JP2582194B2 - エンドカバーとヨークの組付構造を改良した小型電動機およびヨーク - Google Patents

エンドカバーとヨークの組付構造を改良した小型電動機およびヨーク

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型電動機に係わり、更
に詳細には小型電動機におけるエンドカバーとヨークの
組付構造およびヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】小型電動機におけるエンドカバーとヨー
クの組付構造および製造方法に関する従来技術の代表例
には次のものがある。
【0003】(第1の従来技術) 椀状エンドカバーに樹脂材料を用い、これの開放端外周
をヨークのラッパ状に拡大された開放端部内側に嵌合し
て装着する例(実開平2−3164号公報)。
【0004】(問題点) (1) 椀状のエンドカバーは金属材料に比べて低強度であ
る樹脂製で金型射出成形されるため、離型する都合上そ
の内径は開放端側が大きい形状となっており、さらに実
施例に示されるようなエンドカバーではその開口端に電
動機のブラッシホルダに接続されるリードワイヤを通す
ための切欠があるため、締付ボルトにてエンドカバーを
ヨークに挟着する時にその開口端が口開き状態になり易
いが、エンドカバー取付側のヨーク開口端をラッパ状に
拡大し、その拡大端部内側にエンドカバー開口端を嵌合
してエンドカバー開口端の広がりを押えるとしている。
しかしラッパ状に拡大されたヨーク端部の内側面の形状
は明細書中には詳しく述べられておらず、実施例に示さ
れるような傾斜面を持たず内径一定部と段部だけを有す
る形状ではヨーク開口端部の拡大された内径一定部内周
とエンドカバー開口端外周の嵌合精度を高精度にする必
要があり、明細書中に述べられているようにエンドカバ
ーを樹脂製、ヨークを鉄板絞りで製作した時にも必要と
される精度が確保しにくく、また組立性も悪いという問
題がある。
【0005】(2) 椀状樹脂材料製のエンドカバーをその
後壁から取付ボルトを用い、ヨークを介して機枠に挟着
しているが、樹脂材料は金属材料に比べて面圧強度が低
いためヨークに装着する際にはヨークとの当接面積を広
く確保する必要があり、そのためにエンドカバーを厚肉
にし、ヨーク段部のエンドカバー受面積を広くとるため
にヨークの該開口端内径拡大量を大きくする必要があ
る。従ってヨークの該開口端内径拡大部は鋼板絞り加工
では成形できても、例えば鋼管または鋼板絞り品を軸方
向に冷間拡大押出加工することにより、その開口端内径
拡大部壁を肉薄にし、かつ加工硬化させるように成形す
ることはできない。そのためヨークの内径拡大部外径が
大きくなり、電動機を小型化することに不利である。
【0006】(3) 樹脂には高温下(例えば熱可塑性樹脂
では150℃程度)にてクリープ変形し易くなる特質が
あり、これが樹脂材料製のエンドカバーに起こって通し
ボルトの締付力が低下したり、電動機の軸方向精度が低
下する危険性がある。
【0007】(4) 明細書の実施例中にエンドカバーの内
部空間を広くするためにヨークの内径よりエンドカバー
の内径を大きくすることもできると書かれているが、実
施例ではヨークの拡大された端部内側面の形状は図示に
よると傾斜面を持たず内径一定部と段部だけを有する形
状になっており、締付ボルトの先端がヨークの段部にひ
っかかり、組立性が低下する危険性がある。
【0008】(第2の従来技術) 鉄性ヨークのリアカバー嵌合当接部を切削加工にて成形
し、ここにエンドカバーを装着する例(特公平2−33
90号公報)。
【0009】(問題点) (1) エンドカバーと嵌合するための突起および当接面部
の厚さの円筒鉄材をヨーク材として用いるためヨーク重
量が重くなる。
【0010】(2) 切削加工は生産性が良くない。
【0011】(3) 実施例の図ではエンドカバーはその開
口端に電動機のブラッシホルダに接続されるリードワイ
ヤを通すための切欠があるため、締付ボルトを用いてそ
の後壁からエンドカバーをヨークに挟着した時にエンド
カバーの開口端が広がり易い形状となっているが、エン
ドカバーの開口端内周がヨーク端部の外周に嵌合される
ようになっているため、高強度の材料を用いたり肉厚を
増加させたりしてエンドカバー自体の剛性を高める以外
に前記のエンドカバー開口端の広がりを抑制する方法は
無い。従ってエンドカバーは比較的剛性の高い鋼板プレ
ス品が良く用いられているが充分とは言えない。またエ
ンドカバーに鋼板プレス品を用いた時には、絞り工程で
のスプリングバックやエンドカバー開口端の切欠加工お
よび縁切加工等により、エンドカバー開口端の形状寸法
精度を確保しにくいという問題がある。(図9参照)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
が持っている問題を解決するためのものである。
【0013】すなわち本発明が解決しようとする課題
は、小型電動機におけるエンドカバーとヨークの組付構
造および製造方法に関する下記の事項である。
【0014】(1) エンドカバーのヨークへの組付構造
は、組付する際にヨークによってエンドカバーの筒部外
周を矯正することにより、エンドカバー単品に剛性が無
くても組付状態において両部品の同軸精度等の組立精度
を高く保てるとともに、前記2部品のみならず締付ボル
トについても組立性が良い構造とする。
【0015】(2) ヨークおよびエンドカバーの素材は、
電動機の使用環境温度において許容量以上のクリープ変
形を起こす恐れがなく、かつ共に同程度の面圧強度を有
し一般的によく用いらている安価な材料とする。
【0016】(3) ヨークおよびエンドカバーは、安価で
材料歩留や生産性の高い加工法で製作する。
【0017】(4) ヨークおよびエンドカバーを薄肉化
し、外径を小さくすることによって小型軽量の電動機と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は小型電
動機におけるエンドカバーとヨークの組付構造に関する
上記(1)〜(4)の課題を達成するために下記解決手段を提
案する。
【0019】課題(1) の解決手段:ヨークはエンドカバ
ーが装着される側の開口端内径が拡開され、そこに段部
と、該段部の外径側から半径方向に広がる傾斜面とを有
する形状とし、更に好ましくは該段部の内径側から中心
に向かう傾斜面を有する形状とする。また、エンドカバ
ーはその筒部外径を前記ヨークの拡開されない直径一定
部の外径とほぼ同一にするとともに、その開口端内径を
前記ヨークの拡開されない直径一定部の内径より大きく
なるようにし、かつエンドカバーがヨークに組付される
際にエンドカバーの筒部外周がヨークの段部の外径側か
ら半径方向に広がる傾斜面に締まり嵌合し矯正され、エ
ンドカバーの開口端端面がヨークの段部に当接した状態
にて締付ボルトによりエンドカバーをヨークに締付固定
するようにする。このとき、エンドカバーを上記のよう
な内外径とすることによりヨークより薄肉化し、ヨーク
と組合わさったときにヨークにより矯正され易くする。
これは、特に、エンドカバーの筒部外周の真円度の矯正
に有効であり、またエンドカバーの矯正によるヨークの
変形量を小さくでき、エンドカバーとヨークの同軸精度
を著しく向上できるまた、この時締付ボルトは通常の
エンドカバーの底部外壁から挿入されるが、エンドカバ
ーの内外径を上記のようにすることにより内部空間が広
くなり、この部分での締付ボルトの組立性が向上し、更
に、ヨークに段部の内径側から中心に向かう傾斜面を
成する場合は、締付ボルトの先端部がヨークの段部の内
径側から中心に向かう傾斜面に案内されるためスムーズ
に挿入できる。
【0020】これによりエンドカバーのヨークへの組付
構造は、組付する際にヨークによってエンドカバー開口
端外周を矯正でき、これによってエンドカバー単品に剛
性が無くても組付状態において両部品の同軸精度等の
立精度を高く保てるとともにこれら2部品のみならず
締付ボルトについても組立性の良い構造とできる。
【0021】課題(2) の解決手段:ヨークの材料を鋼管
または鋼板絞り品、エンドカバーを鋼板プレス品とす
る。
【0022】これによりヨークおよびエンドカバーの材
料は、通常の電動機の使用環境温度において許容量以上
のクリープ変形を起こす恐れがなく、かつ共に同程度の
面圧強度を有する一般的によく用いられている安価な材
料を素材として使用できる。
【0023】課題(3) 〜(4) の解決手段:ヨークの材料
を鋼管または鋼板絞り品、エンドカバーを鋼板プレス品
とするため、これらは充分な面圧強度を有しエンドカバ
ーの開口端端面も組付する際にこれと当接するヨークの
段部も広い面積を確保する必要は無い。従ってヨークは
エンドカバーが組付けられる開口端内径拡開量を大きく
する必要は無く、鋼管または鋼板絞り品を素材とし、こ
れを冷間塑性加工の一手法である拡開押出することによ
り成形できる。またこれによってできるヨークの開口端
内径拡開壁部は加工硬化により高強度を有するので肉薄
にでき、その内径拡開壁部の外径は小さくできる。
【0024】これによりヨークは鋼管または鋼板絞り品
を冷間塑性加工して、エンドカバーは鋼板プレス加工に
て製作するので、両部品とも安価に高い材料歩留や生産
性にて製作できる。またヨークもエンドカバーもお互い
を組付ける際の当接面積を広く確保する必要は無く、ま
た局所的に形状を変化させることができ、さらにヨーク
の開口端内径拡開壁部を加工硬化により高強度化できる
ため、ヨークおよびエンドカバーを薄肉化し、外径を小
さくすることによって小型軽量の電動機とできる。
【0025】
【実施例】本発明の実施例を図1から図11により参考
例を図12から図13により説明する。図1は自動車の
エンジン始動用スタータのヨーク1とエンドカバー2に
本発明を適用した例の縦断面斜視図、図2は図1に示し
たヨークの素材である適当な内外径および長さの鋼管の
斜視図、図3は金型を用いて図2に示すヨーク素材の開
口端を内径拡開加工し、図1に示すヨーク成形している
ところの縦断面図、図4は図3のA部拡大図でヨーク1
の内径拡開加工後の開口端縦断面図、図5は図1に示さ
れたヨーク1とエンドカバー2を組込み、締付ボルト3
をエンドカバー2の底部外壁から挿入するところの自動
車エンジン始動用スタータ電動機構部の縦断面図、図6
は図5に示す状態から締付ボルト3を図示しない機枠に
締め付けた状態の自動車エンジン始動用スタータ電動機
構部の縦断面図、図7は図5のB部拡大図、図8は図6
のC部拡大図、図9は図5に示す状態のエンドカバー2
の開口端端面形状図で図5における端面I―I図、図1
0は図6に示す状態のエンドカバー2の開口端端面形状
図で図6における断面II―II図、図11は図9と図
10におけるエンドカバー開口端端面の形状変化を強調
した模式図、図12はエンドカバー2の材料を樹脂に
し、ヨーク1およびエンドカバー2をエンドカバー材に
適した形状としてこれらを図6と同様に組込んだ自動車
エンジン始動用スタータ電動機構部の縦断面図、図13
はエンドカバー2をアルミダイカストにて製作し、ヨー
ク1およびエンドカバーをエンドカバー材に適した形状
としてこれらを図6と同様に組込んだ自動車エンジン始
動用スタータ電動機構部の縦断面図である。
【0026】本発明を適用したヨーク1とエンドカバー
2は図1に示す形状をしている。ヨーク1は例えば図2
に示す形状の鋼管を素材とし、これを図3に示す金型を
用いて矢印方向に荷重をかけ、冷間塑性加工により開口
端内径を拡開押出成形して製作され、図4に図示するよ
うにヨーク1の開口端内径拡開部は開口端端面1aより
順に拡大された内径一定部1bと、段部1dの外径側か
ら半径方向に広がる傾斜面部1cと、段部1dと、段部
1dの内径側から中心に向かう傾斜面部1eと、拡開
れない内径一定部1fよりなる。これらは図3に矢印に
て示す冷間塑性加工によるヨークの開放端内径拡開加工
に必要な荷重を最小にするために加工形状を極力素材形
状に近い形状、すなわち極力肉厚を素材通りとし、材料
の移動変形量を小さくするように考慮するとともに、以
上のような冷間塑性加工により成形される開放端内径
開壁部1b〜1cは加工硬化により高強度を有するため
極力肉厚を薄くするようにした。(図4参照)一方、エ
ンドカバー2は冷間圧延鋼板を板金プレス加工して製作
され、ヨーク1の内径を拡大された開口端に組付けられ
る際に、エンドカバーの開口端外周すなわち筒部外周2
bがヨーク1の拡開された内径一定部1bにすきま嵌合
し、ヨークの段部1dの外径側から半径方向に広がる傾
斜面部1cによって矯正されるように成形される。
【0027】そしてこれらヨーク1とエンドカバー2は
図5に示すように自動車エンジン始動用スタータに組込
まれ、座金4を介して締付ボルト3はエンドカバー2の
底部外壁から挿入される。この時締付ボルト3の先端が
ヨーク1の段部1dの内径側から中心に向かう傾斜面1
eに案内されるためスムーズに挿入できる。そして図6
に示すように締付ボルト3はヨーク1の内部を貫通して
図示しない機枠に螺合締付され、エンドカバー2はヨー
ク1に締付固定される。
【0028】この時エンドカバー2の開口端形状は図9
に示されるように真円度が無くても図7に示されるよう
に、その筒部外周2bがヨーク1の拡開された内径一定
部1bに嵌入されれば、締付ボルト3を締付けることに
より図8および図10に示されるようにエンドカバー2
の筒部外周2bはヨーク1の段部1dの外周側から半径
方向に広がる傾斜面部1cによって矯正されつつ、エン
ドカバー2の開口端端面2aがヨーク1の段部1dに当
接するので、エンドカバー2単品に剛性が無くてもヨー
ク1とエンドカバー2の組立品の同軸精度などの組立精
度を向上できる。図11にこの時のエンドカバー2の開
口端端面2aの形状変化を模式的に強調して示す。破線
が締付ボルト3を締付ける前の形状、実線が締付ボルト
3を締付けヨーク1の段部1dの外周側から半径方向に
広がる傾斜面部1cにより矯正された形状を示す。 ま
たヨーク1およびエンドカバー2とも鋼製であるため、
通常の電動機の使用環境温度において許容量以上のクリ
ープ変形を起こす恐れは無く、共に同程度の面圧強度を
有し、素材として一般的によく用いられている安価な材
料を使用できる。
【0029】さらにヨーク1は鋼管を冷間塑性加工して
エンドカバー2は鋼板プレス加工にて製作するので、両
部品とも安価に高い材料歩留や生産性にて製作できる。
その上ヨーク1もエンドカバー2もお互いを組付ける際
の当接面積を広く確保する必要は無く、また局所的に形
状を変化させることができ、さらにヨーク1の開口端内
拡開壁部を加工硬化により高強度化できるためヨーク
1およびエンドカバー2を薄肉化し、外径を小さくする
ことによって小型軽量の電動機とできる。
【0030】図12と図13は自動車のエンジン始動用
スタータの電動機構部における従来技術の公知例で、図
11はエンドカバー2の材料を樹脂にし、ヨーク1およ
びエンドカバー2をエンドカバー材に適した形状とした
例、図12はエンドカバー2をアルミダイカストにて製
作し、ヨーク1およびエンドカバー2をエンドカバー材
に適した形状とした例である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、鉄製の筒状のヨーク
と、該ヨークの開口端に装着される鋼板プレス品椀状エ
ンドカバーと、前記ヨークと前記エンドカバーを挟着固
定する締付ボルトとからなる外殻を有する小型電動機に
おいて下記の効果がある。
【0032】(1) エンドカバーのヨークへの組付構造は
組付する際にヨークによってエンドカバーの筒部外周を
矯正することにより、エンドカバー単品に剛性が無くて
も組付状態において両部品の同軸精度等の組立精度を高
く保てるとともに、前記2部品のみならず締付ボルトに
ついても組立性の良い構造とできる。
【0033】(2) ヨークおよびエンドカバーの素材は電
動機の使用環境温度において許容量以上のクリープ変形
を起こす恐れが無く、かつ共に同程度の面圧強度を有
し、一般的によく用いられている安価な材料とできる。
【0034】(3) ヨークおよびエンドカバーは安価で材
料歩留や生産性の高い加工法にて製作できる。
【0035】(4) ヨークおよびエンドカバーを薄肉化
し、外径を小さくすることによって小型軽量の電動機と
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のエンジン始動用スタータのヨークとエ
ンドカバーに本発明を適用した例の縦断面図である。
【図2】図1に示したヨーク素材の斜視図である。
【図3】図2に示すヨーク素材の開口端内径を金型によ
拡開加工しているところの縦断面図である。
【図4】図3のA部拡大図でヨークの内径拡開加工後の
開口端の縦断面図である。
【図5】図1に示されたヨークとエンドカバーを組込
み、締付ボルトをエンドカバー2の底部外壁から挿入す
るところの自動車エンジン始動用スタータ電動機構部の
縦断面図である。
【図6】図5に示す状態から締付ボルトを図示しない機
枠に締め付けた状態の自動車エンジン始動用スタータ電
動機構部の縦断面図である。
【図7】図5のB部拡大図である。
【図8】図6のC部拡大図である。
【図9】図5に示す状態のエンドカバーの開口端端面形
状図で、図5におけるI―I線断面図である。
【図10】図6に示す状態のエンドカバーの開口端端面
形状図で、図6におけるII―II図線断面図である。
【図11】図9と図10におけるエンドカバー開口端端
面の形状変化を強調した模式図である。
【図12】エンドカバーの材料を樹脂にし、ヨークおよ
びエンドカバーをエンドカバー材に適した形状としてこ
れらを図6と同様に組込んだ従来の自動車エンジン始動
用スタータ電動機構部の縦断面図である。
【図13】エンドカバーをアルミダイカストにて製作
し、ヨークおよびエンドカバーをエンドカバー材に適し
た形状としてこれらを図6と同様に組込んだ従来の自動
車エンジン始動用スタータ電動機構部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ヨーク 1a ヨーク開口端端面 1b 拡開された内径一定部 1c 段部の外径側より半径方向に広がる傾斜面部 1d 段部 1e 段部の内径側より中心に向かう傾斜面部 1f 拡開されない内径一定部 2 エンドカバー 2a エンドカバー開口端端面 2b エンドカバー筒部外周 3 締付ボルト 4 座金 5 パンチ 6 ダイス 7 ウケ型A 8 ウケ型B
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−273046(JP,A) 特開 昭62−18939(JP,A) 実開 昭55−178276(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄製筒状のヨークと、該ヨークの開口端に
    装着される椀状のエンドカバーと、前記ヨークと前記エ
    ンドカバーを締付固定する締付ボルトとからなる外殻を
    有する小型電動機において、前記エンドカバーは鋼板プレス品からなり、かつ 前記エ
    ンドカバーの筒部外径を前記ヨークの外径とほぼ同一と
    するとともに、前記エンドカバーの筒部内径を前記ヨー
    クの内径よりも大きくし、前記ヨークは鋼管又は鋼板絞り品からなり、かつ 前記ヨ
    ーク端面部分を拡開しその部分に前記エンドカバーの
    筒部外周を嵌入するとともに、前記ヨークの拡開部に前
    記エンドカバーの筒部端面が当接する段部を設け、かつ
    該段部の外径側から半径方向に広がり、前記エンドカバ
    ーの筒部外周が締まり嵌合する傾斜面を形成したことを
    特徴とするエンドカバーとヨークの組付構造を改良した
    小型電動機。
  2. 【請求項2】請求項記載の小型電動機において、前記
    ヨークに締付ボルトを案内するための前記段部の内径側
    から中心に向かう傾斜面を形成したことを特徴とするエ
    ンドカバーとヨークの組付構造を改良した小型電動機。
  3. 【請求項3】鉄製筒状素材の端部に冷間押出加工により
    内径拡開加工しながら加工硬化して形成された拡開部を
    設け、その拡開部に段部と、該段部の外径側から半径方
    向に広がる傾斜面と、該段部の内径側から中心に向かう
    傾斜面とを成形したことを特徴とするヨーク
  4. 【請求項4】請求項3記載のヨークを用いた小型電動
    機。
  5. 【請求項5】請求項4記載の小型電動機を用いたスター
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