱15に給送される。
第7図及び第8図にも示すように、第1ダクト
53は、モーアデツキ8の右側放出口8aに外側
方突出状として取付板57等を介して着脱自在に
連結されるもので、先端側が後方を向くように彎
曲状に形成されている。60は点検蓋である。
第1ダクト53は外側端に向うに従つて上位と
なる傾斜状とされて、外周部側が内周部側より上
位とされている。
第1ダクト53は断面が横長矩形状とされ、そ
の彎曲状外周壁部前部の下端部側には、4個の外
気吸入口58が第1ダクト53の長手方向に配設
されている。
上記4個の外気吸入口58の内、後側3個は第
1ダクト53の外周壁部の下側コーナー部及び/
又は上記コーナー部より若干上方側部分に形成さ
れ、最も前にある外気吸入口58は残りの3個の
ものより上位とされている。
又、第1ダクト53の内周壁部の後端部を除く
部分は彎曲状とされず、平板状に形成されてお
り、内周壁部の下側コーナー部及び/又は上記コ
ーナー部より若干上方側部分にも外気吸入口59
が形成されている。
外気吸入口58,59はいずれも第1ダクト5
3の長手方向に細長く形成されて、該吸入口5
8,59から第1ダクト53内部に外気が吸入さ
れる。
上記のように構成した実施例によれば、刈取作
業時には、モーア7のカツター9により刈取られ
た刈草が、カツター9の起風板9aにより起生さ
れた気流によつて第1ダクト53側に吐出せしめ
られると共に、この吐出された刈草はブロワ52
により吸引されるのであり、起風板9aとブロワ
52とにより起生せめられた気流により、刈草は
集草箱15に給送される。
この場合において、第1ダクト53の外周壁部
と内周壁部の下端部には、夫々、吸入口58を形
成しているので、第1図及び第8図に示すように
ブロワ52の吸引力によつて、吸入口58から第
1ダクト53内部の外周部と内周部に外気が吸入
され、この外気の吸入によつて、第1ダクト53
内部での気流は良好且つ正常なものとなつて、第
1ダクト53内部での気流の澱みの発生が防止さ
れると共に、刈草が浮かせられる。
従つて、背の高い草が密集状となつた作業地域
での刈草作業時や、刈草が水分が多い場合でも、
第1ダクト53の内外周部側内面に刈草が付着堆
積して、第1ダクト53が刈草により詰ることな
く、刈草を集草箱15に良好に給送できる。
尚、ブロワ52の吸引力は強くされて、吸入口
58から吸入される外気の風力は、カツター9の
起風板9aにより起生される風の風力よりも強く
されており、吸入口58から刈草が漏れ出ること
はない。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案は、曲がり管53
の外周壁部には、外気を曲がり管53内部に吸入
して、該曲がり管53内部での空気流の澱みを防
止すると共に刈草を浮かせる外気吸入口58を下
端部にのみ曲がり管53の長手方向に複数個備え
ているので、外気吸入口58からの気流によつて
曲がり管53の外周壁部に推積しようとする刈草
を浮き上がらせることができ、背の高い草が密集
状となつた作業地域での刈草作業時や刈草の水分
が多い場合であつても、有効に曲がり管53内部
の外周部側内面への刈草の付着堆積を防止でき、
上記付着堆積による曲がり管の詰りを防止でき
て、刈草を集草容器に良好に給送できる。特に外
気吸入口58は外周壁部の下端部にのみあり、他
の部位にはないので、外気の吸入効率が良く、し
かも吸入した外気の気流が刈草を浮かせるために
確実に寄与する。また外気吸入口58は曲がり管
53の長手方向に複数個あるため、個々の外気吸
入口58を小さくでき、従つて、各外気吸入口5
8から吸入される気流の流速が速くなり、刈草の
浮き上がりを確実にできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は要部
の平面断面図、第2図は集草機の全体右側面図、
第3図は同平面図、第4図は集草機後部の左側面
図、第5図は第4図の一部拡大図、第6図は集草
箱の一部縦側断面図、第7図は要部の正面図、第
8図は第1図のA−A線矢視断面図である。 1……走行車体、7……モーア、9……カツタ
ー、15……集草箱(集草部)、52……ブロワ
(吸引手段)、53……第1ダクト(曲がり管部)、
58,59……外気吸入口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 走行車体1に装着されたモーア7と集草容器1
    5とを、モーア7の刈草放出口8aの近傍に位置
    する曲がり管53を有する刈草給送路により連結
    し、モーア7により刈取られた刈草を刈草給送路
    を経て空気流によつて集草容器15に給送する集
    草機において、 曲がり管53の外周壁部には、外気を曲がり管
    53内部に吸入して、該曲がり管53内部での空
    気流の澱みを防止すると共に刈草を浮かせる外気
    吸入口58を下端部にのみ曲がり管53の長手方
    向に複数個備えたことを特徴とする集草機。
JP1984193898U 1984-12-20 1984-12-20 Expired JPH04645Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984193898U JPH04645Y2 (ja) 1984-12-20 1984-12-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984193898U JPH04645Y2 (ja) 1984-12-20 1984-12-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61108131U JPS61108131U (ja) 1986-07-09
JPH04645Y2 true JPH04645Y2 (ja) 1992-01-10

Family

ID=30751330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984193898U Expired JPH04645Y2 (ja) 1984-12-20 1984-12-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04645Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0454750Y2 (ja) * 1986-02-20 1992-12-22
JPH0518896Y2 (ja) * 1986-12-26 1993-05-19
JP2572903B2 (ja) * 1991-07-11 1997-01-16 株式会社クボタ モーア
JP4658751B2 (ja) * 2005-09-13 2011-03-23 株式会社クボタ 草刈機の集草装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59177245A (ja) * 1983-03-28 1984-10-06 Fuji Photo Film Co Ltd ガイド付きセンサ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0313139Y2 (ja) * 1984-11-20 1991-03-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59177245A (ja) * 1983-03-28 1984-10-06 Fuji Photo Film Co Ltd ガイド付きセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61108131U (ja) 1986-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4158279A (en) Riding mower with grass collecting system
CA1079981A (en) Grass collecting multiple blade mower without auxiliary blower means
US4881362A (en) Mobile vacuum system for use with a riding tractor mower
US4761943A (en) Mobile vacuum system for use with a riding tractor mower
US7383678B2 (en) Rear discharge mower deck having non-vertical fan spindle
GB1581370A (en) Rotary lawnmower
JPH04645Y2 (ja)
JPH0319Y2 (ja)
JPH0313139Y2 (ja)
JP2859039B2 (ja) モーア
JP3612630B2 (ja) モアのデッキカバー
JPH0418350Y2 (ja)
JPH0214346Y2 (ja)
JPH0338997Y2 (ja)
JPH04117213A (ja) モーアの集草装置
JPH0534823U (ja) 芝刈機用刈草搬送装置
JPH0356172Y2 (ja)
JPH04652Y2 (ja)
JPH0418351Y2 (ja)
JPH04646Y2 (ja)
JP2005312396A (ja) モーア用のブレード
JP3207975B2 (ja) 草刈機の搬送部構造
JPH0610752Y2 (ja) モ−アの集草装置
JPH0318842B2 (ja)
JPH0343949Y2 (ja)