JPH0454750Y2 - - Google Patents

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JPH0454750Y2
JPH0454750Y2 JP1986024359U JP2435986U JPH0454750Y2 JP H0454750 Y2 JPH0454750 Y2 JP H0454750Y2 JP 1986024359 U JP1986024359 U JP 1986024359U JP 2435986 U JP2435986 U JP 2435986U JP H0454750 Y2 JPH0454750 Y2 JP H0454750Y2
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grass
grass clippings
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clippings
conveying path
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、草刈機において刈取部と集草部とを
連通せしめる刈草搬送通路に刈草が閉塞しないよ
うにした閉塞防止構造に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来より、機体下方の刈取部で刈り取つた刈草
を、刈取部の回転刃等で強制的に生起せしめた風
によつて、刈草搬送通路を通じて機体後方の集草
部まで風圧搬送するようにした草刈機は周知であ
る。その一例として、例えば特開昭60−184315号
公報に示すように、機体下方のモアーから搬送ダ
クトを経て集草バツグまで強制搬送するようにし
たものがある。
このような草刈機によれば、刈り取つた後の地
面上の刈草を別途に集草する手間が簡略化できる
利点がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところが、この種の草刈機にあつては、湿潤な
青草等の如き湿材を刈り取る場合に、刈草搬送通
路の内壁に刈草が付着してしまい、それが徐々に
堆積して刈草搬送通路を閉塞するようになり、遂
には刈取作業の続行が困難となることがある。
そこで本考案は、上記不具合点を簡易な構成で
もつて解消することを目的に、草刈機における刈
草搬送通路の閉塞防止構造を提供せんとするもの
である。
(ニ) 問題点を解決するための手段 上述の目的を達成するための本考案の構成を、
実施例に対応する第1、第2図により説明する。
すなわち、エンジン7等で駆動される刈刃によ
つて刈り取つた刈草を、刈取部6から集草部10
まで刈草搬送通路18を通じて風圧搬送する構成
の草刈機であることは、従来と同様である。
さらに、本考案においては、前記刈草搬送通路
18の通路途中位置、例えば通路の長手方向略々
中間位置であつて、通路の底部等から、その刈草
搬送通路18内へ補助風として、エンジン7の冷
却風を供給するようにしたことを特徴とする。
(ホ) 作用 刈取部6で刈り取られた湿材からなる刈草は刈
草搬送通路18内を流下する風すなわち本来的な
風圧搬送用の風によつてその大部分が刈草搬送通
路18を通じて集草部10へ連続搬送される。と
ころが、その内の一部のものは湿材であるが故に
刈草搬送通路18途中の内壁下部等へ付着し、
除々に堆積しようとする。しかし、刈草作業中に
あつては、刈草搬送通路18内へエンジン7を冷
却した湿度の低い温風である補助風が供給されて
いることから、その補助風が刈草の刈草搬送通路
18内壁への付着を阻止するように働き、それで
もなお刈草搬送通路18内に堆積した刈草に対し
てはその刈草を攪乱或いは浮上させるように作用
する。このように攪乱或いは浮上させられた刈草
は刈草搬送通路18の本来的な搬送用の風を受け
て容易に搬送方向である風下へ搬送される。しか
して、湿材からなる刈草は、何等特別の手操作を
施さなくても刈草搬送通路18内に所定量以上堆
積することはなく、集草部10へ向かつて一飛び
或いは飛び石つたいの如き態様で流下することに
なる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の具体的な実施例を、図面に基づ
いて詳細に説明する。
第1、第2図は本考案に係る草刈機の側面図と
平面図を示し、機体1の前部には、操縦ハンドル
2、操縦ペダル3および座席4等からなる操縦部
と操縦ハンドル2によつて操向操作される前輪
5,5と、機体1に対して上下調節可能な刈取部
6等が配設され、また機体1の後部には、エンジ
ン7からミツシヨン8を介して動力を伝達される
後輪9,9及び集草部10等が配設される。
前記刈取部6は図示のない伝動装置を介して伝
達されるエンジン7の動力により回転せしめられ
る刈刃11と、それを上方から包囲する円形状カ
バー12等からなり、円形状カバー12には、周
縁から略々接線方向へ向かうとともに斜め上方か
つ後方へ向かう刈草放出口13が形成されてお
り、前記刈刃11で刈り取られた草は刈刃11に
付設された起風板14…で生起せしめられた風に
よつて、この刈草放出口13から勢い良く放出さ
れる。
また、前記集草部10は機体1の後方に張出状
に装設されており、受入口15が形成された刈草
受入部16とその刈草受入部16に着脱自在に吊
下される集草袋17よりなつていて、前記受入口
15から風と共に受け入れられた刈草は集草袋1
7に収容され、風は集草袋17の綱目地を透して
外気へ放散される。
18は前記刈取部6の刈草放出口13と前記刈
草受入部16の受入口15とを連通せしめる刈草
搬送通路であり、本例では、組立容易性と後述す
る振動付与装置との関係上、この刈草搬送通路1
8として、伸縮自在かつ屈曲自在な蛇腹状のダク
トを使用し、その中央部が前後左右へ自在に変位
し得るようにしてある。もちろん、刈草搬送通路
18はこれに限定されるものではなく、通常の管
材を使用したものであつても、本考案の効果を奏
しめるのに何等の支障もない。
ここまでは従来の草刈機と特に変わるものでは
ないが、本考案にあつては更に、以下の構成を採
る。
前記エンジン7の加熱部を冷却するラジエタフ
アンRにより起風された冷却風が取入口19から
排出側20まで略々漏出なき状態で通過するよう
に、周囲を壁体21で囲つた案内通路22を形成
し、その案内通路22の排出側20には二つの排
出口23,24を設けるようにし、一方の排出口
23は冷却風を大気へ直接に放出するようにな
し、他方の排出口24は冷却風を刈草搬送通路1
8へ送給するようになさしめる。そして、二つの
排出口23,24の間には縦軸25回りに回動自
在かつ位置固定自在な抵抗板26を設け、この抵
抗板26を回動させることにより一方の排出口2
4から放出する冷却風の量を加減し得るようにす
る。
27は前記排出口24と刈草搬送通路18とを
連通する風送給管であり、屈曲自在な蛇腹管が使
用される。この風送給管27の出口端は刈草搬送
通路18の長手方向の略々中間位置であつてその
底部に開口せしめられており、その開口28の上
方には、高さが後方へ向かつて漸増しかつ後方へ
開口する風案内板29が前記開口28を覆うが如
く固定される。しかして、風供給管27から供給
される冷却風すなわち補助風は第3図に示すよう
に、その風案内板29に案内されることによつて
刈草搬送通路18内へかつ刈草の搬送方向へ向け
て供給され、また、刈草搬送通路18内を風案内
板29に近接して前方から後方へ搬送される刈草
は風案内板29に引つ掛かることなく好適に後方
へ移動する。なお、本例の風案内板29に替え
て、それを弁体となし、その弁体の前端を回動自
在なように刈草搬送通路18の内壁に固定し、風
供給管27から補助風が送給された時にのみこの
弁体を押し開くように構成することも自由であ
る。
かかる構成により風供給管27から供給される
補助風の作用を説明する。刈草は刈刃11の起風
板14で生起された本来の圧風搬送用の風によつ
て刈草搬送通路18内を集草部へ向けて搬送され
る。しかし、刈草搬送通路18内における刈草に
作用する風圧搬送力は刈草搬送通路18の後方へ
至るに連れて弱まることとなつて、刈草の一部は
通路の途中でその底部に接するようになる。その
場合に、従来にあつては、刈草が湿材等である
と、その刈草が通路底部に付着し易く、堆積状態
となることがあつた。ところが、本考案にあつて
は、風供給管27から供給されている補助風が、
通路底部に接しようとする刈草を第3図の如く吹
き上げ、かつ本来の風圧搬送用の風と共同して刈
草を後方へ搬送することとなる。この場合に、補
助風の勢いが不足するときは前記抵抗板26を適
宜に回動調整すれば簡便に対応できる。また、エ
ンジン7の冷却風からなる補助風は、湿度の低い
温風であることから、刈草の湿気を乾燥させる等
の効用がある。
なお、以上は補助風がエンジン7の冷却風であ
る場合を示したが、これに替えてエンジン7の排
気を補助風として直接に使用することも可能であ
り、また、エンジン7の排気を利用した排気ター
ビンでブロワーを駆動し、それによつて補助風を
発生せしめることも可能である。
次いで、本例においては、本考案の効果をさら
に助長せしめるべく、刈草搬送通路18に振動を
付与するための振動付与装置30を設けている。
この振動付与装置30は、ミツシヨン8等から適
宜分岐せしめられたエンジン7の動力を回転軸3
1に伝達するための伝動装置32と、回転軸31
の外方端に固定した回転体33と、この回転体3
3に回転自在に嵌合せしめられるピン34と、前
記ピン34を固定するための固定具35等からな
る。なお、この振動付与装置30は湿材の刈取作
業においてのみ使用できれば充分であるから前記
伝動装置32に図示のない動力断続機構を設ける
か、或いは伝動装置32に動力が伝達される前の
段階で動力断続機構を設けるようにする。前記ピ
ン34はその先端を回転体33の回転中心から外
れた位置に穿孔された貫通孔へ挿通せしめられ、
その先端に抜止を施される。一方、前記ピン34
の基部は、刈草搬送通路18を抱持する固定具3
5に溶着される。
今、かかる振動付与装置30の回転軸31にミ
ツシヨン8及び伝動装置32を介してエンジン7
の動力が伝達されると、回転体33は回転し、且
つピン34は円軌跡を描いて運動する。それによ
り、刈草搬送通路18の中央部は上下並びに左右
へ周期的に変位することになり、その変位は刈草
搬送通路18の全体へ波及し、結局、刈草搬送通
路18は、場所によつて振幅こそ違え、振動をそ
の全体へ強制的に付与される。しかして、刈草搬
送通路18内を刈取部6から集草部10まで搬送
される刈草は刈草搬送通路18内を通過し終わる
まで、この振動を受けて周期的に浮上させられ、
しかも刈取部6で生起せしめられる本来的な搬送
用の風の搬送力に加えて、前記風供給管27から
供給される補助風の搬送力をも受けることとなつ
て、好適に集草部10まで達することができる。
なお、前記回転体33の回転方向は、刈草搬送
通路18が振動によつて下方から上方へ向かう際
に、刈草が搬送方向へ跳ね上げられるように決定
しておけば、刈草の搬送が一層好適に行なわれる
ようになる。また、振動付与装置30における回
転体33とピン34とを、回転体33の代わりの
カムとピン34の代わりの褶動子からなるカム機
構とすることもできる。
(ト) 考案の効果 以上のように、本考案によれば、刈草搬送通路
18へ補助風を供給するようにしたことから、本
来の風圧搬送力が弱まることに起因して刈草搬送
通路18内に滞留しようとする刈草を、攪拌浮上
せしめることができ、それによつて本来の風圧搬
送力を有効に利用することが可能となり、湿材等
からなる刈草であつても刈草搬送通路18に閉塞
することなく、好適に集草部10まで搬送するこ
とが可能になる。しかして、作業者は従来のよう
に手操作で刈草搬送通路18を上下揺動させる必
要がなくなり、そのため作業中に余分な神経を使
わないで済み、安全上に好ましく、また従来のよ
うに作業者の不注意により刈草搬送通路18が閉
塞するといつたこともなくなつて、作業の能率向
上が図れる等の利点がある。
特に、本考案の構成によれば、刈草搬送通路1
8に供給される補助風が、エンジン7の冷却風で
あることにより、刈草搬送通路18内に供給され
た補助風は、湿度の低い温風であるため、湿度の
高い刈草が刈草搬送通路18内に滞留しようとす
る場合においても、この湿度の高い刈草及び刈草
搬送通路18の内壁を乾燥させて、刈草の滞留を
防止し、刈草搬送通路18が閉塞するといつた事
態を回避できると共に、補助風としてエンジン7
の冷却風を用いたので、特別なブロワを必要とせ
ず、部品点数の少ない、構造の簡単な刈草搬送通
路18の閉塞防止機構が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る草刈機の全体側面図、第
2図は同全体平面図、第3図は風供給管と刈草搬
送通路との連結部を示す断面説明図である。 6……刈取部、7……エンジン、10……集草
部、18……刈草搬送通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1刈草を刈取部6から集草部10まで、刈草搬
    送通路18を通じて風圧搬送するするようにする
    と共に、刈草搬送通路18の途中位置から、その
    刈草搬送通路18内へ補助風を供給するようにし
    た草刈機において、補助風が、エンジン7の冷却
    風であることを特徴とする刈草搬送通路の閉塞防
    止機構。
JP1986024359U 1986-02-20 1986-02-20 Expired JPH0454750Y2 (ja)

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JPS62136130U JPS62136130U (ja) 1987-08-27
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0634652B2 (ja) * 1988-04-22 1994-05-11 株式会社クボタ 芝刈機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4433532A (en) * 1982-07-29 1984-02-28 Deere & Company Lawn mower bagging system including air assist

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0313139Y2 (ja) * 1984-11-20 1991-03-27
JPH04645Y2 (ja) * 1984-12-20 1992-01-10

Patent Citations (1)

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US4433532A (en) * 1982-07-29 1984-02-28 Deere & Company Lawn mower bagging system including air assist

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