JPH06280699A - マニホルドにおける分岐管の製造方法 - Google Patents

マニホルドにおける分岐管の製造方法

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JPH06280699A
JPH06280699A JP6860693A JP6860693A JPH06280699A JP H06280699 A JPH06280699 A JP H06280699A JP 6860693 A JP6860693 A JP 6860693A JP 6860693 A JP6860693 A JP 6860693A JP H06280699 A JPH06280699 A JP H06280699A
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JP
Japan
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boss
branch pipe
outer peripheral
peripheral surface
extruded shape
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6860693A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugio Kitayama
二夫 北山
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
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Publication of JPH06280699A publication Critical patent/JPH06280699A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外周面にボスなどを簡単且つ強固に形成する
ことができる。 【構成】 外周面(1a)に長さ方向に伸びる凸条(2) を一
体に有する筒状押出形材(1) を成形した後、この筒状押
出形材(1) の曲げ加工前または曲げ加工後に、必要に応
じてボス(3) を形成すべき部分を残して凸条(2) の不要
部分(2a)を切削することにより、筒状押出形材(1) の外
周面(1a)にボス(3) を一体に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のエンジ
ンに用いられるマニホルドにおける分岐管の製造方法に
関する。
【0002】この明細書において、「アルミニウム」と
いう語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を
含むものとする。
【0003】
【従来の技術】自動車のエンジンに用いられる吸気マニ
ホルドは、アルミニウム製プレナムチャンバと、各一端
がプレナムチャンバに接続されたアルミニウム製分岐管
と、分岐管の外周面に設けられているボスとを備えてい
る。そして、ボスの先端をエンジンルームの内面から出
ている取付板の下面に当接させ、この取付板を貫通して
上方からボルトをボスのねじ孔に嵌めることにより吸気
マニホルドがエンジンルームの所定部分に固定されるも
のである。
【0004】従来、上記マニホルドにおける分岐管を製
造する方法としては、横断面円形で且つ屈曲された分岐
管の外周面に、予め一端面が分岐管の外周面に対応する
曲面状とされたボス形成用部材を密着させ、ろう付する
ことにより、分岐管の外周面にボスが設けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボスに
形成されたねじ孔を利用して吸気マニホルドを自動車の
エンジンルームに固定した場合、自動車の振動がボスに
伝わることから、これを構成するボス形成用部材は取れ
ないように分岐管に強固にろう付けする必要がある。そ
のため、上述したボス形成用部材の一端面の曲面加工に
は高い寸法精度が要求され、通常0.1mm以下の接合
精度が要求される。しかも、屈曲した分岐管でのボス形
成用部材の位置決めも困難であることから、分岐管の製
造作業全体に多大の手間を要し、また製造コストも高く
なるという問題がある。さらに、上記製造方法により得
られた吸気マニホルドの分岐管は、曲げ加工により肉厚
が薄くなった(通常、30〜40%減少)アール部分に
ボス形成用部材がろう付けされていることから、強度が
弱い。そして、自動車の走行時の振動により、ろう付さ
れたボス形成用部材に荷重が局部的にかかることから、
分岐管が上記ボス形成用部材の取付け箇所において変形
したり、破損したりするおそれがある。
【0006】本発明の目的は、管外周面にボスなどが簡
単且つ強固に形成されるマニホルドにおける分岐管の製
造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる分岐管の
製造方法は、外周面に長さ方向に伸びる凸条を一体に有
する筒状押出形材を成形した後、この筒状押出形材の曲
げ加工前または曲げ加工後に、ボスを形成すべき部分を
残して凸条の不要部分を切削することにより、筒状押出
形材の外周面にボスを一体に形成するものである。
【0008】また、本発明にかかる分岐管の他の製造方
法は、上記本発明の製造方法におけるボスの切削加工を
行わず、外周面に長さ方向に伸びる凸条を一体に有する
筒状押出形材を成形した後、この筒状押出形材を曲げ加
工するものである。
【0009】
【作用】本発明の製造方法によれば、分岐管の外周面に
ボスが一体に形成されるため、別体のボス形成用部材を
分岐管の外周面にろう付けする作業が不要となる。ま
た、ろう付け作業の前工程として、ボス形成用部材の一
端面を分岐管の外周面に密着させるための高精度の曲面
加工も不要となる。そして、本発明の製造方法により得
られた分岐管は、ボス部分においても充分な強度が得ら
れる。
【0010】本発明の他の製造方法の場合、上記本発明
の製造方法におけるボスの切削加工作業も省略され、こ
の場合、製造された分岐管の外周面における凸条が上記
ボスと同様の機能を果たす。
【0011】
【実施例】以下、本発明を吸気マニホルドにおける分岐
管の製造に適用した場合の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
【0012】図1・図2に示すように、先ず押出し成形
により、外周面(1a)に長さ方向に伸びる凸条(2) を一体
に有するアルミニウム製の筒状押出形材(1) を成形した
後、この押出形材(1) をロータリードローベンダにより
略U字状に曲げ加工する。その後、凸状(2) について、
ボス(3) を形成すべき部分を残して凸条(2) の他の不要
部分(2a)を切削することにより、筒状押出形材(1) の外
周面(1a)にボス(3) を一体に形成するものである。そし
て、ボス(3) には機械加工によりねじ穴(4) を形成する
ことにより、吸気マニホルド(5) を構成する分岐管(6)
が最終的に製造される(図3参照)。
【0013】本実施例では上記曲げ加工による横断面の
肉厚減少を考慮して、筒状押出形材(1) の肉厚を、予め
凸条(2) と対向する側から徐々に厚くし、凸条(2) の突
出位置において最大となるように押出し成形する。この
場合、凸条(2) 付近の肉厚は通常の分岐管の肉厚より3
0〜40%程度は厚くする。また、上記肉厚の偏り基準
として、筒状押出形材(1) の平均肉厚をt、押出しの際
の偏心距離をLとした場合、L=(t−t×0.6)/
2〜L=(t−t×0.7)/2の範囲が好ましい。
【0014】この他、上記実施例では筒状押出形材(1)
の肉厚は、ボス形成にあたり凸条(2) の不要部分(2a)を
切削した残存箇所(2b)においても、依然として厚く形成
されており、この部分においても充分な強度的が得られ
る。
【0015】なお、押出し成形後のボスの切削加工は筒
状押出形材(1) の曲げ加工前に行うこともある。また、
上記実施例では吸気マニホルドの分岐管について説明し
たが、排気マニホルドの分岐管の製造に適用しても良
い。
【0016】上記実施例においては、外周面(1a)に長さ
方向に伸びる凸条(2) を一体に有するアルミニウム製の
筒状押出形材(1) を成形した後、凸状(2) について、ボ
ス(3) を形成すべき部分を残して凸条(2) の不要部分(2
a)を切削したが、吸気マニホルドの軽量化があまり要求
されない場合、上記ボスの切削加工を行わないこともあ
る。この場合、凸条(2) にねじ穴(4) を加工するだけで
済む。
【0017】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、分岐管の外
周面にボスが一体に形成されるため、別体のボス形成用
部材を分岐管の外周面にろう付けする作業を行わなくて
済むと共にボス形成用部材の一端面を分岐管の外周面に
密着させるための高精度の曲面加工も不要となるから、
外周面にボスを備えた分岐管の製造が従来に比べて簡単
且つ迅速に行える。そして、得られる分岐管は外周面に
ボスが一体に形成されているため、充分な強度を備え、
従来のような自動車走行時の振動によるボス部分の破損
・脱落の問題は生じない。
【0018】また、吸気マニホルドの仕様により、その
軽量化が特に要求されない場合には、さらに上記ボスの
切削加工を省略することもでき、この場合、この種分岐
管の製造がさらに容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法における筒状押出形材の正面
図である。
【図2】ボスの成形状態を示す筒状押出形材の部分斜視
図である。
【図3】本発明方法により製造された分岐管を備えた吸
気マニホルドの斜視図である。
【符号の説明】
(1) 筒状押出形材 (1a) 外周面 (2) 凸条 (2a) 不要部分 (3) ボス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面(1a)に長さ方向に伸びる凸条(2)
    を一体に有する筒状押出形材(1) を成形した後、この筒
    状押出形材(1) の曲げ加工前または曲げ加工後に、ボス
    (3) を形成すべき部分を残して凸条(2) の不要部分(2a)
    を切削することにより、筒状押出形材(1) の外周面(1a)
    にボス(3) を一体に形成する、ことを特徴とするマニホ
    ルドにおける分岐管の製造方法。
  2. 【請求項2】 外周面(1a)に長さ方向に伸びる凸条(2)
    を一体に有する筒状押出形材(1) を成形した後、この筒
    状押出形材(1) を曲げ加工する、ことを特徴とするマニ
    ホルドにおける分岐管の製造方法。
JP6860693A 1993-03-26 1993-03-26 マニホルドにおける分岐管の製造方法 Withdrawn JPH06280699A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106111791A (zh) * 2016-08-01 2016-11-16 无锡曙光模具有限公司 异形四爪半壳的加工方法及其专用生产线
CN106216500A (zh) * 2016-08-01 2016-12-14 无锡曙光模具有限公司 一种四爪壳体的加工工艺及其专用模具产线

Cited By (3)

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CN106111791A (zh) * 2016-08-01 2016-11-16 无锡曙光模具有限公司 异形四爪半壳的加工方法及其专用生产线
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CN106216500B (zh) * 2016-08-01 2018-01-09 无锡曙光模具有限公司 一种四爪壳体的加工工艺及其专用模具产线

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