JPH04183314A - 芝刈機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、吸引装置で吸引することにより、ロータリモ
ーアで刈った草を強制的にモーア外に排出するようにし
た芝刈機に関するものである。

［従来の技術］ 草刈り用のモーアと、刈り取った草を収容する集草箱を
備え、モーアと集草箱をブロワ、ダクト等からなる刈草
搬送装置で結んだ芝刈機がある。

この種の芝刈機は、モーアの排草口の近傍にモーア内の
刈草を吸引するためのブロワ（吸引装Ｍ）が設けられて
いるのが一般的で、第８図に示すように、ブロワの底部
に設けられている吸引口３゜ａとモーア３の回転刃カバ
ー２４の側面部に設けられている排草口２３ａが吸引カ
バー３２によって外部と遮断された状態で接続されてい
る。

［発明が解決しようとする！ＩＩＩ］ 回転刃カバー２４内の刈草Ｇが排草口２３ａを通って吸
引カバー３２内に吸引されるときに、第９図に示すよう
に、一部の刈草Ｇは底板３６の端部に引掛ってここに滞
留する。上記従来の芝刈機は、吸引カバーの底板３６が
排草口２３ａから若干外方に隔てて設けられていたので
、この底板３６のＩＩＩＡ部から排草口２３ａの基部ま
での部分に草が多く滞留し、該滞留した草によって排草
口２３ａが詰まることがあった０本発明は、このような
排草目詰まりを防止し、常にモーア内の刈草を良好に吸
引できるようにすることをｉ！！ｌとしている。

［１１１１を解決するための手段］ 上記課題を解決するために９本発明は次のような構成と
した。

すなわち、本発明にかかる芝刈機は、地面と平行な面内
で回転する任意数の回転刃を有し、該回転刃の上方およ
び何方が回転刃カバーで覆われ、該回転刃カバーの側面
部の適所に刈り取った草を排出するための排草口が設け
られたモーアを備え、前記排草口の近傍に吸引装置を設
け、該吸引装置の吸引口と排草口を吸引カバーで外部と
遮断した状態に接続した芝刈機において、前記回転刃カ
バーと吸引力１＜−の接合部に５最も排草口寄りに位置
する回転刃の先端軌跡に沿うモーア側部分と吸引カバー
の側板に内接する吸引カバー側部分とからなる平面視で
内側に鉤状に屈曲した分離板を設け、さらに前記吸引カ
バーの底板のモーア側の端部を上記分離板の屈曲部とほ
ぼ同じ位置か、もしくはそれよりもモーアの中心側に突
出させて設けるとともに、該端部における前記分離板に
隣接する部分を最も排草口寄りに位置する回転刃と同心
円状に成形したことを特徴としている。

［作　用］ 吸引カバーの底板のモーア側の端部が分離板の屈曲部と
同じ位置か、もしくはそれよりもモーアの中心側に突出
しているので、該底板の端部と回転刃の先端軌跡との間
隔が径くなる。また、底板の１４部における分離板に隣
接する部分が最も排草口寄りに位置する回転刃と同心円
状に成形されているので、底板の端部全体をモーアの中
心側に位置させることができる。上記構造により、当該
底板の端部に刈草がある程度以上＃ＦＪｉＩ！すると、
これが最も排草口寄りに位置する回転刃によって剥ぎ取
られるので、底板の端部に多くの草が滞留することがな
く、刈草による排草口詰まりが防止される。

［実施例１ 第１図乃至第４図は本発明の１実施例をあられし、この
芝刈機１は１乗用走行車両である本機２に、モーア３、
刈草搬送装置５、集草箱６、ダンプ装置７等を装着して
なる。

本機２は変向不能な前輪１０．１０と変向可能な後輪１
１．１１を有する四輪車両で、機体の前部に前向きに操
縦席１３が設置され、機体の後部にエンジン、ミッショ
ン等からなる機関部１４が設けられている１機関部１４
は本機フレーム１５の上に設置され、ボンネットで覆わ
れている。また、本機フレーム１５の後端部には、左右
一対の接地輪１７．１７を宥し、本機２にて牽引される
集草箱台車１８が昇降自在に取り付けられている。

七−ア３は３連式で、垂直な回転軸２０にブレード２１
を２枚づつ取り付けてなる３組の回転刃２２（Ａ、Ｂ、
Ｃ）が左右方向に並設されている。

各回転軸２０．・・・は本機２から伝動される。これら
回転刃２２．・・・の上部および側部は、−側面に排草
用の開口部２３が形成された回転刃カバー２４で覆われ
、さらに、この回転刃カバー２４の内部で回転刃２２．
・・・後方部に、各回転刃の先端軌跡に沿わせて後方遮
蔽板２５が設置すられている。

後方遮蔽板２５の右端部は開口：ＷＡ２３の位置で後方
に屈曲しており、開口ｆｉ２３におけるこの屈曲部より
も前側の部分２３ａが実質上の排草口となっている。こ
の後方遮蔽板２５の右端部りは、回転カバー２４の空間
と後記吸引カバー３２の空間とを分離する分離板となっ
ている。各回転刃２２、・−・は第２図および第３図に
おける矢印方向に回転し、刈り取られた草は各ブレード
２１、−／回転力によって回転刃カバー２４の前部内壁
２４ａに沿って排草口２３ａの方向に送られる。なお。

回転刃カバー２４の天板ｆｉ２４ｂは前部が高い段状で
、回転刃カバー２４の内部に前部内ｌＩ！２４ａに沿う
刈草の通路２４ｃが形成されている。このモーア３は、
本機２から前方に突設した左右一対の支持アーム２７．
２７に取り付けられ、キャスター２８．２８にて地面か
ら浮上した状態に支持される。

刈草搬送装置５は、モーア３の辻傍に設けた吸引および
水平送り用の第１ブロワ３０と、集草箱６の下方に設け
た跳上げ用の第２ブロワ３１とを−備え、排草口２３ａ
ン第１ブロワ３０の給気口３０ａが吸引カバー３２で結
ばれ、第１ブロワ３０の吐出口３０ｂと第２ブロワ３１
の給気口３１ａがダクト３３で結ばれている。さらに、
第２ブロワ３１の吐出口３１ｂは後記集草箱６の入口４
２に接続されている。

モーア内の刈草を吸引するための吸引装置である第１ブ
ロワ３０は、排草口２３ａの外方でモーア３よりも若干
高い位置に水平に設けられており、その底部に給気口３
０ａが設けられている。吸引カバー３２は、第４図に示
す如く、上板３５、底板３６および側板３７でできてお
り、内側部に形成される開口部３９と排草口２３ａとが
接続され。

上板３５に穿設されている丸穴４０と第１ブロワの給気
口３０ａとが接続される。

開口部３９と排草口２３ａの接続部の構造は。

排草部２３ａの縁部に開口部３９の縁部を外嵌させ、両
者をビス等で結合してなる０分離板りの吸引カバー側部
分２５ａは側板３７に内接している。

両者の接続状態において、底板３６の端部３６ａは分離
板りの屈曲１１２５ｂよりも若干モーア３の中心側に位
置している。また、底板３６の端部における分離板りに
隣接する部分３６ｂは、最も排草口２３ａ寄りに位置す
る回転刃２２（Ａ）の先端軌跡に沿っている。なお、端
部３６ａの位置は、少なくとも分離板りの屈曲部２５ｂ
と左右同位置であるか、好ましくは屈曲ｆｉ２５ｂより
もモーア３の中心側にあるのがよい。

回転刃２２．・・・で刈られた草は、排草口２３ａから
吸引カバー３２を通って　第１ブロワ３０に吸引され、
風とともに後方に送られる。この際。

一部の草は吸引カバー３２の底板３６の端部に引掛かり
、そこに滞留する。しかしながら、その滞留量が増えて
滞留した刈草の厚みが一定値になると、それ以上は回転
刃２２（Ａ）のブレード２１．２．１によって剥ぎ取ら
れるようになる。この芝刈機ｌは、回転刃２２（Ａ）の
先端軌跡と吸引カバー３２の底板３７との間隔が狭いの
で、上記刈草の滞留量が少なく、滞留した刈草によって
排草口２３ａが詰まるおそれがきわめて少ない、後方に
送られた草は第２ブロワ３１によって上方に跳ね上げら
れ、集草箱６の入口４２に送られる。

集草箱６は、前部は底面が高く１／ｋｆＩＡは底面が低
い段状で、概略側面視り形をしている。また、前面部は
上位はど後方に位置するように傾斜し、その上隅部は滑
らかな曲面状に成形されている。刈取り作業時には、第
１図に示す如く、集草箱６は前記集草箱台車１８と後記
ダンプ装Ｗ７によって支持され、後部６ｂが本機２の機
関部１４の上方に位置し、後部６ｂが本機２よりも後方
に位置する状態にある。

集草箱６の底面前端部に入口４２が設けられており、該
入口に第２ブロワ３１の吐出口３１ｂが接続される。集
草箱６の内部には、下端部が入口４２に開口し、上端部
が上部空間部に開口する案内管４３が前部内壁部に一体
に取り付けられているとともに、この案内管４３の上端
部から吐出された空気および刈草を後方に導く変向板４
４が天井部に取り付けられている。また、背面部には開
口し、ここに上端部で集草箱に枢着された排草部４６が
開閉自在に取り付けられている。この排草部４６は遠隔
操作されるロック装置４７で閉じた状態に固定すること
ができる。

ダンプ装置１７は、本機フレーム５に立設したダンプフ
レーム５０に回動自在に前端部で支持された上リンク５
１および下リンク５２と、上リンク５１の後端部に上端
部が連結された連結リンク５３と、下リンク５２の後端
部５３と連結リンク５３の下端部に両端部がそれぞれ連
結された補助リンク５４とを各左右一対づつ備えてなる
。そして、本機フレーム１５に基部を枢着した油圧シリ
ンダ５６のピストンロッド５６ａが上リンク５１の中間
部に連結されており、この油圧シリンダを伸縮させるこ
とにより上リンク５１が上下に回動するようになってい
る。また、本機フレーム１５には長穴５７ａを有する規
制リンク５７が回動自在に取り付けられており、下リン
ク５２に設けたスト−２パビン５８が上記長穴５７ａに
遊嵌している。

一方、集草箱６の前下隅部には、下リンク５２に転勤自
在に跨がるローラ５９が設けられている。

第１図に示す刈取り作業状態より、油圧シリンダ５６を
収縮させることにより、最初集草箱６の後部が持ち上が
るとともに、引き続いて前部が持ち上がり、集草箱６が
所定角度まで後方に転倒すると、排草扉４６が後方に開
８５中の刈草が落下研出される。

次に、第５図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は異なる吸引装置
をあられし、この吸引装置は、第１ブロワ３０の吸引フ
ァン６０の回転軸６１が下方に延長されて吸引カバー３
２内に突出しており、＃回転軸６１の下端部に回転板６
２が取り付けられている。この回転板６２は、中央部が
隆起した山状の円板６２ａの上面に、複数枚（４枚）の
螺旋状のフィン６２ｂ、・・・を等間隔で形成したもの
である。水分の多い草を刈ったとき等に刈草が団子状に
なって排草口２３ａから吸引カバー３２内に排出される
ことがあるが、吸引ファン６０とともに回転板６２を回
転させることにより、回転板６２のフィン６２　ａ　、
　−−−によって団子状のものが効果的に分解、拡散さ
れるので、能率よく刈草を吸引ならびに搬送することが
できるのである。

第６図（ａ）、（ｂ）はさらに異なる吸引装置をあられ
し、この吸引装置は吸引カバーの形状が通風に好適とな
るよう工夫されている。すなわち、この吸引カバー３２
′は、給気口３０ａに接続する丸穴４０の外周部の形状
が平面視で該給気口３０ａよりも若干大きい略円弧状と
なっているとともに、側面視において排草口２３ａとの
接続部から給気口３０１１へゆくほど−Ｌ位となるよう
底板３６′が傾斜している。このような吸引カバーの構
造とすると、給気口３０ａに空気および刈草が吸引され
るときに効果的な渦流が生じるとともに、空気および刈
草が給気口３０ａの方向に導かれるのである。

第７図はさらに異なる吸引装置をあられし、この吸引装
置は、第１ブロワ３０が斜めに傾斜して設けられており
、排草口２３ａと吸気口３０ａのなす角度θが鈍砿とな
ているため、空気の流通が円滑に行なわれ、吸引カバー
３２内を刈草が良好に搬送されるようになっている。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明にかかる芝刈機は、モーア
と吸引装置を結ぶ吸引カバーの底板の端部と最も排草口
寄りに位置する回転刃の先端軌跡との間隔が狭い構造と
することにより、底板の端部に引掛かる刈草の量を少な
くすることができ、この種の底板に滞留した刈草で排草
口が詰まりことによる故障を未然に防止できるようにな
った。

【図面の簡単な説明】

８１図は本発明の１実施例である芝刈機の１１面図、第
２図はモーアおよび刈草搬送装置の平面図、第３図はそ
の要部の一部断面乎面図、第４図は吸引カバーの斜視図
である。＠５図、！１！６図および第７図はそれぞれ異
なる実施例の要部をあられし、各図の（ａ）は側面図、
（ｂ）は平面図で、８７図（Ｃ）は回転板の平面図であ
る。また、第８図は従来の吸引装置の平面断面図、第９
図は底板に刈草が引掛かった状態を示す説明図である。 ｌ・・・芝刈機、２・−・本機、３・・・モーア、５・
・−刈草搬送装置、６・・・集草箱、７・・・ダンプ装
置、？！・・・ブレード、２２・・・回転刃、２３ａ・
−・排草口、３０・・・第１ブロワ、３１・・・第２ブ
ロワ、３２．３２”・・・吸引カバー、３６．３６”−
・・底板、３６ａ、３６Ｃ・・・底板のモーア側の端部
、Ｄ・・・分離板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）地面と平行な面内で回転する任意数の回転刃を有
   し、該回転刃の上方および側方が回転刃カバーで覆われ
   、該回転刃カバーの側面部の適所に刈り取った草を排出
   するための排草口が設けられたモーアを備え、前記排草
   口の近傍に吸引装置を設け、該吸引装置の吸引口と排草
   口を吸引カバーで外部と遮断した状態に接続した芝刈機
   において、前記回転刃カバーと吸引カバーの接合部に、
   最も排草口寄りに位置する回転刃の先端軌跡に沿うモー
   ア側部分と吸引カバーの側板に内接する吸引カバー側部
   分とからなる平面視で内側に鉤状に屈曲した分離板を設
   け、さらに前記吸引カバーの底板のモーア側の端部を上
   記分離板の屈曲部とほぼ同じ位置か、もしくはそれより
   もモーアの中心側に突出させて設けるとともに、該端部
   における前記分離板に隣接する部分を最も排草口寄りに
   位置する回転刃と同心円状に成形したことを特徴とする
   芝刈機。