JP2570381Y2 - オイルクーラの取付構造 - Google Patents

オイルクーラの取付構造

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JP2570381Y2
JP2570381Y2 JP6564792U JP6564792U JP2570381Y2 JP 2570381 Y2 JP2570381 Y2 JP 2570381Y2 JP 6564792 U JP6564792 U JP 6564792U JP 6564792 U JP6564792 U JP 6564792U JP 2570381 Y2 JP2570381 Y2 JP 2570381Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パイプタンクへのオイ
ルクーラの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オイルクーラ内蔵のラジエータと
して、例えば実開平2−72326号公報に開示される
ようにラジエ−タタンク(以下「タンク」という)をア
ルミニウムで成形し、このタンク内にオイルクーラを装
着したものや、実開昭62−190821号公報に開示
されるようにタンクを樹脂で成形し、このタンク内にオ
イルクーラを装着したもの等が知られている。
【0003】図7は樹脂タンクへのオイルクーラの取付
構造を示し、従来、オイルクーラ1をタンク3に取り付
けるには、オイルクーラ1を別の工程で焼き付けて内管
4や外管5,コネクタ7,オイルクーラパイプ9等を夫
々ろう付けした後、タンク3の開口側からオイルクーラ
1をタンク3内に介装してオイルクーラパイプ9をタン
ク3のオイルクーラパイプ挿入孔11に挿入し、そし
て、当該オイルクーラパイプ9にO−リングを介してワ
ッシャ13,ナット15を螺着して、オイルクーラ1を
タンク3に固定していた。そして、斯様にオイルクーラ
1の取り付けが終了した後、タンク3をラジエ−タコア
17にカシメ固定することによって、オイルクーラ1を
ラジエ−タ19に内蔵させていた。
【0004】ところで、昨今、従来の樹脂タンクに代え
て、実開昭57−31523号公報に開示されるように
アルミニウム製の筒状パイプを採用してタンクをパイプ
タンクとし、このパイプタンクをラジエ−タコアと一体
ろう付けしたアルミニウム製ラジエ−タが提案されてい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】然し、図8に示すよう
に、オイルクーラ1をパイプタンク21に取り付けるに
は、筒状パイプとしてのパイプタンク21の構造上、一
方の開口部23からオイルクーラ1を挿入してオイルク
ーラパイプ9をオイルクーラパイプ挿入孔25に挿入し
なければならないが、オイルクーラパイプ挿入孔25へ
のオイルクーラパイプ9の位置決めが難しく、オイルク
ーラ1の取付作業性が悪いといった欠点が指摘されてい
た。
【0006】本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、パイプタンクへのオイルクーラの取付作業性を向上
したオイルクーラの取付構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る考案は、ラジエータコアのチューブ
を挿入する複数のチューブ挿入孔とオイルクーラパイプ
挿入孔とを設けたパイプ本体の両端をキャップで閉塞し
てなるパイプタンク内に、内管と外管からなる二重管式
のオイルクーラを取り付けるオイルクーラの取付構造に
於て、上記キャップの一方に、オイルクーラの内管に嵌
合し、周壁に冷却水通路を有する筒状部を設け、当該筒
状部にオイルクーラの内管を嵌合してオイルクーラをパ
イプタンク内に取り付けたものである。
【0008】そして、請求項2に係る考案は、筒状部に
設けた冷却水通路を、チューブ挿入孔に対向して配置し
たものである。
【0009】
【作用】請求項1に係る考案によれば、筒状部を内管に
嵌合させてキャップにオイルクーラを仮止めした後、オ
イルクーラをパイプ本体の一方の開口から挿入して、オ
イルクーラパイプを各オイルクーラパイプ挿入孔に挿入
し、キャップでパイプ本体の一方の開口部を閉塞するこ
とによって、パイプタンク内にオイルクーラが容易に取
り付くこととなる。
【0010】そして、冷却水が筒状部の冷却水通路を介
してオイルクーラの内管内に導入され、オイルクーラ内
のオイルの冷却を図ることとなる。又、請求項2に係る
取付構造では、筒状部に設けた冷却水通路をチューブ挿
入孔に対向して配置したため、ラジエータコアで冷却さ
れた冷却水が、チューブから速やかに冷却水通路を介し
てオイルクーラの内管内に導入されることとなる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本考案の一実施例に係るオイルクーラ
の取付構造の要部断面図を示し、図中、27はアルミニ
ウム製のパイプタンク(ロアタンク)で、当該パイプタ
ンク27は図2に示すように円筒状のパイプ本体29
と、当該パイプ本体29の両端開口を閉塞する2枚のア
ルミニウム製のキャップ31,33とで構成されてい
る。
【0012】そして、パイプ本体29には、オイルクー
ラ35の2本のオイルクーラパイプ37,39を挿入す
るオイルクーラパイプ挿入孔41,43がパイプ本体2
9の軸方向へ同一線上に穿設され、又、これらと90°
の間隔を置いて、図3に示すようにラジエータコア45
のチューブ47を挿入する複数のチューブ挿入孔49が
一列に設けられている。更に、パイプ本体29の一端側
には、図2に示すようにアウトレットパイプ取付孔51
がオイルクーラパイプ挿入孔41,43と同一線上にバ
ーリング加工されており、当該アウトレットパイプ取付
孔51にアルミニウム製のアウトレットパイプ53が挿
着されるようになっている。
【0013】而して、上記パイプタンク27内にオイル
クーラ35が取り付けられている。従来と同様、オイル
クーラ35は、図1に示すように内管55と外管57と
で構成された二重管構造であって、外管57の両端は内
管55の外周に固着したコネクタ59に係合されてい
る。そして、各コネクタ59のネジ部59aにオイルク
ーラパイプ37,39が夫々挿着されており、両オイル
クーラパイプ37,39はコネクタ59内に設けたオイ
ル通路61を介して、内管55と外管57との間のオイ
ル用流路63に連通した構造となっている。尚、図中、
65はオイル用流路63内に介装されたインナーフィン
である。
【0014】そして、オイルクーラ35は、各オイルク
ーラパイプ挿入孔41,43に挿入されたコネクタ59
のネジ部59aにナット67を締め付けてパイプ本体2
9に取り付けられているが、オイルクーラ35は更に、
上記キャップ31によってその一端側が支持された構造
となっている。
【0015】即ち、図1乃至図4に示すように、パイプ
本体29の一方を閉塞するキャップ31には、オイルク
ーラ35の内管55内に嵌合する嵌合代69が先端に形
成された長尺な筒状部71が一体に設けられ、又、その
周壁には、チューブ47からパイプタンク27内に導入
された冷却水Wを内管55内に導入させるための2つの
貫通孔からなる冷却水通路73が形成されている。
【0016】そして、オイルクーラ35をパイプ本体2
9に取り付けるに当たり、図4に示すように嵌合代69
に設けた位置決め爪75を、内管55の開口周縁部に設
けた位置決め凹部77に係合させ乍ら、嵌合代69を内
管55に嵌合して両者をアルゴン点付け等で仮止めした
後、図1及び図5に示すようにオイルクーラ35をパイ
プ本体29の一方から挿入して、オイルクーラパイプ3
7,39が挿着された各コネクタ59のネジ部59aを
オイルクーラパイプ挿入孔41,43に挿入し、そし
て、キャップ31の周縁部に設けた位置決め爪79をパ
イプ本体29の開口周縁部に設けた位置決め凹部81に
係合させることで、図1に示すようにオイルクーラ35
がパイプ本体29内に取り付き、キャップ31を介して
その一端側が支持されている。
【0017】尚、図3に示すように、斯様にオイルクー
ラ35をパイプタンク27内に取り付けたとき、チュー
ブ47からの冷却水Wが速やかにオイルクーラ35の内
管55内に導入できるように、冷却水通路73の2つの
貫通孔はチューブ挿入孔49に対向するようになってい
る。
【0018】本実施例に係るオイルクーラ35の取付構
造はこのように構成されているから、パイプタンク27
内にオイルクーラ35を取り付けるには、上述したよう
に、先ず、位置決め爪75を位置決め凹部77に係合さ
せ乍ら、嵌合代69を内管55に嵌合してキャップ31
にオイルクーラ35を仮止めした後、図1及び図5に示
すようにオイルクーラ35をパイプ本体29の一方の開
口から挿入して、各コネクタ59のネジ部59aをオイ
ルクーラパイプ挿入孔41,43に挿入し、位置決め爪
79を位置決め凹部81に係合させてキャップ31でパ
イプ本体29の一方の開口部を閉塞すれば、パイプ本体
29内にオイルクーラ35が容易に取り付くこととな
る。
【0019】そして、ナット67をネジ部59aに締め
付け、パイプ本体29の他方の開口部をキャップ33で
閉塞した後、チューブ挿入孔49にラジエータコア45
のチューブ47を挿入して、ラジエ−タコア45と共に
炉内で焼き付けてこれらを一体ろう付けすることによ
り、オイルクーラ35を内蔵したパイプタンク27がラ
ジエータコア45に取り付けられることとなる。
【0020】而して、オイルクーラ35は、キャップ3
1に設けた筒状部71と、コネクタ59のネジ部59a
に締め付けられたナット67によってパイプタンク27
内に確実に保持されることとなる。そして、ラジエータ
コア45で冷却された冷却水Wが、チューブ47から速
やかに冷却水通路73を介してオイルクーラ35の内管
55内に導入され、オイル用流路63を流れるオイルO
の冷却を図ることとなる。
【0021】このように、本実施例は、オイルクーラ3
5をパイプタンク27内に取り付けるにあたり、パイプ
本体29を閉塞する一方のキャップ31に、オイルクー
ラ35の内管55に嵌合し周壁に冷却水通路73を有す
る筒状部71を設け、予め当該筒状部71にオイルクー
ラ35の内管55を嵌合して、キャップ31と筒状部7
1を一種の取付治具としてオイルクーラ35をパイプ本
体29に取り付るようにしたので、本実施例によれば、
図8に示す従来の取付構造に比し、オイルクーラ35の
取付作業性が飛躍的に向上することとなった。
【0022】然も、本実施例では、オイルクーラ35を
パイプタンク27内に取り付けたとき、チューブ47か
らの冷却水Wが速やかにオイルクーラ35の内管55内
に導入できるように、冷却水通路73をチューブ挿入孔
49に対向させたので、従来に比べオイルクーラ35の
冷却性能の向上が図れる利点を有する。
【0023】又、オイルクーラ35は、キャップ31に
設けた筒状部71と、コネクタ59のネジ部59aに締
め付けられたナット67によってパイプタンク27内に
確実に保持されるので、長期に亘る使用によってもオイ
ルクーラ35はパイプタンク27に強硬に取り付くこと
となる。
【0024】尚、上記実施例では、筒状部71に2つの
貫通孔を設けてこれらを冷却水通路73としたが、図6
に示すように筒状部71に大きな切欠きを設けてこれを
冷却水通路83としてもよく、斯かる構造によっても、
上記一実施例と同様、所期の目的を達成することが可能
である。
【0025】又、上記実施例では、オイルクーラ35を
ロアタンク側に設けたが、オイルクーラ35をアッパタ
ンク内に取り付けて、上記冷却水通路73,83を冷却
水Wのインレットパイプ側に向けて配置させてもよい。
【0026】そして、本考案はダウンフロー式ラジエー
タに限らず、サイドフロー式ラジエータに適用できるこ
とは勿論である。
【0027】
【考案の効果】以上述べたように、請求項1記載の考案
によれば、従来に比しパイプタンクへのオイルクーラの
取付作業性が飛躍的に向上することとなった。
【0028】そして、請求項2に係る考案によれば、上
記効果に加えてオイルクーラの冷却性能の向上が図れる
利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るオイルクーラの取付構
造の要部断面図である。
【図2】図1に示す取付構造の分解斜視図である。
【図3】図1のIII − III線断面図である。
【図4】キャップとオイルクーラとの取付方法を示す斜
視図である。
【図5】パイプタンクへのオイルクーラの取付方法を示
す斜視図である。
【図6】本考案の他の実施例に於けるキャップとオイル
クーラとの取付方法を示す斜視図である。
【図7】従来の樹脂タンクへのオイルクーラの取付方法
を示す斜視図である。
【図8】従来のパイプタンクへのオイルクーラの取付方
法を示す斜視図である。
【符号の説明】 27 パイプタンク 29 パイプ本体 31,33 キャップ 35 オイルクーラ 37,39 オイルクーラパイプ 41,43 オイルクーラパイプ挿入孔 45 ラジエータコア 47 チューブ 49 チューブ挿入孔 55 内管 57 外管 59 コネクタ 71 筒状部 73,83 冷却水通路

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータコア(45)のチューブ(4
    7)を挿入する複数のチューブ挿入孔(49)とオイル
    クーラパイプ挿入孔(41,43)とを設けたパイプ本
    体(29)の両端をキャップ(31,33)で閉塞して
    なるパイプタンク(27)内に、内管(55)と外管
    (57)からなる二重管式のオイルクーラ(35)を取
    り付けるオイルクーラの取付構造に於て、 上記キャップ(31,33)の一方に、オイルクーラ
    (35)の内管(55)に嵌合し、周壁に冷却水通路
    (73,83)を有する筒状部(71)を設け、当該筒
    状部(71)にオイルクーラ(35)の内管(55)を
    嵌合してオイルクーラ(35)をパイプタンク(27)
    内に取り付けたことを特徴とするオイルクーラの取付構
    造。
  2. 【請求項2】 筒状部(71)に設けた冷却水通路(7
    3,83)は、チューブ挿入孔(49)に対向して配置
    されていることを特徴とする請求項1記載のオイルクー
    ラの取付構造。
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