JPH0647584B2 - 融合フラノン、その製造法及び薬物としての使用 - Google Patents

融合フラノン、その製造法及び薬物としての使用

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JPH0647584B2
JPH0647584B2 JP60091289A JP9128985A JPH0647584B2 JP H0647584 B2 JPH0647584 B2 JP H0647584B2 JP 60091289 A JP60091289 A JP 60091289A JP 9128985 A JP9128985 A JP 9128985A JP H0647584 B2 JPH0647584 B2 JP H0647584B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規融合型フラノン、そのいくつかの製造法
及び薬物、特に循環に係わる薬物に関する。
新規なフラノンは下記一般式(I) 「式中、Rはフエニル、ピリジルまたはチオクロメニル
を表わし、該フエニルおよびチオクロメニルは1〜4の
炭素原子を有するアルキル、弗素、塩素、ニトロ、トリ
フルオロメチル、1〜4の炭素原子を有するアルコキ
シ、ヒドロキシ、フエニル、またはベンジルチオからな
る群からの1〜3の同一または異なった置換基で随意置
換されていてもよく、ただし上記置換基の最後の2つの
置換基は更にそれぞれの場合1〜4の炭素原子を有する
アルキル、弗素および塩素からなる群からの1〜2の同
一または異なる置換基を随意有してもよく、 R1はヒドロキシ、1〜4の炭素原子を有するNH−ア
ルキル、それぞれのアルキル基に1〜4の炭素原子を有
するジアルキルアミノを表わし、 R2は基COOR3を表わし、 ここでR3は、12迄の炭素原子を有する直鎖もしくは
分岐状のアルキルを表わす] のフラノンもしくはその生理学的に許容される塩によっ
て特徴づけられる。
一般式(I)で 式中、R1≠OH の化合物は、 A)一般式(II) 式中 Rは上述された意味を有する、 のアルデヒドを、 一般式(III) HC(R2)=C(R1)−CH3 (III) 式中 R1及びR2は上述された意味を有する、の化合物及び 一般式(IV) R4−OOC−CH2−CO−CH2−X−R5 (I
V) 式中 Xは酸素を表わす R4はアルキル基(1〜10個の炭素原子)を表わし、
そして R5はOH基の保護基を表わす、 の化合物と、不活性有機溶媒中、0℃〜120℃の温度
で反応させてから、ラクトン化が起る時には保護基R5
を脱離させることにより、又は B)一般式(V) 式中 X、R、R4及びR5は上述された意味を有する、のベン
ジリデン化合物を、 一般式(III) 式中 R1及びR2は上述された意味を有する の化合物と反応させてから、ラクトン化が起る時には保
護基R5を脱離させるか、又は C)一般式(VI) Rは上述された意味を有する のベンジリデン化合物を、 一般式(III)、 式中 R1及びR2は上述された意味を有する、 の化合物と、方法A)と同様に反応させて製造すること
ができる。
一般式(I)の、式中R1がOHを表わす化合物は、一
般式(I)の式中R1がOHでなく、方法A、B又はC
で製造された化合物を、酸の水溶液と不活性有機溶媒中
で反応させて得ることができる。
一般式(I)(R1=OH)の化合物製造のための本発
明の方法において、その反応段階は、その途中中間体を
分離しない一容器反応(one-pot react-ion)及び中間体
(I)(R≠OH)の単離を別個に行う何れの方法でも
実施することができる。
方法Cは、構造式(I)のR1≠OHの化合物を得よう
とする時に好ましい。
一般式(III)の化合物は公知であるか、又は公知の方
法によって製造することができる(J.Am.Chem.Soc.67
1017(1945)参照)。
一般式(IV)の化合物は公知であるか、又は公知の方法
によって製造することができる(Tetrahed-ron3415
43(1978)参照)。
一般式(V)の化合物は公知であるか、又は公知の方法
によって製造することができる(例えばJ.Am.Chem.Soc.
661933(1934)参照)。
一般式(VI)の化合物は公知であるか、又は公知の方法
によって製造することができる(J.Hete-rocycl.Chem.
(1983)、787、J.Org.Chem.43(197
8)1541又はZ.Chem.10341(1970)参
照)。
方法Aを実施する際に使用する、好ましい不活性有機溶
媒は、アルコール例えばエタノール又はt-ブタノール、
及びカルボン酸、例えば酢酸又はプロピオン酸である。
反応温度は好ましくは20〜100℃、特に使用溶媒の
沸点が選ばれる。
保護基R5の脱離は、好ましくは適当な脱離剤、例えば
通常の有機又は無機酸又は有機又は無機塩基を用いて行
なわれる。
好ましい保護基(R5)としては、アシル基、例えばア
セチル、トリアルキルシリル基、又はt-ブチル基を挙げ
ることができる。
特に断らなければ、上で好ましいものとして挙げた反応
条件及び反応媒体は、方法B及びCにも適用できる。
反応段階に続く、一般式(I)の、式中R1がOHでな
い化合物の、R1がOHである化合物への交換は、通常
の方法、好ましくは無機酸例えば塩酸及び硫酸と、同時
に不活性有機溶媒、例えばエタノール、プロパノール、
又はt-ブタノール、エーテル例えばジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、又はジオキサンを存在させて反応
させることにより実施する。
このヒドロキシル基を導入する反応は、10〜150
℃、好ましくは20〜100℃、特に溶媒の弗点で実施
するのが好ましい。
本発明の化合物は、予見出来なかった貴重な薬理効果ス
ペクトルを示す。本化合物は強心剤として使用され、心
筋の収縮性を改善することができる。更に同化合物はC
の細胞内への流入を増加するという事実があるの
で、抵抗血圧剤として使用することができ、血糖を下
げ、粘膜の膨張を減じそして塩及び/又は体液バランス
をかえることができる。
本発明の化合物は公知の方法で通常の剤形、例えば錠
剤、カプセル剤、被覆錠剤、丸剤、顆粒剤、エアゾール
剤、シロップ剤、乳剤、懸濁剤、及び液剤に、不活性、
無毒性で薬学的に適当な賦形薬又は溶媒を使用して変換
することができる。治療学的に活性な化合物は、夫々の
剤形中に、全体に対して0.5〜90重量%、即ち指示投
与量を達成するのに充分な量存在しなければならない。
以上の剤形は、例えば活性化合物を、溶媒及び/又は賦
型剤で増量し、随時乳化剤及び/又は懸濁液を使用して
製造される。そして希釈剤として水を使用する時には、
随時有機溶媒を補助溶剤として使用することができる。
補助剤の例としては、例えば水、無毒性有機溶媒、例え
ばパラフィン(例えば石油留分)、植物油(落花生油/
ゴマ油)、アルコール(例えばエチルアルコール及びグ
リセリン)及び(例えばプロピレングリコール及びポリ
エチレングリコール)、固体状賦型薬、例えば天然石の
粉(カオリン、アルミナ、タルク及びチョーク)、合成
岩の粉(例えば高分散性シリカ及び珪酸塩)及び糖類
(例えば蔗糖、ラクトース及びグルコース)、乳化剤
(例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホン
酸塩及びアリールスルホン酸塩)、分散剤(例えばリグ
ニン亜硫酸塩廃液、メチルセルロース、澱粉及びポリビ
ニルピロリドン)及び潤滑剤(例えばステアリン酸マグ
ネシウム、タルク、ステアリン酸及びラウリル硫酸ナト
リウム)が挙げられる。
投薬は通常の方法で、好ましくは経口又は非経口的に、
特に舌下又は静脈内に行なう。経口投与の場合、錠剤
は、勿論、上に述べた賦形剤の他に、添加剤、例えばく
えん酸ナトリウム、炭酸カルシウム及びりん酸二カリシ
ウム、又更に種々の他の物質、例えば澱粉、好ましくは
馬鈴薯澱粉、ゼラチン及びその類似物も含むことができ
る。更に錠剤を製造する時は、潤滑剤、例えばステアリ
ン酸マグネシウム、ラウリン硫酸ナトリウム及びタルク
も使用することができる。経口投与を目的とした水性懸
濁液及び/又はエリキシルの場合には、活性化合物は上
述の補助剤のほかに、種々の風味改良剤又は着色剤と混
合することができる。
非経口投与の場合には、適当な液状賦形剤を使用した活
性化合物の溶液を使用することができる。
一般に、静脈内投与の場合、効果的な結果を得るには体
重1kg当り約0.0001〜1mg、好ましくは約0.001〜0.5mg
の量を投与することが有利であることが判った。そして
経口投与の場合。投与量は体重1kg当り約0.01〜20m
g、好ましくは0.1〜10mgである。
それでも時々上述量からはずれることがあり得る。特に
実験動物の体重、投与法の性質のみならず、更に動物の
種類、個々の動物の薬物に対する挙動、又薬物の剤形の
性質そして投与時間更に間隔によって変える必要がある
場合がある。
この様にしてある場合には、上述の最小量以下でも充分
であり、又他の場合には上述の上限を越えなければなら
ないこともある。比較的多量の投与を行なう場合には、
その量を1日の間に何回かに分けて与えるのが良い。医
薬として人に投与する場合でも、その量は同じ範囲が考
えられ、上に述べたことが同様に適用される。
例えば実施例3の化合物は、以下に示す、モルモットか
ら摘出した左心房を用いた試験で、10-5g/mlの濃度
で、心房の収縮を50%以上増加させる。
モルモットの雄又は雌の成体を頭部を打って欧殺する。
心臓を摘出し、心室から左心房を分離する。同左心房
は、Krebs-Henseleite溶液と、1.8mmol/のCa及び11m
mol/のぶどう糖を含む100mlの臓器浴に懸濁さ
せ、30℃に保ち、そして95%O2+5%CO2で酸素
飽和(oxyginate)にする。薬剤を0.9%のNaCl溶液に溶解
し、必要ならばジメチルスルホキシドに溶解して1mg/
mlの濃度にする。それから0.9%NaCl溶液を用いて連続
逐次的に希釈する。夫々の薬剤希釈液1mlを臓器液(1
00ml)中に注入し、最終薬剤濃度を10-8〜10-5
/mlにする。心房は初期張力を1gに保ち、平方波パル
ス(Square Wave pulse)(1Hz、1msec、22volt)
で刺激を与えた。1分間の周期で薬剤を夫々の濃度で添
加し、その12分後にデータ読み込み装置につないだSt
ahamUS2歪ゲージを使用して、心房の収縮を定長下に
測定した。60回の収縮の平均値を計算し、収縮の前の
対照期に対する%として表わした。磁石弁とタイマーを
使用して14分毎に自動的に洗浄を行なった。各々の薬
剤を加えた後で薬剤を使用しない対象期を3度設定し
た。
製造実施例 1) 7-(2-メチルフエニル)-5-メチルアミノ-1-オキソ-1,3,
4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エチル
エステル (方法C) 20ミリモルの3-(2-メチルベンジリデン)フラン-2,4
(3H,5H)-ジオンの50mlの溶液及び20ミリモルの2-メ
チルアミノクロトン酸エチルを還流下に一夜沸騰させて
から、反応混合物を濃縮し、次いでトルエン/酢酸エチ
ル混合液を使用してシリカゲル上のクロマトグラフにか
けた。
融点:175〜181℃、 2) 7-(2-クロロフエニル)-5-ヒドロキシ-1-オキソ-1,3,4,
7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エチルエ
ステル (方法B) 20ミリモルの4-アセトキシ-2-(2-クロロベンジリデ
ン)-3-オキソブタンカルボン酸エチルを20ミリモルの
3-ブチルアミノクロトン酸エチルと一緒に還流下に一晩
沸騰させた。それから50mlの濃塩酸及び10mlの水を
加え、得られた混合物を更に1時間沸騰させた。冷却
後、生成物は吸引過した。
融点:181〜183℃ 3) 5-ヒドロキシ-7-(2-メチルフエニル)-1-オキソ-1,3,4,7
-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エチルエ
ステル a)(中間体を単離しない方法A) 50ミリモルの2-メチルベンズアルデヒド、50ミリモ
ルの3-ブチルアミノクロトン酸エチル及び50ミリモル
の4-アセトキシ-3-オキソブタンカルボン酸エステルを
100mlのエタノールと一緒に還流下に一晩沸騰した。
それから10mlの濃塩酸及び20mlの水を加え、得られ
た混合物を更に1時間沸騰させた。生成物はエタノール
から再結晶した。
融点:145〜150℃ b)実施例1から中間化合物を経由する製造10ミリモル
の7-(2-メチルフエニル)-5-メチルアミノ-1-オキソ-1,
3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エチ
ルを、50ミリモルのTHFに溶解し、3mlの濃塩酸及
び5mlの水を加え、そして得られた混合物を1時間沸騰
させ、それから濃縮させた。生成物は実施例3a)からの
生成物と同一であった。
下記の化合物は実施例3aと同様にして製造された。
4) 5-ヒドロキシ-7-(4-オキソ-2-フエニル-4H-チオクロメ
ン-8-イル)-1-オキソ-1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]
フラン-6-カルボン酸エチル 融点:223〜226℃ 5) 5-ヒドロキシ-1-オキソ-7-フエニル-1,3,4,7-テトラヒ
ドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エチル 融点:153〜155℃ 6) 5-ヒドロキシ-7-(2-ニトロフエニル)-1-オキソ-1,3,4,7
-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エチル 融点:183〜186℃ 7) 5-ヒドロキシ-1-オキソ-7-(2-トリフルオロメチルフエ
ニル)-1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボ
ン酸エチル 融点:150℃ 8) 5-ヒドロキシ-7-(2-メトキシフエニル)-1-オキソ-1,3,
4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エチル 融点:169〜171℃ 9) 5-ヒドロキシ-1-オキソ-7-(3-トリフルオロメチルフエ
ニル)-1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボ
ン酸エチル 融点:149〜150℃ 10) 5-ヒドロキシ-7-(2-メチルフエニル)-1-オキソ-1,3,4,7
-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸イソプロ
ピル 融点:155〜157℃ 11) 5-ヒドロキシ-1-オキソ-7-(2-トリフルオロメチルフエ
ニル)-1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボ
ン酸メチル 融点:156〜159℃ 12) 5-ヒドロキシ-7-(4-メチルフエニル)-1-オキソ-1,3,4,7
-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エチル 融点:142〜148℃ 13) 7-(2-[3-クロロベンジルチオ]フエニル)-5-ヒドロキシ
-1-オキソ-1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カ
ルボン酸エチル 融点:155〜160℃ 14) 7-(2-ベンジルチオフエニル)-5-ヒドロキシ-1-オキソ-
1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エ
チル 融点:144〜147℃ 15) 5-ヒドロキシ-7-(3-メチルフエニル)-1-オキソ-1,3,4,7
-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エチル 融点:163〜166℃ 16) 5-ヒドロキシル-1-オキソ-7-(3-ピリジル)-1,3,4,7-テ
トラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エチル 融点:172〜175℃ 17) 5-ヒドロキシル-1-オキソ-7-(2-メトキシフエニル)-1,
3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸ブチ
ル 融点:66〜69℃ 18) 5-ヒドロキシル-1-オキソ-7-(2-トリフルオロメチルフ
エニル)-1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カル
ボン酸ブチル 融点:122〜127℃ 19) 7-(4-[3-クロロベンジルチオ]フエニル)-5-ヒドロキシ
-1-オキソ-1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カ
ルボン酸イソプロピル 融点:111〜115℃ 20) 7-(4-[3-クロロベンジルチオ]フエニル)-5-ヒドロキシ
-1-オキソ-1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カ
ルボン酸メチル 融点:168〜171℃ 21) 7-(3,4-ジメトキシフエニル)-5-ヒドロキシ-1-オキソ-
1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸メ
チル 融点:158〜160℃ 22) 7-(2-ベンジルチオフエニル)-5-ヒドロキシ-1-オキソ-
1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸イ
ソプロピル 融点:149〜154℃ 23) 7-(2-ベンジルチオフエニル)-5-ヒドロキシ-1-オキソ-
1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸メ
チル 融点:149〜154℃ 24) 5-ヒドロキシ-1-オキソ-7-(2-ピリジル)-1,3,4,7-テト
ラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸エチル 融点:133〜135℃ 25) 5-ヒドロキシ-7-(2-[4-メチルベンジルチオ]-フエニル)
-1,3,4,7-テトラヒドロベンゾ[c]フラン-6-カルボン酸
エチル 融点:130〜135℃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 405/04 213 8829−4C 409/04 307 8829−4C (72)発明者 ライナー・グロース ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルタール 1・プラツツホフシユトラーセ 23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) 「式中、Rはフエニル、ピリジルまたはチオクロメニル
    を表わし、該フエニルおよびチオクロメニルは1〜4の
    炭素原子を有するアルキル、弗素、塩素、ニトロ、トリ
    フルオロメチル、1〜4の炭素原子を有するアルコキ
    シ、ヒドロキシ、フエニルまたはベンジルチオからなる
    群からの1〜3の同一または異なった置換基で随意置換
    されていてもよく、ただし上記置換基の最後の2つの置
    換基は更にそれぞれの場合1〜4の炭素原子を有するア
    ルキル、弗素および塩素からなる群からの1〜2の同一
    または異なる置換基を随意有してもよく、 R1はヒドロキシ、1〜4の炭素原子を有するNH−ア
    ルキル、それぞれのアルキル基に1〜4の炭素原子を有
    するジアルキルアミノを表わし、 R2は基COOR3を表わし、 ここでR3は、12迄の炭素原子を有する直鎖もしくは
    分岐状のアルキルを表わす] のフラノンもしくは生理学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】式(I) 「式中、Rはフエニル、ピリジルまたはチオクロメニル
    を表わし、該フエニルおよびチオクロメニルは1〜4の
    炭素原子を有するアルキル、弗素、塩素、ニトロ、トリ
    フルオロメチル、1〜4の炭素原子を有するアルコキ
    シ、ヒドロキシ、フエニルまたはベンジルチオからなる
    群からの1〜3の同一または異なった置換基で随意置換
    されていてもよく、ただし上記置換基の最後の2つの置
    換基は更にそれぞれの場合1〜4の炭素原子を有するア
    ルキル、弗素および塩素からなる群からの1〜2の同一
    または異なる置換基を随意有してもよく、 R1はヒドロキシ、1〜4の炭素原子を有するNH−ア
    ルキル、それぞれのアルキル基に1〜4の炭素原子を有
    するジアルキルアミノを表わし、 R2は基COOR3を表わし、 ここでR3は、12迄の炭素原子を有する直鎖もしくは
    分岐状のアルキルを表わす] のフラノンもしくは生理学的に許容される塩を製造する
    にあたり、 一般式(II) [式中、Rは上述された意味を有する、] のアルデヒドを、 一般式(III) HC(R2)=C(R1)−CH3 (III) [式中、R1はヒドロキシを除く上述の意味を有し、R2
    は上述された意味を有する、] の化合物及び 一般式(IV) R4−OOC−CH2−CO−CH2−X−R5 (IV) [式中、 XはOを表わし、 R4はアルキル基(1〜10個の炭素原子)を表わし、
    そして R5はOH基の保護基を表わす、] の化合物と、 不活性有機溶媒中0〜120℃の温度で反応させ、ラク
    トン化が起るときに保護基R5を脱離させ、次いで、適
    当な場合には、不活性有機溶媒の存在下水性の酸と反応
    させて置換基R1に対してヒドロキシル基を導入させる
    ことを特徴とする製法。
  3. 【請求項3】20〜100℃の温度で反応される特許請
    求の範囲第2項記載の製法。
  4. 【請求項4】式(I) 「式中、Rはフエニル、ピリジルまたはチオクロメニル
    を表わし、該フエニルおよびチオクロメニルは1〜4の
    炭素原子を有するアルキル、弗素、塩素、ニトロ、トリ
    フルオロメチル、1〜4の炭素原子を有するアルコキ
    シ、ヒドロキシ、フエニルまたはベンジルチオからなる
    群からの1〜3の同一または異なった置換基で随意置換
    されていてもよく、ただし上記置換基の最後の2つの置
    換基は更にそれぞれの場合1〜4の炭素原子を有するア
    ルキル、弗素および塩素からなる群からの1〜2の同一
    または異なる置換基を随意有してもよく、 R1はヒドロキシ、1〜4の炭素原子を有するNH−ア
    ルキル、それぞれのアルキル基に1〜4の炭素原子を有
    するジアルキルアミノを表わし、 R2は基COOR3を表わし、 ここでR3は、12迄の炭素原子を有する直鎖もしくは
    分岐状のアルキルを表わす] のフラノンもしくは生理学的に許容される塩を製造する
    にあたり、 一般式(V) [式中、XはOを表わし、 R4はアルキル基(1〜10個の炭素原子)を表わし、 R5はOH基の保護基を表わし、 Rは上記の意味を有する、] のベンジリデン化合物を一般式(III) HC(R2)=C(R1)−CH3 (III) [式中、R1はヒドロキシを除く上述の意味を有し、R2
    は上述された意味を有する、] の化合物及と反応させ、ラクトン化が起るときに保護基
    を脱離させ、次いで、適当な場合には、不活性有機
    溶媒の存在下水性の酸と反応させて置換基R1に対して
    ヒドロキシル基を導入させることを特徴とする製法。
  5. 【請求項5】20〜100℃で反応を行う特許請求の範
    囲第4項記載の製法。
  6. 【請求項6】式(I) 「式中、Rはフエニル、ピリジルまたはチオクロメニル
    を表わし、該フエニルおよびチオクロメニルは1〜4の
    炭素原子を有するアルキル、弗素、塩素、ニトロ、トリ
    フルオロメチル、1〜4の炭素原子を有するアルコキ
    シ、ヒドロキシ、フエニル、またはベンジルチオからな
    る群からの1〜3の同一または異なった置換基で随意置
    換されていてもよく、ただし上記置換基の最後の2つの
    置換基は更にそれぞれの場合1〜4の炭素原子を有する
    アルキル、弗素および塩素からなる群からの1〜2の同
    一または異なる置換基を随意有してもよく、 R1はヒドロキシ、1〜4の炭素原子を有するNH−ア
    ルキル、それぞれのアルキル基に1〜4の炭素原子を有
    するジアルキルアミノを表わし、 R2は基COOR3を表わし、 ここでR3は、12迄の炭素原子を有する直鎖もしくは
    分岐状のアルキルを表わす] のフラノンもしくは生理学的に許容される塩を製造する
    にあたり、 一般式(VI) [式中、 Rは上述された意味を有する] のベンジリデン化合物を一般式(III) HC(R2)=C(R1)−CH3 (III) [式中、R1はヒドロキシを除く上述の意味を有し、R2
    は上述された意味を有する、] の化合物と不活性有機溶媒中0〜120℃の温度で反応
    させ、次いで、適当な場合には、不活性有機溶媒の存在
    下水性の酸と反応させて置換基R1に対してヒドロキシ
    ル基を導入させることを特徴とする製法。
  7. 【請求項7】20〜100℃で反応を行う特許請求の範
    囲第6項記載の製法。
  8. 【請求項8】式(I) 「式中、Rはフエニル、ピリジルまたはチオクロメニル
    を表わし、該フエニルおよびチオクロメニルは1〜4の
    炭素原子を有するアルキル、弗素、塩素、ニトロ、トリ
    フルオロメチル、1〜4の炭素原子を有するアルコキ
    シ、ヒドロキシ、フエニルまたはベンジルチオからなる
    群からの1〜3の同一または異なった置換基で随意置換
    されていてもよく、ただし上記置換基の最後の2つの置
    換基は更にそれぞれの場合1〜4の炭素原子を有するア
    ルキル、弗素および塩素からなる群からの1〜2の同一
    または異なる置換基を随意有してもよく、 R1はヒドロキシ、1〜4の炭素原子を有するNH−ア
    ルキル、それぞれのアルキル基に1〜4の炭素原子を有
    するジアルキルアミノを表わし、 R2は基COOR3を表わし、 ここでR3は、12迄の炭素原子を有する直鎖もしくは
    分岐状のアルキルを表わす] のフラノンもしくは生理学的に許容される塩の少くとも
    1つを有効成分として含有してなる、強心剤として用い
    られる製薬学的組成物。
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