JPH0647661U - 吸気マニホルド - Google Patents
吸気マニホルドInfo
- Publication number
- JPH0647661U JPH0647661U JP8211392U JP8211392U JPH0647661U JP H0647661 U JPH0647661 U JP H0647661U JP 8211392 U JP8211392 U JP 8211392U JP 8211392 U JP8211392 U JP 8211392U JP H0647661 U JPH0647661 U JP H0647661U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- branch pipe
- boss
- intake manifold
- ring
- aluminum
- Prior art date
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- Granted
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボスの分岐管への固定強度を大きくする。製
造作業を簡単にするとともにコストを安くする。分岐管
の変形や破損を防止する。 【構成】 アルミニウム製プレナムチャンバ1と、各一
端がプレナムチャンバ1に接続されたアルミニウム展伸
材製分岐管6とを備えており、分岐管6の外周面にボス
13が設けられた吸気マニホルドである。ボス13を、分岐
管6の周囲に嵌め被せられかつ全周にわたって分岐管6
に固定されたリング12に一体に形成する。
造作業を簡単にするとともにコストを安くする。分岐管
の変形や破損を防止する。 【構成】 アルミニウム製プレナムチャンバ1と、各一
端がプレナムチャンバ1に接続されたアルミニウム展伸
材製分岐管6とを備えており、分岐管6の外周面にボス
13が設けられた吸気マニホルドである。ボス13を、分岐
管6の周囲に嵌め被せられかつ全周にわたって分岐管6
に固定されたリング12に一体に形成する。
Description
【0001】
この考案は、たとえば自動車のエンジンに用いられる吸気マニホルドに関する 。
【0002】 この明細書において、「アルミニウム」という語には、純アルミニウムの他に アルミニウム合金を含むものとする。
【0003】
自動車のエンジンに用いられる吸気マニホルドとして、従来、アルミニウム製 プレナムチャンバと、各一端がプレナムチャンバ接続されたアルミニウム展伸材 製分岐管と、分岐管の外周面にろう付され、かつねじ孔を有する円柱状のボスと を備えたものが知られている。そして、この吸気マニホルドは、ボスのねじ孔を 利用して自動車のエンジンルーム内の固定部分に固定されるようになっている。
【0004】 ところで、通常、分岐管は横断面円形でかつ屈曲しているので、ボスは、その 一端面に切削加工が施されて曲面状に仕上げられ、該一端面を分岐管の外周面に 密着させた状態でろう付されている。
【0005】
しかしながら、ボスに形成されたねじ孔を利用して吸気マニホルドを自動車の エンジンルームに固定した場合、自動車の振動が直接ボスに伝わるので、ボスが 外れないように、分岐管に強固にろう付する必要がある。したがって、ボスにお ける曲面状に切削加工される一端面の寸法精度を高める必要があって加工が面倒 であり、しかもろう付のさいのボスの位置決めも困難である。その結果製造作業 が面倒であるとともにコストが高くなるという問題がある。さらに、上記のよう にして吸気マニホルドを自動車のエンジンルームに固定した場合、自動車の振動 が分岐管におけるボスがろう付されている部分に局部的に伝わるので分岐管のこ の部分に加わる力が大きくなり、しかも分岐管のこの部分は曲げ加工のさいに薄 肉化されていて強度が不足しているので、分岐管のこの部分が変形したり、破損 したりするおそれがある。
【0006】 この考案の目的は、上記問題を解決した吸気マニホルドを提供することにある 。
【0007】
この考案による吸気マニホルドは、アルミニウム製プレナムチャンバと、各一 端がプレナムチャンバに接続されたアルミニウム展伸材製分岐管とを備えており 、分岐管の外周面にボスが設けられた吸気マニホルドであって、ボスが、分岐管 の周囲に嵌め被せられかつ全周にわたって分岐管に固定されたリングに一体に形 成されているものである。
【0008】
ボスが、分岐管の周囲に嵌め被せられかつ全周にわたって分岐管に固定された リングに一体に形成されていると、ボスの分岐管への固定強度を、従来の吸気マ ニホルドにおけるボスの分岐管への固定強度よりも大きくすることができる。し かも、リングは全周にわたって分岐管に固定されているので、リングの内周面の 寸法精度を、従来のボスのろう付面の寸法精度ほど高める必要がなくなる。また 、リングの分岐管に対する位置決めも、従来の吸気マニホルドにおけるボスの分 岐管に対する位置決めに比べて簡単に行うことができる。さらに、ボスに形成さ れたねじ孔を利用して吸気マニホルドを自動車のエンジンルームに固定した場合 、自動車の振動が分岐管におけるリングに接している部分に全周にわたって分散 されて伝わるので、分岐管に加わる力が小さくなる。
【0009】
以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明する。
【0010】 図1はこの考案による吸気マニホルドの全体構成を示し、図2はボスが一体成 形されたリングを示す。
【0011】 図1において、吸気マニホルドは、一端が開口するとともに他端が閉鎖された アルミニウム展伸材製管状体(2) と、管状体(2) の開口端にろう付されたアルミ ニウム鋳物製スロットルボディ取付体(3) とよりなるプレナムチャンバ(1) を備 えている。
【0012】 管状体(2) の周壁に複数の吸気出口(4) が形成されるとともに各吸気出口(4) の周囲に分岐管接続用筒状外方突出部(5) が一体的に設けられている。各分岐管 接続用筒状外方突出部(5) 内に、アルミニウム展伸材製U字状分岐管(6) の一端 部が嵌め入れられた状態でろう付されている。スロットルボディ取付体(3) は、 円筒状で、その一端に外向きフランジ(7) が一体的に設けられている。管状体(2 ) の開口した一端部は、スロットルボディ取付体(3) の孔(8) 内に差込まれてス ロットルボディ取付体(3) にろう付されている。そして、スロットルボディ取付 体(3) には図示されないスロットルボディが取付けられ、これにエアクリーナか らの送気管が接続されるようになっている。
【0013】 プレナムチャンバ(1) の下方には各分岐管(6) の他端部を図示しないエンジン のシリンダヘッドに接続するためのアルミニウム鋳物製横長方形板状接続部材(9 ) が配置されている。接続部材(9) には分岐管(6) と同数の貫通孔(図示略)が 形成され、その周囲に分岐管接続用筒状外方突出部(10)が一体的に設けられてい る。また、突出部(10)の上方には燃料噴射装置の差込み部(11)が一体的に設けら れている。そして、各分岐管(5) の他端部は、突出部(10)内に嵌め入れられた状 態でろう付されている。
【0014】 1つの分岐管(6) の屈曲部分(6a)の周囲に、図2に示すようなアルミニウム押 出形材製リング(12)が嵌め被せられかつ全周にわたって分岐管(6) にろう付され ている。リング(12)に、ねじ孔(13a) を有するボス(13)が一体に形成されている 。ボス(13)付きのリング(12)は、図2と同様な横断面形状を有しており、かつ円 筒状部とその外周面に一体に形成された長さ方向に伸びる凸条とよりなる押出形 材を、所定長さに切断し、凸条と対応する部分にねじ孔(13a) を形成することに より製造される。また、ボス(13)付きのリング(12)は、プレス成形により所定の 形状とした後、ねじ孔(13a) を形成することによっても製造される。
【0015】 上記において、リング(12)は分岐管(6) にろう付されているが、これに代えて 、接着剤により固定してもよい。
【0016】 図3は、ボス付きのリングの変形例を示す。
【0017】 図3において、ボス(13)付きのリング(20)は、ボス(13)が一体に形成された半 円形の第1のリング構成部材(21)と、半円形の第2のリング構成部材(22)とより なる。両構成部材(21)(22)は互いにろう付されている。第1リング構成部材(21) は、図3に示す第1リング構成部材(21)と同様な横断面形状を有しており、かつ 半円筒状部とその外周面に一体に形成された長さ方向に伸びる凸条とよりなる押 出形材を、所定長さに切断し、凸条と対応する部分にねじ孔(13a) を形成するこ とにより製造される。第2リング構成部材(22)は、半円筒状のアルミニウム押出 形材を所定の長さに切断することにより製造される。また、各リング構成部材(2 1)(22)は、プレス成形によっても製造される。ボス(13)付きのリング(20)は、ろ う付により分岐管(6) に固定されてもよいし、あるいは接着剤に寄り固定されて もよい。また、両リング構成部材(21)(22)は互いに接着剤により固定されていて もよい。
【0018】 なお、上記において、管状体(2) はアルミニウム鋳物製であってもよく、この 場合、スロットルボディ取付体(3) をこれと一体に鋳造しておいてもよい。
【0019】
この考案の吸気マニホルドによれば、上述のように、ボスの分岐管への固定強 度を、従来の吸気マニホルドにおけるボスの分岐管への固定強度よりも大きくす ることができる。また、リングの内周面の寸法精度を、従来のボスのろう付面の 寸法精度と同程度には高める必要はなく、しかもリングの分岐管に対する位置決 めも、従来の吸気マニホルドにおけるボスの分岐管に対する位置決めに比べて簡 単に行うことができるので、製造作業が簡単になるとともにコストも安くなる。 また、リングの分岐管に対する位置決めも、従来の吸気マニホルドにおけるボス の分岐管に対する位置決めに比べて簡単に行うことができる。さらに、ボスに形 成されたねじ孔を利用して吸気マニホルドを自動車のエンジンルームに固定した 場合、自動車の振動が分岐管におけるリングに接している部分に全周にわたって 分散されて伝わるので、分岐管に加わる力が小さくなる。したがって、分岐管の 変形や破損を防止できる。
【図1】この考案による吸気マニホルドの全体構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】ボスが一体に形成されたリングの正面図であ
る。
る。
【図3】ボスが一体に形成されたリングの変形例を示す
分解正面図である。
分解正面図である。
1 プレナムチャンバ 6 分岐管 12 リング 13 ボス 20 リング
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミニウム製プレナムチャンバと、各
一端がプレナムチャンバに接続されたアルミニウム展伸
材製分岐管とを備えており、分岐管の外周面にボスが設
けられた吸気マニホルドであって、ボスが、分岐管の周
囲に嵌め被せられかつ全周にわたって分岐管に固定され
たリングに一体に形成されている吸気マニホルド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211392U JP2582576Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 吸気マニホルド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211392U JP2582576Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 吸気マニホルド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647661U true JPH0647661U (ja) | 1994-06-28 |
JP2582576Y2 JP2582576Y2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=13765354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8211392U Expired - Lifetime JP2582576Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 吸気マニホルド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582576Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP8211392U patent/JP2582576Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2582576Y2 (ja) | 1998-10-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980602 |