JPH064812U - 定電流回路 - Google Patents

定電流回路

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Publication number
JPH064812U
JPH064812U JP5173992U JP5173992U JPH064812U JP H064812 U JPH064812 U JP H064812U JP 5173992 U JP5173992 U JP 5173992U JP 5173992 U JP5173992 U JP 5173992U JP H064812 U JPH064812 U JP H064812U
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JP
Japan
Prior art keywords
transistor
base
pnp
collector
npn
Prior art date
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Pending
Application number
JP5173992U
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English (en)
Inventor
讓治 笠井
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Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
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Publication date
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Publication of JPH064812U publication Critical patent/JPH064812U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイアス用直流電源を不要とし、且つ極めて
安定な定電流を得る。 【構成】 第1端子に第2PNP トランジスタ(以下トラ
ンジスタをTrと略記する)のエミッタと第1電流検出
抵抗の一端とを、この第1電流検出抵抗の他端に第2PN
P Trのベースと第1PNP Trのエミッタとを、この第
1PNP Trのベースに第2PNP Trのコレクタと第1NP
N Trのコレクタとを、この第1NPN Trのベースに第
1PNP Trのコレクタと第2NPN Trのコレクタとを、
この第2NPN Trのベースに第1NPN Trのエミッタと
第2電流検出抵抗の一端とを、この第2電流検出抵抗の
他端に第2NPN Trのエミッタと第2端子とを接続し、
第1及び第2PNP Trの各ベース間、第2PNP Trと第
1NPN Trの各コレクタ間、又は第1及び第2NPN Tr
の各ベース間のいずれか一箇所に発振防止用コンデンサ
を接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電力増幅器等において用いられる定電流回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における代表的な定電流回路は、図2に示す如く、第1端子010 にコレク タが接続された第1PNPトランジスタ01のベースに、第2NPNトランジスタ 02のコレクタが接続され、ここに直流電源020 が抵抗021 を介して接続される。 前記第1NPNトランジスタ01のエミッタには、電流検出抵抗03の一端と前記第 2NPNトランジスタ02のベースとが接続され、この第2NPNトランジスタ02 のエミッタと前記電流検出抵抗03の他端とが第2端子に接続された回路構成とな っている。
【0003】 この回路は、第1NPNトランジスタ01のエミッタ電流による電流検出抵抗03 の電圧降下が、第2NPNトランジスタ02のベース−エミッタ間電圧VBEと同じ になるような負帰還がかかり、次式で示すように、出力電流IO が定電流として 流れるように動作する。
【0004】 IO =VBE/RS ,但しRS は電流検出抵抗(03)値
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この様な構造を有する従来の定電流回路は、第2NPNトランジスタ02のベー ス−エミッタ間電圧VBEを基準電圧として利用しているが、このVBEは第2NP Nトランジスタ02に流れる電流、すなわち直流電源020 等の電圧に変動が生じる とこれに応じて変化し、このVBEの変化と同じ割合で出力電流IO も変化すると いう解決すべき欠点があった。
【0006】 そこで本考案は、上記従来例に付する欠点を解消し、上記直流電源020 を必要 とすることなく、極めて安定な定電流を供給できる定電流回路を提供することを 目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案に係る定電流回路は、第1端子10に第2PN Pトランジスタ5 のエミッタと第1電流検出抵抗6 の一端とが接続され、前記第 2PNPトランジスタ5 のベースに前記第1電流検出抵抗6 の他端と第1PNP トランジスタ4 のエミッタとが接続され、この第1PNPトランジスタ4 のベー スに前記第2PNPトランジスタ5 のコレクタと第1NPNトランジスタ1 のコ レクタとが接続され、この第1NPNトランジスタ1 のベースに前記第1PNP トランジスタ4 のコレクタと第2NPNトランジスタ2 のコレクタとが接続され 、この第2NPNトランジスタ2 のベースに前記第1NPNトランジスタ1 のエ ミッタと第2電流検出抵抗3 の一端とが接続され、この第2電流検出抵抗3 の他 端に前記第2NPNトランジスタ2 のエミッタと第2端子11とが接続され、前記 第2PNPトランジスタ5 のベース−第1PNPトランジスタ4 のベース間、前 記第1NPNトランジスタ1 のコレクタ−第1PNPトランジスタ4 のコレクタ 間、又は前記第1NPNトランジスタ1 のベース−前記第2NPNトランジスタ 2 のベース間の少なくとも1箇所に発振防止用コンデンサが接続されたことを特 徴とする。
【0008】
【作用】
そして、この様な構成の定電流回路では、その出力電流IO は、図1よりも明 らかなように、第1PNPトランジスタ4 のコレクタ電流と第1NPNトランジ スタ1 のコレクタ電流の総和となる。
【0009】 まず、第1NPNトランジスタ1 のコレクタ電流に着目し、この第1NPNト ランジスタ1 のコレクタ電流が、何らかの要因で増加したとすると、第1PNP トランジスタ4 のベース電流が増加し、第1PNPトランジスタ4 のエミッタ電 流が増加し、第1電流検出抵抗6 の電圧降下が増加し、第2PNPトランジスタ 5 のVBEが増加し、第1PNPトランジスタ4 のベース電流が減少し、この第1 PNPトランジスタ4 のコレクタ電流の増加が抑制され、第1NPNトランジス タ1 のベース電流が減少し、第1NPNトランジスタ1 のコレクタ電流が減少す る、という負帰還が成立するため、第1NPNトランジスタ1 のコレクタ電流は 一定となる。
【0010】 第1PNPトランジスタ4 のコレクタ電流についても、本考案に係る定電流回 路は、トランジスタの極性が異なるのみで、第1端子010 側と第2端子011 側で 対称に構成されているため、前記第1PNPトランジスタのコレクタ電流と同様 に一定となる。従って、これらの総和である出力電流IO も一定となる。
【0011】 なお、発振防止用コンデンサ7,8,9 は、この定電流回路に生ずる正帰還を中和 し、安定に動作させるものである。
【0012】
【実施例】
図1により、本考案の実施例を詳述する。図1は、本考案の実施例の回路図で あり、1 は第1NPNトランジスタ、2 は第2NPNトランジスタ、3 は第2電 流検出抵抗、4 は第1PNPトランジスタ、5 は第2PNPトランジスタ、6 は 第1電流検出抵抗、7,8,9 は発振防止用コンデンサである。
【0013】 まず第1端子10に第2PNPトランジスタ5 のエミッタ端子と第1電流検出抵 抗6 の一端とを接続する。この第1電流検出抵抗6 の他端に前記第2PNPトラ ンジスタ5 のベース端子と第1PNPトランジスタ4 のエミッタ端子とを接続す る。この第1PNPトランジスタ4 のベースには前記第2PNPトランジスタ5 のコレクタ端子と第1NPNトランジスタ1 のコレクタ端子とを接続する。この 第1NPNトランジスタ1 のベースには前記第1PNPトランジスタ4 のコレク タ端子と第2NPNトランジスタ2 のコレクタ端子とを接続する。この第2NP Nトランジスタ2 のベースに前記第1NPNトランジスタ1 のエミッタ端子と第 2電流検出抵抗3 の一端とを接続する。そしてこの第2電流検出抵抗3 の他端と 前記第2NPNトランジスタ4 のエミッタ端子とを第2端子に接続する。
【0014】 次に、この様にして得られたトランジスタ回路の前記第1及び第2PNPトラ ンジスタ4,5 の各ベース間、または前記第1PNPトランジスタ4 と前記第1N PNトランジスタ1 の各コレクタ間、あるいは前記第1及び第2NPNトランジ スタ1,2 の各ベース間の通常いずれか一箇所に発振防止用コンデンサ7,8,9 を接 続する。こうして本考案に係る定電流回路が得られる。
【0015】 以上、本考案に係る定電流回路について代表的と思われる実施例を基に詳述し たが、本考案の実施態様は、上記実施例の構造に限定されるものではなく、前記 した実用新案登録請求の範囲に記載の構成要件を具備し、本考案にいう作用を呈 し、以下に述べる効果を有する限りにおいて、適宜改変して実施しうるものであ る。
【0016】
【効果】
本考案に係る定電流回路は、前記本考案の構成及び作用により、以下に述べる 効果を有する。 (1) 第1NPNトランジスタ及び第1PNPトランジスタに流れる電流が安定化 するため、極めて安定な出力電流が得られる。 (2) バイアス電流を与えるための直流電源が不要となるため、この直流電源の変 動の影響を受けることがなく、また2端子回路網となるので取扱いが便利になる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の定電流回路図。
【図2】従来の定電流回路図。
【符号の説明】
1 第1NPNトランジスタ 2 第2NPNトランジスタ 3 第2電流検出抵抗 4 第1PNPトランジスタ 5 第2PNPトランジスタ 6 第1電流検出抵抗 7,8,9 発振防止用コンデンサ 10 第1端子 11 第2端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1端子(10)に第2PNPトランジ
    スタ(5)のエミッタと第1電流検出抵抗(6)の一端
    とが接続され、前記第2PNPトランジスタ(5)のベ
    ースに前記第1電流検出抵抗(6)の他端と第1PNP
    トランジスタ(4)のエミッタとが接続され、この第1
    PNPトランジスタ(4)のベースに前記第2PNPト
    ランジスタ(5)のコレクタと第1NPNトランジスタ
    (1)のコレクタとが接続され、この第1NPNトラン
    ジスタ(1)のベースに前記第1PNPトランジスタ
    (4)のコレクタと第2NPNトランジスタ(2)のコ
    レクタとが接続され、この第2NPNトランジスタ
    (2)のベースに前記第1NPNトランジスタ(1)の
    エミッタと第2電流検出抵抗(3)の一端とが接続さ
    れ、この第2電流検出抵抗(3)の他端に前記第2NP
    Nトランジスタ(2)のエミッタと第2端子(11)と
    が接続され、前記第2PNPトランジスタ(5)のベー
    ス−第1PNPトランジスタ(4)のベース間、前記第
    1NPNトランジスタ(1)のコレクタ−第1PNPト
    ランジスタ(4)のコレクタ間、又は前記第1NPNト
    ランジスタ(1)のベース−前記第2NPNトランジス
    タ(2)のベース間の少なくとも1箇所に発振防止用コ
    ンデンサが接続されたことを特徴とする定電流回路。
JP5173992U 1992-06-29 1992-06-29 定電流回路 Pending JPH064812U (ja)

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JP5173992U JPH064812U (ja) 1992-06-29 1992-06-29 定電流回路

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JP5173992U JPH064812U (ja) 1992-06-29 1992-06-29 定電流回路

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JPH064812U true JPH064812U (ja) 1994-01-21

Family

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JP5173992U Pending JPH064812U (ja) 1992-06-29 1992-06-29 定電流回路

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726641A (en) * 1980-04-24 1982-02-12 Roussel Uclaf Use of substituted derivative of 4-phenyl-4-oxo-2-butenoic acid as drug

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726641A (en) * 1980-04-24 1982-02-12 Roussel Uclaf Use of substituted derivative of 4-phenyl-4-oxo-2-butenoic acid as drug

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