JPH0647083Y2 - インサートナット埋込具 - Google Patents

インサートナット埋込具

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JPH0647083Y2
JPH0647083Y2 JP1987195708U JP19570887U JPH0647083Y2 JP H0647083 Y2 JPH0647083 Y2 JP H0647083Y2 JP 1987195708 U JP1987195708 U JP 1987195708U JP 19570887 U JP19570887 U JP 19570887U JP H0647083 Y2 JPH0647083 Y2 JP H0647083Y2
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襄 豊田
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豊田 実
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の目的》 《産業上の利用分野》 本考案は、側溝用ブロック、擁壁用ブロック、マンホー
ル用ブロック、床板用ブロック等種々のコンクリート製
品にインサートナットを埋め込むためのインサートナッ
ト埋込具に関する。
《従来の技術》 コンクリート製品に対してボルトを用いようとするとき
は、その表面にインサートナットを埋め込んでおくこと
が行われている。
第5・6図は従来のインサートナット埋込方法を示す説
明図である。型枠22には、インサートナットを埋め込む
位置に穴23をあけておき、第5図に示すごとく、その穴
23に外側からボルト20を通し、内側からインサートナッ
ト21を螺着して固定する。コンクリートを打設し、硬化
した後ボルトをインパクトレンチ等で外し、第6図に示
すごとく、型枠を脱型するのである。
《考案が解決しようとする問題点》 上記従来のインサートナット埋込には次のような問題点
がある。
インサートナットの固定に際してボルトを螺着する作
業、および脱型に際してインパクトレンチ等でボルトを
取外す作業が煩雑で作業能率も悪い。
型枠が大型の場合、インサートナットの固定には、型
枠外でボルトを螺着する人と型枠内側でインサートナッ
トを抑えている人と2人の作業員が必要である。
インサートナットの固定に際して、型枠の下側からボ
ルトで固定する場合、作業員が型枠の下側に潜り込まな
ければならず危険である。
本考案はこのような問題点を解決するもので、これを用
いれば簡単な作業で危険も少ないインサートナット埋込
具を提供するものである。
《考案の構成》 《問題点を解決するための手段》 本考案は、フランジ頭部と棒状嵌着部とをゴム等の弾性
材で一体形成たことを特徴とするインサートナット埋込
具である。
材料の弾性材は、ゴムのほか塩化ビニルコンパウンド等
の軟質プラスチックが考えられる。硬度は50〜70程度が
適当であるが、60位が最も好適である。
棒状嵌着部の外径および長さは、もちろん埋め込むイン
サートナットに適合させるのであり、通常外径はインサ
ートナットの内径と同じないしやや大きい程度、長さは
インサートナットの深さよりやや小さい程度である。棒
状突起の外周面を凸凹状とするとインサートナットの嵌
着および脱型がより容易になる。この場合、棒状突起の
外径は凸部でインサートナット内径よりやや大きく、凹
部でやや小さくすることが望ましい。また棒状突起を、
根元より先端の方がやや径の小さいテーパ状とすること
はインサートナットの嵌着を極めて容易にする効果をも
たらす。棒状突起の先端から後端にかけて内部に空洞を
形成すると、棒状突条が変形しやすくなり、空気も自由
に出入りできるので、インサートナットの嵌着および脱
型がより容易になる。
《作用》 本考案インサートナット埋込具は、予め、棒状嵌着部と
ほぼ同径の穴をあけた型枠に外側から棒状嵌着部を内側
に突出させ、外側のフランジ頭部は型枠に固定してお
く。内側に突出した棒状嵌着部にインサートナットを嵌
着し、コンクリートを流し込んで硬化後に型枠を脱型す
ることによりインサートナットをコンクリート製品中に
埋め込むものである。
本考案埋込具を用いれば、インサートナットの型枠への
取り付けは、型枠に予め固定されている棒状嵌着部にイ
ンサートナットを押し込み、最後に半回転位回せば棒状
嵌着部の弾性およびインサートナットの内面の螺条の作
用で完全に嵌着固定できる。したがって、一人の作業員
が型枠の内側のみで安全に作業でき、従来のボルトによ
る取り付けと異なり、回転させる作業が極めて少ないの
で作業能率も格段に向上する。コンクリート流し込み硬
化後の脱型も、単に型枠をコンクリート面から引き離せ
ば良く、棒状嵌着部はその弾性の作用でインサートナッ
トから離脱する。したがって、インパクトレンチ等を用
いる必要は全くない。
《実施例》 第1図〜第4図は本考案の実施例に関し、第1図は埋込
具1の側面図、第2図はインサートナット取り付け状態
を示す断面図、第3図は脱型状態を示す一部切欠上面
図、第4図は埋込具11の型枠取付け状態を示す断面図で
ある。
埋込具1は硬度60の塩化ビニルコンパウンド製で、第1
図に示すごとく、四角柱形状のフランジ頭部2と棒状嵌
着部3が一体形成されている。
フランジ頭部2には型枠にボルトで固定するためのボル
ト孔5が設けられている。棒状嵌着部3の外周面3aはタ
ケノコ状の凸凹が形成され、インサートナットが嵌着し
やすく抜けにくくなっている。また、棒状嵌着部3の先
端からフランジ頭部2側面にかけて、第2図に示すよう
に、空気抜き孔4がT字状に設けられている。棒状嵌着
部3は先端の径が根本部の径より1mmほど小さいテーパ
状となっている。これもインサートナットの嵌着を容易
にするためである。
埋込具1は、例えば第2図のごとく型枠に取付ける。型
枠6の取付け位置に穴6aをあけておき、外側には対向す
る2枚の突片7、7を溶接固定しておく。突片7、7に
はボルト孔7aおよび空気孔7bをあけてある。埋込具1の
棒状嵌着部3を外側から内側に突出させ、ボルト8及び
ナット9で固定するのである。インサートナット10は内
側から棒状嵌着部3に真っ直に押し込み、最後に約半回
転回すと第2図のごとく完全に固定される。脱型は、単
に型枠をコンクリート面から引き離せば良く、棒状嵌着
部はその弾性の作用でインサートナットから離脱し、第
3図に示すごとく、インサートナット10はコンクリート
製品に埋め込まれる。
埋込具1はボルト8、ナット9によらず、L形ピン等に
て型枠に固定することも可能である。
第4図の埋込具11はゴム製で、四角柱形状のフランジ頭
部12と棒状嵌着部13が一体形成されている。棒状嵌着部
13の外周面13aにはインサートナット内面の螺条と対応
する螺条が形成されて凸凹状となっている。空気抜き孔
14は棒状嵌着部先端からフランジ頭部後端にかけて真っ
直に貫通している。型枠15には穴15aをあけ、外側には
対向する2枚の突片16、16を固定しておき、くさび状の
ピン17を突片の穴16a、16bに差し込んで固定する。
フランジ頭部の形状は四角柱形状のほか、円柱状、円板
状等種々考えられる。型枠への固定も実施例に限らず、
接着等種々の方法が可能である。
《考案の効果》 本考案埋込具を用いれば、インサートナットの取り付け
は、一人の作業員が型枠の内側のみで安全に作業でき、
従来のボルトによる取り付けと異なり、回転させる作業
が極めて少ないので作業能率も格段に向上する。脱型時
も単に型枠をコンクリート面から引き離せば良く、イン
パクトレンチ等を用いる必要は全くないので、極めて省
力化となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例に関し、第1図は埋込
具1の側面図、第2図はインサートナット取り付け状態
を示す断面図、第3図は脱型状態を示す一部切欠上面
図、第4図は埋込具11の型枠取付け状態を示す断面図で
ある。第5・6図は従来のインサートナット埋込方法を
示す説明図で、第5図はインサートナット取り付け状態
を示す型枠断面図、第6図は脱型状態を示す同様図であ
る。 1…インサートナット埋込具、2…フランジ頭部、3…
棒状嵌着部、4…空気抜き孔、5…ボルト孔、6…型
枠、7…突片、8…ボルト、9…ナット、10…インサー
トナット、11…インサートナット埋込具、12…フランジ
頭部、13…棒状嵌着部、14…空気抜き孔、15…型枠、16
…突片、17…ピン、20…ボルト、21…インサートナッ
ト、22…型枠、23…穴、

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ頭部と棒状嵌着部とをゴム等の弾
    性材で一体形成したことを特徴とするインサートナット
    埋込具
  2. 【請求項2】前記棒状嵌着部の外周面を凸凹状とした実
    用新案登録請求の範囲第1項のインサートナット埋込具
  3. 【請求項3】前記棒状嵌着部の先端からフランジ頭部に
    かけて空気抜き孔を穿設した実用新案登録請求の範囲第
    1項または第2項のインサートナット埋込具
  4. 【請求項4】前記棒状嵌着部を根本より先端の方が縮径
    されたテーパ状とした実用新案登録請求の範囲第1項、
    第2項または第3項のインサートナット埋込具
JP1987195708U 1987-12-25 1987-12-25 インサートナット埋込具 Expired - Lifetime JPH0647083Y2 (ja)

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JPH01100851U JPH01100851U (ja) 1989-07-06
JPH0647083Y2 true JPH0647083Y2 (ja) 1994-11-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS574644U (ja) * 1981-03-03 1982-01-11
JPS6123128U (ja) * 1984-07-12 1986-02-10 日立電線加工株式会社 耐腐蝕性補強板付きテ−プ電線
JPS6249508U (ja) * 1985-09-17 1987-03-27

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JPH01100851U (ja) 1989-07-06

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