JP2927009B2 - 二重管式熱交換装置 - Google Patents
二重管式熱交換装置Info
- Publication number
- JP2927009B2 JP2927009B2 JP3033927A JP3392791A JP2927009B2 JP 2927009 B2 JP2927009 B2 JP 2927009B2 JP 3033927 A JP3033927 A JP 3033927A JP 3392791 A JP3392791 A JP 3392791A JP 2927009 B2 JP2927009 B2 JP 2927009B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- heat exchanger
- outer cylinder
- inner cylinder
- heat exchange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0234—Header boxes; End plates having a second heat exchanger disposed there within, e.g. oil cooler
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車用ラジ
エータに内蔵されるオイルクーラとして使用される二重
管式の熱交換装置に関する。
エータに内蔵されるオイルクーラとして使用される二重
管式の熱交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オイルクーラを自動車用ラジエータの冷
却流体(冷却水)の通路となるタンク内に設定し、タン
ク内に流れる冷却流体によって、クーラ内を循環するオ
イルを冷却するようにした熱交換装置が考えられてい
る。この様なオイルクーラは例えば二重管によって構成
されるもので、同軸的に設定される外筒および内筒によ
って構成され、この外筒と内筒との間に熱交換流体とな
るオイルが流通される。そして、この熱交換器の外筒の
両端部には、それぞれオイルの流入用および排出用の結
合管が連通されている。
却流体(冷却水)の通路となるタンク内に設定し、タン
ク内に流れる冷却流体によって、クーラ内を循環するオ
イルを冷却するようにした熱交換装置が考えられてい
る。この様なオイルクーラは例えば二重管によって構成
されるもので、同軸的に設定される外筒および内筒によ
って構成され、この外筒と内筒との間に熱交換流体とな
るオイルが流通される。そして、この熱交換器の外筒の
両端部には、それぞれオイルの流入用および排出用の結
合管が連通されている。
【0003】図2は従来の熱交換装置における結合管の
連結部の構成を示すもので、例えば自動車用ラジエータ
の冷却水が流通されるタンク11内に、外筒12および内筒
13を同軸的に設定したオイルクーラとして作用する熱交
換器14が設定される。この図では例えばオイルの流入口
部を示すもので、排出口部分も同様に構成される。
連結部の構成を示すもので、例えば自動車用ラジエータ
の冷却水が流通されるタンク11内に、外筒12および内筒
13を同軸的に設定したオイルクーラとして作用する熱交
換器14が設定される。この図では例えばオイルの流入口
部を示すもので、排出口部分も同様に構成される。
【0004】すなわち、この熱交換器14において、外筒
12と内筒13との間のリング状の通路に熱交換流体である
オイルが流通され、この通路部分には熱交換効率を高め
るためにインナーフィン15が配置されている。
12と内筒13との間のリング状の通路に熱交換流体である
オイルが流通され、この通路部分には熱交換効率を高め
るためにインナーフィン15が配置されている。
【0005】外筒12のオイル流入口(排出口)に対応す
る側面には開口が形成され、この開口部には円筒状のニ
ップル16がろー付けによって一体的に取り付けられる。
そして、このニップル16の外筒12との取り付け部と反対
側の端部は、タンク11の壁に形成した取り付け穴17を介
してタンク11の外に取り出される。
る側面には開口が形成され、この開口部には円筒状のニ
ップル16がろー付けによって一体的に取り付けられる。
そして、このニップル16の外筒12との取り付け部と反対
側の端部は、タンク11の壁に形成した取り付け穴17を介
してタンク11の外に取り出される。
【0006】この場合、ニップル16にはタンク11の内面
に接するようにして鍔部161 が形成され、ニップル16の
タンク11の外部に突設された部分に螺合されるナット18
と鍔部161 との間でタンク11の壁を挟み、ニップル16を
タンク11の壁部分に締め付け固定することで、外筒12お
よび内筒13によって構成される熱交換器14が、自動車用
ラジエータのタンク11内に取り付け固定される。そし
て、このニップル16のタンク11外への突出部分に、結合
管19が螺合連結される。
に接するようにして鍔部161 が形成され、ニップル16の
タンク11の外部に突設された部分に螺合されるナット18
と鍔部161 との間でタンク11の壁を挟み、ニップル16を
タンク11の壁部分に締め付け固定することで、外筒12お
よび内筒13によって構成される熱交換器14が、自動車用
ラジエータのタンク11内に取り付け固定される。そし
て、このニップル16のタンク11外への突出部分に、結合
管19が螺合連結される。
【0007】この様に構成されるオイルクーラを、タン
ク11内に収納して取り付ける場合を考えると、外筒12お
よび内筒13からなる熱交換器14に対して、オイルを流通
させるための結合管19を連結するために、オイルの流入
部および排出部にそれぞれ対応してニップル16が一体的
に取り付けられている。したがって、この熱交換器14の
幅は図にL1 で示すようになる。
ク11内に収納して取り付ける場合を考えると、外筒12お
よび内筒13からなる熱交換器14に対して、オイルを流通
させるための結合管19を連結するために、オイルの流入
部および排出部にそれぞれ対応してニップル16が一体的
に取り付けられている。したがって、この熱交換器14の
幅は図にL1 で示すようになる。
【0008】この様な熱交換器14をタンク11内に収納す
るには、この熱交換器14をタンク11の例えば上側の開口
111 を介してタンク11内に挿入する。この場合、外筒12
の側方にニップル16が突出しているものであるため、こ
のニップル16部を下側に向けて傾けた状態で挿入するこ
とが考えられるが、タンク11の幅L2 に余裕を持たせな
ければ、熱交換器14をタンク11内に収納設定することが
できない。
るには、この熱交換器14をタンク11の例えば上側の開口
111 を介してタンク11内に挿入する。この場合、外筒12
の側方にニップル16が突出しているものであるため、こ
のニップル16部を下側に向けて傾けた状態で挿入するこ
とが考えられるが、タンク11の幅L2 に余裕を持たせな
ければ、熱交換器14をタンク11内に収納設定することが
できない。
【0009】この様な問題点を解決するために、例えば
特開昭50−57065号公報に示すような熱交換器が
考えられている。すなわちこの熱交換器にあっては、ニ
ップルの内周にねじ溝を形成し、外周にねじ溝を形成し
た結合管をニップルの内周に螺合し、タンクの外部に突
出する構造体を短くできるようにしている。
特開昭50−57065号公報に示すような熱交換器が
考えられている。すなわちこの熱交換器にあっては、ニ
ップルの内周にねじ溝を形成し、外周にねじ溝を形成し
た結合管をニップルの内周に螺合し、タンクの外部に突
出する構造体を短くできるようにしている。
【0010】しかし、この様に構成した場合、タンク外
部に突出する熱交換器と一体的な構造体を短く構成する
と、ニップル内部のねじ溝部、すなわち結合管の螺合部
分の長さが短くなり、結合管との結合長が短くなる。し
たがって、タンクに対して充分な強度で取り付けること
が困難となる。
部に突出する熱交換器と一体的な構造体を短く構成する
と、ニップル内部のねじ溝部、すなわち結合管の螺合部
分の長さが短くなり、結合管との結合長が短くなる。し
たがって、タンクに対して充分な強度で取り付けること
が困難となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、例えばオイルクーラのよう
な熱交換器の幅を小さく設定し、この熱交換器をタンク
内に挿入設定するに際して、このタンクの内部の幅を熱
交換器の幅に対して特に大きく設定することなくして小
形化して構成できるようにすると共に、熱交換器に対す
る熱交換流体の流入および排出用の結合管が充分な強度
をもって結合され、さらにこの熱交換器がタンクに対し
て充分な強度で取り付けられるようにした二重管式熱交
換装置を提供しようとするものである。
な点に鑑みなされたもので、例えばオイルクーラのよう
な熱交換器の幅を小さく設定し、この熱交換器をタンク
内に挿入設定するに際して、このタンクの内部の幅を熱
交換器の幅に対して特に大きく設定することなくして小
形化して構成できるようにすると共に、熱交換器に対す
る熱交換流体の流入および排出用の結合管が充分な強度
をもって結合され、さらにこの熱交換器がタンクに対し
て充分な強度で取り付けられるようにした二重管式熱交
換装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る二重管式
熱交換装置にあっては、冷却流体の流れるタンク内に二
重管式の熱交換器を収納するもので、この熱交換器を構
成する外筒に熱交換流体の流入および排出部にそれぞれ
対応して開口を形成すると共に、これら開口に同軸的に
内筒に貫通開口を形成し、外筒の開口部から内筒の貫通
開口を介して、内周にねじ溝を形成した接続管を挿入
し、先端が外筒と内筒との間の熱交換流体の流通路に開
口されるようにしてろー付け設定する。そして、この接
続管の他端をタンク側壁に形成した取り付け穴部に設定
し、タンク外部から外周にねじ溝を形成した結合管を前
記接続管に螺合するもので、この結合管によって前記接
続管を含む熱交換器がタンク内に取り付け固定されるよ
うにする。
熱交換装置にあっては、冷却流体の流れるタンク内に二
重管式の熱交換器を収納するもので、この熱交換器を構
成する外筒に熱交換流体の流入および排出部にそれぞれ
対応して開口を形成すると共に、これら開口に同軸的に
内筒に貫通開口を形成し、外筒の開口部から内筒の貫通
開口を介して、内周にねじ溝を形成した接続管を挿入
し、先端が外筒と内筒との間の熱交換流体の流通路に開
口されるようにしてろー付け設定する。そして、この接
続管の他端をタンク側壁に形成した取り付け穴部に設定
し、タンク外部から外周にねじ溝を形成した結合管を前
記接続管に螺合するもので、この結合管によって前記接
続管を含む熱交換器がタンク内に取り付け固定されるよ
うにする。
【0013】
【作用】この様に構成される二重管式熱交換装置にあっ
ては、接続管を含む外筒および内筒によって構成された
熱交換器は、タンクの外部にまで突出させる構成要素が
存在しない。したがって、この熱交換器部分の幅をタン
クの内壁相互間隔と同等に構成することができ、タンク
の小形化に効果的である。また、内筒を貫通して長さが
充分に得られるように設定される接続管に対して、熱交
換流体の流入および排出する結合管が連結され、またこ
の結合管によって熱交換器がタンクに取り付けられるも
のであるため、結合管と熱交換器との結合強度、さらに
熱交換器のタンクに対する取り付け強度が充分に得られ
るようになる。
ては、接続管を含む外筒および内筒によって構成された
熱交換器は、タンクの外部にまで突出させる構成要素が
存在しない。したがって、この熱交換器部分の幅をタン
クの内壁相互間隔と同等に構成することができ、タンク
の小形化に効果的である。また、内筒を貫通して長さが
充分に得られるように設定される接続管に対して、熱交
換流体の流入および排出する結合管が連結され、またこ
の結合管によって熱交換器がタンクに取り付けられるも
のであるため、結合管と熱交換器との結合強度、さらに
熱交換器のタンクに対する取り付け強度が充分に得られ
るようになる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1はその断面構造を示しているもので、例
えば自動車用ラジエータの下部に設定されるタンク21内
に熱交換器22が設定される。タンク21には、この図では
省略しているが、その上側に複数の熱交換用のチューブ
が連設され、これらチューブの上端は別のタンクに共通
に連通されている。そして、タンク21内には自動車用エ
ンジンの冷却水が、冷却流体として流通される。
説明する。図1はその断面構造を示しているもので、例
えば自動車用ラジエータの下部に設定されるタンク21内
に熱交換器22が設定される。タンク21には、この図では
省略しているが、その上側に複数の熱交換用のチューブ
が連設され、これらチューブの上端は別のタンクに共通
に連通されている。そして、タンク21内には自動車用エ
ンジンの冷却水が、冷却流体として流通される。
【0015】熱交換器22は、外筒23およびこの外筒23の
内部で同軸的に位置設定される内筒24によって二重管式
に構成され、外筒23と内筒24との間に断面リング状の熱
交換流体の流通路が形成される。この熱交換器22が例え
ばオイルクーラを構成する場合にはオイルが熱交換流体
とされるもので、このオイル通路となる流通路内にはイ
ンナーフィン25が設定されている。
内部で同軸的に位置設定される内筒24によって二重管式
に構成され、外筒23と内筒24との間に断面リング状の熱
交換流体の流通路が形成される。この熱交換器22が例え
ばオイルクーラを構成する場合にはオイルが熱交換流体
とされるもので、このオイル通路となる流通路内にはイ
ンナーフィン25が設定されている。
【0016】この熱交換器22に熱交換流体を供給する流
入口および熱交換流体を排出する排出口は、外筒23の両
端部に近接して形成される。この図では流入口および排
出口の一方、例えば流入口部分の断面構造を示している
もので、図では示されない排出口部分も同じ構造で構成
される。
入口および熱交換流体を排出する排出口は、外筒23の両
端部に近接して形成される。この図では流入口および排
出口の一方、例えば流入口部分の断面構造を示している
もので、図では示されない排出口部分も同じ構造で構成
される。
【0017】タンク21の側壁には、熱交換流体の流入口
(排出口)の位置に対応して取り付け口26が開口されて
いる。また、外筒23にはこの取り付け口26に同軸的にさ
れるように開口27が形成され、この開口27の周囲にはバ
ーリング加工によって筒状体28が形成される。
(排出口)の位置に対応して取り付け口26が開口されて
いる。また、外筒23にはこの取り付け口26に同軸的にさ
れるように開口27が形成され、この開口27の周囲にはバ
ーリング加工によって筒状体28が形成される。
【0018】さらに、内筒24には外筒23の開口27と同軸
的に貫通開口291 および292 が形成され、筒状体28部か
ら接続管30が挿入設定される。この接続管30は内周面に
雌ねじを構成するねじ溝が形成された円筒体で構成さ
れ、その先端が内筒24を貫通して開口27の反対側の面
で、外筒23と内筒24との間の熱交換流体の流通路に開口
されている。そして、内筒24の貫通開口291 、292 の周
囲と接続管30の外周部、および筒状体28の内周部とは、
それぞれろー付けによって一体的に結合され、流通路内
の熱交換流体の漏れが生じないようにしている。
的に貫通開口291 および292 が形成され、筒状体28部か
ら接続管30が挿入設定される。この接続管30は内周面に
雌ねじを構成するねじ溝が形成された円筒体で構成さ
れ、その先端が内筒24を貫通して開口27の反対側の面
で、外筒23と内筒24との間の熱交換流体の流通路に開口
されている。そして、内筒24の貫通開口291 、292 の周
囲と接続管30の外周部、および筒状体28の内周部とは、
それぞれろー付けによって一体的に結合され、流通路内
の熱交換流体の漏れが生じないようにしている。
【0019】接続管30の他端部の周囲には継ぎ手部材31
がろー付けによって一体的に取り付けられる。この継ぎ
手部材31は、タンク21の取り付け口26周囲の内面に対設
されるもので、この継ぎ手部材31がタンク21の内面に対
設された状態で、接続管30はタンク21から外に突出され
ないようにしている。
がろー付けによって一体的に取り付けられる。この継ぎ
手部材31は、タンク21の取り付け口26周囲の内面に対設
されるもので、この継ぎ手部材31がタンク21の内面に対
設された状態で、接続管30はタンク21から外に突出され
ないようにしている。
【0020】タンク21の外部から結合管32が接続管30の
内部に挿入される。この結合管32は外周に雄ねじを構成
するねじ溝が形成されており、結合管32が接続管30に対
して螺合によって結合されるようにする。この結合管32
には熱交換流体であるオイルが供給される。
内部に挿入される。この結合管32は外周に雄ねじを構成
するねじ溝が形成されており、結合管32が接続管30に対
して螺合によって結合されるようにする。この結合管32
には熱交換流体であるオイルが供給される。
【0021】結合管32の外周には鍔状のフランジ33が一
体に形成されており、このフランジ33がタンク21の外面
に当たるまで、結合管32が接続管30に螺合される。ここ
で、結合管32のフランジ33とタンク21の外面との間に適
宜ガスケット34を介在させ、結合管32を接続管30に強固
に締め付けることによって、フランジ33と継ぎ手部材31
との間でタンク21の壁が挟持されるようにしている。35
は継ぎ手部材31とタンク21の内壁との間に設定した冷却
流体のシール用のOリングである。
体に形成されており、このフランジ33がタンク21の外面
に当たるまで、結合管32が接続管30に螺合される。ここ
で、結合管32のフランジ33とタンク21の外面との間に適
宜ガスケット34を介在させ、結合管32を接続管30に強固
に締め付けることによって、フランジ33と継ぎ手部材31
との間でタンク21の壁が挟持されるようにしている。35
は継ぎ手部材31とタンク21の内壁との間に設定した冷却
流体のシール用のOリングである。
【0022】すなわち、この様に構成される二重管式の
熱交換装置にあっては、外筒23および内筒24によって構
成される熱交換器22に内蔵される状態で接続管30が設定
されるようになり、この熱交換器22の側部から結合管部
が突出されることがない。したがって、この熱交換器22
部の幅が充分に小さく設定され、特にタンク21の面から
突出させる構成要素が存在しないものであるため、この
熱交換器22をタンク21内に挿入設定するに際して、熱交
換器22の側部に大きなクリアランスを設定する必要がな
い。
熱交換装置にあっては、外筒23および内筒24によって構
成される熱交換器22に内蔵される状態で接続管30が設定
されるようになり、この熱交換器22の側部から結合管部
が突出されることがない。したがって、この熱交換器22
部の幅が充分に小さく設定され、特にタンク21の面から
突出させる構成要素が存在しないものであるため、この
熱交換器22をタンク21内に挿入設定するに際して、熱交
換器22の側部に大きなクリアランスを設定する必要がな
い。
【0023】また、内筒24を貫通する長さが設定される
接続管30に対して、結合管32が螺合されるものであるた
め、接続管30と結合管32との結合強度、すなわち熱交換
器22と結合管32との結合強度が充分に得られる。そし
て、この様に充分な強度で熱交換器22に結合される結合
管32によって、熱交換器22がタンク21内に設定された状
態で取り付け固定されるようになる。
接続管30に対して、結合管32が螺合されるものであるた
め、接続管30と結合管32との結合強度、すなわち熱交換
器22と結合管32との結合強度が充分に得られる。そし
て、この様に充分な強度で熱交換器22に結合される結合
管32によって、熱交換器22がタンク21内に設定された状
態で取り付け固定されるようになる。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る二重管式熱
交換装置にあっては、二重管によって構成された熱交換
器が容易にタンク内に挿入設定され、結合管を締め付け
ることによって取り付け固定されるものであり、特に熱
交換器にタンク外に突出する構成要素が存在しないもの
であるため、タンクを容易に小形化して構成できる。同
時に充分な長さが設定できる接続管を用いて結合管が連
結されるものであり、したがってその取り付け強度も充
分なものとすることができる。
交換装置にあっては、二重管によって構成された熱交換
器が容易にタンク内に挿入設定され、結合管を締め付け
ることによって取り付け固定されるものであり、特に熱
交換器にタンク外に突出する構成要素が存在しないもの
であるため、タンクを容易に小形化して構成できる。同
時に充分な長さが設定できる接続管を用いて結合管が連
結されるものであり、したがってその取り付け強度も充
分なものとすることができる。
【図1】この発明の一実施例に係る二重管式熱交換装置
を説明する断面構成図。
を説明する断面構成図。
【図2】従来の熱交換装置を示す断面構成図。
21…タンク、22…熱交換器、23…外筒、24…内筒、26…
取り付け口、 27…開口、291 、292 …貫通開口、30…接続管、31…継
ぎ手部材、32…結合管。
取り付け口、 27…開口、291 、292 …貫通開口、30…接続管、31…継
ぎ手部材、32…結合管。
Claims (1)
- 【請求項1】 冷却流体の流通されるタンク内に、前記
冷却流体に接するようにして設定された外筒と、この外
筒の内部に同一中心軸線が設定されるようにして設けら
れた内筒とを備え、前記外筒と内筒との間に熱交換流体
が流通され、この熱交換流体の流通路に連通して熱交換
流体の流入口および排出口がそれぞれ形成されるように
した熱交換器において、前記外筒の側壁の前記流入口お
よび排出口にそれぞれ対応した位置に形成された開口
と、これら開口とそれぞれ同軸の状態で前記内筒に形成
した貫通開口と、同軸の状態の前記外筒の開口および前
記内筒の貫通開口部にそれぞれに共通に挿入設定されて
前記外筒および内筒との接触部がろー付けされ、先端開
口部が前記内筒を貫通して前記熱交換流体の流通路に開
口されるようにした、内周にねじ溝の形成される接続管
と、この接続管の外周部を取り囲むように設定され、前
記外筒を前記タンクに前記流入口および排出口の位置に
対応してそれぞれ形成した取り付け口部内面に対設させ
る継ぎ手部材と、前記タンクの外部から前記接続管にそ
れぞれ螺合される外周にねじ溝の形成された結合管とを
具備し、この結合管によって、前記接続管を含む前記熱
交換器が前記タンクの壁に取り付け固定されるようにし
たことを特徴とする二重管式熱交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3033927A JP2927009B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 二重管式熱交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3033927A JP2927009B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 二重管式熱交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04273995A JPH04273995A (ja) | 1992-09-30 |
JP2927009B2 true JP2927009B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=12400155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3033927A Expired - Lifetime JP2927009B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 二重管式熱交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2927009B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0846931B1 (en) * | 1996-12-03 | 2002-07-03 | Calsonic Kansei Corporation | Oil cooler mounting structure and oil cooler mounting method |
DE19711259A1 (de) * | 1997-03-18 | 1998-10-15 | Behr Gmbh & Co | Getriebeölkühler |
US7188664B2 (en) * | 2005-04-21 | 2007-03-13 | Delphi Technologies, Inc. | Aluminum radiator tank with oil cooler clinch fitting |
KR101395746B1 (ko) * | 2007-09-07 | 2014-05-15 | 한라비스테온공조 주식회사 | 오일쿨러 및 라디에이터 탱크 조립체 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP3033927A patent/JP2927009B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04273995A (ja) | 1992-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3159805B2 (ja) | 熱交換器 | |
JPS5840646B2 (ja) | 圧縮空気冷却装置の取付機構 | |
US5937939A (en) | Joint portion of heat exchanger | |
JP2927009B2 (ja) | 二重管式熱交換装置 | |
JP2000180089A (ja) | オイルク―ラ内蔵ラジエ―タ | |
KR100492198B1 (ko) | 냉매호스연결구를 구비한 오일쿨러 및 그 제조방법 | |
JPH1038479A (ja) | 二重管型熱交換器 | |
US5582243A (en) | Heat exchanger water header containing an oil cooling radiator | |
JP2570381Y2 (ja) | オイルクーラの取付構造 | |
JP3183523B2 (ja) | オイルクーラを内蔵したアルミニウム製熱交換器のパイプタンク及びその製造方法 | |
JPH04273996A (ja) | 熱交換装置 | |
JPH05163944A (ja) | オイルクーラ付きラジエータ | |
JPH0630689U (ja) | オイルクーラの取付構造 | |
JPH1123185A (ja) | 二重管式熱交換器 | |
KR200309357Y1 (ko) | 라디에이터오일쿨러결합구조 | |
JPH06336926A (ja) | ラジエータ内蔵式オイルクーラ | |
KR200372349Y1 (ko) | 오일쿨러내장형라디에이터 | |
KR100362427B1 (ko) | 라디에이터 하부탱크와 오일냉각장치의 결합구조 | |
JP2535492Y2 (ja) | パイプタンクへの二重管式オイルクーラの取付構造 | |
JPH0684169U (ja) | アルミニューム製オイルクーラ | |
JP3406137B2 (ja) | 熱交換器の継手部 | |
KR200273140Y1 (ko) | 오일쿨러내장형라디에이터 | |
JPH0539348Y2 (ja) | ||
KR20070002137A (ko) | 오일쿨러의 입출구 고정구조 | |
KR200372348Y1 (ko) | 오일쿨러내장형라디에이터 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080514 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |