JP3512905B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP3512905B2
JP3512905B2 JP14069795A JP14069795A JP3512905B2 JP 3512905 B2 JP3512905 B2 JP 3512905B2 JP 14069795 A JP14069795 A JP 14069795A JP 14069795 A JP14069795 A JP 14069795A JP 3512905 B2 JP3512905 B2 JP 3512905B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
    • F28F9/002Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばカークーラー
用凝縮器、ルームエアコン用熱交換器等に用いられるア
ルミニウム等の金属製の熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カークーラー用凝縮器として、
近時、マルチフロータイプと称されるアルミニウム製熱
交換器が好んで使用される傾向にある。この熱交換器
は、図3に示されるように、複数本の偏平チューブ
(1)…が所定間隔おきに並列状態に配置されると共
に、該偏平チューブ(1)…の両端部に中空ヘッダー
(3)(3)が連通状態に接続され、かつ、チューブ
(1)…間にフィン(2)…が配設され、そして、これ
ら相互が一括ろう付けにより接合一体化された熱交換器
本体を備えている。
【0003】そして、この熱交換器では、ヘッダー
(3)から延ばされた冷媒出口管(7)に受液器(4)
が接続されることになるが、この受液器(4)が、同図
に示されるように、熱交換器本体に一体的に保持され
た、受液器一体型の熱交換器として製作されることがあ
る。なお、(6)は冷媒入口管である。
【0004】従来、このような場合、受液器(4)の保
持は、図4に示されるようなブラケット(50)を用いて
行われていた。
【0005】即ち、このブラケット(50)は、第1ない
し第3の3つのブラケット部材(51)(52)(53)から
なる。第1ブラケット部材(51)は、熱交換器本体側に
取り付けられるもので、ヘッダー(3)の外周部形状に
沿う形状のろう付け取付け部(54)を有すると共に、こ
れから延ばされた外方突出部に取付け用のねじ通し孔
(55)が設けられたものとなされている。また、第2ブ
ラケット部材(52)は、受液器(4)側に取り付けられ
るもので、受液器(4)の外周部形状に沿う抱持部(5
6)を備えると共に、該抱持部(56)の両側縁部に外方
に突出して締付け用の一対の舌部(57)(57)が備えら
れ、該締付け用舌部(57)(57)同士が締付け用ねじ
(59)にて締められることにより、受液器(4)の外周
部が締付け抱持されるようになされている。第3ブラケ
ット部材(53)は、上記第1ブラケット部材(51)と第
2ブラケット部材(52)とを連結するもので、その一方
の側が第2ブラケット部材(52)の抱持部(56)の外周
面に予め溶接(60)にて固着され、他方の側には取付け
用のねじ通し孔(61)が設けられている。
【0006】そして、これら第1〜第3のブラケット部
材(51)(52)(53)を用い、受液器(4)を次のよう
にして熱交換器本体に保持させていた。即ち、第1ブラ
ケツト部材(51)をチューブ(1)…、ヘッダー(3)
(3)等の熱交換器構成部材相互の一括ろう付けの際に
併せてヘッダー(3)の外周面に組み付け、その一括ろ
う付けによりヘッダー(3)と接合一体化する。第2ブ
ラケット部材(52)は、その抱持部(56)を受液器
(4)の外周部に組み付け、ねじ(59)にて締め付ける
ことにより、受液器(4)の外周部に取り付ける。そし
て、この第2ブラケット部材(52)に溶接(60)にて取
り付けられている第3ブラケット部材(53)と第1ブラ
ケット部材(51)とをねじ(62)(62)にて締結する。
以上のようにして、受液器(4)を熱交換器本体に一体
的に保持させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受液器
(4)を上記のような構造のブラケット(50)によって
熱交換器本体に保持せしめる構造では、熱交換器本体側
に取り付けられる第1ブラケット部材(51)と、受液器
(4)側に取り付けられる第2ブラケット部材(52)と
を連結するのに、第1及び第2とは別の第3のブラケッ
ト部材(53)を用いる構造であり、受液器(4)保持の
ためのブラケット(50)の構成部品点数が非常に多いと
いう問題があった。
【0008】また、第2ブラケット部材(52)には第3
ブラケット部材(53)が予め溶接(60)され、しかも、
この第3ブラケット部材(53)が第1ブラケット部材
(51)にねじ止め(62)される構造であるから、第1ブ
ラケット部材(51)と第2ブラケット部材(52)とを連
結するための構造が複雑で、またコストも高いものにな
っているという問題もあった。
【0009】更に、受液器(4)の組付け作業において
は、第2ブラケット部材(52)による受液器(4)の締
付け挟持のための作業とは別に、第1ブラケット部材
(51)と第2ブラケット(52)とを連結すべく、第1ブ
ラケット部材(51)と第3ブラケット部材(53)とを連
結するねじ止め(62)の作業を行わなければならず、受
液器(4)の組付け作業に多くの手間を要するという問
題もあった。
【0010】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、受液器等の締付け抱持対象物を熱交換器本体に組
み付けるためのブラケットの構成部品点数を減少するこ
とができ、しかも、該ブラケットの構造簡素化、低コス
ト化を図ることができ、加えて、熱交換器本体への締付
け抱持対象物の組付け作業を手間を要することなく能率
的に行うことができる構造の熱交換器を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、熱交換器本
体から突出され、そこに被締付け部を有する第1ブラケ
ット部材と、受液器等の締付け抱持対象物の外周面にそ
の周方向に沿って延び、締付け抱持対象物の外周部を締
付け抱持する第2ブラケット部材と、が備えられ、第1
ブラケット部材の被締付け部が第2ブラケット部材の内
面と締付け抱持対象物の外周面との間に介在配置され
て、締付け抱持対象物が第2ブラケット部材に締付け抱
持されることにより、第1ブラケット部材の被締付け部
が締付け抱持対象物と第2ブラケット部材とで締付け挟
持され、この締付け挟持力によって第1ブラケット部材
と第2ブラケット部材とが連結されてなることを特徴と
する熱交換器によって達せられる。
【0012】前記熱交換器において、前記第1ブラケッ
ト部材として、熱交換器本体のヘッダーに取り付けられ
て該ヘッダーの外周面形状に沿う形状のろう付け取付け
部と、該ろう付け取り付け部の周方向における一方の側
縁部から外方に突出して延ばされた中間連接部と、該中
間連接部の先端部に連接され、前記締付け抱持対象物の
外周面形状に沿う形状の被締付け部とを有する構成を例
示できる。
【0013】また、前記第1ブラケット部材の被締付け
部は、その上下方向の幅が前記中間連接部の上下方向の
幅よりも大きく設計され、その上下両側縁部が中間連接
部の上下両側縁部よりも外方に段状をなし張出したもの
となされていることが好ましい。
【0014】また、前記第1ブラケット部材の被締付け
部と中間連接部との間に、上下いずれかの一方の側縁部
から内方に延ばされた差込み用の溝が形成されているこ
とが好ましい。
【0015】また、前記熱交換器において、前記第2ブ
ラケット部材として、前記第1ブラケット部材の被締付
け対象物の外周部をその全周に若干足りない範囲におい
て、被締付け対象物に沿って包囲する抱持部と、該抱持
部の周方向両側縁部からそれぞれ外方に突出し互いに対
向する一対の締付け用舌部とを有する構成を例示でき
る。
【0016】また、前記第2ブラケットの抱持部の面内
において、前記第1ブラケット部材の被締付け部の挿入
を許容するよう、周方向において大きく開かれた開口部
が設けられていることが好ましい。
【0017】さらに、前記開口部の高さ方向の幅は、前
記第1ブラケット部材の中間連接部の幅と同等ないしは
これよりも大きく、かつ被締付け部の幅よりも小さく設
定されてなることが好ましい。
【0018】さらにまた、前記第2ブラケットの抱持部
の内面側に、前記第1ブラケット部材の被締付け部の配
置される周方向において、前記被締付け部を周方向位置
決め状態に嵌合する収容凹部が設けられていることが好
ましい。
【0019】
【作用】上記熱交換器では、第1ブラケット部材の被締
付け部が第2ブラケット部材の内面と締付け抱持対象物
の外周面との間に介在配置されて、締付け抱持対象物が
第2ブラケット部材に締付け抱持されることにより、第
1ブラケット部材の被締付け部が締付け抱持対象物と第
2ブラケット部材とで締付け挟持され、この締付け挟持
力によって第1ブラケット部材と第2ブラケット部材と
が連結されるものであることにより、第1ブラケット部
材と第2ブラケット部材とを連結するための第3のブラ
ケット部材が不要であり、締付け抱持対象物を熱交換器
本体に組み付けるブラケットの構成部品点数が減少され
る。
【0020】しかも、このように、第3のブラケット部
材を排除して、第1ブラケット部材の被締付け部を締付
け抱持対象物と第2ブラケット部材とで締付け挟持する
ことによって第1ブラケット部材と第2ブラケット部材
とを連結する構造であることにより、ブラケットが構造
的に非常に簡素となり、コストも低減される。
【0021】加えて、第2ブラケット部材を締付け抱持
対象物に取り付けるべく該第2ブラケット部材を締付け
抱持対象物の外周部に締め付ければ、それが同時に第1
ブラケット部材の被締付け部に対する挟持力となって第
1ブラケット部材と第2ブラケット部材とを連結するこ
とにもなる。従って、熱交換器本体への締付け抱持対象
物の組付け作業工数が減少され、組付け作業が能率良く
遂行される。
【0022】
【実施例】次に、この発明の熱交換器を、カークーラー
用凝縮器に適用した場合の実施例について説明する。な
お、本発明の熱交換器の用途は、これに限られるもので
はなく、その他、ルームエアコン用熱交換器、オイルク
ーラー等各種用途の熱交換器に適用され得るものである
ことはいうまでもない。また、本発明における締付け抱
持対象物は、受液器に限定されるものではなく、その
他、外周部を締付け抱持状態にて保持することに適した
各種の物品ないしは部材等であってよく、また、その外
周部形状も円形状に限定されるものではない。
【0023】図1〜図3に示される熱交換器において、
(1)…は熱交換用の偏平チューブ、(2)はフィン、
(3)はヘッダーである。これらによって熱交換器本体
が構成されている。そして、(4)は締付け抱持対象物
としての外周円形状の受液器、(5)はブラケットで、
受液器(4)を熱交換器本体に保持せしめるものであ
る。なお、(6)は入口管、(7)は出口管、(9)は
冷媒導出管である。(10)は仕切部材で、冷媒が熱交換
器内を蛇行して流通されるようにするものである。
【0024】偏平チューブ(1)は、アルミニウム製の
押出型材によるもので、内部が仕切壁により複数の室に
区画された、ハーモニカチューブである。なお、押出型
材によらず、電縫管が使用されることもある。
【0025】フィン(2)は、シート材をコルゲート状
に成形してルーバーを切起こしたコルゲートフィンによ
るもので、このシート材として、両面にろう材層がクラ
ッドされたアルミニウムブレージングシートが使用され
ている。なお、アルミニウムブレージングシートによら
ず、アルミニウムシートが用いられることもある。
【0026】中空ヘッダー(3)は、片面又は両面にろ
う材層がクラッドされた1枚のアルミニウムブレージン
グシートを両側縁部突き合わせ状態に曲成して形成され
た円形状のヘッダーパイプ(3a)と、該ヘッダーパイプ
(3a)の端部開口を外嵌め状態において塞ぐアルミニウ
ム製の蓋材(3b)(3b)とによって構成されている。な
お、このパイプ(3a)の側縁突き合わせ部は熱交換器組
立体の一括ろう付けによって該パイプ(3a)に上記のよ
うにクラッドされているろう材にて接合される。そし
て、ヘッダーパイプ(3a)の周側壁には、偏平チューブ
(1)…の端部を嵌合せしめる周方向スリット状のチュ
ーブ挿入孔(3c)…等が列設されている。なお、ヘッダ
ーパイプ(3a)としては、電縫管、押出管等が用いられ
ることもある。
【0027】そして、ブラケット(5)は、熱交換器本
体側に取り付けられるアルミニウム製の第1ブラケット
部材(11)と、受液器(4)側に取り付けられる同じく
アルミニウム製の第2ブラケット部材(12)とをその構
成部品として有している。
【0028】第1ブラケット部材(11)は、ヘッダー
(3)の外周面形状に沿う形状のろう付け取付け部(1
3)と、該ろう付け取付け部(13)の周方向における一
方の側縁部から外方に突出して延ばされた中間連接部
(14)と、該中間連接部(14)の先端部に連接され、受
液器(4)の外周面形状に沿う形状に成形された被締付
け部(15)とを有する板のプレス一体成形品による。被
締付け部(15)は、その上下方向の幅が、中間連接部
(14)の上下方向の幅よりも大きく設計され、その上下
両側縁部が中間連接部(14)の上下両側縁部よりも外方
に段状をなして張り出したものとなされている。また、
被締付け部(15)と中間連接部(14)との間には上下い
ずれか一方の側縁部から内方に延ばされた差込み用の溝
(25)が形成されている。
【0029】一方、第2ブラケット部材(12)は、受液
器(4)の外周部をその全周に若干足りない範囲におい
て、これに沿うように、抱囲する抱持部(16)と、該抱
持部(16)の周方向両側縁部からそれぞれ外方に突出さ
れ互いに対向された一対の締付け用舌部(17)(17)と
を有する板のプレス一体成形品による。
【0030】抱持部(16)には、その面内に開口部(1
9)が設けられている。この開口部(19)は、第1ブラ
ケット部材(11)の被締付け部(15)の挿入を許容する
よう、抱持部(16)の周方向において大きく開れてい
る。また、開口部(19)の高さ方向の幅は、上記第1ブ
ラケット部材(11)の中間連接部(14)の幅と同等ない
しはこれよりも大きく、かつ、同第1ブラケット部材
(11)の被締付け部(15)の幅よりも小さく設計され、
この第1ブラケット部材(11)の被締付け部(15)を開
口部に対して相対的に傾けるようにして抱持部(16)の
開口部(19)内方に差し込むことにより、該被締付け部
(15)の上下両端部が、抱持部(16)の上下内面部に配
置されるようになされている。そして、抱持部(16)の
内面部には、図2に示されるように、第1ブラケット部
材(11)の被締付け部(15)の配置される周方向領域範
囲において、収容凹部(20)が設けられ、この収容凹部
(20)内に被締付け部(15)が周方向位置決め状態に嵌
合配置されるようになされている。
【0031】熱交換器の製造においては、まず、上記各
熱交換器構成部材を相互仮組状態に組み合わせて熱交換
器組立体に製作する。即ち、複数本の偏平チューブ
(1)…をその厚さ方向に所定間隔おきに並列状態に配
置して、その両端にヘッダー(3)(3)を、チューブ
挿入孔(3c)…にチューブ(1)…の端部を挿入するこ
とにより、嵌めると共に、コルゲートフィン(2)…を
チューブ(1)…間に挿入配置する。また、入口管
(6)、出口管(7)、仕切部材(10)等のその他の熱
交換器構成部材の組付けを行う。
【0032】併せて、ブラケット(5)の第1ブラケッ
ト部材(11)を、ヘッダー(3)の長さ方向所定位置に
おいて、ヘッダー(3)に組み付ける。即ち、第1ブラ
ケット部材(4)のろう付け取付け部(13)をヘッダー
(3)の外周面に沿わせるように配置して組み付ける。
【0033】しかるのち、この熱交換器組立体を炉中に
配置し、一括ろう付けを行う。このろう付けによって、
熱交換器構成部材同士が接合一体化され、その際、ブラ
ケット(5)のろう付け取付け部(13)もヘッダーパイ
プ(3a)の外周部にクラッドされているろう材にてヘッ
ダー(3)に接合一体化される。
【0034】次いで、この熱交換器に対し、受液器
(4)を組み付ける。即ち、熱交換器に一体ろう付けさ
れている第1ブラケット部材(11)の被締付け部(15)
を第2ブラケット部材(12)の開口部(19)を通じて、
抱持部(16)の内面側の収容凹部(20)内に嵌合配置
し、その状態で、受液器(4)を第2ブラケット部材
(12)の抱持部(16)内に差し込む。この場合、開口部
(19)内方への被締付け部(15)の挿入は、第1ブラケ
ット部材(11)の差込み用の溝(25)を利用し、該溝
(25)内に、抱持部(16)の開口部(19)の周縁壁を差
し込むしようにして行うことにより、容易に達せられ
る。そして、第2ブラケット部材(12)の締付け用舌部
(17)(17)のねじ通し孔(21)とねじ孔(22)にねじ
(23)を通してこれを螺進させて締め付けていくことに
より、抱持部(16)にて受液器(4)の外周部を締め付
ける。これにより、第2ブラケット部材(12)が受液器
(4)に締め付けられて取り付けられると共に、この締
付けによって、同時に、第1ブラケット部材(11)の被
締付け部(15)が、受液器(4)と第2ブラケット部材
(12)の抱持部(16)とで締付け挟持され、この締付け
挟持力によって、第1ブラケット部材(11)と第2ブラ
ケット部材(12)とが連結され、受液器(4)がブラケ
ツト(5)にて熱交換器本体に一体的に保持された状態
となる。以上により、受液器を一体的に備えた熱交換器
が製造される。
【0035】上記実施例熱交換器では、第1ブラケット
部材(11)の被締付け部(15)が第2ブラケット部材
(12)の抱持部(16)の内面と受液器(4)の外周面と
の間に介在配置されて、受液器(4)が第2ブラケット
部材(12)にねじ(23)にて締付け抱持されることによ
り、第1ブラケット部材(11)の被締付け部(15)が受
液器(4)と第2ブラケット部材(12)の抱持部(16)
とで締付け挟持され、この締付け挟持力によって第1ブ
ラケット部材(11)と第2ブラケット部材(12)とが連
結されたものであるから、第1ブラケット部材(11)と
第2ブラケット部材(12)とを連結するもう一つのブラ
ケット部材が不要であり、ブラケット(5)の構成部品
点数を従来よりも減少することができ、しかも、第1ブ
ラケット部材(11)と第2ブラケット部材(12)との連
結構造を従来よりも簡素化できると共にコストも低減で
き、加えて、熱交換器本体への受液器(4)の組付け作
業工数を減少しえて、受液器一体保持型の熱交換器を生
産性良く製造することができる。
【0036】のみならず、上記実施例では、締付け抱持
対象物が受液器(4)のような外周円形状の物品であ
り、それに応じて第2ブラケット部材(12)の抱持部
(16)が円形状にされている構造において、該第2ブラ
ケット部材(12)の抱持部(16)の内面に収容凹部(2
0)が設けられ、この収容凹部(20)内に第1ブラケッ
ト部材(11)の被締付け部(15)が嵌合配置される構造
とされているから、受液器(4)の保持状態において、
第2ブラケット部材(12)が不本意に回転してしまうの
を確実に防止することができる。従って、図2に示され
るように、第2ブラケット部材(12)の締付け用舌部
(17)(17)に近接して他の構造物(S)(S)が存在
していても、この締付け用舌部(17)(17)がこのよう
な構造物(S)に不本意に干渉してしまうのを有効的に
防止することができる。
【0037】しかも、上記実施例では、第2ブラケット
部材(12)の抱持部(16)周壁に開口部(19)が設けら
れ、この開口部(19)を通じて、第1ブラケット部材
(11)の被締付け部(15)が抱持部(16)の内面側に配
置される構造となされているから、第1ブラケット部材
(11)と第2ブラケット部材(12)との連結状態を強度
的に強く、安定したものにすることができる。
【0038】とりわけ、このように抱持部(16)周壁に
設けられた開口部(19)を通じて第1ブラケット部材
(11)の被締付け部(15)が抱持部(16)の内面側に配
置される構造において、第1ブラケット部材(11)の被
締付け部(15)と中間連接部(14)との間にその上下い
ずれか一方の側縁部から内方に延ばされた差込み用の溝
(25)が形成されていることにより、開口部(19)内方
への被締付け部(15)の挿入は、この差込み用の溝(2
5)を利用し、該溝(25)内に、抱持部(16)の開口部
(19)の周縁壁を差し込むしようにして行うことがで
き、従って、この挿入作業を難なく容易に行うことがで
きる。
【0039】
【発明の効果】上述の次第で、この発明の熱交換器は、
第1ブラケット部材の被締付け部が第2ブラケット部材
の内面と締付け抱持対象物の外周面との間に介在配置さ
れて、締付け抱持対象物が第2ブラケット部材に締付け
抱持されることにより、第1ブラケット部材の被締付け
部が締付け抱持対象物と第2ブラケット部材とで締付け
挟持され、この締付け挟持力によって第1ブラケット部
材と第2ブラケット部材とが連結されてなるものである
から、第1ブラケット部材と第2ブラケット部材とを連
結するための第3のブラケット部材が不要であり、締付
け抱持対象物を熱交換器本体に組み付けるブラケットの
構成部品点数を減少することができる。
【0040】しかも、このように、第3のブラケット部
材を排除して、第1ブラケット部材の被締付け部を締付
け抱持対象物と第2ブラケット部材とで締付け挟持する
ことによって第1ブラケット部材と第2ブラケット部材
とを連結する構造であるから、ブラケットを構造的に簡
素化でき、そのコストも低減することができる。
【0041】加えて、第2ブラケット部材を締付け抱持
対象物に取り付けるべく該第2ブラケット部材を締付け
抱持対象物の外周部に締め付ければ、それが同時に第1
ブラケット部材の被締付け部に対する締付け挟持力とな
って第1ブラケット部材と第2ブラケット部材とを連結
することにもなり、従って、熱交換器本体への締付け抱
持対象物の組付け作業工数を減少しえて、組付け作業を
手間をかけることなく能率良く行うことができ、熱交換
器の生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例にかかる熱交換器を示すもので、受液
器が熱交換器本体にブラケットにて組み付けられた状態
の正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】熱交換器の全体構成を示すもので、図(イ)は
正面図、図(ロ)は平面図である。
【図4】従来例を示すもので、図(イ)は受液器が熱交
換器本体にブラケットにて組み付けられた状態を示す正
面図、図(ロ)は同平面図である。
【符号の説明】3…ヘッダー 4…受液器(締付け抱持対象物) 5…ブラケット 11…第1ブラケット部材 12…第2ブラケット部材13…ろう付け取付け部 14…中間連接部 15…被締付け部 16…抱持部17…締付け用舌部 19…開口部 20…収容凹部 25…溝

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器本体から突出され、そこに被締
    付け部を有する第1ブラケット部材と、 受液器等の締付け抱持対象物の外周面にその周方向に沿
    って延び、締付け抱持対象物の外周部を締付け抱持する
    第2ブラケット部材と、 が備えられ、第1ブラケット部材の被締付け部が第2ブ
    ラケット部材の内面と締付け抱持対象物の外周面との間
    に介在配置されて、締付け抱持対象物が第2ブラケット
    部材に締付け抱持されることにより、第1ブラケット部
    材の被締付け部が締付け抱持対象物と第2ブラケット部
    材とで締付け挟持され、この締付け挟持力によって第1
    ブラケット部材と第2ブラケット部材とが連結され 前記第1ブラケット部材は、熱交換器本体のヘッダーに
    取り付けられて該ヘッダーの外周面形状に沿う形状のろ
    う付け取付け部と、該ろう付け取り付け部の周方向にお
    ける一方の側縁部から外方に突出して延ばされた中間連
    接部と、該中間連接部の先端部に連接され、前記締付け
    抱持対象物の外周面形状に沿う形状の被締付け部とを有
    し、 前記第1ブラケット部材の被締付け部は、その上下方向
    の幅が前記中間連接部の上下方向の幅よりも大きく設計
    され、その上下両側縁部が中間連接部の上下両側縁部よ
    りも外方に段状をなし張出したものとなされている こと
    を特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記第1ブラケット部材の被締付け部と
    中間連接部との間に、上下いずれかの一方の側縁部から
    内方に延ばされた差込み用の溝が形成されている請求項
    に記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記第2ブラケット部材は、前記第1ブ
    ラケット部材の被締付け対象物の外周部をその全周に若
    干足りない範囲において、被締付け対象物に沿って包囲
    する抱持部と、該抱持部の周方向両側縁部からそれぞれ
    外方に突出し互いに対向する一対の締付け用舌部とを有
    する請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記第2ブラケットの抱持部の面内にお
    いて、前記第1ブラケット部材の被締付け部の挿入を許
    容するよう、周方向において大きく開かれた開口部が設
    けられている請求項3に記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記開口部の高さ方向の幅は、前記第1
    ブラケット部材の中間連接部の幅と同等ないしはこれよ
    りも大きく、かつ被締付け部の幅よりも小さく設定され
    てなる請求項4に記載の熱交換器。
  6. 【請求項6】 前記第2ブラケットの抱持部の内面側
    に、前記第1ブラケット部材の被締付け部の配置される
    周方向において、前記被締付け部を周方向位置決め状態
    に嵌合する収容凹部が設けられている請求項3〜5のい
    ずれかに記載の熱交換器。
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