JPH0433515Y2 - - Google Patents

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JPH0433515Y2
JPH0433515Y2 JP1987018848U JP1884887U JPH0433515Y2 JP H0433515 Y2 JPH0433515 Y2 JP H0433515Y2 JP 1987018848 U JP1987018848 U JP 1987018848U JP 1884887 U JP1884887 U JP 1884887U JP H0433515 Y2 JPH0433515 Y2 JP H0433515Y2
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pipe
bracket
winding
polygon
fixing structure
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はパイプの固定構造、特に車両用燃料タ
ンクのパイピング等の固定に用いて好適なパイプ
の固定構造に関する。
[従来の技術] 一般に、車両用燃料タンクにおいては、機関へ
の燃料供給用のパイプあるいは大気への燃料蒸発
を防止するための蒸発燃料吸着用のキヤニスタへ
のパイプ等、種々のパイプが配管されている。
この様子を第5図に示す燃料タンクを例にとつ
て説明すると、10はアツパシエル10A、ロア
シエル10Bを接合してなる燃料タンクであり、
この燃料タンク10の表層部に図示の如き形態で
パイプ11が設けられる。すなわち、パイプ11
はブラケツト12によつて燃料タンク10に固着
されている。尚、図示はしないが燃料タンク10
内にも配管されていることはいうまでもない。
しかして、かかるブラケツトによるパイプの固
定は、第6図に示すようにブラケツト12の一端
部をパイプ11に巻回し、部分的にポンチ等で押
圧Pすることによるカシメで行つている。
[考案が解決しようとする問題点] 従つて、このような従来の固定構造では巻き締
めが出来ず締結力が弱いので、燃料タンク10へ
の組付け前の搬送中における振動等によりゆるみ
が発生し、固定用のブラケツト12がパイプ11
の長手方向にずれたり、回転してしまい組付作業
を円滑に行うことができないという問題があつ
た。
特に、燃料タンクのパイプにあつては、その配
管上の都合から折曲部が多数存在し、多数のパイ
プアツセンブリを同時に搬送する際等に、他部材
との干渉によりブラケツトがずれたり、回転して
しまうという不都合が頻発していた。
また、これを避けようとポンチ等による押圧力
を増すと、押圧部全体が変形しパイプ11の断面
積が著しく減少することでパイプ本来の機能が損
なわれるという問題があつた。
さらに、押圧力を増すかわりにロウ付を行うこ
とでは、一工程増えてしまいコストアツプになる
ことは否めない。
本考案の目的は、かかる従来の問題点を解消
し、締結力が充分に得られると共にパイプ本来の
機能を損なうことがなく、またコストアツプに繋
がることがないパイプの固定構造を提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成する為に、本考案は、パイプ
と、一端部に該パイプを巻回する巻回部と他端部
に他部材への取付部を有するブラケツトとを有す
るパイプ固定構造において、前記ブラケツトの巻
回部を前記パイプと共に断面多角形状に圧縮形成
し、前記ブラケツトに前記多角形の一辺の延長線
と一致する直線状部を設けて、前記ブラケツトの
巻回部の終端部を前記多角形の一辺と隣り合う前
記パイプの外周辺と該直線状部との間で挾持した
ことを特徴とする。
[作用] ブラケツトのパイプへの巻回部はパイプと共に
断面多角形状に圧縮形成されているので、パイプ
の長手方向へのずれはもちろんブラケツトの回転
も防止される。さらに、断面多角形状であるか
ら、パイプの断面積の減少はほとんど生ぜずパイ
プ本来の機能が損なわれることがない。
よつて、取付性等にすぐれたパイプ固定構造が
得られる。
しかも、ブラケツトとパイプとを同時に圧縮形
成することにより、それらを簡易にかつ密に嵌合
させて、パイプをガタ付きなく固定することが可
能となる。さらに、パイプの外周辺とブラケツト
の直線状部との間にて、ブラケツトの巻回部の終
端部を挾持することにより、その終端部の働きを
阻止して、パイプのガタ付きの発生をより確実に
防止することが可能となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添附図面を参照して説
明する。
第1図は本考案の一実施例を示す部分断面図、
第2図はそのA−A矢視断面図であり、21はパ
イプ、22は一端部にパイプ21を巻回する巻回
部22Aと、他端部に他部材(燃料タンク等)へ
の取付部22Bと、中央部に直線状部22Cとを
有するブラケツトである。
しかして、このブラケツト22の巻回部22A
はパイプ21と共に断面多角形状、本例にあつて
は8角形状にプレス加工により圧縮形成されてお
り、且つ、直線状部22Cはこの多角形の一辺2
2Eの延長線と一致し、巻回部の終端部22Dは
パイプ21の外周辺のうちの一辺21Aと、直線
状部22Cとの間で挟持されている。パイプ21
の一辺21Aと隣り合う他の一辺21Bは前述の
ブラケツト22の直線状部22Cの一部となる多
角形の一辺22Eの内側に位置する。
次に、上述した巻回部の多角形への圧縮形成の
手順を第3A図、第3B図、第3C図を用いて説
明する。まず、上記3図において共通するプレス
金型を説明すると、30は上型、40は下型であ
る。上型30は多角形を半割にした凹陥部30A
と、下型との合せ面30Bから突出した突出部3
0Cと、逃げ部30Dとを有する。また下型40
は、上記上型30に対向させて多角形を半割にし
た凹陥部40Aを有するが、多角形の一辺をその
まま延長した傾斜平坦部40Bが形成されてい
る。突出部30Cの傾斜面は逃げ部30Dの傾斜
面と直線状に連続し、プレス工程の終期において
この傾斜面は所定の間隔、すなわちブラケツト2
2の直線状部22Cの板厚分を保持しつつ、下型
40の傾斜平坦部40Bと平行に位置するように
設定される。
以上の構成になるプレス金型の下型40の凹陥
部40Aに、第3A図に示すようにパイプ21に
ブラケツト22をU字状に巻回し、ブラケツト2
2の直線状部22Cを傾斜平坦部40Bに合致さ
せた状態のパイプ21およびブラケツト22を載
置する。
しかして、上型30を下降させてゆくと、まず
ブラケツト22の終端部22Dが凹陥部30Cの
一部と当接し、ブラケツト終端部22Dは時計回
りに巻き込まれ、ついには第3B図に示すように
直線状部22Cに当接する状態となる。
かかる状態から、更に上型を下降させると上型
30の突出部30Cがブラケツト22の終端部2
2Dの直線状部22Cへの当接状態を強制的に解
除するように、すなわち死点を乗り越さすように
作用し、終端部22Dを差し込み、しかる後第3
C図に示すようにパイプ21、ブラケツト22を
同時に多角形状に成形するのである。
この状態では、ブラケツト終端部22Dは前述
の如くパイプ21の外周辺の一辺と直線状部22
Cでもつて挾持されるので、終端部22Dが反時
計回りに戻ろうとしてもその動きは阻止されるこ
ととなる。かかるプレス工程によつてブラケツト
22の巻回部22Aとパイプ21は密着状態を保
つたまま多角形状に成型される。
次に、本考案の第2の実施例を第4図に基づき
説明する。
本実施例は前実施例が多角形状として8角形状
に採つたのに対し、5角形状としたものである。
本例においても巻回部の終端部22Dがパイプ2
1の外周辺の一辺と直線状部22Cとで挾持され
る。他の構成はプレス金型の型形状が異なる他は
前実施例と同様であるから重複説明は避ける。
尚、多角形状としては以上説明した例に限定さ
れることなく、6角、7角形状等であつてもよい
こともろんである。
上述した本考案の実施例において、ブラケツト
22の巾が15mmで、パイプの外径が6.35mmのと
き、ブラケツト22の板厚を0.5mmとして多角形
状のカシメを行つたところ充分なずれ、および回
転防止の機能が得られ、またパイプの潰れ等は発
生しないことが確認できた。
因みに従来のブラケツトの板厚は約0.8mmを要
しており、0.5mmの板厚で済むということは部材
のコストダウンにも繋るものである。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、ブラケツトの固定が確実に行なわれ、パイプ
長手方向へのずれおよび回転が防止でき、組付作
業が容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分断面図、
第2図は同じく第1図のA−A矢視の断面図、第
3A図、第3B図、第3C図は多角形状形成手順
を示す説明図、第4図は本考案の他の実施例を示
す部分断面図、第5図は本考案が適用される燃料
タンクを示す斜視図、第6図は、従来のパイプ固
定構造を示す斜視図である。 21……パイプ、22……ブラケツト、22A
……巻回部、22B……取付部、22C……直線
状部、22D……終端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パイプと、一端部に該パイプを巻回する巻回部
    と他端部に他部材への取付部を有するブラケツト
    とを有するパイプ固定構造において、 前記ブラケツトの巻回部を前記パイプと共に断
    面多角形状に圧縮形成し、 前記ブラケツトに前記多角形の一辺の延長線と
    一致する直線状部を設けて、前記ブラケツトの巻
    回部の終端部を前記多角形の一辺と隣り合う前記
    パイプの外周辺と該直線状部との間で挾持したこ
    とを特徴とするパイプ固定構造。
JP1987018848U 1987-02-13 1987-02-13 Expired JPH0433515Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987018848U JPH0433515Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

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JP1987018848U JPH0433515Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

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JPS63126694U JPS63126694U (ja) 1988-08-18
JPH0433515Y2 true JPH0433515Y2 (ja) 1992-08-11

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564084B2 (ja) * 1973-07-26 1981-01-28
JPS60222681A (ja) * 1984-04-19 1985-11-07 日立電線株式会社 棒状体の一括固定方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564084U (ja) * 1979-06-23 1981-01-14
JPH0338501Y2 (ja) * 1986-01-17 1991-08-14

Patent Citations (2)

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JPS63126694U (ja) 1988-08-18

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