JPH0730591B2 - インサートナット埋込方法 - Google Patents
インサートナット埋込方法Info
- Publication number
- JPH0730591B2 JPH0730591B2 JP62079763A JP7976387A JPH0730591B2 JP H0730591 B2 JPH0730591 B2 JP H0730591B2 JP 62079763 A JP62079763 A JP 62079763A JP 7976387 A JP7976387 A JP 7976387A JP H0730591 B2 JPH0730591 B2 JP H0730591B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insert nut
- rod
- mold
- shaped projection
- embedding
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的 産業上の利用分野 本発明は、側溝用ブロック、擁壁用ブロック、マンホー
ル用ブロック、床板用ブロック等種々のコンクリート製
品にインサートナットを埋め込む方法に関する。
ル用ブロック、床板用ブロック等種々のコンクリート製
品にインサートナットを埋め込む方法に関する。
従来の技術 コンクリート製品に対してボルトを用いようとするとき
は、その表面にインサートナットを埋め込んでおくこと
が行われている。
は、その表面にインサートナットを埋め込んでおくこと
が行われている。
第４・５図は従来のインサートナット埋込方法を示す説
明図である。型枠22には、インサートナットを埋め込む
位置に穴23をあけておき、第４図に示すごとく、その穴
23に外側からボルト20を通し、内側からインサートナッ
ト21を螺着して固定する。コンクリートを打設し、硬化
した後ボルトをインパクトレンチ等で外し、第５図に示
すごとく、型枠を脱型するのである。
明図である。型枠22には、インサートナットを埋め込む
位置に穴23をあけておき、第４図に示すごとく、その穴
23に外側からボルト20を通し、内側からインサートナッ
ト21を螺着して固定する。コンクリートを打設し、硬化
した後ボルトをインパクトレンチ等で外し、第５図に示
すごとく、型枠を脱型するのである。
発明が解決しようとする問題点 上記従来方法には次のような問題点がある。
インサートナットの固定に際してボルトを螺着する
作業、および脱型に際してインパクトレンチ等でボルト
を取外す作業が煩雑で作業能率も悪い。
作業、および脱型に際してインパクトレンチ等でボルト
を取外す作業が煩雑で作業能率も悪い。
型枠が大型の場合、インサートナットの固定には、
型枠外でボルトを螺着する人と型枠内側でインサートナ
ットを抑えている人と２人の作業員が必要である。
型枠外でボルトを螺着する人と型枠内側でインサートナ
ットを抑えている人と２人の作業員が必要である。
インサートナットの固定に際して、型枠の下側から
ボルトで固定する場合、作業員が型枠の下側に潜り込ま
なければならず危険である。
ボルトで固定する場合、作業員が型枠の下側に潜り込ま
なければならず危険である。
本発明はこのような問題点を解決し、簡単な作業で危険
も少ないインサートナット埋込方法を提供するものであ
る。
も少ないインサートナット埋込方法を提供するものであ
る。
発明の構成 問題点を解決するための手段 本発明は、型枠内面に、型枠に開けた穴から内方に突出
するゴム製棒状突起を有するゴム体を固定しておき、該
棒状突起にインサートナットを嵌着することによりイン
サートナットをコンクリート製品に埋め込むことを特徴
とするインサートナット埋込方法である。
するゴム製棒状突起を有するゴム体を固定しておき、該
棒状突起にインサートナットを嵌着することによりイン
サートナットをコンクリート製品に埋め込むことを特徴
とするインサートナット埋込方法である。
棒状突起の外径および長さは、もちろんインサートナッ
トに適合させるのであり、通常、インサートナットの内
径および深さと同じないしやや小さい程度である。棒状
突起の外周面を凸凹状とするとインサートナットの嵌着
および脱型がより容易になる。この場合、棒状突起の外
径は凸部でインサートナット内径よりやや大きく、凹部
でやや小さくすることが望ましい。また棒状突起を、根
本部より先端の方がやや径の小さいテーパ状とすること
もインサートナットの嵌着を容易にする。棒状突起の先
端から後端にかけて内部に空洞を形成すると、棒状突条
が変形しやすくなり、空気も自由に出入りできるので、
インサートナットの嵌着および脱型がより容易になる。
棒状突起の取付方法は、例えば、型枠に棒状突起とほぼ
同径の穴をあけておき、その穴に型枠の外側から、棒状
突起の後端にフランジを形成したゴム体を差し込んで棒
状突起を内方に突出させ、接着剤やボルトで固定する方
法や、型枠にやや深い孔を穿設し、その孔に棒状突起の
根本を埋め込んで接着剤で固定する等種々の方法が可能
である。
トに適合させるのであり、通常、インサートナットの内
径および深さと同じないしやや小さい程度である。棒状
突起の外周面を凸凹状とするとインサートナットの嵌着
および脱型がより容易になる。この場合、棒状突起の外
径は凸部でインサートナット内径よりやや大きく、凹部
でやや小さくすることが望ましい。また棒状突起を、根
本部より先端の方がやや径の小さいテーパ状とすること
もインサートナットの嵌着を容易にする。棒状突起の先
端から後端にかけて内部に空洞を形成すると、棒状突条
が変形しやすくなり、空気も自由に出入りできるので、
インサートナットの嵌着および脱型がより容易になる。
棒状突起の取付方法は、例えば、型枠に棒状突起とほぼ
同径の穴をあけておき、その穴に型枠の外側から、棒状
突起の後端にフランジを形成したゴム体を差し込んで棒
状突起を内方に突出させ、接着剤やボルトで固定する方
法や、型枠にやや深い孔を穿設し、その孔に棒状突起の
根本を埋め込んで接着剤で固定する等種々の方法が可能
である。
作用 本発明方法によれば、インサートナットの取り付けは、
型枠に予め固定されている棒状突起にインサートナット
を押し込み、最後に約半回転回せばゴム製棒状突起の弾
性およびインサートナットの内面の螺条の作用で完全に
嵌着固定できる。したがって、一人の作業員が型枠の内
側のみで安全に作業でき、従来のボルトによる取り付け
と異なり、回転させる作業が極めて少ないので作業能率
も格段に向上する。コンクリート打設、硬化後の脱型
も、単に型枠をコンクリート面から引き離せば良く、棒
状突条はその弾性の作用でインサートナットから離脱す
る。したがって、インパクトレンチ等を用いる必要は全
くない。
型枠に予め固定されている棒状突起にインサートナット
を押し込み、最後に約半回転回せばゴム製棒状突起の弾
性およびインサートナットの内面の螺条の作用で完全に
嵌着固定できる。したがって、一人の作業員が型枠の内
側のみで安全に作業でき、従来のボルトによる取り付け
と異なり、回転させる作業が極めて少ないので作業能率
も格段に向上する。コンクリート打設、硬化後の脱型
も、単に型枠をコンクリート面から引き離せば良く、棒
状突条はその弾性の作用でインサートナットから離脱す
る。したがって、インパクトレンチ等を用いる必要は全
くない。
実施例 第１図〜第３図は本発明の１実施例の説明図で、第１図
は型枠の部分断面図、第２図はインサートナット取り付
け状態を示す同様図、第３図は脱型状態を示す同様図で
ある。
は型枠の部分断面図、第２図はインサートナット取り付
け状態を示す同様図、第３図は脱型状態を示す同様図で
ある。
第１図に示すごとく、型枠10には、インサートナット取
り付け位置に肉厚部11を形成し穴12、段部13を設ける。
ゴム体１は棒状突起２と大径部７、フランジ８からな
り、棒状突起２の先端から後端にかけて内部に空洞９を
形成してある。棒状突起２は、先端ａの径が根本部ｂの
径より0.5mmほど小さいテーパ状となっている。棒状突
起２外周面には４本の環状突条３を形成し凸凹状として
いる。突条３の前斜面４は後斜面５より緩傾斜としイン
サートナットが入りやすく出にくい形状としている。突
条３の頂部の径はインサートナット16の内径よりやや大
きく、細径部６の径はやや小さい。ゴム体１に大径部７
を形成したのは、異なる径のインサートナットを埋め込
む場合に、異なる径の棒状突起を有するゴム体と交換す
ることが可能であるからである。ゴム体１を型枠の穴12
に外側から内方に差し込み、押え板14をボルト15で固定
すると、内方に突出するゴム製棒状突起は型枠に内方に
突出する状態で完全に固定される。このようにボルトを
用いて固定すると、ゴム体１を交換する場合便利であ
る。以上の工程は型枠製作時に行われる。
り付け位置に肉厚部11を形成し穴12、段部13を設ける。
ゴム体１は棒状突起２と大径部７、フランジ８からな
り、棒状突起２の先端から後端にかけて内部に空洞９を
形成してある。棒状突起２は、先端ａの径が根本部ｂの
径より0.5mmほど小さいテーパ状となっている。棒状突
起２外周面には４本の環状突条３を形成し凸凹状として
いる。突条３の前斜面４は後斜面５より緩傾斜としイン
サートナットが入りやすく出にくい形状としている。突
条３の頂部の径はインサートナット16の内径よりやや大
きく、細径部６の径はやや小さい。ゴム体１に大径部７
を形成したのは、異なる径のインサートナットを埋め込
む場合に、異なる径の棒状突起を有するゴム体と交換す
ることが可能であるからである。ゴム体１を型枠の穴12
に外側から内方に差し込み、押え板14をボルト15で固定
すると、内方に突出するゴム製棒状突起は型枠に内方に
突出する状態で完全に固定される。このようにボルトを
用いて固定すると、ゴム体１を交換する場合便利であ
る。以上の工程は型枠製作時に行われる。
コンクリート製品製造時には、第２図に示すごとく、イ
ンサートナット16を棒状突起２に嵌着する。嵌着は、イ
ンサートナットに棒状突起を真っ直に押し込み、最後に
インサートナットを約半回転すればよい。しかる後、コ
ンクリートを打設、硬化させる。脱型は、第３図に示す
ごとく、単に型枠10をコンクリート17面から引き離せば
良く、棒状突起２はその弾性の作用でインサートナット
16から離脱し、インサートナット16はコンクリート17表
面に埋め込まれる。
ンサートナット16を棒状突起２に嵌着する。嵌着は、イ
ンサートナットに棒状突起を真っ直に押し込み、最後に
インサートナットを約半回転すればよい。しかる後、コ
ンクリートを打設、硬化させる。脱型は、第３図に示す
ごとく、単に型枠10をコンクリート17面から引き離せば
良く、棒状突起２はその弾性の作用でインサートナット
16から離脱し、インサートナット16はコンクリート17表
面に埋め込まれる。
発明の効果 本発明によれば、インサートナットの取り付けは、一人
の作業員が型枠の内側のみで安全に作業でき、従来のボ
ルトによる取り付けと異なり、回転させる作業が極めて
少ないので作業能率も格段に向上する。脱型時も単に型
枠をコンクリート面から引き離せば良く、インパクトレ
ンチ等を用いる必要は全くないので、極めて省力化とな
る。
の作業員が型枠の内側のみで安全に作業でき、従来のボ
ルトによる取り付けと異なり、回転させる作業が極めて
少ないので作業能率も格段に向上する。脱型時も単に型
枠をコンクリート面から引き離せば良く、インパクトレ
ンチ等を用いる必要は全くないので、極めて省力化とな
る。
第１図〜第３図は本発明の１実施例の説明図で、第１図
は型枠の部分断面図、第２図はインサートナット取り付
け状態を示す同様図、第３図は脱型状態を示す同様図で
ある。第４・５図は従来方法を示す説明図で、第４図は
インサートナット取り付け状態を示す型枠断面図、第５
図は脱型状態を示す同様図である。 １…ゴム体、２…棒状突起、３…環状突条、９…空洞、
10…型枠、16…インサートナット、17…コンクリート、
20…ボルト、21…インサートナット、22…型枠、23…穴
は型枠の部分断面図、第２図はインサートナット取り付
け状態を示す同様図、第３図は脱型状態を示す同様図で
ある。第４・５図は従来方法を示す説明図で、第４図は
インサートナット取り付け状態を示す型枠断面図、第５
図は脱型状態を示す同様図である。 １…ゴム体、２…棒状突起、３…環状突条、９…空洞、
10…型枠、16…インサートナット、17…コンクリート、
20…ボルト、21…インサートナット、22…型枠、23…穴
Claims (3)
- 【請求項１】型枠内面に、型枠に開けた穴から内方に突
出するゴム製棒状突起を有するゴム体を固定しておき、
該棒状突起にインサートナットを嵌着することによりイ
ンサートナットをコンクリート製品に埋め込むことを特
徴とするインサートナット埋込方法 - 【請求項２】前記棒状突起の外周面を凸凹状とした特許
請求の範囲第１項のインサートナット埋込方法 - 【請求項３】前記棒状突起の先端から後端にかけて内部
に空洞を形成した特許請求の範囲第１項または第２項の
インサートナット埋込方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62079763A JPH0730591B2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 | インサートナット埋込方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62079763A JPH0730591B2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 | インサートナット埋込方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63247445A JPS63247445A (ja) | 1988-10-14 |
| JPH0730591B2 true JPH0730591B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=13699259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62079763A Expired - Lifetime JPH0730591B2 (ja) | 1987-04-02 | 1987-04-02 | インサートナット埋込方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730591B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6863911B2 (ja) * | 2018-01-24 | 2021-04-21 | 四国化成工業株式会社 | 車止めの施工方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5736762Y2 (ja) * | 1976-10-15 | 1982-08-13 | ||
| JPS5737771Y2 (ja) * | 1978-11-14 | 1982-08-20 |
-
1987
- 1987-04-02 JP JP62079763A patent/JPH0730591B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63247445A (ja) | 1988-10-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
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