JP3562992B2 - モーア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、刈刃ハウジングに、縦軸芯周りで駆動回転自在な複数の回転ブレードを左右方向に並設してあるモーアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のモーアとしては、図15に示すように、デッキプレート17に、3つの回転ブレード16の回転軌跡の前部に沿って前壁部分19aが位置する状態で外周壁19を設けるとともに、前壁部分19aの下端縁28の対地高さh3を回転ブレード16の刈り高さh2よりも低く形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のモーアでは、回転ブレード16の駆動回転による起風作用によって、前壁部分19aの下端縁28と地面との間の隙間から導入される空気の流れで、前壁部分19aの下端縁28によって大きく前方に押し倒された未刈り草を引き起こして、回転ブレード16により切断することとなるが、回転ブレード16による刈り草の刈り高さh2が低くなればなるほど前記隙間の上下間隔が狭くなり、更に、未刈り草は、回転ブレード16による刈り草の刈り高さh2よりも低い位置で押し倒されることとなる。
従って、前記隙間を通して導入される空気量は減少するために、この導入される空気で未刈り草を十分に引き起こすことができず、回転ブレード16による刈り草の刈り高さh2よりも低い位置で押し倒された未刈り草は自らの力で起き上がろうとするが、前壁部分19aと回転ブレード16の回転軌跡とは近接しているために、その未刈り草の一部は、回転ブレード16の回転軌跡内に入り込むまでに十分に起き上がれず、その結果、刈跡の高さにムラが生じることがあり、回転ブレード16による刈り高さh2が低い状態での刈跡の均平化を図る上で改善の余地があった。
【0004】
本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであって、その主たる課題は、回転ブレードによる刈り高さが低い状態での刈跡の均平化を図ることができるモーアを提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1によるモーアの特徴構成は、縦軸芯周りで駆動回転自在な複数の回転ブレードを左右方向に並設してあるデッキプレートに、前記複数の回転ブレードの回転軌跡の前部に沿って立壁を設けるとともに、前記立壁の前方に、この立壁との間に未刈り草引き起こし空間を現出する前壁部分が位置する状態で外周壁を設け、更に、前記立壁の下端縁の対地高さを前記回転ブレードの刈り高さよりも高く、かつ、前記外周壁の前壁部分の下端縁の対地高さを前記回転ブレードの刈り高さよりも低く形成し、前記未刈り草引き起こし空間を形成する前記外周壁の上壁部分に、外部空気を前記未刈り草引き起こし空間に導入する空気取入口が形成されている点にある。
【0006】
(作用) 上記特徴構成によれば、回転ブレードによる刈り草の刈り高さが低くなると、前壁部分の下端縁と地面との隙間の上下間隔が狭くなり、この隙間を通して導入される空気量が減少することとなるが、未刈り草引き起こし空間で、前壁部分の下端縁によって前方に押し倒された未刈り草に自らの力で起き上がるための時間を与えることができ、しかも、立壁の下端縁は回転ブレードの刈り高さよりも高い位置にあるから、起き上がった未刈り草に回転ブレードを確実に当て付けることができ、未刈り草を所定の刈り高さで刈り取ることができる。
そして、空気取入口から未刈り草引き起こし空間内に外部空気を導入することができるから、立壁の下端縁と地面との隙間を通して導入される空気量を増大することができる。
(効果) それ故に、立壁の下端縁と地面との隙間から導入される空気の流れで、前壁部分の下端縁によって前方に押し倒された未刈り草を強制的に引き起すことができ、回転ブレードによる刈り高さが低い状態での刈跡の均平化を更に向上することができるととも、刈り草を立壁に沿わせながら刈り草吐出し口にスムースに搬送することができる。
【0009】
本発明の請求項によるモーアの特徴構成は、前記空気取入口が、隣接する前記回転ブレード間の前方に形成されている点にある。
【0010】
(作用) 上記特徴構成によれば、隣接する回転ブレード間の前方は、両回転ブレードによる空気の流れが交錯してその流れが乱れ易い場所であるが、立壁の下端縁と地面との隙間から導入される空気は、空気取入口に近接する部位である隣接する回転ブレード間の前方において最も大量に導入され易いから、この大量に導入された空気の流れで、乱れた空気の流れに前方から後方に向かう整流作用を付与することができ、空気の流れが乱れ易い場所であっても、前方に押し倒された未刈り草に前方から空気を吹き付けることができる。
(効果) それ故に、空気の流れが乱れ易い隣接する回転ブレード間の前方においても、未刈り草を引き起こすことができ、回転ブレードによる刈り高さが低い状態での刈跡の均平化を促進することができる。
【0011】
本発明の請求項によるモーアの特徴構成は、前記立壁の下端部のうち、少なくとも前記回転軌跡の前方に位置する部位が、前記回転ブレード側に向かって折り曲げ形成されいる点にある。
【0012】
(作用) 上記特徴構成によれば、少なくとも回転ブレードの回転軌跡の前方と、立壁との間に形成される隙間を、立壁の下端部に形成された折り曲げ部分で小さくすることができるから、前記回転ブレードにより切断された刈り草が、前記立壁の下端縁と地面との隙間を通して前方に吹き出すことを抑制することができる。
(効果) それ故に、刈り草を刈り草吐出し口に効率よくスムースに搬送することができ、特に、刈り草吐出し口から排出される刈り草を回収部に集草するものにおいては、その刈り草の集草効果が向上して、既刈り草に混ざる刈り草の量を減らすことができるから、刈跡をきれいにすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1〜図4は、草刈り機の全体を示し、前輪1及び後輪2を備えた走行車体3の下腹部に、リンク機構4を介してモーア5を昇降自在に吊り下げ装備するとともに、刈り草を回収する回収部としての集草容器6を車体後部に連結して構成されている。
【0014】
前記走行車体3の前部にはエンジン7が搭載され、その出力が車体後部に配置した静油圧式無段変速装置(HST)8に軸伝達され、この変速出力がミッションケース9でギア変速されてデフ装置10に伝達され、このデフ装置10から左右の差動伝動軸11a,11bを介して取り出された動力が、更に左右の減速ケース12a,12bで減速されて左右の車軸13a,13bに伝達されるようになっている。
【0015】
前記ミッションケース9は走行車体3に対して左側に偏位して配備され、左側の減速ケース12aはミッションケース9の側面に直結されるとともに、右側の減速ケース12bはミッションケース9から離れた位置で車体フレーム14に直結支持されて、図3に示すように、右側の差動伝動軸11b、ミッションケース9、及び、右側の減速ケース12bとの間に大きい空間が形成されている。
【0016】
図4〜図6に示すように、前記モーア5は、下方が開口するように形成されたデッキ15内に、縦軸芯P周りで駆動回転自在な3枚の回転ブレード16を左右方向に並設配備して構成されたものであり、更に、このデッキ15は、3枚の回転ブレード16を左右方向に並設してあるデッキプレート17の裏面側に、これら回転ブレード16の回転軌跡Rの前部に沿って立壁18を垂下状態で設けるとともに、前記立壁18の前方に、この立壁18との間に空間Sを現出する前壁部分19aが位置する状態で外周壁19を一体形成して構成されている。更に、前記立壁18は、左右の回転ブレード16の回転軌跡Rの横側部及び後部に沿って、デッキ15の後部に形成された刈り草吐出し口20両側部まで延設されていて、この立壁18をもってバキュームプレートが構成されている。また、立壁18と前壁部分19aとの間に形成された前記空間Sが未刈り草引き起こし空間に構成されている。
【0017】
前記デッキプレート17に並設してある3枚の回転ブレード16の駆動系について説明すると、前記エンジン7にベルト伝動機構21を介して連動連結したPTO軸22の動力が、伝動軸23を介してデッキプレート17上の入力ケース24に伝達され、中央回転ブレード16aが入力ケース24の直下において直接軸駆動されるとともに、この中央回転ブレード16aと左回転ブレード16bとがベルト25によって巻き掛け連動されているとともに、この中央回転ブレード16aと右回転ブレード16cとがベルト26によって巻き掛け連動されている。そして、平面視において中央回転ブレード16aと左回転ブレード16bとが時計方向に回転されるとともに、右回転ブレード16cが反時計方向に回転される。
【0018】
前記モーア5の構成について詳述すると、図5に示すように、前記立壁18の下端縁27の対地高さh1は、回転ブレード16の刈り高さh2よりも高く形成されているとともに、前記外周壁19の下端縁28の対地高さは、それの全周に亘って回転ブレード16の刈り高さh2よりも低く形成されている。つまり、外周壁19の前壁部分19aの下端縁28の対地高さh3は、回転ブレード16の刈り高さh2よりも低く形成されている。
【0019】
更に、前記デッキプレート17のうち、未刈り草引き起こし空間S相当箇所に、上方に向かって開口する空気取入口29が貫通形成されている。しかも、空気取入口29は、左右方向で隣接する左回転ブレード16bと中央回転ブレード16aと間の前方、及び、左右方向で隣接する中央回転ブレード16aと右回転ブレード16cと間の前方にそれぞれ貫通形成されている。
【0020】
そして、前記各回転ブレード16が駆動回転すると、これら各回転ブレード16の起風作用によって、前記外周壁19の下端縁28と地面との隙間、及び、空気取入口29から空気がデッキ15内に導入され、この導入された空気は、立壁18に沿って形成された刈り草搬送路30と、前記中央回転ブレード16aと右回転ブレード16cとの回転軸芯P間に前後方向に沿って形成された前記刈り草排出路31とを通って、デッキ15の後部に形成された刈り草排出路31の前記刈り草吐出し口20から排気されるように構成されている。つまり、各回転ブレード16が駆動回転すると、これら回転ブレード16により切断された刈り草は、デッキ15内に導入された空気の流れにのって、刈り草搬送路30に沿って刈り草排出路31の前端部に集められ、更に、刈り草排出路31に沿って搬送されて、この刈り草排出路31の刈り草吐出し口20からまとめて送風排出されるようになっている。
【0021】
尚、図6,図10に示すように、前記デッキプレート17のうち、刈り草搬送路30相当箇所は、未刈り草引き起こし空間Sを含めて、刈り草排出路31の前端部ほど上方に位置するように、それの左右両側部から上方に向かって緩やかに膨出形成されているとともに、前記刈り草排出路31の天井壁部32は、この刈り草搬送路30相当箇所の頂部から後方上方に向かって隆起形成されている。
【0022】
つまり、草刈り作業時には、図12に示すように、走行車体3の前進走行で、リンク機構4を介して回転ブレード16による刈り草の刈り高さh2が調節されたモーア5が前進するに連れて、デッキ15の前壁部分19aの下端縁28で未刈り草を前方に押し倒すこととなるが、回転ブレード16による刈り高さh2が低い低刈り時に、前壁部分19aの下端縁28と地面との隙間の上下間隔が狭くなって、未刈り草が前方に大きく押し倒されても、この未刈り草は、回転ブレード16の回転軌跡Rに到達するまでに通過する未刈り草引き起こし空間Sにおいて自らの力によって起き上がることが可能となる。しかも、立壁18の下端縁27は回転ブレード16の刈り高さh2よりも高い位置にあるから、起き上がった未刈り草に回転ブレード16の刃部33を確実に当て付けることができ、未刈り草を所定の刈り高さで刈り取ることができる。つまり、前記未刈り草引き起こし空間Sとは、デッキ15の前壁部分19aの下端縁28で前方に押し倒された未刈り草の自らの力による起き上がり復帰を助けるための空間である。
【0023】
更に、空気取入口29から未刈り草引き起こし空間S内に空気が吸引されるから、立壁18の下端縁27と地面との隙間を通して導入される空気量は増大し、この隙間から導入される空気の流れで、前方に押し倒された未刈り草は強制的に引き起される。尚、立壁18の下端縁27と地面との隙間から導入される空気は、空気取入口29に近接する部位である、左回転ブレード16bと中央回転ブレード16aと間の前方、及び、左右方向で隣接する中央回転ブレード16aと右回転ブレード16cと間の前方において大量に導入されることとなる。
【0024】
次に、前記モーア5から送風排出された刈り草の前記集草容器6への搬送構造について説明すると、図2から図5及び図8,図9に示すように、前記走行車体3の下部の右側に形成された前記空間には、モーア5の刈り草吐出し口20から送風排出された刈り草を集草容器6に案内するダクト34が配備されている。このダクト34は、前記刈り草排出路31の刈り草吐出し口20から送風排出されて刈り草の排出方向を後方上方に案内する前ダクト35と、ミッションケース9と右側の減速ケース12bとの間の空間を通して配設され、前ダクト35に案内されてきた刈り草を集草容器6に向かって更に案内する後ダクト36とから構成されている。また、後ダクト36は、側面視でその底部が山形に構成されており、その山形の頂部が右側の差動伝動軸11bの上部近くに位置されている。
【0025】
そして、図7〜図9に示すように、前記刈り草排出路31の刈り草吐出し口20の上部開口の下方には前可動底板37が設けられ、この前可動底板37は、外周壁19に設けられた横回動支点X1周りで上下揺動自在に枢着され、この前可動底板37にリンク機構38を介して連結された操作レバー39の前後方向への揺動操作に連れて、前可動底板が横回動支点X1周りで上下揺動して、後方下方に向かって傾斜する姿勢とストッパー40に受け止められた後方上方に向かって傾斜する姿勢とに切り換わるように構成されている。そして、この操作レバー39の非操作状態では、この前可動底板37が自重により、ストッパー40に受け止められた後方上方に向かって傾斜する姿勢に姿勢保持されている。
【0026】
更に、前記後ダクト36のうち、山形の頂部よりも前ダクト35側は角形の断面形状に形成されているとともに、山形の頂部よりも集草容器6側は下向きコの字状の断面形状に形成され、この山形の頂部と集草容器6との間の底部開口には後可動底板41が設けられ、この後可動底板41は、後ダクト36の後端側底部に設けられた横回動支点X2周りで上下揺動自在に枢着され、この後可動底板41にブラケット42を介して連結された操作レバー43の上下方向への押引操作に連れて、後可動底板41が横回動支点X2周りで上下揺動して、後ダクト36の底部開口を塞ぐ姿勢と、後ダクト36内に入り込む姿勢とに切り換わるように構成されている。そして、この操作レバーの非操作状態では、この後可動底板41が自重により、後ダクト36の底部開口を塞ぐ姿勢に姿勢保持されている。
【0027】
図11に示すように、前記集草容器6は、前端が全面開放された通気可能な容器で構成され、車体フレーム14の後端部に立設された支持枠44に、上部支点aを中心に上下揺動可能に連結されている。前記支持枠44は、下降回動された集草容器6の前端開口を閉塞する壁面45が備えられるとともに、その壁面45の中央部に、前記後ダクト36の後端が突入されている。また、壁面45の左右には、空気抜き部46が形成されている。
【0028】
また、前記支持枠44の左右下部には支点b周りに回動自在に支点ブラケット47が設けられているとともに、この支点ブラケット47と集草容器6の前端上部に亘って油圧シリンダ48が枢支連結され、油圧シリンダ48が収縮して集草容器6が下降することで、容器前端が支持枠44に受け止め支持された集草作業姿勢となり、油圧シリンダ47が伸張作動して集草容器6が振り上げられることで、容器前端が下向きに開放された排出姿勢となるように構成されている。
【0029】
尚、図13に示すように、前記走行車体3の走行を停止した状態で、モーア5をリンク機構4を介して下降させ、この状態で、3つの回転ブレード16を駆動回転させたまま前記空気取入口29から水を注入すると、これら回転ブレード16の起風作用によって導入される空気と共に前記注入された水がデッキ15内に導入されて、この水がデッキ内面及び回転ブレード16に向かって散水されることとなり、これによりデッキ内面及び回転ブレード16を洗浄することができる。尚、この洗浄時に、前記集草容器6にまで水が入り込むことを回避したい場合には、前ダクト35から後ダクト36を取り外しておけばよい。
【0030】
〔第2実施形態〕
図14は、本発明のモーア5の第2実施形態を示し、前記立壁18の下端部49が、それの全周に亘って回転ブレード16側に向かってL字型に折り曲げ形成され、この折曲げ部分50で、回転ブレード16の回転軌跡Rと、立壁18との間に形成される隙間を小さくするようになっている。
その他の構成は前記第1実施形態と同一であり、第1実施形態で記載した構成部分と同一構成又は同一機能を有する構成部分には同一番号を付記してそれの説明を省略する。
【0031】
尚、当該第2実施形態では、前記立壁18の下端部を、それの全周に亘って回転ブレード16側に向かってL字型に折り曲げ形成したが、前記立壁18の下端部49のうち、回転軌跡Rの前方に位置する部位のみが、回転ブレード16側に向かってL字型に折り曲げ形成されているものであってもよい。つまり、前記立壁18の下端部49のうち、少なくとも回転軌跡Rの前方に位置する部位が、回転ブレード16側に向かってL字型に折り曲げ形成されてあればよい。
【0032】
〔その他の実施形態〕
▲1▼ 草刈り機としては、例えば、前輪1及び後輪2を備えた走行車体3の前部に、リンク機構4を介してモーア5を昇降自在に吊り下げ装備したものであってもよい。
▲2▼ 回転ブレード16の並設個数は、3つに限定されるものではなく、2つ又は4つ以上であってもよく、また、その駆動系も前記実施形態で説明した構成に限定されるものではない。
▲3▼ 前記実施形態では、デッキプレート17の裏面側に、3つの回転ブレード16の回転軌跡Rの前部から横側部及び後部に沿って立壁18を設け、この立壁18をもってバキュームプレートを構成したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、デッキプレート17の裏面側に、3つの回転ブレード16の回転軌跡Rの前部に沿って前側立壁18を設けるとともに、3つの回転ブレード16の回転軌跡Rの後部に沿って後側立壁18を設け、これら両立壁と、左右の回転ブレード16の回転軌跡Rの横側部に沿う外周壁19の一部とをもってバキュームプレートを構成してもよい。
▲4▼ デッキ15としては、デッキプレート17に、複数の回転ブレード16の回転軌跡Rの前部に沿って立壁18が設けられているとともに、立壁18の前方に、この立壁18との間に未刈り草引き起こし空間Sを現出する前壁部分19aが位置する状態で外周壁19が設けられ、更に、立壁18の下端縁の対地高さが回転ブレード16の刈り高さh2よりも高く、かつ、外周壁19の前壁部分19aの下端縁28の対地高さh3が回転ブレード16の刈り高さh2よりも低くければ種々の変更が可能である。
▲5▼ 空気取入口29の形成数、形成位置等は前記実施形態の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】草刈り機の全体側面図
【図2】草刈り機の要部の平面図
【図3】草刈り機の要部の縦断背面図
【図4】草刈り機の要部の一部切欠き平面図
【図5】モーアの縦断側面図
【図6】モーアの縦断背面図
【図7】モーアの背面図
【図8】モーアの側面図
【図9】刈り草の搬送構造を示す縦断側面図
【図10】デッキの斜視図
【図11】集草容器の取付け部構造を示す縦断正面図
【図12】未刈り草の刈取り状態を示す要部の縦断側面図
【図13】モーアの洗浄状態を示す要部の縦断側面図
【図14】第2実施形態を示す要部の縦断側面図
【図15】従来のモーアの要部の縦断側面図
【符号の説明】
16 回転ブレード
17 デッキプレート
18 立壁
19 外周壁
19a 前壁部分
27 立壁の下端縁
28 前壁部分の下端縁
29 空気取入口
49 立壁の下端部
h1 立壁の下端縁の対地高さ
h2 回転ブレードの刈り高さ
h3 前壁部分の下端縁の対地高さ
P 縦軸芯
R 回転軌跡
S 未刈り草引き起こし空間

Claims (3)

  1. 縦軸芯周りで駆動回転自在な複数の回転ブレードを左右方向に並設してあるデッキプレートに、前記複数の回転ブレードの回転軌跡の前部に沿って立壁を設けるとともに、前記立壁の前方に、この立壁との間に未刈り草引き起こし空間を現出する前壁部分が位置する状態で外周壁を設け、更に、前記立壁の下端縁の対地高さを前記回転ブレードの刈り高さよりも高く、かつ、前記外周壁の前壁部分の下端縁の対地高さを前記回転ブレードの刈り高さよりも低く形成し、前記未刈り草引き起こし空間を形成する前記外周壁の上壁部分に、外部空気を前記未刈り草引き起こし空間に導入する空気取入口が形成されているモーア。
  2. 前記空気取入口が、隣接する回転ブレード間の前方に形成されている請求項記載のモーア。
  3. 前記立壁の下端部のうち、少なくとも前記回転軌跡の前方に位置する部位が、前記回転ブレード側に向かって折り曲げ形成されている請求項1、又は2記載のモーア。
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