JP2596353Y2 - 吸気マニホルドにおけるボス取付装置 - Google Patents

吸気マニホルドにおけるボス取付装置

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JP2596353Y2
JP2596353Y2 JP1993036626U JP3662693U JP2596353Y2 JP 2596353 Y2 JP2596353 Y2 JP 2596353Y2 JP 1993036626 U JP1993036626 U JP 1993036626U JP 3662693 U JP3662693 U JP 3662693U JP 2596353 Y2 JP2596353 Y2 JP 2596353Y2
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JP
Japan
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boss
mounting member
plenum chamber
brazing material
branch pipe
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Application number
JP1993036626U
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JPH0730357U (ja
Inventor
二夫 北山
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば自動車のエン
ジンに用いられる吸気マニホルドの分岐管にボスを取付
ける装置に関する。
【0002】この明細書において、「アルミニウム」と
いう語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を
含むものとする。
【0003】
【従来の技術】この種の装置として、ボスを一体成形し
かつ分岐管のボス取付予定位置外面に緩くはめ被せられ
るリング状取付部材が備わった装置を、本出願人は先に
提案した(実願平4−82113号)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記装置では、分岐管
に取付部材を固定するには、分岐管と取付部材の間にろ
う材を差し込み、これにより、分岐管と取付部材の両方
をろう付している。ろう材の差し込み作業は容易でな
く、作業性が悪い。さらに、作業中にろう材が変形する
と、所定位置にまでろう材を差し込むことができないこ
とがある。
【0005】この考案の目的は、吸気マニホルドにボス
を取付けるに際し、ろう材のセット作業を簡単に行うこ
とのできるボス取付装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案によるボス取付
装置は、アルミニウム展伸材製プレナムチャンバと、こ
れの周壁に一端が接続されたアルミニウム展伸材製分岐
管とを有する吸気マニホルドにおいて、ボスを一体成形
しかつプレナムチャンバおよび分岐管の少なくとも一方
のボス取付予定位置外面にろう材を介して強制嵌合され
る断面略C字状取付部材を備えているものである。
【0007】
【作用】この考案によるボス取付装置には、ボスを一体
成形しかつプレナムチャンバおよび分岐管の少なくとも
一方のボス取付予定位置外面にろう材を介して強制嵌合
される断面略C字状取付部材が備わっているから、プレ
ナムチャンバまたは分岐管のボス取付予定位置外面にろ
う材を介して取付部材を同外面に強制嵌合すると、ろう
材が取付部材とプレナムチャンバまたは分岐管間の所定
位置にセットされる。
【0008】
【実施例】この考案の実施例を、図面を参照してつぎに
説明する。
【0009】図1を参照すると、吸気マニホルドは、一
端閉鎖管状アルミニウム展伸材製プレナムチャンバ11
と、プレナムチャンバ11周壁長さ方向に間隔をおいてプ
レナムチャンバ11の開口端近くから順次並列状に配され
かつ一端をそれぞれプレナムチャンバ11に接続している
U字状のアルミニウム展伸材製第1〜第4分岐管21〜24
とを備えている。
【0010】プレナムチャンバ11の他端にはアルミニウ
ム鋳物製スロットルボディ取付用フランジ31が設けられ
ている。第1〜第4分岐管21〜24の他端には、これらを
ひとまとめに連結するようにアルミニウム鋳物製シリン
ダヘッド取付用フランジ32が設けられている。
【0011】プレナムチャンバ11周壁の分岐管接続か所
には、分岐管21〜24の一端をそれぞれはめ込みろう付し
た接続筒部11aがそれぞれ設けられている。スロットル
ボディ取付用フランジ31には、プレナムチャンバ11の他
端をはめ込みろう付した接続筒部31aが、シリンダヘッ
ド取付用フランジ32には、分岐管21〜24の他端をはめ込
みろう付した接続筒部32aがそれぞれ設けられている。
【0012】プレナムチャンバ11他端近くに2つの第1
ボス41が第1取付部材51と一体で形成され取付けられて
いる。第1〜第4分岐管21〜24の他端近くに第2ボス42
が第2取付部材52を介してそれぞれ取付けられている。
さらに、第4分岐管24の屈曲部頂点に第3ボス43が第3
取付部材53と一体で形成され取付けられている。
【0013】図2および図3に、第1ボス41および取付
部材51の詳細が示されている。第1ボス41は、角柱状の
ものである。第1取付部材51は、断面略C字状のもの
で、プレナムチャンバ11外面の略2/3程度を被覆して
いる。2つのボス41がそれぞれの基部で第1取付部材51
の開口縁部に連なっている。第1ボス41には、その頂面
に開口するように有底ねじ孔41aが設けられている。第
1取付部材51の内面両端にはろう材流止め用内向き突条
51aがそれぞれ形成されるとともに、両突条51aの間に
ろう材層51bが形成されている。
【0014】プレナムチャンバ11の外径をDとし、取付
部材51の開口幅をBとすると、D>Bである。例えば、
D−B=1mm程度であれば、プレナムチャンバ11に取付
部材51をはめ被せる際に、取付部材51を弾性変形の範囲
内で強制的に広げることができる。
【0015】図4および図5に、第2ボス42および取付
部材52の詳細が示されている。第2ボス42は、角柱状の
ものである。第2取付部材52は、断面略C字状のもの
で、分岐管21外面の略2/3程度を被覆している。第2
ボス42がその基部で第2取付部材52の外面屈曲部中間に
連なっている。第2ボス42の頂面と一側面に角部には面
取り42aが施されている。面取り42aに開口するように
第2ボス42には有底ねじ孔42bが設けられている。第2
取付部材52の内面両端にはろう材流止め用内向き突条52
aがそれぞれ形成されるとともに、両突条52aの間にろ
う材層52bが形成されている。
【0016】プレナムチャンバ21の外径をdとし、取付
部材52の開口幅をbとすると、d>bである。例えば、
d−b=1mm程度であれば、分岐管21に取付部材52をは
め被せる際に、取付部材52を弾性変形の範囲内で強制的
に広げることができる。
【0017】図6に、第3ボス43および取付部材53の詳
細が示されている。第3ボス43は、第2ボス42とほぼ同
形状のものであるが、その相異は、第3ボス43には面取
りが施されておらず、頂面に開口するように第3ボス43
にねじ孔43aが設けられている。第3取付部材53は、第
2取付部材52と全く同形状である。
【0018】上記において、2つの第1ボス41および取
付部材51と、第2ボス42および取付部材52と、第3ボス
43および取付部材53とは、いずれも対応するもの同しA
6063−T5材のアルミニウム押出型材製長尺材料を
所定幅に切断することによって一体成形されたものであ
る。
【0019】図1を参照すると、第3ボス43に、帯板状
支持ブラケット71の一端が、これを貫通してねじ孔43a
にねじ込まれたボルト72によって取付けられている。ブ
ラケット71の他端は、図示しないエンジンブロックに取
付けられている。第3ボス43以外のボス41,42にも支持
ブラケット71が取付けられても良い。また、これらのボ
ス41,42,43に図示しない他の自動車部品が取付けられ
ても良い。
【0020】図7は、第4分岐管24に第3ボス43および
取付部材53を組付ける手順を示すものである。第4分岐
管24のボス取付予定位置外面に帯板状ろう材61を置く。
このろう材61の上から、取付部材53の開口幅を強制的に
広げながら取付部材53を押被せて分岐管24に取付部材53
を嵌合させる。これにより、分岐管24と取付部材53の間
にろう材61がセットされ、組付作業が完了する。また、
これと同様に、説明は省略するが、他のボス42,43およ
び取付部材52,53の組付作業が行われる。その後、マニ
ホールド一括ろう付の際、ろう材61が溶融させられてろ
う材層が形成される。
【0021】上記において、第1ボス41および第2ボス
42を押出型材で形成する代わりに、第1ボス41をスロッ
トルボディ取付用フランジ31とともに、第2ボス42をシ
リンダヘッド取付用フランジ32とともに一体鋳造するこ
とが考えられる。このようにすると、マニホルドの部品
点数は削減されるが、重量の増加は避けられない。
【0022】また、プレナムチャンバおよび分岐管は、
必ずしも円形である必要は無く、楕円形、四角形等であ
ってもよい。このような場合、取付部材は、楕円形、四
角形等の形にそう形状に形成される。
【0023】
【考案の効果】この考案によれば、プレナムチャンバま
たは分岐管のボス取付予定位置外面にろう材を介して取
付部材を同外面に強制嵌合すると、ろう材が取付部材と
プレナムチャンバまたは分岐管間の所定位置にセットさ
れるから、吸気マニホルドにボスを固定するためのろう
材のセット作業を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による装置によってボスを取付けたマ
ニホルドの斜視図である。
【図2】同マニホルドの第1ボスおよびその周辺部の平
面図である。
【図3】図2に示す部分の横断面図である。
【図4】同マニホルドの第2ボスおよびその周辺部の平
面図である。
【図5】図4に示す部分の横断面図である。
【図6】同マニホルドの第3ボスおよびその周辺部の側
面図である。
【図7】同第3ボスの取付手順を示す説明図である。
【符号の説明】
11 プレナムチャンバ 21〜24 分岐管 41〜43 ボス 51〜53 取付部材 61 ろう材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム展伸材製プレナムチャンバ
    11と、これの周壁に一端が接続されたアルミニウム展伸
    材製分岐管21〜24とを有する吸気マニホルドにおいて、 ボス41〜43を一体成形しかつプレナムチャンバ11および
    分岐管21〜24の少なくとも一方のボス取付予定位置外面
    に、ろう材61を介して強制嵌合される断面略C字状取付
    部材51〜53を備えているボス取付装置。
JP1993036626U 1993-06-29 1993-07-05 吸気マニホルドにおけるボス取付装置 Expired - Lifetime JP2596353Y2 (ja)

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JP1993036626U JP2596353Y2 (ja) 1993-06-29 1993-07-05 吸気マニホルドにおけるボス取付装置

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